JPH0676765A - 電磁集束型投写型陰極線管 - Google Patents
電磁集束型投写型陰極線管Info
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- JPH0676765A JPH0676765A JP23216992A JP23216992A JPH0676765A JP H0676765 A JPH0676765 A JP H0676765A JP 23216992 A JP23216992 A JP 23216992A JP 23216992 A JP23216992 A JP 23216992A JP H0676765 A JPH0676765 A JP H0676765A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゲッター膜の形成領域を拡大させ、ゲッター
材料の飛散面積を大きくし、ゲッター材料の飛散量を増
大させた電磁集束型投写型陰極線管の提供。 【構成】 電子銃5から延在したゲッターサポートにゲ
ッターリングを取り付け、前記ゲッターリングを高周波
加熱により飛散させて管ネック部の内壁面にゲッター膜
を形成させる電磁集束型投写型陰極線管において、前記
ゲッターサポートを延長させ、その延長されたゲッター
サポートの略先端部及び中間部のそれぞれにゲッターリ
ングを取付け、前記2つのゲッターリングを高周波加熱
により飛散させ、管ネック部の内壁面に一部が重なり合
ったゲッター膜を形成させる。
材料の飛散面積を大きくし、ゲッター材料の飛散量を増
大させた電磁集束型投写型陰極線管の提供。 【構成】 電子銃5から延在したゲッターサポートにゲ
ッターリングを取り付け、前記ゲッターリングを高周波
加熱により飛散させて管ネック部の内壁面にゲッター膜
を形成させる電磁集束型投写型陰極線管において、前記
ゲッターサポートを延長させ、その延長されたゲッター
サポートの略先端部及び中間部のそれぞれにゲッターリ
ングを取付け、前記2つのゲッターリングを高周波加熱
により飛散させ、管ネック部の内壁面に一部が重なり合
ったゲッター膜を形成させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管ネック部にゲッター
膜が形成される電磁集束型投写型陰極線管に係わり、特
に、前記ゲッター膜の形成領域を拡大させ、管内の残留
ガス及び動作時の管内放出ガスの吸収能力を増大させる
ようにした電磁集束型投写型陰極線管に関する。
膜が形成される電磁集束型投写型陰極線管に係わり、特
に、前記ゲッター膜の形成領域を拡大させ、管内の残留
ガス及び動作時の管内放出ガスの吸収能力を増大させる
ようにした電磁集束型投写型陰極線管に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁集束型投写型陰極線管にあっ
ては、電子銃が収納されている管ネック部が比較的長い
構成になっているため、通常、その管ネック部の電子ビ
ームが衝突しないような領域にゲッター膜を形成させ、
前記ゲッター膜によって管内の残留ガス及び動作時の管
内放出ガスを吸収させるようにし、もって、管内の真空
度を向上、維持させている。そして、前記ゲッター膜を
形成する場合には、管の製造時に、電子銃から延在した
ゲッターサポートにバリウム等の金属材料を含んだゲッ
ター材料からなる1つのゲッターリングを取り付けてお
き、管の排気後に前記ゲッターリングを高周波加熱して
前記ゲッター材料を管内に飛散させることにより、管ネ
ック部の内壁面にゲッター膜を形成させるようにしてい
る。
ては、電子銃が収納されている管ネック部が比較的長い
構成になっているため、通常、その管ネック部の電子ビ
ームが衝突しないような領域にゲッター膜を形成させ、
前記ゲッター膜によって管内の残留ガス及び動作時の管
内放出ガスを吸収させるようにし、もって、管内の真空
度を向上、維持させている。そして、前記ゲッター膜を
形成する場合には、管の製造時に、電子銃から延在した
ゲッターサポートにバリウム等の金属材料を含んだゲッ
ター材料からなる1つのゲッターリングを取り付けてお
き、管の排気後に前記ゲッターリングを高周波加熱して
前記ゲッター材料を管内に飛散させることにより、管ネ
ック部の内壁面にゲッター膜を形成させるようにしてい
る。
【0003】図4(a)は、前記従来の電磁集束型投写
型陰極線管の一例を示す一部断面構成図であり、図4
(b)は、管ネック部の内壁面に飛散付着されるゲッタ
ー量である。
型陰極線管の一例を示す一部断面構成図であり、図4
(b)は、管ネック部の内壁面に飛散付着されるゲッタ
ー量である。
【0004】図4(a)において、21は外囲器、22
は管ネック部、23はファンネル部、24はパネル部、
25は電子銃、26はゲッターサポート、27はゲッタ
ーリング、28はカソード及びG1電極、29はG2電
極、30はG3電極、31はG4電極、32はG5電
極、33はシールドカップである。
は管ネック部、23はファンネル部、24はパネル部、
