JPH0680055U - 変速機の操作機構 - Google Patents

変速機の操作機構

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Publication number
JPH0680055U
JPH0680055U JP2106293U JP2106293U JPH0680055U JP H0680055 U JPH0680055 U JP H0680055U JP 2106293 U JP2106293 U JP 2106293U JP 2106293 U JP2106293 U JP 2106293U JP H0680055 U JPH0680055 U JP H0680055U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift
shift rod
axial direction
rod
speed
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2106293U
Other languages
English (en)
Inventor
俊二 増野
克之 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2106293U priority Critical patent/JPH0680055U/ja
Publication of JPH0680055U publication Critical patent/JPH0680055U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 軸方向にスライドするシフトロッドと、同期
噛合機構のカップリングスリーブに嵌合してこれをスラ
イド操作するシフトフォークとが互いに離れている場合
に適用するのに好適な変速機の操作機構を提供する。 【構成】 シフトロッド16に対して所定距離を隔てて
平行に、かつ軸方向にスライド可能に配置されるととも
に、シフトフォーク15に連係された従動シフトロッド
20と、シフトロッド16,20間に設けられたラック
アンドピニオン形式のリンク機構21とを備え、リンク
機構21は、シフトロッド16および従動シフトロッド
20にそれぞれ形成されたラック16a,20aと、ケ
ーシング19に取り付けられた基板22と、軸受け部2
2a,22bに回動自在に軸支された回転軸23と、該
回転軸の両端に固定されて上記シフトロッド16,20
のラック16a,20aにそれぞれ噛合するピニオン2
4,25とにより構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の手動変速機の操作機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
メインシャフトと、このメインシャフトの下方にこれと平行に配置されたカウ ンタシャフトとを有する歯車式手動変速機においては、その同期噛合(シンクロ メッシュ)機構がメインシャフト側に設けられるのが普通であるが、例えば実開 平3ー96454号公報に開示されているように、上記同期噛合機構をカウンタ シャフト側にも備えているものがある。
【0003】 ところで、運転者によって操作されるシフトレバーからの操作力を受けて軸方 向にスライドするシフトロッドはメインシャフトの上方のゲート部にメインシャ フトと平行に設けられ、かつカウンタシャフトがメインシャフトの下方に配置さ れているため、上記公報に記載された変速機では、上記同期噛合機構のカップリ ングスリーブに嵌合してこれをスライド操作するシフトフォークがスライド自在 に取り付けられたガイドシャフトを、カウンタシャフトの近傍に該カウンタシャ フトと平行に配置するとともに、シフトロッドとシフトフォークとの間を長いレ バーで連結して、上記シフトフォークを操作するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成では、シフトロッドとシフトフォークとの間に 長いシフトレバーが介在するため、シフトフォークを操作して同期噛合機構のカ ップリングスリーブを係脱操作する場合、上記連結用レバーに撓み変形が生じ易 く、スリーブの係脱操作の信頼性が損なわれるというおそれがあった。
【0005】 また、上記スリーブの係脱操作に際しての上記連結用レバーの揺動スペースを 確保する必要があり、レイアウトが困難になる問題もあった。
【0006】 上述の事情に鑑み、本考案は、同期噛合機構がカウンタシャフト側も設けられ ている場合のように、シフトレバーからの操作力を受けて軸方向にスライドする シフトロッドと、同期噛合機構のカップリングスリーブに嵌合してこれをスライ ド操作するシフトフォークとが互いに離れている場合に適用するのに好適な変速 機の操作機構を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案による変速機の操作機構は、シフトレバーからの操作力を受けて軸方向 にスライドする第1のシフトロッドと、該第1のシフトロッドに対して所定距離 を隔てて平行に、かつ軸方向にスライド可能に配置されるとともに、シフトフォ ークに連係された第2のシフトロッドと、上記第1および第2のシフトロッド間 に設けられ、上記第1のシフトロッドの軸方向のスライド量を回転量に変換し、 該回転量を上記第2のシフトロッドにその軸方向のスライド量として伝達するリ ンク機構とを備えてなることを特徴とするものである。
