JPH067720B2 - 音響再生装置 - Google Patents

音響再生装置

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JPH067720B2
JPH067720B2 JP60070264A JP7026485A JPH067720B2 JP H067720 B2 JPH067720 B2 JP H067720B2 JP 60070264 A JP60070264 A JP 60070264A JP 7026485 A JP7026485 A JP 7026485A JP H067720 B2 JPH067720 B2 JP H067720B2
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JP
Japan
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impedance
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speakers
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JP60070264A
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JPS61230500A (ja
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明文 川村
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S1/00Two-channel systems

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は複数のスピーカを用いた音響再生装置に関する
ものである。
従来の技術 従来、音響再生装置は複数のスピーカを用い、ステレオ
再生により臨場感のある受聴を実現している。
以下図面を参照しながら、上述した従来の音響再生装置
について説明する。
第5図は従来の音響再生装置の構成を示すものである。
第5図において、2は音楽信号を発生する音源、13は
イコライザ、5は増幅器、7c,7dはスピーカ、20
は受聴者である。
以上のように構成された音響再生装置について、以下そ
の動作について説明する。
音源2からの信号は、イコライザ13、増幅器5を通
り、スピーカ7a,7bより再生される。受聴者20が
2つのスピーカ7a,7bの中央に位置している場合、
スピーカ7a,7bからの再生音バランスは最適の状態
になっている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では受聴者20が両スピ
ーカの中央部に位置していない場合、左右のスピーカか
らの音圧レベル及び左右の位相関係のバランスが崩れ、
十分なステレオ効果が得られないという不都合があっ
た。
本発明は上記欠点に鑑み、スピーカのインピーダンス変
化を測定することにより、受聴者の位置を判断し位置に
応じた音量レベル及び位相で再生する事により、2本の
スピーカの中心に位置していなくても、ステレオ効果を
満足する音響再生装置を提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の音響再生装置はイ
ンピーダンス測定用信号発生器とスピーカのインピーダ
ンスを測定するインピーダンス測定回路と、あらかじめ
測定したインピーダンスを記憶した記憶手段と、前記イ
ンピーダンス測定手段からの測定値と記憶した値とを比
較する比較判断手段と、前記比較判断手段の比較内容に
応じて音量又は位相特性の少なくとも1つを調整する調
整手段と、前記調整手段を制御する制御手段を具備した
構成となっている。
作 用 本発明は上記した構成によってスピーカのインピーダン
ス変化を測定し、インピーダンス値に応じ受聴者の位置
を判断し、受聴者位置に応じ、各スピーカの音量もしく
は位相を調節するため、受聴者がどんな位置にいても適
正な音圧バランスで受聴する事が出来、受聴者が増幅器
の左右の音量バランスを調整する必要がなくなる。
実 施 例 以下本発明の実施例の音響再生装置について、図面を参
照しながら説明する。なお従来例と同じ構成要件には同
一番号を付している。
第1図は本発明の第1の実施例の音響再生装置の構成を
示すものである。第1図において、1はインピーダンス
測定用信号発生器、3は、音源2の音楽信号とインピー
