JPH06755A - 環状工作物の内外径面研削方法およびその装置 - Google Patents

環状工作物の内外径面研削方法およびその装置

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JPH06755A
JPH06755A JP18872492A JP18872492A JPH06755A JP H06755 A JPH06755 A JP H06755A JP 18872492 A JP18872492 A JP 18872492A JP 18872492 A JP18872492 A JP 18872492A JP H06755 A JPH06755 A JP H06755A
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JP
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grinding
diameter surface
outer diameter
rotation
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JP18872492A
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Michio Maeda
道雄 前田
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Koyo Machine Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工作物の支持状態を変更することなく、内外
両径面で均一な加工精度を得ることができる環状工作物
の内外径面研削方法およびその装置を提供する。 【構成】 一対のシュー3,3による工作物Wの外径面
o の支持状態を一定に維持しつつ、この工作物Wの軸
心OW に対する電磁チャック2のバッキングプレート1
7の回転中心OS の偏心位置OS1, OS2と、バッキング
プレート17の回転方向つまり工作物Wの回転方向M,
Nとを選択的に切り替えることにより、工作物Wの内外
両径面Wo , Wi のいわゆるダウン研削による連続研削
を可能とするとともに、内外両径面Wo , Wi の研削で
均一な加工精度を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は環状工作物の内外径面
研削方法およびその装置に関し、さらに詳細には、電磁
チャックを備えたシュータイプ心なし研削盤において、
環状工作物の内外径両面を連続的に研削する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】環状工作物の内外径面を研削する装置と
しては、例えば電磁チャックを備えたシュータイプ心な
し研削盤がある。この研削盤による環状工作物の研削
は、工作物を電磁チャックのバッキングプレートの先端
面に吸着するとともに、該工作物の外径面を一対のシュ
ーにて支持し、バッキングプレートの回転により工作物
を回転させながら、砥石車にて工作物の内径面もしくは
外径面を研削する。
【0003】この場合、工作物に上記両シューに押し付
けられるためのモーメントを作用させるべく、上記シュ
ーの位置は、工作物の軸心がバッキングプレートの回転
中心に対して微小距離だけ偏心(オフセット)するよう
に設定されているところ、工作物の内径面を研削する場
合と外径面を研削する場合とでは、図4(a),(b) に示す
ように工作物支持状態が異なる。
【0004】すなわち、工作物Wの外径面を研削する場
合(図4(a) )と内径面を研削する場合(図4(b) )と
では、砥石車a,bの回転方向Aとの関係で、工作物W
の回転方向Bが逆方向になり、しかも、バッキングプレ
ートcの回転中心OS に対する工作物の軸心OW の偏心
α,βも、図示のごとく、一対のシューd,dに作用す
る工作物Wのモーメントの関係から全く逆方向となる。
したがって、工作物Wの内外両径面の研削は、従来は外
径面および内径面それぞれの専用機により別個独立して
行われているのが実状であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、工作物Wの内外両径面の研削を別個の専用機によ
り、しかも独立した工程で研削する方法では、外径面研
削から内径面研削への工程変更あるいはこの逆の工程変
更に際して、工作物Wの取外し取付け作業に手間取るば
かりか、両研削工程において工作物Wの支持状態が異な
る結果、内外両径面の同心度等の加工精度が相互に異な
り、均一な加工精度が得られないという問題があった。
【0006】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、工作物の
