JPH0678121U - 自動車の盗難防止装置 - Google Patents

自動車の盗難防止装置

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JPH0678121U
JPH0678121U JP2748393U JP2748393U JPH0678121U JP H0678121 U JPH0678121 U JP H0678121U JP 2748393 U JP2748393 U JP 2748393U JP 2748393 U JP2748393 U JP 2748393U JP H0678121 U JPH0678121 U JP H0678121U
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relay
radio wave
engine
specific radio
automobile
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Application number
JP2748393U
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English (en)
Inventor
昌彦 落合
賢治 岡村
Original Assignee
有限会社バイタル電気
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の盗難を確実に防止するとともに、既
存自動車にも容易に取付可能にして汎用性を高める。 【構成】 特定電波を送信可能な携帯送信部2を備える
とともに、さらに、自動車Cのエンジンの作動に係わる
電気配線4pに直列接続し、常時はオンするリレー5
と、特定電波を受信する受信回路6と、少なくとも特定
電波を受信しない状態で自動車Cのエンジンを始動した
際にリレー5をオフにするリレー制御回路7とを有して
なる給電制御部3を備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車の盗難を防止するための自動車の盗難防止装置に関する。
【0002】
【背景及び課題】
近時、駐車中における自動車の盗難が頻繁に発生し、しかも、盗難車が二次犯 罪に使用されることも少なくないことから、社会問題として大きくクローズアッ プされている。自動車の盗難防止を図るには、駐車時にドライバが常にイグニッ ションキーを抜取る習慣を心掛ければ最も効果的であるが、実際には、イグニッ ションキーが付いていなくてもダミーキーの使用や始動回路の配線を工作するな どにより、自動車のエンジンを始動させることは特別に困難なことではなく、現 実には十分な盗難防止を図れないのが実情である。
【0003】 本考案はこのような背景に基づく課題を解決したものであり、自動車の盗難を 確実に防止できるとともに、既存自動車にも容易に取付可能な汎用性の高い自動 車の盗難防止装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る盗難防止装置1は、特定電波を送信可能な携帯送信部2を備える とともに、さらに、自動車Cのエンジンの作動に係わる電気配線4pに直列接続 し、常時はオンするリレー5と、特定電波を受信する受信回路6と、少なくとも 特定電波を受信しない状態で自動車Cのエンジンを始動した際にリレー5をオフ にするリレー制御回路7とを有してなる給電制御部3を備えてなることを特徴と する。
【0005】 この場合、携帯送信部2はキーホルダー8として構成することができる。また 、リレー5は車載バッテリ9に接続した電気配線4pに接続することが望ましい 。さらにまた、リレー制御回路7は特定電波を受信しない状態で自動車Cのエン ジンを始動した際に、始動から一定時間Td経過後にリレー5をオフにする機能 を備えて構成できる。
【0006】
【作用】
本考案に係る盗難防止装置1によれば、常時は、リレー5がオンし、これによ り、自動車Cのエンジンの作動に係わる電気配線、即ち、車載バッテリ9から導 出される電気配線4pは接続状態となる。したがって、自動車Cは普通に使用す ることができる。
【0007】 一方、携帯送信部2が存在しない状態で自動車Cのエンジンを始動させる場合 には、受信回路6は特定電波を受信しないため、リレー制御回路7はリレー5を オフにする。これにより、電気配線4pは遮断状態となり、エンジンへの給電が 断たれるため、エンジンは始動しない。この場合、始動から一定時間Td経過し た時点でリレー5をオフするように構成すれば、エンジンは一旦始動するが、一 定時間Td経過後に作動は停止する。
【0008】
【実施例】
次に、本考案に係る好適な実施例を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
