JPH067777Y2 - エアドライヤ装置 - Google Patents

エアドライヤ装置

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JPH067777Y2
JPH067777Y2 JP13096885U JP13096885U JPH067777Y2 JP H067777 Y2 JPH067777 Y2 JP H067777Y2 JP 13096885 U JP13096885 U JP 13096885U JP 13096885 U JP13096885 U JP 13096885U JP H067777 Y2 JPH067777 Y2 JP H067777Y2
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JP
Japan
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desiccant
compressed air
housing
air
plug
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JP13096885U
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JPS6239826U (ja
Inventor
一郎 柳川
雄二 和知
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自動車機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案はエアドライヤ装置に係り、特に車両用エアブレ
ーキ装置に用いられる圧縮空気を乾燥させるエアドライ
ヤ装置に関するものである。
b.従来の技術 従来より、エアドライヤ装置が車両用エアブレーキ装置
内の空気を乾燥させるのに使用されている。この種のエ
アドライヤ装置として、例えば第3図に示すものがあ
る。エアドライヤ装置100は、開口端部を有するハウ
ジング101と、該ハウジング101内のパージ室10
2に配設され、乾燥剤103を収納する収納ケース10
4と、ハウジング101の開口端部を閉塞する端部カバ
ー105とをそれぞれ備えている。そして上記エアドラ
イヤ装置100は、圧縮空気供給行程においてコンプレ
ッサからの圧縮空気を収納ケース104の乾燥剤収納室
106,逆止弁107およびパージ室102を経てエア
リザーバに供給し、乾燥剤再生行程において端部カバー
105に設けられたパージバルブ108を開弁すること
によってパージ室102の圧縮空気を乾燥剤収納室10
6を経て大気に放出させるようになっている。
c.考案が解決しようとする課題 従来のエアドライヤ装置は上述の如く構成されているの
で、次のような問題点が指摘されている。すなわち、収
納ケース104内に収納されている乾燥剤103は、圧
縮空気供給行程および乾燥剤再生行程を繰り返し経るこ
とにより劣化して吸湿能力が減少してくるから、エアド
ライヤ装置100を使用するにつれて乾燥剤を収納する
収納ケース104を定期的に又は経験則より交換する必
要がある。ところが、定期交換する際に使用態様により
乾燥剤103が劣化していない場合もある。しかしエア
ドライヤ装置100は、第3図に示すように二重構造と
なっているため、外部から収納ケース104内の乾燥剤
103の劣化状態を観察することができない。したがっ
て従来のエアドライヤ装置100にあっては、乾燥剤収
納ケース104を乾燥剤103が劣化していないにも拘
らず交換してしまうことが起こり、経済的に不利であっ
た。
本考案はこのような実状に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、上述の如き問題点を解消し得るエアド
ライヤ装置を提供することにある。
d.課題を解決するための手段 上記従来技術の有する課題を解決するために、本考案に
おいては、開口端部を有するハウジングと、逆止弁を有
し、前記ハウジング内に配設された乾燥剤収納用ケース
と、圧縮空気導入口を有し、前記ハウジングの開口端部
を閉塞する端部カバーと、前記ハウジングと前記ケース
との間に形成されたパージ室とをそれぞれ具備し、前記
圧縮空気導入口を介して供給される圧縮空気を前記ケー