【0008】
【作用および考案の効果】
本考案によれば、同期噛合機構がカウンタシャフト側にも設けられている場合 のように、シフトロッドとシフトフォークとの間が離れていても、シフトロッド とシフトフォークとが、同期噛合機構のカップリングスリーブの係脱操作に際し て撓み変形を生じる要素をそなえていないリンク機構で連結されているため、同 期噛合機構を精度良く、かつ的確に操作することが可能になり、変速機の信頼性 の向上が図れるとともに、連結用レバー等の移動スペースを考慮しなくてもよい から、レイアウト上でも有利となる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】 図1は、本考案の実施例に係わる変速機の操作機構が適用される自動車用手動 変速機の1速ー2速切り替え用同期噛合機構部分を示す縦断面図であり、図2は 、同期噛合機構部分の詳細構成を省略して示す図1のIIーII線に沿った断面図で ある。
【0011】 図1において、1は変速機入力軸となるメインシャフト、2はメインシャフト 1の下方にこれと平行に配置されたカウンタシャフトである。メインシャフト1 の外周には、1速ギヤ3および2速ギヤ4が一体に固設され、カウンタシャフト 2の外周には、メインシャフト1側の1速ギヤ3および2速ギヤ4にそれぞれ常 時噛合するカウンタ1速ギヤ5およびカウンタ2速ギヤ6が回転自在に遊嵌され ている。
【0012】 なお、3速ギヤ7および図示しない4速ギヤはメインシャフト1の外周に回転 自在に遊嵌され、これら3速ギヤ7および4速ギヤにそれぞれ常時噛合するカウ ンタ3速ギヤ8および図示しないカウンタ4速ギヤが、それぞれスプライン嵌合 によりカウンタシャフト2の外周に固設されている。
【0013】 カウンタシャフト2の外周に回転自在に遊嵌されているカウンタ1速ギヤ5お よびカウンタ2速ギヤ6の間には、1速ー2速切り替え用同期噛合機構10が設 けられている。
【0014】 この同期噛合機構10は、カウンタシャフト2の外周にスプライン嵌合により 固設されたクラッチハブ11と、カウンタ1速ギヤ5の右端に一体に形成されて クラッチハブ11の左側に配置されたクラッチギヤ5aと、カウンタ2速ギヤ6 の左端に一体に形成されてクラッチハブ11の右側に配置されたクラッチギヤ6 aと、クラッチハブ11とクラッチギヤ5aとの間に配置されたシンクロナイザ リング12と、クラッチハブ11とクラッチギヤ6aとの間に配置されたシンク ロナイザリング13と、クラッチハブ11の外周に軸線方向にスライド自在にス プライン係合されたカップリングスリーブ14とによって構成されている。
【0015】 上記カップリングスリーブ14のシフト操作は、その外周面に環状に形成され た溝14aに係入するシフトフォーク15によって行われ、該シフトフォーク1 5によりカップリングスリーブ14が左方へシフトされると、このカップリング スリーブ14によってクラッチハブ11とクラッチギヤ5aとが連結されて、カ ウンタシャフト2がギヤ5,3を介してメインシャフト1に連結された1速状態 となる。また、シフトフォーク15によりカップリングスリーブ14が右方へシ フトされると、このカップリングスリーブ14によってクラッチハブ11とクラ ッチギヤ6aとが連結されて、カウンタシャフト2がギヤ6,4を介してメイン シャフト1に連結された2速状態となる。
【0016】 メインシャフト1の上方には、図2に示すように、メインシャフト1およびカ ウンタシャフト2と平行に延びる3本のシフトロッド、すなわち、1ー2速用シ フトロッド16と、3ー4速用シフトロッド17と、5速ーリバース用シフトロ ッド18とが、それぞれ軸線方向にスライド可能にケーシング19に並設されて いる。
【0017】 また、運転者によって操作される図示しないシフトレバーからの操作力を受け て、シフトロッド16〜18の軸線方向と直角な軸線方向(図2の左右方向)に スライドされ、かつ軸線の回りで揺動される図示しないコントロールロッドが設 けられ、このコントロールロッドに固設された図示しないコントロールアームが 、上記コントロールロッドのスライド動作に伴って、シフトロッド16〜18の 一つと択一的に係合するようになっている。そして、この係合状態においてのコ ントロールロッドの揺動動作に伴って、該シフトロッド16〜18の一つが軸線 方向にスライドされて、変速が行われるが、3ー4速用シフトロッド17および 5速ーリバース用18には、それぞれ図示しないシフトフォークが固定されてい て、これらシフトフォークが、メインシャフト1側に設けられた同期噛合機構の 切り替え操作を行うようになっている。
【0018】 ケーシング19のカウンタシャフト2の近傍の部位には、カウンタシャフト2 と平行な、したがって1ー2速用シフトロッド16と平行な従動シフトロッド2 0が軸線方向にスライド可能に設けられ、かつ、この従動シフトロッド20に、 上記1速ー2速切り替え用同期噛合機構10のカップリングスリーブ14を操作 するためのシフトフォーク15が固定されている。なお、図2では、同期噛合機 構10の詳細構成が省略されている。