【0009】 まず、本実施例に係る盗難防止装置1の構成について、図1〜図5を参照して 説明する。
【0010】 2は特定電波を常時送信可能な携帯送信部であり、この携帯送信部2は図1に 示すブロック回路により構成する。携帯送信部2は、特定電波を送信するための 暗証番号を設定する設定キー21、この設定キー21により設定された暗証番号 を記憶して送信制御を行う制御回路22、この制御回路22から付与される暗証 番号に基づく特定電波をFM波により送信する送信回路23、この送信回路23 に付属するアンテナ24、ボタン電池等を利用した電池25、再始動用の始動キ ー26を備える。
【0011】 このような携帯送信部2は、図5に示すようにイグニッションキー15に付け るキーホルダー8として構成できる。キーホルダー8は、例えば、薄形カード状 に形成し、かつ開閉カバー16cを有するホルダー本体16mを備える。ホルダ ー本体16mの操作面には設定キー21を配するとともに、外面には始動キー2 6を配する。また、ホルダー本体16mの内部には制御回路22及び送信回路2 3を構成するICチップ27、さらには交換可能に電池25を備える。なお、ホ ルダー本体16mとイグニッションキー15を連結するフック28は金属製によ り形成し、アンテナ24を兼用する。
【0012】 一方、3は給電制御部である。給電制御部3は図2に示すブロック回路により 構成し、車載バッテリ9から導出される電気配線4pに接続する。給電制御部3 は電気配線4pに直列に接続するパワーリレー5p、このパワーリレー5pを制 御するリレー制御回路7、電気配線4pに流れる電流の大きさを検出する検出回 路31、特定電波を受信する受信回路6、受信回路6に付属するアンテナ32等 を備える。なお、検出回路31を通過した電気配線4pは自動車Cの被給電部側 に接続される。また、リレー制御回路7にはタイマ機能を備える。
【0013】 このような給電制御部3は、図4に示すように車載バッテリ9に付設する。同 図は車載バッテリ9及び給電制御部3の外観構成を示す。給電制御部3は車載バ ッテリ9の上部を覆って装着可能なバッテリカバー33を備え、このバッテリカ バー33は下面が開放された直方体状に形成する。また、バッテリカバー33の 内面略中央には給電制御部3における電気系回路を収容した制御ボックス34を 設ける。制御ボックス34には車載バッテリ9側と接続する接続端子35及び被 給電部側に接続する接続端子36を備える。なお、接続端子35は引出線でもよ い。バッテリカバー33は頑丈かつ不透明に形成することが望ましい。また、バ ッテリカバー33には車載バッテリ9の電気配線4p、4nを外部に導く挿通孔 37…を左右に設けるとともに、バッテリカバー33を車載バッテリ9に固定す るための一対の固定バンド38、38を設ける。固定バンド38…は、例えば、 容易に取外しできないように鍵39…等を付設することが望ましい。
【0014】 次に、本実施例に係る盗難防止装置1の動作及び使用方法について、各図を参 照して説明する。
【0015】 まず、盗難防止装置1の自動車Cへの取付方法について説明する。キーホルダ ー8は図5に示すように、フック28を利用してイグニッションキー15に取付 ける。一方、給電制御部3を備えるバッテリカバー33は、図3に示すように、 通常、エンジルルームRに配置される車載バッテリ9に装着する。即ち、図4に 示すように、車載バッテリ9の正極ターミナル9pから電気配線4pを取外すと ともに、この電気配線4pはバッテリカバー33の挿通孔37を通して内部に入 れ、制御ボックス34の一方の接続端子36に接続する。また、他方の接続端子 35は接続配線4mを介して正極ターミナル9pに接続する。さらにまた、車載 バッテリ9の他方の電気配線4nも負極ターミナル9nから一旦取外し、バッテ リカバー33の挿通孔を通した後、再び負極ターミナル9nに接続する。そして 、バッテリカバー33は車載バッテリ9の上部に被せ、固定バンド38…を用い て車載バッテリ9に固定する。
【0016】 そして、最初に設定キー21により暗証番号を入力する。これにより、暗証番 号は制御回路22により記憶されるとともに、送信回路23に付与され、送信回 路23は暗証番号に対応した固有の特定電波を送信する。この場合、特定電波と は、暗証番号コードをFM変調したFM波である。他方、特定電波は給電制御部 3における受信回路6により受信され、最初の暗証番号はリレー制御回路7に記 憶される。
【0017】 これにより、自動車Cのエンジンが始動すれば、電気配線4pに流れる電流は 増加するため、リレー制御回路7は検出回路31から得る電流の大きさの検出結 果により、自動車Cにおけるエンジンの始動を検出する。また、リレー制御回路 7はこの始動に基づいてタイマ機能が計時を開始し、数秒〜数分の間で任意に設 定した一定時間Tdを計時したなら、タイムアップする。そして、このタイムア ップ時に受信回路6が特定電波を受信しているか否かを、暗証番号が一致するか 否かで判断する。
