JPH0677127U - 押釦装置 - Google Patents

押釦装置

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JPH0677127U
JPH0677127U JP2312593U JP2312593U JPH0677127U JP H0677127 U JPH0677127 U JP H0677127U JP 2312593 U JP2312593 U JP 2312593U JP 2312593 U JP2312593 U JP 2312593U JP H0677127 U JPH0677127 U JP H0677127U
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holder
button hole
stopper
push button
hole
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JP2312593U
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English (en)
Inventor
勝久 石上
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 釦孔内にジュース等の液体が侵入してもホル
ダが動作不良を起こさず、操作性を良好に維持し得るよ
うにする。 【構成】 釦孔12の孔壁面にストッパ16を突設す
る。ホルダ13の外周に係合部23を前方に向かって突
設し、この係合部23をストッパ16の基部側裏面16
aに当接し、先端部裏面を非当接部16bとする。この
非当接部16bの存在により、釦孔12に侵入した液体
が基部側裏面16aにまで回り込む量を少なくする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車のエアコントロール装置等に適用して好適な押釦装置に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車等の車輌は車内の温度を加減調整し室内を快適な居住空間にす るエアコントロール(エアコン)装置や内外気コントロール装置を装備している 。このような装置は各種機能のスイッチをON、OFFする押釦装置と、温度を 加減調整するスライド型可変抵抗器と、動作状態を表示する照明装置を備えてい る。図8および図9はこのようなエアコン装置の従来例を示す要部正面図および 押釦装置の断面図で、これを概略説明すると、1はエアコン装置、2はケース3 の前面に取付けられた表示板、4は表示板2に形成されたスライド孔、5はスラ イド孔4を貫通してスライド自在に配設され、内端がスライド型可変抵抗器(図 示せず)に接続されたスライドノブ、8はプリント基板、9はLED等の光源、 10はスイッチ11をON、OFFさせる押釦装置である。押釦装置10はケー ス3の前面に設けられた四角形の釦孔12に出没自在に嵌挿されたホルダ13と 、ホルダ13の前面開口部に外嵌固定されたノブ14と、ノブ14の内面中央に 一体に突設され先端がスイッチ11に当接するアクチュエータ15とを備え、釦 孔12の孔壁面に突設したストッパ16によってホルダ13の抜けを防止されて いる。このような押釦装置10において、ノブ14を指で押圧すると、ホルダ1 3は釦孔12に沿って下降しアクチュエータ15がスイッチ11を動作させ、ノ ブ14に対する外力を取り除くと、スイッチ11の復帰習性によりホルダ13が 上昇移動してストッパ16に当接することで押釦装置10を初期位置に復帰させ る。 この場合、図においてはスイッチ11自体の復帰習性により押釦装置10を初 期位置に復帰させるようにした例を示したが、圧縮コイルばねによって復帰習性 を付与されたものであってもよい。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来のエアコン装置1において、スライド孔4および釦孔12は開口 しているため、これらの孔4、12から埃、異物、虫などが内部に侵入し易く、 特にエアコン装置1の近くでジュース等を飲んでいたりあるいは近くに置いてお いた時、振動等によってコップ17内の液体18が飛散して内部に侵入するおそ れがあった。この場合、エアコン装置1自体が図9に示すように後方に傾いて設 置されていると、スライド孔4および釦孔12が斜め上方を指向しているため一 層埃や液体が入り易く、特に押釦装置10にあっては釦孔12に液体が侵入する と、この液体は釦孔12の孔壁面に沿って流れ落ちホルダ13のストッパ当接面 19に溜まってべたつくため、操作時にホルダ13がストッパ16から離れ難く 、押釦装置10の操作性を著しく低下させるという不都合があった。これはスト ッパ16の先端部裏面にストッパ当接面19を当接させているため、ストッパ1 6の上面に沿って流れ落ちてきた液体が裏面側に回り込むと、ストッパ16の先 端部裏面とストッパ当接面19との隙間に滞留することに起因している。
【0004】 したがって、本考案は上記したような従来の問題点に鑑みてなされたもので、 その目的とするところは、釦孔内にジュース等の液体が侵入してもホルダが動作 不良を起こさず、操作性を良好に維持し得るようにした押釦装置を提供すること にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、第1の考案に係る押釦装置は、ケース前面に形成さ れた釦孔に出没自在に配設されスイッチを動作させる押釦装置において、前記釦 孔に出没自在に嵌挿され突出方向に付勢されたホルダと、このホルダの突出端に 設けられたノブを備え、前記釦孔の孔壁面にストッパを突設し、前記ホルダの外 側面で下になる部分を除く部分に係合部を設けてなり、前記ストッパの基部側裏 面を係合部の当接部とし、先端部裏面を係合部の非当接部としたものである。 第2の考案に係る押釦装置は、ケース前面に形成された釦孔に出没自在に配設 されスイッチを動作させる押釦装置において、前記釦孔に出没自在に嵌挿され突 出方向に付勢されたホルダと、このホルダの突出端に設けられたノブと、前記ス イッチを動作させるアクチュエータとを備え、このアクチュエータを前記釦孔内 孔壁面から離間させて設けたガイドパイプに摺動自在に貫通し、アクチュエータ の下端部に前記ガイドパイプの下面に当接する当接部材を設けたものである。
【0006】
【作用】
第1の考案において、ストッパの上面に沿って流れ落ち、裏面側に回り込む液 体は、ストッパの先端部裏面を経て基部側裏面に達する。したがって、ストッパ の裏面側に回り込む液体の量が少なければ、基部側裏面にまで回り込む液体の量 は少ない。 第2の考案において、釦孔の中央に設けられているガイドパイプの下面は押釦 装置を初期位置に係止するストッパとして機能する。ガイドパイプは釦孔の孔壁 面から離間しているので、孔壁面に沿って流れ込む液体がガイドパイプに付着す るのを防止する。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。 図1〜図4は請求項1に記載の考案に係る押釦装置を示すもので、図1は同装 置の一実施例を示す分解斜視図、図2は図1のII−II線断面図、図3は図1のII I −III 線断面図、図4は図1のIV−IV線断面図である。なお、図中図8お よび図9に示した従来装置と同一構成部材のものに対しては同一符号をもって示 す。これらの図において、本実施例は自動車用エアコン装置の押釦装置に適用し た例を示す。また、押釦装置は、後方側に所要角度傾斜して設置されているもの とする。押釦装置20は、ホルダ13と、ホルダ13の前面開口部に外嵌固定さ れたノブ14と、ノブ14の下面中央に突設されたアクチュエータ15を備え、 ケース3の前面に開設された釦孔12に出没自在に嵌挿配置され、スイッチ11 により復帰習性を付与されている。釦孔12は四角形で、その開口側孔壁面に板 状のストッパ16が全周にわたって一体に突設されている。ホルダ13は、前記 釦孔12に嵌挿され得る大きさの角筒体からなるホルダ本体13Aと、ホルダ本 体13Aの前面中央に一体に突設された小さい角筒体からなるノブ取付部13B とからなり、ノブ取付部13Bの前面開口部に、前記アクチュエータ15を一体 に有するノブ14が外嵌固定されている。ノブ取付部13Bの外側面には三角形 の係合突起21が一体に突設されており、この係合突起21はノブ14の側面に 形成された係合孔22に係合することでノブ14の脱落を防止する。ホルダ本体 13Aの上面周縁部で、釦孔12に嵌挿された状態において下側となる1辺を除 く他の三辺、すなわち上側辺および左右両側辺には前方に向かって係合部23が 一体に突設され、また、これら係合部23が突設されている上側側面、左右両側 面の中央にはガイドレール24が高さ方向全長にわたってそれぞれ一体に突設さ れており、これらのガイドレール24は釦孔12の孔壁面に形成された不図示の ガイド溝に摺動自在に嵌挿されている。
【0008】 このような構成からなる押釦装置10のケース3への組付けに際しては、ホル ダ13を、係合部23が形成されていない面を下側にしてケース内側から釦孔1 2に嵌挿してノブ取付部13Bをストッパ16の前方に突出させ、その突出部に ノブ14を嵌合固定し、しかる後基板8を釦孔12の内側開口端面に当接固定す る。この組込み状態において、ホルダ13の係合部23は、アクチュエータ15 がスイッチ11に当接して釦孔12から突出する方向の移動習性を付与されるこ とで、ストッパ16の裏面に当接している。この場合、ストッパ16の突出寸法 は、係合部23の幅より十分大きく、基部側裏面が係合部23の当接部16aを 形成し、先端側裏面が非当接部16bを形成している。
【0009】 かくしてこのような構成においては、ストッパ16の基部側裏面を係合部23 の当接部16aとし、先端側裏面を係合部23が当接しない非当接部16bとし ているので、釦孔12に侵入しストッパ16の上面に沿って流れ落ち、裏面側に 回り込んだ液体は、非当接部16bを通って当接部16aに達して係合部23と の隙間に入り込むので、液体の量が少ない場合は、当接部16aと係合部23と の隙間に達する量が少なく、液体による動作不良を防止することができる。また 、本考案においては、ホルダ本体13Aの上面周縁部で、釦孔12に嵌挿された 状態において下側となる1辺を除く他の三辺に係合部23を前方に向かって突設 しているので、ホルダ本体13Aの上面に液体が流れ込んでも上面に沿って流れ 落ちて行くため、ホルダ本体13Aの上面が液体の溜まり部を形成することはな い。
