JPH0679766A - 金型保護装置 - Google Patents

金型保護装置

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JPH0679766A
JPH0679766A JP4259095A JP25909592A JPH0679766A JP H0679766 A JPH0679766 A JP H0679766A JP 4259095 A JP4259095 A JP 4259095A JP 25909592 A JP25909592 A JP 25909592A JP H0679766 A JPH0679766 A JP H0679766A
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Japan
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mold
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load value
output
shots
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JP4259095A
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JP2995369B2 (ja
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Kazumitsu Omori
和光 大森
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Meiki Seisakusho KK
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Meiki Seisakusho KK
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 型閉負荷値を監視して金型の摺動抵抗の増加
に基づいて金型を保護すること。 【構成】 型閉負荷値等を検出するセンサと、金型保護
圧力、型締時間および金型保護区間等のパラメータを予
め設定する操作設定部と、センサおよび操作設定部から
のデータ信号を出し入れする入出力部と、これらのデー
タを記憶するメモリと、データを所定のプログラムによ
り処理する中央処理装置(CPU)とを備え、予め設定
されたショット数の時間間隔で金型保護区間における最
大負荷値 (Ai)を前回の最大負荷値 (Ap)と比較し、所
定のカウント数だけ連続して最大負荷値が増加する時、
注意信号を警報表示部に出力するプログラム手順を有し
ていることを特徴とする金型保護装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形時の固定金型と可
動金型との温度差によるガイドピンの摺動抵抗の変化に
対応して金型の型閉動作を続行または中断するための金
型保護装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】射出成形機等による成形作業時におい
て、金型の型締に伴う型閉負荷は、図3に示すように型
開閉ストロークSの間で変化する。通常、この負荷は、
油圧駆動においては型締シリンダの動圧(圧力値)に基
づいているが、サーボモータを有する電動式の成形機で
は電流値の変化に基づいている。
【0003】型閉負荷曲線Pは、型閉開始時にピークが
生じ、その後上下動の変動域を経過した後、ほぼなだら
かな降下状態でシリンダラムの高速移動区間Bを終え、
次の金型保護区間Cとなる低圧型閉区間では徐々に増加
する傾向が示されている。
【0004】型閉動作が低速に切り換わる位置aから型
閉完了位置bまでの金型保護区間Cでは、固定金型と可
動金型の温度差、摺動部の潤滑不足やかじりなどにより
金型の摺動抵抗が次第に強くなり、圧力値または電流値
が破線で示すように段階的に増大する。
【0005】このようなことから、金型の摺動抵抗の変
動によって金型保護圧力を最大値に設定しても型閉しな
くなったり、ガイドピンのかじり現象を呈することにな
る。また、この問題は、固定金型および可動金型に極端
な温度差をつけた場合でも起こる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような事情に鑑み
て、本発明は、金型の型閉動作の異常を作業者に知ら
せ、金型を破損したり、型閉しなくなって自動運転が中
断される前に適切な処置を取らせることを自動的に可能
にする金型保護装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、 金型保護区間における型閉負荷値を検
出するセンサと、金型の開閉動作位置を検出するセンサ
と、サンプリング間隔を決めるショット数または時間、
警報出力用カウント値および金型保護区間等のパラメー
タを予め設定する操作設定部と、前記センサからの出力
信号および操作設定部からのパラメータのデータを出し
入れする入出力部と、これらのデータを記憶するメモリ
と、前記入出力部、操作設定部およびメモリからのデー
タを所定のプログラムにより処理し、かつ結果をメモリ
に出力する中央処理装置(CPU)とを備え、前記プロ
グラムが、予め設定されたショット数または時間の間隔
で金型保護区間における最大負荷値Ai を前回の最大負
荷値Ap と比較し、所定のカウント数だけ連続して最大
負荷値が増加する時、注意信号を警報表示部に出力する
手順を有していることを特徴としている。
【0008】
【作用】このような構成により、予め設定されたショッ
ト数または時間の間隔で金型保護区間における最大負荷
値Ai がメモリに記憶され、この値が前回の最大負荷値
Ap よりも大きいか否かが判定される。そして、最大負
荷値Ai が大きければカウンタに1を加え、そうでなけ
ればCPUにおけるカウンタおよび注意信号の出力端子
がリセットされる。
【0009】次に、カウンタのカウント値が所定の回数
に達したかどうかを判定し、そうであるなら注意信号を
出力し、そうでなければ所定の回数に達するまで繰り返
す。すなわち、最大負荷値が連続して増加する場合に、
その連続増加回数が所定の回数に達したら注意信号を出
す。また、その増加回数のカウント中1回でも増加する
ことがなければカウントをリセットする。
【0010】この注意信号によって、警報を出力し、コ
ントローラの警報表示部にはメッセージを出力するなど
して作業者に注意と指示を与え、状況に応じて手動で低
圧型閉値を上方修正したり、金型をチェックさせること
ができる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る金型保護装置におけるコントローラ
の概略構成をブロック図で示すもので、型閉負荷を感知
するセンサ1と、センサ1からのアナログ信号を入力し
