JPH067909B2 - 気体吸収方法 - Google Patents
気体吸収方法Info
- Publication number
- JPH067909B2 JPH067909B2 JP60067831A JP6783185A JPH067909B2 JP H067909 B2 JPH067909 B2 JP H067909B2 JP 60067831 A JP60067831 A JP 60067831A JP 6783185 A JP6783185 A JP 6783185A JP H067909 B2 JPH067909 B2 JP H067909B2
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- Japan
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- bubbles
- air
- gas
- liquid phase
- gas absorption
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01F—MIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
- B01F23/00—Mixing according to the phases to be mixed, e.g. dispersing or emulsifying
- B01F23/20—Mixing gases with liquids
- B01F23/23—Mixing gases with liquids by introducing gases into liquid media, e.g. for producing aerated liquids
- B01F23/238—Mixing gases with liquids by introducing gases into liquid media, e.g. for producing aerated liquids using vibrations, electrical or magnetic energy, radiations
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- Health & Medical Sciences (AREA)
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
- Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は気体の吸収方法に関する。
従来技術 化学工業、醗酵工業、水処理分野等種々の産業分野にお
いて、気体を液相中に吸収させる手段が採用されてい
る。
いて、気体を液相中に吸収させる手段が採用されてい
る。
気体を液相中に吸収させる最も典型的な方法は、気体を
散気管から放出し、液を曝気する方法である。この方法
は特に醗酵工業、水処理、各種化学反応等に広く採用さ
れている。この方法の欠点は気体の吸収効率を上げるた
めに、気泡を微細化する必要があり、そのため散気管の
気孔径を小さくせねばならず、その結果、散気管の目詰
りを生じ易くなる点である。従来、散気管目詰り対策と
しては、散気管の手前にエアフィルターを設置した上
で、一定時間毎に通常の送風量の倍程度の送風を行なっ
ていた。従って、配管およびブロア等の設備はこの最大
送風量を設定して設計しなければならず、設備費が高く
ついていた。
散気管から放出し、液を曝気する方法である。この方法
は特に醗酵工業、水処理、各種化学反応等に広く採用さ
れている。この方法の欠点は気体の吸収効率を上げるた
めに、気泡を微細化する必要があり、そのため散気管の
気孔径を小さくせねばならず、その結果、散気管の目詰
りを生じ易くなる点である。従来、散気管目詰り対策と
しては、散気管の手前にエアフィルターを設置した上
で、一定時間毎に通常の送風量の倍程度の送風を行なっ
ていた。従って、配管およびブロア等の設備はこの最大
送風量を設定して設計しなければならず、設備費が高く
ついていた。
発明が解決しようとする問題点 散気管を用いた曝気方法において、散気管の気孔径を小
さくすることなく、超微細気泡を液相中に形成せしめ、
これによって気体の液相への吸収効率を向上させる方法
を提供する。
さくすることなく、超微細気泡を液相中に形成せしめ、
これによって気体の液相への吸収効率を向上させる方法
を提供する。
問題点を解決するための手段 本発明は液相中に気体を放出して気泡を形成させるに際
し、超音波発生器を散気管に接触させることなく超音波
を照射して気泡を超微細化し、気泡と液体との接触面積
を増加させることにより、液相への気体吸収効率を向上
させることを特徴とする気体吸収方法に関する。
し、超音波発生器を散気管に接触させることなく超音波
を照射して気泡を超微細化し、気泡と液体との接触面積
を増加させることにより、液相への気体吸収効率を向上
させることを特徴とする気体吸収方法に関する。
本発明において対象となる液層は特に限定的ではない。
例えば、醗酵工業における培養液、排水処理における活
性汚泥含有液、排ガス処理におけるSOxやNOx吸収
用アルカリ液、気体の吹き込み反応における媒体等種々
のものが例示される。
