JPH0677362U - ゲーム機器の通信制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、ゲーム機器をネットワーク化して、
同じゲームソフトウェアを有する他人との間で、通信回
線を介して、共通のゲームを行なうことができるように
した、ゲーム機器の通信制御装置を提供することを目的
とする。 【構成】制御回路が内蔵されたゲーム機器本体１１と、
該ゲーム機器本体に接続され且つ制御信号を出力する少
なくとも一つのコントローラ１３とからなるゲーム機器
において、該コントローラからの制御信号が、モデム１
２を介して、上記ゲーム機器本体に入力されると共に、
該モデムが、他のゲーム機器２０に接続された同様のモ
デム２１に対して、通信回線１５を介して双方向接続さ
れるように、ゲーム機器の通信制御装置を構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ゲーム機器本体と、該ゲーム機器本体を制御するための少なくとも 一つのコントローラとから成る、ゲーム機器の制御装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、このようなゲーム機器は、例えば図３に示すように構成されている。即 ち、図３において、ゲーム機器１は、制御回路が内蔵されている本体２と、該本 体２のコントローラ入力端子２ａ，２ｂに対して、それぞれ接続された二つのリ モコン装置、所謂コントローラ３，４とから、構成されている。

【０００３】 このような構成のゲーム機器によれば、各コントローラ３，４からの制御信号 は、それぞれ本体２に対して、制御信号として出力される。これにより、各コン トローラ３，４を操作することによって、本体２にロードされたゲームソフトウ ェアを動作させ、ゲームを行なうことができるようになっている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、このような構成のゲーム機器は、所謂スタンドアロンであり、 ゲーム機器１単体で、その本体２に接続されたコントローラ３，４からの操作に よってのみ、ゲームを行なうことができる。このため、同じゲームソフトウェア を有する遠隔地の他人と、同じゲームを共に楽しむということは、できなかった 。

【０００５】 本考案は、以上の点に鑑み、ゲーム機器をネットワーク化して、同じゲームソ フトウェアを有する他人との間で、通信回線を介して、共通のゲームを行なうこ とができるようにした、ゲーム機器の通信制御装置を提供することを目的として いる。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記目的は、制御回路が内蔵されたゲーム機器本体と、該ゲーム機器本体に接 続され且つ制御信号を出力する少なくとも一つのコントローラとからなるゲーム 機器において、該コントローラからの制御信号が、モデムを介して、上記ゲーム 機器本体に入力されると共に、該モデムが、他のゲーム機器等に接続された同様 のモデムに対して、通信回線を介して双方向接続されていることを特徴とする、 ゲーム機器の通信制御装置により、達成される。

【０００７】

【作用】

上記構成によれば、ゲーム機器に接続されたモデムが、通信回線を介して双方 向接続されていることにより、一方のゲーム機器にモデムを介して接続されたコ ントローラを操作したとき、該コントローラからの制御信号が、モデムを介して 、当該ゲーム機器の本体に入力されると共に、該モデムから通信回線を介して、 他方のゲーム機器のモデムに送信され、このモデムから該他方のゲーム機器の本 体に入力されるので、双方のゲーム機器本体にて、同じゲームが、同じように同 時進行することになり、上記通信回線を介して、遠隔地に設置された双方のゲー ム機器で、一つのゲームを行なうことが可能になる。

【０００８】

【実施例】

以下、図面に示した実施例に基づいて、本考案を詳細に説明する。 図１は、本考案によるリモコン通信制御装置を適用したゲーム機器の一実施例 を示している。図１において、ゲーム機器１０は、制御回路が内蔵されている本 体１１と、該本体１１に対して接続されたモデム１２と、該モデム１２に対して 接続されたリモコン装置、所謂コントローラ１３とから、構成されている。

【０００９】 ここで、モデム１２は、その二つの制御出力端子１２ａ，１２ｂが、それぞれ 本体１１のコントローラ入力端子１１ａ，１１ｂに接続されていると共に、通信 用ポート１２ｃが、通信回線１５に接続されている。この通信回線１５は、一般 的には、一般公衆電話回線が使用されるが、場合によっては、専用回線，ＣＡＴ Ｖ，有線放送等の回線も使用され得る。

【００１０】 さらに、通信回線１５の反対側には、同様の構成のゲーム機器２０が接続され ている。即ち、ゲーム機器２０は、制御回路が内蔵されている本体２１と、該本 体２１に対して接続されたモデム２２と、該モデム２２に対して接続されたリモ コン装置、所謂コントローラ２３とから構成され、モデム２２の二つの制御出力 端子２２ａ，２２ｂが、それぞれ本体２１のコントローラ入力端子２１ａ，２１ ｂに接続されていると共に、通信用ポート２２ｃが、上記通信回線１５に接続さ れている。

