JPH068006U - キャスタ - Google Patents

キャスタ

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Publication number
JPH068006U
JPH068006U JP4807192U JP4807192U JPH068006U JP H068006 U JPH068006 U JP H068006U JP 4807192 U JP4807192 U JP 4807192U JP 4807192 U JP4807192 U JP 4807192U JP H068006 U JPH068006 U JP H068006U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
outer cylinder
caster
chair
bearing member
Prior art date
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Pending
Application number
JP4807192U
Other languages
English (en)
Inventor
陽一郎 下岡
Original Assignee
株式会社シモオカ
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社シモオカ filed Critical 株式会社シモオカ
Priority to JP4807192U priority Critical patent/JPH068006U/ja
Publication of JPH068006U publication Critical patent/JPH068006U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、家具等の自由な移動と安定した固
定とが行なえるキャスタを提供する。 【構成】 外筒2の内部に、ボール3と軸受部材4とコ
イルバネ5を組込み、外筒2の端面に、コイルバネ5の
押圧によってボール3の一部が露出する窓8を形成す
る。この構造では、キャスタ1に荷重が加わらない時
は、露出したボール3がキャスタを転がり案内し、荷重
が加わると、ボール3が外筒2内に没入してキャスタの
動きを固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、椅子等の家具を移動自在に支持するためのキャスタに関するもの である。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
従来、椅子の脚に取付けられるキャスタとして、図5に示すように、軸受21 により回転自在に取付けられる支持金具22に水平軸を介して車輪23を取付け 、支持金具22の水平方向の旋回と車輪23の回転により任意方向への移動を可 能にしたものが知られている。
【0003】 ところが、上記のような従来のキャスタは、椅子に人間が腰を掛けているかど うかに拘わらず椅子を移動自在に案内する機能があるために、人間が椅子を所要 の位置に移動させた後作業を行なう場合でも、そのキャスタの動きにより椅子が ふらつきやすく、作業をやりにくくする問題があった。
【0004】 これに対して、キャスタ自体にその動きを止めるロック機構を取付けることも 考えられるが、このようなロック機構は、キャスタの構造を複雑化し、コストを 上昇させる欠点がある。
【0005】 そこでこの考案は、上記の問題を解決し、簡単な構造で、移動を必要とする時 はどの方向にも椅子等の家具を移動させることができる一方、所定の位置で停止 して作業等をする場合には家具の動きを止め、家具を安定して固定できるキャス タを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この考案は、外筒の内部に、ボールと、そのボー ルを回転自在に支持する軸受部材と、上記ボールと軸受部材を外筒の端面に向か って押圧する弾性部材とを組込み、その外筒の端面に、上記ボールの一部が露出 する窓を設けた構造としたのである。
【0007】
【作用】
この考案のキャスタは、外筒から露出するボールが下方になるように椅子の脚 等に取付ける。この状態では、椅子に人間の体重が加わっていない間は、ボール と軸受部材との転がり案内により椅子を自由に移動させることができる。一方、 椅子に人間の体重が加わると、弾性部材が変形してボールが外筒の内部に入り込 み、椅子の動きが固定される。
【0008】 上記のようなキャスタは、椅子の移動だけに限らず、他の家具類の移動や、荷 重変動を伴う座席などの移動にも同じように適用することができる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。 図1及び図2に示すように、外筒2は、中空で円筒状の筒体から成り、合成樹 脂や金属、木材等を用いて形成される。
【0010】 上記外筒2の内部には、ボール3と、軸受部材4と、コイルバネ5が直列状態 で組込まれ、外筒2の一方の端部に蓋板6が圧入によって固定されるようになっ ている。
【0011】 また、外筒2の他方の端部には、フランジ状の端面7が形成され、その端面7 の内側に、ボール3の直径よりわずかに小さい径の窓8が形成されている。上記 の外筒では、図1のように外筒2内に各部品を組んだ状態で、コイルバネ5のバ ネ力により軸受部材4とボール3が窓8に向かって押圧され、ボールの一部が窓 8から露出する。
【0012】 上記軸受部材4は、外周面に、外筒2の内径面に摺接するカラー9を備え、ボ ール3に向き合う面が、ボールの形状に対応した円弧面10で形成されており、 その円弧面10の表面に、ボール3と点接触する多数の球状突起11が形成され ている。
