JPH0680484B2 - 温度制御装置 - Google Patents

温度制御装置

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JPH0680484B2
JPH0680484B2 JP18998993A JP18998993A JPH0680484B2 JP H0680484 B2 JPH0680484 B2 JP H0680484B2 JP 18998993 A JP18998993 A JP 18998993A JP 18998993 A JP18998993 A JP 18998993A JP H0680484 B2 JPH0680484 B2 JP H0680484B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発熱体に供給される電
力量を制御することにより、前記発熱体の温度を制御す
る温度制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、最も一般的に使用されている温度
制御装置における温度制御は、予め定められた設定温度
と発熱体の温度とを比較し、発熱体の温度の方が低い場
合には発熱体に電力を供給する一方、発熱体の温度の方
が高い場合には発熱体への電力の供給を停止若しくは少
なくして発熱体の温度の上昇を制御するものであった。
さらに、異常高温又は異常低温に際して発熱体をオフす
る制御もあわせて行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術の温度制御では以下のような問題が生じてい
た。
【0004】すなわち、所定温度に対して発熱体の温度
を上昇若しくは下降させる制御でしかないので、温度制
御が非常に荒っぽく、発熱体の温度立ち上がり時発熱体
に電力を供給してから、発熱体の温度が設定温度に安定
するまでに、極めて長い時間が必要であった。また、発
熱体の温度が設定温度に一旦安定したとしても、発熱体
の熱量が急速に変化した場合、発熱体の温度を設定温度
において迅速な修正を加え一定に維持することは極めて
困難であった。
【0005】本発明は、上記課題を解決するもので、発
熱体の温度制御を行う際、発熱体の温度を設定温度に対
し迅速にかつ確実に安定させ、かつ、発熱体の熱量が急
速に変化した場合であっても、発熱体の温度を迅速に修
正し設定温度において一定に維持させることができる温
度制御装置を実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、電力量が制御されて最適温度に保持される
発熱手段と、この発熱手段の温度に対応した電圧レベル
を出力する温度検出手段と、複数の基準温度に対応した
階段状の電圧レベルを所定周期にて発生させる手段と、
前記発熱手段の温度に対応した電圧レベルと前記複数の
基準温度に対応した階段状の電圧レベルとを前記所定周
期毎に比較する比較手段と、この比較手段による比較結
果に基づき前記発熱手段への電力量を制御する制御手段
とを備え、前記複数の基準温度によって区分される複数
の領域のうち最適温度近傍の領域は他の領域に比べて温
度幅が狭くなっていることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明は上述の構成により、温度制御を行う
際、先ず電力供給後の発熱手段の初期温度を複数の基準
温度と順次比較する。次に複数の基準温度との全比較結
果に基づいて、発熱手段の現在の温度が前記複数の基準
温度によって区分される領域の内、どの領域に存在する
かを検出する。さらにその検出結果から発熱手段への電
力供給量を決定して発熱手段の制御を行う。この場合、
複数の基準温度によって区分される領域は、最適温度近
傍の領域が他の領域に比べて温度幅を狭く設定されてい
ることにより、発熱手段の温度が最適温度から離れた領
域で検出されると前記領域を区分している基準温度間の
温度差が大きいので、発熱手段の温度変化が比較的大き
くても一定の電力を供給し続ける。また、発熱手段の温
度が最適温度に近い領域で検出されると前記領域を区分
している基準温度間の温度差が小さいので、発熱手段の
温度変化が比較的小さくても供給電力量を変化させる制