ダンス測定用信号と切り換え音量調整手段4a,4bに
出力する切り換えスイッチ、6a,6bは端子A側に接
続することでスピーカ7a,7bとインピーダンス測定
回路8とを接続する切換えスイッチ、9はあらかじめ測
定したスピーカのインピーダンスを記憶する記憶手段1
0に記憶された値と、インピーダンス測定回路8の測定
値とを比較する比較判断手段、11は比較判断手段9の
比較内容に応じて音量を調整する音量調整手段4a,4
bを制御する制御手段である。また、音量調整手段4
a,4bの出力は、増巾器5a,5bを介してスピーカ
7a,7bに加えられる。
以上のように構成された音響再生装置について、以下第
1図を用いてその動作を説明する。
まず、受聴者の位置を判断するためにスピーカ7aのイン
ピーダンスを測定する。スイッチ3と6aをA側にし、
スピーカ7aにインピーダンス測定用信号1を加え、そ
の時のインピーダンスをインピーダンス測定回路8によ
り測定する。スピーカのインピーダンスは、スピーカの
設置位置及び人間等の反射により変化する。
第2図にスピーカの機械系等価回路図を示す。第2図に
おいて、Zは振動系のインピーダンス、ZMEは機械イ
ンピーダンス、Mは振動系質量、Sは振動系全体の
スティフネス、RMSは振動系全体の機械抵抗、MMAは放
射質量、RMAは放射抵抗を示す。
ここで、ZとZMEは、以下の(1)式,(2)式のように表
わされる。
(1)式において、放射質量MMAはスピーカの設置位置に
より変化する。スピーカを壁に取り付けた場合は、スピ
ーカを空中に置いて測定した場合の2倍の値となり、コ
ーナーに置いた場合は3倍となる。等価回路のインピー
ダンス(1)式,(2)式から と表わされ、(3)式中のMMAがスピーカの設置位置によ
って変化するため、等価回路のインピーダンスも変化す
る。
一方、スピーカの音響パワーをWとすると、エネルギー
密度|P|は、 と表わされる。ほぼ無指向性といえる低い周波数におい
てスピーカを壁際に置いた場合は、放射空間が1/2にな
り指向性係数は2倍となる。すなわち、(4)式において
エネルギー密度|P|は4倍となるから、音圧レベルは
6dB上昇することになる。同様の原理で、壁と床のよ
うに2面の交わった場所では12dB、3面が交わった
場所では18dBそれぞれ上昇する。
以上のようにインピーダンス測定回路8によって測定さ
れた値は、記憶手段10に送られ記憶される。また、記
憶手段10には、すでにスピーカ7a,7bの設置位置
によるインピーダンス値も記憶されている。次に、切換
えスイッチ6aをB側にし、切換えスイッチ6bをA側
にしてインピーダンス測定用信号を、スピーカ7bに加
え、前記と同様にスピーカ7bのインピーダンスを測定
し、記憶手段10に記憶する。2本のスピーカ7a,7
bのインピーダンス測定が終了すると、比較判断9で各
スピーカのインピーダンス値を記憶手段10より読み出
し比較する。スピーカのインピーダンスは、受聴者が近
づくと(3)式に示してある付加算量MMaが多くなり値が
小さくなる。したがって、受聴者がスピーカ7a,7b
の中央にいる場合は、インピーダンスの値はスピーカ7
a,7bで値は一定となるが、どちらかに近づくと近づ
いた方のスピーカのインピーダンスが小さくなり、その
値により受聴者の位置が判断出来る。なお、受聴者位置
の判断において、あらかじめ記憶しておいたスピーカ設
置位置によるインピーダンス値分の補正を行なってお
く。
比較判断手段9において受聴者の位置が決定すると、制
御手段10で受聴位置に対応した音量レベルの調整を音
量調整手段4a,4bで行なう制御信号を出力し、音量
調整手段4a,4bの音量レベルを設定する。
音量レベルの設定は、受聴者が近い方のスピーカの音量
を小さく、遠い方を大きくするよう設定している。
以上で本音響再生装置の音量設定は終了し、次にスイッ
チ3,6bをB側に切り換え、音源2からの音楽信号を
上記方法により設定された音量レベルで再生する。
以上のように本実施例によれば、各スピーカ7a,7b
のインピーダンスを測定し、受聴者位置に応じて音量レ
ベルを調整することにより、受聴者が2本のスピーカ7
a,7bの中心に位置していなくても2本のスピーカ7
a,7bから同レベルの音量で聞くことが出来、ステレ
オ感のある受聴が可能である。
以下本発明の第2の実施例について図面を参照しながら
説明する。
第3図は本発明の第2の実施例の音響再生装置のブロッ
ク図を示すものである。第3図において12a,12b
は位相特性補正手段である。
以上のように構成されたスピーカ装置について、以下第
3図を用いてその動作を説明する。
