JPH0676467U - 浴槽排水栓装置 - Google Patents

浴槽排水栓装置

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JPH0676467U
JPH0676467U JP1793293U JP1793293U JPH0676467U JP H0676467 U JPH0676467 U JP H0676467U JP 1793293 U JP1793293 U JP 1793293U JP 1793293 U JP1793293 U JP 1793293U JP H0676467 U JPH0676467 U JP H0676467U
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JP
Japan
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drain plug
valve
pressure
cylinder
bathtub
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Application number
JP1793293U
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English (en)
Inventor
勝章 小堀
Original Assignee
株式会社イナックス
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 遠隔操作型の浴槽排水栓装置の作動を確実に
行なう。 【構成】 流体圧発生装置40と排水栓2を圧力伝達ホ
ース6で接続し、媒体の圧力を利用して、排水栓2の弁
体19の開閉を行なう。 【効果】 流体圧発生装置によって生み出される作動流
体の圧力を圧力伝達管によって排水栓のシリンダ部に伝
達することによって、弁体を上下動させる。この圧力伝
達管は錆等の影響を受けないから、高湿度の使用環境に
おいても長期間にわたって円滑な弁の開閉作動を行なえ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は弁体を遠隔操作にて開閉させる浴槽排水栓装置に係り、詳しくは排水 栓に内蔵された流体圧作動弁を遠隔操作によって作動させるように構成された浴 槽排水栓装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
弁体を遠隔操作にて開閉させる浴槽排水栓装置としては、操作部と弁体とを操 作ケーブルで接続し、操作力を伝達するように構成されたものが多く用いられて いる。この構成は、例えば、アウタチューブ内にインナチューブが挿通されてい るようなプッシュプルケーブルを用いて、操作部のボタンやレバー等に加えられ る力を排水栓側の弁体まで伝達し、該弁体を弁シート部に対して離着座させるよ うなものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の浴槽排水栓装置においては、上述の如く、操作ケーブル等を用いて排水 栓内の弁体の開閉動作を行なっている。しかし、使用環境上、高湿度の状況で使 用されるため、該操作ケーブルが錆びる等して作動が重くなったり、例えばキィ ーという操作音を伴ったりして作動が確実に行なえなくなる可能性がある。
【0004】 本考案の目的は、このように高湿度な使用環境においても、操作性の劣化が無 い液圧式の遠隔操作浴槽排水栓装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の浴槽排水栓装置は、浴槽底部の排水口に対し筒軸方向を上下方向にし て嵌挿される筒体と、該筒体の内周面から内向きに突設された鍔部と、該鍔部に 設けられた排水孔と、該排水孔を上方から覆い得る大きさの弁傘部を有し、該鍔 部の内周面に対し上下動自在に支持された弁体と、該鍔部の下側に、軸心方向を 上下方向にして配置され、該筒体に対し支持された弁体上下動用のシリンダと、 前記弁体の下端に連なっており、該シリンダに対し上方から挿嵌されたプランジ ャと、該シリンダ内に対し圧力伝達管を介して作動流体圧を供給する流体圧発生 装置とを備えてなるものである。
【0006】
【作用】
本考案の排水栓は、圧力伝達管によって流体圧が伝達されるシリンダを有して おり、該排水栓の弁体に連なるプランジャ部が該シリンダ部に内嵌されている。 該シリンダ内の作動流体圧力が高まると、プランジャが上昇して開弁状態となり 、該圧力が低下するとプランジャが下降して閉弁状態となる。
【0007】 該プランジャの作動は、前記圧力伝達管によって伝達される流体の圧力による ものであり、高湿度の使用環境下でも錆等の影響を受けない。
【0008】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の浴槽排水栓装置の実施例について説明する。第 1図は実施例に係る浴槽1に設置される排水栓2の縦断面図を示し、第2〜4図 に該排水栓2を使用した実施例の浴槽1の斜方透視図、及び、流体圧発生装置3 をそれぞれ示す。
【0009】 第1図において、排水栓2は浴槽1の底面4に設けられた凹部の排水口7内に 挿嵌されている。該排水栓2は、円筒形状で、外側は外周に雄ねじが刻設された 筒体8と、前記浴槽1底面4の排水口7周縁の凹部に内嵌するフランジ9からな り、該筒体8に刻設された雄ねじと螺合するナット10によって前記排水口7に 固定されている。なお、フランジ9と底面4間には防水パッキン11が設けられ ている。
