JPH0677603B2 - 輪液ポンプ - Google Patents
輪液ポンプInfo
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- JPH0677603B2 JPH0677603B2 JP1231272A JP23127289A JPH0677603B2 JP H0677603 B2 JPH0677603 B2 JP H0677603B2 JP 1231272 A JP1231272 A JP 1231272A JP 23127289 A JP23127289 A JP 23127289A JP H0677603 B2 JPH0677603 B2 JP H0677603B2
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- Japan
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- tube
- pump
- infusion
- liquid
- pump body
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ペリスタリック式フィンガーポンプ、あるい
はローラーポンプ等の輸液ポンプに関し、 特に、上方に設置される薬液瓶の液体出口に液体輸送チ
ューブの上端に設けられた突刺し接続針を突刺して連通
接続されることにより、液体出口より外部へ漏れて液体
輸送チューブの外面を伝わり落る液体がポンプ筐体内に
侵入しないように改善された輸液ポンプに関する。
はローラーポンプ等の輸液ポンプに関し、 特に、上方に設置される薬液瓶の液体出口に液体輸送チ
ューブの上端に設けられた突刺し接続針を突刺して連通
接続されることにより、液体出口より外部へ漏れて液体
輸送チューブの外面を伝わり落る液体がポンプ筐体内に
侵入しないように改善された輸液ポンプに関する。
[従来の技術] 従来、液体輸送チューブの外面を伝わり落る液体がポン
プ筐体内に侵入しないように改善された輸液ポンプとし
ては、実公昭61−148741号の輸液ポンプが知られてい
る。
プ筐体内に侵入しないように改善された輸液ポンプとし
ては、実公昭61−148741号の輸液ポンプが知られてい
る。
[発明が解決しようとする課題] 上記の輸液ポンプは、蓋の上端に遮断部材を設けてある
ので、漏れた液体が蓋の回りに付着し、蓋の開閉を繰返
すと、結局は、ポンプ筐体内に侵入してポンプメカニズ
ム部分が故障する虞れがあった。
ので、漏れた液体が蓋の回りに付着し、蓋の開閉を繰返
すと、結局は、ポンプ筐体内に侵入してポンプメカニズ
ム部分が故障する虞れがあった。
本発明は、液体輸送チューブの外面を伝わり落る液体が
ポンプ筐体内に侵入する虞れが蠕くないように改善され
た輸液ポンプを提供するものである。
ポンプ筐体内に侵入する虞れが蠕くないように改善され
た輸液ポンプを提供するものである。
また、本発明は、液体輸送チューブの外面を伝わり落る
液体がポンプ筐体の上面に溜られるように改善された輸
液ポンプを提供するものである。
液体がポンプ筐体の上面に溜られるように改善された輸
液ポンプを提供するものである。
さらに、本発明は、液体輸送チューブの外面を伝わり落
る液体がポンプ筐体の一側面を伝わって落るように改善
されたペリスタリック式フィンガーポンプを提供するも
のである。
る液体がポンプ筐体の一側面を伝わって落るように改善
されたペリスタリック式フィンガーポンプを提供するも
のである。
さらにまた、本発明は、液体輸送チューブの外面を伝わ
り落ち、さらにポンプ筐体の一側面を伝わって落る液体
を回収するように改善された輸液ポンプを提供するもの
である。
り落ち、さらにポンプ筐体の一側面を伝わって落る液体
を回収するように改善された輸液ポンプを提供するもの
である。