25は電子銃、26はゲッターサポート、27はゲッタ
ーリング、28はカソード及びG1電極、29はG2電
極、30はG3電極、31はG4電極、32はG5電
極、33はシールドカップである。
【0005】そして、電磁集束型投写型陰極線管の外囲
器21は、電子銃25が配置されている管ネック部22
と、径が次第に拡大するファンネル部23と、スクリー
ン(図示なし)が配置されているパネル部24とからな
っている。電子銃25は、カソード及びG1電極28
と、G2電極29と、G3電極30と、G4電極31
と、G5電極32と、シールドカップ33とからなって
いる。また、シールドカップ33の端部からゲッターサ
ポート26が延在しており、このゲッターサポート26
の略先端部分にはゲッターリング27が設けられてい
る。なお、前記ゲッターリング27のゲッターサポート
26への設置は、電磁集束型投写型陰極線管の製造過程
において行なわれるものであり、前記ゲッターリング2
7は、バリウム等の金属からなるゲッター材料を含み、
高周波加熱によりそのゲッター材料が蒸発飛散するもの
で構成される。
器21は、電子銃25が配置されている管ネック部22
と、径が次第に拡大するファンネル部23と、スクリー
ン(図示なし)が配置されているパネル部24とからな
っている。電子銃25は、カソード及びG1電極28
と、G2電極29と、G3電極30と、G4電極31
と、G5電極32と、シールドカップ33とからなって
いる。また、シールドカップ33の端部からゲッターサ
ポート26が延在しており、このゲッターサポート26
の略先端部分にはゲッターリング27が設けられてい
る。なお、前記ゲッターリング27のゲッターサポート
26への設置は、電磁集束型投写型陰極線管の製造過程
において行なわれるものであり、前記ゲッターリング2
7は、バリウム等の金属からなるゲッター材料を含み、
高周波加熱によりそのゲッター材料が蒸発飛散するもの
で構成される。
【0006】前記構成による電磁集束型投写型陰極線管
において、管内の空気を排気した後で、ゲッターリング
27を高周波加熱し、ゲッター材料を蒸発飛散させる
と、前記蒸発飛散したゲッター材料は管ネック部22の
内壁面に付着し、そこにゲッター膜を形成させる。この
場合、前記管ネック部22の内壁面に付着するゲッター
量は、図4(b)に示すような非対称な分布になる。
において、管内の空気を排気した後で、ゲッターリング
27を高周波加熱し、ゲッター材料を蒸発飛散させる
と、前記蒸発飛散したゲッター材料は管ネック部22の
内壁面に付着し、そこにゲッター膜を形成させる。この
場合、前記管ネック部22の内壁面に付着するゲッター
量は、図4(b)に示すような非対称な分布になる。
【0007】また、管ネック部に少なくとも電子ビーム
形成部と集束構造とからなる電子銃が配置され、前記集
束構造は絶縁体の円筒中空管とその内面に形成された螺
旋状の抵抗層とを含んだ構造を有する陰極線管、いわゆ
る、閉回路電子銃型投写型陰極線管においては、管ネッ
ク部の前記円筒中空管の外側に2つのゲッター配列(ゲ
ッターリング)を配置したものが既に知られており、そ
の一例が、特開平3−40343号に開示されている。
形成部と集束構造とからなる電子銃が配置され、前記集
束構造は絶縁体の円筒中空管とその内面に形成された螺
旋状の抵抗層とを含んだ構造を有する陰極線管、いわゆ
る、閉回路電子銃型投写型陰極線管においては、管ネッ
ク部の前記円筒中空管の外側に2つのゲッター配列(ゲ
ッターリング)を配置したものが既に知られており、そ
の一例が、特開平3−40343号に開示されている。
【0008】図5は、前記既知の閉回路電子銃型投写型
陰極線管の一例を示す断面構成図である。
陰極線管の一例を示す断面構成図である。
【0009】図5において、34は外囲器、35は管ネ
ック部、36はファンネル部、37はパネル部、38は
電子銃、39は電子ビーム形成部、40は集束構造、4
1は絶縁体の円筒中空管、42は抵抗層、43は第1の
ゲッター配列(ゲッターリング)、44は第2のゲッタ
ー配列(ゲッターリング)である。
ック部、36はファンネル部、37はパネル部、38は
電子銃、39は電子ビーム形成部、40は集束構造、4
1は絶縁体の円筒中空管、42は抵抗層、43は第1の
ゲッター配列(ゲッターリング)、44は第2のゲッタ
ー配列(ゲッターリング)である。
【0010】そして、閉回路電子銃型投写型陰極線管の
外囲器34は、電子銃38が配置されている管ネック部
35と、径が次第に拡大するファンネル部36と、スク
リーン(図示なし)が配置されているパネル部37から
なっている。電子銃38は、電子ビーム形成部39と集
束構造40とからなっており、この中で、集束構造40
は、絶縁体の円筒中空管41と、円筒中空管41の内壁
面に形成された螺旋状の抵抗層42からなっている。ま
た、円筒中空管41の外壁面には、一定距離をおいて第
1のゲッターリング43と第2のゲッターリング44と
が配置されている。
外囲器34は、電子銃38が配置されている管ネック部
