JPH0680139A - 液体貯蔵用タンク - Google Patents

液体貯蔵用タンク

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JPH0680139A
JPH0680139A JP5152500A JP15250093A JPH0680139A JP H0680139 A JPH0680139 A JP H0680139A JP 5152500 A JP5152500 A JP 5152500A JP 15250093 A JP15250093 A JP 15250093A JP H0680139 A JPH0680139 A JP H0680139A
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JP
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container
tank
neck
wall
conduit
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Application number
JP5152500A
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English (en)
Inventor
Stephen J Watson
スティーブン、ジェームズ、ワトソン
Sam R Leighton
サム、ラッセル、ライトン
Peter W Czwienczek
ピーター、ウイリアム、チウェンチェク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orbital Engine Co Pty Ltd
Original Assignee
Orbital Engine Co Pty Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M11/00Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
    • F01M11/04Filling or draining lubricant of or from machines or engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16NLUBRICATING
    • F16N37/00Equipment for transferring lubricant from one container to another

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 適当でない液体を使用する危険がいちじるし
く減少するように構成された充填式タンクの提供。 【構成】 内燃機関にオイルを供給するオイルタンク(1
0, 50)において、オイルタンクはオイル容器(64, 25)頚
部(65)をうけ入れるため上向きに開いた充填通路を有す
る。タンク充填通路はその開放端部(53)から内方に離れ
た壁(54)によって閉鎖され、開口(59)は充填通路とタン
ク内部の間の直接の連通を阻止するように設置された前
記充填通路壁に設けられる。充填通路は、容器頚部(65)
が所定長さ充填通路に挿入されるとき容器頚部(65)は密
封可能に係合し、前記密封係合が確実となった後頚部の
閉鎖壁(70)を破断しオイルが容器から充填通路の前記開
口を通ってタンク内に流れ込みうるように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の潤滑用オイル
を供給するタンクのような充填式液体タンクに関する。
ここに開示される充填式タンクは広範な用途を有する
が、以下、内燃機関のオイルタンクに適用されるものと
して論じかつ記載する。しかしながら、同じ容器が他の
用途にも使用しうることは明らかである。
【0002】
【従来の技術】四サイクル機関において機関の油ためま
たはクランクケースにオイルを貯蔵するため、オイルを
油ためから吸出して機関の所要部分に分配するオイルポ
ンプを設けることは普通のことである。二サイクル機関
において、クランクケースは通常吸気装置の一部であっ
てオイルの貯蔵タンクとして機能することはできない。