[課題を解決するための手段] 本願発明によれば、上記課題を解決する基本的手段とし
て、 ポンプ本体1と、該ポンプ本体1に付設され、輸液チュ
ーブTを保持し得るチューブ掛止部12(または18)とを
備え、 該チューブ掛止部12(または18)は、該輸液チューブT
の該チューブ掛止部よりも下流側を上に凸の湾曲状とし
てポンプ本体1に導入し得るようにポンプ本体の所要位
置に設けられた構成であることを特徴とする輸液ポンプ
を示すものである。
て、 ポンプ本体1と、該ポンプ本体1に付設され、輸液チュ
ーブTを保持し得るチューブ掛止部12(または18)とを
備え、 該チューブ掛止部12(または18)は、該輸液チューブT
の該チューブ掛止部よりも下流側を上に凸の湾曲状とし
てポンプ本体1に導入し得るようにポンプ本体の所要位
置に設けられた構成であることを特徴とする輸液ポンプ
を示すものである。
従って、薬液瓶Bの液体を輸送する輸液チューブTは、
チューブ掛止部12に掛止されて、ポンプ本体1の上面に
おいて下に凸の弧状に湾曲し、続いて、さらにチューブ
下流部分がポンプ本体1の上面の正面寄りのところで上
に凸の弧状に湾曲された後、ポンプ本体1内に導入され
るから、輸液チューブTの外面を伝わり落る液体は、ポ
ンプ正面から離れた位置にあるチューブ掛止部12にてチ
ューブ外面から離れるように伝わり落ち、ポンプ本体1
内に侵入する虞れが全くない。
チューブ掛止部12に掛止されて、ポンプ本体1の上面に
おいて下に凸の弧状に湾曲し、続いて、さらにチューブ
下流部分がポンプ本体1の上面の正面寄りのところで上
に凸の弧状に湾曲された後、ポンプ本体1内に導入され
るから、輸液チューブTの外面を伝わり落る液体は、ポ
ンプ正面から離れた位置にあるチューブ掛止部12にてチ
ューブ外面から離れるように伝わり落ち、ポンプ本体1
内に侵入する虞れが全くない。
また本願発明によれば、上記課題を解決する基本的手段
にさらに構成を追加してなる第1の実施態様として、 前記本体の正面には蓋部材を、上面には把手部材を具備
し、該把手部材のポンプ本体背面側近傍に第1のチュー
ブ掛止部12を配設した輸液ポンプを示すものである。
にさらに構成を追加してなる第1の実施態様として、 前記本体の正面には蓋部材を、上面には把手部材を具備
し、該把手部材のポンプ本体背面側近傍に第1のチュー
ブ掛止部12を配設した輸液ポンプを示すものである。
この場合には、輸液チューブTの外周を伝わり落る液体
は、チューブ掛止部12にてポンプ本体1の上面の蓋部材
1aから離れた箇所に伝わり落ち、ポンプ本体1内に侵入
する虞れが全くない。
は、チューブ掛止部12にてポンプ本体1の上面の蓋部材
1aから離れた箇所に伝わり落ち、ポンプ本体1内に侵入
する虞れが全くない。
また本願発明によれば、上記課題を解決する基本的手段
または第1の実施態様にさらに構成を追加してなる第2
の実施態様として、 前記ポンプ本体正面側近傍に第2のチューブ掛止部を配
設した輸液ポンプを示すものである。
または第1の実施態様にさらに構成を追加してなる第2
の実施態様として、 前記ポンプ本体正面側近傍に第2のチューブ掛止部を配
設した輸液ポンプを示すものである。
この場合には、輸液チューブTは、第1のチューブ掛止
部12と第2のチューブ掛止部13に掛止され、該二つの掛
止部の間で下に凸の弧状に湾曲し、キンク(チューブが
潰れて内部通路の閉塞すること)が生ずる虞れがないよ
うに良好かつ安定して掛止される。
部12と第2のチューブ掛止部13に掛止され、該二つの掛
止部の間で下に凸の弧状に湾曲し、キンク(チューブが
潰れて内部通路の閉塞すること)が生ずる虞れがないよ
うに良好かつ安定して掛止される。
また本願発明によれば、上記課題を解決する基本的手
段、または第1もしくは第2の実施態様にさらに構成を
追加してなる第3の実施態様として、 前記ポンプ本体上面には隆起部を形成してなり、前記輸
