JPH0677212U - 非接触データ記憶体用送信コイル - Google Patents

非接触データ記憶体用送信コイル

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Publication number
JPH0677212U
JPH0677212U JP017632U JP1763293U JPH0677212U JP H0677212 U JPH0677212 U JP H0677212U JP 017632 U JP017632 U JP 017632U JP 1763293 U JP1763293 U JP 1763293U JP H0677212 U JPH0677212 U JP H0677212U
Authority
JP
Japan
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data storage
coil
transmission
storage body
reader
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Pending
Application number
JP017632U
Other languages
English (en)
Inventor
義人 石橋
精二 國分
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Keiki Inc
Original Assignee
Tokyo Keiki Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Keiki Inc filed Critical Tokyo Keiki Inc
Priority to JP017632U priority Critical patent/JPH0677212U/ja
Publication of JPH0677212U publication Critical patent/JPH0677212U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】送信エネルギー分布の不均衡を減らし、更に縦
または横方向への通信可能エリアの拡大にも対処できる
最適なコイル形状を提供する。 【構成】電磁誘導結合により非接触データ記憶体に設け
たメモリの読出しを行う読出機8非接触データ記憶体用
送信コイル1について、コイル両側の半円部1aを内側
に曲がる曲線部1bで結んだひょうたん形状とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電磁誘導結合によるデータ伝送で非接触データ記憶体に設けたメモ リの読み出しを行う読出機の非接触データ記憶体用送信コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】
本願考案者等は、電磁誘導結合で非接触データ記憶体に設けたメモリの読み書 きを行うリーダライタの非接触データキャリア用送受信コイルとして、図3のト ラックフィールド形状コイルを提案している(実願平5−2675号)。 図3において、読出機105内には送受信コイル100と回路ユニット104 が設けられている。送受信コイル1は両側に半径Rの半円部100aを有し、こ の半円部100aを長さLをもつ平行な直線部100bで結び、陸上競技のトラ ックとして知られた所謂トラックフィールド形状としている。送受信コイルの一 部、例えば直線部100bには入出力端子102,103が設けられ、回路ユニ ット104を電気的に接続している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図3のトラックフィールド型コイルは、作り易く、縦または横 方向への通信可能エリアの拡大が容易にできる点で優れてはいるが、送信エネル ギーの分布が中心付近で特に強く、半円部の上方で非常に弱いという欠点があっ た。このため送信パワーを上げてコイル両端の半円部上の送信エネルギーを非接 触データ記憶体との通信に必要な値にすると、中央付近での送信エネルギーが必 要以上に高くなり、他の機器への電波による妨害をなくすために中心付近の送信 エネルギーを弱めざるを得ず、結果として全体の送信エネルギーを弱める必要が あった。
【0004】 本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、送信エネルギー 分布の不均衡を減らし、更に縦または横方向への通信可能エリアの拡大にも対処 できる最適なコイル形状を備えた非接触データ記憶体用送信コイルを提供するこ とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本考案は、電磁誘導結合により非接触データ記憶体に 設けたメモリの読出しを行う読出機の非接触データ記憶体用送信コイルについて 、コイル両側の半円部を内側に曲がる曲線部で結んだひょうたん形状としたこと を特徴とする。
【0006】
【作用】
このような本考案のひょうたん形状を持つ非接触データ記憶体用送信コイルに よれば、トラック形状の送信コイルと比べて、コイル中央に対する半円部上の送 信エネルギー、すなちわコイル両端の送信エネルギーを相対的に大きくして均一 にでき、更に縦または横方向に通信可能エリアを必要に応じて容易に広げること ができる。
【0007】
【実施例】
図1は本考案の送信コイルを備えた非接触データ記憶体のメモリ読み出しに使 用される読出機の実施例を示した説明図である。 図1において、読出機8内には送信コイル1、受信コイル2、および回路ユニ ット7が設けられている。本考案の送信コイル1は両側に半径Rの半円部1aを 有し、この半円部1aを内側に曲がった曲線部1bで結んでひょうたん形状とし ている。ひょうたん形状をもつ曲線部1aの絞り具合は、絞りが深くなるほどコ イル中央部上での送信エネルギーの減少が大きくなり、半円部1a上の送信エネ ルギーとほぼ同じ程度となるような絞り具合を設定する。
【0008】 受信コイル2はデータ記憶体から送信されるデータが受信できればよく、この 実施例ではトラックフィールド形状とししているが、円形、楕円形、さらには送 信コイル1と同じひょうたん形状としても良い。送信コイル1及び受信コイル2 の一部、例えば下側に入出力端子3,4及び5,6がそれぞれ設けられ、回路ユ ニット7と電気的に接続している。
【0009】 図2は読出機8に設けた回路ユニット7の実施例をデータ記憶体14と共に示 したブロック図である。図2において、読出機8には制御部9、書込部10、読 出部11、送受信部12、及び図1に示したひょうたん形状をもつ送信コイル1 とトラックフィールド形状をもつ受信コイル2が設けられている。一方、データ 記憶体14には送受信コイル13、送受信部15、制御部16、書込部17、読 出部18及びメモリ19が設けられている。
【0010】 読出機8は例えば自動改札等として固定的に設置されており、データ記憶体1 4は定期券あるいは回数券としての役割を果たし、利用者がそれぞれ携帯してい る。読出機8が例えば自動改札であった場合、自動改札機を通過する際の利用者 が持っているデータ記憶体14との間の通信可能エリアは利用者の進行方向に拡 大する必要がある。
