JPH0680115A - ひだ付ケーシングスティックのための端部閉鎖部及びその形成方法及び装置 - Google Patents

ひだ付ケーシングスティックのための端部閉鎖部及びその形成方法及び装置

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JPH0680115A
JPH0680115A JP5163809A JP16380993A JPH0680115A JP H0680115 A JPH0680115 A JP H0680115A JP 5163809 A JP5163809 A JP 5163809A JP 16380993 A JP16380993 A JP 16380993A JP H0680115 A JPH0680115 A JP H0680115A
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    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
    • A22CPROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
    • A22C13/00Sausage casings
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Closing Of Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ソーセージ等を包装するためのチューブ状ひだ
付ケーシングスティックの端部閉鎖部、及び端部閉鎖部
を形成する方法及び装置を提供すること。 【構成】軸線方向の内孔を有するチユーブ状ひだ付ケー
シングスティックであって、スティックの前端において
内孔内にほぼ円筒形のプラグを有し、該プラグは、ステ
ィックの前端から内孔内へ折返されて圧縮されたケーシ
ング材で形成されており、プラグの円筒形表面は、直径
方向に互いに対置し、かつ、内孔壁に対面した第1及び
第2長手方向表面部分を有し、第1長手方向表面部分
は、その全長に亙って、内孔壁の隣接表面に圧接されて
形成されており、第1長手方向表面部分とは直径方向に
反対側の第2長手方向表面部分は、その全長の少くとも
一部分に亙って、前記内孔壁の隣接表面から半径方向に
離隔していることを特徴とするチューブ状ひだ付ケーシ
ングスティック。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食肉等の食品、特にソ
ーセージを包装するためのチューブ状ひだ付ケーシング
スティック(棒状体)のケーシング材自体から成る端部
閉鎖部、及びそのような端部閉鎖部を形成する方法及び
装置に関し、特に、ひだ付ケーシングスティック(以
下、「ケーシングスティック」又は単に「スティック」
とも称する)の端部内にケーシング材自体から成るプラ
グ(栓)を形成するように軸方向に圧縮された閉鎖端に
関する。
【0002】
【従来の技術】可撓性セルロース質チューブから成るひ
だ付ケーシングは、フランクフルタやソーセージ等の各
種食品を包装し、加工するために食品産業において広く
使用されている。食品ケーシングとして用いられる可撓
性チューブのための代表的な素材は、コラーゲン、アル
ギン酸塩、及び、セルロースエステル、セルロースエー
テル及び再生セルロース等のセルロース質材、及び、そ
の他の天然材料、合成材料又は人工材料である。この種
のケーシングは、まず、約12.2〜48.8mの長さ
の薄肉チューブとして形成され、次いで、ひだ寄せされ
長手方向に圧縮されて、長さ約20〜約55cmのいわ
ゆる「ひだ付ケーシングスティック」又は「ストラン
ド」と称される棒状体とされる。元の(ひだ寄せされる
前の)ケーシングの長さと、ひだ寄せされ圧縮されたひ
だ付ケーシングスティックの長さの比は、ケーシングの
直径等を含む幾つかの要素によって決められるが、一般
には、80:1から125:1の範囲である。
【0003】特に再生セルロースのひだ付ケーシングス
ティックは、ひだ寄せされ圧縮されるこよて形成された
ひだが互いに重なり圧着されているので結集しており
(堅く締まっており)、従って、そのようなスティック
は、そのひだをばらばらに伸ばしてしまうことなく、機
械的手段によって処理することができる。ひだ付ケーシ
ングスティックからひだ伸ばしされながら繰出されるケ
ーシング内に食肉エマルジョンを填充してリンクソーセ
ージ(じゅずつなぎにされた鎖状のソーセージ)又はフ
ランクフルタを連続的に製造するための自動機械は、周
知である。例えばその1例は、米国特許第3,115,
668号に記載されている。この機械は、ひだ付ケーシ
ングに次々に食肉エマルジョンを填充して端部をクリッ
プ等で結紮し、じゅずつなぎにされた鎖状の食品リンク
を連続的に製造することができる。この種の装置を用い
て行われる自動填充方法においては、ひだ付ケーシング
スティックは、該中空スティックを保持したままで填充
機の填充ホーン(以下、単に「ホーン」とも称する)を
中空スティックの内孔を通して伸長させることによりホ
ーン上へ自動的に供給される。次いで、ホーンはスティ
ックをチャック内へ前進させ、チャックは、スティック