液チューブ表面から離脱した液体のポンプ本体正面側へ
の移動を阻止し得るよう構成した輸液ポンプを示すもの
である。
段、または第1もしくは第2の実施態様にさらに構成を
追加してなる第3の実施態様として、 前記ポンプ本体上面には隆起部を形成してなり、前記輸
液チューブ表面から離脱した液体のポンプ本体正面側へ
の移動を阻止し得るよう構成した輸液ポンプを示すもの
である。
この場合には、ポンプ本体1の上面に落る漏出液体は、
隆起部11によってポンプ本体正面側への移動を阻止され
ポンプ本体1内に侵入する虞れが全くない。
隆起部11によってポンプ本体正面側への移動を阻止され
ポンプ本体1内に侵入する虞れが全くない。
また本願発明によれば、上記課題を解決する基本的手
段、または第1ないし第3のいずれかの実施態様にさら
に構成を追加してなる第4の実施態様として、 前記チューブ掛止部12、13は、前記把手部材1bの側面に
凹設された前記輸液チューブTを嵌着し得る溝である輸
液ポンプを示すものである。
段、または第1ないし第3のいずれかの実施態様にさら
に構成を追加してなる第4の実施態様として、 前記チューブ掛止部12、13は、前記把手部材1bの側面に
凹設された前記輸液チューブTを嵌着し得る溝である輸
液ポンプを示すものである。
この場合には、チューブ掛止部12、13が把手部材1bとは
別個の独立して形成される付属部品とはならず、かつ把
手部材1bの両端において突出しないから、把手部材1bの
握りが悪くならず、また何よりチューブ掛止が容易にで
きる。
別個の独立して形成される付属部品とはならず、かつ把
手部材1bの両端において突出しないから、把手部材1bの
握りが悪くならず、また何よりチューブ掛止が容易にで
きる。
また本願発明によれば、上記課題を解決する基本的手
段、または第1ないし第4のいずれかの実施態様にさら
に構成を追加してなる第5の実施態様として、 前記ポンプ本体1上面には、前記隆起部よりポンプ本体
背面側において、輸液チューブ表面から離脱した液体を
プールし得るプール14が設けられている輸液ポンプを示
すものである。
段、または第1ないし第4のいずれかの実施態様にさら
に構成を追加してなる第5の実施態様として、 前記ポンプ本体1上面には、前記隆起部よりポンプ本体
背面側において、輸液チューブ表面から離脱した液体を
プールし得るプール14が設けられている輸液ポンプを示
すものである。
この場合には、輸液チューブTの外面を伝わり落る液体
をプール14にプールし得るので、該プール14が一杯にな
らない内に液体を回収すれば良い。
をプール14にプールし得るので、該プール14が一杯にな
らない内に液体を回収すれば良い。
また本願発明によれば、上記課題を解決する基本的手
段、または第1ないし第5のいずれかの実施態様にさら
に構成を追加してなる第6の実施態様として、 前記プール14の一側より前記ポンプ本体1側面にわた
り、該プール14に溜まる液体を流下させる案内溝15が凹
設されている輸液ポンプを示すものである。
段、または第1ないし第5のいずれかの実施態様にさら
に構成を追加してなる第6の実施態様として、 前記プール14の一側より前記ポンプ本体1側面にわた
り、該プール14に溜まる液体を流下させる案内溝15が凹
設されている輸液ポンプを示すものである。
この場合には、プール14に溜られる液体が案内溝15を通
り、ポンプ本体1の一側面を伝わって落るので、該プー
ル14を極端に浅く形成しても良く、また液体の漏れ量が
多量であるときにも該プール14から溢れることがない。
り、ポンプ本体1の一側面を伝わって落るので、該プー
ル14を極端に浅く形成しても良く、また液体の漏れ量が
多量であるときにも該プール14から溢れることがない。
最後に本願発明によれば、上記課題を解決する基本的手
段、または第1ないし第6のいずれかの実施態様にさら