例えば、醗酵工業における培養液、排水処理における活
性汚泥含有液、排ガス処理におけるSOxやNOx吸収
用アルカリ液、気体の吹き込み反応における媒体等種々
のものが例示される。
本発明において対象となる液相に吸収させる気体として
は、例えば醗酵工業や排水処理における空気、酸素等、
排ガス処理におけるSOx、NOx等、化学反応に供さ
れる気体等が例示される。
は、例えば醗酵工業や排水処理における空気、酸素等、
排ガス処理におけるSOx、NOx等、化学反応に供さ
れる気体等が例示される。
これらの気体を液相中に放出する際は、従来一般に採用
されていた散気管を用いて気泡を形成させる。散気管の
気孔径の大きさは超音波を用いないで形成される気泡の
大きさが、特に限定的ではないが、3〜5mm程度となる
ものを用いれば十分である。もちろんこれより小さくて
もよいが、そのためには気孔径の小さい散気管を必要と
し、目詰りを生ずる可能性がある為、避けるのが望まし
い。
されていた散気管を用いて気泡を形成させる。散気管の
気孔径の大きさは超音波を用いないで形成される気泡の
大きさが、特に限定的ではないが、3〜5mm程度となる
ものを用いれば十分である。もちろんこれより小さくて
もよいが、そのためには気孔径の小さい散気管を必要と
し、目詰りを生ずる可能性がある為、避けるのが望まし
い。
上記気泡形成に際して超音波を照射する。本発明を実施
するに適した超音波は周波数 16,000Hz以上、好
ましくは1MHz以下の大振幅超音波、例えば、0.33
W/cm2以上であり、この超音波による超微細気泡の形
成は、強い音波によって生ずるキャビテーションの効果
によるものと解される。
するに適した超音波は周波数 16,000Hz以上、好
ましくは1MHz以下の大振幅超音波、例えば、0.33
W/cm2以上であり、この超音波による超微細気泡の形
成は、強い音波によって生ずるキャビテーションの効果
によるものと解される。
超音波発生器は散気管自体に接触させないで形成される
気泡にできるだけ近接させて照射するのが望ましい。通
常3〜5mmの気泡を形成する散気管では、該散気管から
10〜100mmの位置から超音波を放出するのが望まし
い。形成される気泡は 0.1〜2mm程度であり、超音
波を照射しないで形成される気泡に比べ気泡と液体の接
触面積が著しく増加する。従って、液相への気体吸収効
率を向上させることができる。
気泡にできるだけ近接させて照射するのが望ましい。通
常3〜5mmの気泡を形成する散気管では、該散気管から
10〜100mmの位置から超音波を放出するのが望まし
い。形成される気泡は 0.1〜2mm程度であり、超音
波を照射しないで形成される気泡に比べ気泡と液体の接
触面積が著しく増加する。従って、液相への気体吸収効
率を向上させることができる。
以下、実施例をあげて本発明を説明する。
実施例1 第1図に示すごとき装置を用いて、水に対する酸素の吸
収効率を測定した。タンク(1)は直径1750mm、高さ
5000mmの鉄製円筒状容器であり、その底部500mm
の位置に2個の散気管(2)を設置した。散気管(2)は1
50mmφの円板状で、円板の円周に沿って約5mmの気泡
を放出するものであり、空気供給ライン(3)を介して、
外部に設けた空気供給装置(コンプレッサー)(4)に連
結されている。散気管の一端から約30mm離して、超音
波発生装置(5)を設置した。
収効率を測定した。タンク(1)は直径1750mm、高さ
5000mmの鉄製円筒状容器であり、その底部500mm
の位置に2個の散気管(2)を設置した。散気管(2)は1
50mmφの円板状で、円板の円周に沿って約5mmの気泡
を放出するものであり、空気供給ライン(3)を介して、
外部に設けた空気供給装置(コンプレッサー)(4)に連
結されている。散気管の一端から約30mm離して、超音
波発生装置(5)を設置した。
上記タンク(1)に水深3.7mとなるまで上水(水温1
0.5℃)を満たし、表−1に示す通気量で空気を30
分間通し、以下の方法により酸素吸収効率を測定した。
超音波を照射した場合としない場合の酸素吸収率を表−
1に示す(但し、超音波照射条件は20KHz、100
W)。
0.5℃)を満たし、表−1に示す通気量で空気を30
分間通し、以下の方法により酸素吸収効率を測定した。
超音波を照射した場合としない場合の酸素吸収率を表−
1に示す(但し、超音波照射条件は20KHz、100
W)。
酸素吸収効率の測定方法: 曝気槽内に水道水を入れ、触媒である塩化コバルトを溶
解する。その後亜硫酸ナトリウムを添加し、水道水中の
溶存酸素をゼロにする。その後曝気を開始し、溶存酸素
濃度の経時変化を溶存酸素計で測定、記録する。
解する。その後亜硫酸ナトリウムを添加し、水道水中の
溶存酸素をゼロにする。その後曝気を開始し、溶存酸素
濃度の経時変化を溶存酸素計で測定、記録する。
水温T℃における酸素移動容量係数KLa(T)は次式によ
り求まる。
り求まる。
ここに、 Cs(T):水温T℃における飽和溶存酸素濃度[mg/] t1:時刻[hr] t2:時刻[hr] C1:時刻t1における溶存酸素濃度[mg/] C2:時刻t2における溶存酸素濃度[mg/] (1)式で求めたKLa(T)は次式を用いて水温20℃にお
けるKLa(20)に換算することができる。
けるKLa(20)に換算することができる。
KLa(20)=KLa(T)×1.02420-T (2) また、水温20℃、溶存酸素濃度0mg/のときの酸素
