JPH0679127U - プリントコイルトランス - Google Patents
プリントコイルトランスInfo
- Publication number
- JPH0679127U JPH0679127U JP1957793U JP1957793U JPH0679127U JP H0679127 U JPH0679127 U JP H0679127U JP 1957793 U JP1957793 U JP 1957793U JP 1957793 U JP1957793 U JP 1957793U JP H0679127 U JPH0679127 U JP H0679127U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- printed
- printed board
- patterns
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コイル間の容量を最小とするプリントコイル
パターンとすることにより、トランスの寄生容量を最小
にし、電源効率を改善したプリントコイルトランスを実
現する。 【構成】プリント板と、このプリント板上下に形成され
たプリントコイルパターンから成るプリントコイルと、
このプリントコイルの両側からサンドイッチ状に組み付
けるコアからなるプリントコイルトランスにおいて、前
記プリントコイルのプリント板上下に形成されたコイル
パターンの配置を、前記プリント板を挟んで、上下のパ
ターン間距離がb/sinθとなるように平行移動配置
(平行移動角度θ、プリント板厚みb)することによ
り、前記プリント板上下のコイルパターン間静電容量が
最小となるようにしたことを特徴とする。
パターンとすることにより、トランスの寄生容量を最小
にし、電源効率を改善したプリントコイルトランスを実
現する。 【構成】プリント板と、このプリント板上下に形成され
たプリントコイルパターンから成るプリントコイルと、
このプリントコイルの両側からサンドイッチ状に組み付
けるコアからなるプリントコイルトランスにおいて、前
記プリントコイルのプリント板上下に形成されたコイル
パターンの配置を、前記プリント板を挟んで、上下のパ
ターン間距離がb/sinθとなるように平行移動配置
(平行移動角度θ、プリント板厚みb)することによ
り、前記プリント板上下のコイルパターン間静電容量が
最小となるようにしたことを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、スイッチング電源に用いられるプリントコイルトランスのプリント コイルに関するものである。
【0002】
図2はプリントコイルトランスの組立構成図である。図2において、プリント コイルトランスは、プリントコイルとプリントコイルをサンドイッチ状に両側か ら挟むコアとで構成される。また、プリントコイルの中心にはコアが挿入される 孔が形成されている。また、図3はプリントコイルの従来例であり、(イ)図は 上視図、(ロ)図は(イ)図のA−A’断面図、(ハ)図はコイルパターンに着 目した時の上下のコイルパターンの位置関係図である。図3において、従来のプ リントコイルは、プリント板上下に形成されたプリントコイルパターンが、プリ ント板を挟んで対向するような構成であった。つまり、上下のパターン間距離は プリント板の厚みbであった。この配置は、プリント板の面積を最小にするため のものである。
【0003】 しかし、近年、スイッチング周波数の高周波数化に伴い、コイル間の寄生容量 が問題となっている。したがって、図3の構成では、対向する上下のプリントコ イルパターン間の容量が最大となる構成であり、また、スイッチON・OFF時 での容量エネルギーの充放電による電源効率も悪化するため、容量を減少させる 必要があった。
【0004】
本考案は、上記従来技術の課題を踏まえて成されたものであり、コイル間の容 量を最小とするプリントコイルパターンとすることにより、トランスの寄生容量 を最小にし、電源効率を改善できるプリントコイルトランスを提供することを目 的としたものである。
【0005】
上記課題を解決するための本考案の構成は、 プリント板と、このプリント板上下に形成されたプリントコイルパターンから 成るプリントコイルと、このプリントコイルの両側からサンドイッチ状に組み付 けるコアからなるプリントコイルトランスにおいて、 前記プリントコイルのプリント板上下に形成されたコイルパターンの配置を、 前記プリント板を挟んで、上下のパターン間距離がb/sinθとなるように平 行移動配置(平行移動角度θ、プリント板厚みb)することにより、 前記プリント板上下のコイルパターン間静電容量が最小となるようにしたこと を特徴とする。
【0006】
本考案によれば、プリントコイルのコイルパターンをパターン間容量が最小と なるような配置としており、電源の損失を減少させることができる。
【0007】
以下、本考案を図面に基づいて説明する。 図1は本考案のプリントコイルトランスに用いられるプリントコイルの一実施 例を示す図であり、(イ)図は上視図、(ロ)図は(イ)図のA−A’断面図、 (ハ)図はパターンに着目した時の上下のパターンの位置関係図である。 図1において、本考案のプリントコイルトランスは、上下のプリントコイルパ ターンが、プリント板を挟んで、上下のパターン間距離がb/sinθで平行移 動配置(ただし、bはプリント板の厚み、θは平行移動角度)としている。