支持状態を変更することなく、内外両径面で均一な加工
精度を得ることができる環状工作物の内外径面研削方法
およびその装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の環状工作物の内外径面研削方法は、環状工
作物を電磁チャックにより吸着するとともに、該工作物
の外径面を一対のシューにて支持し、前記電磁チャック
の回転により前記工作物を回転させながら、該工作物の
内外両径面を工作物と順方向へ回転する砥石車にて順次
研削する方法であって、前記工作物の第1径面を研削す
るに際して、前記一対のシューに工作物の外径面を支持
させるとともに、該工作物の軸心に対して前記電磁チャ
ックの回転中心を第1偏心位置に位置させて、前記工作
物を支持回転させながら第1砥石車による研削工程を行
い、続いて、前記工作物の第2径面を研削するに際し
て、前記一対のシューによる工作物の外径面の支持状態
をそのまま維持するとともに、該工作物の軸心に対して
前記電磁チャックの回転中心を第2偏心位置に位置させ
て、前記工作物を支持回転させながら第2砥石車による
研削工程を行うようにしたことを特徴とする。
【0008】また、本発明の環状工作物の内外径面研削
装置は、主軸先端に装置されて、環状工作物を磁気的に
吸着支持する電磁チャックと、該工作物の外径面を回転
可能に支持する一対のシューと、前記工作物の第1径面
を研削する第1砥石車と、前記工作物の第2径面を研削
する第2砥石車と、前記電磁チャックの回転中心を第1
研削位置と第2研削位置に選択的に切り替える回転中心
切替え装置と、前記主軸の回転方向を切り替える回転方
向切替え装置とを備えてなり、前記工作物の外径面が前
記一対のシューに支持された状態において、前記電磁チ
ャックの回転中心が第1研削位置にあるとき、該回転中
心は前記工作物の軸心に対して第1偏心位置に位置し、
一方、前記電磁チャックの回転中心が第2研削位置にあ
るとき、該回転中心は前記工作物の軸心に対して第2偏
心位置に位置するように設定されていることを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本発明においては、一対のシューによる工作物
の外径面の支持状態を一定に維持しつつ、この工作物の
軸心に対する電磁チャックのバッキングプレートの回転
中心の偏心位置と、該バッキングプレートの回転方向と
を選択的に切り替えることにより、工作物の内外両径面
の研削で均一な加工精度を確保する。
【0010】すなわち、工作物の内外両径面の仕上寸法
にバラツキを生じないためには、工作物を支えるシュー
位置を一定として、工作物の位置を変更しない状態いわ
ゆるワンチャック状態で内外径面を研削することが理想
的である。
【0011】ところが、このようなワンチャック状態、
つまり、一対のシューで工作物の外径面を支持しつつ、
工作物の内外径面を一回のチャッキングで研削しようと
した場合、例えば、外径面研削がダウン研削(工作物の
回転方向と砥石車の回転方向が順方向)ならば、内径面
研削はアップ研削(工作物の回転方向と砥石車の回転方
向が逆方向)となる。この際、フェライト材等のように
磁力が効きにくい工作物にあっては、上記アップ研削の
ときに、電磁チャックの磁力よりも砥石車の研削力の方
が上回る結果、工作物の回転が停止して研削不能となっ
てしまうことになる。
【0012】一方、このような事態を回避するため、外
径面研削と内径面研削とで工作物の回転方向を変えよう
とした場合、例えば、上記外径面研削のときの支持状態
のままで工作物の回転方向を変えて内径面研削に移る
と、工作物がシューから離れて浮き上がってしまい、や
はり研削不能となってしまうことになる。
【0013】そこで、本発明においては、工作物を正逆
へ回転可能として、シューによる工作物の支持状態を固
定したまま、上記バッキングプレートつまりは主軸の回
転中心を動かし、これにより、外径面研削と内径面研削
とで自動的に工作物の軸心に対するオフセット(偏心)
を変えて、シューに工作物の外径面が沿って支持されな
がら回転するようにし、内外両径面の連続研削を可能と
する。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて
説明する。 実施例1 本発明に係るシュータイプ心なし研削盤を図1および図
2に示し、この研削盤は、具体的には環状工作物Wの内
外両径面を連続的に研削加工する構成とされたもので、
主軸1、電磁チャック2、一対のシュー3,3、第1砥
石車である外径研削砥石車4、第2砥石車である内径研
削砥石車5、駆動モータ6、回転中心切替え装置7およ
び回転方向切替え装置8などを主要部として備えてい
る。
【0015】主軸1は、主軸台9に軸受10,10を介
