JPH068015A - キーレス・チャック - Google Patents
キーレス・チャックInfo
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- JPH068015A JPH068015A JP5132385A JP13238593A JPH068015A JP H068015 A JPH068015 A JP H068015A JP 5132385 A JP5132385 A JP 5132385A JP 13238593 A JP13238593 A JP 13238593A JP H068015 A JPH068015 A JP H068015A
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- JP
- Japan
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- nut
- tool
- chuck
- cam
- sleeve
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- Pending
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B31/00—Chucks; Expansion mandrels; Adaptations thereof for remote control
- B23B31/02—Chucks
- B23B31/10—Chucks characterised by the retaining or gripping devices or their immediate operating means
- B23B31/12—Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable
- B23B31/1207—Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable moving obliquely to the axis of the chuck in a plane containing this axis
- B23B31/1238—Jaws movement actuated by a nut with conical screw-thread
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B2226/00—Materials of tools or workpieces not comprising a metal
- B23B2226/33—Elastomers, e.g. rubber
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B2231/00—Details of chucks, toolholder shanks or tool shanks
- B23B2231/12—Chucks having means to amplify the force produced by the actuating means to increase the clamping force
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B2231/00—Details of chucks, toolholder shanks or tool shanks
- B23B2231/38—Keyless chucks for hand tools
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B2231/00—Details of chucks, toolholder shanks or tool shanks
- B23B2231/44—Nose pieces
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S279/00—Chucks or sockets
- Y10S279/902—Keyless type socket
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T279/00—Chucks or sockets
- Y10T279/17—Socket type
- Y10T279/17615—Obliquely guided reciprocating jaws
- Y10T279/17641—Threaded central cone and jaw
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T279/00—Chucks or sockets
- Y10T279/32—Means to prevent jaw loosening
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Gripping On Spindles (AREA)
- Switches With Compound Operations (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Push-Button Switches (AREA)
- Braking Systems And Boosters (AREA)
- Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はキーレス・チャックに関し、操作
性、機能性の改善と共に構造が簡素化されたキーレス・
チャックの提供を目的とする。 【構成】 キーレス・チャック10は、ジョー40を前
進又は後退させるべく回転するナット50と使用者がチ
ャック操作のために回転させる制御リング80又はスリ
ーブ110との間にばね140による結合を有してい
る。このばね140は、通常はスリーブ110からの締
めつけ又は緩めるための回転をナット50に伝達する。
しかし、このばね140は、ジョー40が工具と接触す
ると、ナット50がジョーと工具との接触により停止し
ても、スリーブ110の継続した回転を可能にする。ナ
ット50に対するスリーブ110の継続した回転によ
り、この2要素間に設けられたカム機構は、回転してい
ないナツト50をチャックの軸方向の前方に押し出す。
これがジョー40に工具の最終把持力を与える。
性、機能性の改善と共に構造が簡素化されたキーレス・
チャックの提供を目的とする。 【構成】 キーレス・チャック10は、ジョー40を前
進又は後退させるべく回転するナット50と使用者がチ
ャック操作のために回転させる制御リング80又はスリ