35と、径が次第に拡大するファンネル部36と、スク
リーン(図示なし)が配置されているパネル部37から
なっている。電子銃38は、電子ビーム形成部39と集
束構造40とからなっており、この中で、集束構造40
は、絶縁体の円筒中空管41と、円筒中空管41の内壁
面に形成された螺旋状の抵抗層42からなっている。ま
た、円筒中空管41の外壁面には、一定距離をおいて第
1のゲッターリング43と第2のゲッターリング44と
が配置されている。
【0011】前記構成による閉回路電子銃型投写型陰極
線管においても、管内の空気を排気した後で、第1のゲ
ッターリング43と第2のゲッターリング44とを加熱
し、ゲッター材料を蒸発飛散させると、前記蒸発飛散し
たゲッター材料は管ネック部35の内壁面及び円筒中空
管41の外壁面に付着し、そこにゲッター膜を形成させ
る。
線管においても、管内の空気を排気した後で、第1のゲ
ッターリング43と第2のゲッターリング44とを加熱
し、ゲッター材料を蒸発飛散させると、前記蒸発飛散し
たゲッター材料は管ネック部35の内壁面及び円筒中空
管41の外壁面に付着し、そこにゲッター膜を形成させ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の電磁集束型投写型陰極線管は、電子銃から延在した
ゲッターサポート26に1つのゲッターリング27を取
り付け、前記ゲッターリング27を高周波加熱してゲッ
ター材料を管内に飛散させることにより、管ネック部2
2の内壁面にゲッター膜を形成させるものであるため、
前記ゲッター膜が形成される領域が管ネック部22の内
壁面における比較的狭い範囲に限られていた、即ち、ゲ
ッター材料が飛散して付着する飛散面積が小さく、ゲッ
ター材料の飛散量も少ないものであった。このため、前
記従来の電磁集束型投写型陰極線管においては、ゲッタ
ー膜による前記管内の残留ガス及び動作時の管内放出ガ
スの吸収能力がそれほど大きくならず、経年変化により
管のエミッションが次第に低下するようになって、短期
間内に管寿命が尽きてしまうという問題があった。
来の電磁集束型投写型陰極線管は、電子銃から延在した
ゲッターサポート26に1つのゲッターリング27を取
り付け、前記ゲッターリング27を高周波加熱してゲッ
ター材料を管内に飛散させることにより、管ネック部2
2の内壁面にゲッター膜を形成させるものであるため、
前記ゲッター膜が形成される領域が管ネック部22の内
壁面における比較的狭い範囲に限られていた、即ち、ゲ
ッター材料が飛散して付着する飛散面積が小さく、ゲッ
ター材料の飛散量も少ないものであった。このため、前
記従来の電磁集束型投写型陰極線管においては、ゲッタ
ー膜による前記管内の残留ガス及び動作時の管内放出ガ
スの吸収能力がそれほど大きくならず、経年変化により
管のエミッションが次第に低下するようになって、短期
間内に管寿命が尽きてしまうという問題があった。
【0013】また、前記既知の閉回路電子銃型投写型陰
極線管は、一応、2つのゲッター配列(ゲッターリン
グ)43、44を配置しているものではあるけれども、
前記2つのゲッターリング43、44を陰極線管の外囲
器34の内壁面と円筒中空管41の外壁面との間に設け
ている理由は、前記ゲッターリング43、44を飛散さ
せたときに、ゲッター材料が円筒中空管41の内壁面に
付着し、その内壁面に設けられている螺旋状の抵抗層4
2を電気的に短絡させるのを避けるためであって、この
場合に、前記陰極線管の外囲器34の内壁面と円筒中空
管41の外壁面との間に形成される空間領域は極めて狭
いので、1つのゲッターリングの配置だけでは通常の量
のゲッター材料を飛散させることができず(狭い空間領
域において多くの量のゲッター材料を飛散させると、外
囲器が破損したりする)、2つのゲッターリング43、
44の配置により始めて前記通常の量のゲッター材料を
飛散させるようにしているものである。
極線管は、一応、2つのゲッター配列(ゲッターリン
グ)43、44を配置しているものではあるけれども、
前記2つのゲッターリング43、44を陰極線管の外囲
器34の内壁面と円筒中空管41の外壁面との間に設け
ている理由は、前記ゲッターリング43、44を飛散さ
せたときに、ゲッター材料が円筒中空管41の内壁面に
付着し、その内壁面に設けられている螺旋状の抵抗層4
2を電気的に短絡させるのを避けるためであって、この
場合に、前記陰極線管の外囲器34の内壁面と円筒中空
管41の外壁面との間に形成される空間領域は極めて狭
いので、1つのゲッターリングの配置だけでは通常の量
のゲッター材料を飛散させることができず(狭い空間領
域において多くの量のゲッター材料を飛散させると、外
囲器が破損したりする)、2つのゲッターリング43、
44の配置により始めて前記通常の量のゲッター材料を
飛散させるようにしているものである。
【0014】即ち、前記既知の閉回路電子銃型投写型陰
極線管は、2つのゲッターリング43、44を配置して
いるにも係わらず、前記2つのゲッターリング43、4