【0013】 また、上記軸受部材4とボール3は、ホリイミド系樹脂やポリアミド系樹脂等 の自己潤滑性が高く耐摩耗に優れた合成樹脂により一体成形されており、合成樹 脂同士の接触による潤滑性と、ボール3と球状突起11の間の点接触案内により 、ボール3と軸受部材4の接触部分の摩擦抵抗が極めて小さく抑えられ、ボール 3が円滑に転がり案内されるようになっている。
【0014】 なお、ボール3と軸受部材4の接触部の摩擦抵抗をさらに減少させるために、 ボール3や球状突起11の表面に、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE;テ フロン)などの摺動特性に優れた樹脂層をコーティングするようにしてもよい。
【0015】 また、上記コイルバネ5のバネ力は、キャスタ1を取付ける家具の重量や、そ れに加わる荷重の変動量を考慮して決定される。例えば、椅子にキャスタを取付 ける場合、コイルバネ5のバネ力は、椅子の重量だけではバネがほとんど変形し ないが、椅子に人間の体重が加わると変形してボール3を外筒2内部に没入する させる大きさに設定する。
【0016】 この実施例のキャスタ1は上記のような構造であり、椅子の脚に取付けるには 、図3に示すように椅子の脚Aの下面にキャスタが嵌入する孔12を形成し、そ の嵌入孔12の内部に、ボール3を下方に向けた状態で外筒2を圧入又は接着に より嵌合固定する。
【0017】 このようにキャスタ1を取付けた状態においては、椅子に人間の体重が加わっ ていない間は、図3に示すように外筒2から露出するボール3により、脚Aが床 面Bから浮き上り、ボール3と軸受部材4の転がり案内によって椅子を任意の方 向に移動させることができる。
【0018】 一方、椅子に人間の体重が加わると、図4に示すように、荷重によってコイル バネ5が変形し、ボール3が外筒2の内部に没入する。このため、脚Aの下面が 床面Bに接地し、椅子の動きが止められる。
【0019】 なお、上記の実施例では、ボール3を押圧する弾性部材としてコイルバネ5を 用いたが、これに代えて、皿バネや板バネ等のバネ材、或いはゴムなどの他の弾 性材を用いることもできる。
【0020】 また、ボール3の支持を球状突起11で行なうようにしたが、ボール3と軸受 部材4の間に金属製の多数のベアリングボールを組込み、そのベアリングボール の転がりによりボール3を回転自在に案内するようにしてもよい。
【0021】
【効果】
以上のように、この考案のキャスタは、所定の荷重が加わらない状態ではボー ルが外筒より露出して転がり案内し、荷重が加わるとボールが外筒に没入して動 きを止めるため、家具の自由な移動と安定した固定を行なうことができ、移動と 固定を自在に制御できる機構を提供することができる。
【0022】 また、外筒の内部にボールと軸受部材と弾性部材を組込んだ簡単な構造である ので、製作が容易であり、製造コストを低減できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のキャスタを示す一部縦断正面図
【図2】同上の分解斜視図
【図3】同上の装着状態を示す一部縦断正面図
【図4】図3の作用状態を示す一部縦断正面図
【図5】従来例を示す正面図
【符号の説明】
1 キャスタ 2 外筒 3 ボール 4 軸受部材 5 コイルバネ 8 窓 11 球状突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒の内部に、ボールと、そのボールを
    回転自在に支持する軸受部材と、上記ボールと軸受部材
    を外筒の端面に向かって押圧する弾性部材とを組込み、
    その外筒の端面に、上記ボールの一部が露出する窓を設
    けたキャスタ。
JP4807192U 1992-07-09 1992-07-09 キャスタ Pending JPH068006U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4807192U JPH068006U (ja) 1992-07-09 1992-07-09 キャスタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4807192U JPH068006U (ja) 1992-07-09 1992-07-09 キャスタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH068006U true JPH068006U (ja) 1994-02-01

Family

ID=12793123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4807192U Pending JPH068006U (ja) 1992-07-09 1992-07-09 キャスタ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008269649A (ja) * 2008-07-29 2008-11-06 Yamaha Motor Co Ltd ゴルフカーの誘導線センサ用支持装置
KR20170131261A (ko) * 2016-05-20 2017-11-29 양태허 압력에 의한 변위에 따라 컨택 댐핑 변환이 가능한 운반 장치
KR20190015808A (ko) * 2017-08-07 2019-02-15 진우 이 물체를 이동 또는 고정가능하게 지지하는 지지체

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