歴史的に、二サイクル機関においてはオイルを燃料と予
め混合することが慣行であり、このことは潤滑の見地か
らは成功を収めたが燃料とオイルを混合することの不便
さばかりでなく、オイルを予め混合された燃料の用途の
狭さという問題が生じた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近、二サイクル機関
に、付属するポンプおよび運転中機関に導入される燃料
および空気のいずれか一方または双方に対して調節され
た量のオイルを供給するように配置された計量装置を備
えた、独立したオイルタンクを設けることが普通になり
つつある。この方法は燃料とオイルを予め混合すること
より便利であるが、燃料とともに供給されるオイルのか
なりの割合が燃焼室内で燃焼され、排気排出物を好まし
くない危険な水準に上昇させるという問題が残ってい
る。
【0004】車両用機関、とくに大出力乗客車両用機関
としてうけ入れうる水準までの二衝程サイクル機関の最
近の発展により、排気排出物の問題が派生することのな
い一層有効な潤滑を実施する必要性が生じた。さらに、
現代の二サイクル機関の潤滑の必要性は、四サイクル機
関として運転される一層普通の車両用機関において使用
されるオイルが通常具備していない、オイルの特殊な特
性または添加剤を必要とする。したがってすべての車両
用機関が同じ型のオイルを使用する長年の通常の慣行に
より、車両における二サイクル機関に対して使用される
のに適当でないオイルに対する区別の必要(ポテンシャ
ル)が存在する。
【0005】従って本発明の目的は充填された不適当な
液体を使用する危険が少なくともいちじるしく減少する
ように構成された充填式タンクを提供し、一般大衆は通
常の容器または供給がタンク、とくに内燃機関用オイル
タンクのようなタンク内の液体は交換または補給のため
使用するのに適当でないことを認識するであろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的に関連して、閉
鎖壁を備えた液体容器の頚部をうけ入れるため上向きに
開いた充填通路を有する液体貯蔵用タンクであって、前
記タンク充填通路はその開放端から内方に離れた壁によ
って閉鎖され、前記充填通路壁の開口は充填通路とタン
ク内部との間の直接の連通を阻止するように設置され、
前記充填通路は容器頚部が所定長さ充填通路内に挿入さ
れるとき容器頚部に密封係合し、前記密封係合が確実に
なった後容器頚部の前記閉鎖壁を破裂しそれにより液体
が容器から充填通路壁の前記開口を通ってタンクに流れ
込みうるように構成された液体貯蔵用タンクが提供され
る。
【0007】充填通路は液体が容器頚部が充填通路と密
封係合しないとき充填通路からタンクの中へ流れ込むこ
とを阻止するように配置するのが便利である。とくに、
液体容器の頚部をうけ入れるため上向きに開いた充填通
路、前記開放端から内方に離れた前記充填通路に張架す
る壁、および前記壁と一体で貫通する通路を画定しかつ
容器頚部が充填通路に挿入されるとき容器頚部の閉鎖壁
を破壊するため上端に設置された導管を有するタンクで
あって、導管の壁の開口は閉鎖壁の前記破壊の後容器内
部と連通し、前記導管は導管が頚部にうけ入れられ閉鎖
壁の破壊の前それらの間を密封するとき導管の開口の下
方の高さで導管の頚部と相互に係合するように構成され
たタンクが提供される。
【0008】導管の開口は充填通路の容器頚部の挿入方
向に対して平行または急傾斜している導管の壁部分に設
置されるのが便利である.開口は通常の漏斗の使用によ
って液体が導管内にしたがってタンク内に供給されるの
を困難にするように傾斜した導管壁の部分に設置され
る。
【0009】また、タンク充填通路の壁の排出開口を、
好ましくは充填通路に設置された導管の開口の高さ以下
に設置するのが好ましい。しかして、液体が導管と正確
に共働する容器からでなしに充填通路に供給されるなら
ば、液体は導管に流入するのに先立って排出開口を通っ
て漏洩する。
【0010】充填通路に張架する壁を通る空気ポートを
設けることができ、ポートはタンク内部と大気との間を
容器からタンクに液体を供給する間直接連通する。空気
ポートは好ましくはタンクへの液体の流れをいちじるし
くは阻害しないような割合でタンクから空気が漏洩しう
るような大きさにするのが好ましい。さらに、空気ポー
トは液体の粘性を考慮して貫流する液体の流量いちじる