ーブ110との間にばね140による結合を有してい
る。このばね140は、通常はスリーブ110からの締
めつけ又は緩めるための回転をナット50に伝達する。
しかし、このばね140は、ジョー40が工具と接触す
ると、ナット50がジョーと工具との接触により停止し
ても、スリーブ110の継続した回転を可能にする。ナ
ット50に対するスリーブ110の継続した回転によ
り、この2要素間に設けられたカム機構は、回転してい
ないナツト50をチャックの軸方向の前方に押し出す。
これがジョー40に工具の最終把持力を与える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はキーレス・チャックに関
し、更に詳しくは例えば電気ドリルにおけるドリル・ビ
ット(穴あけ工具)のような工具を取り外し可能に把持
するキーレス・チャックに関する。
し、更に詳しくは例えば電気ドリルにおけるドリル・ビ
ット(穴あけ工具)のような工具を取り外し可能に把持
するキーレス・チャックに関する。
【0002】
【従来の技術】チャック技術における多くの専門家は、
最終締めつけ動作を行うためのキー等の別の要素を必要
とせずに、工具を手で固く締めつけることの可能なチャ
ックを考案しようとしてきた。各種サイズの工具を把持
するためにチャックを調節しなければならない時に、使
用者がジョーを動かすスリーブ又は他の制御要素を回す
のに長時間を費やす必要がないように、チャックに比較
的敏速に動作するジョーが具備されていることは望まし
い。他方で、ジョーの素早い運動には、一般に、チャッ
ク内に比較的にピッチの粗いねじ山が必要である。しか
し、粗いねじは機械的な利点を低下させると共に、使用
者をして、キーのような何らかの付加的締めつけ要素を
設けることなく、チャックを工具に確実に締めつけるこ
とを一層困難にしている。多くのチャックはキーを有す
るが、このことはいくつかの問題を提起している。例え
ば、キーは紛失し易く、安全上の心配があり(即ち、工
具が安全に使用される前に、キーはチャックから取り外
されなければならない)、かつチャックの操作性を低下
させる(即ち、キーはチャックに装着され、チャックを
締めつけるように動作し、しかる後チャックから取り外
されるべき別個の要素だからである)。
最終締めつけ動作を行うためのキー等の別の要素を必要
とせずに、工具を手で固く締めつけることの可能なチャ
ックを考案しようとしてきた。各種サイズの工具を把持
するためにチャックを調節しなければならない時に、使
用者がジョーを動かすスリーブ又は他の制御要素を回す
のに長時間を費やす必要がないように、チャックに比較
的敏速に動作するジョーが具備されていることは望まし
い。他方で、ジョーの素早い運動には、一般に、チャッ
ク内に比較的にピッチの粗いねじ山が必要である。しか
し、粗いねじは機械的な利点を低下させると共に、使用
者をして、キーのような何らかの付加的締めつけ要素を
設けることなく、チャックを工具に確実に締めつけるこ
とを一層困難にしている。多くのチャックはキーを有す
るが、このことはいくつかの問題を提起している。例え
ば、キーは紛失し易く、安全上の心配があり(即ち、工
具が安全に使用される前に、キーはチャックから取り外
されなければならない)、かつチャックの操作性を低下
させる(即ち、キーはチャックに装着され、チャックを
締めつけるように動作し、しかる後チャックから取り外
されるべき別個の要素だからである)。
【0003】従って、上記のように、多くの従来の専門
家は、キー、又はジョーの緩慢な動作のために使用者を
いらいらさせるような極端に細目のジョーのねじ山を必
要とすることなく、手で工具に締めつけられるチャック
を提供しようとして試みてきた。
家は、キー、又はジョーの緩慢な動作のために使用者を
いらいらさせるような極端に細目のジョーのねじ山を必
要とすることなく、手で工具に締めつけられるチャック
を提供しようとして試みてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この点
に関する従来の知られている試みには、全てに顕著な不
利益があった。これら従来のキーレス・チャックのある
ものは、多数の付加的な構成部品を必要とし、これらの
部品は実質的に製造コストを増大させる。またあるもの
は操作が一層複雑であった(即ち、例えば、使用者は、
ジョーの粗調節のための一つの制御要素から、ジョーの
微調節又はロック/アンロックのための他の制御要素に
スイッチしなくてはならない)。更に他の従来技術のキ
ーレス・チャックは、比較的に信頼性に乏しい{即ち、
例えば、これらチャックの最終締めつけ要素は、機構部
の締めつけ又はリセット動作の間に十分にかつ確実(積
極的)には制御されていない}。
に関する従来の知られている試みには、全てに顕著な不
利益があった。これら従来のキーレス・チャックのある
ものは、多数の付加的な構成部品を必要とし、これらの
部品は実質的に製造コストを増大させる。またあるもの
は操作が一層複雑であった(即ち、例えば、使用者は、
ジョーの粗調節のための一つの制御要素から、ジョーの
微調節又はロック/アンロックのための他の制御要素に
スイッチしなくてはならない)。更に他の従来技術のキ
ーレス・チャックは、比較的に信頼性に乏しい{即ち、
例えば、これらチャックの最終締めつけ要素は、機構部
の締めつけ又はリセット動作の間に十分にかつ確実(積
極的)には制御されていない}。
【0005】以上からして、本発明の目的は、キーレス
・チャックを改善し、簡素化することにある。本発明の
より具体的な目的は、工具を強固に把持するための多く
の付加的構成要素を必要としないキーレス・チャックを
提供することにある。本発明の他の具体的な目的は、チ
ャック内の動作要素が多くの従来のキーレス・チャック
の場合よりもより明確(積極的)に制御されることによ
って、動作信頼性の高いキーレス・チャックを提供する
ことにある。
・チャックを改善し、簡素化することにある。本発明の
より具体的な目的は、工具を強固に把持するための多く
の付加的構成要素を必要としないキーレス・チャックを
提供することにある。本発明の他の具体的な目的は、チ
ャック内の動作要素が多くの従来のキーレス・チャック
の場合よりもより明確(積極的)に制御されることによ
って、動作信頼性の高いキーレス・チャックを提供する
ことにある。
【0006】本発明の更に他の具体的な目的は、ジョー
の敏速な動きのために比較的粗いねじ山を有するが、工
具に対して非常に堅固な最終的把持を提供できるキーレ
ス・チャックを提供することにある。
の敏速な動きのために比較的粗いねじ山を有するが、工
具に対して非常に堅固な最終的把持を提供できるキーレ
ス・チャックを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記又は更に他
