JPH0679464A - 自動溶接装置 - Google Patents

自動溶接装置

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JPH0679464A
JPH0679464A JP23611392A JP23611392A JPH0679464A JP H0679464 A JPH0679464 A JP H0679464A JP 23611392 A JP23611392 A JP 23611392A JP 23611392 A JP23611392 A JP 23611392A JP H0679464 A JPH0679464 A JP H0679464A
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JP
Japan
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arc voltage
pulse
welding
value
arc
Prior art date
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Pending
Application number
JP23611392A
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English (en)
Inventor
Shozo Hirano
野 正 三 平
Kazuhiro Takenaka
中 一 博 竹
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パルス溶接において、連続的かつ安定的にア
ーク電圧およびアーク長を一定に制御する。 【構成】 パルス型溶接電源27に接続された溶接トー
チ26と、溶接トーチ26を保持する上下軸保持機構部
25と、上下軸保持機構部25を駆動するモータドライ
バ16とが設けられている。パルス溶接電源27からア
ーク電圧測定値がA/D変換器14を介してCPU11
に入力される。CPU11においてアーク電圧測定値か
らアーク電圧平均値が求められ、予め設定されたアーク
電圧設定値と比較演算される。このように比較演算され
た結果、CPU11から指令信号がD/A変換器15を
介してモータドライバ16に出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接トーチを上下に動
作させてアーク長を一定に保つ非消耗電極式の自動溶接
装置に係り、とりわけパルス電源を用いた自動溶接装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動溶接装置を図6により説明す
る。図6は自動溶接装置の構成を示したブロック図であ
る。自動溶接装置は上下軸保持機構部5により保持され
る溶接トーチ6有し、上下軸保持機構部5は制御装置1
により制御される。
【0003】制御装置1は電圧設定器2と、比較増幅器
3と、上下軸保持機構部5を駆動するモータドライバ4
とを有している。アーク電圧設定値は電圧設定器2で設
定され、アーク電圧指令値Vrが比較増幅器3に入力さ
れる。また上下軸保持機構部5に保持された溶接トーチ
6は溶接電源7に接続されている。
【0004】アーク電圧測定値Vfは溶接電源7より出
力され、比較増幅器3に入力される。比較増幅器3はア
ーク電圧指令値Vrとアーク電圧測定値Vfを比較し、
その差分を増幅し、モータドライバ4へ動作指令値を出
力する。この指令値によりモータドライバ4が上下軸保
持機構部5を動作し、同様に上下軸保持機構部5に保持
された溶接トーチ6が上下方向に移動する。
【0005】以上の作用を繰返すことにより、アーク電
圧設定値とアーク電圧測定値が同じ値になるように溶接
トーチ6を上下方向に動作させ、アーク電圧およびアー
ク長を一定に保っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の装
置では、単にアーク電圧設定値とアーク電圧測定値との
差分だけでアーク長およびアーク電圧を一定に制御して
いる。
【0007】ところで、パルス無し溶接、なすわち溶接
電流にパルスが無く完全な直流の場合は、アーク電圧測
定値が安定していることから、安定したアーク長一定制
御が出来る。このため、従来の装置ではパルス無し溶接
を行なう場合、あまり問題は生じない。
【0008】他方、パルス溶接は、パルス無し溶接に比
べてビード幅が増大し、ビード幅の変動が少なくなり、
均一な溶け込み形状が得られるという利点がある。この
ため、原子力プラント等、高品質の溶接結果が要求され
る分野では、パルス溶接を行う場合が多く、パルス溶接
でアーク長一定制御を行う必要が生じている。
【0009】従来の自動溶接装置では、比較的高い周波
数(数Hz以上)のパルス溶接の場合、擬似的に直流と見
なし、パルス平滑回路を用いてアーク電圧測定値の波形
をパルスがなくなる程度に平滑化している。しかしなが
ら、この平滑化のためアーク電圧の急な変化に追従出来
ず、応答性が悪くなることがある。また、低周波数(数
Hz以下)のパルス溶接の場合は、パルスのピーク時また
はベース時の一方のみに対してアーク長一定制御を行
い、この間他方に対しては制御を停止している。このた
め、制御停止期間中にアーク長が変動した場合は、全く
追従できないという問題、さらに、アーク長一定制御の
切替時にアーク長が変動してしまうという問題があっ
た。
【0010】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、パルス溶接時にも安定したアーク長および
アーク電圧を一定に制御することが可能な自動溶接装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、パルス型溶接
電源に接続された溶接トーチと、この溶接トーチを保持
して移動させる保持機構部と、この保持機構部を駆動す