しく制限するような大きさであるのが好ましい。このよ
うに空気ポートの大きさを決定することは、空気ポート
を通って液体を供給することによりタンクに充填しよう
とする試みに対する阻止力となる。しかしながら、空気
ポートの大きさはもし少量の液体が充填通路の内端部に
集められるならば、それは徐々に空気ポートを通ってタ
ンクに達するように選択すべきである。阻止力は上記の
ように充填通路の壁に排出開口を設置することによっ
て、あるいは充填通路に張架する壁の上方僅かな距離の
高さに開口する別の開口を設けることによって促進され
る。
【0011】そうでなければ、適当な通路がタンクと容
器の間に設けられ、それらが液体をタンクに供給するた
め組立てられるとき、流入する液体によってタンクから
排出された空気は液体が排出された容器内に排出され
る。容器の頸部がタンクの充填通路に完全に係合し容器
からタンクへの空気の流入が可能になるとき連通する適
当な導管をタンクおよび容器に設けるのが便利である。
【0012】充填通路に張架する壁を通して連通する導
管が充填通路の内部形状に対して非対象であることが好
ましい。この構造は、対称的頸部を備えた通常の容器の
ような、その目的に対してとくに構成されなかった容器
からタンクへ液体を供給しようとする試みに対する別の
阻止力になる。
【0013】また、液体をうけ入れるため閉鎖室を画定
しかつ供給ポートを有するタンク本体、タンク体内の上
向きに開いた空所であって空所を閉鎖室から分離する下
方壁部分を有する前記空所、少なくともその端部が空所
にうけ入れられるように形成されかつ容器が空所内にう
け入れられそれにより液体が容器から閉鎖室に流れうる
ようになるとき空所の下方壁部分の入口ポートと作動的
に連通するように設置された前記端部の開放しうる排出
ポートを備えた容器を有し、前記排出および入口ポート
はそれぞれ容器および空所内に設置され、それらは容器
の前記部分が空所内に唯一の選択された相対的位置にう
け入れられるときだけ作動的に連通するように設置され
る別の型式の液体タンクが提供される。
【0014】容器またはタンク本体は供給または排出ポ
ートと関連する弁装置を有するのが便利であり、容器に
応動して作動されるように構成された弁装置は、空所に
前記選択された配置に完全に挿入され開放して液体が容
器から閉鎖室に流れさせる。弁装置の設置は容器が空所
内に正確な位置に設けられるときだけ弁装置が開放され
るため容器が空所に挿入されるとき液体の漏洩を阻止す
る。弁装置は容器内に設けられタンク本体は要空きが空
所内に選択された位置まで完全に挿入されたとき、弁装
置を開いて閉鎖室に液体を流すため、容器と閉鎖した室
の間に連通を確立する装置を設けるのが便利である。
【0015】閉鎖室は少なくとも部分的に空所の周りに
設置され、閉鎖室の上端部分は空所の前記下方壁部分の
高さの上方にあるのが便利である。空所および容器の容
量および形状は、容器が空所内に正確に設置されるとき
閉鎖室と連通して、液体水位の平衡は容器および閉鎖室
内で達成され、その水位は閉鎖室の上端の高さの下方に
ある。
【0016】閉鎖室は液体水位が変化するとき閉鎖室に
対して空気を出入りさせる通気装置を備えた弁装置を有
することは便利である。通気装置は閉鎖室および容器内
のオイルの平衡水位以上に設置されている。また液体水
位指示器またはセンサがタンクの利用限度の水位に関す
る情報を伝達にするため設けられている。指示器または
センサはセンサが水位が所定の水位以下になるときだけ
指示するように構成されている。
【0017】使用中空所内に容器を着脱可能に固定する
装置が設けられ、容器内の液体が排出されたとき引続い
て除去を可能にする。
【0018】前記別の各構造の中に、液体を供給ポート
に流す濾過装置を設けるのか好ましい。濾過装置は清掃
または交換のために除去しうる濾過要素を備えるのが好
ましい。
【0019】液体が供給される容器がタンクに組付けら
れその一体の部分を形成するタンクの上記構成は、液体
が供給される装置と関連して設けられるタンクと一体的
に共働するため正確な容器として形成されるときだけ、
液体の使用を確実なものとする。相互に設置されかつ相
互に作動する関係がそれに対して液体が供給される装置
に関連して設けられる。容器とタンクの間の相互に設置
されかつ相互に作動する関係は、本質的に適当でない液
体がタンクに供給されることを阻止する。さらに、タン