の目的は、ジョーの動きを制御する制御リング又はスリ
ーブが、ジョーを実際に動かすナットと、チャックの円
周方向において圧縮/伸長可能であるばねによって連結
しているようなチャックを提供するという本発明の原理
に従って達成される。
の目的は、ジョーの動きを制御する制御リング又はスリ
ーブが、ジョーを実際に動かすナットと、チャックの円
周方向において圧縮/伸長可能であるばねによって連結
しているようなチャックを提供するという本発明の原理
に従って達成される。
【0008】即ち、本発明のキーレス・チャックは、チ
ャックの縦軸と同心の工具を取り外し可能に把持するキ
ーレス・チャックにおいて、前記縦軸と同心の円周方向
に相互に間隔をもって配置され、かつ前記工具を把持し
又は開放すべく相互に近づき又は離れる運動のために取
り付けられた複数のジョーと、前記ジョーと噛み合う第
1の手段であって、該第1の手段の少なくとも回転可能
な部分の前記縦軸の回りの回転の結果として、かつまた
前記第1の手段の少なくとも往復運動可能な部分の前記
縦軸に平行な往復運動の結果として、前記ジョーを相互
に近づけ又は離れるようにするものと、前記第1の手段
の少なくとも前記回転可能な部分に対する前記縦軸の回
りの回転のために取り付けられた第2の手段と、前記縦
軸の回りの円周方向に作動するばね手段であって、前記
第1の手段の回転可能な部分が前記第2の手段と共に回
転するのを弾性をもって支持すると共に、該回転可能な
部分の回転が前記ジョーと前記工具との接触により妨げ
られている場合には、前記第2の手段を前記第1の手段
の回転可能な部分に対して回転可能にするものと、前記
第2の手段と前記第1の手段の往復運動可能な部分との
間で作動するカム手段であって、前記第1の手段の回転
可能な部分に対する前記第2の手段の回転に応じて前記
往復運動可能な部分を往復運動させるものとを備えるも
のである。
ャックの縦軸と同心の工具を取り外し可能に把持するキ
ーレス・チャックにおいて、前記縦軸と同心の円周方向
に相互に間隔をもって配置され、かつ前記工具を把持し
又は開放すべく相互に近づき又は離れる運動のために取
り付けられた複数のジョーと、前記ジョーと噛み合う第
1の手段であって、該第1の手段の少なくとも回転可能
な部分の前記縦軸の回りの回転の結果として、かつまた
前記第1の手段の少なくとも往復運動可能な部分の前記
縦軸に平行な往復運動の結果として、前記ジョーを相互
に近づけ又は離れるようにするものと、前記第1の手段
の少なくとも前記回転可能な部分に対する前記縦軸の回
りの回転のために取り付けられた第2の手段と、前記縦
軸の回りの円周方向に作動するばね手段であって、前記
第1の手段の回転可能な部分が前記第2の手段と共に回
転するのを弾性をもって支持すると共に、該回転可能な
部分の回転が前記ジョーと前記工具との接触により妨げ
られている場合には、前記第2の手段を前記第1の手段
の回転可能な部分に対して回転可能にするものと、前記
第2の手段と前記第1の手段の往復運動可能な部分との
間で作動するカム手段であって、前記第1の手段の回転
可能な部分に対する前記第2の手段の回転に応じて前記
往復運動可能な部分を往復運動させるものとを備えるも
のである。
【0009】また本発明のキーレス・チャックは、チャ
ックの縦軸と同心の工具を取り外し可能に把持するキー
レス・チャックにおいて、本体と、該本体に配置された
複数のジョーであって、前記縦軸の回りの円周方向に相
互に間隔をもって配置され、かつ前記本体に対して前記
工具を把持し又は開放すべく相互に近づき又は離れるよ
うに運動可能であり、かつ夫々がねじ山の部分を有する
ものと、前記本体上に前記縦軸と同心状に設けられたナ
ットであって、前記本体に対し前記縦軸の回りを回転可
能であると共に、該ナットの前記本体に対する回転の結
果として、かつまた前記ナットの前記本体に対する前記
縦軸に平行な往復運動の結果として、前記ジョーを相互
に近づけ又は離すように該ジョーのねじ山の部分と噛み
合うものと、前記縦軸と同心の前記本体に対する回転の
ために前記本体に取り付けられたスリーブと、前記スリ
ーブと前記ナットとの間に作用可能に連結されたばねで
あって、前記ナットが前記スリーブと共に回転するのを
弾性をもって支持すると共に、前記ナットの回転が前記
ジョーと前記工具との間の接触により妨げられている時
は前記スリーブを前記ナットに対して回転可能とするも
のと、前記スリーブと前記ナットとの間に作用可能に設
けられたカム手段であって、前記スリーブが前記ナット
に対して回転する時は前記ナットを前記本体に対して前
記縦軸に平行に往復運動させるものとを備えるものであ
る。
ックの縦軸と同心の工具を取り外し可能に把持するキー
レス・チャックにおいて、本体と、該本体に配置された
複数のジョーであって、前記縦軸の回りの円周方向に相
互に間隔をもって配置され、かつ前記本体に対して前記
工具を把持し又は開放すべく相互に近づき又は離れるよ
うに運動可能であり、かつ夫々がねじ山の部分を有する
ものと、前記本体上に前記縦軸と同心状に設けられたナ
ットであって、前記本体に対し前記縦軸の回りを回転可
能であると共に、該ナットの前記本体に対する回転の結
果として、かつまた前記ナットの前記本体に対する前記
縦軸に平行な往復運動の結果として、前記ジョーを相互
に近づけ又は離すように該ジョーのねじ山の部分と噛み
合うものと、前記縦軸と同心の前記本体に対する回転の
ために前記本体に取り付けられたスリーブと、前記スリ
ーブと前記ナットとの間に作用可能に連結されたばねで
あって、前記ナットが前記スリーブと共に回転するのを
弾性をもって支持すると共に、前記ナットの回転が前記
ジョーと前記工具との間の接触により妨げられている時
は前記スリーブを前記ナットに対して回転可能とするも
のと、前記スリーブと前記ナットとの間に作用可能に設
けられたカム手段であって、前記スリーブが前記ナット
に対して回転する時は前記ナットを前記本体に対して前
記縦軸に平行に往復運動させるものとを備えるものであ
る。
【0010】
【作用】ジョーが工具と接触するまでは、ばねはスリー
ブ(又は第2の手段)の回転をナット(又は第1の手
段)に伝達し、ジョーを前進(又は後退)させる。しか
し、ジョーが工具と接触すると、ばねはチャツクの円周
方向に圧縮又は伸長し、これにより、ナットが回転を停
止してもスリーブは回転を続けることができる。またこ
のスリーブは、1又は2以上の転がり軸受け要素により
ナツトから間隔を置いて設けられているカム・リング
(カム手段)とも接続している。ジョーが上記の如く工
具と接触したことによりナットが回転を停止すると、ス
リーブはカム・リングを回転し続ける。転がり軸受け要
素はカム・リングのカム表面を移動し、これによりナッ
トを前方に押しつける。これはジョーを工具に更に強く