【００１１】 尚、各ゲーム機器１０，２０の本体１１，２１には、ディスプレイとして、例 えばＴＶ１４，２４が、それぞれ接続されている。

【００１２】 本考案によるリモコン通信制御装置は、以上のように構成されており、先づ双 方のゲーム機器１０，２０で、同じゲームソフトウェアを立ち上げておく。この 状態から、例えばゲーム機器１０のコントローラ１３を操作すると、該コントロ ーラ１３からの制御信号は、モデム１２を介して、該モデム１２の制御出力端子 １２ａから、本体１１のコントローラ入力端子１１ａに、入力される。

【００１３】 これにより、該ゲーム機器１０の本体１１は、コントローラ１３からの制御信 号に基づいて、ゲームを進行させ、その結果を、ＴＶ１４の画面上に表示する。 これと同時に、モデム１２は、コントローラ１３からの制御信号を、その通信ポ ート１２ｃから、通信回線１５を介して、他方のゲーム機器２０のモデム２２に 送信する。

【００１４】 ここで、ゲーム機器２０のモデム２２は、通信ポート２２ｃから受信した制御 信号を、そのコントローラ出力端子２２ａから、本体２１のコントローラ入力端 子２１ａに、入力する。これにより、該本体２１は、コントローラ１３からの制 御信号に基づいて、ゲームを進行させ、その結果を、ＴＶ２４の画面上に表示す る。

【００１５】 また、ゲーム機器２０のコントローラ２３を操作した場合には、同様にして、 コントローラ２３からの制御信号が、モデム２２の制御出力端子２２ｂから、ゲ ーム機器２０の本体２１のコントローラ入力端子２１ｂに入力されると共に、該 モデム２２から通信回線１５を介して、モデム１２に入力され、該モデム１２の 制御出力端子１２ｂから、ゲーム機器１０の本体１１のコントローラ入力端子１ １ｂに入力される。

【００１６】 これにより、ゲーム機器１０，２０の本体１１，２１にて、同様にゲームが進 行され、ＴＶ１４，２４の画面上に表示されることになる。

【００１７】 かくして、通信回線１５を介して、モデム１２，２２同士が接続された、互い に離れたゲーム機器１０，２０が、同時に、一つのゲームを進行させ得ることと なる。

【００１８】 図２は、本考案によるリモコン通信制御装置の他の実施例を示している。図２ において、ゲーム機器によるネットワーク３０が構築されている。このネットワ ーク３０においては、ホストとなるべきゲーム機器３１に対して、それぞれ通信 回線３２を介して、ターミナルとなるべき複数のゲーム機器１０，２０・・・・ が接続されている。この場合、各ゲーム機器３１，１０，２０・・・・は、図１ に示した、ゲーム機器１０または２０と同様の構成である。

【００１９】 このようなネットワーク３０によれば、各ターミナルのゲーム機器１０，２０ ・・・・と、ホストのゲーム機器３１との間で、一つのゲームを行なうことが可 能である。

【００２０】

【考案の効果】

以上述べたように、本考案によれば、ゲーム機器をネットワーク化して、同じ ゲームソフトウェアを有する他人との間で、通信回線を介して、共通のゲームを 行なうことができるようにした、極めて優れたゲーム機器の通信制御装置が提供 され得ることになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案によるリモコン通信制御装置を適用した
ゲーム機器の一実施例を示すブロック図である。

【図２】本考案によるリモコン通信制御装置を適用した
ゲーム機器の他の実施例を示すブロック図である。

【図３】従来のゲーム機器の一例を示すブロック図であ
る。

【符号の説明】

１０，２０ ゲーム機器 １１，２１ 本体 １２，２２ モデム １３，２３ コントローラ １４，２４ ＴＶ ３０ ネットワーク ３１ ホストゲーム機器

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 制御回路が内蔵されたゲーム機器本体
   と、該ゲーム機器本体に接続され且つ制御信号を出力す
   る少なくとも一つのコントローラとからなるゲーム機器
   において、 該コントローラからの制御信号が、モデムを介して、上
   記ゲーム機器本体に入力されると共に、該モデムが、他
   のゲーム機器等に接続された同様のモデムに対して、通
   信回線を介して双方向接続されていることを特徴とす
   る、ゲーム機器の通信制御装置。