JPH0679734U - 型潤滑剤等の回収再利用装置 - Google Patents

型潤滑剤等の回収再利用装置

Info

Publication number
JPH0679734U
JPH0679734U JP2493193U JP2493193U JPH0679734U JP H0679734 U JPH0679734 U JP H0679734U JP 2493193 U JP2493193 U JP 2493193U JP 2493193 U JP2493193 U JP 2493193U JP H0679734 U JPH0679734 U JP H0679734U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
oil
lubricant
low
type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2493193U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2588957Y2 (ja
Inventor
昇 井上
雅仁 井上
輝男 吉浦
秀伸 森
宏一 浅井
憲二 高森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP1993024931U priority Critical patent/JP2588957Y2/ja
Publication of JPH0679734U publication Critical patent/JPH0679734U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2588957Y2 publication Critical patent/JP2588957Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Separation (AREA)
  • Lubricants (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 汚染廃液から型潤滑剤を、その有効成分を失
うことなく迅速且つ高い効率で分離回収することがで
き、しかも装置内に収容した廃液中に腐敗バクテリア等
が発生することもない型潤滑剤等の回収再利用装置を提
供せんとするものである。 【構成】 対向配置した荷電極(17)とアース電極
(18)間に低圧交流電圧を印加するようにした低圧交
流荷電式油水分離装置(A)と、低圧交流電圧を印加し
た対向配置した荷電極とアース電極間を有するとともに
濾過フィルターを具備した低圧交流荷電式濾過装置
(B)と、液濃度測定手段及び液濃度を調整する手段を
設けた液濃度調整槽(C)と、再生された型潤滑剤を作
業マシンに還流させる手段とを備えた型潤滑剤等の回収
再利用装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ダイキャスト成形やプレス成形等の成形工程において、成形金型の 磨耗防止や金型と製品との焼き付け防止、更には加工精度の向上を目的として利 用される型潤滑剤の回収再利用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、アルミは軽い、加工しやすい等の理由で自動車部品やその他の機械部品 、飲料缶などに広く利用されており、中でも複雑な形状の加工が要求される金属 製品の素材として広く利用されている。アルミを素材とした複雑形状の金属製品 は主としてダイキャスト成形やプレス成形によって作製されるが、これら成形工 程においては、金型の摩耗防止や金型と製品の焼き付きけ防止、更には加工精度 の向上等の目的で、金型の表面に水溶性の型潤滑剤と、金型を冷やすための冷却 水を交互に吹き付ける必要がある。型潤滑剤は焼き付き防止剤及び界面活性剤等 を水と混合したものであるが、使用後の型潤滑剤には金属粉やゴミ等の不純物や 駆動部分から流れ出した油が混入しているうえに、冷却水によって希釈されてい ることからそのままでは再利用することはできない。特に、機械のスライド部分 や駆動部分から流れ出した油分が型潤滑剤に混入すると、この油分が高温化した 金型表面で燃えて煙を出したり、油分が型潤滑剤を押し退ける結果、その部分で 金型と材料のアルミが焼き付いて傷を作ったり金型が部分磨耗することがあり、 使用済型潤滑剤のそのままでの再利用はほとんど不可能であった。 また、使用後の型潤滑剤を廃棄するにしても、型潤滑剤は冷却水によって増量 しているため廃液処理に多大の費用を要するのが現状であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
これらの問題の解決策として、型潤滑剤等の回収再利用装置が従来より各種提 案されている。例えば、最も古典的な方法として大形タンク内に型潤滑剤を含む 油水混合汚染廃液を収容し、静置法によってゴミ、スラッヂの沈降分離や油の自 然浮上分離を行う方法があるが、この方法は装置が大きくなって広い設置スペー スが必要となるうえに、再生処理に多大の時間を要し効率も低い問題がある。ま た、この方法では油水混合汚染廃液の再生処理状態を濁度計を用いて監視してい るが、濁度計のガラスがしばしば曇る結果、濃度管理が不正確となる問題もあっ た。