【0010】 筒体8の内側には、フランジ9から1段低く設けられた内向き鍔部12が設け られている。また、該鍔部12の下方には、筒体8の内部を直径方向に横断する ブリッジ14が設けられている。
【0011】 鍔部12の中央には該フランジ9と同軸の孔状のバルブガイド15が設けられ ている。該バルブガイド15の外側には、排水孔16が該バルブガイド15の周 方向に延在する長孔状に複数個設けられている。該排水孔16の外側にはパッキ ン16Pが設けられている。
【0012】 ブリッジ14は鍔部12の下方において筒体8の直径方向に1本設けられてい る。該鍔部12と該ブリッジ14との間には排水通路室17が設けられている。 該ブリッジ14の中央には円形断面のシリンダ13が、該シリンダ13の中心軸 が排水栓2の中心軸と同軸になるように、上方から凹設されている。
【0013】 弁体19は、上段部が弁傘部20、中段部がバルブステム21、下段部がプラ ンジャ22となっている。弁傘部20はフランジ9内の凹部に遊嵌し、その下面 が鍔部12に着座することによって、排水孔16を閉鎖して排水を停止する。前 記パッキン16Pは鍔部12と弁傘部20との間の水密を図るためのパッキンで ある。
【0014】 バルブステム21はバルブガイド15に挿嵌されており、プランジャ22はパ ッキン23が外周面に嵌着した状態で前記シリンダ13内に挿嵌されている。該 バルブステム21と該プランジャ22間の段部にはロックプレート24がビス2 5によって取り付けられていて、該弁体19を該バルブステム21の長さだけ排 水栓2の中心軸と同軸に上下に摺動可能としている。
【0015】 該ロックプレート24は排水栓2内から弁体19が抜け出るのを防止するため の部材であり、バルブガイド15の内径よりも大きい外径を有する円盤である。 弁体19が上昇しても、該ロックプレート24の上面が排水栓2の鍔部12の下 面に当接して抜け出ないように構成されている。
【0016】 シリンダ13内には、シリンダ13の内壁とプランジャ22で囲まれて圧力室 26が設けられる。ブリッジ14の下面中央には、圧力伝達ホース6をクランプ 28によって係着された管継手29が、パッキン30を介して接続されている。 該圧力伝達ホース6にて伝達される流体圧は、管継手29から直接シリンダ13 内の圧力室26へ導き入れられる構成となっている。尚流体としては、水、油、 空気のいずれもが使用可能である。
【0017】 第2,3図に示されるのは、上記構成の排水栓2を使用する浴槽1の実施例の 斜方透視図である。
【0018】 第2図は、スイッチ及びコントローラがポンプもしくはコンプレッサと一体に なった小型軽量の流体圧発生装置40を使用する場合を示し、該流体圧発生装置 40は浴槽1のフランジ部41に配置される。
【0019】 第3図は、大型の流体圧発生装置42を使用する場合を示し、スイッチ43及 びコントローラ44から成る操作部のみがフランジ部41に配され、該流体圧発 生装置42は浴室の床上もしくは別室などに設置される。
【0020】 上記のいずれの場合も排水栓2と流体圧発生装置40,42は圧力伝達ホース 6で接続されている。
【0021】 第4図に、本実施例に使用されるのに好適な、小型のエアーコンプレッサ装置 の構成の概要図を示す。コンプレッサボディ45は、スイッチ46のみを浴槽1 のフランジ部41表面上に表わして設けられる。スイッチ46の下面にはコント ローラ47が設けられ、小型のコンプレッサ48及び、三方弁49を制御してい る。ワイヤ50はコンプレッサ48と三方弁49制御用の電線である。該コンプ レッサ48にて圧縮された空気は、チャッキ弁51を通してアキュムレータ52 (蓄圧室)に蓄圧される。
【0022】 該三方弁49はスイッチ46で排水栓2を開弁とする時には、アキュムレータ 52及び圧力伝達ホース6間が開、放出管53が閉となって、該排水栓2の圧力 室26を与圧して開弁する。スイッチ46で排水栓2を閉弁とする時は、該三方 弁49のアキュムレータ52側が閉、放出管53及び圧力伝達ホース6が開とな って、該排水栓2の圧力室26内の残圧を大気中に放出して閉弁する。アキュム レータ52の内圧が過度に高くなると、リリーフ弁54が自動的に開弁して圧を 逃がす。
【0023】 第5図は、別の実施例構造を示すもので、浴槽1の底面4に排水栓2が設置さ れ、フランジ部41に手動の操作ポンプ60が設置されており、圧力伝達ホース 6によって両者が接続されている。
【0024】 第6図は、操作ポンプ60の縦断面図を示している。第6図において、操作ポ ンプ60は浴槽1のフランジ部41に設置されている。該操作ポンプ60は円筒 形状で、筒体61の上部に螺着された取付ボス62によって前記フランジ部41 に取り付けられている。
【0025】 該取付ボス62は、2種の外径を有する円筒形状のものであり、外周には全面 に雄ねじが刻設されている。大径部63は前記筒体61の上部に螺着され、小径 部64はフランジ部41に設けられた取付孔65に回り止めワッシャ66を介し て下面側より挿通され、同様に上面側においてもワッシャ66を介してナット6 7によって締着されている。
