JPH067838A - 押出加工方法および装置 - Google Patents

押出加工方法および装置

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JPH067838A
JPH067838A JP16746092A JP16746092A JPH067838A JP H067838 A JPH067838 A JP H067838A JP 16746092 A JP16746092 A JP 16746092A JP 16746092 A JP16746092 A JP 16746092A JP H067838 A JPH067838 A JP H067838A
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JP
Japan
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billet
auxiliary
extrusion
container
die
Prior art date
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Withdrawn
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JP16746092A
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English (en)
Inventor
Kouzou Michisaka
浩三 道阪
Shiyoushin Yamaguchi
聖真 山口
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Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歩留を向上させる。ビレットの製造を容易に
する。作業性を向上させる。 【構成】 同一長さの複数本のビレットBをコンテナ12
内に挿入しつつ、同一横断面形状でかつ同一長さの複数
の押出形材製品を成形する方法である。最初のビレット
Bをコンテナ12内に挿入する前に、ダイス13の空隙部を
充填するとともに、ダイス13の押出開口からエンドプラ
テン14前方の形材切断シヤー2までの間に存在する押出
形材を形成するに足りる量の材料からなる補助ビレット
B1を、コンテナ12内に挿入する。この方法は、押出機1
のコンテナ12の後方に配置されたビレットローダ3と、
ビレットローダ3にビレットBを供給するビレット供給
ライン4の他に、補助ビレットB1をビレットローダ3に
供給する補助ビレット供給ライン6を配し、補助ビレッ
ト供給ライン6の途中に補助ビレット加熱装置7を設け
た装置により実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば同一横断面
形状でかつ同一長さの押出形材製品を少数製造するのに
適した押出加工方法および装置に関する。
【0002】この明細書において、「アルミニウム」と
いう語には、純アルミニウムの他にアルミニウム合金を
含むものとする。また、この明細書において、押出方向
前方を前、これと反対側を後というものとする。
【0003】
【従来の技術】たとえば同一横断面形状でかつ同一長さ
の押出形材製品を少数製造する場合、従来は、次のよう
にして行なっていた。
【0004】すなわち、図5に示すように、ステム(1
1)、コンテナ(12)、ポートホールダイス(13)およびエン
ドプラテン(14)を有する押出機(1) と、エンドプラテン
(14)の前方に配置されかつ押出機(1) から押出された形
材を切断する形材切断シャー(2) とを備えた加工装置を
使用し、同一長さの複数本のビレットをコンテナ(12)内
に挿入しつつ押出形材を連続的に成形し、これをシャー
(2) により所定長さ毎に切断することによって同一横断
面形状の所定長さの押出形材製品(S) を製造するように
なっていた(図5(a) 参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では次のような問題があった。すなわち、最後のビ
レットをコンテナ(12)内から押出したさいに、このビレ
ットから流れてきた材料がダイス(13)内の空隙部に残っ
たままになるとともに、このビレットから流れてきた材
料により形成された押出形材(Sn)は、ダイス(13)の押出
開口からエンドプラテン(14)前方の形材切断シャー(2)
までの部分にも存在した状態となるので、上記押出形材
(Sn)におけるシャー(2) よりも前方の部分の長さ(L1)
が、ビレット(B) を押出してシャー(2) で切断すること
により得られた他の押出形材製品(S)の長さ(L) よりも
短くなって製品とすることはできない。したがって、す
べてのビレットを押出形材製品(S) を製造するのに利用
することはできず、その一部分がスクラップとなって歩
留が低下するという問題があった。しかも、少数の押出
形材製品を多種類製造するさいには、スクラップの量が
極めて多くなるという問題があった。これらの問題は、
押出形材製品をポートホールダイスや、ブリッジダイス
や、スパイダーダイス等の組み合わせダイスを用いて製
造するさいに、特に顕著であった。
【0006】このような問題を解決するためには、使用
する複数のビレットのうちの1つを、他のものよりも長
く形成しておけばよいが、そのような長さの異なるビレ
ットの製造が面倒であるとともに、ビレット供給ライン
およびビレット加熱装置も長尺のビレットに対応させる
必要があるので、作業性が悪くなるという問題がある。
【0007】この発明の目的は、上記問題を解決した押
出加工方法および装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明による押出加工
方法は、同一長さの複数本のビレットをコンテナ内に挿
入しつつ、同一横断面形状でかつ同一長さの複数の押出
形材製品を成形する方法であって、いずれかのビレット
をコンテナ内に挿入する前または後に、ダイスの空隙部
を充填するとともに、ダイスの押出開口からエンドプラ
テン前方の形材切断シャーまでの間に存在する押出形材
を形成するに足りる量の材料からなる補助ビレットを、
コンテナ内に挿入することを特徴とするものである。
【0009】この発明による押出加工装置は、ステム、
コンテナ、ダイスおよびエンドプラテンを有する押出機
と、コンテナの後方に配置されたビレットローダと、エ
ンドプラテンの前方に配置された形材切断シャーと、ビ
レットローダにビレットを供給するビレット供給ライン
と、ビレット供給ラインの途中に配置されたビレット加
熱装置とを備えた押出加工装置であって、ダイスの空隙
部を充填するとともに、ダイスの押出開口からエンドプ
ラテン前方の形材切断シャーまでの間に存在する押出形
材を形成するに足りる量の材料からなる補助ビレット
を、ビレットローダに供給する補助ビレット供給ライン
が配され、補助ビレット供給ラインの途中に補助ビレッ
ト加熱装置が設けられているものである。
【0010】
【作用】この発明の押出加工方法によれば、いずれかの
ビレットをコンテナ内に挿入する前または後に、ダイス
の空隙部を充填するとともに、ダイスの押出開口からエ
ンドプラテン前方の形材切断シャーまでの間に存在する