クの液体貯蔵容量の部分としての容器の一実施例におけ
る使用は、装置の全体的の物理的寸法の減少に役立つ。
【0020】前記液体タンクおよび液体をタンクに補充
する関連するための関連する液体容器の好ましい用途
は、内燃機関好ましくは油ためを備えない二衝程サイク
ルサイクル内燃機関へのオイルの供給である。
【0021】本発明は内燃機関と関連して使用されるタ
ンクの二つの実際的装置の下記の説明から一層容易に理
解されるであろう。
【0022】
【実施例】第1図を参照すると、内燃機関において使用
するオイルタンク50は、タンクの所要の容量および取
付けられる場所に対して適当な形状の本体を有する。タ
ンク50は円形断面の頚部51を有し、かつタンク50
が作動位置に取付けられるときその軸線がほぼ垂直にな
るように設置される。頚部51は、開放上端53および
開放端53から下方に離れかつ頚部51内側全体に延び
る橋絡壁54を有する円筒形の内面52を有する。壁5
4は頚部51の内面52と一体であるかまたはその周囲
で密封状態に組立てられる。
【0023】導管55は壁54と一体に形成され、かつ
その下端56で開きタンク内部と直接連通している。導
管55の上端は傾斜した端壁58によって閉鎖され、二
つの横方向通路59が導管55に傾斜した端壁58の下
方に、導管55の両側に一つづつ設けられている。壁5
4にはさらに通気孔60が設けられている。導管55の
開口している下端56の内壁の下端縁には、貯蔵タンク
から空気が漏れることが可能なようにオイル膜かを破る
ため、好ましくはノッチ又はスロットが設けられてい
る。
【0024】端壁58はその上端に下記に詳細に説明す
る突起58aを有する。横方向通路59の設置によっ
て、タンク頚部51の開放上端53に供給されるオイル
が通路59の垂直配置のために、導管55の通路59を
通って自由に流れないようになっている。また通常の漏
斗を通路59に挿入することは困難である。さらに孔6
1はオイルのレベルが、オイルが通路59を通ってタン
クに流れ込むのに十分に上昇する前に、直接頚部51に
排出させる。
【0025】通路59の下方に少し離間した位置には、
導管55の外周にOリングシール57が設けられてい
る。しかしながら、導管55と頚部65間に密封関係が
保持されるならば上記Oリングシール57は省略しても
よい。
【0026】オイルをタンク50に供給する容器64は
どのような都合のよい形にすることもできるがタンク5
0の頚部51内にうけ入れられる断面の頚部65を備え
ている。
【0027】容器頚部65の端部68は円筒形断面を有
し、密封状態で導管55の外面に係合するシール57を
備えた壁54の上方で導管55の部分をうけ入れるよう
な大きさにされている。破壊しうる障壁70が容器64
の頚部65の内部を横切って設けられ、容器64は最初
は容器64が逆さにされたとき頚部65を通って容器6
4からオイルが排出することを阻止している。障壁70
は容器64の頚部65をタンク50の頚部51に挿入す
るとき導管55の端壁58上の突起58aとの係合によ
って貫通される。
【0028】障壁70は、容器頚部65の端部60が通
路59の高さから下方の導管55の下方部分上のO−リ
ングシール57を介して密封状態を完成されるまでは、
貫通されずに容器64内のオイルを排出させることがな
いような位置に設けられている。容器頚部65の端部6
8は、その端面67がタンク50の頚部51の壁54に
接触する以前に、横方向通路59が設けられている導管
55部が障壁70の上方に位置するような、軸方向長さ
を有する。そのように設置されたとき、オイルが容器6
4から通路59および導管55を通ってタンク50に流
れ込む自由な通路が形成される。
【0029】容器64およびタンク50のそれぞれの頚
部65および51は、それらと一体にまたはそれぞれ4
8および49に示されたスナップ止めによるようにし
て、そこに取付けられる別々の要素として構成される。
また通気孔60はタンク50の内部から導管55および
端壁58を通って延びる通気路71(図2参照)と置換
または共働することができる。しかして、空気はタンク
50からオイルが流れこむのと反対方向に流れる。通気
路71の上端は容器64の基部付近に延びる容器の同様
の通路72(図2参照)と共働し、タンクにオイルを供
給するため容器が逆さにされるとき、タンクから排出さ
れた空気は容器内のオイルのヘッドが空気流に抵抗を加
