JPH067699B2 - 呼出し信号検出回路 - Google Patents

呼出し信号検出回路

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JPH067699B2
JPH067699B2 JP27926986A JP27926986A JPH067699B2 JP H067699 B2 JPH067699 B2 JP H067699B2 JP 27926986 A JP27926986 A JP 27926986A JP 27926986 A JP27926986 A JP 27926986A JP H067699 B2 JPH067699 B2 JP H067699B2
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signal
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absolute voltage
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廉 中西
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は呼出し信号検出回路に関し、特にリングダウン
回線上の呼出し信号を検出する呼出し信号検出回路に関
する。
〔従来の技術〕
従来、この種の呼出し信号検出回路は、呼出し信号のレ
ベル以下の信号では導通状態とならない特性値を持つ一
組のツェナーダイオードと、電流制限用の抵抗とホトカ
プラを直列に接続し、ホトカプラに流れる呼出し信号電
流を検出する構成となっていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した従来の呼出し信号検出回路は、呼出し信号のレ
ベル以下の信号は全て遮断されるように選定されたツェ
ナーダイオードを備えているため、例えば、この従来の
呼出し信号検出回路を有するPBXが回線を会して局交
換機に接続され、局交換機側で回線及び回線に接続され
たPBXの異常を検出する際に、通話音声レベル以上で
且つ呼出し信号レベル以下の交流信号(以下テスト信号
を記す)を局交換機側から回線に加え、局交換機側でテ
スト信号による回線に流れる電流の有無を見て、回線及
びPBXの良否の判定を行う方式の接続試験を行った場
合、テスト信号がツェナーダイオードで遮断され、試験
結果が不良と判定されるという欠点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の呼出し信号検出回路は、リングダウン回路上の
呼出し信号を検出する呼出し信号検出回路において、交
流の前記呼出し信号の第1の絶対電圧値以上では導通状
態で前記第1の絶対電圧値より低い交流のテスト信号の
第2の絶対電圧値以下では遮断状態となる第1の特性を
持ち且つ同一極性の一端を互いに接続して交流に対して
も前記第1の特性を持つ第1の一対のツェナーダイオー
ドと第1の抵抗とフォトカプラの発光側のダイオードと
をそれぞれ直列に接続した第1の素子群と、前記第2の
絶対電圧値以上では導通状態で前記第2の絶対電圧値よ
り低い通話音声信号の第3の絶対電圧以下では遮断状態
となる第2の特性を持ち且つ同一極性の一端を互いに接
続して交流に対しても前記第2の特性を持つ第2の一対
のツェナーダイオードと第2の抵抗とを直列に接続した
第2の素子群とを備え、前記第1の素子群と前記第2の
素子群とを並列に接続し、この並列に接続した接続点の
一端を直列電流を阻止するコンデンサを介して前記リン
グダウン回線の一方の線に他端を他方の線にそれぞれ接
続し、前記フォトカプラの受光側のトランジスタの導通
の有無で前記呼出し信号の有無を検出する。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の一実施例を示す回路図、第2図は第1
図の中の二組のツェナーダイオードのそれぞれの特性の
一例を示す電圧電流特性図である。
第1図に示す本実施例は、局交換機2と交換回線3を介
して接続するPBX1に適用した場合である。
局交換機2は、回線26間にリレーAの接点(以下ra
と記す)24を介して直列に接続する呼出し信号発生器
21と、バッテリ電源23と、それぞれのra24と直
列に接続しているリレーBの接点(以下rbと記す)2
5を介して接続する試験回路22とを有し、PBX1に
は回線18間に直流カットコンデンサー(以下Cと記
す)11に直列に接続するツェナーダイオードA(以下
ZDAと記す)12と、電流制限用の抵抗A(以下RA
と記す)13と、逆電圧保護用のダイオード(以下Dと
記す)14と、D14に並列に接続するホトカプラ(以
下PHCと記す)15とを有する第1の素子群と、前記
第1の素子群と並列接続し、ツエナーダイオードB(以
下ZDBと記す)16とテスト用負荷の抵抗B(以下R
Bと記す)17とが直列に接続された第2の素子群とを
有している。
第2図に示すように、ZDA12は呼出し信号電圧の絶
対値以上では導通状態でテスト信号電圧の絶対値以下で
は遮断状態の特性を持ち、ZDB16はテスト信号電圧
の絶対値以上では導通状態で通話音声電圧の絶対値以下
では遮断状態の特性を持っている。
次に、本実施例の動作について説明する。
第1図に示すように、通常、局交換機2のra24,r
a25は実線に示す状態であるが、局交換機2からPB
X1へ呼出し信号を送出する場合には、ra24は破線
の状態になり、呼出し信号発生器21からバッテリ電源
23からの直流を重畳してrb25,交換回線3を介し
てPBX1へ呼出し信号を送出する。
PBX1に送出された呼出し信号は、C11で直流成分
が遮断され、第1の素子群である第2図に示す特性を持
つZDA12,RA13及びDA14とPHC15とに
流れると共に、第2の素子群である第2図に示す特性を
持つZDB16及びRB17にも流れる。PHC15に
