JPH0675844U - 自動車のドアー用ウエザストリツプ - Google Patents

自動車のドアー用ウエザストリツプ

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JPH0675844U
JPH0675844U JP024315U JP2431593U JPH0675844U JP H0675844 U JPH0675844 U JP H0675844U JP 024315 U JP024315 U JP 024315U JP 2431593 U JP2431593 U JP 2431593U JP H0675844 U JPH0675844 U JP H0675844U
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JP
Japan
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weather strip
protective film
polyolefin
synthetic resin
hardness
Prior art date
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Pending
Application number
JP024315U
Other languages
English (en)
Inventor
直久 宮川
勝久 加藤
Original Assignee
トキワケミカル工業株式会社
株式会社システムテクニカル
増沢ケミカル販売株式会社
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Publication date
Application filed by トキワケミカル工業株式会社, 株式会社システムテクニカル, 増沢ケミカル販売株式会社 filed Critical トキワケミカル工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 自動車におけるドアーの昇降硝子を抵抗を少
なく円滑及び安定的に操作するためのウエザストリツプ
である。 【構成】 ドアーの昇降硝子5に圧接する相対するリツ
プ部2と、リツプ部の表面に保護膜を設けたウエザスト
リツプを構成する。前記ウエザストリツプ本体の構成材
料をシヨアA硬度80−95のポリオレフイン系の合成
樹脂を使用し、該リツプ部の構成材料をシヨアA硬度8
0以下のポリオレフイン系樹脂の熱可塑性エラストマー
を使用し、該保護膜にはポリオレフイン系の合成樹脂を
ベース材として、該ベース材より溶融点の高い大小各種
の粉末又は粒子からなるポリオレフイン系、ナイロン、
ウレタン、ポリスチレン系等の添加材料を混合した合成
樹脂を使用する。上記のウエザストリツプ本体と、リツ
プ部及び保護膜を同時に押し出し成型して、該保護膜の
表面に凹凸等の粗面部を成型することを特徴としてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車等の各車輌におけるドアーの昇降硝子を軽快、円滑及び安 定的に支持できる自動車のドアー用ウエザストリツプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の自動車のドアー用ウエザストリツプは、昇降硝子の開閉操作を円 滑で快適にすると共に、水密性の保持が必要とされ、更に強固で長時間に亘つて 破損することなく使用することが必要である。 そこで、この種のウエザストリツプは、ゴムのソリツド材を使用していたが、 ゴムと同等の性能を持ち、ゴムより比重が小さく軽量化が可能で、リサイクルが 可能な熱可塑性エラストマーの合成樹脂が注目されている。 そして、熱可塑性エラストマーからなるウエザストリツプは、柔軟性、弾力性 があり、熱によるへたりが少ないが、昇降硝子の開閉操作を軽快にするため、硝 子面に圧接するリツプ部の表面及び昇降硝子の接触する部分にウレタン系又はナ イロン系等の溶解した合成樹脂の塗料を塗布したものを使用していたが、合成樹 脂の塗料を塗布する製造工程に手間が係り、昇降硝子の開閉操作を繰り返すうち に、塗料が剥がれてしまうことがある。 更に、ウエザストリツプ本体をシヨアA硬度80以下の熱可塑性エラストマー で成形したものを使用すると、ウエザストリツプ本体が柔らかすぎて、ドアーパ ネルに装着するのが大変に困難であり、且つ熱可塑性エラストマー樹脂は、シヨ アA硬度が柔らかくなるほどに価格が高価となるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来で述べたリツプ部の表面で昇降硝子に接触する表面接合面にウレタン系又 はナイロン系等の溶解した合成樹脂の塗料を塗布したものは、塗料の価格と塗布 工程が面倒で高価となり、且つ場所によつては塗布ができない等の問題がある。 更に、この塗料は、昇降硝子の開閉操作を繰り返すうちに塗料が剥がれると云う 問題点もある。 この考案は、上記の従来の問題点を解決したものであつて、その目的とする所 は、ウエザストリツプのリツプ部にシヨアA硬度80以下の熱可塑性エラストマ ーを使用し、そのリツプ部の表面に摩擦抵抗の少ないポリオレフイン系と溶融点 の異なる各粉末又は粒子の場合による保護膜を形成して柔軟性、弾力性を充分に 発揮させるウエザストリツプを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、このドアー用ウエザストリツプは、ドアーパネル に装着されるウエザストリツプ本体をシヨアA硬度80−95のポリオレフイン 系の合成樹脂とし、昇降硝子に圧接するリツプ部をシヨアA硬度80以下のポリ オレフイン系樹脂の熱可塑性エラストマーとし、このリツプ部の表面の保護膜を ポリオレフイン系の合成樹脂をベース材とし、このベース材より溶融点が高く、 且つ大小各種の粉末又は粒子からなるポリオレフイン系、ポリスチレン系等の添 加材料を混合した合成樹脂の構成材料から押し出し成型して一体成形することに よつて、保護膜の表面に粗面部を形成し、上記の目的の達成を計つている。
【0005】
【実施例】
次に、この考案の実施例を図面について説明すると、自動車等の各種車輌(1 0)に設けられる各ドアー(6)の昇降硝子(5)が昇降時又は閉鎖時に各昇降 硝子(5)に圧接シールする各所のウエザストリツプ本体(1)は、ドアーパネ ル(7)及びドアー(6)とに装着されている。前ウエザストリツプ本体(1) は、昇降硝子(5)と接触又は接合する相対向する位置にリツプ部(2)(2) を突設形成してある。そして、該ウエザストリツプ本体(1)の構成材料をシヨ アA硬度80−95の熱可塑性エラストマー、ポリプロピレン、ポリエチレン及 び各種エチレン系樹脂のポリオレフイン系の合成樹脂を以て成型される。 また、該リツプ部(2)(2)の構成材料としては、柔軟性、弾力性のあるシ ヨアA硬度80以下のポリオレフイン系樹脂の熱可塑性エラストマー樹脂を使用 している。
【0006】 次に、該リツプ部(2)(2)には、該昇降硝子(5)に接触摺動する部分の 表面に薄肉の保護膜(3)を被着してある。 前記保護膜(3)は、そのベース材とする材料としてポリオレフイン系樹脂の 高分子ポリプロピレン、ポリエチレン、各種エチレン系樹脂を使用する。 該保護膜(3)の添加材料としては、前記ベース材より溶融点が高い大小各種 の粉末、粒子からなるポリオレフイン系樹脂の超高分子ポリエチレン、各種エチ レン系樹脂及びナイロン、ウレタン、ポリスチレン系の合成樹脂を使用している 。 そして、前記ウエザストリツプ本体(1)の材料、リツプ部(2)の材料及び 該保護膜(3)の材料の各々を押し出し成型機を使用して成型すると同時に金型 ダイスの内部で一体的に成型するものである。この時に、該保護膜(3)の表面 には、溶融の違いによつて生じる各種の凹凸による粗面部が成型されるものであ る。なお、符号(8)は、ウエザストリツプ本体(1)の昇降硝子(5)の先端 が当たる部分に設けたリツプ部(2)と同一材料よりなる当受片であつて、(9 )は、該当受片(8)の表面に被着させた保護膜であつて、該保護膜(3)と同 一材料を重合したものである。
【0007】
【考案の効果】
以上の如く、この考案によるドアー用ウエザストリツプは、ウエザストリツプ 本体とリツプ部及び保護膜とは、各々互いに相溶性がある構成材料を使用してあ るので、押し出し成型時の熱と圧力により全体を一体的に結合し強靱化すると云 う効果がある。また、保護膜の表面に凹凸等の粗面部を形成したので、昇降硝子 の接合分離が大変に軽快に操作できる効果と、該保護膜の凹凸の大小もベース材 に添加する添加材料の種類、粉末又は粒子の大きさによつて自由に調整できる便 利な効果がある。 そして、ウエザストリツプ本体をシヨアA硬度80−95のポリオレフイン系 樹脂を使用したので、価格が安価で剛性を有する材料であると共に、ウエザスト リツプのドアーパネルへの装着が強固となり、且つウエザストリツプを安価に提 供できる効果がある。更に、ウエザストリツプの該リツプ部をシヨアA硬度80 以下の熱可塑性エラストマーを使用することによつて、柔軟性、弾力性が確実に 確保されるために昇降硝子の接触摺動に充分に対応できると云う優れた効果があ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案を車輌に使用した全体斜面図である。
【図2】同じく図1A−A線の断面図である。
【図3】同じく図1B−B線の断面図である。
【符号の説明】
1 ウエザストリツプ本体 2 リツプ部 3 保護膜 5 昇降硝子 6 ドアー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 宮川 直久 千葉県印旛郡白井町河原子261番5 トキ ワケミカル工業株式会社内 (72)考案者 加藤 勝久 茨城県北相馬郡守谷町松ヶ丘2丁目22番地 5