4の飛散により形成されたゲッター膜の形成領域の大き
さは全体として従来の通常のゲッター膜の形成領域の大
きさと大差がないものであって、その結果、前記既知の
閉回路電子銃型投写型陰極線管も、ゲッター材料が飛散
して付着する飛散面積が小さく、前記ゲッター材料の飛
散量も少ないものであって、前記問題は未だ解決されて
いないものである。
極線管は、2つのゲッターリング43、44を配置して
いるにも係わらず、前記2つのゲッターリング43、4
4の飛散により形成されたゲッター膜の形成領域の大き
さは全体として従来の通常のゲッター膜の形成領域の大
きさと大差がないものであって、その結果、前記既知の
閉回路電子銃型投写型陰極線管も、ゲッター材料が飛散
して付着する飛散面積が小さく、前記ゲッター材料の飛
散量も少ないものであって、前記問題は未だ解決されて
いないものである。
【0015】本発明は、前記問題点を解決するものであ
って、その目的は、ゲッター膜の形成領域を拡大させ、
ゲッター材料の飛散面積を大きくし、ゲッター材料の飛
散量を増大させた電磁集束型投写型陰極線管を提供する
ことにある。
って、その目的は、ゲッター膜の形成領域を拡大させ、
ゲッター材料の飛散面積を大きくし、ゲッター材料の飛
散量を増大させた電磁集束型投写型陰極線管を提供する
ことにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、電子銃から延在したゲッターサポートに
ゲッターリングを取り付け、前記ゲッターリングを高周
波加熱により飛散させて管ネック部の内壁面にゲッター
膜を形成させる電磁集束型投写型陰極線管において、前
記ゲッターサポートを延長させ、その延長されたゲッタ
ーサポートの略先端部及び中間部のそれぞれにゲッター
リングを取付け、前記2つのゲッターリングを高周波加
熱により飛散させ、管ネック部の内壁面に一部が重なり
合ったゲッター膜を形成させる手段を備える。
に、本発明は、電子銃から延在したゲッターサポートに
ゲッターリングを取り付け、前記ゲッターリングを高周
波加熱により飛散させて管ネック部の内壁面にゲッター
膜を形成させる電磁集束型投写型陰極線管において、前
記ゲッターサポートを延長させ、その延長されたゲッタ
ーサポートの略先端部及び中間部のそれぞれにゲッター
リングを取付け、前記2つのゲッターリングを高周波加
熱により飛散させ、管ネック部の内壁面に一部が重なり
合ったゲッター膜を形成させる手段を備える。
【0017】
【作用】前記手段によれば、管の製造時に、延長された
ゲッターサポートの略先端部及び中間部のそれぞれにゲ
ッターリングを取付けておき、管の排気を行なった後
で、前記各ゲッターリングを高周波加熱し、ゲッター材
料を管内に飛散させる、好ましくは各ゲッターリング毎
に順次飛散させることにより、ゲッター材料を管ネック
部の内壁面に付着させ、ゲッター膜を形成させる。そし
て、管内の2つのゲッターリングの取付位置を選択する
ことにより、このゲッター膜の形成時に、1つのゲッタ
ーリングの飛散により得られるゲッター膜と、もう1つ
のゲッターリングの飛散により得られるゲッター膜とが
前記内壁面において一部が重なり合うように形成すれ
ば、ゲッター膜の形成領域を拡大させることができ、そ
れとともに、ゲッター材料の飛散面積を大きくし、ゲッ
ター材料の飛散量を増大させることができる。
ゲッターサポートの略先端部及び中間部のそれぞれにゲ
ッターリングを取付けておき、管の排気を行なった後
で、前記各ゲッターリングを高周波加熱し、ゲッター材
料を管内に飛散させる、好ましくは各ゲッターリング毎
に順次飛散させることにより、ゲッター材料を管ネック
部の内壁面に付着させ、ゲッター膜を形成させる。そし
て、管内の2つのゲッターリングの取付位置を選択する
ことにより、このゲッター膜の形成時に、1つのゲッタ
ーリングの飛散により得られるゲッター膜と、もう1つ
のゲッターリングの飛散により得られるゲッター膜とが
前記内壁面において一部が重なり合うように形成すれ
ば、ゲッター膜の形成領域を拡大させることができ、そ
れとともに、ゲッター材料の飛散面積を大きくし、ゲッ
ター材料の飛散量を増大させることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の電磁集束型投写型陰極線管の
実施例を図面を用いて説明する。
実施例を図面を用いて説明する。
【0019】図1(a)は、本発明に係わる電磁集束型
投写型陰極線管の第1の実施例を示す断面構成図であ
り、図1(b)は、管ネック部の内壁面に飛散付着され
るゲッター量である。
投写型陰極線管の第1の実施例を示す断面構成図であ
り、図1(b)は、管ネック部の内壁面に飛散付着され
るゲッター量である。
【0020】図1(a)において、1は外囲器、2は管
ネック部、3はファンネル部、4はパネル部、5は電子
銃、6はゲッターサポート、7は第1のゲッターリン
グ、8は第2のゲッターリング、9はカソード及びG1
電極、10はG2電極、11はG3電極、12はG4電