押出形材を形成するに足りる量の材料からなる補助ビレ
ットを、コンテナ内に挿入するのであるから、すべての
ビレットから流れてきた材料を、すべて押出形材製品の
製造に利用できる。
【0011】この発明の押出加工装置によれば、ダイス
の空隙部を充填するとともに、ダイスの押出開口からエ
ンドプラテン前方の形材切断シャーまでの間に存在する
押出形材を形成するに足りる量の材料からなる補助ビレ
ットを、ビレットローダに供給する補助ビレット供給ラ
インが配され、補助ビレット供給ラインの途中に補助ビ
レット加熱装置が設けられているので、いずれかのビレ
ットをコンテナ内に挿入する前または後に、補助ビレッ
トを自動的にコンテナ内に挿入することが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を、図面を参照して
説明する。
【0013】図1〜図3はこの発明による押出加工装置
を示す。以下の説明において、図3の左右を左右という
ものとする。また、図5に示すものと同一物には同一符
号を付して説明を省略する。
【0014】図1〜図3において、この発明による押出
加工装置は、押出機(1) のコンテナ(12)の後方に配置さ
れたビレットローダ(3) と、ビレットローダ(3) に主ビ
レット(B) を供給するビレット供給ライン(4) とを備え
ている。ビレット供給ライン(4) は、主ビレット(B) を
後方から前方に搬送する搬送装置(41)と、搬送装置(41)
の前方に配置され、かつ右方に向かって下方に傾斜する
傾斜シュート(42)とよりなる。傾斜シュート(42)上を転
動してきた主ビレット(B) はビレットローダ(3) 上に載
るようになっている。また、搬送装置(41)の途中にビレ
ット加熱装置(5) が配置されている。
【0015】傾斜シュート(42)前端の左側縁部に連なる
ように左右方向に伸びる補助ビレット搬送装置(61)が配
置されており、この搬送装置(61)と傾斜シュート(42)に
より補助ビレット供給ライン(6) が形成されている。搬
送装置(61)の途中に補助ビレット加熱装置(7) が配置さ
れている。そして、ポートホールダイス(13)の空隙部を
充填するとともに、ダイス(13)の押出開口からエンドプ
ラテン(14)前方のシャー(2) までの間に存在する押出形
材を形成するに足りる量の材料からなる補助ビレット(B
1)が補助ビレット供給ライン(6) を経てビレットローダ
(3) 上の主ビレット(B) よりも前方の部分に供給される
ようになっている。ビレットローダ(3)の前方には、補
助ビレット(B1)の位置決めを行なうシリンダ(8) が配置
されている。
【0016】以下、図4を参照して、上記押出加工装置
を用いた押出加工方法について説明する。
【0017】まず、最初の主ビレット(B) を加熱装置
(5) により加熱した後ビレットローダ(3) 上に供給す
る。一方、補助ビレット(B1)を、加熱装置(7) により加
熱した後、ビレットローダ(3) 上のビレット(B) よりも
前方の部分に供給する。ついで、シリンダ(8) により補
助ビレット(B1)が後方に押し、主ビレット(B) に当接さ
せるとともに両ビレット(B)(B1) の芯合わせを行う。そ
の後、ビレットローダ(3)を上昇させ、両ビレット(B)(B
1) をコンテナ(12)のビレット挿入孔と同一高さ位置ま
で持ち上げる。そして、ステム(11)により両ビレット
(B)(B1) を前方に押圧する。すると、まず補助ビレット
(B1)から流れた材料がポートホールダイス(13)内の空隙
を埋めるとともに、ダイス(13)の押出開口から押出形材
が押出されてこの押出形材がエンドプラテン(14)前方の
シャー(2) まで至る。
【0018】次に、主ビレット(B) から流れた材料がポ
ートホールダイス(13)に流入し、上記押出形材に一体的
に連なった押出形材が成形される。こうして、押出され
た押出形材が所定の長さになったところで、エンドプラ
テン(14)の前方に配されたシャー(2) により切断し、補
助ビレット(B1)から流れた材料と、主ビレット(B) から
流れた材料の一部分とからなる所定長さの押出形材製品
(S) を製造する(図4(a) 参照)。
【0019】これに引き続いて、2本目の主ビレット
(B) をコンテナ(11)内に挿入し、ステム(11)により前方
に押出すと、上記押出形材の長さが長くなるので、上記
と同様にしてシャー(2) で所定長さに切断することによ
り、押出形材製品(S) が製造される。このようにしてす
べての主ビレット(B) を用いて連続的に押出加工を行な
い、複数本の同一長さの押出形材製品(S) を製造する。
最後の主ビレット(B) から流れてきた材料がダイス(13)
内の空隙部に残ったままになるとともに、この主ビレッ
ト(B) から流れてきた材料により形成された押出形材(S
n)は、ダイス(13)の押出開口からエンドプラテン(14)前
方の形材切断シャー(2) までの部分にも存在した状態と
なるが、これは補助ビレット(B1)の量と等しいので、上
記押出形材(Sn)におけるシャー(2) よりも前方の部分の
長さ(Ln)が、ビレット(B) を押出してシャー(2) で切断
することにより得られた他の押出形材製品(S) の長さ
(L) と同一になる。したがって、この押出形材(Sn)から
もう1本押出形材製品(S) を製造することができ、すべ
ての主ビレット(B) を、押出形材製品(S) の製造に利用
できる。
【0020】上記実施例においては、最初のビレットを
コンテナ内に挿入する前に補助ビレットをコンテナ内に
挿入しているが、これに限るものではない。また、コン
テナ内に挿入する補助ビレットの数は1つに限られず、
製造すべき押出形材の断面形状、長さ等を考慮して適宜
変更可能である。
【0021】
【発明の効果】この発明の押出加工方法および装置によ
れば、上述のようにして、すべてのビレットから流れて
きた材料を、すべて押出形材製品の製造に利用できるの
で、歩留が向上する。しかも、長尺のビレットを別個に
用意する必要はなく、ビレットの製造が簡単になる。
【0022】また、この発明の押出加工装置によれば、
上述のように、補助ビレットを自動的にコンテナ内に挿
入することが可能となるので、別個に長尺のビレットを
容易した場合のように、ビレット供給ラインおよびビレ
ット加熱装置も長尺のビレットに対応させる必要がなく
なるので、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による押出加工装置の一部切欠き側面
図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】図2のII−II線矢視図である。
【図4】この発明による押出加工方法を示し、(a) は最
初のビレットを押出した状態を示す図であり、(b) は最
後のビレットを押出した状態を示す図である。
【図5】従来の押出加工方法を示し、(a) は最初のビレ
ットを押出した状態を示す図であり、(b) は最後のビレ
ットを押出した状態を示す図である。
【符号の説明】
1 押出機 2 形材切断シャー 3 ビレットローダ 4 ビレット供給ライン 5 ビレット加熱装置 6 補助ビレット供給ライン 7 補助ビレット加熱装置 11 ステム 12 コンテナ 13 ポートホールダイス 14 エンドプラテン B 主ビレット B1 補助ビレット S 押出形材製品