の前端を掴持しスティックをホーンの周りに回転させ
る。このようにスティックをホーンの周りに回転させな
がら食品エマルジョンがスティックのケーシング内に填
充され、それに伴ってスティックからケーシングが順次
にひだ伸ばしされて繰り出される。填充ずみケーシング
は、やはり回転しながら回転中のスティックから前方へ
引出され、連続的に作動しているリンカー(リンク形成
装置)に把持される。リンカーは、填充ずみケーシング
を前方へ引張り、チャックと協同して填充ずみケーシン
グの端部をねじり締めしクリップ等で閉鎖することによ
って所定の長さのリンク(ソーセージ等の一節)を形成
する。
【0004】このような態様で作動する填充兼リンク形
成機械の場合、ひだ付ケーシングスティックの前端にプ
ラグ即ち閉鎖部を形成する必要がある。その目的のため
に、一般に、ひだ付け機の作動の一部として、ひだ付ケ
ーシングスティックを形成する際に同時にケーシングス
ティックに端部閉鎖部を形成する方法が採用されてい
る。その場合、一般に、端部閉鎖部即ちプラグ(栓)
は、ひだ付スティックの端部の所定長のケーシング材を
スティックの内孔内へ折返して挿入し圧縮することによ
りスティックの内孔の前端を閉鎖することによって形成
される。このように内方へ折返されたケーシング材によ
って形成された端部閉鎖部即ちプラグは、幾つかの機能
を果す。例えば、填充ホーンは、スティックをチャック
に向って前進させる際このプラグを押すことができる。
スティックの前端がチャックによって堅く掴持されたな
らば、引続き前進するホーンによってプラグがステイッ
クの内孔から押出され、プラグは填充が開始されるとき
にリンカー内へ進入する。
【0005】プラグのもう1つの機能は、エマルジョン
を填充しうるようにケーシングを閉鎖することである。
この点において、プラグは、最初のリンクが形成される
まで填充操作の圧力を受け止めるのに十分な結集力(ひ
だ伸ばしされてばらばらにならないように結集している
力)を有していなければならない。ひだ付スティックの
一端からケーシング材をスティックの内孔内へ折返して
挿入し圧縮することにより形成されるいろいろなタイプ
のケーシング閉鎖部及びその製造方法が、例えば米国特
許第号3,274,005号、3,383,222号、
3,419,401号、3,892,869号及び4,
759,100号等に開示されている。
【0006】一般に、ケーシングスティックの一端の折
返されたケーシング材を圧縮する操作は、後ストッパー
をスティック内孔の一端に当てがい、突固めロッド(ラ
ム)をスティック内孔の他端に挿入し、内孔内へ折返さ
れたケーシング材を突固めロッドと後ストッパーとの間
に圧縮することによって行われる。折返しケーシング材
で形成する閉鎖部に求められる要件の1つは、閉鎖部を
できるだけ短いケーシング材で形成することができるこ
とである。いうまでもなく、ひだ付ケーシングスティッ
クの端部閉鎖部を形成するのに多量のケーシング材を必
要とするということは、それだけ填充のために利用しう
るケーシング材が少くなるということである。しかしな
がら、反対に、端部閉鎖部を形成するのに使用されるケ
ーシング材が少なすぎると、得られた端部閉鎖部が、ケ
ーシング内へ填充されてくる食品の圧力を受け止めるこ
とができず、プラグ(端部閉鎖部)が開いて「吹き飛ん
で」しまい、填充中の食品エマルジョンがケーシング内
から噴出することになる。
【0007】又、プラグ(端部閉鎖部)は、ひだ付ケー
シングスティックの内孔内に強く係止しすぎないように
することが肝要である。さもないと、内孔内に強く係止
したプラグが、後に、ケーシングスティックから押出さ
れる際周りのケーシングが裂開又は破断することがある
からである。プラグがスティックの内孔内に強く係止し
すぎていると、プラグをスティックの内孔から押出すの
に必要とされる力(以下、「プラグ押出力」と称する)
がスティックの引張強度を越えることがある。その結
果、スティックは、その保全性を失い(即ち、ひだ伸ば
しされ)、一定長のひだ伸ばしされたケーシング部分を
挟んで前後2つのひだ付ケーシング部分に分離される。
このひだ伸ばしされたケーシング部分は、填充ホーンの
周りでねじれ易く、ホーンに張りついてしまう。又、
「プラグ押出力」が大きいと、ケーシングを裂開した
り、あるいはケーシングの端部を吹き飛ばしてしまい、
ケーシングから食肉エマルジョンを噴出させてしまうこ
ともある。
【0008】ケーシングスティックの内孔壁に対するプ
ラグ(閉鎖部)の掛止が弛すぎると、プラグと前進する
填充ホーンとの間の空気が圧縮されることによりスティ
ック内孔内の圧力が上昇するのでプラグを内孔からリン
カー内へ吐出させてしまうことがある。その結果、エマ
ルジョンの填充が開始されないうちにリンカーがケーシ
ングを握持して前方へ引出すので、最初に形成されるリ
ンクにはエマルジョンが十分に填充されなかったり、あ
るいは空気だけしか詰められていない場合がある。又、
ケーシングスティックの内孔内に弛く掛止した圧縮プラ
グは、時間が経つと伸長してしまう傾向がある。この現
象は、たとえプラグが填充ホーンによって押出されるま
でスティックの内孔内に留まっているとしても、エマル
ジョンの填充が開始される前にリンカーによって握持さ
れ前方へ引出されるケーシングの長さが長くなるので望