締めつける。
ブ(又は第2の手段)の回転をナット(又は第1の手
段)に伝達し、ジョーを前進(又は後退)させる。しか
し、ジョーが工具と接触すると、ばねはチャツクの円周
方向に圧縮又は伸長し、これにより、ナットが回転を停
止してもスリーブは回転を続けることができる。またこ
のスリーブは、1又は2以上の転がり軸受け要素により
ナツトから間隔を置いて設けられているカム・リング
(カム手段)とも接続している。ジョーが上記の如く工
具と接触したことによりナットが回転を停止すると、ス
リーブはカム・リングを回転し続ける。転がり軸受け要
素はカム・リングのカム表面を移動し、これによりナッ
トを前方に押しつける。これはジョーを工具に更に強く
締めつける。
【0011】各転がり軸受け要素は、好ましくは環状保
持器に配置されることにより円周方向に相互に間隔を置
いて配置されている。この環状保持器は、好ましくは、
チャックが操作されて工具をリリース(開放)する度に
前記ばねが該環状保持器と転がり軸受け要素のリセット
を確実に行うように、上記円周方向に作動するばねと連
結(関連)している。もし望むなら、カム表面は、工具
に対して戻り止めタイプの最終的ロックを提供するため
の小さい、最終の、逆方向に傾斜した部分を有していて
も良い。
持器に配置されることにより円周方向に相互に間隔を置
いて配置されている。この環状保持器は、好ましくは、
チャックが操作されて工具をリリース(開放)する度に
前記ばねが該環状保持器と転がり軸受け要素のリセット
を確実に行うように、上記円周方向に作動するばねと連
結(関連)している。もし望むなら、カム表面は、工具
に対して戻り止めタイプの最終的ロックを提供するため
の小さい、最終の、逆方向に傾斜した部分を有していて
も良い。
【0012】本発明の更に他の特徴、及びその本質及び
種々の利点は、添付図面及び後述の好適なる実施例の詳
細な説明から一層明らかになるであろう。
種々の利点は、添付図面及び後述の好適なる実施例の詳
細な説明から一層明らかになるであろう。
【0013】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明による実施例
を詳細に説明する。図1に示す如く、本発明の原理によ
り構成されたチャック10の図示の実施態様は、縦方向
の中心軸22と、該軸22と同心の縦方向の中心穴24
とを有する本体20とを含んでいる。穴24の回りの円
周方向に、3つの別の穴26(この穴の一つだけが、図
1に見られる)が間隔を置いて配置されており、これら
の穴は全てお互いの方向に傾斜しており、穴24の末端
と通じている。ジョー40は、関連している穴26の縦
軸28に沿った往復運動のために、各穴26に配置され
ている。各ジョーの後部の半径方向の外表面は、参照番
号42により示されているように、環状のナット50の
内面のねじ山と係合(噛み合う)するために、ねじ山が
切られている。ナット50は、本体20内の環状の凹部
30において回転可能である。ナット50は、組み立て
を容易にするために、環状の鋼鉄製帯52により一体に
保持された2以上の円弧状部分から構成されていても良
い。
を詳細に説明する。図1に示す如く、本発明の原理によ
り構成されたチャック10の図示の実施態様は、縦方向
の中心軸22と、該軸22と同心の縦方向の中心穴24
とを有する本体20とを含んでいる。穴24の回りの円
周方向に、3つの別の穴26(この穴の一つだけが、図
1に見られる)が間隔を置いて配置されており、これら
の穴は全てお互いの方向に傾斜しており、穴24の末端
と通じている。ジョー40は、関連している穴26の縦
軸28に沿った往復運動のために、各穴26に配置され
ている。各ジョーの後部の半径方向の外表面は、参照番
号42により示されているように、環状のナット50の
内面のねじ山と係合(噛み合う)するために、ねじ山が
切られている。ナット50は、本体20内の環状の凹部
30において回転可能である。ナット50は、組み立て
を容易にするために、環状の鋼鉄製帯52により一体に
保持された2以上の円弧状部分から構成されていても良
い。
【0014】ナット50の半径方向の外表面の直ぐ後ろ
には、円周方向に相互に間隔を置いて配置された複数の
転がり軸受け要素60(この場合はボール)が環状保持
器70の円周方向に間隔を置いて設けられた開口72内
にある(図2参照)。図示の一例の実施態様では4個の
ボール60が有るが、もし望むなら、より多いか又は少
ないこの種の要素を使用できることは理解されるであろ
う。保持器70が後述の如く制約される範囲を除いて、
保持器70と各ボール60はチャックの他の要素に対し
て軸22の回りを回転可能である。
には、円周方向に相互に間隔を置いて配置された複数の
転がり軸受け要素60(この場合はボール)が環状保持
器70の円周方向に間隔を置いて設けられた開口72内
にある(図2参照)。図示の一例の実施態様では4個の
ボール60が有るが、もし望むなら、より多いか又は少
ないこの種の要素を使用できることは理解されるであろ
う。保持器70が後述の如く制約される範囲を除いて、
保持器70と各ボール60はチャックの他の要素に対し
て軸22の回りを回転可能である。
【0015】ボール60の後ろには環状カム・リング8
0がある(図3,4参照)。カム・リング80はナット
50と保持器70のように本体20の回りを回転可能で
ある。図3に示す如く、カム・リング80は各ボール6
0と対面している側面に4個の円周方向に間隔を置いた
円弧状のカム面82を有している。各ボール60は半径
上にあり、各1個のボール60が夫々のカム面82を支
えるように円周方向に間隔を置いて配置されている。カ
ム面82は初期部分82aを有しており、この部分は、
反時計方向に(図3に見られるように)、カム・リング
80の中に比較的深く引っ込んでいる(凹んでいる)状
態から、該カム・リングの中に比較的浅く引っ込んでい
る状態へと移行している。各カム面82の最終部分82
bは小さな逆方向の傾斜を伴って反時計方向へ短い距離
だけ続いている(即ち、各最終部分82bは反時計方向
にカム・リング80の中に僅かにより引っ込むようにな
る)。
0がある(図3,4参照)。カム・リング80はナット
50と保持器70のように本体20の回りを回転可能で
ある。図3に示す如く、カム・リング80は各ボール6
0と対面している側面に4個の円周方向に間隔を置いた
円弧状のカム面82を有している。各ボール60は半径
上にあり、各1個のボール60が夫々のカム面82を支
えるように円周方向に間隔を置いて配置されている。カ
ム面82は初期部分82aを有しており、この部分は、
反時計方向に(図3に見られるように)、カム・リング
80の中に比較的深く引っ込んでいる(凹んでいる)状
態から、該カム・リングの中に比較的浅く引っ込んでい
る状態へと移行している。各カム面82の最終部分82