【0019】 2本のシフトロッド16,20はラックアンドピニオン形式のリンク機構21 で連結されており、該リンク機構21は、図3および図4から明らかなように、 1ー2速用シフトロッド16および従動シフトロッド20にそれぞれ形成された ラック16a,20aと、軸受け部22a,22bを所定の間隔を保って備えて ケーシング19に取り付けられた基板22と、軸受け部22a,22bに回動自 在に軸支された回転軸23と、該回転軸23の両端に固定されて上記シフトロッ ド16,20のラック16a,20aにそれぞれ噛合するピニオン24,25と により構成されている。
【0020】 本実施例では、このような構成を有するリンク機構21が設けられていること により、1ー2速用シフトロッド16の軸方向のスライド量が、ラック16aと ピニオン24とによって回転軸23の回転量に変換され、さらに回転軸23の回 転量が、ピニオン25とラック20aとによって従動シフトロッド20の軸方向 のスライド量に変換されることになり、1ー2速用シフトロッド16の軸方向の スライドによって、シフトフォーク15が操作される。
【0021】 したがって、同期噛合機構10がカウンタシャフト側に設けられていて、シフト ロッド16とシフトフォーク15との間が離れていても、シフトロッド16とシ フトフォーク15とが、同期噛合機構10のカップリングスリーブ14の係脱操 作に際して撓み変形を生じる要素をそなえていないラックアンドピニオン形式の リンク機構21で連結されているため、同期噛合機構10を精度良く、かつ的確 に操作することが可能になり、変速機の信頼性の向上が図れるとともに、連結用 レバー等の移動スペースを考慮しなくてもよいから、レイアウト上でも有利とな る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係わる変速機の操作機構が適
用される自動車用手動変速機の1速ー2速切り替え用同
期噛合機構部分を示す縦断面図
【図2】同期噛合機構部分の詳細構成を省略して示す図
1のIIーII線に沿う断面図
【図3】本考案の特徴部分であるラックアンドピニオン
形式のリンク機構を概略的に示す正面図
【図4】同 平面図
【符号の説明】
1 メインシャフト 2 カウンタシャフト 3 1速ギヤ 4 2速ギヤ 5 カウンタ1速ギヤ 6 カウンタ2速ギヤ 10 1速ー2速切り替え用同期噛合機構 14 カップリングスリーブ 15 シフトフォーク 16 1ー2速用シフトロッド 16a ラック 20 従動シフトロッド 20a ラック 21 リンク機構 24,25 ピニオン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シフトレバーからの操作力を受けて軸方
    向にスライドする第1のシフトロッドと、 該第1のシフトロッドに対して所定距離を隔てて平行
    に、かつ軸方向にスライド可能に配置されるとともに、
    シフトフォークに連係された第2のシフトロッドと、 上記第1および第2のシフトロッド間に設けられ、上記
    第1のシフトロッドの軸方向のスライド量を回転量に変
    換し、該回転量を上記第2のシフトロッドにその軸方向
    のスライド量として伝達するリンク機構と、 を備えてなることを特徴とする変速機の操作機構。
JP2106293U 1993-04-22 1993-04-22 変速機の操作機構 Withdrawn JPH0680055U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2106293U JPH0680055U (ja) 1993-04-22 1993-04-22 変速機の操作機構

Applications Claiming Priority (1)

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JP2106293U JPH0680055U (ja) 1993-04-22 1993-04-22 変速機の操作機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0680055U true JPH0680055U (ja) 1994-11-08

Family

ID=12044416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2106293U Withdrawn JPH0680055U (ja) 1993-04-22 1993-04-22 変速機の操作機構

Country Status (1)

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JP (1) JPH0680055U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101232392B1 (ko) * 2006-07-03 2013-02-12 현대자동차주식회사 차량용 변속장치
WO2013054878A1 (ja) * 2011-10-13 2013-04-18 アイシン・エーアイ株式会社 自動変速機のシフト装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101232392B1 (ko) * 2006-07-03 2013-02-12 현대자동차주식회사 차량용 변속장치
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19970703