ましくない。
【0009】プラグの突固め度合は、プラグがスティッ
ク内孔内にきつく掛止されるか、弛く掛止されるかを決
定する1つの要因である。なぜなら、プラグ表面は折返
しケーシングが突固めロッドと後ストッパーとの間に圧
縮され、内孔壁に押圧されることによって形成されるか
らである。填充圧(エマルジョンをケーシング内に填充
する圧力)に耐えるのに必要とされるプラグの突固め度
合は、折返しケーシングの長さを長くすれば、低くする
ことができるが、それは、先に述べたようにエマルジョ
ンを填充するのに利用することができるケーシングの量
を減少させることになるので望ましくない。プラグを形
成するために使用するケーシングの量を少なくするとい
うことは、通常、填充圧に耐えるだけの堅く締まったプ
ラグを形成するためには突固め度合を高くしなければな
らないことを意味する。しかしながら、折返されるケー
シング材の長さを一定とした場合、突固め度合を増大す
ると、それだけ「プラグ押出力」を増大させることにな
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した各先行特許に
は、端部閉鎖部の形成を自動化するためのいろいろな手
段が提案されている。それぞれ一定の成果を収めてはい
るが、なお改良の余地が多々残されている。特に、ステ
ィック内孔内にきつく掛止しすぎることがなく、しか
も、填充圧に耐えるに足る量のケーシング材を包含し、
十分に圧縮された端部閉鎖部、即ち、比較的低いが、十
分なプラグ押出力を有するプラグを提供することが望ま
しい。従って、本発明の目的は、ひだ付ケーシングの前
端を閉鎖するための新規な改良された装置及び方法を提
供することである。本発明の他の目的は、端部閉鎖部の
一部分だけがスティックの内孔壁に圧接されて形成され
るような態様に折返しケーシング材の一部分をスティッ
ク内孔内で長手方向に圧縮することによってスティック
内孔内に端部閉鎖部を形成するための装置及び方法を提
供することである。本発明の更に他の目的は、ひだ付ケ
ーシングスティックの一端から引き出されたケーシング
材によってスティック内孔内に形成された新規な改良さ
れた端部閉鎖部を有するひだ付ケーシングスティックを
提供することである。本発明の更に他の目的は、ひだ付
ケーシングスティックの一端に長手方向に圧縮されて形
成され、外周表面の一部分だけがスティック内孔壁に圧
接されている端部閉鎖部を有するひだ付ケーシングステ
ィックを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の端部閉鎖部(プ
ラグ)は、ひだ付ケーシングスティックの一端から引出
されスティックの内孔内へ折返されたケーシングを突固
めロッドと後ストッパーとの間で長手方向に圧潰圧縮す
ることによって形成される。この長手方向の圧潰圧縮工
程中、プラグの一部分がスティックの内孔壁に圧接され
ることによって形成され、そのような圧接がプラグを内
孔内に繋止する働きをする。しかしながら、本発明によ
れば、プラグの他の一部分は、折返されたケーシングと
スティックの内孔壁との間に長手方向に挿入した部材に
ケーシングを圧接させることによって形成する。この部
材は、横断面でみて円弧状であり、突固め後該円弧状部
材を抜取ると、プラグの外表面の一部分とそれに隣接す
る内孔壁との間に円弧状の間隙が画定される。この円弧
状の間隙は、プラグの一部分を内孔壁から離隔させ、プ
ラグの該一部分と内孔壁との間の繋止を解放する。従っ
て、本発明の端部閉鎖部は、全周面を内孔壁に圧接され
て形成された従来技術の端部閉鎖部に比べて低いプラグ
押出力を有する。
【0012】プラグとスティックの内孔壁との間に間隙
を画定するための抜差し自在の前記部材は、突固めロッ
ドに組込むことが好ましい。例えば、そのような部材
は、突固めロッドの先端の円形外周面の一部分から長手
方向に延長させた肩部として形成することができる。こ
の突固めロッドをスティックの内孔内へ挿入すると、肩
部がスティック内孔の壁に沿って移動し、内孔壁と折返
されたケーシングの間に進入する。折返されたケーシン
グを突固めロッドと後ストッパーとの間で長手方向に圧
潰圧縮する工程中、折返されたケーシングの一部分は、
スティックの内壁面に対してではなく、上記肩部の内表
面に圧接されて収束され圧縮される。折返されたケーシ
ングの一部分は、肩部の前方でスティックの内孔壁に圧
接され折り畳まれ始めることがある。従って、この円弧
状肩部は、突固めロッドの前進中、折返しケーシングの
折り畳み部分と内孔壁との間に滑入することができるよ
うに十分に薄肉とすべきである。突固めロッド及び円弧
状肩部が抜取られると、プラグの一部分とそれに隣接す
る内孔壁との間に円弧状の間隙が残される。
【0013】本発明は、その一側面においては、軸線方
向の内孔を有するチユーブ状ひだ付ケーシングスティッ
クであって、該スティックの内孔の一端を閉鎖するプラ
グを有し、該プラグは、該スティックの前端から内孔内
へ折返されて長手方向圧縮されたケーシング材で形成さ
れており、該プラグの第1長手方向表面部分は、その全
長に亙って、前記内孔壁の隣接表面に圧接されて形成さ
れており、該第1長手方向表面部分とは直径方向に反対
側の第2長手方向表面部分は、その全長の少くとも一部