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一長さの複数本のビレットをコンテナ
    内に挿入しつつ、同一横断面形状でかつ同一長さの複数
    の押出形材製品を成形する方法であって、いずれかのビ
    レットをコンテナ内に挿入する前または後に、ダイスの
    空隙部を充填するとともに、ダイスの押出開口からエン
    ドプラテン前方の形材切断シャーまでの間に存在する押
    出形材を形成するに足りる量の材料からなる補助ビレッ
    トを、コンテナ内に挿入することを特徴とする押出加工
    方法。
  2. 【請求項2】 ステム、コンテナ、ダイスおよびエンド
    プラテンを有する押出機と、コンテナの後方に配置され
    たビレットローダと、エンドプラテンの前方に配置され
    た形材切断シャーと、ビレットローダにビレットを供給
    するビレット供給ラインと、ビレット供給ラインの途中
    に配置されたビレット加熱装置とを備えた押出加工装置
    であって、ダイスの空隙部を充填するとともに、ダイス
    の押出開口からエンドプラテン前方の形材切断シャーま
    での間に存在する押出形材を形成するに足りる量の材料
    からなる補助ビレットを、ビレットローダに供給する補
    助ビレット供給ラインが配され、補助ビレット供給ライ
    ンの途中に補助ビレット加熱装置が設けられている押出
    加工装置。
JP16746092A 1992-06-25 1992-06-25 押出加工方法および装置 Withdrawn JPH067838A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110548773A (zh) * 2019-08-27 2019-12-10 北京科技大学 一种锻挤设备和方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110548773A (zh) * 2019-08-27 2019-12-10 北京科技大学 一种锻挤设备和方法

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Legal Events

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Effective date: 19990831