JPH0679424U - 切り替え式皮むき器 - Google Patents

切り替え式皮むき器

Info

Publication number
JPH0679424U
JPH0679424U JP2947293U JP2947293U JPH0679424U JP H0679424 U JPH0679424 U JP H0679424U JP 2947293 U JP2947293 U JP 2947293U JP 2947293 U JP2947293 U JP 2947293U JP H0679424 U JPH0679424 U JP H0679424U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
switchable
peeler
peeling
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2947293U
Other languages
English (en)
Inventor
宏三 高橋
Original Assignee
宏三 高橋
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 宏三 高橋 filed Critical 宏三 高橋
Priority to JP2947293U priority Critical patent/JPH0679424U/ja
Publication of JPH0679424U publication Critical patent/JPH0679424U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Food-Manufacturing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 湾曲両辺を刃先とした折曲刃と包丁の峰状に
設けた刮ぎ刃を有し、特に、条件のちがう二つの刃部を
備えた刃体により、浅むきと深むきができ、刃体を回動
反転させて刃部の切り替えができるものである。 【構成】 握り柄1の片面長手方向に一体形成した保持
部5aに、一部突出状に金属板を埋め込んで刮ぎ刃5を
設けている。握り柄1の前端両側に挾持部2を設け、そ
の挾持部2の片側壁に湾曲両辺を刃先とした折曲刃4を
一体に形成している。挾持部2の両端付近に軸穴2aと
凸部2bを設け、双方の軸穴2aに刃体3の両支点軸3
dを、刃体3が所定角度内で回動可能に枢着している。
刃体3は長尺条及び対角線角部を切欠して切欠肩部3e
を設け、刃部は長手方向に伸びむき皮が通る長孔3cを
おいて対向した、角度のちがう浅むき刃3aと深むき刃
3bを備えている

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、野菜や果実及び使用者の利腕などに適応する刃部の選択ができ、 器具体を好きな方向に動かして皮むきができる切り替え式皮むき器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、3枚の刃体を支持する三つ叉状の刃体支持体と、その刃体支持部材を器 具体前半内側において回動可能に保持する保持部と、刃体を使用位置に対応させ て、刃体支持部材の回動を停止させる回動規制手段とを備えてなることを特徴と する刃体切り替え式の皮むき器があった。 また、他の従来技術において一部分だけを述べると、刃体は長尺条であり、そ の刃部は長手方向に伸び、中央にむき皮が通る長孔をおいて対向した一対(同一 条件)の構成からなるもの、また、芋等の凹部をくり貫くための折曲刃は、その 刃部を片刃のみとしてなるもの……などを具備した皮むき器があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