【0018】 この際、通常時には、イグニッションキー15を用いて自動車Cのエンジンを 始動させるため、キーホルダー8から送信する特定電波は受信回路6により受信 する。したがって、リレー制御回路7は受信有りと判断し、パワーリレー5pに 対する制御は行わない。即ち、パワーリレー5pはそのままオン状態を継続し、 車載バッテリ9に接続される電気配線9pは接続状態を維持するため、自動車C を普通に使用できる。
【0019】 一方、盗難時には、携帯送信部2が存在しない状態でエンジンが始動するため 、受信回路6は特定電波を受信しない。したがって、リレー制御回路7は受信無 しと判断する。この場合、エンジンは一旦始動するが、リレー制御回路7は始動 から一定時間Tdを経過した時点でパワーリレー5pをオフにする。これにより 、電気配線9pは遮断され、エンジンの作動は停止する。なお、始動キー26を 押せば、パワーリレー5pがオンし、停止したエンジンを始動できる。
【0020】 以上、実施例について詳細に説明したが、本考案はこのような実施例に限定さ れるものではない。例えば、盗難時にはパワーリレーをオフするようにしたが、 必要によりドアのロックを解除不能にしたり、警報音を発するようにしてもよい 。また、節電のために、キーホルダーを自動車に近づけたときだけ、送信が行わ れるように構成してもよい。なお、FM波はAM波等であってもよい。また、一 定時間Tdは零であってもよい。この場合、特定電波を受信しないときは、エン ジンは最初から始動しない。さらにまた、自動車のエンジンの作動に係わる電気 配線とは、例示した車載バッテリからの電気配線をはじめ、イグニッションキー (運転室側)に接続する電気配線、エンジンの点火プラグに接続する電気配線等 、他の関係する電気配線を全て含む概念である。その他、細部の構成、形状、手 法等において、本考案の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更できる。
【0021】
【考案の効果】
このように、本考案に係る自動車の盗難防止装置は、特定電波を送信可能な携 帯送信部を備えるとともに、自動車のエンジンの作動に係わる電気配線に直列接 続し、常時はオンするリレーと、特定電波を受信する受信回路と、少なくとも特 定電波を受信しない状態で自動車のエンジンを始動した際にリレーをオフにする リレー制御回路とを具備してなる給電制御部を備えてなるため、自動車の盗難を 確実に防止できるとともに、既存自動車にも容易に取付可能となり、汎用性にも 優れるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る盗難防止装置における携帯送信部
のブロック回路図、
【図2】同盗難防止装置における給電制御部のブロック
回路図、
【図3】同盗難防止装置を自動車に取付けた状態の概略
構成図、
【図4】同盗難防止装置における給電制御部の外観構成
図、
【図5】同盗難防止装置における携帯送信部の外観構成
図、
【符号の説明】
1 盗難防止装置 2 携帯送信部 3 給電制御部 4p 電気配線 5 リレー 6 受信回路 7 リレー制御回路 8 キーホルダー 9 車載バッテリ C 自動車

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の(a)、(b)を備えることを特徴
    とする自動車の盗難防止装置。 (a)特定電波を送信可能な携帯送信部、 (b)自動車のエンジンの作動に係わる電気配線に直列
    接続し、常時はオンするリレーと、特定電波を受信する
    受信回路と、少なくとも特定電波を受信しない状態で自
    動車のエンジンを始動した際にリレーをオフにするリレ
    ー制御回路とを具備してなる給電制御部、
  2. 【請求項2】 携帯送信部はキーホルダーとして構成す
    ることを特徴とする請求項1記載の自動車の盗難防止装
    置。
  3. 【請求項3】 リレーは車載バッテリに接続した電気配
    線に接続することを特徴とする請求項1記載の自動車の
    盗難防止装置。
  4. 【請求項4】 リレー制御回路は特定電波を受信しない
    状態で自動車のエンジンを始動した際に、始動から一定
    時間経過後にリレーをオフにすることを特徴とする請求
    項1記載の自動車の盗難防止装置。
JP2748393U 1993-04-26 1993-04-26 自動車の盗難防止装置 Pending JPH0678121U (ja)

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