御を行う。このように、発熱手段の温度を最適温度に近
づく程、細かく供給電力量を変化させる制御を行ってい
るので、発熱手段の温度の立ち上がり時における最適
度への収束を迅速かつ正確に行うことができる。また、
最適温度近傍において発熱手段の温度が変化した場合、
発熱手段への供給電力量を細かく制御することにより迅
速に修正することができるので、発熱手段の温度を最適
温度において安定して保持することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面とともに説明
する。図1は、本発明の一実施例にかかる温度制御装置
のブロック図である。図において、1はヒータであり、
内部にサーミスタ等の温度検出素子が取り付けられてお
り、該温度制御素子の出力は比較器6の+入力端子に入
力される。2はヒータ1へ電力を供給する電源、3はヒ
ータ1への供給電力を制御する点灯比制御回路である。
ここで点灯比とは、ヒータ1の点灯対象装置の動作時間
とヒータ1の点灯時間の比を言い、本実施例においては
第2図に示すように5種類の点灯比を用いる。尚、第2
図は電源2からヒータ1に供給される電圧波形を示すも
のであり、斜線部はヒータ1の点灯期間を意味するもの
である。4はクロツクパルスを発生するパルス発生器で
あり、5はパルス発生器4から出力されるクロツクパル
スにより、6個の出力端子のうち1個を順次選択して導
電状態とするデコーダである。なお、該デコーダ5の出
力が6個あるのは、本実施例において6個の基準温度を
設定したためである。抵抗8a〜8fは、抵抗7との抵
抗値の比により基準温度に対応する電圧レベルを作成す
るものである。すなわち、6個の基準温度のうち任意の
1個は、抵抗7と抵抗8fとの抵抗値の比により作成さ
れる。また、他の1個の基準温度は抵抗7と抵抗8eと
の抵抗値の比により作成され、以下同様に他の基準温度
も作成される。
【0009】ここで、前記6個の基準温度を図3に示し
たように定めると、前記6個の抵抗8a〜8fの抵抗値
の大小関係は、8f<8c<8e<8a<8d<8bと
なる。したがって、第3図に示したように比較器6の−
端子には、前記6個の基準温度に対応する6種類の電圧
レベルが時分割的に順次行われることになる。比較器6
は、ヒータ1内に設けられている温度検出素子の出力信
号と、前記6個の基準温度に対応する電圧レベルとをそ
れぞれ時分割的に比較し、ヒータ1の温度の方が高い場
合にはその出力はハイレベルとなり、ヒータ1の温度の
方が低い場合にはローレベルとなる。9a〜9fは全て
フリツプフロツプ(以下、FFという)であり、図3に示
したようにデコーダ5からの出力により6個のFF9a
〜9fのうち1個のFFが能動状態になる。ここで、F
Fの能動状態とは、FFがその入力信号に応じて自己の
出力信号を変化させ得る状態を言い、非能動状態におい
ても、FFは前回の能動状態における出力信号を出し続
けている。また、FF9a〜9fには、比較器6からの
比較結果を知らせる信号が入力されていて、能動状態に
なったFFが比較器6からの出力により動作する。した
がって、FF9a〜9fは順次能動状態になり、比較器
6から時分割的に得られる比較結果を知らせる信号を記
憶し、出力する。10,11,12はFF9aおよびF
F9fからの出力がハイレベルのときに、パルス発生器
4から出力されているクロツクパルスの数を計数するカ
ウンタである。19,20,21は、それぞれカウンタ
10,11,12の内容を記憶するメモリーである。2
2,23は判定回路であり、それぞれメモリー19およ
び20からの出力内容と判定回路22,23が予め記憶
している内容とを比較し、メモリー19,20の出力内
容の方が少ないときに出力信号をハイレベルとする。同
様に、24も判定回路であるが、該判定回路24は2種
類の内容を予め記憶しており、3種類の判定結果を出力
する。13aおよび13bは微分回路18からの入力信
号の立ち下がりでクリアされ、入力信号がハイレベルで
ある期間パルス発生器4からのクロツクパルスを計数す
るカウンタである。14はオア回路であり、15,16
および17はインバータであり、また、18はFF9a
の出力を微分する微分回路である以上述べたように構成