bは小さな逆方向の傾斜を伴って反時計方向へ短い距離
だけ続いている(即ち、各最終部分82bは反時計方向
にカム・リング80の中に僅かにより引っ込むようにな
る)。
【0016】カム・リング80の後ろには更に別の転が
り軸受け要素90(この場合も同様にボール)が環状保
持器92の開口に円周方向に相互に間隔を置いて配置さ
れている。ボール90の後ろには環状の軸受け座金10
0がある。該座金100は要素40,50,60,80
及び90からの逆(後ろ)向きの押圧力を本体20へと
伝達する。
り軸受け要素90(この場合も同様にボール)が環状保
持器92の開口に円周方向に相互に間隔を置いて配置さ
れている。ボール90の後ろには環状の軸受け座金10
0がある。該座金100は要素40,50,60,80
及び90からの逆(後ろ)向きの押圧力を本体20へと
伝達する。
【0017】環状の前部スリーブ110は本体20とカ
ム・リング80の外側に取り付けられている。前部スリ
ーブ110は本体20に対しては回転可能であるがカム
・リング80に対しては回転可能ではない。前部スリー
ブ110は、該スリーブ110の手動回転を容易にする
ために環状のゴム製把持用ブーツ120により部分的に
覆われている。スリーブ110の末端部の内側には、ジ
ョー40の締めつけの前に工具をチャックの中心に置く
と共に、かつまた、特にチャックに把持された工具の使
用中には該チャックに外部の異物が入らないように支援
するための環状のゴム製ダイアフラム122がある。ブ
ーツ120の最末端部は環状の金属製カラー124によ
り保護されている。環状の後部スリーブ130は本体2
0の後部に固定されている。このチャックは典型的には
後部スリーブ130に対して前部スリーブ110を回転
することにより動作する。
ム・リング80の外側に取り付けられている。前部スリ
ーブ110は本体20に対しては回転可能であるがカム
・リング80に対しては回転可能ではない。前部スリー
ブ110は、該スリーブ110の手動回転を容易にする
ために環状のゴム製把持用ブーツ120により部分的に
覆われている。スリーブ110の末端部の内側には、ジ
ョー40の締めつけの前に工具をチャックの中心に置く
と共に、かつまた、特にチャックに把持された工具の使
用中には該チャックに外部の異物が入らないように支援
するための環状のゴム製ダイアフラム122がある。ブ
ーツ120の最末端部は環状の金属製カラー124によ
り保護されている。環状の後部スリーブ130は本体2
0の後部に固定されている。このチャックは典型的には
後部スリーブ130に対して前部スリーブ110を回転
することにより動作する。
【0018】螺旋形のばね(つる巻ばね)140は前部
スリーブ110の内側でチャック10の回りを環状に展
開している(図5,6参照)。ばね140の一端142
はカム・リング80に装着されている(即ち、曲げられ
て、カム・リング内の切欠き84の一つに嵌め込まれて
いる)。ばね140の他端144はナット50に装着さ
れている(即ち、同様に曲げられて、ナット50の主要
部から前方に展開する環状カラーの軸上の穴54に嵌め
込まれている)。
スリーブ110の内側でチャック10の回りを環状に展
開している(図5,6参照)。ばね140の一端142
はカム・リング80に装着されている(即ち、曲げられ
て、カム・リング内の切欠き84の一つに嵌め込まれて
いる)。ばね140の他端144はナット50に装着さ
れている(即ち、同様に曲げられて、ナット50の主要
部から前方に展開する環状カラーの軸上の穴54に嵌め
込まれている)。
【0019】ばね140に実質的な応力が加えられてい
ない時は、曲がった端部142の中間部分が、保持器7
0から半径方向の外方へと伸長している複数のタブ74
のうちの一つの一側面を、各ボール60が各対応するカ
ム面部分82aの最も凹んだ端部にあるような位置へと
保持器70を回転させるように付勢する方法で、押して
いる。ジョー40の運動に対していかなる実質的な抵抗
もない状態(例えば、ジョー40が工具と接触する前の
状態)では、ばね140はスリーブ110及びカム・リ
ング80の回転をナット50へと伝達し、これにより該
スリーブ110の回転方向に従ってナット50を回転さ
せ、かつこれによりジョー40を前進又は後退させる。
このことは、ばね140の実質的な円周方向の歪み(応
力変形)がない状態で起こる(ばね140に円周方向の
歪みがないと言うことは、曲がった端部142と144
とが相互間で実質的に同じ角位置を保っていることを意
味する)。要素60及び70は要素50及び80と一緒
に回転する。ボール90は要素80と100との間で回
転する。
ない時は、曲がった端部142の中間部分が、保持器7
0から半径方向の外方へと伸長している複数のタブ74
のうちの一つの一側面を、各ボール60が各対応するカ
ム面部分82aの最も凹んだ端部にあるような位置へと
保持器70を回転させるように付勢する方法で、押して
いる。ジョー40の運動に対していかなる実質的な抵抗
もない状態(例えば、ジョー40が工具と接触する前の
状態)では、ばね140はスリーブ110及びカム・リ
ング80の回転をナット50へと伝達し、これにより該
スリーブ110の回転方向に従ってナット50を回転さ
せ、かつこれによりジョー40を前進又は後退させる。
このことは、ばね140の実質的な円周方向の歪み(応
力変形)がない状態で起こる(ばね140に円周方向の
歪みがないと言うことは、曲がった端部142と144
とが相互間で実質的に同じ角位置を保っていることを意
味する)。要素60及び70は要素50及び80と一緒
に回転する。ボール90は要素80と100との間で回
転する。
【0020】ジョー40が工具と接触すると、ナット5
0を回転させるに必要な力が増加し、ナツト50は回転
を停止する。しかし、使用者はスリーブ110の回転を
継続できる。ばね140の周囲長が変化し、これによ
り、最早ナット50が回転していなくても、スリーブ1
10及びカム・リング80の継続した回転を可能とす
る。言い換えれば、曲がった端部142の角位置は曲が
った端部144の角位置に対して変化する。ボール60
は、ナット50に対してカム・リング80の回転速度の
半分の速度で初期のカム面部分82aを反時計方向に移
動する。カム・リング80は、通常タブ74の一つと接
触している曲がった端部142の部分を該タブから離
し、これにより保持器70は(ボール60の動きに応答
して)カム・リング80の回転速度の半分の速度で自由
に回転できるようになる。ボール60は、カム面部分8
2aのより凹んだ端部から該カム面部分のあまり凹んで
いない部分へと移動するので、ボール60はナツト50
及びジョー40を軸方向の前方に動かし、これにより工
具へのジョーの把持を強化する。カム面部分82aの最