ス内の乾燥剤に接触させて圧縮空気の乾燥を行い、乾燥
された圧縮空気を前記逆止弁およびパージ室を順次通っ
てエアリザーバに導くようにしたエアドライヤ装置にお
いて、前記乾燥剤の劣化状態を検知する湿度感応部材を
プラグの内部に収納し、前記湿度感応部材を有孔板およ
びスナップリングによって保持するとともに、前記プラ
グを、前記湿度感応部材が前記パージ室の圧縮空気と接
触し得るように前記端部カバーにねじ込んで着脱自在に
固定し、前記乾燥剤の劣化状態判断時に、前記プラグを
前記端部カバーから取外して前記湿度感応部材を前記有
孔板を介して観察するように構成している。
e.実施例 以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図および第2図は本考案の一実施例を示すもので、
図において、エアドライヤ装置1は、コンプッサ2、圧
力調整機3、エアタンク4、エアリザーバ5,6、ブレ
ーキバルブ7およびブレーキ作動器8,9からなる車両
用ブレーキ系統に組込まれている。このエアドライヤ装
置1は、開口端部を有するハウジング10と、該ハウジン
グ10内のパージ室11に配設された乾燥剤収納用ケース12
と、ハウジング10の開口端部を閉塞する端部カバー13と
をそれぞれ備えている。
上記パージ室11はハウジング10と収納用ケース12との間
に形成されている。そしてハウジング10の上部側壁には
出口14が設けられており、この出口14は管路15および逆
止弁16を介してエアタンク4に接続されている。
また、上記乾燥剤収納用ケース12は、閉鎖端部17を有す
る円筒状ケーシング18と、このケーシング18の上端開口
部を閉塞するキャップ19とからなり、閉鎖端部17はボル
ト20を後述する取付板にねじ込むことによって板21に固
着されている。乾燥剤収納室22は、ケーシング18と、キ
ャップ19とを組付けることによって形成されている。乾
燥剤収納室22の下部には、小孔23を有する取付板24に取
付けられたオイルフィルタ25が配設され、このオイルフ
ィルタ25の上部には乾燥剤26が通気性を有する一対のス
クリーン27,28間に充填されている。スクリーン28はパ
ネ29によって下方に付勢され、これによつて乾燥剤26に
圧力を加えて乾燥剤26の粒子を互いに密接させている。
そして、キャップ19の頂部には通気孔30,31が設けら
れ、この通気孔30,31に対応する箇所に弾力性を有する
逆止弁32が取付けられている。この逆止弁32は収納室22
からパージ室11への圧縮空気の流れを許容するが、逆方
向の流れを阻止するものである。またキャップ19にはオ
リフィス33が設けられており、このオリフィス33によっ
てパージ室11と収納室22とが連通されている。
なお、収納用ケース12が設置された板21は、円周方向に
隔置された複数のボルト35およびナット34によってハウ
ジング10と端部カバー13との間に挾持されている。板21
および収納ケース12の閉鎖端部17には縦孔36が設けら
れ、この縦孔36によって圧縮空気が収納室22から出入で
きるようになっている。また、板21には通孔37が設けら
れている。
一方、上記端部カバー13には、ほぼ中央に形成された室
38に接続されている制御口59と、管路39を介してコンプ
レッサ2に接続される入口40と、この入口40に連通され
る螺旋状通路41,42と、溜め空所60に横孔43を介して連
通される凹部44とがそれぞれ設けられている。室38内に
は放出弁装置45が配設されており、放出弁装置45は摺動
自在に収納されたピストン46と、このピストン46の一端
部にボルト47によって固着されたパージバルブ48とから
なっている。そしてピストン46は常時バネ49によって上
方に付勢され、パージバルブ48を弁座50に密封的に係合
せしめて排出口51を閉じている。
また室38は、管路52を介して圧力調整機3に接続されて
いる制御口59に連通しており、この制御口59に供給され
た圧縮空気によってピストン46が下方に押圧されてパー
ジバルブ48を開弁するようになっている。放出弁装置45
は、空所53からエアドライヤ装置1の外部への連通を制
御するものである。そして空所53は通路54を介して螺旋
状通路41,42と連通されている。
また、上記端部カバー13の凹部44には、プラグ55の軸部
分がねじ込まれて着脱自在に固定されている。そして、
プラグ55の軸部分の内部には、吸湿によって変色する湿