に構成を追加してなる第7の実施態様として、 前記ポンプ本体1には、前記案内溝を流下する液体を貯
溜し得るタンク16が付設されている輸液ポンプを示すも
のである。
段、または第1ないし第6のいずれかの実施態様にさら
に構成を追加してなる第7の実施態様として、 前記ポンプ本体1には、前記案内溝を流下する液体を貯
溜し得るタンク16が付設されている輸液ポンプを示すも
のである。
この場合には、輸液チューブTの外面を伝わり落ち、さ
らにポンプ本体1の一側面を伝わって落る液体を、タン
ク16に回収し得、床等を濡らすことを回避できる。
らにポンプ本体1の一側面を伝わって落る液体を、タン
ク16に回収し得、床等を濡らすことを回避できる。
[実施例] 第1図及び第2図は、本願発明の第一実施例に係る輸液
ポンプを示す。
ポンプを示す。
輸液ポンプは、ペリスタリック式フィンガーポンプが用
いられ、上方に設置される薬液瓶Bの液体出口bに、上
端に設けられた突刺し接続針nを突刺して連通接続され
液体を輸送する輸液チューブTをポンプ本体1内に配列
された複数の図示しないフィンガーと蓋部材1aとの間に
挟んで該複数のフィンガーの蠕動運動により該輸液チュ
ーブTの押し潰し位置を輸送方向に順次移動することを
反復して該輸液チューブT内の液体を輸送するように構
成されている。
いられ、上方に設置される薬液瓶Bの液体出口bに、上
端に設けられた突刺し接続針nを突刺して連通接続され
液体を輸送する輸液チューブTをポンプ本体1内に配列
された複数の図示しないフィンガーと蓋部材1aとの間に
挟んで該複数のフィンガーの蠕動運動により該輸液チュ
ーブTの押し潰し位置を輸送方向に順次移動することを
反復して該輸液チューブT内の液体を輸送するように構
成されている。
そして、この輸液ポンプにおいては、 輸液チューブTの外面を伝わり落ち、さらにポンプ本体
1の一側面を伝わって落る液体を蓋側へ導かないように
するために、 ポンプ本体1の上面の蓋寄りが隆起して形成され、か
つ、ポンプ本体1の上面に設けられた把手部材1bの蓋部
材1aと反対端付近に、前記液体輸送チューブTの該第1
のチューブ掛止部12より下流側部分が、好ましくは蓋側
に向って下り勾配となるように、該輸液チューブTを嵌
着掛止し得る第1のチューブ掛止部12である溝が設けら
れ、また把手部材1bの前記同じ側の側面の蓋寄りの部分
に、好ましくは蓋側に向って上り勾配となり前記輸液チ
ューブTを輸送方向に上り勾配に掛止し得る第2のチュ
ーブ掛止部13である溝が設けられ、第2のチューブ掛止
部13である溝と第1のチューブ掛止部12である溝の方向
及び相対的位置関係により、液体輸送チューブTがキン
クが生じることがない下に凸の湾曲状態に嵌合掛止され
る構成とされている。
1の一側面を伝わって落る液体を蓋側へ導かないように
するために、 ポンプ本体1の上面の蓋寄りが隆起して形成され、か
つ、ポンプ本体1の上面に設けられた把手部材1bの蓋部
材1aと反対端付近に、前記液体輸送チューブTの該第1
のチューブ掛止部12より下流側部分が、好ましくは蓋側
に向って下り勾配となるように、該輸液チューブTを嵌
着掛止し得る第1のチューブ掛止部12である溝が設けら
れ、また把手部材1bの前記同じ側の側面の蓋寄りの部分
に、好ましくは蓋側に向って上り勾配となり前記輸液チ
ューブTを輸送方向に上り勾配に掛止し得る第2のチュ
ーブ掛止部13である溝が設けられ、第2のチューブ掛止
部13である溝と第1のチューブ掛止部12である溝の方向
及び相対的位置関係により、液体輸送チューブTがキン
クが生じることがない下に凸の湾曲状態に嵌合掛止され
る構成とされている。
従って、上方に設置される薬液瓶Bの液体出口bに、上
端に設けられた突刺し接続針nを突刺して連通接続され
る輸液チューブTは、第一チューブ掛止部である溝12と
第2のチューブ掛止部である溝13に容易かつキンクが生