【0011】 また、読出機8が例えばベルトコンベア等に固定的に設置されている場合、デ ータ記憶体14は荷物あるいは被加工物に取り付けられている。この場合にも、 ベルトコンベアを通過する際に荷物あるいは被加工物に取り付けられているデー タ記憶体14との間の通信可能エリアは、ベルトコンベアの進行方向に拡大する 必要がある。
【0012】 このため、図1に示す送信コイル1は読出機8に必要な進行方向に十分な通信 可能エリアを確保できるように半円部1aの間隔をとってつなぐようにする。一 方、通信可能エリアの拡大に対して、中心部のみ送信エネルギーを強くすること は望ましくないので、曲線部1bを内側に曲げてひょうたん形状とすることによ り相対的に半円部1a上部の送信エネルギーを強め、全体として均一に送信エネ ルギーを放射することができる。
【0013】 図2の読出機8によるデータ記憶体14のメモリ19の読出動作は次のように なる。読出機8は常時、データ記憶体14との間でデータ通信可能なスタンバイ 状態にあり、制御部9は読出部11及び送受信部12を介し送信コイル1より一 定周期でアクセススタートコマンドを発行している。このため、データ記憶体1 4が読出機8の通信可能エリアに入ると、送受信コイル13及び送受信部15よ りスタートコマンドを受信して制御部16に与え、制御部16でスタートコマン ドを解読して応答を返す。
【0014】 このデータ記憶体14からの応答を受けて読出機8の制御部9が例えばメモリ 19のリードアクセスを実行し、定期券あるいは回数券として通過条件の有無を チェックし、条件が成立すればそのまま利用者を通過させ、もし条件が不成立で あれば自動改札機のゲートを閉鎖して警告メッセージを出す。 読出機8は読出し専用であるが、この実施例では書き込みもできるように書込 部10を設けている。書込部10は、例えば自動改札機を通過する際に利用結果 をメモリ19に書き込むために使用される。更に読出機8がデータ記憶体14の 発行機として使用されている場合には、回収したデータ記憶体14のメモリ19 の内容を書き換えて再発行するために書込部10が使用される。
【0015】 尚、データ記憶体14の電源供給は、送受信コイル13の受信信号を整流して 得ることができる。また電池を内蔵してもよい。またメモリ19としては、電源 が断たれても記憶内容を保持できる不揮発性メモリとすることが望ましいが、電 池内蔵タイプの揮発性メモリでもよい。更に、電源線の接続で電源供給を受ける 読出機8からの送信パワーは大きくできるので、読出機8からの送信は通常のF SK伝送でよい。これに対しデータ記憶体14から読出機8への伝送パワーは小 さいことから、スペクトラム拡散通信等によりS/N比を高めることが望ましい 。
【0016】 更にまた、図1の実施例にあっては送信コイル1及び受信コイル2を1ターン とした場合を例にとっているが、必要に応じてコイルターン数は適宜に定めるこ とができる。また、送信コイル1としては線を巻いても良いし、基板上にコイル パターンを形成するようにしても良い。また、送信・受信コイルは共通でも、別 々でもよい。
【0017】 更にまた、上記の実施例は読出機として自動改札機とコンベアでの使用を例に とるものであったが、一般にデータ記憶体14は読出機8に対して移動してくる 場合が多く、その方向も一方向であることから、このようなデータ記憶体14の 使い方が行われる適宜の読出機8につきそのまま適用することができ、読出機8 の用途による限定は受けない。
【0018】
【考案の効果】
以上説明してきたように本考案によれば、トラックフィールド形状コイルと同 様にデータ記憶体の通過方向となる縦または横方向への通信可能距離の拡大に適 し、更に高いエネルギー伝送効率と、均一の伝送エネルギー分布を実現すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示した説明図
【図2】図1の回路ユニットのブロック図
【図3】本願考案者が既に提案しているトラックフィー
ルド形状コイルを示した説明図
【符号の説明】
1:送信コイル 2:受信コイル 1a:半円部 1b:曲線部 3,4,5,6:入出力端子 7:回路ユニット 8:読出機 9,16:制御部 10,17:書込部 11,18:読出部 12,15:送受信部 13:送受信コイル 14:データ記憶体 19:メモリ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁誘導結合により非接触データ記憶体に
    設けたメモリの少なくとも読出しができる読出機の非接
    触データ記憶体用送信コイルに於いて、 両側の半円部を曲線部で結んだひょうたん形状を有する
    ことを特徴とする非接触データ記憶体用送信コイル。
JP017632U 1993-04-08 1993-04-08 非接触データ記憶体用送信コイル Pending JPH0677212U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP017632U JPH0677212U (ja) 1993-04-08 1993-04-08 非接触データ記憶体用送信コイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP017632U JPH0677212U (ja) 1993-04-08 1993-04-08 非接触データ記憶体用送信コイル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0677212U true JPH0677212U (ja) 1994-10-28

Family

ID=11949246

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP017632U Pending JPH0677212U (ja) 1993-04-08 1993-04-08 非接触データ記憶体用送信コイル

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JP (1) JPH0677212U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013141384A (ja) * 2012-01-02 2013-07-18 Primax Electronics Ltd ワイヤレス充電伝送装置
JP2014140305A (ja) * 2009-07-22 2014-07-31 Dainippon Printing Co Ltd リーダライタ装置、バッテリ充電システム及び方法
JP2014197587A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 株式会社エクォス・リサーチ 電力伝送システム

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