分に亙って、前記内孔壁の隣接表面から半径方向に離隔
していることを特徴とするチューブ状ひだ付ケーシング
スティックを提供する。
【0014】本発明は、別の側面においては、チューブ
状ひだ付ケーシングスティックの内孔のための円筒形プ
ラグを形成するための方法であって、該ひだ付ケーシン
グスティックの前端からケーシングの一部分を該ケーシ
ングスティックの内孔内へ折返し、前記折返されたケー
シング部分の長手方向の一部分を前記スティックの内孔
壁の隣接部分から離隔させるように該長手方向の一部分
と該内孔壁との間に横断面でみて円弧状の部材を挿入
し、前記折返されたケーシング部分を長手方向に圧潰圧
縮し、それによって、折返されたケーシング部分の前記
長手方向の一部分を隣接する前記内孔壁に直接圧接させ
て前記プラグの第1長手方向表面部分を形成し、それと
同時に、折返されたケーシング部分の前記長手方向の一
部分とは直径方向に反対側の長手方向の部分を前記部材
に圧接させて前記プラグの第2長手方向表面部分を形成
し、前記部材を抜取り、それによって、前記プラグの第
2長手方向表面部分とそれに隣接する内孔壁との間に円
弧状間隙を形成することから成る方法を提供する。
【0015】
【実施例】図1は、チューブ状のひだ付ケーシングステ
ィック10を示す。スティック10の内周面即ち内孔壁
11は軸線方向の内孔12を画定する。スティックの前
端16を閉鎖するために、前端16からケーシングの端
縁14を側方へ引出し、その引出された端縁に中空の折
返し用ロッド即ち反転用ロッド(以下、単に「ロッド」
とも称する)18を押当ててスティック10の内孔12
内へ図2に示される位置にまで挿入する。ロッド18を
挿入することによりケーシングの端縁14が反転され
(折返され)てスティックの内孔12内へ押入される。
最初に引出した端縁14の長さと、スティックの内孔へ
のロッド挿入の深さに応じて、若干量の追加のケーシン
グ(「ケーシング材」とも称する)20がスティックの
前端から更に引出されひだ伸ばしされてスティックの内
孔内へ反転(折返)される。端縁14のこのような反転
即ち折返しにより、スティックの内孔内にロッド18を
囲包するケーシング材の円筒体(「円筒形本体」又は
「折返しケーシング」とも称する)22が形成される。
この円筒体22は、スティックの内孔内に閉じ込められ
た閉鎖端24と、スティックの前端16のひだに連接し
た開放端26を有する。
【0016】ロッド18をスティックの内孔から引抜い
た後、図3に示されるように、後ストッパー34をステ
ィックの前端16に内孔の開口部を横断するようにして
当てがう。次いで、ラム即ち突固めロッド(以下、単に
「ロッド」とも称する)30を内孔12内へその反対端
(後端)(図示せず)から挿入し、ケーシング円筒体2
2の閉鎖端24に向けて押進める。ロッド30の先行端
即ち先端32は、スティック内孔12の壁11の直径よ
り僅かに小さい直径を有し、内孔12を実質的に塞ぐ。
先端32は、突固めロッド30の端部に一体に形成して
もよく、あるいは、別個の部材としてロッド30本体に
螺着等により着脱自在としてもよい。先端32を別個の
部材とした場合、異る径の内孔に嵌合させるために先端
を交換するのが容易である。
【0017】先端32は、スティック内孔を横断する方
向に延在したほぼ円形の先行端面34と、該端面から長
手方向に延長した薄肉の肩部36を有する。肩部36
は、その外表面40が先端32の外表面の延長となるよ
うに該端面34の円周から延長している。肩部36は、
横断面でみて(図6参照)円弧状であり、約90°〜2
70°の円弧に亙って、好ましくは先端円周の半分即ち
約180°に亙って延長している。
【0018】突固めロッド30を内孔12を通して折返
しケーシング22に向けて前進させていくと、ロッドの
肩部36が内孔12の周面面11と折返しケーシング2
2との間に進入する(図3参照)。先端32が折返しケ
ーシング22に圧接し始めると、ケーシング材22の、
肩部36の前方にある部分が座屈し始め、内孔壁11に
圧接し始める。肩部36は、座屈したケーシング材と内
孔壁11の間に滑入するのに十分に薄く、かつ剛性であ
ることが好ましい。かくして、肩部36は、ケーシング
材をそれに隣接する内孔壁11の部分から引き離し、先
端32の端面34に圧接させる案内スコップとして機能
する。
【0019】突固めロッド30を内孔12を通して後ス
トッパー28に向けて押進めていくにつれて、折返しケ
ーシング22が後ストッパー28と先端端面34との間
で長手方向に圧潰され、圧縮される。その結果、折返し
ケーシング22が圧縮されたほぼ円筒形のプラグ42
(図4参照)の形に形成される。
【0020】内孔12内での折返しケーシング22の圧
潰・圧縮により、プラグ表面の第1長手方向表面部分
(「第1プラグ表面部分」とも称する)50はそれに隣
接する内孔壁11の部分に直接圧接されて整形される
が、プラグ表面の第1長手方向部分50の直径方向に反
対側の第2長手方向表面部分(「第2プラグ表面部分」
とも称する)52は、それに隣接する内孔壁11の部分
にではなく、肩部36の内表面44に圧接されることに
よって整形される。ここで突固めロッド30が内孔から
引抜かれると(図5参照)、突固めロッドの肩部36が
プラグ42の表面の一部分とそれに近接した内孔壁11
