JPH0676629U - 吸入空気量コントロール装置 - Google Patents

吸入空気量コントロール装置

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JPH0676629U
JPH0676629U JP2121193U JP2121193U JPH0676629U JP H0676629 U JPH0676629 U JP H0676629U JP 2121193 U JP2121193 U JP 2121193U JP 2121193 U JP2121193 U JP 2121193U JP H0676629 U JPH0676629 U JP H0676629U
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JP
Japan
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ultrasonic motor
rotor
valve
intake air
amount control
Prior art date
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Pending
Application number
JP2121193U
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English (en)
Inventor
輝一 西村
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造簡単で、コンパクトとなり、しかも精
度の高い制御を可能とし、かつ、吸入空気量コントロー
ルバルブが閉のまま超音波モータの電源が切れても、開
の状態に戻るようにしてエンジンへの悪影響を防ぐこ
と。 【構成】 吸入空気量コントロールバルブの開閉弁10
の駆動源として、互いに接着されてステータを構成して
いる圧電体31,弾性体32及び該ステータに圧着され
てその振動波により回転駆動されるロータ33等より成
る超音波モータを用いる。そして、ロータ33をステー
タの弾性体32へ圧着させるための押圧部分にダイヤフ
ラム20を設け、空気圧によって押圧力を得るようにす
る。さらに、上記押圧用の空気を送る送気管6中に電磁
弁5を設け、その電源を超音波モータの電源Sと共通に
する。超音波モータの電源が切れた場合、上記電磁弁5
の電源も同時に切れて上記空気が抜け、ロータ33のス
テータ32への圧着力はなくなる。その結果、ロータ3
3がフリーとなって、開閉弁10が開の状態に戻る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の吸入空気量を調節する 吸入空気量コントロール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は、吸入空気量コントロールバルブの概略的な構造を示す図である。図3 において、1は吸入空気量コントロールバルブ、10は開閉弁、11は開閉弁回 転軸、12,13は軸受、14はレバー、15はレバー駆動軸である。 この吸入空気量コントロールバルブは、レバー駆動軸15,レバー14を介し て開閉弁回転軸11を0〜90度の範囲で回転させて、開閉弁10の開度を調整 する。それによりエンジンの吸入空気量を最適な値に制御して、排気ガス中のN Ox (窒素酸化物)や黒煙の発生を最小限に抑えるようにする。 その駆動源としては、従来、DCモータやステップモータ等が使われていたが 、両者共、ギヤを使って減速させてやる必要があるため構造が複雑になっていた 。
【0003】 一方、構造が簡単で精度の高い制御が可能なモータとして、超音波モータが知 られている。 図4は、超音波モータの概略的な構造を示す図である。図4において、3は超 音波モータ、31は圧電体、32は銅合金等より成る弾性体、33はアルミ合金 等より成るロータ、34はスライダー、35は板バネ状の加圧スプリング、36 は基体、37はモータ回転軸、38は軸受、39はカバーである。 上記圧電体31と弾性体32とは、一体的に接着されてステータを構成してい る。スライダー34は、ロータ33に接着されて、弾性体32とロータ33との 間に安定した摩擦力を得て、ロータ33の回転効率を向上させたり、弾性体32 とロータ33との間に発生するすべりによる磨耗を防いだりするためのもので、 エンジニアリングプラスチックで形成されている。
【0004】 図5は、超音波モータの駆動原理を説明するための図である。図5(イ)は、 圧電体31と弾性体32とより成るステータの断面を示しており、図5(ロ)は 、圧電体31への高周波電源の接続状態を示している。符号は、図4のものに対 応し、41,42は高周波電源である。 図5(イ)の各矢印で示すように、圧電体31は、隣り合う小区分が厚み方向 に、かつ交互に反対の方向に分極処理されている。そして、図5(ロ)に示すよ うに、圧電体31をA区分とB区分の二つの区分に分けて、それぞれに高周波電 源41,42から90度の位相差を持つ高周波電圧を印加する。その結果、A区 分とB区分上の弾性体32を固有の振動数で振動させ、それにより発生した振動 波が相互に干渉を起こし、合成されて弾性体32の表面を一方向に進む進行波が 発生する。超音波モータは、その進行波を駆動源とするものである。