度感応部材のシリカゲル56が収納されており、このシリ
カゲル56にて乾燥剤26の劣化状態を検知するように構成
されている。
そのため、シリカゲル56は有孔板57およびスナップリン
グ58によって保持され、プラグ55の内部からこぼれ出な
い構造となっている。
しかも、プラグ55の内部に保持されたシリカゲル56は、
有孔板57,横孔43,溜め空所60および通孔37を介してパ
ージ室11の圧縮空気と接触し得るように配置されてお
り、有孔板57を介してその変色程度が観察されるように
構成されている。
上記構成のエアドライヤ装置1の作用は次のとおりであ
る。
圧縮空気供給行程において、コンプレッサ2から送出さ
れる圧縮空気は管路39を経てエアドライヤ装置1の入口
40に至る。この入口40に供給された圧縮空気は螺旋状通
路41,42を通り、そこから縦孔36および小孔23を経てオ
イルフィルタ25およびスクリーン27を通過し、乾燥剤収
納室22に至る。なお、圧縮空気はオイルフィルタ25を通
過する際に、フィルタ25によって油滴や塵埃などが除去
される。
乾燥剤収納室22に入った圧縮空気は、該室内の乾燥剤26
によって除湿され、そののち通気孔30,31,および逆止
弁32を経て収納用ケース12から流出し、パージ室11内へ
流入する。パージ室11に供給された圧縮空気は、ハウジ
ング10の出口14より管路15,逆止弁16を経てエアタンク
4に至る。このようにコンプレッサ2から送出された圧
縮空気は、エアドライヤ装置1によって乾燥されてエア
タンク4に供給される。エアタンク4の圧力が圧力調整
機3の上限設定圧以上になると、圧力調整機3がその圧
力を検知して作動し、コンプレッサ2からエアタンク4
への圧縮空気供給を停止するとともに、管路52を介して
室38に連通する制御口59に圧縮空気を供給する。この圧
縮空気がピストン46に作用して該ピストンをバネ49に抗
して下方に押圧する。ピストン46の下方移動によりパー
ジバルブ48が弁座50から離隔し、その排出口51を開口し
て空所53,通路54および螺旋状通路41,42を外部に連通
させる。このようにして乾燥剤再生行程が開始される。
乾燥剤再生行程においてパージバルブ48が開弁すると、
乾燥剤収納室22内の圧縮空気は爆発的に排出口51から大
気に排出される。その際、圧縮空気は乾燥剤26間および
オイルフィルタ25に付着した油滴などを奪ってそれらを
一気に外部へ放出する。続いてパージ室11内の圧縮空気
はオリフィス33を経て乾燥剤収納室22に流入し、そこで
膨脹しながら乾燥剤26の湿気を奪い、排出口51から大気
に排出される。
上述の如くエアードライヤ装置1が圧縮空気供給行程と
乾燥剤再生行程とを繰り返し経ると、乾燥剤収納用ケー
ス12内の乾燥剤26はしだいに劣化してその吸湿能力を減
じていく。プラグ55内に保持されたシリカゲル56は上記
乾燥剤26と同一環境にあるから、乾燥剤26の劣化状態を
判断する時にはプラグ55を凹部44から取外してシリカゲ
ル56の変色程度を有孔板57を介して観察して行う。例え
ば、シリカゲル56が青色から桃色に変化していれば、乾
燥剤26は劣化していると判断され、乾燥剤収納用ケース
12の交換時期を容易に知ることができる。しかも、変色
したシリカゲル56は、スナップリング58および有孔板57
を取外すことによってプラグ55の内部から取出し、簡単
に新しいものと取り替えることができる。
以上、本考案の一実施例につき述べたが、本考案は既述
の実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的思
想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば既述の実施例においては、エアドライヤ装置1を
車両用エアブレーキ装置に用いられるものに関して説明
したが、これ以外の多種の装置に適用が可能である。ま
た乾燥剤26の劣化状態を判断するのにシリカゲル56を用
いたが、他の乾燥剤を用いて劣化状態を判断することも
可能である。
f.考案の効果 上述の如く、本考案に係るエアドライヤ装置は、プラグ
の内部に収納して保持するとともに、このプラグを、湿
度感応部材がパージ室の圧縮空気と接触し得るように端
部カバーにねじ込んで着脱自在に固定したので、エアド
ライヤ装置の乾燥剤収納用ケースを分解することなくプ