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアーの昇降硝子に圧接する相対するリ
    ツプ部を設けたウエザストリツプ本体は、シヨアA硬度
    80−95のポリオレフイン系の合成樹脂から成型さ
    れ、該リツプ部は、シヨアA硬度80以下のポリオレフ
    イン系樹脂の熱可塑性エラストマーから成型し、且つ該
    リツプ部には、該昇降硝子に接触する表面に保護膜を被
    着し、該保護膜は、ポリオレフイン系の合成樹脂をベー
    ス材として該ベース材より溶融点の高い大小各種の粉末
    又は粒子からなるポリオレフイン系、ナイロン、ウレタ
    ン、ポリスチレン系等の添加材料を混合した合成樹脂を
    該ウエザストリツプ本体及び該リツプ部の成型と同時に
    押し出し成型し、該保護膜の表面に凹凸の粗面部を形成
    することを特徴とする自動車のドアー用ウエザストリツ
    プ。
JP024315U 1993-03-31 1993-03-31 自動車のドアー用ウエザストリツプ Pending JPH0675844U (ja)

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JPH0675844U true JPH0675844U (ja) 1994-10-25

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ID=12134758

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003020554A1 (fr) * 2001-08-28 2003-03-13 Shin-Etsu Polymer Co., Ltd. Bourrelet d'etancheite non floque pour vehicule et procede de fabrication
JP2004001774A (ja) * 1999-07-23 2004-01-08 Toyoda Gosei Co Ltd ウエザストリップ

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JPS63287639A (ja) * 1987-05-21 1988-11-24 Toray Ind Inc 車輌用複合材

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