JPH0675881B2 - グリップ付ドアトリムの製造方法 - Google Patents

グリップ付ドアトリムの製造方法

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JPH0675881B2
JPH0675881B2 JP1267406A JP26740689A JPH0675881B2 JP H0675881 B2 JPH0675881 B2 JP H0675881B2 JP 1267406 A JP1267406 A JP 1267406A JP 26740689 A JP26740689 A JP 26740689A JP H0675881 B2 JPH0675881 B2 JP H0675881B2
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Japan
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grip
door trim
skin
manufacturing
wall surface
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JP1267406A
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彰 大岩
道明 伊沢
正男 南
昇 萩原
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はドアを開閉するための突出したグリップを一体
に有するドアトリムの製造方法に関するものである。
(従来技術) 自動車のドアトリムには多くの場合ドアの開閉に便利な
ようにグリップが設けられる。
従来グリップはドアトリムとは全く別個に成形されドア
トリムを自動車本体に取り付ける際に、ねじ等でドアト
リムおよび自動車本体に取り付けられたものが多かっ
た。しかし、近年ドアトリムとグリップのデザインを統
一し両者の間の隙間をなくす目的から、グリップを一体
化した構造のドアトリムの需要が高い。この種のドアト
リムは、グリップを含めたドアトリムの外形形状と略同
一であり、且つグリップの部分に貫通孔や窪みが設けら
れた補強パネルを形成し、該パネルの貫通孔又は窪みに
予め別途成形した枠状体を装着すると共に補強パネルの
表面には表皮材やクッション材を貼着する手段により製
造されてきた。
(発明が解決しようとする課題) 従来のグリップ付ドアトリムの製造方法は、グリップと
ドアトリムの壁部が一体であり、デザイン上と統一のと
れたグリップ付ドアトリムを製造することができる。
しかしその反面、上記の製造方法は非常に手間を要する
ものである欠点があった。
即ち、従来の製造方法は補強パネル、枠状体、ドアトリ
ム壁部の表皮体、グリップ部分の表皮体をそれぞれ別個
に成形し、更にそれらを貼着する工程が必須であり、特
に各部品を貼着する工程は手作業によらざるを得ず、多
大の作業工数を要するものであった。
そこで、本発明は従来技術のかかる欠点に着目し、グリ
ップが壁面部と一体に形成され、デザイン上の統一を図
ることが可能であり、尚かつ少ない製造工程をもって行
なうことができるグリップ付ドアトリムの製造方法を提
案することを目的とする。
(課題を解決するための手段) しかして、上記の目的を達成するための本発明の特徴
は、2つのグリップ挿入孔が設けられたドアトリムの壁
面部の表皮体と筒状の表皮体を成形し、壁面部の表面体
のグリップ挿入孔に筒状の表皮体の両端を挿入した状態
で前記両表皮体を発泡成形型に装着し、表面体の背面に
硬質ウレタンフォーム原料を充填し、硬質ウレタンフォ
ーム原料が発泡、硬化した後脱型するグリップ付ドアト
リムの製造方法にある。
(実施例) 以下更に本発明の具体的実施例について説明する。
第1図は、本発明のグリップ付ドアトリムの製造方法の
具体的実施例において使用する壁面部の表皮体の斜視図
である。第2図は本発明の具体的実施例において使用す
る筒状の表皮体の断面図である。第3図は本発明の具体
的実施例の一工程を示す発泡成形型の断面図である。第
4図は第3図の壁面部の表皮体の筒状部の表皮体の接合
部の拡大断面図である。第5図は本発明の製造方法によ
って製造されたドアトリムの斜視図である。第6図は第
5図のA−A拡大断面図である。
本実施例のドアトリムの製造方法においては、最初第1
図のようなドアトリムの壁面部の表皮体(1)と第2図の
ような筒状の表皮体(2)を予め別個に成形する。壁面部
の表皮体(1)は具体的にはグリップを除くドアトリムの
外形に合成樹脂を成形したものであり、通常のそれと概
ね同様にショルダー部(3)と全面へ突出したアームレス
ト部(4)が一体に形成されたものである。
また、ショルダー部(3)とアームレスト部(4)の間には一
体成形時に布帛を挿入すべく楕円状の孔(5)が設けられ
ている。
そして、壁面部の表皮体(1)の特徴的構成部分としてグ
リップが配される部分のグリップの両端が当接する部分
にグリップ挿入孔(6)(7)が設けられている。当該グリッ
プ挿入孔(6)(7)には端部が内側に折り返されへり部(8)
が設けられている(第4図参照)。
一方、筒状の表皮体(2)はグリップ付ドアトリム完成時
にはグリップになるものであり全体はL状をなし断面は
円形状で内部が貫通した筒形をなしている。筒状の表皮
体(2)の両はしにはフランジ(9)が設けられている。各表
皮体(1)(2)の材質は特に限定するものではなく、塩化ビ
