JPH068046B2 - インクジェット装置 - Google Patents

インクジェット装置

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JPH068046B2
JPH068046B2 JP57219526A JP21952682A JPH068046B2 JP H068046 B2 JPH068046 B2 JP H068046B2 JP 57219526 A JP57219526 A JP 57219526A JP 21952682 A JP21952682 A JP 21952682A JP H068046 B2 JPH068046 B2 JP H068046B2
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JP
Japan
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ink
tank
storage container
pipe
container
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浩夫 一橋
滋男 戸叶
洋治 松藤
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Canon Inc
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Canon Inc
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Publication of JPH068046B2 publication Critical patent/JPH068046B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17596Ink pumps, ink valves
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D15/00Component parts of recorders for measuring arrangements not specially adapted for a specific variable
    • G01D15/16Recording elements transferring recording material, e.g. ink, to the recording surface
    • G01D15/18Nozzles emitting recording material

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は液体供給装置に関し、特に、液体補充機構の改
良に関するものである。
従来技術 従来の液体供給装置、例えば記録装置における記録手段
へインクを供給する装置であっては、そのインク貯留部
へのインクの補給をカートリッジ式のインク補給タンク
によって行い、インク貯留部内のインク液面高を一定に
保持できるようになし、インク供給圧が常に一定になる
ように構成されたものがある。
かかる装置では、その補給タンク内に補給用のインクが
無くなったならば、補給タンク自体を取り替えるように
構成されている。このような交換タイプのインクタンク
の中には、インク流出用パイプが直接インクと接触した
状態でインク供給が行われ、空気流入用パイプの開口部
までインクが上昇し空気の連通状態が疎外されることで
インク供給が停止する構成となっているものがある。こ
のようなインク供給装置では、インク流出用パイプがイ
ンクで濡れてしまっているためインク補給タンクを取り
替える際に、操作者の手をインクによりよごしたり、周
辺の機器をインクでよごす等の欠点があり、取り扱いが
不便であつた。
目的 本発明の目的は、かかる従来技術の欠点に鑑みて、液体
補給タンクの着脱動作の操作性を向上させるとともに、
インク補充が常に良好に行われるようにしたインクジェ
ット装置を提供することにある。
本発明は、前述の目的を達成するために提案されたもの
で、記録部に供給されるインクを貯留したインク貯留部
と、該インク貯留部に対して交換可能に装着されて前記
インク貯留部へのインクの補充を行うインク補充容器
と、を備えたインクジェット装置において、前記インク
貯留部は、該インク貯留部内を大気に連通させる大気連
通孔と、前記インク補充容器から前記インク貯留部への
インクの補充を行うための第1のインク供給用結合部材
と、該第1のインク供給用結合部材の下側開口及び前記
大気連通孔より下方に一方の開口を有する空気通路と、