【0026】 該取付ボス62の挿通孔68にはプッシュプルロッド69が挿通されている。 該プッシュプルロッド69の上端は操作用ノブ70に、下端はピストン71にそ れぞれ連結されている。つまり、ノブ70を上下に動かすことによってピストン 71も上下に追動する。該ピストン71は外周上にパッキン72が嵌着されて筒 体61と同軸のシリンダ73内を上下に摺動する。
【0027】 シリンダ73内には、シリンダ73の内壁とピストン71に囲まれて圧力室7 4が設けられる。該筒体61の下面中央には圧力伝達ホース6をクランプ28に よって係着された管継手29が、パッキン30を介して接続されている。圧力室 74内にて生ずる液圧は、該圧力伝達ホース6にて外部へ伝達される構成となっ ている。
【0028】 かかる構成を有する浴槽排水栓装置の作動について、第1,5,6図を参照し て説明する。第5図の如く、操作ポンプ60と排水栓2は圧力伝達ホース6によ って接続されている。この時、第1,6図に示される縦断面図において、該操作 ポンプ60の圧力室74から該排水栓2の圧力室26までは途中の圧力伝達ホー ス6を含めて、水もしくは油の液相の媒体によって満たされている。
【0029】 従って、操作ポンプ60のノブ70を押し下げ、圧力室74内の液体をピスト ン71によって圧送すると、排水栓2の圧力室26内の圧力が上昇して、プラン ジャ22を上昇させる。上昇する該プランジャ22と同体の弁傘部20も上昇し 、排水孔16が開放されて排水が開始される。
【0030】 同様に、操作ポンプのノブ70を引き上げると、圧力室74内が減圧して、圧 力伝達ホース6を介して排水栓2の圧力室26内より液体を吸い出し、該圧力室 26内の圧力を減少させる。従って、プランジャ22が下降し、弁傘部20が鍔 部12に密着して排水孔16を閉鎖して排水が停止する。
【0031】 本実施例ではピストン71の径をプランジャ22よりもかなり小さくしている ので、プランジャ22に対し大きな駆動圧力を加えることができる。
【0032】
【考案の効果】
本考案の浴槽排水栓装置は、流体圧発生装置によって生み出される作動流体の 圧力を圧力伝達管によって排水栓のシリンダ部に伝達することによって、弁体を 上下動させる。この圧力伝達管は錆等の影響を受けないから、高湿度の使用環境 においても長期間にわたって円滑な弁の開閉作動を行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る排水栓の縦断面図であ
る。
【図2】実施例に係る浴槽の斜方透視図である。
【図3】別の実施例に係る浴槽の斜方透視図である。
【図4】実施例に係るエアーコンプレッサの構成概要図
である。
【図5】更に別の実施例に係る浴槽の斜方透視図であ
る。
【図6】更に別の実施例に係る操作ポンプの縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 浴槽 2 排水栓 6 圧力伝達ホース 19 弁体 26 圧力室 40,42 流体圧発生装置 60 操作ポンプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽底部の排水口に対し筒軸方向を上下
    方向にして嵌挿される筒体と、 該筒体の内周面から内向きに突設された鍔部と、 該鍔部に設けられた排水孔と、 該排水孔を上方から覆い得る大きさの弁傘部を有し、該
    鍔部の内周面に対し上下動自在に支持された弁体と、 該鍔部の下側に、軸心方向を上下方向にして配置され、
    該筒体に対し支持された弁体上下動用のシリンダと、 前記弁体の下端に連なっており、該シリンダに対し上方
    から挿嵌されたプランジャと、 該シリンダ内に対し圧力伝達管を介して作動流体圧を供
    給する流体圧発生装置と、 を備えてなる浴槽排水栓装置。
JP1793293U 1993-04-09 1993-04-09 浴槽排水栓装置 Pending JPH0676467U (ja)

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JP1793293U JPH0676467U (ja) 1993-04-09 1993-04-09 浴槽排水栓装置

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JP1793293U JPH0676467U (ja) 1993-04-09 1993-04-09 浴槽排水栓装置

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JPH0676467U true JPH0676467U (ja) 1994-10-28

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JP1793293U Pending JPH0676467U (ja) 1993-04-09 1993-04-09 浴槽排水栓装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4932749U (ja) * 1972-06-20 1974-03-22

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4932749U (ja) * 1972-06-20 1974-03-22

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