まず第1の実施例と同様の方法で各スピーカ7a,7b
のインピーダンスを測定し、受聴者位置を判断する。制
御手段10では受聴位置に対応した位相特性の補正を位
相特性補正手段12a,12bで行なう制御信号を出力
し、位相特性補正手段12a,12bの位相特性を設定
する。位相特性の設定としては、インピーダンスの小さ
いスピーカについて位相が受聴者と各スピーカ7a,7
bとの距離差の伝搬時間分だけ遅れるように設定する。
以上のように、2つのスピーカのインピーダンス値に対
応して位相特性補正手段12a,12bの位相特性を変
化することにより、受聴者がどの位置であっても、ステ
レオ感のある受聴が可能である。
第4図は本発明の第3の実施例の音響再生装置のブロッ
ク図を示すものである。第4図において4a,4bは音
量調整手段、12a,12bは位相特性補正手段であ
る。尚、第2図と同一番号を付している。以上のように
構成されたスピーカ装置について、以下第4図を用いて
その動作を説明する。
まず、第1,第2の実施例と同様の方法で各スピーカ7
a,7bのインピーダンスを測定し受聴者位置を判断す
る。制御手段10では受聴位置に対応した音量レベルの
調整を音量調整手段4a,4bで行なう制御信号と、位
相特性の補正を位相特性補正手段12a,12bで行な
う制御信号を出力し、音量調整手段4a,4bの音量レ
ベルと、位相特性補正手段12a,12bの位相特性を
設定する。音量レベルの設定は、インピーダンスの小さ
いスピーカの音量を小さく、インピーダンスの大きい方
を大きくするよう設定している。また位相特性の設定と
してはインピーダンスの小さいスピーカについて、位相
が受聴者と各スピーカ7a,7bとの距離差の伝搬時間
分だけ遅れるように設定している。
以上のように本実施例によれば、各スピーカ7a,7b
のインピーダンスを測定し受聴者位置に応じて音量レベ
ルと位相特性を調整することにより、受聴者がどの位置
であってもステレオ感のある受聴が可能である。
なお、第1,第3の実施例において音量調整手段4a,
4bは電子ボリュームを用いている。また、第1,第2
の実施例において位相特性補正手段12a,12bは遅
延器を用いている。また、各実施例に用いるスピーカは
2本以上なら何本でも使用することが可能である。さら
に、第3の実施例において、位相特性補正手段12a,
12bと音声調整手段4a,4bの順序をそれぞれ入れ
かえても同様の効果が得られる。
発明の効果 以上のように本発明は記憶手段にスピーカの受聴者位置
に対応したインピーダンス値を記憶させておき、比較判
断手段により測定した値と記憶した値とを比較し設置位
置を判断し、制御手段により音量レベル又は位相特性の
少なくとも一つを制御するように構成したものであるか
ら、受聴位置によらず常にステレオ感のある受聴が可能
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例における音響再生装置の
ブロック図、第2図はスピーカの機械系等価回路図、第
3図は第2の実施例における音響再生装置のブロック
図、第4図は第3の実施例における音響再生装置のブロ
ック図、第5図は従来の音響再生装置のブロック図であ
る。 1……インピーダンス測定用信号発生器、3,6a,6
d……切換スイッチ、4a,4b……音量調節手段、8
……インピーダンス測定回路、9……比較判断手段、1
0……記憶手段、11……制御手段、12a,12b…
…位相特正補正手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 複数のスピーカと、前記スピーカのインピーダンスを測
    定する信号を発生するインピーダンス測定用信号発生器
    と、前記スピーカのインピーダンスを測定するインピー
    ダンス測定手段と、あらかじめ測定したインピーダンス
    を記憶する記憶手段と、前記インピーダンス測定手段の
    測定値と記憶した値とを比較する比較判断手段と、前記
    比較判断手段の比較内容に応じてスピーカの音量又は位
    相特性の少なくとも1つを調整する調整手段と、前記調
    整手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする
    音響再生装置。
JP60070264A 1985-04-03 1985-04-03 音響再生装置 Expired - Lifetime JPH067720B2 (ja)

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