【0004】 また、別の方法として積層板を用いる方法や、コアレッサー等の充填剤を用い た油水分離と通常フィルターを用いた濾過とを併用し、且つこれに濁度計を用い た間接計測方式による濃度管理を組み合わせた装置があるが、これら装置では油 水分離性能が低く、油分を1%以下にすることができない。また後者の場合、濾 過精度を向上させようとすれば、フィルターの濾目を小さくする必要があるが、 フィルターの濾目を小さくすると、型潤滑剤の有効成分まで除去してしまうおそ れがあるうえに、目詰まりも頻繁に発生し、装置のランニングコストが高くつく 問題もある。 更に、濃度管理に濁度計を用いているが、濁度計のガラス曇りによるセンサー 機能の低下が無視できず、また濁度計による計測は標準値との比較による「間接 計測」であることから計測誤差も発生しやすく、濃度のバラツキなどが解決でき なかった。
【0005】 従来法で次ぎに問題になるのは液の腐敗による性能低下と悪臭の発生である。 廃液は液面を覆う浮上油によって嫌気状態となっているが、夏場等の液温度の高 いときには、液中の微小な油滴やゴミ、スラッヂが腐敗バクテリヤの栄養源にな って廃液の腐敗が急激に進行し、悪臭が発生する。従来は、この廃液の腐敗を防 止するには殺菌剤を投入する以外になく、殺菌剤を多量に含んだ廃液の活性汚泥 処理に困るなど新たな問題が発生していた。
【0006】 本考案はかかる現況に鑑みてなされたもので、型潤滑剤を含む油水混合汚染廃 液から型潤滑剤を、その有効成分を失うことなく迅速且つ高効率で分離回収する ことができ、しかも装置内に収容した廃液中に腐敗バクテリア等が発生すること もない型潤滑剤等の回収再利用装置を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案者は上記課題を解決するために鋭意検討した結果、被処理対象原液の浄 化工程を、油分除去と腐敗バクテリアの滅菌を主目的とした予備処理工程と、当 該予備処理に続いて行う濾過処理工程の2段階構成とすることを着想した。そし て、それぞれの工程では処理対象液に対して低圧交流電界を作用させることによ り不純物微粒子の凝集粗粒化をはかることにした。また、前記2段階の処理工程 の次段階に、液中の型潤滑剤の濃度を測定したうえ型潤滑剤又は水の一方又は両 方を補充する液濃度調整手段を設けることにより、型潤滑剤再生処理の完全自動 化をはかることを着想した。
【0008】 このような、課題を解決した本考案にかかる型潤滑剤等の回収再利用装置は次 の構成を有している。 作業マシンから排出される型潤滑剤を含む被処理対象原液を直接あるいは間接 的に受入れる流入口を備えた容器内に、荷電極とアース電極とを対向配置して両 電極間に被処理対象原液の通過路を形成し、前記両電極間に被処理対象原液中の 不純物微粒子が保有するゼータ電位を中和又は減少させ得る振動エネルギーを付 与できる低圧交流電圧を印加して前記容器内に油水分離処理空間を形成するとと もに、前記油水分離処理空間で分離された分離油と油分除去後の予備処理済液の 排出路を容器適所にそれぞれ設けてなる低圧交流荷電式油水分離装置と;前記低 圧交流荷電式油水分離装置から排出された予備処理済液を直接あるいは間接的に 受け入れる流入口を備えた容器内に、容器と一体又は別体構成したアース電極と 、当該アース電極に対向設置した荷電極を設け、両電極間に予備処理済液の通過 路を形成するとともに、前記両電極間に予備処理済液中の不純物微粒子が保有す るゼータ電位を中和又は減少させ得る振動エネルギーを付与できる低圧交流電圧 を印加し、且つ予備処理済液の通過路途上に濾過フィルターを配して容器内に荷 電式濾過空間を形成するとともに、前記荷電式濾過空間で不純物を濾過した後の 清澄液の排出路を容器適所に設けてなる低圧交流荷電式濾過装置と;前記低圧交 流荷電式濾過装置から排出された清澄液を受け入れる流入口を備えた容器内に液 濃度測定手段を具備させ、且つ前記液濃度測定手段の測定結果に基づいて型潤滑 剤又は水の一方又は両方を補充して液濃度を調整する手段を設けた液濃度調整槽 と;液濃度調整槽によって再生された型潤滑剤を前記作業マシンに還流させる手 段とを備えたことを特徴としている。
【0009】 型潤滑剤に油が混入すると加工時の高い圧力下で油膜が切断されて加工対象金 属と金型が直接接触する結果、その部分に焼き付けを起こし製品に傷をつけたり 金型の異常摩耗を来すことは前述した通りである。本装置は廃液から油分を含ま ない型潤滑剤を再生することが目的であるが、型潤滑剤からの油分除去が不可能 な場合もある。即ち、侵入油が型潤滑剤より軽い場合は、このような油は装置内 前段に設けた低圧交流荷電式油水分離装置によってほぼ完全に除去できるが、侵 入油が水グリコールのように、水に溶ける油、即ち水溶性油である場合には分離 除去は出来ない。型潤滑剤を必要とする塑性加工では加工機が高熱の雰囲気にあ るために油圧油として不燃性の水溶性油を使用することも多いが、このような水 溶性油が油圧パイプの破裂等で被処理対象原液に大量に混入した場合には、この ような被処理対象原液は本装置では再生処理できない。