の一部分との間から抜け出し、間隙46を形成する。そ
の結果、第1プラグ表面部分50によって画定されるプ
ラグの半径は内孔12の半径とほぼ同じであるが、直径
方向に反対側の第2プラグ表面部分52によって画定さ
れるプラグの半径は内孔12の半径より僅かに小さい。
このことは図7に明示されている。
【0021】図7は、本発明の方法に従ってスティック
の内孔の一端に植設された形で形成されたプラグ即ち端
部閉鎖部42を有するひだ付ケーシングを示す。このプ
ラグ42は、上述したように、折返しケーシング材をプ
ラグのほぼ全長に亙って内孔壁11の隣接部分に圧接さ
せて整形することによって規定された半径を有する第1
長手方向表面部分50と、第1長手方向表面部分50と
は直径方向に反対側にあり、少くともその全長の一部分
に亙って隣接する内孔壁11から離隔するように小さい
半径を有する第2長手方向表面部分52を含むことを特
徴とする。これらの2つの互いに直径方向に対向した表
面部分50と52の間に、両表面部分の半径の差によっ
てながはの平坦部分56が画定される。これらの平坦部
分56は、ケーシング材を突固めロッドの肩部36の側
縁58(図5及び6)に圧接することにより圧痕として
形成される。
【0022】本発明によるプラグを従来のいろいろな技
術に従って形成されたプラグと比較するためにいろいろ
な試験を実施した。例 1 一般に「浮きマンドレル」機と称される慣用のひだ付け
機に、端部閉鎖部を形成する工程を自動化するための機
構を装備した。この機構は、ひだ付ケーシングスティッ
クからケーシングを引出す手段と、ケーシングをスティ
ックの内孔内へ折返すための中空プランジャロッドと、
折返されたケーシングをスティックの内孔を横切るよう
に配置された後ストッパーに押当てて突固めるための突
固めロッドを備えたものであった。突固めロッドの先端
は、スティック内孔を横切る方向に延長した平坦面を有
するものであった。更に、この機構は、米国特許第号
4,693,208号に開示された端部閉鎖部形成方法
を実施するために上記中空プランジャロッドに連通する
真空引き手段を備えたものであった。略述すれば、米国
特許第号4,693,208号に開示された端部閉鎖部
形成方法では、上記折返されたケーシングを突固める前
に真空を利用して上記プランジャロッドの周りに引きつ
ける。比較対照として、60本のスティック(グループ
A)をひだ寄せし、米国特許第号4,693,208号
に開示されているように、水銀柱508〜635mmの
真空を用いてそれらのスティックに端部閉鎖部を形成し
た。各スティックは、約18.3mの長さのビスケース
・コーポレーシヨン社製サイズ24型フランクフルタ用
セルロース質ケーシング材(膨脹時直径2.06cm)
を包含しており、ひだ付けされたスティックの内孔の直
径は約1.32cmであった。上記機構は、長さ約2
7.9〜30.5cm(折返し長)のケーシング材を折
返し、それを例えば2.54cm長のプラグとなるよう
に圧縮するように設定した。プラグは圧縮後僅かに伸長
する傾向があるので、圧縮後に2.54cm長のプラグ
を得るには、後ストッパーと突固めロッドとの間のプラ
グの実際の長さは、2.54cmより僅かに短い長さに
する。
【0023】60本のスティック(グループA)をひだ
寄せし、米国特許第号4,693,208号に開示され
ている方法を用いてそれらのスティックに端部閉鎖部
(プラグ)を形成した。次いで、真空引き手段を不作動
にし、更に、突固めロッドの先端を外して、図6に示さ
れるような本発明による先端と交換した。具体的にいえ
ば、使用した先端は、約180°の円弧に亙って延長
し、長さ約15.875mm、厚さ約0.762mmの
肩部を有するものであった。突固めロッドは、その肩部
の前端が後ストッパーにまで約3.175mmのところ
に達したときスティック内孔への移動を停止するように
調節した。この構成によれば、理論的に約19.05m
mの長さの圧縮プラグが得られる。この構成によって、
60本のスティック(グループB)をひだ寄せし、それ
らのスティックに端部閉鎖部を形成した。従って、グル
ープBのスティックは、本発明に従って形成され端部閉
鎖部を有する。
【0024】上記2つのグループのスティックについ
て、プラグの長さ、プラグ押出力及びケーシング材の折
返し長をひだ付け直後及びその後いろいろな時間間隔を
置いて測定した。まず最初に、プラグがスティック内孔
内に植設された状態にある間にプラグの長さを測定し
た。次いで、内孔内にロッドを押通し、プラグを内孔か
ら押出すのに要した力(単位:kg)を記録することに
よってプラグ押出力を測定した。最後に、内孔から押出
されたプラグのひだを伸ばしてプラグに包含されている
ケーシング材の実際の長さを測定した。その測定結果
は、表1に示されている。
【0025】
【表1】
【0026】表1から分かるように、折返し長は、グル
ープAのスティックの場合も、グループBのスティック
の場合も同じであり、プラグ長についても両グループは
実質的に同じであった。このように折返し長について
も、プラグ長についても両グループは同じであるにも拘
らず、両者のプラグ押出力を比較すると、グループAの
スティック(慣用の突固めロッドを用いて形成された端
部閉鎖部を有するスティック)の方が、グループBのス
