JPH0678188U

JPH0678188U - 二輪車用スカートのめくれ止め

Info

Publication number: JPH0678188U
Application number: JP029020U
Authority: JP
Inventors: 恵美子五味川
Original assignee: 恵美子五味川
Priority date: 1993-04-22
Filing date: 1993-04-22
Publication date: 1994-11-01

Abstract

(57)【要約】【目的】二輪車走行中に強風や突風が吹いても、スカ
ートがめくれず、安心して、安全に走行ができる。ま
た、ミニであれロングであれ、どんなスカートにも装着
できる。【構成】滑り止め（１）のついたクリップ（２）にゴ
ム（３）、または伸縮式の金属の棒（６）を取り付け、
ゴム（３）または棒（６）の片端にフレーム挟み具
（４）を取り付ける。または、ベルト（７）の一端にク
リップ（２）を取り付け、他端に自動巻き取り装置
（８）とフレーム挟み具（４）を設ける。もしくは、自
動巻き取り装置を二輪車のフレーム（５）に内蔵させ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、自転車やバイクなどの二輪車走行時におけるスカートのめくれ防止に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、二輪車の乗車においては、二輪車のフレームを跨いで乗っていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、フレームを跨ぐと、足がどうしても開くので、強風時や突風時などには、女性のはいているスカートはめくれやすく、スカートに気を取られるとともに、片手でハンドルを握り、一方の手でスカートを押さえるといった非常に危険な走行をしていた。

【０００４】本考案は、女性が二輪車に乗っていても、スカートのめくれを気にすることなく、安心して、また安全に走行することのできるスカートのめくれ止めを提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案における器具では、クリップ（２）の内側にスカートを挟んだときに取れにくいように滑り止め（１）を付け、クリップ（２）には伸縮自在なゴム（３）を取り付けて、ゴムの片端には、二輪車のフレーム（５）に着脱自在なＵ字型に湾曲したフレーム挟み具（４）を設ける。

【０００６】また、ゴムの代わりにＴＶアンテナのような伸縮式の金属の棒（６）の一端にクリップ（２）を取り付け、他端にフレーム挟み具（４）を設けることもできる。

【０００７】また、布などのベルト（７）の一端にクリップ（２）を取り付け、他端に自動巻き取り装置（８）とフレーム挟み具（４）を設けることもできる。

【０００８】そして、二輪車の製造段階において、自動巻き取り装置（８）をフレーム（５）に内蔵して、生産販売することもできる。

【０００９】

【作用】

二輪車に跨がった際に、ゴム（３）または金属の棒（６）を伸ばし、もしくはベルト（７）を引っ張ってスカートの下端中央をクリップ（２）で止める。二輪車走行時にスカートが下方に引っ張られているため、強風や突風が吹いても、スカートがめくれることがない。

【００１０】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明すると、図１において、クリップ（２）の内側にマジックテープ状の布素材の滑り止め（１）を貼り、そのクリップに伸縮自在なゴム（３）を取り付ける。ゴムの片端には、Ｕ字型に湾曲し、はめ込むことによりワンタッチでフレームに設置できる、硬質ゴムまたはプラスチック製、もしくは金属製のフレーム挟み具（４）を取り付ける。

【００１１】図２における実施例においては、クリップ（２）にＴＶアンテナのような伸縮式の金属の棒（６）を取り付け、棒の片端にフレーム挟み具（４）を取り付けたものである。

【００１２】図３は上記伸縮式の金属の棒を縮めて折りたたんだものである。

【００１３】図４における実施例においては、クリップ（２）を取り付けた布製のベルト（７）に、巻き尺のように手を離すと自動的に巻き取られる自動巻き取り装置（８）を取り付け、さらにフレーム挟み具（４）を取り付けたものである。

【００１４】図５における実施例においては、自動巻き取り装置を二輪車のフレームに内蔵したものである。

【００１５】図６は、実際に当該めくれ止めをスカートに装着した状態を示すものである。

【００１６】

【考案の効果】

本考案を実施すると、二輪車乗車時にスカートの下端にクリップを止めるだけで簡単に装着でき、走行時に強風や突風が吹いてもスカートのめくれを気にすることなく、安心して、また安全に走行することができる。しかも、当該器具はワンタッチで自転車のフレームに取り付けられ、ロングスカートでも、ミニスカートでもあらゆるスカートに装着でき、スカートでないときも邪魔にならない。製造段階で自動巻き取り装置を内蔵するならば、自転車だけでなくバイクにも応用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のゴムを使用した場合の斜視図である。

【図２】本考案の伸縮式の金属の棒を使用した場合の斜
視図である。

【図３】伸縮式の金属の棒を折りたたんだ図である。

【図４】本考案のベルト及び自動巻き取り装置を使用し
た場合の斜視図である。

【図５】自動巻き取り装置を自転車のフレームに内蔵し
た場合の断面図である。

【図６】本考案の使用状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１滑り止め２クリップ３ゴム４フレーム挟み具５フレーム６伸縮式の金属の棒７ベルト８自動巻き取り装置

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】滑り止め（１）の付いたクリップ（２）
にゴム（３）を取り付け、ゴム（３）の他端にフレーム
挟み具（４）を設けて、二輪車のフレーム（５）に着脱
自在になるようにしたことを特徴とするスカートのめく
れ止め。
【請求項２】伸縮式の金属の棒（６）の一端にクリッ
プ（２）を取り付け、他端にフレーム挟み具（４）を設
けた請求項１のスカートのめくれ止め。
【請求項３】ベルト（７）の一端にクリップ（２）を
取り付け、他端に自動巻き取り装置（８）とフレーム挟
み具（４）を設けた請求項１のスカートのめくれ止め。
【請求項４】自動巻き取り装置（８）を二輪車のフレ
ーム（５）に内蔵した請求項３のスカートのめくれ止
め。