【0010】 このように型潤滑剤への侵入油が水溶性である場合には、本装置による処理自 体が無意味であるので、予めこのような廃液は排除する必要がある。請求項2記 載の考案は処理対象廃液中に混入している油が水溶性であるか否かを察知して再 生装置を停止させようとするものであり、その構成は、処理対象溶液である油水 混合汚染廃液を収容する容器内に液導電率計を設置するとともに、前記液導電率 計の指示値に基づいて装置を自動的に停止する制御機構を設けたことを特徴とし ている。
【0011】 また、液濃度調整槽としては様々なものが利用できるが、超音波式液濃度調整 槽を用いることが好ましい。
【0012】 液濃度調整槽は単槽であっても良いが、型潤滑剤系統濃度調整槽と金型冷却水 系統濃度調整槽とを別々に設けた2槽構成であることがより好ましい。
【0013】
【作用】
上記構成の本装置による型潤滑剤等の回収は次のような工程を経て行われる。 先ず作業マシンから排出された型潤滑剤を含む油水混合汚染廃液を、地下ピッ ト等に貯留させて、当該地下ピット内において比重差により油分を浮上させる。 次いで浮上油と型潤滑剤をそれぞれ低圧交流荷電式油水分離装置に送り込み、処 理対象原液を、対向配置された荷電極とアース電極間を通過させる。被処理対象 原液中の油、ゴミ、スラッヂ等の微粒子は液との界面に電気二重層に因るゼータ 電位をもっておりそのクーロン力の反撥力によって相互に反撥しあいながら液中 に浮遊している。この液が荷電された電極間を通過すると、この交流電気の周波 数と電圧のそれぞれ2乗に比例する振動エネルギーが不純物粒子に与えられ、こ れによって油微粒子のゼータ電位が中和又は減少して相互の反撥力を失う。そし て、その結果、不純物粒子間に作用するクーロン力による反撥力よりも、自然力 として油微粒子間に働いている分子間引力の方が相対的に強くなり、この分子間 引力によって油微粒子同士が相互に合体凝集して比重差で浮上分離する。ゴミ、 スラッヂ等の微粒子も油微粒子と同様の原理で凝集分離され、比重差によって浮 上若しくは沈降する。
【0014】 浮上分離した油は液面高さを基準にして回収され、油分を除いた予備処理済液 は中間槽を介して間接的に、あるいは中間槽を介することなく直接的に次ぎの低 圧交流荷電式濾過装置に送られる。また、液中の腐敗バクテリヤは交流の振動エ ネルギーに因って生体表面の電位を失い生体系が乱される結果、死滅または増殖 出来なくなって液の腐敗進行が防止される。ここまでが、油分除去を主目的とし た予備処理段階である。
【0015】 前記予備処理段階を通過した予備処理済液中の油分濃度は1%以下にまで低下 しており、この油分含有量の少なくなった予備処理済液が、次段階に設けられた 低圧交流荷電式濾過装置によって更に浄化される。低圧交流荷電式濾過装置に送 られた型潤滑剤中のゴミ、スラッヂは前段階に配置した低圧交流荷電式油水分離 装置と同じ原理作用で凝集粗粒化させるとともに、この凝集粗粒化した不純物凝 集体をフィルターで取り除く。フィルターは凝集粗粒化した不純物凝集体を濾過 するものであるから、その濾目は比較的大きいもので充分であり、目詰まりが少 なくランニングコストも低くすることができる。また濾目が粗いから型潤滑剤の 有効成分が失われることもない。 また、前処理で一部残された腐敗バクテリヤも低圧交流荷電式濾過装置の荷電 された電極間を通過する間にその生体電位を失うことになり死滅したり又は増殖 出来なくなる。こうして油分、ゴミ、スラッヂを取り除いた清澄液は次ぎの液濃 度調整槽に送られる。ここまでが第2段階である。
【0016】 次いで液濃度調整槽に送り込まれた清澄液は、液濃度測定手段によって液濃度 が測定され、当該測定結果に基づいて型潤滑剤又は水の一方又は両方を補充して 液濃度を調整し、再利用可能となった型潤滑剤を所定の濃度を維持しながら作業 マシンに還流するものである。
【0017】 また、水溶性油が混入した型潤滑剤の再生処理を未然に防止する目的から、油 水混合汚染廃液を収容する容器内に液導電率計を設置したときには、この液導電 率計の指示値を常時監視し、混入油による液の導電率の低下をキャッチすること によって再生装置を停止するものである。
【0018】
【実施例】
次に本考案の詳細を図示した実施例に基づき説明する。図1は本考案の型潤滑 剤等の回収再利用装置の全体構成を示す簡略説明図である。本回収再利用装置は 、低圧交流荷電式油水分離装置A、低圧交流荷電式濾過装置B及び液濃度調整槽 から主として構成され、図例のものは液濃度調整槽として特に超音波式液濃度調 整槽C,Cを用いた場合を示している。液濃度調整槽としては他のものを利用す ることも可能である。また低圧交流荷電式油水分離装置Aの前段には、ダイキャ スト成形機やプレス成形機等の作業マシンFから排出される型潤滑剤を含む被処 理対象原液を貯留させる地下ピットDが設置され、また低圧交流荷電式油水分離 装置Aと低圧交流荷電式濾過装置Bとの間には中間タンクEが介在させられてい る。