ティック(本発明による改変された突固めロッドを用い
て形成された端部閉鎖部を有するスティック)よりプラ
グ押出力が高いことことが分かる。
【0027】ビスケース・コーポレーシヨン社製サイズ
18型フランクフルタ用セルロース質ケーシング材(膨
脹時直径1.68cm)及びサイズ20型フランクフル
タ用セルロース質ケーシング材(膨脹時直径1.78c
m)を用いて同様の試験を行ったところ同様の試験結果
が得られた。2、3のケースで、プラグ押出力の差が表
1に示された値ほど大きくなかっただけである。ただ
し、たとえプラグ押出力の差がほとんどあるいは全くな
くても、本発明によって得られる利点はある。即ち、真
空作用の使用を排除することによって得られる利点であ
る。真空作用の使用の排除は、スティックの端部閉鎖部
(プラグ)を形成するのに必要とされる工程及び機器を
少なくし、かつ、簡略化するので、自動機械が端部閉鎖
部の不良品を形成する率が少ない。
【0028】例 2 一般に「引抜きマンドレル」機と称される慣用のひだ付
け機を用いてケーシングをひだ寄せした。この機械に
も、やはり上記米国特許第号4,693,208号に開
示されているように真空を利用して端部閉鎖部を形成す
る工程を自動化するための機構を装備した。ただし、本
発明による端部閉鎖部を形成するときには、真空引き手
段を不作動にし、平坦な先端を有する従来の突固めロッ
ドの先端を外して、図6に示されるような本発明による
先端と交換した。ビスケース・コーポレーシヨン社製の
サイズ24型フランクフルタ用セルロース質ケーシング
材を用いて、長さ約54.9mのケーシング材を包含
し、直径約1.27cmの内孔を有するひだ付けされた
スティックを製造した。例1の場合と同様に、グループ
Aの60本のスティックには慣用の方法によって端部閉
鎖部(プラグ)を形成し、グループBの60本のスティ
ックには本発明に従って端部閉鎖部(プラグ)を形成し
た。上記2つのグループのスティックについて、プラグ
の長さ、プラグ押出力及びケーシング材の折返し長をひ
だ付け直後及びその後いろいろな時間間隔を置いて測定
した。その測定結果が表2に示されている。
【0029】
【表2】
【0030】表2から分かるように、折返し長及びプラ
グ長は、グループAのスティックの場合も、グループB
のスティックの場合も同じであるが、グループBのステ
ィックの端部閉鎖部(本発明による改変された突固めロ
ッドを用いて形成されたもの)のプラグ押出力は、14
日経過後の時点では、グループAのスティックの端部閉
鎖部(慣用の突固めロッドを用いて形成されたもの)よ
り小さい。
【0031】例 3 端部閉鎖部を形成する工程を自動化するための機構を装
備した「浮きマンドレル」機と称される慣用のひだ付け
機を用いて、ビスケース・コーポレーシヨン社製のサイ
ズ17型セルロース質ケーシング材(膨脹時直径1.5
75cm)をひだ寄せし、米国特許第号4,693,2
08号の真空法を用いて自動的に端部閉鎖部を形成し
た。このようにして20本のグループAのひだ付ケーシ
ングスティックを製造した。グループAの各スティック
は、長さ約25.6mのケーシング材を包含し、直径約
1.016mmの内孔を有するものであった。次に、同
じひだ付け機を用いて、ただし真空引き手段を不作動に
して20本のグループBのひだ付ケーシングスティック
を形成した。更に、突固めロッドの先端を外して、図6
に示されるような本発明による先端と交換し、20本の
グループCのひだ付ケーシングスティックを形成した。
更に、グループCの場合と同様にして20本のグループ
Dのひだ付ケーシングスティックを形成した。正し、こ
の場合は、プラグ(端部閉鎖部)が形成された後、突固
めロッドを360°回転させてプラグに撚りを付与し
た。上記各グループのスティックについて、プラグ押出
力をひだ付け直後及びその後いろいろな時間間隔を置い
て測定した。各測定において各グループの5本のスティ
ックを試験した。その測定結果は表3に示されている。
【0032】
【表3】
【0033】表3から分かるように、米国特許第号4,
693,208号の真空法を用いて形成された端部閉鎖
部を有するグループBのスティックは、一定時間経過し
た後では、真空を用いないで形成された端部閉鎖部を有
するグループAのスティックよりプラグ押出力が小さ
い。しかしながら、この試験結果は、本発明に従って形
成された端部閉鎖部を有するグループC及びDは、一定
時間経過した後では、比較対照のグループA及びBのど
れよりもプラグ押出力が小さいことを示しており、本発
明によればプラグ押出力のなお一層の減少を達成するこ
とができる分かる。このことから明らかなように、本発
明は、真空作用の使用を省除することによって端部閉鎖
部を形成するための工程を簡略化し、しかも、従来技術
によって形成される端部閉鎖部より優れた端部閉鎖部を
得ることを可能にする。
【0034】
【発明の効果】叙上のように、本発明は、一定時間経過
後望ましいプラグ押出力を呈するようになり、かつ、従
来慣用されている端部閉鎖部(プラグ)形成装置に大幅
な改変を加える必要なしに容易に形成することができる
端部閉鎖部(プラグ)を提供する。本発明の方法に従っ
て形成されたプラグ即ち端部閉鎖部は、多くの望ましい
利点を提供する。例えば、プラグの第1表面部分50