を具備し、前記インク補充容器は、前記第1のインク供
給用結合部材と結合されることによって前記インク貯留
部へのインクの補充を行う第2のインク供給用結合部材
と、前記インク補充容器が前記インク貯留部に装着され
て前記空気通路の他方の開口と前記インク補充容器内と
を連通させる空気連通孔と、を具備することを特徴とす
る。
実施例 以下に、図面を参照して本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明を適用した多色インクジェットプリンタ
の概略構成を示す。図において、1は記録紙、2はプラ
テン、3-1は記録紙1をプラテン2に押圧するピンチロ
ーラであり、記録紙1は紙送りローラ3-2の回転によっ
てプラテン2上を副走査方向(図示矢印方向)に移動す
る。4はマルチノズルインクジェットヘッドを記録紙1
に対向配置して成るヘッドユニット群であり、図の左側
から主走査方向にY,M,C,B,B,C,M,Yの側に各色のインク
を吐出するヘッドユニット4Y,4M,4C,4B,4B',4C',4M',4
Y'が所定の間隔に配列されている。図においては、両側
のヘッドユニット群4Y,4Y'のみを示す。各ヘッドユニッ
トは、所定の間隔で副走査方向に並べられた複数個、例
えば128個のノズルを有し、記録紙1に向けて各色イン
クを吐出する。5は各ノズルと連通した液室である。6
は各ノズルを選択駆動するためのマトリクス回路、7は
フレキシブルケーブル、8はヘッド駆動回路であり、こ
のヘッド駆動回路8からケーブル7を介してマトリック
ス回路6にヘッド駆動信号が送給される。9はヘッド駆
動回路8の出力端子とフレキシブルケーブル7の各端子
とを接続固定する圧着板である。マトリツクス回路6は
各ユニットに配設され、ヘッドユニット群4はヘッド固
定板10によって不図示のキャリッジに固定されている
(第3図参照)。キヤリツジは駆動ベルト等の周知の駆
動手段によって摺動軸に案内されて、記録紙1上を主走
査方向に往復動する。
次に、各ヘッドユニットへインクを供給するインク供給
系を説明する。
12Y,12M,12C,および12BはY,M,CおよびBそれぞれの色イ
ンクを貯留したインク貯留部であり、13Y,13M,13Cおよ
び13Bはそれぞれその一端側で各インクタンクに連通し
たインクパイプである。14Y,14M,14Cおよび14Bはそれぞ
れインクパイプ13Y〜13Bの他端側と連通したディストリ
ビュータであり、各色インクがそれぞれインクパイプ13
Y〜13Bを介してディストリビュータ14Y〜14Bに供給され
る。15Yおよび15Y'は一端でディストリビュータ14Yに連
通したインクパイプ、16Y,16Y'はそれぞれインクパイプ
15Yおよび15Y'の他端をヘッドユニット4Yおよび4Y'の液
室5Yおよび5Y'に連通する入液カプラである。ディスト
リビュータ14Yに供給されたイエローインクは、後述す
るようにインクパイプ15Yおよび15Y'に分配され、それ
ぞれインクパイプ15Yおよび15Y'を介して液室5Yおよび5
Y'に供給されることになる。図においては省略してある
が、同様の構成の下に、ディストリビュータ14M,14Cお
よび14Bから対応するヘッドユニット4M,4M'、4C,4C'、お
よび4B,4B'へ向けて各色インクの供給が行われる。
次に、回復系について述べる。
21Y-1はゴムキャップ、21Y-2はクリーニングパットであ
り、これら両者を一組として、ヘッドユニット4Y〜4Y'
に対応する数の組、すなわち、8組をホルダ22に配列す
る。ここで、ヘッドユニット群4を第1ホームポジショ
ンに復帰した状態において、各ヘッドユニット4Y〜4Y'
のヘッドがそれぞれゴムキャップ21Y-1〜21Y'-1と対峙
した位置にあるようになし、また、ヘッドユニット群4
が第2ポジシヨンに復帰した状態では、各ヘッドがそれ
ぞれクリーニングパット21Y-2〜21Y'〜2と対峙した位置
になるようになす。23はホルダ22を支持する支持板であ
り、24はこの支持板23を回動自在に支持する固定軸であ
る。25は偏心ローラであり、支持板23の側面にはこのロ
ーラ25と係合するように構成した当接部26を有し、偏心
ローラ25の回転により、支持板23が固定軸24を中心に所
定の角度の範囲内で揺動するようになす。27はモータ、
28はモータの出力軸に固着したプーリ、29は偏心ローラ
25の回転軸に固着したプーリ、30はプーリ28および29間
に張架した駆動力伝達用のベルトであり、かかる構成の
下にモータ27を付勢して偏心ローラ25を回転する。
ここで、偏心ローラ25によって規定される支持板23の位
置、すなわち、ゴムキャップ21Y-1〜21Y'-1およびクリ
ーニングパット21Y-2〜21Y'-2の表面位置は、ヘッドユ