極、13はG5電極、14はシールドカップである。
ネック部、3はファンネル部、4はパネル部、5は電子
銃、6はゲッターサポート、7は第1のゲッターリン
グ、8は第2のゲッターリング、9はカソード及びG1
電極、10はG2電極、11はG3電極、12はG4電
極、13はG5電極、14はシールドカップである。
【0021】そして、電磁集束型投写型陰極線管の外囲
器1は、電子銃5が配置されており、比較的長い形状を
有する管ネック部2と、前方に行くに従って次第に拡大
する径を有するファンネル部3と、スクリーン(図示な
し)が配置されているパネル部4とからなっている。ま
た、電子銃5は、カソード及びG1電極9と、G2電極
10と、G3電極11と、G4電極12と、G5電極1
3と、シールドカップ14とからなっており、G5電極
13とシールドカップ14とは電気的に接続されてい
る。シールドカップ14の端部からは従来のものとと同
様にゲッターサポート6が延在しているが、このゲッタ
ーサポート6の長さは従来のものよりもかなり長くなる
ように選び、そのゲッターサポート6の中間部分に第1
のゲッターリング7が設けられ、かつ、前記ゲッターサ
ポート6の略先端部分に第2のゲッターリング8が設け
られる。なお、本実施例においても、前記第1及び第2
のゲッターリング7、8のゲッターサポート6設置は、
電磁集束型投写型陰極線管を製造工程において行なわれ
るものであり、前記第1及び第2のゲッターリング7、
8は、バリウム等の金属からなるゲッター材料を含み、
高周波加熱によりそのゲッター材料が蒸発飛散するもの
で形成される。
器1は、電子銃5が配置されており、比較的長い形状を
有する管ネック部2と、前方に行くに従って次第に拡大
する径を有するファンネル部3と、スクリーン(図示な
し)が配置されているパネル部4とからなっている。ま
た、電子銃5は、カソード及びG1電極9と、G2電極
10と、G3電極11と、G4電極12と、G5電極1
3と、シールドカップ14とからなっており、G5電極
13とシールドカップ14とは電気的に接続されてい
る。シールドカップ14の端部からは従来のものとと同
様にゲッターサポート6が延在しているが、このゲッタ
ーサポート6の長さは従来のものよりもかなり長くなる
ように選び、そのゲッターサポート6の中間部分に第1
のゲッターリング7が設けられ、かつ、前記ゲッターサ
ポート6の略先端部分に第2のゲッターリング8が設け
られる。なお、本実施例においても、前記第1及び第2
のゲッターリング7、8のゲッターサポート6設置は、
電磁集束型投写型陰極線管を製造工程において行なわれ
るものであり、前記第1及び第2のゲッターリング7、
8は、バリウム等の金属からなるゲッター材料を含み、
高周波加熱によりそのゲッター材料が蒸発飛散するもの
で形成される。
【0022】前記構成を有する本実施例の電磁集束型投
写型陰極線管において、管内の空気を排気装置を用いて
真空排気した後に、始めに、第1のゲッターリング7を
高周波加熱し、ゲッター材料を蒸発飛散させると、前記
蒸発飛散したゲッター材料は、図1(b)のに示すよ
うな分布になって、管ネック部2の内壁面に飛散付着す
るようになり、そこに第1のゲッター膜を形成させる。
続いて、第2のゲッターリング8を高周波加熱し、前と
同様にゲッター材料を蒸発飛散させると、前記蒸発飛散
したゲッター材料は、図1(b)のに示すような分布
になって、管ネック部2の内壁面に飛散付着するように
なり、そこに第2のゲッター膜を形成させる。この場
合、前記第1のゲッターリング7及び第2のゲッターリ
ング8の設置位置を選択することにより、前記第1及び
第2のゲッター膜の一部を重なり合わせるようにし、全
体のゲッター量が図1(b)の点線で示すような分布に
なるようにしている。
写型陰極線管において、管内の空気を排気装置を用いて
真空排気した後に、始めに、第1のゲッターリング7を
高周波加熱し、ゲッター材料を蒸発飛散させると、前記
蒸発飛散したゲッター材料は、図1(b)のに示すよ
うな分布になって、管ネック部2の内壁面に飛散付着す
るようになり、そこに第1のゲッター膜を形成させる。
続いて、第2のゲッターリング8を高周波加熱し、前と
同様にゲッター材料を蒸発飛散させると、前記蒸発飛散
したゲッター材料は、図1(b)のに示すような分布
になって、管ネック部2の内壁面に飛散付着するように
なり、そこに第2のゲッター膜を形成させる。この場
合、前記第1のゲッターリング7及び第2のゲッターリ
ング8の設置位置を選択することにより、前記第1及び
第2のゲッター膜の一部を重なり合わせるようにし、全
体のゲッター量が図1(b)の点線で示すような分布に
なるようにしている。
【0023】この場合、本実施例の電磁集束型投写型陰
極線管における第1及び第2のゲッターリング7、8の
取付位置は、例えば、前記第1のゲッターリング7の取
付位置を従来の電磁集束型投写型陰極線管におけるゲッ
ターリングの取付位置と略同じ位置になるように選び、
前記第2のゲッターリング8の取付位置を前記第1のゲ