の吸収効率η(%)は次式で求まる。
の吸収効率η(%)は次式で求まる。
ここに V:曝気槽の容量[m3] Q:曝気酸素量 [g/hr] 発明の効果 本発明方法を使用すると散気管の気孔径を小さくするこ
となく、液相中に超微細気泡を形成させることができ
る。従って、散気管の目詰りを生じ難く、配管、ブロア
に要する設備量を節減することができる。また少量の通
気により、気体の吸収効率を著しく向上させることがで
きる。
となく、液相中に超微細気泡を形成させることができ
る。従って、散気管の目詰りを生じ難く、配管、ブロア
に要する設備量を節減することができる。また少量の通
気により、気体の吸収効率を著しく向上させることがで
きる。
従って、本発明方法を醗酵、排水処理、排ガス処理、気
体吸込み反応等に応用すると、設備費の節減、処理効
率、反応速度等を向上させることが期待できる。
体吸込み反応等に応用すると、設備費の節減、処理効
率、反応速度等を向上させることが期待できる。
第1図は、本発明方法を実施するための装置の一態様を
示す。 図中、(1)…タンク (2)…散気管 (3)…空気供給ライン (4)…空気供給装置 (5)…超音波発生装置 をそれぞれ示す。
示す。 図中、(1)…タンク (2)…散気管 (3)…空気供給ライン (4)…空気供給装置 (5)…超音波発生装置 をそれぞれ示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 進 大阪府大阪市東区平野町5丁目1番地 大 阪瓦斯株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−171414(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】液相中に気体を放出して気泡を形成させる
に際し、超音波発生器を散気管に接触させることなく超
音波を照射して気泡を超微細化し、気泡と液体との接触
面積を増加させることにより、液相への気体吸収効果を
向上させることを特徴とする気体吸収方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60067831A JPH067909B2 (ja) | 1985-03-30 | 1985-03-30 | 気体吸収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60067831A JPH067909B2 (ja) | 1985-03-30 | 1985-03-30 | 気体吸収方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61227824A JPS61227824A (ja) | 1986-10-09 |
JPH067909B2 true JPH067909B2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=13356282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60067831A Expired - Lifetime JPH067909B2 (ja) | 1985-03-30 | 1985-03-30 | 気体吸収方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH067909B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0417278Y2 (ja) * | 1987-10-15 | 1992-04-17 | ||
JP3396319B2 (ja) * | 1993-12-28 | 2003-04-14 | 浜松ホトニクス株式会社 | 液体処理方法および液体処理装置 |
KR20000029169A (ko) * | 1998-10-21 | 2000-05-25 | 조안 엠. 젤사;로버트 지. 호헨스타인;도로시 엠. 보어 | 플러그 흐름 관형 반응로에서 액상 및 기상 사이의전달비를 강화시키기 위한 방법 |
JP2006289183A (ja) * | 2005-04-06 | 2006-10-26 | Nano Bubble Kk | ナノバブル生成方法とその装置 |
JP4757228B2 (ja) * | 2006-05-29 | 2011-08-24 | エス・ピー・ジーテクノ株式会社 | 線状スリットを利用した気液混合溶解方法と気液混合溶解装置 |
JP5186396B2 (ja) * | 2009-01-19 | 2013-04-17 | 株式会社Ihi | 海水脱硫装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4924543U (ja) * | 1972-05-31 | 1974-03-02 |
-
1985
- 1985-03-30 JP JP60067831A patent/JPH067909B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61227824A (ja) | 1986-10-09 |
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