ニット群4がホームポジションに位置しない場合には、
記録紙1と同一平面あるいはそれよりもヘッドユニット
群4に対して後退した平面上に有るようになし、ホーム
ポジションに復帰したときには、ヘッドユニット群4の
ヘッド表面に所定の圧力をもって当接するようになす。
この結果、ヘッドユニット群が第1ホームポジションに
復帰したときには、ゴムキャップ21Y-1〜21Y'-1により
各ノズルが塞さがれることになり、ノズル先端の乾燥や
ごみ等の混入といった弊害の発生が回避される。また、
第2ホームポジションに復帰したときには、クリーニン
グパット21Y-2〜21Y'-2によって各ヘッドユニット4Y〜4
Y'のノズル先端がクリーニングされることになり、不必
要にノズル先端から押出されたインク滴により周辺機器
がよごれてしまう等の弊害が回避される。
次に、各構成部位の詳細を説明する。
第2図は第1図のプリンタにおけるインク供給系のイン
ク貯留部12(12Y〜12B)およびインクジェットヘッドへの
インク充填や回復のために供給インクを加圧するインク
ポンプ(プランジャポンプ)を示す。
まず、インク貯留部12において、121はインク貯留容器
(以下、メインタンクともいう)である。122,123およ
び124はこのメインタンクの外筒125を構成する円環であ
る。円環122は底板126を有し、インク貯留容器の内部を
構成するインク留め127を形成する。また、この底板126
には、インク供給孔128および129が開けられ、それらに
は後述するように逆止弁が嵌入してある。131は円環122
の内径よりも小さな外径を有するメインタンク蓋を構成
する円環であり、外筒125と同軸になるように円環122に
挿入する。円環131の外周壁には所定間隔に突出部132を
形成し、これを円環122の内周壁面に形成した鍔部133に
係止する。この結果、円環122の内周壁と円環131の外周
壁とによりインク留め127に連通した通路134が形成され
る。更に、円環131は中央部に突出面135を形成した蓋部
136を有し、この蓋部136には連通孔137を開け、突出部1
32にあけた連通孔138および外筒の円環122にあけた大気
孔139を介して、この連通孔137からインク留め127に大
気を導入する。上記連通孔137,138、大気孔139は、イン
ク貯留容器の内部を大気に連通させる大気連通孔を構成
する。また、上記突出面135の中央部には第1のインク
供給用結合部材としての管が一体に形成されている。ま
た、蓋部136の突出面135には円環131と同軸に後述の補
充タンクからインク留め127にインクを導入する第1の
インク供給用結合部材としてのカプラの一方を配設す
る。
140はメインタンクの内筒を構成する円環であり、一端
側を円環131に、他端側を円環124にそれぞれ嵌合し、外
筒125との間に通路134に連通した通路141を形成する。
次に、151はメインタンク121内へ図示の矢印方向から着
脱自在なインク補充容器(以下、補充タンクともいう)
である。図においては、補充タンク151をメインタンク1
21へ装着した状態を示す。152は補充タンクのインク留
め153を形成する外筒であり、その先端部にはインク留
め153内のインクをメインタンク内へ導入するための第
2のインク供給用結合部材としてのカプラ154の一方が
配設され、装着状態にあっては図示のようにメインタン
ク蓋131に配設したカプラ154の一方を嵌合してカプラ15
4を構成する。カプラ154は第2のインク供給用結合部材
を構成する。外筒152の後端部155には貫通孔156をあけ
る。157はこの貫通孔に挿通させた摺動軸158を有する補
充タンク蓋である。摺動軸158のインク留め153内に突出
した先端部にはゴムパッキン159を固着し、補充タンク
蓋157と外筒152の後端部155との間にばね160を介挿し
て、後端部155から蓋157が離れるようにこの蓋157を押
圧する。これにより、補充タンク151が装着されていな
いときには、ゴムパッキン159を、後端部155に形成した
鍔部161に密着させる。従つて、後端部155にあけた連通
孔162とインク留め153とを隔離でき、このインク補充容
器151の内部を構成するインク留め153の補充インクが上
記空気通路と連通する連通孔162を介して外部に漏れる
ことはない。
次に、補充タンク蓋157の外周壁163には、ピン164を所
定間隔おきに固設し、メインタンク121の円環124におけ
る内周壁端部にはピン挿通溝165を刻設する。更に、こ
の溝165を垂直方向(図において紙面と直角方向)に延
在させて、ピン掛止部を形成する。これにより、メイン
タンク121へ補充タンク151を挿着した際に、ばね160の
押圧力に抗して補充タンク蓋157をピン164が挿通溝165