てこれをデジタル値に変換して出力する入出力部2と、
サンプリング間隔を決めるショット数または時間と、警
報出力用カウント値および金型保護区間等のパラメータ
を予め設定する操作設定部3と、最大負荷値を記憶した
りカウント値を記憶するためのメモリ4と、警報メッセ
ージを出力する警報表示部5と、金型の保護圧力を最適
値に制御するためのプログラムを有するCPU6とを備
えている。
【0012】センサ1は、型閉負荷圧力を検出するため
の油圧センサ7または電流センサ8と、金型位置を検出
する型位置センサ9の2種類が設けられており、成形機
が油圧駆動による場合、油圧センサ7を使用し、サーボ
モータ駆動による場合には、電流センサ8が使用され
る。
【0013】図2は本発明の金型保護装置に設けられた
CPU6の制御手順をフローチャート図で示すものであ
る。CPU6は、操作設定部3で予め設定されたサンプ
リング間隔を決めるショット数または時間と、警報出力
用カウント値および金型保護区間等のパラメータ、さら
には入出力部へ出力されるセンサからの信号を入力し
て、予め設定されたショット数または時間の間隔で金型
保護区間における最大負荷値Ai を順次メモリ4に記憶
させる。
【0014】次に、メモリに記憶されたこの今回の最大
負荷値Ai と前回の最大負荷値Apとを比較し、Ai >
Ap であるならば、CPU6のカウンタに1を加え、こ
のカウント値をメモリ4に記憶させる。もし、そうでな
い場合にはCPU6におけるカウンタおよび注意信号の
出力端子をリセットする。
【0015】CPU6は、カウンタの計数がプラスされ
た後に、カウンタのカウント値が所定の設定値に達した
かどうかを判断し、そうであるならば作業者に警告する
ため注意信号を警報表示部5に送り、表示部5に警報メ
ッセージを出力させる。
【0016】この結果、作業者は、自分が設定した金型
保護圧力に対して、コントローラが実際に稼動している
金型の摺動抵抗の変動を監視かつ判定し、さらに、警告
表示部からの注意信号により、予め設定したカウント数
(例えば5回)に基づいて最大負荷値が連続的に増加し
ていることを読み取ることができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の金型保護装置によれば、あるショット数または
時間の間隔で最大負荷値を検知し、これが前回の値と比
較して連続的に増加するときには、警報で作業者に知ら
せることができるので、状況に応じて手動操作で金型保
護する低圧型閉値を上方修正したり、金型のチェックを
行うことができる。
【0018】また、特に、本発明の装置はパラメータ等
の設定が自由に変更できるので、金型の摺動抵抗の変動
が大きい成形初期において、成形作業をたびたび中断す
ることなく金型を保護し、成形サイクルの促進に寄与す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る金型保護装置のコントローラの構
成を示すブロック図である。
【図2】図1のコントローラにおけるCPUのフローチ
ャート図である。
【図3】成形機に取り付けた金型の摺動抵抗の変動を示
す型閉負荷の出力特性を型閉ストロークに対応して示す
説明図である。
【符号の説明】
1 センサ 2 入出力部 3 操作設定部 4 メモリ 5 警報表示部 6 CPU 7 油圧センサ 8 電流センサ 9 型位置センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型保護区間における型閉負荷値を検出す
    るセンサと、金型の開閉動作位置を検出するセンサと、
    サンプリング間隔を決めるショット数または時間、警報
    出力用カウント値および金型保護区間等のパラメータを
    予め設定する操作設定部と、前記センサからの出力信号
    および操作設定部からのパラメータのデータを出し入れ
    する入出力部と、これらのデータを記憶するメモリと、
    前記入出力部、操作設定部およびメモリからのデータを
    所定のプログラムにより処理し、かつ結果をメモリに出
    力する中央処理装置(CPU)とを備え、 前記プログラムが、予め設定されたショット数または時
    間の間隔で金型保護区間における最大負荷値 (Ai)を前
    回の最大負荷値 (Ap)と比較し、所定のカウント数だけ
    連続して最大負荷値が増加する時、注意信号を警報表示
    部に出力する手順を有していることを特徴とする金型保
    護装置。
JP4259095A 1992-09-02 1992-09-02 金型保護装置 Expired - Lifetime JP2995369B2 (ja)

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JPH0679766A true JPH0679766A (ja) 1994-03-22
JP2995369B2 JP2995369B2 (ja) 1999-12-27

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ID=17329253

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7287971B2 (en) 2004-02-17 2007-10-30 Fanuc Ltd Load determining device for an electrically-operated injection molding machine
CN111288858A (zh) * 2020-04-07 2020-06-16 中国工程物理研究院总体工程研究所 炮弹侵彻高冲击过载测试装置及方法
CN113878825A (zh) * 2021-09-27 2022-01-04 珠海格力智能装备有限公司 注塑机模板安装处理方法、装置、存储介质及注塑机
US11997440B2 (en) 2020-10-29 2024-05-28 Matsui Mfg. Co., Ltd. Management device and calculation method

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CN113878825A (zh) * 2021-09-27 2022-01-04 珠海格力智能装备有限公司 注塑机模板安装处理方法、装置、存储介质及注塑机
CN113878825B (zh) * 2021-09-27 2024-02-27 珠海格力智能装备有限公司 注塑机模板安装处理方法、装置、存储介质及注塑机

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JP2995369B2 (ja) 1999-12-27

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