端部においては、スリーブ110及びカム・リング80
の回転の最後の増量によりボール60は最後のカム面部
分82bへと転がり落ち、ここで、このカム面の逆方向
の傾斜がチャックの緩む方向への回転戻りに抗してボー
ル60を保持しょうとする。ボール60の最終カム面部
分82bへの転落は、使用者により感じられ及び又は聞
き取られ、チャックが工具へ十分に締めつけられ、かつ
効果的にロックされたことを使用者に示す。
0を回転させるに必要な力が増加し、ナツト50は回転
を停止する。しかし、使用者はスリーブ110の回転を
継続できる。ばね140の周囲長が変化し、これによ
り、最早ナット50が回転していなくても、スリーブ1
10及びカム・リング80の継続した回転を可能とす
る。言い換えれば、曲がった端部142の角位置は曲が
った端部144の角位置に対して変化する。ボール60
は、ナット50に対してカム・リング80の回転速度の
半分の速度で初期のカム面部分82aを反時計方向に移
動する。カム・リング80は、通常タブ74の一つと接
触している曲がった端部142の部分を該タブから離
し、これにより保持器70は(ボール60の動きに応答
して)カム・リング80の回転速度の半分の速度で自由
に回転できるようになる。ボール60は、カム面部分8
2aのより凹んだ端部から該カム面部分のあまり凹んで
いない部分へと移動するので、ボール60はナツト50
及びジョー40を軸方向の前方に動かし、これにより工
具へのジョーの把持を強化する。カム面部分82aの最
端部においては、スリーブ110及びカム・リング80
の回転の最後の増量によりボール60は最後のカム面部
分82bへと転がり落ち、ここで、このカム面の逆方向
の傾斜がチャックの緩む方向への回転戻りに抗してボー
ル60を保持しょうとする。ボール60の最終カム面部
分82bへの転落は、使用者により感じられ及び又は聞
き取られ、チャックが工具へ十分に締めつけられ、かつ
効果的にロックされたことを使用者に示す。
【0021】工具をチャック10から取り外すために、
スリーブ110はスリーブ130に対して工具を把持し
ている位置から反対方向に回転される。これにより、ボ
ール60は最終カム面部分82bを転がり上がり、かつ
初期カム面部分82aを該部分82aの最も引っ込んだ
開始点端部へと転がり下りる。ばね140は、ナツト5
0に対するスリーブ110及びカム・リング80のこの
運動の間にその初期の周囲長に戻る。ばね140は再び
タブ74の一つと接触して保持器70及びボール60が
カム・リング80に対してそれらの初期位置へ戻るのを
確実にする。カム面82のより引っ込んだ端部へ向けて
のボール60の移動は、工具に対するジョー40の最終
締めつけ力を取り除く。その後の、チャックを緩ませる
方向へのスリーブ110及びカム・リング80の継続す
る回転は、ばね140によりナット50に伝達される。
これによりナット50は回転し、ジョー40を工具から
引っ込める。
スリーブ110はスリーブ130に対して工具を把持し
ている位置から反対方向に回転される。これにより、ボ
ール60は最終カム面部分82bを転がり上がり、かつ
初期カム面部分82aを該部分82aの最も引っ込んだ
開始点端部へと転がり下りる。ばね140は、ナツト5
0に対するスリーブ110及びカム・リング80のこの
運動の間にその初期の周囲長に戻る。ばね140は再び
タブ74の一つと接触して保持器70及びボール60が
カム・リング80に対してそれらの初期位置へ戻るのを
確実にする。カム面82のより引っ込んだ端部へ向けて
のボール60の移動は、工具に対するジョー40の最終
締めつけ力を取り除く。その後の、チャックを緩ませる
方向へのスリーブ110及びカム・リング80の継続す
る回転は、ばね140によりナット50に伝達される。
これによりナット50は回転し、ジョー40を工具から
引っ込める。
【0022】チャック10の最終締めつけはナット50
の回転なしに行われるので、ジョー40とナット50と
の間のねじ山は比較的に粗くできる。このことは、スリ
ーブ110の回転に応答してジョーに比較的に敏速な運
動を生じさせるので望ましい。チャックの工具把持効果
を高めるために比較的に細かいねじ山を使用することは
必要ではない。使用者は、チャツクの調節、工具の把
持、工具の締めつけロック、工具のアンロック、及びチ
ャツクの工具取り外し機能の全てを行うために、一つの
制御要素(即ち、スリーブ110)の操作のみが必要で
ある。チャックは、初期の締めつけモード(ここではナ
ット50が回転する)から最終の締めつけモード(ここ
ではナット50は回転せず、ボール60がナット50を
軸方向前方に動かすようにカムに対して動作可能にな
る)へと自動的に切り替わる。チャックが緩められた時
は、ばね140は環状保持器70に確実(積極的)に働
き、各ボール60を初期位置に戻す。
の回転なしに行われるので、ジョー40とナット50と
の間のねじ山は比較的に粗くできる。このことは、スリ
ーブ110の回転に応答してジョーに比較的に敏速な運
動を生じさせるので望ましい。チャックの工具把持効果
を高めるために比較的に細かいねじ山を使用することは
必要ではない。使用者は、チャツクの調節、工具の把
持、工具の締めつけロック、工具のアンロック、及びチ
ャツクの工具取り外し機能の全てを行うために、一つの
制御要素(即ち、スリーブ110)の操作のみが必要で
ある。チャックは、初期の締めつけモード(ここではナ
ット50が回転する)から最終の締めつけモード(ここ
ではナット50は回転せず、ボール60がナット50を
軸方向前方に動かすようにカムに対して動作可能にな
る)へと自動的に切り替わる。チャックが緩められた時
は、ばね140は環状保持器70に確実(積極的)に働
き、各ボール60を初期位置に戻す。
【0023】上記は本発明原理の一態様を示すものであ
り、当業者であれば、本発明の範囲と精神とを逸脱する
ことなく様々な変更を行えることは理解されるであろ
う。例えば、つる巻ばね140は、チャックの締めつけ
中に、スリーブ110と共にナット50を押すか又は引
くように、チャックの回りをいずれの方向にも巻くこと
ができる(もし締めつけ中にばね140がナット50を
押すなら、緩める間にはナットを引っ張るであろう。も
し締めつけ中にばね140がナット50を引くなら、緩
める間にはナットを押すであろう)。
り、当業者であれば、本発明の範囲と精神とを逸脱する
ことなく様々な変更を行えることは理解されるであろ
う。例えば、つる巻ばね140は、チャックの締めつけ
中に、スリーブ110と共にナット50を押すか又は引
くように、チャックの回りをいずれの方向にも巻くこと
ができる(もし締めつけ中にばね140がナット50を
押すなら、緩める間にはナットを引っ張るであろう。も
し締めつけ中にばね140がナット50を引くなら、緩
める間にはナットを押すであろう)。