【0019】 作業マシンFから排出される被処理対象原液が送り込まれる地下ピットDには 、液導電率計(図示せず)が設置されており、被処理対象原液の導電率を監視す ることで、水溶性油の侵入をチェックしている。そして液導電率計の指示値が所 定値を下回ったときには水溶性油が限界量以上に混入したと判断して本回収再利 用装置全体の運転を自動停止させるようにしている。
【0020】 地下ピットDに貯留する被処理対象原液の低圧交流荷電式油水分離装置Aへの 送り込みは、図例の如く、浮上油aをフロートサクション1で吸込み、他方、前 記浮上油aの下層に位置する液中bから型潤滑剤を主成分とした水溶液をサクシ ョンパイプ2で吸い込み、それぞれバケット型ストレーナー3を通してダイヤフ ラムポンプ4を経て送り込んでいる。尚、図中5は真空計であり、6はチャッキ 弁である。本実施例では地下ピットDで一旦、被処理対象原液を貯留したのち、 被処理対象原液を低圧交流荷電式油水分離装置Aに送り込んでいるが、地下ピッ トDは省略して作業マシンFから被処理対象原液を低圧交流荷電式油水分離装置 Aに直接送り込む場合もある。
【0021】 低圧交流荷電式油水分離装置Aとしては様々な態様のものが利用可能であるが 、本実施例では、図2(イ),(ロ)で示すものを用いている。この低圧交流荷電 式油水分離装置Aは、前段の地下ピットDから送り込まれる浮上油aを受け入れ る流入口11と、型潤滑剤を主成分とした水溶液bを受け入れる流入口12とを 備えた上面開放容器13の内部を、仕切り板14によって、油水分離処理空間1 5と処理後分離水収容空間16とに二分し、油水分離処理空間15には、板状の 荷電極17とアース電極18とを交互に垂設して対向配置状態となし、両電極1 7,18間に被処理対象原液の通過路19を形成するとともに、前記両電極17 ,18間に荷電源20から交流電圧を印加している。
【0022】 ここで直流電圧を用いず交流電圧を用いるのは、交流電圧であれば電極の腐食 や水素や酸素等の引火性ガスの発生がないことと、液中の腐敗バクテリアを殺す のにより有効であるとの理由に依っている。
【0023】 印加する交流電圧の大きさは、被処理対象原液中の不純物微粒子である油滴粒 子やゴミ等が保有するゼータ電位を中和又は減少させる大きさの振動エネルギー を付与できる大きさであればよく、具体的には油やゴミの種類によって決定され るが、本実施例では油滴の凝集粗粒化を主目的として電圧を設定し、例えば10 V〜100V/cmの範囲の低圧交流を選択することができる。ここでは特に電 極間距離を約30mmに設定するとともに対向電極間に25V前後の交流電圧を 印加している。
【0024】 本考案者の研究によれば、流体に交流電圧を印加したときに、流体中の微粒子 に作用する振動エネルギーのエネルギー総量Gは次式で表現されることが判明し ている。 G=Kmf2 2 t/r2 (但し、K:定数、m:微粒子の質量、f:交流の周波数(振動数)、 a:電圧(振幅)、r:荷電極間隔) したがって、低圧交流荷電式油水分離装置Aにおいて採用する印加交流電圧は 、このことを考慮して選択するものであり、電圧を低く設定する代わりに周波数 fを大きくするか、あるいは荷電極間隔rを狭めることによって微粒子に作用さ せるエネルギー総量を増大させることに努めるものである。
【0025】 また、処理後分離水収容空間16の上部には、浮上油a´と型潤滑剤を主成分 とする水溶液b´との界面位置よりもやや上部位置に、その取り入れ口21を設 定した樋状の分離油回収器22を設けている。この分離油回収器22は高さ設定 位置を変更できるように構成されており、浮上油a´厚さに適宜対処可能に構成 されている。また、処理後分離水収容空間16の下部側壁からは分離液排出管2 3が、上面開放容器13の外壁に沿って立ち上げられている。
【0026】 図1に示すように低圧交流荷電式油水分離装置Aの次段には攪拌機31を装備 した中間タンクEを間に介在させて低圧交流荷電式濾過装置Bが配置されている 。低圧交流荷電式濾過装置Bは図3(イ),(ロ)に示すように、円筒状の外筒4 1内に荷電極筒42及び厚肉円筒状のフィルターエレメント43が同心状に配置 された構成である。そして、外筒41には前段に位置する中間タンクEから送給 される予備処理済液を受け入れる流入口44が開設され、他方、前記フィルター エレメント43の中心部には多数の穴を開設した排出管45が内設されるととも に、当該排出管45の下端は外筒41を貫通して外筒41の外部に導出させられ ている。また、荷電極筒42と外筒41との間には荷電源46から低圧の交流電 圧が印加されている。交流電圧の電圧及び周波数は予備処理済液の性質によって 適宜選択され、例えば電圧は10V〜500V/cmの範囲から選択される。図 中47は荷電極筒42を保持するとともに側流を防止するための側流防止絶縁板 であり、図中48は荷電源46から導出された導線の一方を絶縁状態を維持しな がら外筒41を貫通させて荷電極筒42に導くための絶縁体である。