これは、次のような欠点があった。 (イ) 刃体切り替え式の皮むき器においては、器具体前半内側部分の洗浄や乾 燥に間題があり、不衛生になりがちだった。 (ロ) 皮むきには、ナイフと親指を使ってリンゴ等の表皮をつながり状にむく 方法と、芋等の表皮を1回ごとの押し引いて削るような二通りの方法が主 であり、いわゆる、一台二役が容易でなかった。 (ハ) 対向した刃部を有する刃体を設けたものにおいては、対向した刃部が同 一条件のため、芋等の表皮を浅くむくのはよいが、ごぼう等を厚く削るな どができず、刃部を一対としているわりには利点が少な過ぎた。 (ニ) 折曲刃を有するものにおいては、その刃部が片刃構成のため、左利の利 用者に対して不親切なものとなっているばかりか、皮が通るための穴に、削り皮 が詰まりやすいなどの不都合があった。 本考案は、これらの欠点を解決するためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のものの場合、芋等の表皮をむく刃体と、その刃体の両端を挾 持する挾持部と握り柄とからなるその器具体が、更にその適宜位置夫々に芋等の 凹部をくり貫く折曲刃と、ごぼう等の表皮をとる刮ぎ刃を有してなること特徴と するものである。 請求項5に記載のものの場合、芋等の表皮をむく刃体と、その刃体の両端を挾 持する回動挾持部は、更に中央部にストッパー受け部を有し、その回動挾持部の 中心とを回動可能に握り柄の先端付近に軸着してなるその器具体が、更にまたそ の適宜位置に芋等の凹部をくり貫く折曲刃を有するとともに刃体の刃部を使用位 置に対応させて、回動挾持部を停止させる回動規制操作部を備えてなることを特 徴とするものである。 本考案は、以上のような構成よりなる切り替え式皮むき器である。
【0005】
【作用】
請求項1乃至る請求項4に記載のものの場合、先ず、刃体(3)における刃部 の切り替え方法として、刃体(3)を反転させ器具(K)を裏返す、が基本であ り、以上のような方法により、浅むき、深むきに対応する。 皮むきの方法としては、例えば芋等の表皮をむく場合、握り柄(1)を片手に 持ち、他方の手指で芋を持ち、刃体(3)の刃先を芋等の表皮に押し当て、一方 向のスライドの動作をくり返す。 また、刮ぎ刃(5)の使い方は、先ず、刃体(3)の刃部を下向きにしたら、 器具体(K)を逆方向にして挾持部(2)を片手に持ち、他方の手指にごぼう等 を持ち、刮ぎ刃(5)の長辺角を表皮に押し当て、往復のくり返しにより表皮を 刮ぎとる。 請求項5乃至る請求項7に記載のものの場合、先ず、刃体(3)における刃部 の切り替え方法としては、ストッパー受け部(6a)と回動規制操作部(8)を 利用し、刃部は使用位置に対応する。 具体的に述べると、操作ボタン(8b)を指で押すことでストッパー受け部( 6a)に係る停止規制を解放(回動挾持部の回動フリー状態)し、他方の手指で 回動挾持部(6)を任意方向に回して刃部を使用位置に定め、押していた操作ボ タン(8d)の手指を離すことで、ばね板(8c)の反発力によりストッパー凸 (8a)がストッパー孔(6b)に自力挿入して刃部の切り替えが完了する。 以上のような操作により使用可状態になるので、順次これをくり返えせばよい 。 皮むきの方法としては、例えばリンゴの皮をむく場合、刃体(3)を握り柄( 1)と同じ長手方向の使用位置に設定したら、その握り柄(1)を片手に持ち、 他方の手指でリンゴを持ち、そのリンゴの表皮に刃先を押し当てるとともに親指 を添え、以後はいわる、ナイフを使うときと同じような動作で行なう。 そして、請求項1に記載のものにも共通する折曲刃(4)に関しては、芋等の 凹部を刃部でくり貫けばよいわけだが、折曲刃(4)の内周面が両外開き状とな っていることで逃げが大きく、くり貫いた表皮の詰まりを少なくする役目を果す とともに、左利きの人にも使えるものとなっている。 以上説明したように、浅むき、削りを含む深むき及び器具体(K)の動か方も 請求項1に記載のものは後方、請求項5に記載のものは前方、後方、左方、右方 へと自由である。
【0006】
【実施例】
図1は、本考案の第1実施例を示す部分的説明図とA−A線端面図および部分 的断面を含めた斜視図である。以下、刃体側を前、握り柄末端側を後と定めて説 明する。 (イ) 楕円状と握り柄(1)の前部両側を、牛の角状に延長した挾持部(2) を設け、その挾持部(2)の両端内側に刃体(3)を軸着している。 (ロ) イに記載の握り柄(1)は、前端内側を除いて外周に縁(1b)を設け 、後部に鉤穴(1f)を設けるとともに、刃体(3)における刃部の切り 替え 目印しとして、板部(1a)の上面前端に凸目印(1c)と下面前端 に凸 凸目印(1d)を突設している。 (ハ) イに記載の握り柄(1)は更に、その下面中央長手方向に、細長い保持 部(5a)を縁(1b)より高く突設し、その保持部(5a)の中央に設 けた溝(5b)に金属板を2ミリ前後突出状に埋め込んでなる刮ぎ刃(5 )を横設している。 (ニ) イに記載の挾持(2)は両端夫々に軸穴(2a)と凸部(2b)を設け 、片側中央部に芋等の凹部をくり貫くための折曲刃(4)を設けている。 (ホ) ニに記載の折曲刃(4)は、⊂形状とし、その両端を器具体(K)の長 手方向に並べ、挾持部(2)に一体形成し、上下面から内周面を∨∧状に 削り、その中央に削り皮の通り穴を開けた両刃構成としている。 (ヘ) イに記載の刃体(3)は長尺条とし、その刃部は長手方向に伸びむき皮 が通る長孔(3c)を具備し、その長孔(3c)をおいて対向した片側を 浅むき刃部(3a)、他方の側を深むき刃部(3b)としている。 (ト) ヘに記載の刃体(3)における刃部は、図1のA−A線端面図に示すよ うに、SとTの角度を変えている。また刃体(3)の肩部を互い違いに切 欠肩部(3e)としている。 (チ) ヘに記載の刃体(3)は更に、両端に支点軸(3d)を設け、挾持部( 2)の両端内側に所定角度内回動可能に軸着されている。また、対向した 刃先の間を、従来技術のものより1ミリ前後広く設けている。 (リ) 以上、刃体(3)の金属板の刮ぎ刃(5)を除き合成樹脂製としている 。 本考案の第1実施例な以上のような構成で、これを使うときには、先ず、刃体 (3)における刃部の切り替え方法として、刃体(3)を反転させてから器具体 (K)を裏返して使う、が基本であり、以上のような方法により、浅むき(凸目 印側を上)と深むき(凸凸目印側を上)に対応する。 皮むきの方法としては、例えば芋の表皮をむく場合、握り柄(1)を片手に持 ち、他方の手指で芋を持ち、刃体(3)の刃先を芋の表皮に押し当て、一方向ス ライドの動作をくり返す。 それに、折曲刃(4)に関しては、芋等の凹部を刃部でくり貫けばいいわけだ が、折曲刃(4)の内周面が両外開き状となっていることで逃げが大きく、いわ ゆる、むき皮の詰まりを少くする役目を果すとともに、両刃構成により、左利の 人でも使えるものとなっている。 そして、刮ぎ刃(5)の使い方は、先ず、下向き状態、及び器具体(K)を逆 方向にして挾持部(2)を片手に持ち、他方の手指にごぼう等を持ち、刃部の長 辺角を表皮に押し当て、こすりつけるようなくり返しにより皮を刮ぎとる。 なお、刃体における刃部の形状は、浅むき用、深むき用にこだわる必要はなく 他の条件からなる構成のものにしてもよい。
【0007】
【実施例】
図2は、本考案の第2実施例を示す切欠断面を含めた部分的分斜視図とA−A線 断面図であり、図3は、同じく第2実施例を示す組立斜視図である。以下、刃体 側を前、握り柄末端側を後と定めて説明する。 (イ) 変形長楕円状とした握り柄(1)は、その中央部に回動規制操作部(8 )を設け、前端に回動挾持部(6)を回動可能に軸着している。 (ロ) イに記載の回動規制操作部(8)は、握り柄(1)の板部(1a)に∩ 形状のスリット(8d)を入れ、後端を板部(1a)に一体化形成させて いる。 (ハ) ロに記載の回動規制操作部(8)は更に、前部下方にストッパー凸(8 a)、中央下方に操作ボタン(8b)及び後部を少し削ってばね機能をも たせたばね板(8c)としている。 り(6d)を有するストッパー受け部(6a)と孔凸支点軸(6c)を設 け、両端に軸穴(6f)及びその内側夫々に凸部(6g)を設けるととも に刃体(3)を軸着している。 (ホ) ニに記載の回挾持部(6)は更に、細ミゾ目印(6h)と太ミゾ目印( 6i )を並列させれば両端上面に該接している。 (ヘ) ニに記載のストッパー受け部(6a)は、孔凸支点軸(6c)の周囲等 間隔に4個のストッパー孔(6b)を設けている。 (ト) ニに記載の刃体(3)は長尺条とし、その中央部にむき皮が通る長孔( 3c)を設け、その長孔(3c)をおい対向した片側を浅むき刃部(3a )、他方の側を深むき刃部(3b)とした一対の刃部を形成、対向した刃 先の間を従来技術のものより1ミリ前後広く設けている。 (チ) トに記載の刃体(3)な更に、両端に支点軸(3d)を設け、回動挾持 部(6)の両端内側において所定角度回動可能に軸着されている。 (リ) トに記載の刃体(3)における刃部は、図2のA−A線端面図に示すよ うに、SとTの角度を変えている。 (ヌ) イに記載の握り柄(1)は、片側前寄り中央部に折曲刃(4)を有し、 その折曲刃(4)な上下面から内周面を∨∧状に削り、その中央に削り 皮が通る穴を開けた両刃構成としている。 (ル) イに記載の握り柄(1)は更に、後部に大きな鉤穴(1f)、前端に軸 穴(1e)を開け、その軸穴(1e)に孔凸支点軸(6c)を下から上方 に挿入し、取付け穴(6e)に取付け材(7)を挿入して回動挾持部(6 )を回動可能に軸着している。 (オ) 以上、器具体(K)は、金属製の刃体(3)を除いて合成樹脂製として いる。 本考案の第2実施例は以上のような構成で、これを使うときは、先ず、刃体( 3)における刃部の切り替え方法として、回動規制操作部(B)とストッパー受 け部(6a)を利用し、刃部を使用位置に設定する。 具体的に述べると、操作ボタン(8b)を指で押すことでストッパー受け部( 6a)に係る停止規制を解放(回動挾持部の回転フリー状態)し、他方の手指で 回動挾持部(6)を任意方向に回して刃部を使用位置に定め、押していた操作ボ タン(8b)の手指を離すことで、ばね板(8c)の反発力によりストッパー凸 (8a)がストッパー孔(6a)に自力挿入して刃部の切り替えが完了する。 以上のような操作により使用可能状態となるので、順次これをくり返せばよい 。 皮むきの方法としては、例えばリンゴの表皮をむく場合、刃体(3)の長手方 向を横向き(握り柄の長手方向)の使用位置に設定し、握り柄(1)を片手に持 ち、他方の手指にリンゴを持ち、表皮に刃先を押し当てるとともに親指を添え、 いわゆる、ナイフを使うときと同じような動作で行なう。 また、折曲刃(4)に関しては、芋等の凹部を刃部でくり貫けばいいわけだが 折曲刃(4)の内周面が両外開き状となっていることで逃げが大きく、くり貫い た表皮の詰まりを少なくする役目を果すとともに、左利の人でも使えるものとな っている。 以上説明したように、浅むき、削りを含む深むき、そして器具体(K)の動か し方も、前方、後方、左方、右方へと自由である。 なお、刃体(3)における刃部の形状は、浅むき用、深むき用にこだわる必要 がなく、他の条件の構成にしてもよい。
【0008】
【考案の効果】
本考案は、構造上重合している部分が少ないので、洗浄や乾燥に悪影響を及ぼ すほどのことはなく、衛生に関しても特に問題はない。 また、皮むき動作にしても、引く押す若しくは横に動かすなど、好きな方向に 動かして作業ができるばかりか、左利右利に関係なく使用できるメリットは大と いっていい。しかも、浅むき深むきなど一台二役の機能を備えている。 そして、刃体における刃部の切り替えに関しても、刃体を反転させ器具体を裏 返して使う、といった方法のもの(第1実施例)は見た目には判らない隠れたユ ニークさがある。 そしてまた、折曲刃に関しても、両刃構成としているので、利腕に関係なく使 用でき、特に左利の人に親切なものとなっていることと、刃部構造が両外開き状 ということで、削り皮の逃げがよく、穴詰まりしにくい形状となっている。 その他、刮ぎ刃などにより使い勝手を高めている。 なお、本考案において、握り柄・挾持部・刃体・折曲刃・刮ぎ刃・回動挾持部 ・回動規制操作部などの材質や形状、構造や取り付け方法などは、この考案の前 記した目的と作用、上記した効果の達成される範囲内において、夫々、適当に定 められてよいことは申すまでもない。
【提出日】平成5年12月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、湾曲両辺を刃先とした折曲刃と、包丁の峰状に設けた刮ぎ刃を有 し、特に、条件のちがう二つの刃部を備えた刃体により、浅むきと深むきができ 、刃体を回動反転させて刃部の切り替えをする 切り替え式皮むき器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、3枚の刃体を支持する三つ又状の刃体支持部材と、その刃体支持部材を 器具体前半内側において回動可能に保持する保持部と、刃体を使用位置に対応さ せて、刃体支持部材の回動を停止させる回動規制手段とを備えてなることを特徴 とする刃体切り替え式皮むき器があった。 また、他の従来技術において一部分だけを述べると、刃体は長尺条であり、そ の刃部は長手方向に伸び、中央にむき皮が通る長孔をおいて対向した一対(同一 条件)の構成からなるもの、また、芋等の凹部をくり貫くための折曲刃は、その 刃部を片のみとしてなるもの……などを具備した皮むき器があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