ずる虞れがないように安定して掛止されて、ポンプ本体
1の上面において下に凸の弧状に湾曲し、さらにチュー
ブ下流部分がポンプ本体1の上面の蓋寄りに隆起部11の
上において上に凸の弧状に湾曲された後、ポンプ本体1
の隆起部11の端に開設されたスリット17に通された後、
配列された複数のフィンガーと蓋1aとの間に挟まれるよ
うにセットされる。
端に設けられた突刺し接続針nを突刺して連通接続され
る輸液チューブTは、第一チューブ掛止部である溝12と
第2のチューブ掛止部である溝13に容易かつキンクが生
ずる虞れがないように安定して掛止されて、ポンプ本体
1の上面において下に凸の弧状に湾曲し、さらにチュー
ブ下流部分がポンプ本体1の上面の蓋寄りに隆起部11の
上において上に凸の弧状に湾曲された後、ポンプ本体1
の隆起部11の端に開設されたスリット17に通された後、
配列された複数のフィンガーと蓋1aとの間に挟まれるよ
うにセットされる。
このため、液体出口bより外部へ漏れて輸液チューブT
の外面を伝わり落る薬液は、第一チューブ掛止部12にて
大部分が把手部材1bに伝わってポンプ本体1の上面の蓋
部材1aと反対側に流下し、第1のチューブ掛止部12を伝
わる残りの一部分の漏れ液は、下に凸のチューブ湾曲部
に至ってポンプ本体1の上面に落るが、ポンプ本体1の
上面の蓋部材1a側に隆起部11が形成されているので、輸
液チューブTの外面を伝わり落る薬液がポンプ本体1内
に侵入する虞れが全くない。
の外面を伝わり落る薬液は、第一チューブ掛止部12にて
大部分が把手部材1bに伝わってポンプ本体1の上面の蓋
部材1aと反対側に流下し、第1のチューブ掛止部12を伝
わる残りの一部分の漏れ液は、下に凸のチューブ湾曲部
に至ってポンプ本体1の上面に落るが、ポンプ本体1の
上面の蓋部材1a側に隆起部11が形成されているので、輸
液チューブTの外面を伝わり落る薬液がポンプ本体1内
に侵入する虞れが全くない。
第3図は、本願発明の第二実施例に係る輸液ポンプを示
す。
す。
この輸液ポンプも、上方に設置される薬液瓶Bの薬液出
口bに、上端に設けられた突刺し接続針nを突刺して連
通接続され薬液を輸送する輸液チューブTを配列された
複数の図示しないフィンガーと蓋部材1aとの間に挟んで
該複数のフィンガーの蠕動運動により該輸液チューブT
の押し潰し位置を輸送方向に順次移動することを反復し
て該輸液チューブT内の薬液を輸送するように構成され
ている。
口bに、上端に設けられた突刺し接続針nを突刺して連
通接続され薬液を輸送する輸液チューブTを配列された
複数の図示しないフィンガーと蓋部材1aとの間に挟んで
該複数のフィンガーの蠕動運動により該輸液チューブT
の押し潰し位置を輸送方向に順次移動することを反復し
て該輸液チューブT内の薬液を輸送するように構成され
ている。
そして、上記第一実施例と同様に、 輸液チューブTの外面を伝わり落ち、さらにポンプ本体
1の一側面を伝わって落る薬液を蓋側へ導かないように
するために、 ポンプ本体1の上面の蓋寄りが隆起して形成され、か
つ、ポンプ本体1の上面に設けられた把手部材1bの蓋部
材1aと反対端付近に、前記輸液チューブTの該第1のチ
ューブ掛止部12より下流側部分が蓋側に向って下り勾配
となるように、該輸液チューブTを嵌着掛止し得る第1
のチューブ掛止部12である溝が設けられ、また把手部材
1bの前記同じ側の側面の蓋寄りの部分に、蓋側に向って
上り勾配となり前記輸液チューブTを輸送方向に上り勾
配に掛止し得る第2のチューブ掛止部13である溝が設け
られ、第2のチューブ掛止部13である溝と第1のチュー
ブ掛止部12である溝の方向及び相対的位置関係により、
輸液チューブTがキンクが生じることがない下に凸の湾
曲状態に嵌合掛止される構成とされている。
1の一側面を伝わって落る薬液を蓋側へ導かないように
するために、 ポンプ本体1の上面の蓋寄りが隆起して形成され、か