は、内孔壁11に圧接されて整形されるので、プラグが
早期にひだ付ケーシングスティック内孔12から押出さ
れることがないようにプラグを内孔内に繋止する働きを
する。又、後ストッパー28と突固めロッド30によっ
て及ぼされていた圧縮力が解放された後、プラグ表面部
分50とスティック内孔壁との長手方向の係合によりプ
ラグを長手方向に膨脹しないように拘束する。このこと
は、プラグの過度の伸長を防止するという点で望まし
い。先に述べたように、プラグが過度に伸長すると、そ
の伸びたプラグがスティック内孔から押出されたとき、
早期にリンカーに進入し、その結果、填充作業の開始時
に2,3の空の(食品エマルジョンが充填されていな
い)リンクを形成することになる。
【0035】プラグの直径方向に反対側の第2表面部分
52は、隣接する内孔壁に圧接して整形されず、内孔壁
から離脱している。この構成は、全周面が内孔壁に圧接
されている同様のプラグに比べてプラグ押出力を減少さ
せる効果を有する。従って、同じ長さのケーシング材を
有し、同じ度合に圧縮されたプラグであっても、本発明
による突固めロッドの肩部36を内孔壁とプラグの表面
の間に介在させないで形成されたプラグは、本発明に従
って形成されたプラグより高いプラグ押出力を有する。
【0036】プラグ押出力は、肩部36の円弧長を増減
することによって一部制御することができる。例えば、
肩部36の円弧角を大きくすれば、内孔壁に接触するプ
ラグの表面積が減少する。大抵の用途において、肩部3
6の円弧角は90°〜270°の範囲とするのが好まし
く、180°とするのが特に好ましい。肩部36の長
さ、厚さ及び幅は、ケーシングのサイズ及び望ましいプ
ラグ押出力に応じて変更することができる。所定の直径
のケーシングにおいて望ましい特性を得るために本発明
の各パラメータを変更することは、当業者には容易であ
ろう。
【0037】突固めロッド30は、プラグ突固め中、好
ましくはプラグ突固め後に回転させることができる。突
固めロッド30を360°回転させると、プラグに完全
な1撚りが付与される。この撚りは、填充圧による開放
作用に抵抗するプラグの抵抗力を増大する。
【0038】本発明は米国特許第4,693,208号
の真空作用の使用を省除することによって端部閉鎖部を
形成するための工程を簡略化することができるが、本発
明は、そのような真空作用の使用と組合せて適用するこ
ともできることは当業者には明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の端部閉鎖部を形成する方法の
初期工程を示す概略断面図である。
【図2】図2は、本発明の端部閉鎖部を形成する方法の
図1の工程に続く次の工程を示す概略断面図である。
【図3】図3は、本発明の端部閉鎖部を形成する方法の
図2の工程に続く工程を示す概略断面図である。
【図4】図4は、本発明の端部閉鎖部を形成する方法の
図3の工程に続く工程を示す概略断面図である。
【図5】図5は、本発明の端部閉鎖部を形成する方法の
図4の工程に続く工程を示す概略断面図である。
【図6】図6は、本発明に従って用いられる突固めロッ
ドの先端を示す拡大透視図である。
【図7】図7は、図5の端部閉鎖部の透視図であり、端
部閉鎖部を囲繞するひだ付ケーシングは点線で示されて
いる。
【符号の説明】
10:ひだ付ケーシングスティック 11:内周面(内孔壁) 12:軸方向の内孔 14:ケーシング材の端縁 16:スティックの前端 18:反転用ロッド 22:ケーシング材の円筒体(円筒形本体)(折返しケ
ーシング材) 24:閉鎖端 26:開放端 28:後ストッパー 30:突固めロッド 32:先行端部分(先端) 34:先行端面 36:肩部 40:外表面 42:端部閉鎖部(プラグ) 44:内表面 46:間隙 50:第1長手方向表面部分(第1プラグ表面部分) 52:第2長手方向表面部分(第2プラグ表面部分) 56:閉端部分 58:側縁

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸線方向の内孔を有するチユーブ状ひだ付
    ケーシングスティックであって、該スティックの前端に
    おいて該内孔内にほぼ円筒形のプラグを有し、該プラグ
    は、該スティックの前端から内孔内へ折返されて圧縮さ
    れたケーシング材で形成されており、該プラグの円筒形
    表面は、互いに180°反対側に対置し、前記内孔壁に
    対面した第1及び第2長手方向表面部分を有し、 (a)前記第1長手方向表面部分は、その全長に亙っ
    て、前記内孔壁の隣接表面に圧接されて形成されてお
    り、 (b)該第1長手方向表面部分とは直径方向に反対側の
    前記第2長手方向表面部分は、その全長の少くとも一部
    分に亙って、前記内孔壁の隣接表面から半径方向に離隔
    していることを特徴とするチューブ状ひだ付ケーシング
    スティック。
  2. 【請求項2】前記第2長手方向表面部分の半径は、前記
    第1長手方向表面部分の半径より小さいことを特徴とす
    る請求項1に記載のチューブ状ひだ付ケーシングスティ
    ック。
  3. 【請求項3】前記第2長手方向表面部分は、約90°〜
    270°の円弧角に亙って延長していることを特徴とす
