JPH0678876B2 - 熱交換エレメントの製造方法 - Google Patents

熱交換エレメントの製造方法

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JPH0678876B2
JPH0678876B2 JP14630692A JP14630692A JPH0678876B2 JP H0678876 B2 JPH0678876 B2 JP H0678876B2 JP 14630692 A JP14630692 A JP 14630692A JP 14630692 A JP14630692 A JP 14630692A JP H0678876 B2 JPH0678876 B2 JP H0678876B2
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JP
Japan
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heat exchange
exchange element
ceramic material
laminated body
partition plate
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JP14630692A
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JPH0650694A (ja
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友槌 河村
義則 東藤
賢士 本田
憲一 川島
文男 下田
利治 中村
勝也 緒方
清彦 千千岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Iwao Jiki Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Iwao Jiki Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大量の耐蝕性ガスの熱交
換に用いられる直交流型熱交換器に組み込まれる熱交換
エレメントの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の熱交換エレメントの1例が図4及
び図5に示されている。図5に示すように、セラミック
材を押出成形によって方形で薄肉の仕切板01の片面上に
複数の等高で上記仕切板01と略同じ肉厚の間隔板02を相
互に所定の間隔を隔てて平行に立設してなる積層体03を
成形し、これを乾燥した後、焼成することによって積層
体03が製造される。
【0003】このようにして製造された積層体03を、図
4に示すように、その間隔板02の頂面に釉薬調合物を塗
布した後、この間隔板02が下方を向き、かつ、上下に隣
接する積層体03の間隔板02が交互に直交するように上下
に多段に積層し、再び焼成すると釉薬調合物が溶融固化
して各積層体03は相互に接合されて段毎に直交するガス
通路05を多段に有する角柱状の熱交換エレメント04が構
成される。
【0004】積層体03はその乾燥、焼成の際に収縮して
その寸法がばらつくため、これを積層して得られた熱交
換エレメント04は図4に示すように、積層方向の稜が凹
凸になり、従って、この熱交換エレメント04を熱交換器
のケーシング内に収容したとき、これら熱交換エレメン
ト04同志の間及びこの熱交換エレメント04とケーシング
との間に隙間ができて、これら隙間からガスが漏洩す
る。
【0005】そこで、熱交換エレメント04の積層方向の
各稜部を側面に対して45°をなす平滑な平面で切断して
シール面を形成し、このシール面にパッキンを当接する
ことによってガスの漏洩を防止するようにしたものが提
案された。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱交換
エレメント04の積層方向の各稜部を切断して形成される
シール面は平滑で、しかも、精度良く仕上げねばなら
ず、従って、その切断作業に手数を要するのみならず、
その材質が硬くて脆く、更に、仕切板01や間隔板02は熱
伝達を良くし、かつ、ガスの通過抵抗を少なくするた
め、更に、押出成形の便宜のために薄肉とされているの
で、シール面を形成するための切断作業の際に欠けたり
折れたりするとともにこのシール面にパッキンを当接し
てもシール面積が小さいためガスの漏洩を完全に防止で
きない場合があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するために発明さ
れたものであって、その目的とするところは、熱交換エ
レメントの積層方向の各稜部の切断作業が容易で、か
つ、シール面の精度が向上でき、併せて、シール面積を
拡大して熱交換エレメントを熱交換器のケーシング内に
配列した際のシール性能を向上しようとするにある。
【0008】
【問題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、セラミック材を押出成形によって方形で薄肉の
仕切板の片面上に複数の等高で上記仕切板と略同じ肉厚
の間隔板を相互に所定の間隔を隔てて平行に立設してな
る積層体を成形する工程と、この積層体を乾燥した後焼
成する工程と、このようにして得られた複数の積層体を
その間隔板の頂面に釉薬調合物を塗布した後、これら間
隔板の頂面が隣接する積層体の仕切板の他面に当接し、
かつ、相互に隣接する積層体の間隔板が交互に直交する
ように多段に積層する工程と、上記多段に積層された積
層体の積層方向の各稜部に隣接する全てのガス通路の両
端部にセラミック材を充填した後これを焼成することに
よって段毎に直交するガス通路を多段に有する角柱状の
熱交換エレメントを構成する工程と、この熱交換エレメ
ントの積層方向の各稜部を側面に対して傾斜する平滑な
平面で切断してシール面を形成する工程を有することを
特徴とする熱交換エレメントの製造方法にある。
【0009】
【実施例】本発明の1実施例を図1ないし図3を参照し
て具体的に説明する。図2にはセラミック材からなる積
層体1が示されている。この積層体1は方形で薄肉の仕
切板2とこの片面上に高さが等しく、かつ、仕切板2と
略同じ肉厚の多数の間隔板3を相互に所定の間隔を隔て
て平行に立設してなり、これは押出成形法によって成形
される。
【0010】このようにして成形された積層体1は乾燥
の後、焼成される。焼成された複数の積層体1はその間
隔板3の頂面に釉薬調合物を塗布した後、図3に示すよ
うに、各間隔板3が下方を向き、かつ、上下に隣接する