流れた信号は特定の電圧に変換されて監視回路に送出さ
れる。呼出し信号が局交換器2から送出されたことを監
視回路が感知したことにより、PBX1は通常の呼出し
信号受信状態となる。
一方、局交換器2は交換回線3と、回線18と、C1
1,ZDA12,RA13及びDA14とによるループ
及び交換回線3と、回線18と、C11と、ZDB16
及びRB17とによるループの形成を感知してPBX1
からの通常の応答待ち状態となる。
次に、局交換器2から交換回線3の良否を判断するため
に接続試験を行う場合は、rb25が破線の状態になり
試験回路22から交換回線3を介してPBX1へテスト
信号が送出される。
この場合、送出されるテスト信号の電圧レベルは、音声
信号より高く、前記呼出し信号より低い電圧レベルに設
定されている。従って第2図に示すように、テスト信号
の電圧はZDA12のツェナー電圧より低いため、第1
の素子群の方にはテスト信号は流れない。また、ZDB
16は通話時の音声信号を遮断し、通話損失を生じさせ
ないようなツェナー電圧の特性を持つように設定されて
いる。この結果、テスト信号は通話信号より電圧が高い
ため、C11,ZDB16,RB17を流れる。
RB17の値を、テスト信号送出時のZDB16を導通
させるツェナー電圧になるように設定し、且つ、試験回
路22の合格判定基準内に設定することによって、局交
換機2からの接続試験結果を良に判定することができ
る。
また、第2図に示すZDA12,ZDB16の特性は、
通常の通話音声の信号においては遮断特性を示し、一般
の通話には一切影響を与えることはない。
本実施例においては呼出し信号の検出に1個のPHC1
5を用いて説明したが、複数個のPHCを用いた場合に
おいても同様な結果を得ることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、リングダウン回線上に呼
出し信号を検出する呼出し信号検出回路において、交流
の呼出し信号の第1の絶対電圧値以上では導通状態で第
1の絶対電圧値より低い交流のテスト信号の第2の絶対
電圧値以下では遮断状態となる第1の特性を持ち且つ同
一局性の一端を互いに接続して交流に対しても第1の特
性を持つ第1の一対のツェナーダイオードと第1の抵抗
とフォトカプラの発光側のダイオードとをそれぞれ直列
に接続した第1の素子群と、第2の絶対電圧値以上では
導通状態で第2の絶対電圧値より低い通話音声信号の第
3の絶対電圧値以下では遮断状態となる第2の特性を持
ち且つ同一極性の一端を互いに接続して交流に対しても
第2の特性を持つ第2の一対のツェナーダイオードと第
2の抵抗とを直列に接続した第2の素子群とを備え、第
1の素子群と第2の素子群とを並列に接続し、この並列
に接続した接続点の一端を直流電流を阻止するコンデン
サを介してリングダウン回線の一方の線に他端を他方の
線にそれぞれ接続し、フォトカプラの受光側のトランジ
スタの導通の有無で呼出し信号の有無を検出することに
より、例えば、本発明の呼出し信号検出回路をPBXに
備えれば、PBXに回線を介して接続する局交換機がテ
スト信号電圧によってPBXの接続試験を行っても、テ
スト信号電圧がPBX内で遮断されることがないので、
接続試験に誤った判定を下さないようにすることができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回路図、第2図は第1
図の中の二組のツェナーダイオードのそれぞれの特性の
一例を示す電圧電流特性図である。 1…PBX、2…局交換機、3…交換回線、11…直流
カットコンデンサー(C)、12…ツェナーダイオード
(ZDA)、13…抵抗A(RA)、14…ダイオード
(D)、15…ホトカプラ(PHC)、16…ツェナー
ダイオードB(ZDB)、17…抵抗B(RB)、18
…回線、21…呼出し信号発生器、22…試験回路、2
3…バッテリ電源、24…リレーAの接点(ra)、2
5…リレーBの接点(rb)、26…回線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リングダウン回路上の呼出し信号を検出す
    る呼出し信号検出回路において、交流の前記呼出し信号
    の第1の絶対電圧値以上では導通状態で前記第1の絶対
    電圧値より低い交流のテスト信号の第2の絶対電圧値以
    下では遮断状態となる第1の特性を持ち且つ同一極性の
    一端を互いに接続して交流に対しても前記第1の特性を
    持つ第1の一対のツェナーダイオードと第1の抵抗とフ
    ォトカプラの発光側のダイオードとをそれぞれ直列に接
    続した第1の素子群と、前記第2の絶対電圧値以上では
    導通状態で前記第2の絶対電圧値より低い通話音声信号
    の第3の絶対電圧値以下では遮断状態となる第2の特性
    を持つ且つ同一極性の一端を互いに接続して交流に対し
    ても前記第2の特性を持つ第2の一対のツェナーダイオ
    ードと第2の抵抗とを直列に接続した第2の素子群とを
    備え、前記第1の素子群と前記第2の素子群とを並列に
    接続し、この並列に接続した接続点の一端を直流電流を
    阻止するコンデンサを介して前記リングダウン回線の一
    方の線に他端を他方の線にそれぞれ接続し、前記フォト
    カプラの受光側のトランジスタの導通の有無で前記呼出
    し信号の有無を検出することを特徴とする呼出し信号検
    出回路。
JP27926986A 1986-11-21 1986-11-21 呼出し信号検出回路 Expired - Lifetime JPH067699B2 (ja)

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JPS63131761A JPS63131761A (ja) 1988-06-03
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