【0010】 図5、図6および図7は請求項2に記載の押釦装置に関するもので、図5は図 6のV−V線断面図、図6は釦孔とホルダの斜視図、図7は図6のVII−VII線断 面図である。この実施例は釦孔12の内部中央に両端開放のガイドパイプ30を 、孔壁面に相対向する一対のガイドレール31をそれぞれ設け、ホルダ13にア クチュエータ15をガイドパイプ30に対応して一体に突設すると共に、ガイド レール31が摺動自在に嵌合するガイド溝32を形成したものである。ガイドパ イプ30は連結板33によって釦孔12の孔壁面に連結されており、アクチュエ ータ15を摺動自在に案内保持する機能と、押釦装置のストッパ機能を有してい る。同様にアクチュエータ15も上端部がホルダ13の内面に連結板34によっ て連結されており、下端部がホルダ13の下方に突出して前記ガイドパイプ30 に摺動自在に嵌挿され、その下方に突出する突出部にガイドパイプ30の下面に 当接する当接部材としてのワッシャ35が嵌着され、これによってガイドパイプ 30からの抜けを防止されている。
【0011】 このような構成においては、アクチュエータ15を摺動自在に案内保持するガ イドパイプ30が釦孔12の中央に位置して設けられ、孔壁面から離間している ので、孔壁面に沿って液体が流れ込んでもガイドパイプ30内に侵入したり、ガ イドパイプ30とワッシャ35の隙間に溜まったりすることがなく、良好な摺動 性能を確保することができる。また、ガイドレール31とガイド溝32はホルダ 13の回転方向のガタ付きを防止する。 なお、上記実施例は釦孔12側にガイドレール31を、ホルダ13側にガイド 溝32を設けたが、この逆であってもよいことは勿論である。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように第1の考案に係る押釦装置においては、ホルダに設けた係 合部を、釦孔の孔壁面に突設したストッパの基部側裏面に当接し、先端側裏面を 係合部の非当接部としたので、釦孔に侵入した液体がストッパの裏面側に回り込 んでも、基部側裏面にまで回り込む液体の量は少なく、したがって、押釦装置の 動作不良を防止することができる。 第2の考案に係る押釦装置は、釦孔の内部に孔壁面から離間させてガイドパイ プを設け、このガイドパイプにアクチュエータを摺動自在に貫通させ、その突出 端部にガイドパイプの下面に当接する当接部材を設けたので、釦孔に侵入した液 体が孔壁面に沿って流れ落ちても、ガイドパイプ内に侵入したり、ガイドパイプ と当接部材との隙間に溜まったりすることがなく、したがって、押釦装置の動作 不良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る押釦装置の一実施例を示す分解斜
視図である。
【図2】図1のII−II線断面図断面図である。
【図3】図1のIII −III 線断面図である。
【図4】図1のIV−IV線断面図である。
【図5】図6のV−V線断面図である。
【図6】本考案に係る他の実施例を示す釦孔とホルダの
斜視図である。
【図7】図6のVII−VII線断面図である。
【図8】エアコン装置の従来例を示す要部正面図であ
る。
【図9】押釦装置の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
3 ケース 10 押釦装置 11 スイッチ 12 釦孔 13 ホルダ 14 ノブ 15 アクチュエータ 16 ストッパ 16a 当接部 16b 非当接部 20 押釦装置 23 係合部 30 ガイドパイプ 35 ワッシャ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース前面に形成された釦孔に出没自在
    に配設されスイッチを動作させる押釦装置において、 前記釦孔に出没自在に嵌挿され突出方向に付勢されたホ
    ルダと、このホルダの突出端に設けられたノブを備え、
    前記釦孔の孔壁面にストッパを突設し、前記ホルダの外
    側面で下になる部分を除く部分に係合部を設けてなり、
    前記ストッパの基部側裏面を係合部の当接部とし、先端
    部裏面を係合部の非当接部としたことを特徴とする押釦
    装置。
  2. 【請求項2】 ケース前面に形成された釦孔に出没自在
    に配設されスイッチを動作させる押釦装置において、 前記釦孔に出没自在に嵌挿され突出方向に付勢されたホ
    ルダと、このホルダの突出端に設けられたノブと、前記
    スイッチを動作させるアクチュエータとを備え、このア
    クチュエータを前記釦孔内に孔壁面から離間させて設け
    たガイドパイプに摺動自在に貫通し、アクチュエータの
    下端部に前記ガイドパイプの下面に当接する当接部材を
    設けたことを特徴とする押釦装置。
JP2312593U 1993-04-08 1993-04-08 押釦装置 Pending JPH0677127U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11273498A (ja) * 1998-03-25 1999-10-08 Tokai Rika Co Ltd オプション用スイッチ装置
EP1748452A1 (en) * 2005-07-29 2007-01-31 Omron Corporation Splashproof switching arrangement

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