積層体1の間隔板3が交互に直交し、また、間隔板3の
両端が上下に隣接する積層体1の間隔板3の側面より若
干量突出するよう上下に多段に積層する。すると、積層
体1の各間隔板3の頂面は下位の積層体1の仕切板2の
上面に当接してガス通路5が多段に形成され、これらガ
ス通路5は段毎に直交し、その両端は角柱状の熱交換エ
レメント4の側面に開口する。
【0011】しかる後、角柱状の熱交換エレメント4の
積層方向の各稜、即ち、ガス通路5が開口する側面が交
差する部分に隣接する全てのガス通路6の両端部に積層
体1の材質と同様のセラミック材7を充填する。次い
で、この熱交換エレメント4を再度焼成すると、セラミ
ック材7は硬化し、同時に間隔板3の頂面に塗布された
釉薬調合物が溶融固化し、各積層体1は相互に接合され
る。しかる後、この熱交換エレメント4の積層方向の各
稜部を各側面に対して45°の角をなす平滑な平面で切断
してシール面8を形成する。
【0012】このようにして得られた熱交換エレメント
4はシール面8にシール材を当接した状態で単独又は複
数個を配列し或いは積み重ねた状態で熱交換器のケーシ
ング内に収容される。そして、直交するガス通路5の一
方に高温ガスを、他方に低温ガスを流過させることによ
り両ガス間に仕切板2を介して熱交換が行われ、高温ガ
スは冷却され、低温ガスは加熱される。
【0013】しかして、角柱状の熱交換エレメント4の
積層方向の各稜に隣接する全てのガス通路6内の両端部
はセラミック材7と焼成によって一体化され、このセラ
ミック材によって裏打ちされた状態でこのセラミック材
と一緒に切断されるので熱交換エレメント4の各稜部を
切断する際、薄肉で硬く脆い仕切板2や間隔板3を欠い
たり、折ったりすることなく容易に切断でき、平滑で精
度の高いシール面8を形成できる。また、このシール面
8は仕切板2、間隔板3の他、セラミック材7によって
構成されるので、シール面積が増大し、従って、シール
面8にパッキンを当接することによってガスの漏洩を容
易に防止できる。
【0014】なお、上記実施例においては、ガス通路6
の両端部に積層体1の材質と同質のセラミック材7を充
填したが、積層体1と同質のセラミック材に硫化鉄等の
発泡性のセラミック材を充填しても良い。この場合、ガ
ス通路6は発泡性のセラミック材によって隙間なく閉塞
されるとともにこの発泡性のセラミック材は加工性に富
むので、稜部の切断が容易となる。
【0015】
【発明の効果】本発明においては、熱交換エレメントの
積層方向の各稜部を切断してシール面を形成する際、各
稜部の仕切板、間隔板がガス通路の両端部に充填された
セラミック材と焼成によって一体化され、かつ、これら
セラミック材によって裏打ちされた状態でこれらセラミ
ック材と一緒に切断されるので、薄肉で硬く脆い仕切板
や間隔板を欠いたり、折ったりせずに各稜部を容易に切
断できるとともにシール面を平滑で精度良く仕上げるこ
とができる。また、シール面は仕切板、間隔板及びガス
通路に充填されたセラミック材によって構成されるの
で、シール面が大きくなり、従って、熱交換エレメント
を熱交換器のケーシング内に配列した場合のシール性能
も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法によって製造された熱交換エレメン
トの外観斜視図である。
【図2】上記熱交換エレメントを構成する積層体の外観
斜視図である。
【図3】上記積層体を積層した状態を示す外観斜視図で
ある。
【図4】従来の熱交換エレメントの1例を示す外観斜視
図である。
【図5】従来の熱交換エレメントを構成する積層体の外
観斜視図である。
【符号の説明】
1 積層体 2 仕切板 3 間隔板 4 熱交換エレメント 5 ガス通路 6 稜に隣接するガス通路 7 セラミック材 8 シール面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 賢士 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社 長崎造船所内 (72)発明者 川島 憲一 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社 長崎造船所内 (72)発明者 下田 文男 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社 長崎造船所内 (72)発明者 中村 利治 佐賀県西松浦郡有田町1288番地 岩尾磁器 工業株式会社内 (72)発明者 緒方 勝也 佐賀県西松浦郡有田町1288番地 岩尾磁器 工業株式会社内 (72)発明者 千千岩 清彦 佐賀県西松浦郡有田町1288番地 岩尾磁器 工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック材を押出成形によって方形で
    薄肉の仕切板の片面上に複数の等高で上記仕切板と略同
    じ肉厚の間隔板を相互に所定の間隔を隔てて平行に立設
    してなる積層体を成形する工程と、この積層体を乾燥し
    た後焼成する工程と、このようにして得られた複数の積
    層体をその間隔板の頂面に釉薬調合物を塗布した後、こ
    れら間隔板の頂面が隣接する積層体の仕切板の他面に当
    接し、かつ、相互に隣接する積層体の間隔板が交互に直
    交するように多段に積層する工程と、上記多段に積層さ
    れた積層体の積層方向の各稜部に隣接する全てのガス通
    路の両端部にセラミック材を充填した後これを焼成する
    ことによって段毎に直交するガス通路を多段に有する角
    柱状の熱交換エレメントを構成する工程と、この熱交換
    エレメントの積層方向の各稜部を側面に対して傾斜する
    平滑な平面で切断してシール面を形成する工程を有する
    ことを特徴とする熱交換エレメントの製造方法。
JP14630692A 1992-05-13 1992-05-13 熱交換エレメントの製造方法 Expired - Lifetime JPH0678876B2 (ja)

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JPH0650694A JPH0650694A (ja) 1994-02-25
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CN109974488B (zh) * 2019-04-22 2024-04-30 佛山市科蓝环保科技股份有限公司 换热结构及带有该换热结构的换热装置

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