これは、次のような欠点があった。 (イ) 刃体切り替え式皮むき器においては、器具体前半内側部分の洗浄や乾燥 に問題があり、不衛生になりがちだった。 (ロ) イに記載のものは、3枚の刃体を設けておりコスト高につながった。 (ハ) 対向した刃部を有する刃体を設けたものにおいては、その刃部が同一条 件のため、芋等の表皮を浅くむくのはよいが、ごぼう等の身を厚く削るなどがで きず、刃部を一対としているわりには利点が少な過ぎた。 (ニ) 折曲刃を有するものにおいては、その刃部が片構成のため、左利の利 用者に対して不親切なものとなっているばかりか、削り皮が通るための穴に、 削り皮が詰まりやすいなどの不都合があった。 本考案は、これらの欠点を解決するためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の切り替え式皮むき器は、芋等の表皮をむく刃体と、その刃体の両端を 挾持する挾持部と握り柄とからなるその器具体が、更にその適宜位置夫々に芋等 の凹部をくり貫く折曲刃と、ごぼう等の表皮をとる刮ぎ刃を設けてなるものであ る。
【0005】 本考案の請求項1記載の切り替え式皮むき器に係る請求項1に記載の刃体は長 尺条及び所定部を切欠肩部とし、刃部は長手方向に伸び、むき皮が通る長孔をお いて対向した夫々条件のちがう一対の構成からなり、刃体の両端は、刃体が所定角度内で回動可能に、挾持部先端付近に枢着されてなるものである。
【0006】 本考案の請求項1又は請求項2のいずれかに記載の切り替え式皮むき器に係る 請求項1に記載の折曲刃は⊂形状であり、刃部は左利の人でも使用できるように ⊂形状の湾曲両辺を刃先として機能を備え、その折曲刃は挾持部片側一部に一体 に形成されてなるものである。
【0007】 本考案の請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の切り替え式皮むき器に係る 請求項1に記載の刮ぎ刃は長尺条であり、保持部に埋め込まれ一部突出した刃部 は器具体の長手方向に伸び、保持部が握り柄に一体に形成されてなるものである
【000
【作用】 先ず、刃体(3)における刃部の切り替え方法として、刃体(3)を反転させ 器具体(K)を裏返す、が基本であり、以上のような方法により、浅むき、深む きに対応する。 皮むきの方法としては、例えば芋等の表皮をむく場合、握り柄(1)を片手に 持ち、他方の手指で芋を持ち、刃体(3)の刃先を芋の表皮に押し当て、一方向 スライドの動作をくり返す。 また、刮ぎ刃(5)の使い方は、先ず、刃体(3)の刃部を下向きにしたら、 器具体(K)を逆方向にして挾持部(2)を片手に持ち、他方の手指にごぼう等 を持ち、刮ぎ刃(5)の長辺角を表皮に押し当て、往復のくり返しにより表皮を 刮ぎとる。 そして、折曲刃(4)に関しては、芋等の凹部を刃部でくり貫わけだが、折 曲刃(4)の内周面が両外開き状となっていることで逃げが大きく、くり貫いた 表皮の詰まりを少なくする役目を果たすとともに、左利の人にも使えるものとな っている。
【000
【実施例】
図1は、本考案の実施例を示す刃体部分の背面図とA−A線端面図および部分 的断面を含めた斜視図である。以下、刃体側を前、握り柄末端側を後と定めて説 明する。 (イ) 楕円状とした握り柄(1)の前部両側を、牛の角状に延長した挾持部( 2)を設け、その挾持部(2)の両端内側に刃体(3)を着している。 (ロ) 握り柄(1)は、前端を除い外周に縁(1b)を設け、後部に鉤穴( 1f)を設け、刃部の切り替え目印として、板部(1a)の上面前端に凸目印( 1c)と下面前端に凸凸目印(1d)を突設している。 (ハ) 握り柄(1)は更に、その下面中央長手方向に、細長い保持部(5a) を縁(1b)より高く突設し、その保持部(5a)の中央部に設けた溝(5b) に金属板を2 mm 前後突出状に埋め込んでなる刮ぎ刃(5)を横設している。 (ニ) 挾持部(2)は、両端夫々に軸穴(2a)を設け、左内側下段と右内側 上段に 凸部(2b)を一体に形成している。 (ホ) 折曲刃(4)は、⊂形状とし、その両端を器具体(K)の長手方向に並 べ、一方の挾持部(2)外側壁に一体形成し、器具体(K)の上下面方向から内 周面を∨∧状に削り、その中央に削り皮の通り穴を開けた両側の刃構成としてい る。 (ヘ) イに記載の刃体(3)は長尺条とし、その刃部は長手方向に伸びむき皮 が通る長孔(3c)を具備し、その長孔(3c)をおいて対向した片側を浅むき 刃(3a)、他方の側を深むき刃(3b)としている。 (ト) 刃体(3)における刃部は、A−A線端面図に示すように、SとTの角 度を変え(20度前後)ている。また、刃体(3)の対角線角部(右手前角部と 左前方角部)を切欠して 切欠肩部(3e)としている。 (チ) 刃体(3)は更に、両端に支点軸(3d)を設け、その両支点軸(3d )を 挾持部(2)の両軸穴(2a)に所定角度内回動可能に着されている。ま た、対向した刃先の間を、従来技術のものより1 mm 前後広く設けている。 (リ) 以上、刃体(3)と金属板の刮ぎ刃(5)を除き合成樹脂製としている 。 本考案の実施例は以上のような構成で、次のように使用する。 先ず、刃体(3)における刃部の切り替え方法として、刃体(3)を反転させ 器具体(K)を裏返、が基本であり、以上のような方法により、浅むき深む きに対応する。 皮むきの方法としては、例えば芋の表皮をむく場合、握り柄(1)を片手に持 ち、他方の手指で芋を持ち、刃体(3)の刃先を芋の表皮に押し当て、一方向ス ライドの動作をくり返す。 また、刮ぎ刃(5)の使い方は、先ず、刃体(3)の刃部を下向きにしたら握 り柄(1)を片手に持ち、あるいは、器具体(K)を逆方向にして挾持部(2) を片手に持ち、他方の手指にごぼう等を持ち、刮ぎ刃(5)の長辺角を表皮に押 し当て、往復のくり返しにより表皮を刮ぎとる。して、折曲刃(4)に関しては、芋等の凹部を刃部でくり貫わけだが、折 曲刃(4)の内周面が両外開き状となっていることで逃げが大きく、くり貫いた 皮の詰まりを少なくする役目を果たすとともに、左利の人も使えるものとな っている。
【0010
【考案の効果】
本考案は、構造上重合している部分が少ないので洗浄や乾燥に悪影響を及ぼす ほどのことはなく、衛生に関しても特に問題はない。また、一つの刃体(3)で 浅むき深むきができるなど一台二役の機能を備えコスト安でもある。 そして、刃体(3)における刃部の切り替えに関しても、刃体(3)を反転さ せ器具体(K)を裏返すことで簡単にできる。 そしてまた、折曲刃(4)に関しても、両辺を刃先の構成としているので、利 腕に関係なく使用でき、刃部構造が両外開き状ということで、削り皮の逃げがよ く、穴詰まりしにくい形状となっている。 その他、刮ぎ刃(5)などによりごぼうの渋皮取りが容易にでき、使い勝手を 高めている。 なお、本考案において、握り柄・挾持部・刃体・折曲刃・刮ぎ刃などの材質や 形状、構造や取り付け方法などは、この考案の前記した目的と作用、上記した効 果の達成される範囲内において、夫々、適当に定められてよいことは申すまでも ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す部分説明図とA−A
線端面図および部分的断面図を含めた斜視図である。
【図2】本考案の第2実施例を示す切欠断面を含めた部
分的分解斜視図とA−A線端面図ある。
【図3】同じく第2実施例を示す組立斜視図である。
【符号の説明】
K 器具体 1 握り柄 2 挾持部 3 刃体 3c長孔 3e切欠肩部 4 折曲刃 5 刮ぎ刃 5a保持部 6 回動挾持部 6aストッパー受け部 8 回動規制操作部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 切り替え式皮むき器
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す刃体部分の背面図とA−
A線端面図および部分的断面図を含めた斜視図である。
【符号の説明】 K 器具体 1 握り柄 2 挾持部2a 軸穴 2b 凸部 3 刃体3a 浅むき刃 3b 深むき刃 3c 長孔3d 支点軸 3e 切欠肩部 4 折曲刃 5 刮ぎ刃 5a 保持部