【0005】 その進行波により上記ロータ33が回転力を受けて回転する。その際、弾性体 32の進行波による駆動力をロータ33に伝えるため、ロータ33を弾性体32 に強く圧着させる必要がある。そのため、加圧スプリング35により、ロータ3 3を強く押圧している。なお、加圧スプリング35とロータ33との接触部は、 ロータ33の回転を阻害しないようにできるだけ接触面積を小さくして、摩擦が 小さくなるようにしている。
【0006】 なお、このような超音波モータに関連する従来の文献としては、例えば、特公 昭59−37673号公報がある。
【0007】 このような超音波モータ3を吸入空気量コントロールバルブ1の駆動源として 使えば、低速で高トルクが得られるため、モータを開閉弁回転軸11に直結する ことができ、構造が簡単で、軽量,コンパクトとなり、しかも精度の高い吸入空 気量制御が可能になる。 図6は、吸入空気量コントロールバルブに超音波モータを取り付けた状態を示 す図である。符号は、図3,図4に対応している。 このように、装置をコンパクトにすることができる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
(問題点) しかしながら、このように吸入空気量コントロールバルブ1の開閉弁回転軸1 1に直結して超音波モータ3を設けると、開閉弁10が閉の状態の時に超音波モ ータ3の電源が断線等により切れると、開閉弁10が閉の状態のまま動かなくな って、エンジンに悪影響が出る可能性があるという問題点がある。
【0009】 (問題点の説明) 上述したように、超音波モータにおいては、加圧スプリング35によりロータ 33をステータの弾性体32に圧着させている。そのためロータ33と弾性体3 2との間の摩擦力により、圧電体31に課電して超音波モータ3を駆動させると き以外はロータ33はロックされて動かなくなる。そのため、開閉弁10が閉の 状態で超音波モータ3の電源が切れると、開閉弁10が閉の状態のまま固定され てしまう。開閉弁10が閉のまま固定されると、エンジンへの吸入空気量が少な くなって不完全燃焼を起こし、排気ガスの黒煙が多くなると共に、エンジンの出 力が低下して最悪の場合事故に結び付く可能性もある。 本考案は、以上のような問題点を解決することを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本考案の吸入空気量コントロール装置では、吸入空 気量コントロールバルブの駆動源として、ロータをステータへ圧着する押圧部分 にダイヤフラムを設け、空気の圧力によって押圧力を得るようにした超音波モー タを用い、上記押圧用空気の送気路中に超音波モータと電源を共通にした電磁弁 を設けることとした。
【0011】
【作 用】
吸入空気量コントロールバルブの駆動源として超音波モータを用い、かつ、そ のロータをステータへ圧着する押圧部分にダイヤフラムを設け、空気の圧力によ って押圧力を得るようにする。そして、上記押圧用空気の送気路中に超音波モー タと電源を共通にした電磁弁を設け、異常時超音波モータの電源がきれた場合、 上記電磁弁の電源も同時に切れ、上記押圧部分の空気の圧力が抜ける。 そのため、吸入空気量コントロールバルブの開閉弁が閉の状態の時に超音波モ ータの電源が切れても、それと同時に上記電磁弁が閉じるため加圧できなくなり 、その内、圧力が抜けてロータをステータへ圧着する押圧力はなくなるので、上 記開閉弁を開の状態に戻すことができるようになる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は、本考案の第1実施例を示す図である。符号は、図3,図4のものに対 応し、4はコントローラ、5は電磁弁、6は送気管、20はダイヤフラム、21 は下側カバー、22は上側カバー、23は押下部材、24はリング状板、25… 空気室、26は押圧スプリングである。
【0013】 カバーを下側カバー21と上側カバー22とに分割し、その間にダイヤフラム 20を設ける。そして、ダイヤフラム20と上側カバー22の間にできる空気室 25の空気圧で、押下部材23,リング状板24を矢印B方向に押し下げ、加圧 スプリング35を介してロータ33をステータの弾性体32に圧着させるように する。また、開閉弁10は、ロータ33と一体的に回転するが、ロータ33がフ リーの状態のときは、基盤18と開閉弁回転軸11との間に設けられたリターン スプリング(図示せず)によって、常に開の状態に戻るようにしておく。 エンジンスタート時、電磁弁5をオンにして、送気管6を通して加圧空気を矢 印A方向に圧入する。その結果、ロータ33が弾性体32に圧着されて、超音波 モータ3は正常なコントロール状態となる。その結果、エンジン回転数やエンジ ンの負荷状態に応じ、コントローラ4によって開閉弁10の開度を自由にコント ロールすることができる。