図例のもの では流入口44から流入した予備処理済液は荷電極筒42の下方へ一旦回り込ん だうえ、フィルターエレメント43に流入する経路を辿るようにしているが、荷 電極筒42に多数の穴を設けて、当該穴を通過させることにより予備処理済液を フィルターエレメント43に導くこともできる。当該低圧交流荷電式濾過装置B では荷電極筒42と外筒41との間で予備処理済液中の不純物微粒子の凝集粗粒 化を予め行ったのち、フィルターエレメント43によって不純物凝集体を濾過せ んとするものであるからフィルターエレメント43の濾目は50ミクロン程度で 充分であり、従来フィルターのように細かくする必要はない。フィルターエレメ ント43としては合成繊維から作製された従来周知のものが利用できるほか、炭 素繊維や金属細線等から作製した導電性のフィルターエレメントを用いることも できる。このような導電性のフィルターエレメントを用いた場合には、フィルタ ーエレメント43全体に電位が与えられるためにその濾過効果は一層向上する。 尚、図1において、中間タンクEと低圧交流荷電式濾過装置Bとの間に位置す る7はダイヤフラムポンプであり、8は圧力計である。 本実施例では予備処理済液は中間タンクEに一旦、貯留したのち低圧交流荷電 式濾過装置Bに送り込んでいるが、中間タンクEを経ることなく予備処理済液を 低圧交流荷電式濾過装置Bに直接送り込んでもよい。
【0027】 低圧交流荷電式濾過装置Bの次段には超音波式液濃度調整槽Cが配置されてい る。超音波式液濃度調整槽Cは2槽設置され、一方を型潤滑剤系統濃度調整タン クC1となし、他方を金型冷却水系統濃度調整タンクC2となしている。そして 、それぞれの濃度調整タンクC1,C2には超音波式液濃度センサー51、攪拌 機52が備えられるとともに、それぞれの槽に対して型潤滑剤原液タンク53及 び水タンク54から必要に応じて型潤滑剤又は水が補給されるように構成されて いる。そして型潤滑剤原液タンク53からの型潤滑剤の補給は電磁弁55を備え た定量ポンプ56によってなされ、他方、水タンク54からの水の補給は電磁弁 57によって制御され、電磁弁の開閉及びポンプの駆動は前記超音波式液濃度セ ンサー51によって制御されている。超音波式液濃度センサー51は、従来のガ ラス管を用いた濁度計のように「間接計測」ではなく、液濃度を直接計測するも のであるから、高精度な液濃度管理が可能となる。
【0028】 型潤滑剤系統濃度調整タンクC1によって再生された型潤滑剤及び金型冷却水 系統濃度調整タンクC2によって再生された冷却水はそれぞれダイヤフラムポン プ9によって作業マシンFに還流させられている。
【0029】 このような構成の型潤滑剤等の回収再利用装置は次のようにして使用される。 先ず作業マシンFから排出された被処理対象原液は一旦地下ピットDに貯留す る。地下ピットD内の被処理対象原液は、その導電率を常時測定されており、被 処理対象原液の導電率が所定値よりも低下した場合は、被処理対象原液に限界量 以上の水溶性油が侵入しているものと判断して、本回収再利用装置による再生作 業は停止される。このようにすることにより、水溶性油の侵入に起因して発生す る金属製品と金型との直接接触による焼き付け等が未然に防止され、不良品の発 生が防がれる。
【0030】 次いで地下ピットD内で比重差により分離した浮上油aと型潤滑剤を主成分と した水溶液bをそれぞれ低圧交流荷電式油水分離装置Aの底の部分へ送り込み、 これら被処理対象原液を、対向配置された荷電極17とアース電極18との間を 上向流で流す。液中の油、ゴミ、スラッヂ等の微粒子は液との界面に電気二重層 に因るゼータ電位をもっておりそのクーロン力の反撥力によって相互に反撥しあ いながら液中に浮遊しているが、この液が荷電された電極間を通過すると、印加 交流電圧の周波数と電圧のそれぞれ2乗に比例する振動エネルギーが油微粒子に 与えられ、この振動エネルギーによって油微粒子のゼータ電位が中和又は減少し 、この結果、油微粒子相互間に作用していたクーロン力による反撥力が失われ、 もともと自然力として油微粒子間に働いている分子間引力の方が前記反撥力より も相対的に強くなる。そしてこの分子間引力によって油微粒子同士が合体凝集す ることになり、合体後の不純物凝集体は比重差によって浮上分離する。ゴミ、ス ラッヂ等の微粒子も油微粒子と同様の原理で凝集分離され、比重差によって浮上 若しくは沈降する。
【0031】 浮上油a´は、当該浮上油a´の液面高さを考慮して設置された分離油回収器 22によって回収され、油分が除かれた水溶液b´である予備処理済液は中間タ ンクEを介して次ぎの低圧交流荷電式濾過装置に送られる。予備処理済液中の油 分濃度は1%以下の水準を満たしており、この段階で既に従来法の数%に比べて 著しい改善効果が認められた。また、液中の腐敗バクテリヤは交流の振動エネル ギーに因って生体表面の電位を失い生体系が乱されて死滅または増殖出来なくな るので液の腐敗は防止され、悪臭発生の原因が取り除かれる。