ッターリング7の取付位置から20乃至40mm離れた位
置になるように選ぶ。
極線管における第1及び第2のゲッターリング7、8の
取付位置は、例えば、前記第1のゲッターリング7の取
付位置を従来の電磁集束型投写型陰極線管におけるゲッ
ターリングの取付位置と略同じ位置になるように選び、
前記第2のゲッターリング8の取付位置を前記第1のゲ
ッターリング7の取付位置から20乃至40mm離れた位
置になるように選ぶ。
【0024】このような取付位置を選択すると、ゲッタ
ー材料の飛散により得られる全体のゲッター量が図1
(b)の点線で示すような分布になるとともに、第1の
ゲッターリング7の高周波加熱時に第2のゲッターリン
グ8が同時に加熱されることがなく、しかも、第2のゲ
ッターリング8に電子ビームがぶつかることもない。
ー材料の飛散により得られる全体のゲッター量が図1
(b)の点線で示すような分布になるとともに、第1の
ゲッターリング7の高周波加熱時に第2のゲッターリン
グ8が同時に加熱されることがなく、しかも、第2のゲ
ッターリング8に電子ビームがぶつかることもない。
【0025】このように、本実施例の電磁集束型投写型
陰極線管によれば、全体のゲッター量が図1(b)の点
線で示すような分布になって、ゲッター飛散面積が従来
のこの種の管のゲッター飛散面積より相当に大きくな
り、しかも、2度に渡るゲッターフラッシュの実行によ
り、ゲッター量も従来のこの種の管のゲッター量の約2
倍近くまで増大させることができる。
陰極線管によれば、全体のゲッター量が図1(b)の点
線で示すような分布になって、ゲッター飛散面積が従来
のこの種の管のゲッター飛散面積より相当に大きくな
り、しかも、2度に渡るゲッターフラッシュの実行によ
り、ゲッター量も従来のこの種の管のゲッター量の約2
倍近くまで増大させることができる。
【0026】また、図2は、電磁集束型投写型陰極線管
の動作時間に対するガス吸収量特性の変化を示すグラフ
であって、aは本発明による電磁集束型投写型陰極線管
の前記特性、bは従来の電磁集束型投写型陰極線管の前
記特性を表わしている。
の動作時間に対するガス吸収量特性の変化を示すグラフ
であって、aは本発明による電磁集束型投写型陰極線管
の前記特性、bは従来の電磁集束型投写型陰極線管の前
記特性を表わしている。
【0027】なお、図3においては、動作時間1時間以
内の従来の電磁集束型投写型陰極線管の前記特性を基準
値(100)とし、それ以外の各特性を、前記基準値に
対する相対値で表わすようにしたものである。
内の従来の電磁集束型投写型陰極線管の前記特性を基準
値(100)とし、それ以外の各特性を、前記基準値に
対する相対値で表わすようにしたものである。
【0028】図2に示すように、従来の電磁集束型投写
型陰極線管の動作時間に対するガス吸収量特性、及び、
本発明による電磁集束型投写型陰極線管の前記特性は、
動作時間の経過に従ってともに低下するが、全動作時間
を通じて本発明による電磁集束型投写型陰極線管の前記
特性が従来の電磁集束型投写型陰極線管の前記特性を下
回ることはなく、しかも、本発明による電磁集束型投写
型陰極線管の前記特性は、従来の電磁集束型投写型陰極
線管の前記特性に比べて2倍程度大きくなっており、前
記特性が大幅に改良されていることが判る。
型陰極線管の動作時間に対するガス吸収量特性、及び、
本発明による電磁集束型投写型陰極線管の前記特性は、
動作時間の経過に従ってともに低下するが、全動作時間
を通じて本発明による電磁集束型投写型陰極線管の前記
特性が従来の電磁集束型投写型陰極線管の前記特性を下
回ることはなく、しかも、本発明による電磁集束型投写
型陰極線管の前記特性は、従来の電磁集束型投写型陰極
線管の前記特性に比べて2倍程度大きくなっており、前
記特性が大幅に改良されていることが判る。
【0029】続く、図3は、本発明に係わる電磁集束型
投写型陰極線管の第2の実施例の要部構成を示す断面構
成図である。
投写型陰極線管の第2の実施例の要部構成を示す断面構
成図である。
【0030】図3において、15は円筒状の絶縁体であ
り、その他、図1(a)に示す構成要素と同じ構成要素
には同じ符号を付けている。
り、その他、図1(a)に示す構成要素と同じ構成要素
には同じ符号を付けている。
【0031】そして、円筒状の絶縁体15は、例えば、
ガラスやセラミック等の絶縁材料からなっており、ゲッ
ターサポート6の中間部分から先の部分の内側に、具体
的には、ゲッターサポート6における第1のゲッターリ
ング7の取付位置から先の部分の内側に設けられてい
る。また、円筒状の絶縁体15は、電子銃5内を通過す
る電子ビームが、この円筒状の絶縁体15にぶつからな
いように、その長さや径が選ばれるもので、例えば、そ
の長さが40mm程度に選ばれ、その径が出来る限り大き
くなるように選ばれる。
ガラスやセラミック等の絶縁材料からなっており、ゲッ
ターサポート6の中間部分から先の部分の内側に、具体
的には、ゲッターサポート6における第1のゲッターリ
ング7の取付位置から先の部分の内側に設けられてい