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芋等の表皮をむく刃体と、その刃体の両
    端を挾持する挾持部と握り柄とからなるその器具体が、
    更にその適宜位置夫々に芋等の凹部をくり貫く折曲刃
    と、ごぼう等の表皮をとる刮ぎ刃を有してなることを特
    徴とする切り替え式皮むき器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の刃体は長尺条及び所定
    部を切欠肩部とし、刃部は長手方向に伸び、むき皮が通
    る長孔をおいて対向した夫々条件のちがう一対の構成か
    らなり、その両端は、刃体が所定角度内で回動可能に、
    挾持部先端付近に軸着されてなることを特徴とする請求
    項1に記載の切り替え式皮むき器。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の折曲刃は⊂形状であ
    り、刃部は左利の人でも使用できるように両刃としてい
    るとともに、挟持部片側一部に一体化されてなることを
    特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の切
    り替え式皮むき器。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の刮ぎ刃は長尺条であ
    り、保持部に埋め込まれ一部突出した刃部は長手方向に
    伸び、保持部が握り柄に一体化されてなることを特徴と
    する請求項1、請求項2又は請求項3のいずれかに記載
    の切り替え式皮むき器。
  5. 【請求項5】 芋等の表皮をむく刃体と、その刃体の両
    端を挾持する回転挾持部は、更に中央部にストッパー受
    けを有し、その回動挾持部の中心とを回動可能に握り柄
    の先端付近に軸着してなるその器具体が、更にまたその
    適宜位置に芋等の凹部をくり貫く折曲刃を有するととも
    に、刃体の刃部を使用位置に対応させて、回動挾持部を
    停止させる回動規制操作部を備えてなることを特徴とす
    る切り替え式皮むき器。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の刃体は長尺条であり、
    刃体は長手方向に伸び、むき皮が通る長孔をおいて対向
    した夫々条件のちがう一対の構成からなり、その両端
    は、刃体が所定角度内で回動可能に回動挾持部先端付近
    に軸着されてなることを特徴とする請求項5に記載の切
    り替え式皮むき器。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の折曲刃は⊂形状であ
    り、刃部は左利の人でも使用できるように両刃としてい
    るとともに、握り柄片側一部に一体化されてなることを
    特徴とする請求項5又は請求項6いずれかに記載の切り
    替え式皮むき器。
JP2947293U 1993-04-12 1993-04-12 切り替え式皮むき器 Pending JPH0679424U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2947293U JPH0679424U (ja) 1993-04-12 1993-04-12 切り替え式皮むき器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2947293U JPH0679424U (ja) 1993-04-12 1993-04-12 切り替え式皮むき器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0679424U true JPH0679424U (ja) 1994-11-08

Family

ID=12277045

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2947293U Pending JPH0679424U (ja) 1993-04-12 1993-04-12 切り替え式皮むき器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0679424U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015181879A (ja) * 2014-03-26 2015-10-22 京セラ株式会社 皮むき器
