JPH0679868U - 排水消音装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 流し台に付属するディスポーザの使用時と排
水により発生する譟音を消音することを目的とする。 【構成】 流し台の下部にディスポーザ（図示せず）を
有する流し台排水口８の凹部に挿入した縁部６におい
て、該縁部６内に円錐形又は角錐形で、内部は空洞で空
気室４とした複数の消音片３よりなる消音弁２を適宜数
を定着させ、且、消音弁２の基部の両側に略々Ｃ字形状
の排水逃げ溝座５を設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ディスポーザを備えた流し台に於て使用時に生じる粉砕音と、排 水音との消音に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種のものは主に防臭を目的としたもので、ディスポーザの内部にあ る弁の作用に任され消音の効果は無かった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ディスポーザを備えた流し台にあっては、使用時に生じる厨芥の粉砕音とこれ を排水管に流す際に起る排水音を消音することが出来ず、共同住宅等では常に問 題点と成っていたものを、この考案は、この問題点に着目してなされたもので、 現設備をなんら改造せずに、流し台の排水口に挿入した弁の使用のみで上記問題 点を解決することを目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するこの考案は、円錐形、又は角錐形で内部を空洞とした空 気室を有するパイプ状で複数の消音片より成る消音弁を、流し台排水口内に挿入 する縁部内に適宜数定着させ、各消音弁は自在に上下動し、且、消音弁の基部の 両側に略々Ｃ字形状の排水逃げ溝座を設けた消音装置である。

【０００５】

【実施例】

以下、この考案を図面に基ずいて説明する。 図１・図２はこの考案の一実施例を示す図である、先ず構成を説明する。７は 流し台の一部で８はその流し台排水口で、該排水口８の凹部内には、この考案装 置の縁部６を挿入させ、縁部６の内部には消音弁２が適宜数定着されている。 今、厨芥を下部のディスポーザ（図示せず）内に投入する際は消音弁２は内側 に折れ曲がり、排水口１が広がり厨芥は容易にディスポーザ内に入る。 この消音弁２は円錐形又は角錐形の消音片３を複数個（図は４個を表した）を １組とした略々梯形状を成し、更に消音片３は図のように内部が空洞とした空気 室４を構成し吸音効果を高めるのでディスポーザ使用時の粉砕音は消音され、更 に消音弁２の基部の両側に略々Ｃ字形状の排水逃げ溝座５を設けてあるので大量 に排水の際は排水口１の助けとなり同時に消音弁２の上下動の動きを柔軟にする ものである。

【０００６】

【考案の効果】

以上のように、この考案による排水消音装置は排水による音は勿論、ディスポ ーザ等の機器によって生じる音も縁部を流し台排水口に挿入すれば解決できるば かりでなく、スプーン等の小物を落しても消音弁は広がらず、その位置に止り、 環境上、安全上の要請にも十分に応えることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の平面図であろ。

【図２】図１のＡ−Ａ線、および流し台の一部を示す断
面図である。

【符合の説明】

１ 排水口 ２ 消音弁 ３ 消音片 ４ 空気室 ５ 排水逃げ溝座 ６ 縁部 ７ 流し台 ８ 流し台排水口

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 流し台（７）の下部にディスポーザを有
   する流し台排水口（８）の凹部に挿入した縁部（６）に
   おいて、該縁部内に円錐形、又は角錐形で、内部は空洞
   で空気室（４）とした複数の消音片（３）より成る消音
   弁（２）を適宜数定着させ、且消音弁（２）の基部の両
   側に略々Ｃ字形状の排水逃げ溝座（５）を設けたことを
   特徴とする排水消音装置。