【0024】本発明の範囲に含まれる他の変更例とし
て、もし望むなら、つる巻ばね140に代えて、円周方
向に作用するような他のいかなるタイプのばねも使用で
きる。例えば、1又は2以上の板ばねを要素50と11
0との間で軸方向に展開させられる。あるいは、アコー
デオン又はコイルばねを要素50と110との間で円周
方向に展開させられる。
て、もし望むなら、つる巻ばね140に代えて、円周方
向に作用するような他のいかなるタイプのばねも使用で
きる。例えば、1又は2以上の板ばねを要素50と11
0との間で軸方向に展開させられる。あるいは、アコー
デオン又はコイルばねを要素50と110との間で円周
方向に展開させられる。
【0025】本発明の範囲に含まれる更に他の変更例と
しては、ボール60及び又は90にに対するローラ等の
他の種類の軸受け要素の代替え、ボールなしのシンプル
な傾斜路のような他のタイプのカムの使用、リング80
の代わりに82のようなカム面をナット50の上に設け
ること、要素60及び70のリセットを確実にするため
にタブ74の一つと接触するところのばね140以外の
部材の使用(例えば、カム・リング80から前方に突き
出している指状の部材)、等が含まれる。
しては、ボール60及び又は90にに対するローラ等の
他の種類の軸受け要素の代替え、ボールなしのシンプル
な傾斜路のような他のタイプのカムの使用、リング80
の代わりに82のようなカム面をナット50の上に設け
ること、要素60及び70のリセットを確実にするため
にタブ74の一つと接触するところのばね140以外の
部材の使用(例えば、カム・リング80から前方に突き
出している指状の部材)、等が含まれる。
【0026】本発明はまた、正に異なった基本的構造
(例えば、ジョーにはねじ山が切られておられず、かつ
ねじ山以外の他の手段によりジョーと作用する前進又は
後退用の部材によってジョーが前進又は後退させられる
ようなチャック)のチャックに対しても十分に適用可能
である。
(例えば、ジョーにはねじ山が切られておられず、かつ
ねじ山以外の他の手段によりジョーと作用する前進又は
後退用の部材によってジョーが前進又は後退させられる
ようなチャック)のチャックに対しても十分に適用可能
である。
【0027】
【発明の効果】以上述べた如く本発明のキーレス・チャ
ックは、上記構成であるので、簡単な構造にも係わら
ず、工具着脱の操作性及び工具把持機能の確実性が大幅
に改善されている。
ックは、上記構成であるので、簡単な構造にも係わら
ず、工具着脱の操作性及び工具把持機能の確実性が大幅
に改善されている。
【図1】図1は本発明による実施例のチャックの一部断
面を含む正面図である。
面を含む正面図である。
【図2】図2は図1のチャックの1構成要素の正面図で
ある。
ある。
【図3】図3は図1のチャックの他の構成要素の正面図
である。
である。
【図4】図4は図3の4−4線断面図である。
【図5】図5は図1のチャックの更に他の構成要素の正
面図である。
面図である。
【図6】図6は図5の6−6線について見た正面図であ
る。
る。
10 チャック 20 本体 40 ジョー 50 ナット 60,90 転がり軸受け要素 70,92 環状保持器 80 カム・リング 82 カム面 82a 初期部分 82b 最終部分 100 軸受け座金 110 前部スリーブ 130 後部スリーブ 140 螺旋形のばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルイ エム・シャデック アメリカ合衆国 サウスカロライナ州 29621 アンダーソン マーチバンクス45 D 2418 (72)発明者 ロバート オー・ハッフ アメリカ合衆国 サウスカロライナ州 29673 ピードモント ワシントンドライ ブ 68
Claims (15)
- 【請求項1】 チャックの縦軸と同心の工具を取り外し
可能に把持するキーレス・チャックにおいて、 前記縦軸と同心の円周方向に相互に間隔をもって配置さ
れ、かつ前記工具を把持し又は開放すべく相互に近づき
又は離れる運動のために取り付けられた複数のジョー
と、 前記ジョーと噛み合う第1の手段であって、該第1の手
段の少なくとも回転可能な部分の前記縦軸の回りの回転
の結果として、かつまた前記第1の手段の少なくとも往
復運動可能な部分の前記縦軸に平行な往復運動の結果と
して、前記ジョーを相互に近づけ又は離れるようにする
ものと、 前記第1の手段の少なくとも前記回転可能な部分に対す
る前記縦軸の回りの回転のために取り付けられた第2の
手段と、 前記縦軸の回りの円周方向に作動するばね手段であっ
て、前記第1の手段の回転可能な部分が前記第2の手段
と共に回転するのを弾性をもって支持すると共に、該回
転可能な部分の回転が前記ジョーと前記工具との接触に
より妨げられている場合には、前記第2の手段を前記第
1の手段の回転可能な部分に対して回転可能にするもの
と、 前記第2の手段と前記第1の手段の往復運動可能な部分
との間で作動するカム手段であって、前記第1の手段の
回転可能な部分に対する前記第2の手段の回転に応じて
前記往復運動可能な部分を往復運動させるものとを備え
ることを特徴とするキーレス・チャック。 - 【請求項2】 前記ばね手段は、前記縦軸と実質的に同
心の螺旋形のばねを含み、該螺旋形のばねの一端は前記
第1の手段の前記回転可能な部分へ装着され、前記ばね
の他端は前記第2の手段へ装着されていることを特徴と
する請求項1のキーレス・チャック。 - 【請求項3】 前記カム手段は、前記縦軸と同心の円周
方向に展開しているカム面と、該カム面と接触するカム
従動部材であって、前記第2の手段が前記第1の手段の
回転可能な部分に対して回転する時に前記カム面に追従
するものとを備えることを特徴とする請求項1のキーレ
ス・チャック。 - 【請求項4】 前記カム従動部材はボールであることを
特徴とする請求項3のキーレス・チャック。 - 【請求項5】 前記第1の手段の回転可能な部分の回転
が前記ジョーと前記工具との間の接触により妨げられて
いない場合には、常に、前記カム手段を初期状態に復帰
させる手段を更に備えることを特徴とする請求項1のキ
ーレス・チャック。 - 【請求項6】 前記カム手段は、 前記チャックが前記工具を把持する動作中の前記ジョー
と前記工具との接触により前記第1の手段の回転可能な
部分の回転が最初に妨げられた直後に前記ジョーを前記
工具に締めつけさせる第1の部分と、 該第1の部分により生じた把持よりも実質的に少ない量
で該第1の部分が前記ジョーによる前記工具の把持を緩
めた後に作動する第2の部分とを備えることを特徴とす
る請求項1のキーレス・チャック。 - 【請求項7】 チャックの縦軸と同心の工具を取り外し
可能に把持するキーレス・チャックにおいて、 本体と、 該本体に配置された複数のジョーであって、前記縦軸の
