JPH067787U

JPH067787U - パチンコ機の防犯システム

Info

Publication number: JPH067787U
Application number: JP851792U
Authority: JP
Inventors: 喜與司清水
Original assignee: 株式会社丸加商会
Priority date: 1992-01-28
Filing date: 1992-01-28
Publication date: 1994-02-01

Abstract

(57)【要約】【目的】パチンコ機を叩く行為を電気的に検出するこ
と。【構成】パチンコ機に振動検出装置２を取付け、この振
動検出装置２と警報音を発生する警報音発生装置３及び
警報表示を行なう警報表示装置４とを接続し、前記振動
装置２から出力される検出信号に基づいて前記警報音発
生装置及び警報表示装置の内、少なくともいずれか一つ
を作動させる。【効果】前記行為を漏れなく一カ所で集中管理すること
ができ、作業効率が良くなる。また、警報装置をパチン
コ機に取付ければ、不正行為を自粛させることができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、遊技中の不正行為を発見するパチンコ機の防犯システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】

遊技中に遊技者がヤクモノに玉を無理に入れようと台を叩いて、不正に玉を出そうとする場合がある。また、釘に引っ掛かったパチンコ玉を落とそうとして叩く場合もある。これらの行為は、店に迷惑をかけるばかりか、隣の台の遊技者にも迷惑がかかる。そして、何より店が不健全な雰囲気となるため許されない行為である。しかし、従来はそのような不正行為は店員が店内を巡回して偶然発見されるだけで、他に発見する手段はなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の手段は、店員が偶然発見した場合にのみ可能で、不正行為を総て発見することはできなかった。また、隣の遊技者が迷惑を蒙っていても、注意し難いことから、見て見ぬ振りをしているのが実状であった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、前記人的手段には限界があることに鑑み、かかる不正行為を電気的に検出しようとするものである。即ち、その構成とは、パチンコ機に振動検出装置を取付け、その振動検出装置と警報音を発生する警報音発生装置及び警報表示を行なう警報表示装置とを接続し、前記振動検出装置から出力される検出信号に基づいて前記警報音発生装置及び警報表示装置の内、少なくともいずれか一つを作動させることにある。

【０００５】

【作用】

不心得な遊技者がパチンコ機を叩くと、その振動を振動検出装置が検出し、振動検出装置から出力される検出信号に基づいて警報音発生装置及び警報表示装置の内、少なくともいずれか一つが作動するから、警報音や警報表示によって不正行為を確実に発見することができると共に、周囲へ知らしめることができる。

【０００６】

【実施例】

図１及び図２は、本考案にかかるパチンコ機の防犯システムをパチンコ機に取付けた状態を示す説明図、図３は振動検出装置の一実施例を示す説明図である。以下、これらの図面に基づいて本考案を説明する。２１は振動検出装置を構成するセンサーの一例であるショックセンサーで、各パチンコ機１の遊戯盤１１の裏側にそれぞれ取付けられている。このショックセンサーは超音波振動子（図示しない）を内蔵し、これが外部から与えられた衝撃によって振動すると、一定の電気信号を出力するようになっている。２１は前記振動装置を構成する検出器で、その内部に図４に示す増幅回路２４及び信号変換回路２５から成る検出回路２３を内蔵している。３は警報音発生装置、４は警報表示装置を示す。検出器、警報音発生装置、警報表示装置はそれぞれ各パチンコ機の裏側か、或いは店内の管理室等に設けられ、検出器からの信号を入力して、警報音発生装置は一定の警報音を発生し、警報表示装置は一定の警報表示をパチンコ機毎に行なうようになっている。

【０００７】また、検出器２２には図３に示すように箱状のケース２９が用いられ、その上面には警報を解除するリセットスイッチ２６が備えれられている。２７は警報表示装置を構成する表示部材の一例である発光ダイオードで、各パチンコ機の前面枠上部に、或いは管理室の警報表示板等に設けられ、不正行為者に警告をしたり、どのパチンコ機に不正行為があったかを表示するようになっている。２８は警報音発生装置と接続するためのコネクターである。

【０００８】次に図４に示すブロック図に基づいて本考案にかかるパチンコ機の防犯装置の動作を説明する。遊技者がパチンコ機１のガラス枠１２や前面枠１３等を叩くと、その衝撃が遊技盤に取付けられたセンサー２１に伝わる。すると、センサー２１内の超音波振動子が振動し、一定の電気信号が検出器２２内の増幅回路２４へ出力される。そして、前記電気信号はこの増幅回路において一定の大きさに増幅され、次段の信号変換回路に入力される。次に一定の大きさに増幅された電気信号は検出信号に変換され、警報音発生装置３及び警報表示装置４の内、少なくともいずれか一つに出力される。そして、警報音発生装置に出力された場合は、一定の警報音が発せられ、警報表示装置に出力された場合は、前記発光ダイオード２７が点灯し、一定の警報表示がされる。従って、管理室に居ながらにしてどのパチンコ機で不正行為が行なわれたかを確実に知ることができる。また、警報音発生装置と警報表示装置をパチンコ機に取付け、遊技者に警告するようにすれば、不正行為を自粛させることができる。

【０００９】上記実施例ではセンサーを遊戯盤に取付けた場合を説明したが、ガラス枠や前面枠等、振動が伝わり易い箇所であれば、他の箇所に取付けてもよい。また、超音波振動子を利用したものに代えて、可動コイル型速度センサーを用いてもよい。さらに、警報音発生装置と警報表示装置の作動レベルは、パチンコ機の設置状況やセンサーの取付位置に応じてセンサーの感度又は検出器の出力レベルを変更することによって適宜変更可能で、店員がパチンコ機の窓枠を開けた時の振動で作動しないようにすることができる。

【００１０】

【考案の効果】

本考案にかかるパチンコ機の防犯装置を用いれば、パチンコ機を叩く行為を漏れなく一カ所で集中管理することができるため、作業効率が良くなる。而も、警報音発生装置等をパチンコ機側に設けることにより、かかる行為を自粛させることもできる。以上のように本考案は、健全なパチンコ遊戯施設を提供することができる画期的なものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案にかかるパチンコ機の防犯装置の一実施
例を示す説明図である。

【図２】センサーが遊技盤に取付けられたパチンコ機の
正面説明図である。

【図３】振動検出装置及び発光ダイオードの一実施例を
示す説明図である。

【図４】センサーが振動を検出してから警報音発生装置
及び警報表示装置が作動するまでの動作を示すブロック
図である。

【符号の説明】

１・・パチンコ機、１１・・遊戯盤、１２・・ガラス
枠、１３・・前面枠、２・・振動検出装置、２１・・セ
ンサー、２２・・検出器、２３・・検出回路、２４・・
増幅回路、２５・・信号変換回路、２６・・リセットス
イッチ、２７・・発光ダイオード、２８・・コネクタ
ー、２９・・ケース、３・・警報音発生装置、４・・警
報表示装置。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】パチンコ機に振動検出装置を取付け、その
振動検出装置と警報音を発生する警報音発生装置及び警
報表示を行なう警報表示装置とを接続し、前記振動検出
装置から出力される検出信号に基づいて前記警報音発生
装置及び警報表示装置の内、少なくともいずれか一つを
作動させることを特徴とするパチンコ機の防犯システ
ム。