えまたは制限することなく容器に排出される。容器内の
通路はプラスチツク材料から作られた管の形式とするこ
とができ、また通路71のようなタンク内の通気路の必
要なしに設けることができる。
【0030】図2に示す変型においては、溝69がタン
ク50の頚部51の内面52に設けられ、突起66は、
容器を図2に示すような関係でだけ容器の頚部65をタ
ンク50の頚部51に対して挿入しうるように、容器6
4の頚部65に設けられている。さらに容器64の頚部
65内の障壁70とタンク50の頚部51の導管55の
突起58aとの相互作用により、導管55に取付けられ
たO−リングシール57と容器64の頚部65の端部6
8の間が密封された後だけ液体が容器64から流れるこ
とができる。しかして、容器64からのオイルの漏洩は
発生せず、容器64の全容量を通路59を通してタンク
50に供給することができる。
【0031】壁54の通気孔60はオイルが容器64か
らタンクに流れ込むときタンク50内の空気が大気に排
出できるようにし、空気はついで孔61または容器頚部
65の外面とタンク頚部51の内面52の隙間のいずれ
かから排出される。上記構成はまたオイルが上記のよう
な規定の頚部構造を有しない容器からタンク50に供給
されることに対する安全装置を構成し、とくに通常の円
筒形頚部を有する容器からのオイルの供給を阻止する。
【0032】この点に関し、図2に示された構造におい
て、タンク頚部51の開放上端53に供給されるオイル
は通路59の水平配置のため導管55の通路59を通っ
て自由に流れることはない。通常の漏斗を通路59に挿
入することも困難である。さらに、頚部51の壁の溝6
9が頚部51の上端から導管55の通路59の下方の高
さまで下方に延びているため、もしオイルが自由に頚部
51に排出されるならばそれが通路59から導管55に
ついでタンク50に流れるのに十分な高さに上昇する以
前に溝69を通って溢流する。また孔61は図1を参照
して前に記載したのと同様の作用を奏する。さらに、通
気孔60の大きさは、空気が必要な流量でそこから排出
しタンク5を充填させることができるように選択され、
オイル自体はオイルの粘性を考慮するときわめて遅い速
度で孔60を通ってタンク50に流れることができるだ
けである。また、障壁70は導管55又はタンクの他の
部分との係合によって開かれる弁によって置き換えるこ
とができる。
【0033】図3ないし5を参照すると、オイル容器1
0は機関または車体のような機関に隣接する構造物、と
くに車両10の機関室の壁に取付けるための図示しない
適当な装置を備えている。タンク10は流出ニップルに
よって図3に示すような垂直位置に取付けられ、タンク
10にはオイル管が取付けられ、タンクの底部に設置さ
れる。タンク10は下方部分13、反対側の側部14,
15および端部16を有する閉鎖室12を画定してい
る。室12の部分13,14,15および16は壁部分
17とともに上向き開放空所19を形成し、下方壁18
は空所19を閉鎖室12の下方部分13から分離してい
る。
【0034】空所19の下方壁18は凹所21を有し、
その基部23の部分32は空所19と閉鎖室12の下方
部分13の間を連通する。閉鎖室12の部分16の上端
は普通の構造の両方向通気集合体5を備えている。
【0035】容器25は空所19に補完的かつほぼ締ま
り嵌めの大きさを有する全体的に長方形の容器である。
容器25は空所19の下方壁18に凹所21の補完的断
面の突出部分26を有する。突出部分26は容器の周壁
に向い合って配置され、容器25が逆さに空所19に挿
入されたとき、突出部分26は凹所21にうけ入れら
れ、容器25の隣接する端壁28は空所19の下方壁1
8に載置される。空所19に対する凹所21、容器25
の端壁28に対する突出部分26の非対称的配置および
容器25と空所19の補完的密嵌形状から見て、容器2
5が正確に位置決めされ部分26が凹所21にうけ入れ
られるときだけ容器25は完全に空所19に挿入され
る。
【0036】容器25は全体的に剛性の外側殻体および
可撓性材料の符号20で示されたような内側ライナを有
する公知の形状とするのが便利である。外側殻体は全体
的に剛性のカードボードまたはプラスチツク材料から作
られたものであり、一方ライナ20は容器25に収容さ
れる潤滑オイルまたは他の液体に対して不透過性かつ不
活性の可撓性プラスチツク材料から作るのが好ましい。