つ、ポンプ本体1の上面に設けられた把手部材1bの蓋部
材1aと反対端付近に、前記輸液チューブTの該第1のチ
ューブ掛止部12より下流側部分が蓋側に向って下り勾配
となるように、該輸液チューブTを嵌着掛止し得る第1
のチューブ掛止部12である溝が設けられ、また把手部材
1bの前記同じ側の側面の蓋寄りの部分に、蓋側に向って
上り勾配となり前記輸液チューブTを輸送方向に上り勾
配に掛止し得る第2のチューブ掛止部13である溝が設け
られ、第2のチューブ掛止部13である溝と第1のチュー
ブ掛止部12である溝の方向及び相対的位置関係により、
輸液チューブTがキンクが生じることがない下に凸の湾
曲状態に嵌合掛止される構成とされている。
特にこの実施例では、前記ポンプ本体1の上面の隆起部
11より低い部分の三方にリブを凸設してなる浅いプール
14が設けられている。従って、該プール14は、前記第1
のチューブ掛止部12ないし該第1のチューブ掛止部12に
嵌着される前記輸液チューブTの該第1のチューブ掛止
部12よりも下流側のチューブ垂れ下り部分を取囲むよう
に設けられているのが好ましい。
11より低い部分の三方にリブを凸設してなる浅いプール
14が設けられている。従って、該プール14は、前記第1
のチューブ掛止部12ないし該第1のチューブ掛止部12に
嵌着される前記輸液チューブTの該第1のチューブ掛止
部12よりも下流側のチューブ垂れ下り部分を取囲むよう
に設けられているのが好ましい。
さらに、該プール14の一側より前記ポンプ本体1の側面
にわたり、該プール14に溜まる漏れ液を流下させ得る案
内溝15が凹設され、さらに、前記ポンプ本体1の側面
に、前記案内溝15を流下する漏れ液を受け入れて貯溜し
得る透明プラスチックよりなるタンク16が着脱可能に付
設されている。
にわたり、該プール14に溜まる漏れ液を流下させ得る案
内溝15が凹設され、さらに、前記ポンプ本体1の側面
に、前記案内溝15を流下する漏れ液を受け入れて貯溜し
得る透明プラスチックよりなるタンク16が着脱可能に付
設されている。
このため、輸液チューブTの外面を伝わり落る薬液がプ
ールに溜られ、プール14に溜られる薬液が案内溝15を通
り、そして、ポンプ本体1の一側面を伝わって落る薬液
を、タンク16に回収し得る。
ールに溜られ、プール14に溜られる薬液が案内溝15を通
り、そして、ポンプ本体1の一側面を伝わって落る薬液
を、タンク16に回収し得る。
第4図及び第5図は、本願発明の第三実施例に係る輸液
ポンプを示す。
ポンプを示す。
この輸液ポンプは、輸液チューブTの外面を伝わり落
ち、さらにポンプ本体1の一側面を伝わって落る薬液を
蓋側へ導かないようにするために、 ポンプ本体1の上面の蓋寄りが隆起して形成され、か
つ、ポンプ本体1の上面に設けられた把手部材1bの蓋部
材1aと反対端付近に、前記輸液チューブTの該第1のチ
ューブ掛止部12より下流側部分が蓋側に向って下り勾配
となるように、該輸液チューブTを嵌着掛止し得る第1
のチューブ掛止部12である溝が設けられ、さらにチュー
ブ下流部分がポンプ本体1の上面の蓋寄りに隆起部11の
上において上に凸の弧状に湾曲された後、ポンプ本体1
内に配列された図示しない複数のフィンガーと蓋1aとの
間に挟まれるようにセットされる。この実施例では、第
一実施例に示す第2のチューブ掛止部13である溝が設け
られておらず、このため、第5図に示すポンプ本体1の
隆起部11の端に開設されたスリット17は第2図と比較し
てずれた位置にあって、輸液チューブTが、把手部材1b
を寄けて倒れることなく上に凸の弧状に湾曲されスリッ
ト17に通され、蓋部材1aが閉じられる。
ち、さらにポンプ本体1の一側面を伝わって落る薬液を
蓋側へ導かないようにするために、 ポンプ本体1の上面の蓋寄りが隆起して形成され、か
つ、ポンプ本体1の上面に設けられた把手部材1bの蓋部