【0032】 次ぎの低圧交流荷電式濾過装置Bは、前段の低圧交流荷電式油水分離装置Aよ り送られた型潤滑剤を主成分とする予備処理済液を、その液中のゴミ、スラッヂ を前記電気式油水分離装置とおなじ原理作用で凝集粗粒化したのち、50ミクロ ン程度の粗い濾目のフィルターエレメント43によって濾過する。濾過除去する ゴミ、スラッヂは凝集粗粒化しているため、濾目の粗いフィルターエレメント4 3でも効率的に除去することができ、しかも濾目が粗いから濾目が目詰まりを起 こしにくく、精密でランニングコストの安い濾過が実現される。また、濾目が粗 いため、型潤滑剤中の有効成分が失われることもない。 そして、前処理で一部残された腐敗バクテリヤも再び本装置の荷電された電極 間を通過する間にその生体電位を失い死滅又は増殖出来なくなる。こうして油分 、ゴミ、スラッヂを取り除いた清澄液は次ぎの超音波式液濃度調整槽Cに送られ る。
【0033】 低圧交流荷電式濾過装置Bから排出される清澄液は途中で2方向に分岐した配 管を通じて、型潤滑剤系統濃度調整タンクC1と金型冷却水系統濃度調整タンク C2に供給される。前述の低圧交流荷電式油水分離装置A及び低圧交流荷電式濾 過装置Bで浄化処理された清澄液は、冷却水の混入や型潤滑剤の有効成分の消耗 により希釈化されていたり、あるいは水分の蒸発によって濃密となるなど、液性 状が変化している。したがって、型潤滑剤系統濃度調整タンクC1では必要分量 ずつ分流導入した清澄液を攪拌機52で攪拌しながら超音波式液濃度センサー5 1でその濃度をチェックしながら定量ポンプで型潤滑剤原液と水を自動的に供給 して一定濃度の型潤滑剤を再生する。また金型冷却水系統濃度調整タンクC2に 入った残りの清澄液は、ここで循環に必要な水を適宜追加されて金型冷却水とし て再生される。 このようにして再生された型潤滑剤及び金型冷却水は一定の濃度を維持しなが ら作業マシンFに還流されて使用され、使用後、再び地下ピットDに戻される。
【0034】
【考案の効果】
本考案は、低圧交流荷電式油水分離装置と、低圧交流荷電式濾過装置と、液濃 度調整槽と、再生された型潤滑剤を作業マシンに還流させる手段とを直列的に組 み合わせて型潤滑剤等の回収再利用装置を構成し、特に液中不純物の除去を低圧 荷電により不純物粒子の凝集粗粒化をはかったうえで行うこととしたので、汚染 廃液から型潤滑剤を、その有効成分を失うことなく迅速且つ高い効率で分離回収 することができ、しかも液中の腐敗バクテリアは交流電圧印加によって死滅する ので腐敗バクテリア等が発生することもない。そして、このような効果とともに 、あるいは付随的に次の効果も発揮される。
【0035】 再生された型潤滑剤からは油分はほぼ完全に除去されているので、油分により 製品が変色することがなくなるとともに、従来のように金型表面で高温化した油 分から煙りが出ることもなくなる。 再生される型潤滑剤は液濃度調整槽によって濃度調整しているから、型潤滑剤 の濃度の安定化がはかれ、製品品質の向上がはかれる。 型潤滑剤の品質が安定し、型潤滑剤の金型表面への定着率を向上させることが できるから複雑形状製品への対応が可能となる。 金型温度が低くなり型潤滑剤の主要成分である焼き付き防止剤の付着性がよく なり傷等のない高品質な製品を得ることができる。また焼き付き防止剤の付着性 が向上することから、高価な焼き付き防止剤の使用量を少なくすることができ低 コスト化に貢献することができる。 使用液の劣化腐敗による悪臭発生がなくなるため、作業環境の大幅な改善がは かれる。 このように本考案によれば、高品質の再生型潤滑剤が得られるため、不良製品 の発生を防止できるとともに、複雑形状製品の加工技術にも対応することができ 、しかも型潤滑剤の再利用による原液コストの低減、廃液減少による廃棄コスト の低減、液交換のダウンタイムの低減など、トータルコストの大幅低減に貢献で きる。また、職場環境の改善にも貢献できる。
【0036】 また請求項2記載のように、被処理対象原液を収容する容器内に液導電率計を 設置するとともに、前記液導電率計の指示値が所定値を下回ったときに装置の運 転を自動停止させる制御機構を設けたときには、再生型潤滑剤への水溶性油の混 入を未然に防止することができる。
【0037】 更に請求項3記載のように、液濃度調整槽として超音波式液濃度調整槽を用い たときには、高精度な液濃度調整が可能となる。
【0038】 また、請求項4記載のように、液濃度調整槽として型潤滑剤系統濃度調整槽と 金型冷却水系統濃度調整槽を別々に設けて、金型冷却水の再生も行った場合は、 従来の一系統式に比べて水の使用量が少なく廃液量を大幅に減少させることがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の型潤滑剤等の回収再利用装置の全体
構成を示す簡略説明図である。
【図2】 低圧交流荷電式油水分離装置の概略構成を示
す説明図であり、(イ)は縦方向端面説明図、(ロ)は
平面説明図
【図3】 低圧交流荷電式濾過装置の概略構成を示す説
明図であり、(イ)は縦方向端面説明図、(ロ)は横方
向端面説明図
【符号の説明】
A 低圧交流荷電式油水分離装置 B 低圧交流荷電
式濾過装置 C 超音波式液濃度調整槽 C1 型潤滑剤系統