された温度制御装置の動作について図面を参照しながら
説明する。なお、本発明の温度制御装置は5種類の温度
制御を実行する。
【0010】第1の温度制御は、ヒータ1の温度の立ち
上がり時における温度変化度を検出し、オーバーシュー
トおよび初期温度不足を防止するものである。まず、点
灯比制御回路3によりヒータ1には点灯比1/1で電圧
が供給され、ヒータ1 の温度は上昇する。ヒータ1の温
度が図4に示した基準温度fに達すると、FF9fが反
転し、カウンタ12に信号を出力する。カウンタ12
は、この時点でクリアされ、その後パルス発生器から出
力されているクロツクパルスを計数し、その計数結果を
常時メモリー21に出力する。メモリー21は、カウン
タ12から常時出力されてくる計数結果を記憶し、FF
9cから信号が入力された時点でカウンタ12からの計
数結果の記憶を停止する。したがって、メモリー21の
記憶内容は、ヒータ1の温度が第4図の基準温度fから
cに達するまでにカウンタ12に入力されたクロツクパ
ルス数になる。メモリー21は、この内容を判定回路2
4に出力し、該判定回路24によりヒータ1の温度変化
速度が高速であるか、中速であるか低速であるかを判定
する。すなわち、前にも述べたがこの判定回路24は予
め2種類の内容を記憶しており、第1の記憶内容よりも
メモリー21からの出力内容の方が大きい場合には低
速、第1の記憶内容に比べ数の少ない第2の記憶内容よ
りもメモリー21からの出力内容の方が小さい場合には
高速と判定する。また、メモリー21からの出力内容が
第1と第2の記憶内容の間にあれば中速と判定する。判
定回路24における判定結果は、点灯比制御回路3に入
力される。点灯比制御回路3は、判定回路24からの判
定結果が高速の場合には点灯比を1/1から1/3に変
更し、ヒータ1の温度上昇を制御するように制御する。
また、判定結果が中速の場合には点灯比を1/1から1
/2に変更して、ヒータ1の温度上昇を少し緩やかに
し、判定結果が低速の場合には点灯比は1/1のまま変
更しない。以上述べたように、ヒータ1の立上り時点に
おける温度変化速度に応じて点灯比を変えることによ
り、初期の温度不足やオーバーシュートの発生を防止す
ることができる。
【0011】つぎに、第2の温度制御は図4に示す基準
温度a,b,c,d,eを使用し、図4に示したように
6個の領域〔イ,ロ,ハ,ニ,ホ,ヘ〕を設け、ヒータ
1の温度がどの領域に存在するかを検出し、存在してい
る領域に応じて点灯比を制御するものである。ここで、
6個の領域〔イ,ロ,ハ,ニ,ホ,ヘ〕は、基準温度a
に近づくに従い狭くなるように設定されている。すなわ
ち、基準温度a近傍の領域〔ハ,ニ〕が他の領域に比べ
て最も密になっている。
【0012】表1は、領域〔イ,ロ,ハ,ニ,ホ,ヘ〕
とFF9a,9b,9c,9d,9eとの関係を示すも
のである。
【0013】
【表1】
【0014】点灯比制御回路3は、FF9a,9b,9
c,9d,9eからの出力によりヒータ1の温度がどの
領域に存在するかを検出する。
【0015】つまり、デコーダ5はパルス発生器4に同
期して循環的に6種の出力をするが、その出力によりF
F9a〜9fは順次セットされヒータ1からの入力信号
と抵抗8a〜8fとの比較結果を順次出力する。FF9
a〜9fの出力は第3図に示すように、順次時分割的に
点灯比制御回路3に入力するが、点灯比制御回路3はそ
の入力−循環毎にヒータ1の温度がイ〜ヘのいずれの領
域に存在するのかを表1に示すテーブルに従って判断す
る。従って、例えばFF9b,9d,9aの出力がL
(ローレベル)であって、FF9e,9cの出力がH
(ハイレベル)の場合には、領域ニにヒータ1の温度が
存在していることを検出する。点灯制御回路3は、ヒー
タ1の温度がどの領域に存在しているのかを検出する
と、表1に示したようにそれぞれの領域に応じて点灯比
を制御する。すなわち、領域ハにヒータ1の温度が存在
している場合には点灯比は1/5となる。また、FF9
a〜9eの出力全てがH(ハイレベル)であればヒータ
1の温度は基準温度bを越えた領域イに存在することと
なり異常高温として、FF9a〜9eの出力全てがL
(ローレベル)であればヒータ1の温度は基準温度C以
下の領域ヘに存在することとなり異常低温として、双方