ラグを端部カバーから取外すだけで乾燥剤収納用ケース
内の乾燥剤の劣化状態を迅速かつ確実に判断できる。し
たがって、定期交換時においては乾燥剤の劣化状態が容
易に検知できるから、不必要に乾燥剤収納用ケースを取
り換えるということがなくなり、乾燥剤の吸湿能力を充
分活用することができ、従来に比して経済的に極めて有
利である。
また、本考案のエアドライヤ装置は、湿度感応部材が内
蔵されたプラグを端部カバーにねじ込むだけの構造とな
っているため、当該プラグを端部カバーに簡単に取付け
たりあるいは端部カバーから簡単に取外すことができる
上、部品コストが安価でコンパクト化が図れる。
しかも、本考案のエアドライヤ装置は、有孔板およびス
ナップリングによって湿度感応部材を保持し、該湿度感
応部材を有孔板を介して観察するように構成したので、
湿度感応部材がプラグの内部からこぼれ出たりすること
は起こらず簡単な構造で確実に収納保持できるととも
に、当該湿度感応部材の観察も容易に行うことができ、
非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るエアドライヤ装置を組込んだブレ
ーキ系統を示すシステム図、第2図は本考案に係るエア
ドライヤ装置の一実施例を示す縦断面図、第3図は従来
のエアドライヤ装置を示す縦断面図である。 1……エアドライヤ装置、4……エアタンク、 5,6……エアリザーバ、10……ハウジング、 11……パージ室、18……乾燥剤収納用ケース、 13……端部カバー、26……乾燥剤、 32……逆止弁、37……通孔、 40……入口、43……横孔、 44……凹部、55……プラグ、 56……シリカゲル、57……有孔板、 58……スナップリング、60……溜め空所。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口端部を有するハウジングと、逆止弁を
    有し、前記ハウジング内に配設された乾燥剤収納用ケー
    スと、圧縮空気導入口を有し、前記ハウジングの開口端
    部を閉塞する端部カバーと、前記ハウジングと前記ケー
    スとの間に形成されたパージ室とをそれぞれ具備し、前
    記圧縮空気導入口を介して供給される圧縮空気を前記ケ
    ース内の乾燥剤に接触させて圧縮空気の乾燥を行い、乾
    燥された圧縮空気を前記逆止弁およびパージ室を順次通
    ってエアリザーバに導くようにしたエアドライヤ装置に
    おいて、前記乾燥剤の劣化状態を検知する湿度感応部材
    をプラグの内部に収納し、前記湿度感応部材を有孔板お
    よびスナップリングによって保持するとともに、前記プ
    ラグを、前記湿度感応部材が前記パージ室の圧縮空気と
    接触し得るように前記端部カバーにねじ込んで着脱自在
    に固定し、前記乾燥剤の劣化状態判断時に、前記プラグ
    を前記端部カバーから取外して前記湿度感応部材を前記
    有孔板を介して観察するように構成したことを特徴とす
    るエアドライヤ装置。
JP13096885U 1985-08-28 1985-08-28 エアドライヤ装置 Expired - Lifetime JPH067777Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13096885U JPH067777Y2 (ja) 1985-08-28 1985-08-28 エアドライヤ装置
US06/900,316 US4713094A (en) 1985-08-28 1986-08-25 Air drier apparatus

Applications Claiming Priority (1)

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JP13096885U JPH067777Y2 (ja) 1985-08-28 1985-08-28 エアドライヤ装置

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JPS6239826U JPS6239826U (ja) 1987-03-10
JPH067777Y2 true JPH067777Y2 (ja) 1994-03-02

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