濃度調整タンク C2 金型冷却水系統濃度調整タンク D 地下ピット E 中間タンク F 作業マシン 1 フロートサクション 2 サクションパ
イプ 3 バケット型ストレーナー 4 ダイヤフラム
ポンプ 5 真空計 6 チャッキ弁 7 ダイヤフラムポンプ 8 圧力計 11 流入口 12 流入口 13 上面開放容器 14 仕切り板 15 油水分離処理空間 16 処理後分離
水収容空間 17 荷電極 18 アース電極 19 通過路 20 荷電源 21 取り入れ口 22 分離油回収
器 23 分離液排出管 31 攪拌機 41 外筒 42 荷電極筒 43 フィルターエレメント 44 流入口 45 排出管 46 荷電源 47 側流防止絶縁板 48 絶縁体 51 超音波式液濃度センサー 52 攪拌機 53 型潤滑剤原液タンク 54 水タンク 55 電磁弁 56 定量ポンプ 57 電磁弁
フロントページの続き (72)考案者 吉浦 輝男 横浜市神奈川区宝町2番地 日産自動車株 式会社内 (72)考案者 森 秀伸 横浜市神奈川区宝町2番地 日産自動車株 式会社内 (72)考案者 浅井 宏一 横浜市神奈川区宝町2番地 日産自動車株 式会社内 (72)考案者 高森 憲二 横浜市神奈川区宝町2番地 日産自動車株 式会社内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業マシンから排出される型潤滑剤を含
    む被処理対象原液を直接あるいは間接的に受入れる流入
    口を備えた容器内に、荷電極とアース電極とを対向配置
    して両電極間に被処理対象原液の通過路を形成し、前記
    両電極間に被処理対象原液中の不純物微粒子が保有する
    ゼータ電位を中和又は減少させ得る振動エネルギーを付
    与できる低圧交流電圧を印加して前記容器内に油水分離
    処理空間を形成するとともに、前記油水分離処理空間で
    分離された分離油と油分除去後の予備処理済液の排出路
    を容器適所にそれぞれ設けてなる低圧交流荷電式油水分
    離装置と、 前記低圧交流荷電式油水分離装置から排出された予備処
    理済液を直接あるいは間接的に受け入れる流入口を備え
    た容器内に、容器と一体又は別体構成したアース電極
    と、当該アース電極に対向設置した荷電極を設け、両電
    極間に予備処理済液の通過路を形成するとともに、前記
    両電極間に予備処理済液中の不純物微粒子が保有するゼ
    ータ電位を中和又は減少させ得る振動エネルギーを付与
    できる低圧交流電圧を印加し、且つ予備処理済液の通過
    路途上に濾過フィルターを配して容器内に荷電式濾過空
    間を形成するとともに、前記荷電式濾過空間で不純物を
    濾過した後の清澄液の排出路を容器適所に設けてなる低
    圧交流荷電式濾過装置と、 前記低圧交流荷電式濾過装置から排出された清澄液を受
    け入れる流入口を備えた容器内に液濃度測定手段を具備
    させ、且つ前記液濃度測定手段の測定結果に基づいて型
    潤滑剤又は水の一方又は両方を補充して液濃度を調整す
    る手段を設けた液濃度調整槽と、 液濃度調整槽によって再生された型潤滑剤を前記作業マ
    シンに還流させる手段と、 を備えた型潤滑剤等の回収再利用装置。
  2. 【請求項2】 被処理対象原液を収容する容器内に液導
    電率計を設置するとともに、前記液導電率計の指示値に
    基づいて装置の運転を自動停止させる制御機構を設けて
    なる請求項1記載の型潤滑剤等の回収再利用装置。
  3. 【請求項3】 液濃度調整槽として超音波式液濃度調整
    槽を用いてなる請求項1又は2記載の型潤滑剤等の回収
    再利用装置。
  4. 【請求項4】 液濃度調整槽として型潤滑剤系統濃度調
    整槽と金型冷却水系統濃度調整槽とを別々に設けてなる
    請求項1、2又は3記載の型潤滑剤等の回収再利用装
    置。
JP1993024931U 1993-04-14 1993-04-14 型潤滑剤等の回収再利用装置 Expired - Lifetime JP2588957Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993024931U JP2588957Y2 (ja) 1993-04-14 1993-04-14 型潤滑剤等の回収再利用装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993024931U JP2588957Y2 (ja) 1993-04-14 1993-04-14 型潤滑剤等の回収再利用装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0679734U true JPH0679734U (ja) 1994-11-08
JP2588957Y2 JP2588957Y2 (ja) 1999-01-20

Family

ID=12151842