ともヒータ1への電力の供給を完全に停止する。
【0016】なお、それぞれの領域に対する点灯比は、
表1に示した数値に限定されるものではなく、任意に定
めればよい。以上述べたような第2の温度制御を行なう
ことにより、ヒータ1の温度が基準温度aに近づくほ
ど、ヒータ1への電力供給量を細く変更するので、ヒー
タ1の温度を基準温度aに保持することができ、温度リ
ップル(基準温度aとヒータ1の温度との差)を少なく
することができる。
【0017】上記第2の温度制御はヒータ1の温度が急
激に変化しない場合に有効であるが、本実施例において
はヒータ1の温度が急激に変化した場合、第3及び第4
の温度制御を行う。
【0018】第3の温度制御は、ヒータ1の温度が急に
上昇した場合の制御である。まず、ヒータ1の温度が基
準温度aに達すると、FF9aは反転し、カウンタ10
に信号を出力する。カウンタ10は、この時点で一旦ク
リアされ、その後パルス発生器4から出力されているク
ロツクパルスを計数し、その計数結果を常時メモリー1
9に出力する。メモリー19は、カウンタ10から常時
出力されてくる計数結果を記憶し、FF9dから信号が
入力された時点でカウンタ10からの計数結果の記憶を
停止する。したがって、メモリー19の記憶内容は、ヒ
ータ1の温度が基準温度aからdに達するまでにカウン
タ10に入力されたクロツクパルス数になる。メモリー
19は、この内容を判定回路22に出力し、該判定回路
22によりヒータ1の温度変化速度が高速であるか、否
かを判定する。すなわち、判定回路22が予め記憶して
いる内容とメモリー19からの出力内容とを比較し、メ
モリー19からの出力内容の方が小さい場合には高速と
判定し、大きい場合には高速でないと判定する。判定回
路22における判定結果は、点灯比制御回路3に入力さ
れる。点灯比制御回路3は、判定回路22からの判定結
果が高速の場合には、ヒータ1への電力の供給ヒータ1
の温度が基準温度d以下になるまで一旦停止する。ま
た、高速でない場合には、前に述べた第2の温度制御を
行なう。
【0019】次に、第4の温度制御は、ヒータ1の温度
が急に下降した場合の制御である。まず、ヒータ1の温
度が基準温度aよりも下がるとFF9aが反転し、イン
バータ15を介しカウンタ11にハイレベル信号が入力
する。カウンタ11は、この時点で一旦クリアされその
後、パルス発生器4から出力されているクロツクパルス
を計数し、その計数結果を常時メモリー20に出力す
る。メモリー20は、カウンタ11から常時出力されて
くる計数結果を記憶し、FF9eからインバータ16を
介してハイレベル信号が入力された時点でカウンタ11
からの計数結果の記憶を停止する。したがって、メモリ
ー20の記憶内容はヒータ1の温度が基準温度aからe
に達するまでにカウンタ11に入力されたクロツクパル
ス数になる。メモリー20は、この内容を判定回路23
に出力し、該判定回路23によりヒータ1の温度変化速
度が高速であるか、否かを判定する。すなわち、判定回
路23が予め記憶している内容と、メモリー20からの
出力内容と比較し、メモリー20からの出力内容の方が
小さい場合には高速を判定し、大きい場合には高速でな
いと判定する。判定回路23における判定結果は点灯比
制御回路3に入力される。点灯比制御回路3は判定回路
23からの判定結果が高速の場合には、点灯比1/1で
ヒータ1に電力を供給する。また、高速でない場合に
は、前に述べた第2の温度制御を行なう。
【0020】つぎに、第5の温度制御は、以上述べてき
た4種類の温度制御が全て動かない場合の歯止め的制御
である。例えば(i) ヒータ1の熱量が徐々に奪われ第4
の温度制御が働かない場合。逆に、(ii)ヒータ1の熱量
が徐々に増加し第3の温度制御が働かない場合。また(i
ii) ヒータ1に内挿されている温度検出素子が異常とな
った場合等は、ヒータ1の温度を基準温度aに保持する
ことはできない。第5の温度制御はこのような欠点を解
消するためのものである。まず、微分回路18およびカ
ウンタ13a,13bを用いて、FF9aからの出力に
よりヒータ1の温度が基準温度aを横切るたびに、それ
ぞれ計数容量の異なるカウンタ13a及び13bをクリ
アする。クリアされたカウンタ13aおよび13bは、