に挿入するように押圧して移動し、更に、その補充タン
ク蓋157をその軸心のまわりに溝165の掛止部の方向に回
せば、ピン163が掛止部に掛止されるので、補充タンク
蓋157は図に示すように、ゴムパッキン159が鍔部161か
ら離れた状態に保持される。この結果、インク留め153
と連通孔162とが通ずる。ここで、メインタンク121の円
環124には、連通孔162に通ずる連通孔166をあけ、更
に、この連通孔166と通路141とを連通する連通孔167を
あける。連通孔166、通路141、上記通路134およびこの
通路134に連通し円環131と円環122によって囲まれた通
路は、インク貯留容器121に設けられる空気通路を構成
する。そして、この空気通路は、上記囲まれた通路の下
端をその一方の開口とし、連通孔166の図中右端をその
他方の開口とする。
なお、168,169および170,171はOリングであり、それぞ
れインクタンクの円環124の内周壁と挿着した補充タン
ク151との間および補充タンクの貫通孔156と摺動軸158
との間を密封する。
上述のように構成したインク貯留部12において、メイン
タンク121に補充タンク151を挿着すると、補充タンクの
インク留め153からカプラ154を介してメインタンク内の
インク留め127に通ずるインク通路が形成される。ま
た、大気孔139から連通孔138、連通孔137、メインタン
ク内のインク留め127,通路134、通路141,連通孔167,
連通孔166および補充タンクの連通孔162を介して補充タ
ンク内のインク留め153に至る空気通路が形成される。
すなわち、この空気通路は、上述した大気連通孔,空気
通路およびインク貯留容器内部を構成するインク留め12
7によって構成されるこの結果、補充タンクのインク留
め153内に充満されていたインクは、メイクタンク121内
のインク留め127に流入する。流入状態が継続されて、
メインタンクのインク留め127内に流入したインク液面
が次第に上昇して図に示すような位置にインク液面が保
持されて、平衡状態になる。このとき、メインタンクの
インク留め127内の空所の気圧をP1、補充タンクのイ
ンク留め153内の空所の気圧をP2とし、インク留め127
内のインク液面と通路141のインク液面との差をh、イ
ンクの密度をpとすると、次のようなつりあい式が得ら
れる。
P1=P2+hpg ここに、インク留め127は大気と連通しているので、P
1は大気圧に等しい。
この後、メインタンクのインク留め127内のインクが供
給孔128を介してインクジェットヘッドに供給されて、
一時的に通路141内のインク液面が降下したとしても、
大気孔139からの空気が通路141を介して補充タンクのイ
ンク留め153内へ供給され、再び所定量のインクがメイ
ンタンク内へ流入する。
このようにして、インクの補充が続く限り、メインタン
クのインク留め127内のインク液面高さは一定に保たれ
る。従って、このインク液面に対してインクジェットヘ
ッドのノズル位置を所定の高さに保てば、ノズル側に対
してインクタンク側を所定の負圧状態に保つことができ
る。
このように、本例におけるインク貯留部においては、従
来のようにメインタンクと、挿着した補充タンクとのカ
プラ154を介してインクおよび空気の交換を行わず、カ
プラ154を介してはインクの供給のみを行い、別個に設
けた空気通路を介して空気を供給するようにした。この
結果、カプラ154においては、インクのみが流通するの
で、その通路を孔径を小さくおさえることができる。ま
た、補充タンク挿着時におけるこのカプラのストローク
をも小さく押えることができ、、補充タンクの着脱時
に、かかる結合部分に多量のインクが付着してしまう等
の弊害を回避できる。さらに、補充タンクのカプラ先端
がメインタンク内のインク液面に接触していないので、
補充タンクを抜き取る際にインクがそのカプラ先端に多
量に付着することもない。更にまた、上述のようにカプ
ラの孔径を小さくできるので、インクの表面張力によっ
て、補充タンクを抜き取る際にカプラ先端から残留イン
クが垂れ落ちることもない。加えて、別個に設けた空気
通路は空気の流通が好適に行い得る大きさに自由に形成
することができる。
次に同じく第2図において、インクポンプ41について説
明する。411はベローズ、412はアクチェータ、413はプ
ランジャであり、414はアクチェータ412とプランジャ41
3との間に介挿した復帰ばねである。プランジャ413の消
勢状態にあっては、復帰ばね414のばね力によって、ア
クチェータ412はベローズ411を所定量圧縮した位置に偏
倚している。415はベローズ411によって形成されたイン
ク液室であり、この液室415をパイプホルダ416に配設し