材1aと反対端付近に、前記輸液チューブTの該第1のチ
ューブ掛止部12より下流側部分が蓋側に向って下り勾配
となるように、該輸液チューブTを嵌着掛止し得る第1
のチューブ掛止部12である溝が設けられ、さらにチュー
ブ下流部分がポンプ本体1の上面の蓋寄りに隆起部11の
上において上に凸の弧状に湾曲された後、ポンプ本体1
内に配列された図示しない複数のフィンガーと蓋1aとの
間に挟まれるようにセットされる。この実施例では、第
一実施例に示す第2のチューブ掛止部13である溝が設け
られておらず、このため、第5図に示すポンプ本体1の
隆起部11の端に開設されたスリット17は第2図と比較し
てずれた位置にあって、輸液チューブTが、把手部材1b
を寄けて倒れることなく上に凸の弧状に湾曲されスリッ
ト17に通され、蓋部材1aが閉じられる。
第6図及び第7図は、本願発明の第四実施例に係る輸液
ポンプを示す。
ポンプを示す。
この輸液ポンプは、輸液チューブTの外面を伝わり落
ち、さらにポンプ本体1の一側面を伝わって落る薬液を
蓋側へ導かないようにするために、 ポンプ本体1の上面の蓋寄りに隆起部11に形成され、か
つ、ポンプ本体1の上面の背面側に輸液チューブTを挟
着するチューブ掛止部18が設けられている。
ち、さらにポンプ本体1の一側面を伝わって落る薬液を
蓋側へ導かないようにするために、 ポンプ本体1の上面の蓋寄りに隆起部11に形成され、か
つ、ポンプ本体1の上面の背面側に輸液チューブTを挟
着するチューブ掛止部18が設けられている。
従って、薬液瓶Bに連通接続された輸液チューブTをチ
ューブ掛止部18に挟着し、さらにチューブ下流側を隆起
部11の上で上に凸の湾曲状としてからスリット17に通し
て蓋部材1aが閉じられる。
ューブ掛止部18に挟着し、さらにチューブ下流側を隆起
部11の上で上に凸の湾曲状としてからスリット17に通し
て蓋部材1aが閉じられる。
このため、輸液チューブTの外面を伝わり落ちる液体
は、ポンプ本体1の背面側に落下し、ポンプ本体1の上
面に落る液体も隆起部11があるのでポンプ本体1内に侵
入する虞れがない。
は、ポンプ本体1の背面側に落下し、ポンプ本体1の上
面に落る液体も隆起部11があるのでポンプ本体1内に侵
入する虞れがない。
[効果] 以上説明してきた本願発明の輸液ポンプによれば、 ポンプ本体に輸液チューブを保持し得るチューブ掛止部
が付設され、 該チューブ掛止部は、該輸液チューブの該チューブ掛止
部よりも下流側を上に凸の湾曲状としてポンプ本体に導
入し得るようにポンプ本体の所要位置に設けられた構成
であるので、 薬液瓶の液体を輸送する輸液チューブは、チューブ掛止
部に掛止されて、ポンプ本体の上面において下に凸の弧
状に湾曲し、続いて、さらにチューブ下流部分がポンプ
本体の上面の正面寄りのところで上に凸の弧状に湾曲さ
れた後、ポンプ本体1内に導入されるから、輸液チュー
ブの外面を伝わり落る液体は、ポンプ正面から離れた位
置にあるチューブ掛止部にてチューブ外面から離れるよ
うに伝わり落ち、ポンプ本体1内に侵入する虞れが全く
ない。
が付設され、 該チューブ掛止部は、該輸液チューブの該チューブ掛止
部よりも下流側を上に凸の湾曲状としてポンプ本体に導
入し得るようにポンプ本体の所要位置に設けられた構成
であるので、 薬液瓶の液体を輸送する輸液チューブは、チューブ掛止
部に掛止されて、ポンプ本体の上面において下に凸の弧
状に湾曲し、続いて、さらにチューブ下流部分がポンプ
本体の上面の正面寄りのところで上に凸の弧状に湾曲さ
れた後、ポンプ本体1内に導入されるから、輸液チュー
ブの外面を伝わり落る液体は、ポンプ正面から離れた位
置にあるチューブ掛止部にてチューブ外面から離れるよ
うに伝わり落ち、ポンプ本体1内に侵入する虞れが全く
ない。
第1図は、本願発明の第一実施例に係る輸液ポンプの示
す側面図であり、第2図は同上の平面図である。第3図