その時点からパルス発生器4から出力されているクロツ
クパルスの計数を開始する。その後、計数容量の小さい
カウンタ13aの容量が一杯になるまでに、再びヒータ
1の温度が基準温度aを横切らなければ、記録紙の搬送
速度が徐々にあるいは段階的に早くなったかもしくは遅
くなったと考えられる。そのため、カウンタ13aは容
量が一杯になった時に点灯比制御回路3に信号を出力す
る。点灯比制御回路3は、この時、FF9aの出力がハ
イレベル信号の場合には、該信号がローレベル信号にな
るまでヒータ1への電力の供給を一時停止する。また、
FF9aの出力がローレベル信号の場合には、該信号が
ハイレベル信号になるまでヒータ1に点灯比1/1で電
力を供給する。さらに、上記の温度制御を行なってもヒ
ータ1の温度が容量の大きいカウンタ13bの容量が一
杯になるまでに、再び基準温度を横切らない場合は異常
と考えられる。カウンタ13bは、容量が一杯になった
ときに点灯比制御回路3に信号を出力し、点灯比制御回
路3はヒータ1への電力の供給を完全に停止する。な
お、本発明では、発熱手段の温度を検出するとしている
が、被加熱物が移動しなければその温度を検出しても良
い。その後、本発明の精神に反することなく、簡単な追
加や変更を行うことは当業者にとっては容易である。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、発熱手段の温度を立ち上げる際、若しくは、発熱手
段の温度を最適温度において保持させる制御を行う際、
複数の基準温度を設け、前記複数の基準温度により区分
される領域のうち最適温度近傍の領域の温度幅を他の領
域の温度幅に比して狭く設定することにより、発熱手段
の温度と複数の基準温度とを比較した結果、発熱手段の
現在の温度が最適温度から離れた領域に存在する場合、
発熱手段の温度変化が比較的大きな温度変化があっても
同一電力量を供給し続け、また、発熱手段の現在の温度
最適温度に近い領域に存在する場合、発熱手段の温度
変化が比較的小さな温度変化があっても供給電力量を細
かく変更する制御を行う。
【0022】これにより、発熱手段の立ち上がりにおけ
最適温度への収束を迅速かつ正確に行うことができ
る。また、最適温度近傍における発熱手段の温度変化が
あった場合、供給電力量の細かい制御により発熱手段
温度を最適温度において安定して保持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における温度制御装置を示す
ブロック図
【図2】本発明における点灯比を示す波形図
【図3】本発明の比較器−端子にかかる基準電圧と時間
の関係を示す図
【図4】本発明のヒータの温度特性図を示す図
【符号の説明】
1 ヒータ 2 熱源 3 点灯比制御回路 4 パルス発生器 5 デューダ 6 比較器 9 フリープフロルプ 10 カウンタ 11 メモリ 22 判定回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力量が制御されて最適温度に保持され
    る発熱手段と、この発熱手段の温度に対応した電圧レベ
    ルを出力する温度検出手段と、複数の基準温度に対応し
    た階段状の電圧レベルを所定周期にて発生させる手段
    と、前記発熱手段の温度に対応した電圧レベルと前記
    数の基準温度に対応した階段状の電圧レベルとを前記所
    定周期毎に比較する比較手段と、この比較手段による比
    較結果に基づき前記発熱手段への電力量を制御する制御
    手段とを備え、前記複数の基準温度によって区分される
    複数の領域のうち最適温度近傍の領域は他の領域に比べ
    て温度幅が狭くなっていることを特徴とする温度制御装
    置。
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KR102116118B1 (ko) * 2018-07-18 2020-05-27 주식회사 케이티앤지 에어로졸 생성장치의 히터의 온도를 구간별로 제어하는 방법 및 그 방법을 구현하기 위한 에어로졸 생성장치

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