たインクパイプ417に連通する。421は図示のように2個
のダツクヒルタイプチェック弁422,423を順方向に接続
して成るチェックバルブであり、その液室424とインク
パイプ417とを連通する。425はメインタンクの底板のイ
ンク供給孔129に一端を嵌入した供給管であり、その他
端をチェックバルブ421の流入側に接続する。また、流
出側にはバイパスパイプ426を接続する。427はメインタ
ンクの底板126の供給孔128に嵌入したチェックバルブで
あり、弁428が図のように傾斜状態を保って順方向にイ
ンクを流通させ、逆流が生ずるとこの弁428が弁座429に
着座してその逆流を防ぐ。このチェックバルブ427は、
ダックヒルタイプチェック弁422,423と異なり、順方向
抵抗が小さいという特性を有する。チェックバルブ427
の流出側にはバイパスパイプ426を接続すると共に、イ
ンクパイプ13を接続する。
通常のインク供給は、インク留め127からチェックバル
ブ427およびインクパイプ13を順次に介してヘッドユニ
ット4Y〜4Y'へ向かうことになる。このように、順方向
抵抗が小さいチェックバルブ427を介しインクが供給さ
れるので、インクジェットヘッドへ向けて好適な供給圧
の下でインク供給を行うことができる。
一方、インクジェットヘッドの液室5Y〜5Y'(第1図参
照)が空になった場合にその液室にインクを強制的に注
入する等のように、ヘッドにインクを充填するに際して
は、次のようにして所定の加圧の下にインク供給がなさ
れる。プランジャ413を付勢して、復帰ばね414のばね力
に抗してアクチェータ412を吸引する。この結果、液室4
15の体積が増加するので、メインタンクのインク留め12
7内のインクはインク供給孔129からチェック弁422,液
室424およびインクパイプ417を介して液室415内に吸引
される。その際に、ヘッドユニット4Y〜4Y'に通ずるイ
ンクパイプ13とインクパイプ417との間にはダックヒル
タイプチェック弁423が介挿されており、逆止特性が良
いので、インクパイプ13内のインクが逆流することはな
い。
次に、プランジャ413を再び消勢すると、復帰ばね414の
復帰力によって、アクチェータ412が復帰する。この結
果、上述のように吸引されたインクは、所定の圧力の下
に、インクパイプ417,チェック弁424,バイパスパイプ
426およびインクパイプ13Yを介してヘッドユニット4Y〜
4Y'の液室5Y〜5Y'へ向けて供給される。これによってヘ
ッドの回復が行われる。この際、インクパイプ417と、
インク留め127に通ずるインク供給管425との間にはダッ
クヒルタイプチェック弁422が介挿されており、その逆
止特性は高いので、インクがインクパイプ417からイン
ク留め127に向けて逆流することはない。
このように、本例においては、インク供給系において、
加圧手段としてのインクポンプによる所定の加圧の下に
インク供給を行うにあたり、逆止特性の高いチェックバ
ルブと順方向抵抗の小さなチェックバルブとを組み合わ
せて用いることにより、通常のインク供給時にあって
も、また、ポンプによる加圧下におけるインク供給時に
あっても、常に適正なインク供給を行うことが可能にな
った。すなわち、ダツクヒルタイプチェック弁のような
逆止特性は良いが順方向抵抗が大き過ぎるといった欠点
を是正して、所要の逆止特性と所要の順方向抵抗とを備
えたインク供給機構が構成できる。
なお、上述のようなポンプによる加圧時においては、、
ヘッドユニット群4は第2ホームポジションに復帰させ
ておき、各ヘッドユニットのノズルをクリーニングパッ
ド21Y-2〜21Y'-2に密着させて、過剰にヘッドの液室5Y
〜5Y'に供給される等してノズルからあふれ出たインク
を、これらのクリーニングパッドに吸引させる。
第3図はかかる状態における回復系を示す。なお、図に
おいて、31(31Y〜31Y')は排出カプラであり、吸引パイ
プ32(32Y〜32Y')と液室5Y〜5Y'とをそれぞれ連通する。
33はドレンタンクであり、吸引パイプ32を介して液室5Y
〜5Y'から排出されたインクが貯留される。34はカプラ
であり、廃液パイプ35とドレンタンク33とを連通する。
ドレンタンク33に貯留されたインクは廃液パイプ35を介
して排出される。また、図において、36,37および38
は、第1図においては図示を省略したヘッドユニット群
4のキャリッジ、そのキャリッジの摺動軸およびキャリ
ッジガイドである。
次に、第4図はインク貯留部12(12Y〜12B)からインクパ
イプ13(13Y〜13B)を介して供給されるインクを、それぞ
れインクパイプ15Y,15Y'、15M,15M'、15C,15C'、および15
B,15B'へ分配するディストリビュータ14(14Y〜14B)を示
す。