は、本願発明の第二実施例に係る輸液ポンプの示す側面
図である。第4図は、本願発明の第三実施例に係る輸液
ポンプの示す側面図であり、第5図は同上の平面図であ
る。第6図は、本願発明の第四実施例に係る輸液ポンプ
の示す側面図であり、第7図は同上の平面図である。 B……薬液瓶、 T……輸液チューブ、 1……ポンプ本体、 1a……蓋部材、 1b……把手部材、 11……隆起部、 12……第1のチューブ掛止部、 13……第2のチューブ掛止部、 14……プール、 15……案内溝、 16……タンク、 18……チューブ掛止部、
す側面図であり、第2図は同上の平面図である。第3図
は、本願発明の第二実施例に係る輸液ポンプの示す側面
図である。第4図は、本願発明の第三実施例に係る輸液
ポンプの示す側面図であり、第5図は同上の平面図であ
る。第6図は、本願発明の第四実施例に係る輸液ポンプ
の示す側面図であり、第7図は同上の平面図である。 B……薬液瓶、 T……輸液チューブ、 1……ポンプ本体、 1a……蓋部材、 1b……把手部材、 11……隆起部、 12……第1のチューブ掛止部、 13……第2のチューブ掛止部、 14……プール、 15……案内溝、 16……タンク、 18……チューブ掛止部、
Claims (1)
- 【請求項1】ポンプ本体と、該ポンプ本体に付設され、
輸液チューブを保持し得るチューブ掛止部とを備え、 該チューブ掛止部は、該輸液チューブの該チューブ掛止
部よりも下流側を上に凸の湾曲状としてポンプ本体に導
入し得るようにポンプ本体の所要位置に設けられた構成
であることを特徴とする輸液ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1231272A JPH0677603B2 (ja) | 1989-09-06 | 1989-09-06 | 輪液ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1231272A JPH0677603B2 (ja) | 1989-09-06 | 1989-09-06 | 輪液ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03103267A JPH03103267A (ja) | 1991-04-30 |
JPH0677603B2 true JPH0677603B2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=16921003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1231272A Expired - Fee Related JPH0677603B2 (ja) | 1989-09-06 | 1989-09-06 | 輪液ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0677603B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2510907B2 (ja) * | 1991-07-31 | 1996-06-26 | アトムメディカル株式会社 | 医療用液体ポンプ |
US7160087B2 (en) * | 2003-09-19 | 2007-01-09 | Hospira, Inc. | Pump tube set handling system |
-
1989
- 1989-09-06 JP JP1231272A patent/JPH0677603B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03103267A (ja) | 1991-04-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |