JPH0676887U - 携帯時計の開閉部固定構造 - Google Patents

携帯時計の開閉部固定構造

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JPH0676887U
JPH0676887U JP2154993U JP2154993U JPH0676887U JP H0676887 U JPH0676887 U JP H0676887U JP 2154993 U JP2154993 U JP 2154993U JP 2154993 U JP2154993 U JP 2154993U JP H0676887 U JPH0676887 U JP H0676887U
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JP
Japan
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lock pin
opening
spring
closing part
closing
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JP2154993U
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English (en)
Inventor
信行 神田
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Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開閉体の確実なロックが行われて開閉部およ
び時計ケースを物体に衝突させた際、その衝撃で開閉部
が開くという不具合を解消することができる携帯時計の
開閉部固定構造を提供することである。 【構成】 時計ケース2に開閉可能に取り付けられた蓋
体(開閉部)3にロックピン用係合凹部26を有するロ
ックピン係合部10を設け、時計ケース2に、スプリン
グ30により付勢されて先端部17bを前記ロックピン
用係合凹部26に係脱可能に係合し且つ前記スプリング
30に抗して移動させることにより前記係合を解除する
ロックピン17を有するロックピン機構部11を設け
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、懐中時計、腕時計のような携帯時計の開閉部固定構造に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の携帯時計の開閉部固定構造としては、図4及び図5に示すよう に時計ケース30にヒンジ部(図示せず)を介して開閉可能に取り付けられた蓋 体31に、一対の係止用ばね片32と操作片33を有する係止部材34を取り付 け、時計ケース30に係止突起35を有する係止用凹部36を設け、前記蓋体3 1を閉じた際に、係止部材34の係止用ばね片32を係止用凹部36に挿入して 係止用ばね片32を係止突起35に係止するようにしたものがあった。
【0003】 また、従来のこの種の携帯時計の開閉部固定構造としては、図6に示すように 時計ケース30側に、ばね棒37を、その両端支持で取り付け、蓋体31に係止 用フック部38を設け、前記蓋体31を閉じた際に、係止用フック部38をばね 棒37に係止するようにしたものがあった。
【0004】 また、これを改良したものとして実開平1−165491号公報に開示された ものがある。この開示技術は、両端に凸状のピンとこのピンを後退可能に突出さ せるスプリングとを収容した円筒状の係止部材を、蓋体に設けた一対の突出部に 設け、前記蓋体を閉じた際に、係止部材を時計ケース側の係止突起部に引っ掛け て係止するようにしたものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の携帯時計の開閉部固定構造において、その一つは、 係止部材34の係止用ばね片32を係止突起35に係止して蓋体31をロックす るものであり、他は、係止用フック部38をばね棒37に係止して蓋体31をロ ックするものであり、さらに他は、係止部材を時計ケース側の係止突起部に引っ 掛けて係止し蓋体をロックするものであり、いずれにしても、蓋体のロックが確 実に行えるというものではなく、蓋体および時計ケースを物体に衝突させた際、 その衝撃で蓋体が開くというという問題点があった。
【0006】 本考案は、上記の問題点に着目して成されたものであって、その目的とすると ころは、開閉体の確実なロックが行われて開閉部および時計ケースを物体に衝突 させた際、その衝撃で開閉部が開くという不具合を解消することができる携帯時 計の開閉部固定構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案は、時計ケースに開閉可能に取り付けら れた開閉部にロックピン用係合凹部を有するロックピン係合部を設け、時計ケー スに、スプリングにより付勢されて先端部を前記ロックピン用係合凹部に係脱可 能に係合し且つ前記スプリングに抗して移動させることにより前記係合を解除す るロックピンを有するロックピン機構部を設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】
かかる構成により、前記開閉部を閉じる方向に回動させると、この開閉部のロ ックピン係合部が前記ロックピンの先端部に接し、このロックピンをスプリング に抗して移動させ、ロックピンの先端部が前記ロックピン用係合凹部に達すると 、スプリングの付勢力でロックピンが押されてこれの先端部がロックピン用係合 凹部に係合して、完全なロックが行われる。そして、前記開閉部を開ける場合に は、前記ロックピンをスプリングに抗して移動させて行う。
【0009】 したがって、前記開閉部を開ける場合には、必ず前記ロックピンをスプリング に抗して移動させなければならず、すなわち、前記ロックピンを引っ張らなけれ ばならず、この操作なくして前記開閉部を開けることができない。 このために、開閉部および時計ケースを物体に衝突させた際、その衝撃で開閉 部が開くという不具合を解消することができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案に係わる開閉 部固定構造を備えた携帯時計の蓋体を開けた状態を示す斜視図、図2(A)は本 考案に係わる携帯時計の開閉部固定構造における開閉部固定前の状態を示す断面 図、図2(B)は本考案に係わる携帯時計の開閉部固定構造における開閉部固定 後の状態を示す断面図、図3はロックピンの他の実施態様を示す平面図である。
【0011】 携帯時計Aは、時計本体1を収容固定した時計ケース2と、開閉部としての蓋 体3とを備えており、この蓋体3はヒンジ部4を介して時計ケース2に取り付け てある。このヒンジ部4は、時計ケース側ピン受部5と蓋体側ピン受部6とにヒ ンジピン7を挿通して構成してある。このヒンジ部4に、前記蓋体3を常に開け る側に付勢する付勢手段を設けてもよい。例えば、前記ヒンジピン7をトーショ ンバーで構成し、前記蓋体3を閉めてロックしたとき、ヒンジピン7に捻りを加 え、このロックを外したとき、ヒンジピン7の捻り反力で蓋体3が自然に開くよ うにする。
【0012】 開閉部固定構造8は、前記時計ケース2の、前記ヒンジ部4とは反対側の部位 に設けられたロック機構部9と、前記蓋体3の、前記ヒンジ部4とは反対側の部 位に設けられたロックピン係合部10とを備えている。
【0013】 前記ロック機構部9は、ロックピン機構部11とクリック機構部12とより成 り、ロックピン機構部11とクリック機構部12とは前記ロックピン係合部10 が挿入できる挿入空間部13を介在させて相対向している。 前記ロックピン機構部11は前記時計ケース2と一体に形成されたばね筒部1 4を有しており、このばね筒部14の前記挿入空間部13側の端面部14aには 、ロックピン貫通孔15が形成してあり、ばね筒部14の外端部にはばね受部を 兼ねるロックピン保持体16が固着してある。
【0014】 前記ばね筒部14内にはロックピン17が設けてある。このロックピン17の 先端部17bは半球状に成されており、また、ロックピン17の中間部にはばね 受け部17aが形成してある。そして、ロックピン17の先部は前記ロックピン 貫通孔15を摺動可能に貫通しており、また、ロックピン17の後部は前記ロッ クピン保持体16の孔部16aを摺動可能に貫通している。
【0015】 前記ロックピン保持体16とロックピン17のばね受け部17aとの間にスプ リング30が介装してあり、このスプリング30により前記ロックピン17は挿 入空間部13側に付勢されていて、ばね受け部17aが前記端面部14aの内面 に衝接し、ロックピン17の先端部17bは挿入空間部13に突入している。こ のロックピン17の後部には摘み18が固着してある。
【0016】 前記クリック機構部12は前記時計ケース2と一体に形成された四角柱状のブ ロック部19を有しており、このブロック部19は前記ロックピン機構部11の ばね筒部14とその外形が同じであって、このブロック部19の前記挿入空間部 13側とは反対側の端面部19aには前記摘み18と同じ形状の飾り20が固着 してある。また、前記ブロック部19の前記挿入空間部13側にはボールクリッ ク21が設けてある。
【0017】 すなわち、前記ブロック部19の前記挿入空間部13側には、これの端面部1 9bに開口する孔部22が設けてあり、この孔部22内にはスプリング23とボ ール24とが収容してあり、このボール24はスプリング23により前記挿入空 間部13側に付勢されて、その一部を前記孔部22の開口部22aから前記挿入 空間部13に突出させている。
【0018】 前記蓋体3に形成されたロックピン係合部10は、蓋体3と一体に形成された 四角柱状のブロック部25を有し、このブロック部25は、その一端面部25a が前記ばね筒部14の端面部14aに、他端面部25bが前記ブロック部19の 端面部19bにそれぞれ近接して前記挿入空間部13に挿入される長さを有し、 その外形はロックピン係合部10が前記挿入空間部13に挿入されたとき、前記 ばね筒部14および前記ブロック部19と共に、一本の四角柱体になるような形 状にしてある。
【0019】 そして、前記ブロック部25の一端面部25aにはロックピン用係合凹部26 が形成してあり、この一端面部25aの縁部にはテーパ面27が形成してある。 また、前記ブロック部25の他端面部25bにはボールロック用凹部28が形成 してある。
【0020】 次に上記の実施例の作動を説明する。前記蓋体3を閉じる方向に回動させると 前記ヒンジ部4のヒンジピン(トーションバー)7が捻られて反発力を蓄える一 方、この蓋体3のロックピン係合部10のテーパ面27が前記ロックピン17の 先端部17bに接し、このロックピン17をスプリング30に抗して移動させ、 ロックピン17の先端部17bが前記ロックピン用係合凹部26に達すると、ス プリング30の付勢力でロックピン17が押されてこれの先端部17bがロック ピン用係合凹部26に係合する。これと同時に、前記ボールクリック21のボー ル24がボールロック用凹部28に嵌入する。これにより前記蓋体3は完全に閉 ざされ、ロックが成される。
【0021】 前記蓋体3を開ける場合には、前記ロックピン機構部11の摘み18を指で摘 んで引くことにより、スプリング30に抗してロックピン17を移動させ、この ロックピン17の先端部17bをロックピン用係合凹部26から外すと、前記ヒ ンジ部4のヒンジピン(トーションバー)7の反発力で前記蓋体3が開く方向に 回動し、蓋体3が開けられる。