る。また、円筒状の絶縁体15は、電子銃5内を通過す
る電子ビームが、この円筒状の絶縁体15にぶつからな
いように、その長さや径が選ばれるもので、例えば、そ
の長さが40mm程度に選ばれ、その径が出来る限り大き
くなるように選ばれる。
【0032】ここで、本実施例の電磁集束型投写型陰極
線管(以下、これを前者という)と、前述の第1の実施
例の電磁集束型投写型陰極線管(以下、これを後者とい
う)との構成を比較すると、前者は、前記円筒状の絶縁
体15を具備しているのに対して、後者は、前記円筒状
の絶縁体15を具備していない点だけであって、その余
の構成は前者と後者との間に何等の違いがないので、前
者の構成についてのこれ以上の詳しい説明は省略する。
線管(以下、これを前者という)と、前述の第1の実施
例の電磁集束型投写型陰極線管(以下、これを後者とい
う)との構成を比較すると、前者は、前記円筒状の絶縁
体15を具備しているのに対して、後者は、前記円筒状
の絶縁体15を具備していない点だけであって、その余
の構成は前者と後者との間に何等の違いがないので、前
者の構成についてのこれ以上の詳しい説明は省略する。
【0033】また、第1及び第2のゲッターリング7、
8を順次高周波加熱し、その高周波加熱を行なう度毎に
ゲッター材料を管内に蒸発飛散させ、その蒸発飛散した
ゲッター材料を管ネック部2の内壁面に順次付着させる
ことにより、前記管ネック部2の内壁面に一部が重なり
合ったゲッター膜を形成させる動作は、前者と後者との
間に違いがない。
8を順次高周波加熱し、その高周波加熱を行なう度毎に
ゲッター材料を管内に蒸発飛散させ、その蒸発飛散した
ゲッター材料を管ネック部2の内壁面に順次付着させる
ことにより、前記管ネック部2の内壁面に一部が重なり
合ったゲッター膜を形成させる動作は、前者と後者との
間に違いがない。
【0034】しかるに、前記動作において、後者は、単
に、前記管ネック部2の内壁面に前述のようなゲッター
膜を形成させるだけであるのに対し、前者は、前記管ネ
ック部2の内壁面に前述のようなゲッター膜を形成させ
るとともに、円筒状の絶縁体15の外壁面にも前述のよ
うなゲッター膜を形成させている。このため、前者のゲ
ッター飛散面積は、後者のゲッター飛散面積よりもかな
り大きくなる。
に、前記管ネック部2の内壁面に前述のようなゲッター
膜を形成させるだけであるのに対し、前者は、前記管ネ
ック部2の内壁面に前述のようなゲッター膜を形成させ
るとともに、円筒状の絶縁体15の外壁面にも前述のよ
うなゲッター膜を形成させている。このため、前者のゲ
ッター飛散面積は、後者のゲッター飛散面積よりもかな
り大きくなる。
【0035】このように、本実施例によれば、前述の第
1の実施例で期待できる作用効果に加えて、ゲッター飛
散面積を著しく拡大させることができるという作用効果
が期待できるものである。
1の実施例で期待できる作用効果に加えて、ゲッター飛
散面積を著しく拡大させることができるという作用効果
が期待できるものである。
【0036】なお、前記各実施例において示されている
数値や位置、例えば、第1のゲッターリング7及び第2
のゲッターリングとの間隔、または、円筒状の絶縁体1
5の長さ等は、それぞれ、実施に際して好ましいもので
はあるけれども、本発明は、そのようなものに限られ
ず、適宜、他の数値や位置を選択しても構わない。
数値や位置、例えば、第1のゲッターリング7及び第2
のゲッターリングとの間隔、または、円筒状の絶縁体1
5の長さ等は、それぞれ、実施に際して好ましいもので
はあるけれども、本発明は、そのようなものに限られ
ず、適宜、他の数値や位置を選択しても構わない。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ゲッターサポート6の略先端部及び中間部のそれぞれに
第1及び第2のゲッターリング7、8を取付け、管の排
気を行なった後で、第1及び第2のゲッターリング7、
8を高周波加熱し、ゲッター材料を管内に飛散させるこ
とにより、ゲッター材料を管ネック部2の内壁面に付着
させてゲッター膜を形成しているので、ゲッター膜の形
成領域が従来のものに比べて拡大されるようになり、そ
れとともに、ゲッター飛散面積を従来のこの種の管のゲ
ッター飛散面積より相当に大きくさせることができ、か
つ、2度のゲッターフラッシュの実行により、ゲッター
量も従来のこの種の管のゲッター量の約2倍近くまで増
大できるという効果がある。
ゲッターサポート6の略先端部及び中間部のそれぞれに
第1及び第2のゲッターリング7、8を取付け、管の排
気を行なった後で、第1及び第2のゲッターリング7、
8を高周波加熱し、ゲッター材料を管内に飛散させるこ
とにより、ゲッター材料を管ネック部2の内壁面に付着
させてゲッター膜を形成しているので、ゲッター膜の形
成領域が従来のものに比べて拡大されるようになり、そ
れとともに、ゲッター飛散面積を従来のこの種の管のゲ
ッター飛散面積より相当に大きくさせることができ、か
つ、2度のゲッターフラッシュの実行により、ゲッター