【0014】 上記電磁弁5の電源は、上記コントローラ4の電源Sと共通にしておく。 そのため、何らかの異常によりコントローラ4の電源が切れた場合、それと共 通な電源に接続されている電磁弁5もオフとなり、空気室25の圧力が抜ける。 そのとき、ロータ33に掛かる押圧力は、押圧スプリング26と加圧スプリング 35によるものだけとなるが、それらの押圧力は極く弱く設定してあって、ロー タ33はほぼフリーの状態となる。その結果、超音波モータ3の電源遮断時、開 閉弁10は上記リターンスプリングによって開の状態となる。その結果、開閉弁 10の閉状態ロックによりエンジンへ悪影響が出ることを防ぐことができる。
【0015】 図2は、本考案の第2実施例を示す図である。符号は、図1のものに対応し、 27は軸受である。 この実施例では、上記第1実施例におけるリング状板24と加圧スプリング3 5の代わりに、リング状の軸受27を設けている。このようにしても、正常時は 、空気圧によりロータ33に押圧力を与え、超音波モータ3の電源遮断時には、 その押圧力を開放して、開閉弁10を開状態にすることができる。
【0016】
【考案の効果】
以上述べた如く、本考案の吸入空気量コントロール装置によれば、駆動源とし て超音波モータを用いたことにより、構造簡単で、軽量,コンパクトとなり、し かも精度の高い吸入空気量制御が可能となる。さらに、吸入空気量コントロール バルブの開閉弁が閉の状態の時に超音波モータの電源が切れても、それと同時に ロータをステータへ圧着する押圧力はなくなり、開閉弁が閉の状態のままロック されて動かなくなるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1実施例を示す図
【図2】 本考案の第2実施例を示す図
【図3】 吸入空気量コントロールバルブの概略的な構
造を示す図
【図4】 超音波モータの概略的な構造を示す図
【図5】 超音波モータの駆動原理を説明するための図
【図6】 吸入空気量コントロールバルブに超音波モー
タを取り付けた状態を示す図
【符号の説明】
1…吸入空気量コントロールバルブ、3…超音波モー
タ、4…コントローラ、5…電磁弁、6…送気管、10
…開閉弁、11…開閉弁回転軸、12,13,16,1
7…軸受、14…レバー、15…レバー駆動軸、18…
基盤、20…ダイヤフラム、21…下側カバー、22…
上側カバー、23…押下部材、24…リング状板、25
…空気室、26…押圧スプリング、31…圧電体、32
…弾性体、33…ロータ、34…スライダー、35…加
圧スプリング、36…基体、37…モータ回転軸、38
…軸受、39…カバー、41,42…高周波電源

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸入空気量コントロールバルブの駆動源
    として、ロータをステータへ圧着する押圧部分にダイヤ
    フラムを設け、空気の圧力によって押圧力を得るように
    した超音波モータを用い、上記押圧用空気の送気路中に
    超音波モータと電源を共通にした電磁弁を設けたことを
    特徴とする吸入空気量コントロール装置。
JP2121193U 1993-03-31 1993-03-31 吸入空気量コントロール装置 Pending JPH0676629U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2121193U JPH0676629U (ja) 1993-03-31 1993-03-31 吸入空気量コントロール装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2121193U JPH0676629U (ja) 1993-03-31 1993-03-31 吸入空気量コントロール装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0676629U true JPH0676629U (ja) 1994-10-28

Family

ID=12048667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2121193U Pending JPH0676629U (ja) 1993-03-31 1993-03-31 吸入空気量コントロール装置

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JP (1) JPH0676629U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011516014A (ja) * 2007-09-19 2011-05-19 ピナノテック(ピエゾ ナノ−テクノロジー)エルティーディー スティックスリップ圧電モータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011516014A (ja) * 2007-09-19 2011-05-19 ピナノテック(ピエゾ ナノ−テクノロジー)エルティーディー スティックスリップ圧電モータ

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