    る請求項2に記載のチューブ状ひだ付ケーシングスティ
    ック。
  4. 【請求項4】前記第1及び第2長手方向表面部分は、各
    々、約180°の円弧角に亙って延長していることを特
    徴とする請求項2に記載のチューブ状ひだ付ケーシング
    スティック。
  5. 【請求項5】前記第1長手方向表面部分と第2長手方向
    表面部分の側縁は、閉端部分によって互いに連接されて
    いることを特徴とする請求項2に記載のチューブ状ひだ
    付ケーシングスティック。
  6. 【請求項6】チューブ状ひだ付ケーシングスティックの
    内孔のための円筒形プラグを形成するための方法であっ
    て、 (a)該ひだ付ケーシングスティックの前端からケーシ
    ングの一部分を該ケーシングスティックの内孔内へ折返
    し、 (b)前記折返されたケーシング部分の長手方向の一部
    分を前記スティックの内孔壁の隣接部分から離隔させる
    ように該長手方向の一部分と該内孔壁との間に横断面で
    みて円弧状の部材を挿入し、 (c)前記折返されたケーシング部分を長手方向に圧潰
    圧縮し、それによって、 i)折返されたケーシング部分の前記長手方向の一部分を
    隣接する前記内孔壁に直接圧接させて前記プラグの第1
    長手方向表面部分を形成し、それと同時に、 ii)折返されたケーシング部分の前記長手方向の一部分
    とは直径方向に反対側の長手方向の部分を前記部材に圧
    接させて前記プラグの第2長手方向表面部分を形成し、 (d)前記部材を抜取り、それによって、前記プラグの
    第2長手方向表面部分とそれに隣接する内孔壁との間に
    円弧状間隙を形成することから成る方法。
  7. 【請求項7】前記折返されたケーシング部分を長手方向
    に圧潰圧縮する前記工程は、該折返されたケーシング部
    分を前記スティックの前端に配置した後ストッパーに押
    し当てて実施することを特徴とする請求項6に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】前記折返されたケーシング部分を長手方向
    に圧潰圧縮する前記工程は、前記スティックの内孔内へ
    突固めロッドを進入させ、該折返されたケーシング部分
    を該突固めロッドと前記後ストッパーの間で圧潰圧縮す
    ることによって実施することを特徴とする請求項7に記
    載の方法。
  9. 【請求項9】前記部材は、前記突固めロッドの周縁から
    長手方向に延長していることを特徴とする請求項8に記
    載の方法。
  10. 【請求項10】前記突固めロッドをその長手軸線の周り
    に回転させ、前記プラグに撚りを付与することを特徴と
    する請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】前記突固めロッドをその長手軸線の周り
    に360°回転させることを特徴とする請求項10に記
    載の方法。
  12. 【請求項12】前記プラグの第2長手方向表面部分は、
    該プラグの円周の約90°〜約270°に亙って延長し
    ていることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  13. 【請求項13】前記プラグの第1及び第2長手方向表面
    部分は、各々、該プラグの円周の約180°に亙って延
    長していることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  14. 【請求項14】チューブ状ひだ付ケーシングスティック
    の内孔内に端部閉鎖部を形成するための装置であって、 (a)該ひだ付ケーシングスティックの前端から該ケー
    シングスティックの内孔内へケーシングを折返すための
    手段と、 (b)前記スティックの前端を横切るようにして位置づ
    けすることができる後ストッパーと、 (c)前記折返されたケーシングを前記後ストッパーに
    押し当てて長手方向に圧潰圧縮するために前記スティッ
    クの後端からスティックの内孔内へ挿入することができ
    る突固めロッドとから成り、 (d)該突固めロッドは、前記折返されたケーシングに
    係合するための、前記内孔に対して横断方向の円形端面
    を含む先端を有し、 (e)該先端の周縁の一部分から長手方向に肩部が延長
    しており、該肩部は、該突固めロッドが前記内孔内へ挿
    入される際、前記折返されたケーシングの長手方向の一
    部分をそれに隣接する前記内孔の壁から離隔した状態に
    維持するために該折返されたケーシングとそれに隣接す
    る内孔の壁との間に挿入されるようになされている装
    置。
  15. 【請求項15】前記肩部は、横断面でみて円弧状であ
    り、約90°〜270に亙って延長していることを特徴
    とする請求項14に記載の装置。
  16. 【請求項16】前記肩部は、約180°に亙って延長し
    ていることを特徴とする請求項15に記載の装置。
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