【0022】 上記の実施例にあっては、前記蓋体3を開ける場合には、必ず前記ロックピン 17をスプリング30に抗して移動させなければならず、すなわち、前記ロック ピン17を引っ張らなければならず、この操作なくして前記蓋体3を開けること ができない。 このために、蓋体3および時計ケース2を物体に衝突させた際、その衝撃で蓋 体3が開くという不具合を解消することができる。
【0023】 なお、上記の実施例では、開閉部としての蓋体3を示したが、この開閉部は蓋 体3に限らない。例えば、時計ケースを上部ケースと下部ケースとから構成し下 部ケースにヒンジ部を介して上部ケースを取り付け、上部ケースに時計本体を収 容固定し、下部ケースに方位計を収容固定して、時計本体を設けた上部ケース側 を開閉させる構成の携帯時計の場合には、時計本体を設けた上部ケースが開閉部 となる。また、ロックピン係合部10、ロックピン機構部11及びクリック機構 部12を別体で作り、その前記部品を蓋体3及び時計ケース2にロー付け、溶接 等で固定しても良い。また、前記ロックピン17としては、図3に示すように、 截頭円錐形状の先端部17bを有するものを用いてもよい。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、時計ケースに開閉可能に取り付けられた開閉 部にロックピン用係合凹部を有するロックピン係合部を設け、時計ケースに、ス プリングにより付勢されて先端部を前記ロックピン用係合凹部に係脱可能に係合 し且つ前記スプリングに抗して移動させることにより前記係合を解除するロック ピンを有するロックピン機構部を設けたから、前記開閉部を閉じる方向に回動さ せると、この開閉部のロックピン係合部が前記ロックピンの先端部に接し、この ロックピンをスプリングに抗して移動させ、ロックピンの先端部が前記ロックピ ン用係合凹部に達すると、スプリングの付勢力でロックピンが押されてこれの先 端部がロックピン用係合凹部に係合して、完全なロックが行われる。そして、前 記開閉部を開ける場合には、前記ロックピンをスプリングに抗して移動させて行 う。
【0025】 したがって、前記開閉部を開ける場合には、必ず前記ロックピンをスプリング に抗して移動させなければならず、すなわち、前記ロックピンを引っ張らなけれ ばならず、この操作なくして前記開閉部を開けることができない。このために、 開閉部および時計ケースを物体に衝突させた際、その衝撃で開閉部が開くという 不具合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる開閉部固定構造を備えた携帯時
計の蓋体を開けた状態を示す斜視図である。
【図2】(A)は本考案に係わる携帯時計の開閉部固定
構造における開閉部固定前の状態を示す断面図である。
(B)は本考案に係わる携帯時計の開閉部固定構造にお
ける開閉部固定後の状態を示す断面図である。
【図3】ロックピンの他の実施態様を示す平面図であ
る。
【図4】従来の携帯時計の開閉部固定構造の断面図であ
る。
【図5】同開閉部固定構造における係止部材の斜視図で
ある。
【図6】従来の他の携帯時計の開閉部固定構造の断面図
である。
【符号の説明】
2 時計ケース 3 蓋体(開閉部) 10 ロックピン係合部 11 ロックピン機構部 17 ロックピン 26 ロックピン用係合凹部 30 スプリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計ケースに開閉可能に取り付けられた
    開閉部にロックピン用係合凹部を有するロックピン係合
    部を設け、時計ケースに、スプリングにより付勢されて
    先端部を前記ロックピン用係合凹部に係脱可能に係合し
    且つ前記スプリングに抗して移動させることにより前記
    係合を解除するロックピンを有するロックピン機構部を
    設けたことを特徴とする時計の開閉部固定構造。
JP2154993U 1993-04-02 1993-04-02 携帯時計の開閉部固定構造 Pending JPH0676887U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2154993U JPH0676887U (ja) 1993-04-02 1993-04-02 携帯時計の開閉部固定構造

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JP2154993U JPH0676887U (ja) 1993-04-02 1993-04-02 携帯時計の開閉部固定構造

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JPH0676887U true JPH0676887U (ja) 1994-10-28

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ID=12058081

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JP2154993U Pending JPH0676887U (ja) 1993-04-02 1993-04-02 携帯時計の開閉部固定構造

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JP (1) JPH0676887U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102576213A (zh) * 2010-06-21 2012-07-11 王冠国际资产公司 用于方便地更换饰物壳体盖的系统和方法

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