ライナ20は十分に可撓性で、オイルが閉鎖室12に排
出されるとき大気圧で容易に潰れる。そのためライナに
20に通気孔は必要ない。
【0037】突出部分26はライナに密封され、弾性ア
ーム29に取付けられそれによって押されて通常排出通
路32を閉鎖するボール27を備えた公知の構造の弁集
合体24を内蔵する。容器25が空所19に挿入される
とき、弁集合体のボール27は突起22に接触し、ボー
ルは外れそれによりオイルが容器25からタンク10に
流れ込むことができる。全体的に符号24で示された弁
集合体は、公知のものでこれ以上の説明の必要はない。
【0038】閉鎖室12の下方部分13内には、一連の
濾過部分31を備えた全体的に円筒形の濾過器集合体3
0が設置され、そこをオイルが室12から中央画室32
に流れ込み、中央画室32にニップル11がオイルを流
出させるため連通している。濾過器集合体30はタンク
10の内ねじ部分に対応する外ねじ部分を有する。O−
リングシール35は、濾過器集合体30の凹所内に支持
され、通路37と共働して濾過器集合体30がタンクに
十分にねじ込まれるとき有効なシールを形成する。
【0039】オイル水位センサ39は閉鎖室12の下方
部分13内に設置され、オイルの水位が設定値以下に下
がったとき信号を発生する。センサ39は、好ましくは
車両の計器板のような離れた位置の、適当な可視的およ
び音響的のいずれか一方または双方の警報装置を作動す
るため信号を発生する。オイル水位センサは適当な公知
の構造のものとすることができ、二つの信号すなわち一
方はオイル水位が注意水位以下にまた他方は危険水位以
下に下がったことを指示する。
【0040】弾性バンドのように使用の際容器25をタ
ンク10に着脱可能に組合わせて保持する装置を設ける
ことができ、バンドは手でクリップ止めし容器とタンク
を組合わせて所定位置に保持する。
【0041】図3ないし5を参照して記載したオイルタ
ンクの構造はタンク10へのオイル供給のため空所19
内に嵌合する適当な構造を有し、またオイルを容器25
からタンク10の閉鎖室12へ流し込むためタンクの凹
所21と正確に共働する突出部分を有する容器25の使
用によってのみ補充することができる。したがって、上
記構造はタンク10が設けられた機関と対応しないオイ
ルによるタンク10へのオイルの不正な補給を有効に防
止する。
【0042】図面を参照して記載したタンクは特殊な容
器のみを使用して充填され、それによりタンクが正当な
液体のみが確実に充填される各種の液体タンクを提供す
るものである。ここに記載したように、タンクの特殊な
用途は、特殊な添加剤または特性を備えた特殊なオイル
が要求される、二衝程サイクル内燃機関に対するオイル
供給のようなものである。
【0043】
【発明の効果】閉鎖壁を備えた液体容器の頚部をタンク
の上向きに開いた充填通路に所定長さ挿入し、容器頚部
と充填通路を密封係合させた後、充填通路によって容器
頚部の閉鎖壁を破壊し、充填通路壁の開口を通して容器
とタンク内部を連通させるようにしたため、適当でない
液体を使用する危険をいちじるしく減少した。
【図面の簡単な説明】
【図1】オイルタンク頚部と容器の組立体の部分断面
図。
【図2】図1に示す容器とタンクの変型の断面図。
【図3】容器とタンクの別の構造の側面図。
【図4】図3の4−4線に沿う容器とタンクの断面側面
面。
【図5】図3の5−5線に沿う容器とタンクの断面端面
図。
【符号の説明】
10 タンク 19 空所 20 可撓性ライナ 21 凹所 23 基部 25 容器 26 突出部分 27 ボール弁 30 濾過器集合体 31 排出通路 39 オイル水位センサ 50 オイルタンク 51 頸部 54 壁 55 導管 57 O−リングシール 58 端壁 58a 突起 59 横方向通路 60 通気孔 61 通気孔 64 容器 65 頸部 68 端部 68a 溝 70 障壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 サム、ラッセル、ライトン オーストラリア連邦ウェスターンオースト ラリア州、ネドランズ、ロビンソン、スト リート、19 (72)発明者 ピーター、ウイリアム、チウェンチェク オーストラリア連邦ウェスターンオースト ラリア州、ハマースリー、アピアン、ウェ イ、41

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体容器の頚部を受け入れるため上向きに