回りの円周方向に相互に間隔をもって配置され、かつ前
記本体に対して前記工具を把持し又は開放すべく相互に
近づき又は離れるように運動可能であり、かつ夫々がね
じ山の部分を有するものと、 前記本体上に前記縦軸と同心状に設けられたナットであ
って、前記本体に対し前記縦軸の回りを回転可能である
と共に、該ナットの前記本体に対する回転の結果とし
て、かつまた前記ナットの前記本体に対する前記縦軸に
平行な往復運動の結果として、前記ジョーを相互に近づ
け又は離すように該ジョーのねじ山の部分と噛み合うも
のと、 前記縦軸と同心の前記本体に対する回転のために前記本
体に取り付けられたスリーブと、 前記スリーブと前記ナットとの間に作用可能に連結され
たばねであって、前記ナットが前記スリーブと共に回転
するのを弾性をもって支持すると共に、前記ナットの回
転が前記ジョーと前記工具との間の接触により妨げられ
ている時は前記スリーブを前記ナットに対して回転可能
とするものと、 前記スリーブと前記ナットとの間に作用可能に設けられ
たカム手段であって、前記スリーブが前記ナットに対し
て回転する時は前記ナットを前記本体に対して前記縦軸
に平行に往復運動させるものとを備えることを特徴とす
るキーレス・チャック。 - 【請求項8】 前記ばねは、前記縦軸と実質的に同心の
螺旋形のばねであり、該ばねの一端は前記ナットに装着
され、かつ前記ばねの他端は前記スリーブに装着されて
いることを特徴とする請求項7のキーレス・チャック。 - 【請求項9】 前記カム手段は、前記縦軸と同心で相互
に円周方向に間隔を置いて配置されている複数の円弧状
のカム面と、複数のカム従動部材であって、夫々が前記
カム面の各一つと接触しかつこれに追従するものとを備
えることを特徴とする請求項7のキーレス・チャック。 - 【請求項10】 前記各カム従動部材が夫々一つのボー
ルを含んでいることを特徴とする請求項9のキーレス・
チャック。 - 【請求項11】 前記ボールは、前記縦軸と同心で、か
つ前記スリーブに対して前記縦軸を中心に回転可能であ
る環状部材中の円周方向に間隔を置いた開口中に配置さ
れていることを特徴とする請求項10のキーレス・チャ
ック。 - 【請求項12】 前記ナットの回転が前記ジョーと前記
工具との間の接触により妨げられていない時は、常に、
前記環状部材を初期位置に回転させる手段を更に備える
ことを特徴とする請求項11のキーレス・チャック。 - 【請求項13】 前記カム手段は、前記ジョーを前記工
具に締めつける方向に前記ナットを往復運動させる初期
部分と、前記ジョーを前記工具から緩める方向に前記ナ
ットを往復運動させる最終部分とを備え、前記最終部分
により行われた往復運動の量が前記初期部分により行わ
れた往復運動の量よりも十分に小さいことを特徴とする
請求項7のキーレス・チャック。 - 【請求項14】 前記カム面は前記スリーブ上に配置さ
れており、前記カム従動部材は前記カム面と前記ナツト
との間に配置されていることを特徴とする請求項9のキ
ーレス・チャック。 - 【請求項15】 前記環状部材を回転させるための前記
手段は、前記環状部材から離れることが可能に接触して
いる前記ばねの部分を備えることを特徴とする請求項1
2のキーレス・チャック。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/884,362 US5215317A (en) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | Keyless chuck |
US884362 | 1992-05-18 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH068015A true JPH068015A (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=25384455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5132385A Pending JPH068015A (ja) | 1992-05-18 | 1993-05-12 | キーレス・チャック |
Country Status (11)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5215317A (ja) |
EP (1) | EP0570918B1 (ja) |
JP (1) | JPH068015A (ja) |
KR (1) | KR930023097A (ja) |
CN (1) | CN1080223A (ja) |
AT (1) | ATE155721T1 (ja) |
AU (1) | AU657048B2 (ja) |
BR (1) | BR9301092A (ja) |
CA (1) | CA2093869A1 (ja) |
DE (1) | DE69312392T2 (ja) |
TW (1) | TW283666B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7464560B2 (en) | 2004-03-03 | 2008-12-16 | Denso Corporation | Air conditioner for automobile |
Families Citing this family (50)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5348317A (en) * | 1993-08-13 | 1994-09-20 | Jacobs Chuck Technology Corporation | Chuck |
US5501473A (en) * | 1993-08-13 | 1996-03-26 | Power Tool Holders Incorporated | Chuck |
US5411275A (en) * | 1993-09-27 | 1995-05-02 | Jacobs Chuck Technology Corporation | Chuck with torque limiting mechanism and inclined plane for final tightening |
US5531461A (en) * | 1993-09-27 | 1996-07-02 | Jacobs Chuck Technology Corporation | Chuck with torque limiting mechanism and inclined plane for final tightening |
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