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993024931U Expired - Lifetime JP2588957Y2 (ja) 1993-04-14 1993-04-14 型潤滑剤等の回収再利用装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2588957Y2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005334865A (ja) * 2004-01-19 2005-12-08 Hiroshima Univ 固体微粒子分級装置及びこれを利用した固体微粒子分級方法
JP2006167589A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Toyota Motor Corp 油浄化装置及び油浄化方法
JP2010064105A (ja) * 2008-09-10 2010-03-25 Zeotek:Kk アルミダイカスト成型機の離型剤廃液の再生方法、再生システム及び再生システム車輌
CN109052697A (zh) * 2017-09-27 2018-12-21 宜兴市锦桢铸造材料有限公司 一种脱模剂回收装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005334865A (ja) * 2004-01-19 2005-12-08 Hiroshima Univ 固体微粒子分級装置及びこれを利用した固体微粒子分級方法
JP2006167589A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Toyota Motor Corp 油浄化装置及び油浄化方法
JP2010064105A (ja) * 2008-09-10 2010-03-25 Zeotek:Kk アルミダイカスト成型機の離型剤廃液の再生方法、再生システム及び再生システム車輌
CN109052697A (zh) * 2017-09-27 2018-12-21 宜兴市锦桢铸造材料有限公司 一种脱模剂回收装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2588957Y2 (ja) 1999-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07100302A (ja) 荷電コアレッサー型油水分離装置
US4149953A (en) Apparatus for removing impurities from waste water
JP3405278B2 (ja) 荷電凝集フイルターコアレッサー型油水分離装置およびシステム
TWI279247B (en) Waste liquid filtration system vehicle
KR100868891B1 (ko) 오일 분리장치
US4123345A (en) Liquid treating apparatus
JP2591495B2 (ja) 超精密濾過システム及び当該システムを用いた超精密濾過方法
US5326469A (en) Method and apparatus for separating oil and water
JP2588957Y2 (ja) 型潤滑剤等の回収再利用装置
CN109019985A (zh) 一种含油重金属废水工业的处理方法
JP4064157B2 (ja) 油分含有液の油分分離方法および油分分離装置
JP3650571B2 (ja) ドレン浄化装置
RU2264993C1 (ru) Способ очистки нефтесодержащих сточных вод
JPH0931486A (ja) 圧延油の浄化方法
CN108217837A (zh) 一种高含油废水的复合处理系统及其处理方法
JP2001300541A (ja) ドレン浄化装置
US5714054A (en) Process for cleaning the electrolyte of an electrochemical machining process
CN208200453U (zh) 一种高含油废水的复合处理系统
RU2525941C2 (ru) Транспортное средство с системой фильтрации жидких отходов
FI95234C (fi) Menetelmä ja laite vesiliuosten tai vastaavien puhdistamiseksi
RU97276U1 (ru) Универсальная модульная установка для очистки промышленных технологических жидкостей и сточных вод
JPH06328081A (ja) 多重円筒状電極電解凝集装置
JP2005074316A (ja) コンプレッサードレンの処理装置
JP2691119B2 (ja) 電解法を用いた加圧式油水分離装置
JP3155212B2 (ja) 精密濾過膜又は限外濾過膜外圧循環濾過装置