    開いた充填通路を有する液体貯蔵用タンクであって、上
    記タンク充填通路は、その開口端から内方に離間した壁
    によって閉塞されており、その充填通路の壁の開口は充
    填通路とタンク内との直接の連通を阻止するように設け
    られており、上記充填通路は、容器の頚部が所定量だけ
    充填通路内に挿入されたとき容器の頚部を密封可能に係
    合し、それにより充填通路の壁の開口を通して容器から
    液体が流れることを許容するように構成されている液体
    貯蔵用タンク。
  2. 【請求項2】液体容器の頚部を受け入れるため上向きに
    開いた充填通路を有する液体貯蔵用タンクにおいて、充
    填通路の開口端から内方に離れた所で充填通路に張架さ
    れた壁と、その壁の一体で貫通する通路を画定する導管
    と、容器頚部が充填通路に挿入されたとき容器の頚部内
    と連通するように配設された導管の壁の開口とを有し、
    その導管は導管が容器の頚部に受け入れられそれらの間
    を密封するとき導管の開口の下方位置で容器頚部と相互
    に係合するように構成された液体貯蔵用タンク。
  3. 【請求項3】閉鎖壁を備えた液体容器の頚部を受け入れ
    るため上向きに開いた充填通路を有する液体貯蔵用タン
    クであって、前記タンク充填通路はその開放端から内方
    に離れた壁によって閉鎖され、前記充填通路壁の開口は
    充填通路とタンク内部との間の直接の連通を阻止するよ
    うに設置され、前記充填通路は容器頚部が所定長さ充填
    通路内に挿入されるとき容器頚部に密封係合し、前記密
    封係合が確実になった後容器頚部の前記閉鎖壁を破壊し
    それにより液体が容器から充填通路壁の前記開口を通っ
    てタンクに流れ込みうるように構成された液体貯蔵用タ
    ンク。
  4. 【請求項4】液体容器の頚部をうけ入れるため上向きに
    開いた充填通路、前記開放端から内方に離れた前記充填
    通路に張架する壁、および前記壁と一体で貫通する通路
    を画定しかつ容器頚部が充填通路に挿入されるとき容器
    頚部の閉鎖壁を破壊するため上端に設置された導管を有
    するタンクであって、導管の壁の開口は閉鎖壁の前記破
    壊の後容器内部と連通し、前記導管は導管が頚部にうけ
    入れられ閉鎖壁の破壊の前にそれらの間を密封するとき
    導管の開口の下方の高さで容器の頚部と相互に係合する
    ように構成されたタンク。
  5. 【請求項5】充填通路は容器頚部が充填通路と密封係合
    しないときは充填通路からタンクの中へ液体が流れ込む
    のを阻止する請求項1乃至4のいずれかに記載のタン
    ク。
  6. 【請求項6】導管の前記開口は充填通路への容器頚部の
    挿入方向に対して急傾斜している導管の壁部分に設置さ
    れた請求項2または4に記載のタンク。
  7. 【請求項7】導管の前記開口は充填通路への容器頚部の
    挿入方向に対して平行な導管の壁部分に設置された請求
    項2または4に記載のタンク。
  8. 【請求項8】密封装置が閉鎖壁の破壊に先立って容器頚
    部に密封係合するように配置された導管内に設けられた
    請求項9または7に記載のタンク。
  9. 【請求項9】導管は導管壁の開口と容器内部の間が連通
    するのに先立ってまた閉鎖壁の破壊に先立って容器の頚
    部に密封係合するように配置された請求項6,7または
    8に記載のタンク。
  10. 【請求項10】排出開口が充填通路の壁の高さと導管の
    開口の高さの間で充填通路に設けられた請求項2または
    4ないし9のいずれか一項に記載のタンク。
  11. 【請求項11】タンクが導管から液体をうけ入れるとき
    タンクから空気を逃がしうるようにするため設置された
    充填通路の壁の通気開口を備えた請求項2または4ない
    し10のいずれか一項に記載のタンク。
  12. 【請求項12】前記通気開口はタンクに液体が流れ込む
    ことを阻止しかつ空気がタンクから流出しうるような大
    きさである請求項11に記載のタンク。
  13. 【請求項13】通気導管が壁の下方のタンクと導管上端