量も従来のこの種の管のゲッター量の約2倍近くまで増
大できるという効果がある。
【0038】また、本発明によれば、ゲッター飛散面積
が大きくなり、ゲッター量が増大したので、管内の残留
ガス及び動作時の管内放出ガスを吸収能力が増大し、経
年変化による管のエミッション低下を抑え、管寿命を長
くできるという効果もある。
が大きくなり、ゲッター量が増大したので、管内の残留
ガス及び動作時の管内放出ガスを吸収能力が増大し、経
年変化による管のエミッション低下を抑え、管寿命を長
くできるという効果もある。
【図1】本発明に係わる電磁集束型投写型陰極線管の第
1の実施例を示す一部断面構成図である。
1の実施例を示す一部断面構成図である。
【図2】電磁集束型投写型陰極線管の動作時間に対する
ガス吸収量特性の変化を示すグラフである。
ガス吸収量特性の変化を示すグラフである。
【図3】本発明に係わる電磁集束型投写型陰極線管の第
2の実施例の要部を示す断面構成図である。
2の実施例の要部を示す断面構成図である。
【図4】従来の電磁集束型投写型陰極線管の一例を示す
一部断面構成図である。
一部断面構成図である。
【図5】従来の閉回路電子銃型投写型陰極線管の一例を
示す断面構成図である。
示す断面構成図である。
1 外囲器 2 管ネック部 3 ファンネル部 4 パネル部 5 電子銃 6 ゲッターサポート 7 第1のゲッターリング 8 第2のゲッターリング 9 カソード及びG1電極 10 G2電極 11 G3電極 12 G4電極 13 G5電極 14 シールドカップ 15 円筒状の絶縁体
Claims (3)
- 【請求項1】 電子銃から延在したゲッターサポートに
ゲッターリングを取り付け、前記ゲッターリングを高周
波加熱により飛散させて管ネック部の内壁面にゲッター
膜を形成させる電磁集束型投写型陰極線管において、前
記ゲッターサポートを延長させ、その延長されたゲッタ
ーサポートの略先端部及び中間部のそれぞれにゲッター
リングを取付け、前記2つのゲッターリングを高周波加
熱により飛散させ、管ネック部の内壁面に一部が重なり
合ったゲッター膜を形成させることを特徴とする電磁集
束型投写型陰極線管。 - 【請求項2】 前記2つのゲッターリングは、前記ゲッ
ターサポートへ20乃至40mmの間隔をもって取り付け
られていることを特徴とする請求項1記載の電磁集束型
投写型陰極線管。 - 【請求項3】 前記ゲッターサポートは、延長された部
分の内側に円筒状の絶縁体が配置され、前記ゲッターリ
ングの高周波加熱による飛散時に、前記円筒状の絶縁体
の外壁面にもゲッター膜を形成させることを特徴とする
請求項1記載の電磁集束型投写型陰極線管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23216992A JPH0676765A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 電磁集束型投写型陰極線管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23216992A JPH0676765A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 電磁集束型投写型陰極線管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0676765A true JPH0676765A (ja) | 1994-03-18 |
Family
ID=16935081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23216992A Pending JPH0676765A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 電磁集束型投写型陰極線管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0676765A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4870459A (en) * | 1987-11-06 | 1989-09-26 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Copying machine |
-
1992
- 1992-08-31 JP JP23216992A patent/JPH0676765A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4870459A (en) * | 1987-11-06 | 1989-09-26 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Copying machine |
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