る駆動部と、アーク電圧設定値が予め入力されるアーク
電圧設定部と、前記パルス型溶接電源からのアーク電圧
測定値に基づいてアーク電圧平均値を求め、アーク電圧
設定部に入力されたアーク電圧設定値とアーク電圧平均
値とを比較演算して前記駆動部に指令信号を出力する中
央演算処理装置とを備えたことを特徴とする自動溶接装
置である。
【0012】
【作用】本発明によれば、パルス電源からのアーク電圧
測定値に基づいて中央演算処理装置においてアーク電圧
平均値を求め、このアーク電圧平均値と予め入力された
アーク電圧設定値とを比較演算して駆動部に指令信号を
出力する。駆動部はこの指令信号に基づいて溶接トーチ
を保持する保持機構部を駆動する。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明による自動溶接
装置の第1の実施例について説明する。
【0014】図1は本発明による自動溶接装置の構成を
示すブロック図である。図1において、自動溶接装置
は、パルス型溶接電源27に接続されパルス溶接を行う
溶接トーチ26と、溶接トーチ26を保持して移動させ
る上下軸保持機構部25と、上下軸保持機構部25を駆
動制御する制御装置10とを備えている。
【0015】制御装置10は中央演算処理装置(CP
U)11と、ICカードインターフェース(ICカード
I/F)12と、操作部13と、アナログ・デジタル変
換器(A/D変換器)14と、デジタル・アナログ変換
器(D/A変換器)15と、モータドライバ16とを備
えている。このうちモータドライバ16は上下軸保持機
構部25を駆動し、上下軸保持機構部25に保持されて
いる溶接トーチ26を上下方向に移動させる。また溶接
トーチ26は、パルス型溶接電源27の出力により溶接
時に溶接アークを発生させるようになっている。溶接時
のアーク電圧の測定値(波形)はパルス型溶接電源27
より出力され、制御装置10のA/D変換器14に入力
される。
【0016】他方、ホストコンピュータ17でアーク電
圧設定値が設定され、ICカード18に書き込まれるよ
うになっている。ICカード18に書き込まれたアーク
電圧設定値はICカードI/F12により制御装置10
に読み込まれる。またホストコンピュータ17で設定す
る代わりに、アーク電圧設定値を操作部13により手動
で設定しても良い。
【0017】次にこのような構成からなる本実施例の作
用について説明する。
【0018】まず、溶接アークが発生して溶接トーチ2
6によりパルス溶接が開始されると、アーク電圧設定値
Vfがパルス型溶接電源27より出力され、A/D変換
器14に入力される。このアーク電圧測定値VfがA/
D変換器14より、一定時間毎にCPU11に入力され
る。CPU11において、このアーク電圧測定値Vfか
ら、アーク電圧測定値Vfのパルス周期、ピーク時間、
ベース時間、アーク電圧平均値、ピーク電圧平均値、ベ
ース電圧平均値の各々が求められる。
【0019】次にCPU11において、予めホストコン
ピュータ17または操作部13により設定されたアーク
電圧設定値と、計算により求められたアーク電圧平均値
とが比較され、この差により上下軸保持機構部25の動
作量が求められる。上下軸保持機構部25の動作量はC
PU11から指令信号としてD/A変換器15に出力さ
れ、この指令信号に基づいてモータドライバ16が上下
軸保持機構部25を駆動する。次に図2および図3によ
り、パルス溶接時のアーク電圧一定制御について詳述す
る。図2はパルス溶接時のアーク電圧測定値Vfの一例
を示す図であり、図3はパルス溶接時のアーク電圧一定
制御の動作を示すフローチャートである。
【0020】以下、図2および図3により、CPUによ
るアーク電圧一定制御の動作を詳述する。
【0021】アーク電圧測定値VfがA/D変換器14
からCPU11へ一定のサンプリング時間(パルス波形
を測定できる時間であって、通常パルス周期tvの1/
10以下)毎に読み込まれる。(F1) CPU11ではこの読み込みデータの変化量により、デ
ータ毎にパルスの変化部か一定部かを判別する。なお、
図2において、tc1、tc2、tc3、tc4は変化部の所要
時間である。(F2) 次にこのデータから、変動部の開始ポイント間の時間に
より、ピーク時間tp、ベース時間tb、パルス周期t
vを算出する。(F3) 次にCPU11においてパルス1周期分の読み込みデー
タの平均値を計算しアーク電圧平均値とする。(F4) CPU11ではこのアーク電圧平均値とあらかじめ設定
されたアーク電圧設定値との差を求め、これにあらかじ
め設定されたゲインを掛け、この値を上下軸保持機構部
25の動作指令値とする。(F5) この動作指令信号はCPU11からD/A変換器15を
介してモータドライバ16へ出力される。(F6) 以上のフローに従ってモータドライバ16により上下軸
保持機構部25を動作させ、アーク電圧およびアーク長
の一定制御を行う。
【0022】本実施例によれば、パルス溶接時、パルス
状のアーク電圧測定値を一定のサンプリング時間毎にC
PU11へA/D入力し、CPU11においてその入力
データからパルス周期を測定し、さらに、パルス1周期
のアーク電圧測定値の平均値を算出することにより、安
定したアーク電圧測定値が得られる。このように、安定
したアーク電圧測定値と、あらかじめ設定されたアーク
電圧設定値とを比較演算し、上下軸保持機構部を動作さ
せることができるので、アーク電圧およびアーク長の一
定制御を安定して行うことができる。
【0023】次に図4および図5により、本発明による
自動溶接装置の第2の実施例について説明する。このう
ち図4は自動溶接装置の構成を示すブロック図であり、
図5はアーク電圧測定波形およびパルスタイミング信号
を示す図である。
【0024】図1乃至図3に示す第1の実施例と同一部
分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0025】図4に示す自動溶接装置の第2の実施例