ニル樹脂、ABS樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレ
ン樹脂布帛等あらゆるものが採用可能であるが、特に塩
化ビニル樹脂のスキン層の背面に同じ塩化ビニル樹脂の
発泡層が積層されたものが触感が良好であり好ましい。
同じく製造方法についても公知の真空成形、スラッシュ
成形、プレス成形、縫製等が採用可能であるが、前記し
た塩化ビニル樹脂のスキン層と発泡層を得る方法として
はスラッシュ成形によるものが最も好ましい。
次に壁面部の表皮体(1)のショルダー部(3)のグリップ挿
入孔(6)に筒状の表皮体(2)の上端部(10)を挿入し、同じ
くアームレスト部(4)の孔(7)には下端部(11)を挿入す
る。
この時壁面部の表皮体(1)のへり部(8)に筒状の表皮体
(2)のフランジ(9)の背面を当接する。この状態で成形型
(20)に壁面部の表皮体(1)と筒状の表皮体(2)を装着す
る。発泡成形型(20)は一対の上型(21)と下型(22)より成
り両者の間に所定のキャビティが形成されている。表皮
体(1)(2)は下型に、密着され筒状の表皮体(2)は上部の
中子(23)によって固定される。
そして、壁面部の表皮体(1)の孔(5)には予備成形された
トリコット、ジャージ等の伸縮性のある布帛(26)が装着
される。上型(21)にはドアトリムを他部材へ取り付ける
際の取付座を形成するインサート(24)(25)が仮固定され
る。そして、この状態で表皮体(1)(2)の背面に硬質ウレ
タンフォーム原料を充填する(図示せず)。
そして、硬質ウレタンフォーム原料がギャビティの全体
に行き渡り、発泡硬化した後脱型すると第5図に示すよ
うなグリップ付ドアトリム(30)が得られる。本実施例に
より製造されたグリップ付ドアトリム(30)のグリップ
(2)は内部に硬質ウレタンフォーム(31)が入っており、
保形されると共に、該ウレタンフォーム(31)は壁面部背
面に充填されている硬質ウレタンフォーム(32)と一体化
しているため、グリップ(2)は所定の位置に固定される
(第6図)。
尚、本実施例においてはグリップ(2)の内部や壁面部(1)
の背面には特にインサートを入れなかったが、より大き
な剛性が要求される場合には当該部分にインサートを挿
入してもよい。
また、本実施例における布帛(26)は主として装飾的理由
によって設けられるものであるから、設計によっては設
けない場合もある。この場合には壁面部(1)の孔(5)は不
要である。壁面部の表皮体(1)の孔(6)(7)のへり部(8)と
筒状表皮体(3)のフランジ孔(9)の当接構造は硬質ウレタ
ンフォームを充填時にウレタンの発泡圧力によってフラ
ンジ(9)が折り重なり、両表皮体の密着性を向上させて
接合部から原料が漏れ出ることが防止され、好ましい構
成である。
(効果) 本発明のグリップ付ドアトリムの製造方法は、2つのグ
リップ挿入孔が設けられたドアトリムの壁面部の表皮体
と筒状の表皮体を別々に成形し、該孔に筒状の表皮体の
両端を挿入した状態で発泡成形型に両者を装着し、硬質
ウレタンフォームを注型することによって両者を一体化
するものである。
そのため、従来必要であった表皮の貼着作業が全く不要
であり簡単な工程によりデザインが一体化されたグリッ
プ付ドアトリムを製造することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のグリップ付ドアトリムの製造方法の具
体的実施例において使用する壁面部の表皮体の斜視図で
ある。第2図は本発明の具体的実施例において使用する
筒状の表皮体の断面図である。第3図は本発明の具体的
実施例の1工程を示す発泡成形型の断面図である。第4
図は第3図の壁面部の表皮体と筒状部の表皮体の接合部
の断面図である。第5図は本発明の製造方法によって製
造されたドアトリムの斜視図である。第6図は第5図の
A−A拡大断面図である。 (1)……壁面部の表皮体 (2)……筒状の表皮体 (3)……ショルダー部 (4)……アームレスト部 (6)(7)……グリップ挿入孔 (8)……へり部 (9)……フランジ (10)……端部 (20)……成形型 (21)……上型 (22)……下型 (23)……中子 (26)……布帛
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B60N 3/02 A 7367−3K // B29K 105:04 B29L 31:30 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つのグリップ挿入孔が設けられたドアト
    リムの壁面部の表皮体と、筒状の表皮体を成形し壁面部
    の表面体のグリップ挿入孔に筒状の表皮体の両端を挿入
    した状態で前記両表皮体を発泡成形型に装着し、両表皮
    体の背面に硬質ウレタンフォーム原料を充填し、硬質ウ
    レタンフォーム原料が発泡硬化した後、脱型することを
    特徴とするグリップ付ドアトリムの製造方法。
JP1267406A 1989-10-13 1989-10-13 グリップ付ドアトリムの製造方法 Expired - Lifetime JPH0675881B2 (ja)

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JPH03128210A JPH03128210A (ja) 1991-05-31
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