第4図(A)はその縦断面を示す。ここで、51はハウジン
グ、52はこのハウジングに軸53を中心に回動自在に嵌入
した切替弁である。54はハウジング51を貫通して切替弁
52の液室55とインクパイプ13とを連通する連通管であ
る。56および57は液室55内のインクを流出させるための
流出孔であり、58は切替弁52が所定量回転したときにこ
の流出孔56とインクパイプ15(15Y〜15B)とを連通する連
通管であり、また、59は同じく切替弁52が所定量回転し
たときに流出孔57とインクパイプ15'(15Y'〜15B')とを
連通する連通管である。なお、60,61および62は、ハウ
ジング51と切替弁52との間を密封するためのOリングで
ある。
第4図(B)および(C)は、それぞれ流出孔56と連通管58、
ならびに流出孔57と連通管59の位置関係を示す。これら
両図からわかるように、流出孔56と57とは、軸53のまわ
りに一定の角度ずらせた位置に形成し、流出孔56の端面
63が第4図(B)のような位置にあるときには、第4図(C)
のように液室55と連通管59とはしゃ断されるようにな
す。一方、図示の状態から切替弁52が矢印方向に回動し
て流出孔57の端面64が第4図(C)に示す破線位置65に至
った状態においては、液室55と連通管58とをしゃ断する
ようになる。この結果、図に示す状態から矢印方向へ切
替弁52を回動していくと、流出孔57は全閉状態から開口
面積が徐々に増加していき、全開となる。
一方、流出孔56にあっては、全開状態が継続された後、
端面66が第4図(B)に示す破線位置67に至った後は徐々
に開口面積が減少していく。この後、第4図(C)に示す
ように、孔57の端面64が破線位置65に至ると、流出孔56
は全閉状態になる。
このように構成したディストリビュータ14においては、
切替弁52を流出孔56,57がそれぞれ全開状態から全閉状
態になる範囲に亘り、回動すれば、インクパイプ13を介
して液室55に至ったインクをそれぞれ所望の流量でイン
クパイプ15および15'を介してヘッドユニット4Y〜4Bお
よび4Y'〜4B'にインク供給を行うことができる。すなわ
ち、同色インクの吐出を行うそれぞれ2つのヘッドユニ
ットに対してそのヘッドの特性に合った最適の流量のイ
ンクを供給できる。さらに、保守点検等の作業のため、
インクパイプ13をはずした場合には、流出孔56および57
が共に全閉となるように切替弁52を回動すれば、ヘッド
ユニット側からインクパイプ15,15'を介してインクが逆
流することを防止でき、好適である。
効果 以上説明したように、本発明によれば、記録部に供給さ
れるインクを貯留したインク貯留容器と、該インク貯留
容器に対して交換可能に装着されて前記インク貯留容器
へのインクの補充を行うインク補充容器と、を備えたイ
ンクジェット装置において、前記インク貯留容器は、当
該インク貯留容器内を大気に連通させる大気連通孔と、
前記インク補充容器から前記インク貯留容器へのインク
の補充を行うための第1のインク供給用結合部材と、前
記インク貯留容器内に該第1のインク供給用結合部材の
下側開口及び前記大気連通孔より下方に一方の開口を有
する空気通路と、を具備し、前記インク補充容器は、前
記第1のインク供給用結合部材と結合させることによっ
て前記インク貯留容器へのインクの補充を行う第2のイ
ンク供給用結合部材と、前記インク補充容器が前記イン
ク貯留容器に装着されて前記空気通路の他方の開口と前
記インク補充容器内とを連通させる空気連通孔と、を具
備することを特徴としたので、補充タンクからメンタン
クの液体通路を構成するカプラにおいては、インクのみ
が流通するのでその通路の孔径を小さくおさえることが
できる。また、補充タンクをメインタンクへ挿着する際
のカプラのストロークをも小さく押えることができ、補
充タンクのメインタンクへの着脱時に、かかる結合部分
に多量の液体が付着してしまう等の弊害を回避できる。
さらに、補充タンクのカプラ先端がメインタンク内の液
面に接触していないので、補充タンクを抜き取る際に液
体がそのカプラ先端に多量に付着することもない。更
に、上述のようにカプラの孔径を小さくできるので、液
体表面張力によって、補充タンクを抜き取る際にカプラ
先端から残留液体が垂れて落ることもない。従って、従
来のように着脱時に操作者の手をよごすことはなく、補
充タンク着脱作業の作業の操作性を著しく向上できる。
また、常に良好なインク補充を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概略構成図、第2図は
第1図のインク供給系におけるインク貯留部およびプラ
ンジャポンプを示す構成図、第3図は第1図のヘッド回
復系を示す構成図、第4図(A)は第1図のディストリビ