CN107232955A (zh) * 2016-11-10 2017-10-10 深圳市米拉宝家庭用品有限公司 多用削皮器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60204727A (ja) * 1984-03-30 1985-10-16 Fuji Yakuhin Kogyo Kk 抗ヒトv型コラ−ゲン抗体
JPS6165869A (ja) * 1984-09-07 1986-04-04 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd キノリン−n−オキシド誘導体
JPS61103431A (ja) * 1984-10-29 1986-05-21 松下電器産業株式会社 健康状態測定装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60204727A (ja) * 1984-03-30 1985-10-16 Fuji Yakuhin Kogyo Kk 抗ヒトv型コラ−ゲン抗体
JPS6165869A (ja) * 1984-09-07 1986-04-04 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd キノリン−n−オキシド誘導体
JPS61103431A (ja) * 1984-10-29 1986-05-21 松下電器産業株式会社 健康状態測定装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015181879A (ja) * 2014-03-26 2015-10-22 京セラ株式会社 皮むき器
CN107232955A (zh) * 2016-11-10 2017-10-10 深圳市米拉宝家庭用品有限公司 多用削皮器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5437101A (en) Folding knife
US6101724A (en) Pocketknife with exposed blade
US5937523A (en) Cigar cutter
US7188424B2 (en) Cutting wheel
EP2177328A8 (en) Razor assembly
US6457238B1 (en) Eating utensil
WO2008157377A1 (en) Culinary tool for cutting and transporting food
CN2573177Y (zh) 手握型食物处理器
US6883238B1 (en) Hairstyling scissors
US5920991A (en) Device and method for removing dough from baked goods
JPH0679424U (ja) 切り替え式皮むき器
US5893596A (en) Kitchen utensil
US20230172254A1 (en) Garlic Roller
US5193277A (en) Scissors gun
WO2004112933A3 (en) Snap-hook tether
US20170231361A1 (en) Nail clipper assembly
US20180153324A1 (en) Tableware
KR200305208Y1 (ko) 가위
KR20230044346A (ko) 가위
US20170100845A1 (en) Children's Ergonomic Scissors
WO2007029931A1 (en) The scissor for kitchen
JP4025746B2 (ja) 皮むき器
JP3231033U (ja) パウチ容器オープナー
US20070261526A1 (en) Bagel Slicer
CN218791733U (zh) 削皮刀