JPH0675655A - デジタルクロック逓倍回路 - Google Patents

デジタルクロック逓倍回路

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Publication number
JPH0675655A
JPH0675655A JP4248683A JP24868392A JPH0675655A JP H0675655 A JPH0675655 A JP H0675655A JP 4248683 A JP4248683 A JP 4248683A JP 24868392 A JP24868392 A JP 24868392A JP H0675655 A JPH0675655 A JP H0675655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
clock signal
frequency
delay
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP4248683A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshige Taniguchi
啓成 谷口
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0675655A publication Critical patent/JPH0675655A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な回路構成で入力クロック信号の周波数
を逓倍するクロック逓倍回路を実現すること。 【構成】 信号伝播の遅延特性を有するバッファ11a
〜11eを直列に接続し、ディレイ用バッファロジック
11を構成する。入力端10からの入力クロック信号a
と、バッファロジック11で遅延したクロック信号bを
EOR12に入力し、排他的論理和をとる。そうすると
EOR12から2倍に逓倍されたクロック信号cが出力
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル回路のクロッ
ク信号の周波数を逓倍するデジタルクロック逓倍回路に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、信号処理のデジタル化が進み、高
い周波数のクロック信号を用いることが多くなった。こ
れに伴いクロック信号を伝送する配線ライン等から輻射
される不要輻射の障害が問題になってきている。このた
め一部の電子回路ではクロック信号を低い周波数で伝送
し、デジタル信号処理を行う前に例えばPLL回路等を
用いて、クロック信号の周波数を所望の周波数に逓倍し
ているものがある。
【0003】図3はPLL回路を用いた従来のデジタル
クロック逓倍回路の構成例を示すブロック図である。本
図において入力端1は低周波のクロック信号が入力され
る端子であり、位相比較器(PC)2に接続される。P
C2は後述する分周器のクロック信号と入力端1からの
クロック信号の位相を比較する回路である。低域フィル
タ(LPF)3はPC2の出力する位相信号の低域周波
成分を濾波するフィルタである。電圧制御発振器(VC
O)4はLPF3の出力する制御電圧により自励発振す
る電圧制御発振器である。分周器5はVCO4の出力す
る発振周波数を分周し、分周クロック信号をPC2に与
える回路である。
【0004】まずVCO4において所望の周波数で発振
するようタンク回路を構成する。VCO4の発振出力を
分周器5で分周し、その信号をPC2に与える。PC2
は入力端子1の入力クロック信号と、分周器5のクロッ
ク信号の位相を比較する。PC2は位相差信号を出力
し、その制御電圧をLPF3を介しVCO4に与える。
このときVCO4は入力クロック信号と位相がロックさ
れ、周波数逓倍されたクロック信号を出力端6より出力
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の構成では、クロック逓倍回路にPC2、LPF
3,VCO4,分周器5の回路が夫々必要となり、回路
構成が大規模になるという欠点があった。
【0006】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、簡単なロジック回路を用いて周
波数を2倍に逓倍するデジタルクロック逓倍回路を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のデジタルクロック逓倍回路は、入力クロック
を遅延する遅延回路と、入力クロック信号と遅延回路の
出力信号の排他的論理和をとる排他的論理和回路と、を
具備することを特徴としている。
【0008】
【作用】このような特徴を有する本発明によれば、遅延
回路は入力クロックを遅延する。排他的論理和回路は入
力クロック信号と遅延回路の出力信号の排他的論理和を
とる。こうすると周波数が逓倍されたクロック信号が得
られる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例におけるデジタルクロック
逓倍回路について図1,図2を参照しつつ説明する。図
1は本実施例のデジタルクロック逓倍回路の構成を示す
回路図である。本図において入力端10は、電子機器内
に設けられた図示しないクロック信号源から配線ライン
を介してクロック信号aが入力される入力端子である。
ディレイ用バッファロジック11は例えば複数のバッフ
ァ11a〜11eが直列接続される回路である。バッフ
ァ11a〜11eは夫々半導体の構造に基づく固有の信
号伝播の遅延時間を有しており、例えば1バッファ当た
り数nsec 程度の遅延時間を有するものとする。バッフ
ァロジック11の出力bと、入力端10の信号aは夫々
EOR12に与えられる。EOR12は排他的論理和回
路であり、入力クロック信号aと遅延クロック信号bの
排他的論理和をとって、立上り及び立下り時刻で変化す
るパルスcを生成する回路である。
【0010】このように構成されたデジタルクロック逓
倍回路の動作について、図2のタイムチャートを用いて
説明する。入力端10に図2(a)に示すような発振周
波数10MHz、H及びLレベルの時間が50nsec のパルス
aが入力されるとする。バッファロジック11内の各バ
ッファ11a〜11eの夫々の信号遅延時間が例えば5
nsec とすると、バッファロジック11は図2(b)に
示すようなパルスbを出力する。EOR12がパルスa
とパルスbの排他的論理和をとると、図2(c)に示す
ようなパルスcを生成する。即ちEOR12の出力パル
スcは、周波数が20MHz、デューティ比がほぼ1:1の
パルスとなり、出力端13より出力される。
【0011】このように複数のバッファ11a〜11e
とEOR12を用いただけで周波数が2倍に逓倍された
クロック信号を出力することができる。尚、バッファロ
ジック11としてバッファを複数個直列に接続して構成
したが、抵抗及びコンデンサによる積分回路を各バッフ
ァ間に設けたり、バッファに代わりコイル等により構成
されるデレイラインを用いても入力パルスを遅延させる
ことができる。この場合各遅延素子の遅延時間は入力ク
ロックの周波数に応じたものを使用すればよい。
【0012】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、ディレイ用バッファロジックで遅延した入力クロッ
ク信号と、元の入力クロック信号とを排他的論理和に通
すことにより、周波数の逓倍されたクロック信号を生成
することができる。このため構成の簡単なデジタルクロ
ック逓倍回路を実現することができる。このようなデジ
タルクロック逓倍回路を、高周波のクロック信号を必要
とする信号処理回路に近接して設けることにより、電子
機器内のクロックラインから発生する不要輻射を少なく
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるデジタルクロック逓
倍回路の構成を示す回路図である。
【図2】本実施例のデジタルクロック逓倍回路の動作を
示すタイムチャートである。
【図3】従来のクロック逓倍回路の構成例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
10 入力端 11 ディレイ用バッファロジック 11a〜11e バッファ 12 EOR 13 出力端

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力クロックを遅延する遅延回路と、 入力クロック信号と前記遅延回路の出力信号の排他的論
    理和をとる排他的論理和回路と、を具備することを特徴
    とするデジタルクロック逓倍回路。
  2. 【請求項2】 前記遅延回路は、所定遅延時間を有する
    複数のロジック回路を直列に接続したディレイ用バッフ
    ァロジックであることを特徴とする請求項1記載のデジ
    タルクロック逓倍回路。
JP4248683A 1992-08-24 1992-08-24 デジタルクロック逓倍回路 Pending JPH0675655A (ja)

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