    の位置の間を連通するためタンクに設けられた請求項2
    または4ないし12のいずれか一項に記載のタンク。
  14. 【請求項14】導管が上端で容器頚部と導管の間を密封
    した後容器頚部の閉鎖壁を破壊するように構成された請
    求項2または4ないし13のいずれか一項に記載のタン
    ク。
  15. 【請求項15】前記導管は充填通路の内壁に対して非対
    称的に設置された請求項2または4ないし14のいずれ
    か一項に記載のタンク。
  16. 【請求項16】前記充填通路にうけ入れられる頚部、お
    よび頸部が充填通路内に導管の壁の前記開口の高さの下
    方で密封してうけ入れられるのに応じて前記導管によっ
    て破壊されるように設置された頚部内の閉鎖壁を有する
    請求項2または4ないし15のいずれか一項に記載のタ
    ンクと共働する容器。
  17. 【請求項17】導管の壁に密封され空気が容器からタン
    クに液体を供給することによりタンクから排出される液
    体の排出によって容器に形成された自由空間流れるとき
    前記通気導管と共働するように構成配置された空気導管
    が前記容器に設けられた請求項13に従属する請求項1
    4に記載のまたは請求項13に従属する請求項14また
    は15に記載の容器。
  18. 【請求項18】壁は頚部が充填通路に挿入されたとき開
    かれる再閉可能な弁を有する、請求項16又は17記載
    の容器。
  19. 【請求項19】液体をうけ入れるため閉鎖室を画定しか
    つ供給ポートを有するタンク本体、タンク体内の上向き
    に開いた空所であって空所を閉鎖室から分離する下方壁
    部分を有する前記空所、少なくともその端部が空所にう
    け入れられるように形成されかつ容器が空所内にうけ入
    れられそれにより液体が容器から閉鎖室に流れうるよう
    になるとき空所の下方壁部分の入口ポートと作動的に連
    通するように設置された前記端部の開放しうる排出ポー
    トを備えた容器を有し、前記排出および入口ポートはそ
    れぞれ容器および空所内に設置され、それらは容器の前
    記部分が空所内の唯一の選択された相対的位置にうけ入
    れられるときだけ作動的に連通する液体タンク。
  20. 【請求項20】閉鎖室は少なくとも部分的に空所の周り
    に設置され閉鎖室の上端部分は空所の前記下方壁部分の
    高さの上方にある請求項19に記載のタンク。
  21. 【請求項21】空所および閉鎖室の形状および容量はそ
    れぞれ容器が作動的に空所に設置されるとき液体の平衡
    する高さが閉鎖室上端の高さの下方に達するようなもの
    である請求項20に記載のタンク。
  22. 【請求項22】通気装置が前記平衡高さの上方において
    前記室に設けられた請求項21に記載のタンク。
  23. 【請求項23】容器の排出部分は空所に対し所定の配置
    において空所に完全に挿入される容器に対応して開放す
    るように構成された請求項19ないし22のいずれか一
    項に記載のタンク。
  24. 【請求項24】弁装置がポートを閉鎖したままにするよ
    うに構成された容器の排出部分に設けられ、また前記弁
    装置と相互作用して容器が空所内の前記選択された相対
    的位置にうけ入れられるときにポートを開放して液体が
    容器から閉鎖室に流れ込みうるようにする装置がタンク
    本体に設けられる請求項23に記載のタンク。
  25. 【請求項25】前記容器は液体を収容するため可撓性材
    料の密封ライニングヲ備えた剛性ケーシングを有し、前
    記袋は液体がそこから排出されるとき徐々に押し潰され
    るように設置された請求項19ないし24のいずれか一
    項に記載のタンク。
  26. 【請求項26】タンクがオイルタンクである請求項1な
    いし25のいずれか一項に記載のタンク。
  27. 【請求項27】内燃機関にオイルを供給するため設置さ
    れるように構成された請求項26に記載のタンク。
JP5152500A 1992-06-23 1993-06-23 液体貯蔵用タンク Pending JPH0680139A (ja)

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