は、パルス入力I/F20およびデジタル入力部19を
付加したものであり、他は図1に示す第1の実施例と略
同一である。すなわち、図4において、制御装置10は
CPU11と、ICカードI/F12と、操作部13
と、A/D変換器14と、D/A変換器15と、デジタ
ル入力部19と、パルス入力I/F20と、モータドラ
イバ16とを備えている。このうちモータドライバ16
は上下軸保持機構部25を駆動するものであり、上下軸
保持機構部25に取り付けられている溶接トーチ26が
上下方向に移動する。
【0026】パルス溶接時に、パルス型溶接電源27よ
り出力されるパルスタイミング信号Tpが、パルス入力
I/F20を通してデジタル入力部19に入力される。
【0027】次にCPU11にデジタル入力部19から
パルスタイミング信号TpのOFF/ON信号が入力さ
れる。CPU11において、パルスタイミング信号Tp
のON/OFF間の時間が測定され、このことによりパ
ルス周期、ピーク時間、ベース時間が計測される。さら
に、CPU11において、パルスタイミング信号Tpか
ら求めた計測データと、A/D変換器14から入力され
るアーク電圧測定値Vtに基づいてアーク電圧平均値、
ピーク電圧平均値、ベース電圧平均値が求められる。
【0028】このように、パルスタイミング信号Tpに
よりパルス周期を求め、一定のサンプリング時間毎にA
/D変換器14から入力されるアーク電圧測定値からパ
ルス1周期のアーク電圧測定値の平均値を算出すること
により、安定したアーク電圧平均値を得ることができ
る。
【0029】次にCPU11において、アーク電圧平均
値とあらかじめ設定されたアーク電圧設定値とが比較さ
れ、CPU11からD/A変換器15を介してモータド
ライバ16に動作指令信号が出力される。
【0030】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、アーク電圧測定値に基づいて求めたアーク電圧平均
値と、アーク電圧設定値とを比較演算して駆動部に指令
信号を出力し、この指令信号により溶接トーチを保持す
る保持機構部を駆動することができる。このため、従来
のようにパルス平滑回路を用いることなく、連続的に安
定した状態でアーク電圧およびアーク長を一定とする制
御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動溶接装置の第1の実施例を示
すブロック図。
【図2】アーク電圧測定波形の一例を示す図。
【図3】アーク長およびアーク電圧一定制御の処理を示
すフローチャート。
【図4】本発明による自動溶接装置の第2の実施例を示
すブロック図。
【図5】アーク電圧測定波形およびパルスタイミング信
号の一例を示す図。
【図6】従来の自動溶接装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 制御装置 11 CPU 12 ICカードI/F 13 操作部 14 A/D変換器 15 D/A変換器 16 モータドライバ 17 ホストコンピュータ 19 デジタル入力部 20 パルス入力I/F 25 上下軸保持機構部 26 溶接トーチ 27 パルス型溶接電源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パルス型溶接電源に接続された溶接トーチ
    と、この溶接トーチを保持して移動させる保持機構部
    と、この保持機構部を駆動する駆動部と、アーク電圧設
    定値が予め入力されるアーク電圧設定部と、前記パルス
    型溶接電源からのアーク電圧測定値に基づいてアーク電
    圧平均値を求め、アーク電圧設定部に入力されたアーク
    電圧設定値とアーク電圧平均値とを比較演算して前記駆
    動部に指令信号を出力する中央演算処理装置とを備えた
    ことを特徴とする自動溶接装置。
JP23611392A 1992-09-03 1992-09-03 自動溶接装置 Pending JPH0679464A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23611392A JPH0679464A (ja) 1992-09-03 1992-09-03 自動溶接装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP23611392A JPH0679464A (ja) 1992-09-03 1992-09-03 自動溶接装置

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JPH0679464A true JPH0679464A (ja) 1994-03-22

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ID=16995935

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JP23611392A Pending JPH0679464A (ja) 1992-09-03 1992-09-03 自動溶接装置

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JP (1) JPH0679464A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003285163A (ja) * 2002-03-27 2003-10-07 Daihen Corp パルスアーク溶接制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003285163A (ja) * 2002-03-27 2003-10-07 Daihen Corp パルスアーク溶接制御方法

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