【0008】 ここで、一般的に、 (1)対向2平面上にあるプリント導体間の静電容量Cは、 C=εA/3.6πt≒0.0885εA/t (pF) ─ (2)同一平面上にある平行導体電極間の静電容量Cは、 C=(ε/7.2π)・K’/K (pF/cm) ─ ただし、 t:板厚(cm) A:受極面積(cm2) ε:誘電率 である。
【0009】 通常、隣り合うプリントパターン間の電位差は、対向する場合に比較して小さ いので、上記導体間の静電容量の関係式は、≪の関係にある。したがって、 上記式にのみ着目して静電容量を比較すると、図1(ロ)と図3(ロ)に示す パターン配置の比較から、パターン間距離は(b/sinθ)倍、パターン面積 は(bcosθ)倍となり、容量としては、(1/sinθ・cosθ)倍<1 に低減されることになる。
【0010】 この図1に示すプリントコイルを図2に示すように、コアにて両側からサンド イッチ状に組み付けて本考案のプリントコイルトランスが構成される。
【0011】
以上、実施例と共に具体的に説明したように、本考案によれば、プリントコイ ルのコイルパターンをパターン間静電容量を最小とするような配置としたため、 電源の損失を減少させることができ、高効率にできるなどの効果を有するプリン トコイルトランスを実現できる。
【図1】本考案のプリントコイルトランスに用いられる
プリントコイルの一実施例を示す図であり、(イ)図は
上視図、(ロ)図は(イ)図のA−A’断面図、(ハ)
図はパターンに着目した時の上下のパターンの位置関係
図である。
プリントコイルの一実施例を示す図であり、(イ)図は
上視図、(ロ)図は(イ)図のA−A’断面図、(ハ)
図はパターンに着目した時の上下のパターンの位置関係
図である。
【図2】プリントコイルトランスの組立構成図である。
【図3】プリントコイルの従来例であり、(イ)図は上
視図、(ロ)図は(イ)図のA−A’断面図、(ハ)図
はコイルパターンに着目した時の上下のコイルパターン
の位置関係図である。
視図、(ロ)図は(イ)図のA−A’断面図、(ハ)図
はコイルパターンに着目した時の上下のコイルパターン
の位置関係図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 プリント板と、このプリント板上下に形
成されたプリントコイルパターンから成るプリントコイ
ルと、このプリントコイルの両側からサンドイッチ状に
組み付けるコアからなるプリントコイルトランスにおい
て、 前記プリントコイルのプリント板上下に形成されたコイ
ルパターンの配置を、前記プリント板を挟んで、上下の
パターン間距離がb/sinθとなるように平行移動配
置(平行移動角度θ、プリント板厚みb)することによ
り、前記プリント板上下のコイルパターン間静電容量が
最小となるようにしたことを特徴とするプリントコイル
トランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1957793U JPH0679127U (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | プリントコイルトランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1957793U JPH0679127U (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | プリントコイルトランス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0679127U true JPH0679127U (ja) | 1994-11-04 |
Family
ID=12003142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1957793U Pending JPH0679127U (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | プリントコイルトランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0679127U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007243208A (ja) * | 2000-01-10 | 2007-09-20 | Mediatek Inc | バラン変成器 |
-
1993
- 1993-04-16 JP JP1957793U patent/JPH0679127U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007243208A (ja) * | 2000-01-10 | 2007-09-20 | Mediatek Inc | バラン変成器 |
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