ュータを示す断面図、第4図(B)および(C)はそれぞれ第
4図(A)に示すディストリビュータのB-B線およびC-C線
断面図である。 1…記録紙、 2…プラテン、 3-1…ピンチローラ、 3-2…紙送りローラ、 4…ヘッドユニット群、 4Y,4M,4C,4B,4Y',4M',4C',4B'… ヘッドユニット、 5(5Y〜5Y')…液室、 6(6Y〜6Y')…マトリクス回路、 7…フレキシブルケーブル、 8…ヘッド駆動回路、 9…圧着板、 10(10Y〜10Y')…ヘッド固定板、 13Y〜13B,15Y〜15B,15Y'〜15B'… インクパイプ、 16Y〜16B,16Y'〜16B'…入液カプラ、 21Y-1〜21Y'-1…ゴムキャップ、 21Y-2〜21Y'-2…クリーニングパット、 22…ホルダ、 23…支持板、 24…固定軸、 25…偏心ローラ、 26…当接部、 27…モータ、 28,29…プーリ、 30…ベルト、 31…排出カプラ、 32…吸引パイプ、 33…ドレンタンク、 34…カプラ、 35…廃液パイプ、 36…キヤリツジ、 37…摺動軸、 38…キヤリツジガイド。 12(12Y,12M,12C,12B)…インク貯留部 121…メインタンク、 122,123,124…円環、 125…外筒、 126…底板、 127…インク留め、 128,129…インク供給孔、 131…円環(メインタンク蓋)、 132…突出部、 133…鍔部、 134…通路、 135…突出面、 136…蓋部、 137,138…連通孔、 139…大気孔、 140…円環(内筒)、 141…通路、 151…補充タンク、 152…外筒、 153…インク留め、 154…カプラ、 155…後端部、 156…貫通孔、 157…補充タンク蓋、 158…摺動軸、 159…ゴムパッキン、 160…ばね、 161…鍔部、 162…連通孔、 163…外周壁、 164…ピン、 165…ピン挿通溝、 166,167…連通孔、 168,169,170,171…Oリング。 41…プランジャポンプ 411…ベローズ、 412…アクチェータ、 413…プランジャ、 414…復帰ばね、 415…液室、 416…パイプホルダ、 417…インクパイプ、 421…チェックバルブ、 422,423… ダックヒルタイプチェック弁、 424…液室、 425…供給管、 426…バイパス、 427…チェックバルブ、 428…弁、 429…弁座。 14(14Y,14M,14C,14B)…ディストリビュータ 51…ハウジング、 52…切替弁、 53…軸、 54…連通管、 55…液室、 56,57…流出孔、 58,59…連通管、 60,61,62…Oリング、 63,64…端面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録部に供給されるインクを貯留したイン
    ク貯留容器と、該インク貯留容器に対して交換可能に装
    着されて前記インク貯留容器へのインクの補充を行うイ
    ンク補充容器と、を備えたインクジェット装置におい
    て、 前記インク貯留容器は、当該インク貯留容器内を大気に
    連通させる大気連通孔と、前記インク補充容器から前記
    インク貯留容器へのインクの補充を行うための第1のイ
    ンク供給用結合部材と、前記インク貯留容器内に該第1
    のインク供給用結合部材の下側開口及び前記大気連通孔
    より下方に一方の開口を有する空気通路と、を具備し、 前記インク補充容器は、前記第1のインク供給用結合部
    材と結合されることによって前記インク貯留容器へのイ
    ンクの補充を行う第2のインク供給用結合部材と、前記
    インク補充容器が前記インク貯留容器に装着されて前記
    空気通路の他方の開口と前記インク補充容器内とを連通
    させる空気連通孔と、を具備する ことを特徴とするインクジェット装置。
JP57219526A 1982-12-15 1982-12-15 インクジェット装置 Expired - Lifetime JPH068046B2 (ja)

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JP57219526A JPH068046B2 (ja) 1982-12-15 1982-12-15 インクジェット装置
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JPS5074341A (ja) * 1973-10-31 1975-06-19
JPS54166917U (ja) * 1978-05-13 1979-11-24

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