して回転可能に軸承されており、その先端に電磁チャッ
ク2が装着されるとともに、その後端部に従動プーリ1
1が取り付けられている。該従動プーリ11は、伝動ベ
ルト12を介して駆動モータ6の駆動軸6aに取り付け
られた駆動プーリ13に連係されている。駆動モータ6
は、後述するように、回転方向切替え装置8により、工
作物Wの外径面研削と内径面研削とでその回転方向を選
択的に切替え操作される。
【0016】電磁チャック2は工作物Wの端面を磁気的
に吸着支持するもので、チャック軸芯15、電磁コイル
16およびバッキングプレート17を備えてなる。チャ
ック軸芯15は磁気特性に優れる円柱状のもので、主軸
1の先端に同軸状に固設されて、主軸1と一体に回転駆
動される。電磁コイル16は、チャック軸芯15の外周
部に巻装されてなるもので、リード線等の配線を介して
図示しない電源に接続されている。
【0017】バッキングプレート17は、耐摩耗性に優
れる磁性金属材料から形成されたカップ形状のものであ
って、その先端面17aが工作物Wを吸着支持する環状
吸着面とされている。このバッキングプレート17は、
上記電磁コイル16の励磁により磁化されて、上記環状
吸着面17aが工作物Wを半径方向へ摺動可能に吸着支
持する。また、バッキングプレート17は、後述するよ
うに、回転中心切替え装置7により、工作物Wの外径面
研削と内径面研削とで、その回転中心OS つまり主軸1
の回転中心を、第1研削位置と第2研削位置に選択的に
切り替え操作される。
【0018】一対のシュー3,3は、主軸台9にシュー
ピン18により揺動可能に支持されるとともに、その先
端面3aが工作物Wの外径面Wo に摺接して、該工作物
Wを上記バッキングプレート17の回転中心OS に対し
偏心α,βした加工位置に回転可能に支持する。
【0019】回転中心切替え装置7は、電磁チャック2
のバッキングプレート17の回転中心OS を第1研削位
置と第2研削位置に切替え操作するもので、具体的に
は、主軸台9全体を主軸1と平行な軸20まわりに揺動
させる揺動台21を備える。なお、図示しないが、この
揺動台21の上記両研削位置への切替え動作を行う駆動
機構としては従来周知の構造が適用され、例えば、駆動
源としてサーボモータを備えるボールねじ等の送りねじ
機構や、あるいはシリンダ装置が適用される。
【0020】上記の第1研削位置は、工作物Wの外径面
o を研削するときの位置であり、第2研削位置は、工
作物Wの外径面Wi を研削するときの位置であり、それ
ぞれ次の条件に設定されている。
【0021】すなわち、図2において、工作物Wの外径
面Wo が一対のシュー3,3に支持された状態で、バッ
キングプレート17の回転中心OS が第1研削位置にあ
るとき、該回転中心OS は工作物Wの軸心OW に対して
第1偏心位置OS1に位置している。この第1偏心位置O
S1は、図示例においては、工作物Wと外径研削砥石車4
の接触点X1 に対して反対側上方に位置する(微小偏心
量α)。
【0022】一方、バッキングプレート17の回転中心
S が第2研削位置にあるとき、該回転中心OS は工作
物Wの軸心OW に対して第2偏心位置OS2に位置してい
る。この第2偏心位置OS2は、図示例においては、工作
物Wと内径研削砥石車5の接触点X2 に対して反対側下
方に位置する(微小偏心量β)。
【0023】次に、以上のように構成された研削盤によ
る工作物Wの内外両径面Wo ,Wiの研削方法について
説明する。本実施例においては、まず外径面研削工程を
行った後、続いて内径面研削工程を行う。
【0024】外径面研削(第2図実線参照): 電磁コイル16の励磁により、チャック軸芯15を
介してバッキングプレート17を励磁し、その吸着面1
7aに工作物Wを吸着支持するとともに、工作物Wの外
径面Wo をシュー3,3の先端面3a,3aで支持す
る。
【0025】 回転中心切替え装置7により、上記バ
ッキングプレート17の回転中心OSを第1研削位置に
切替え操作する。これにより、バッキングプレート17
の回転中心OS は、工作物Wの外径面Wo が一対のシュ
ー3,3に支持された状態で、工作物Wの軸心OW に対
して第1偏心位置OS1、つまり工作物Wと外径研削砥石
車4の接触点X1 に対して反対側上方に位置する。
【0026】 回転方向切替え装置8により駆動モー
タ6の回転方向を切り替え操作した後、駆動モータ6の
回転駆動により、主軸1と一体に、バッキングプレート
17さらには工作物Wを外径面研削方向M方向へ回転さ
せながら、これと順方向(矢符A方向)へ回転する外径
研削砥石車4により工作物Wの外径面Wo をいわゆるダ
ウン研削する。
【0027】内径面研削(第2図二点鎖線参照): 上記外径面研削に引き続いて、シュー3,3による
工作物Wの外径面Wo の支持状態を固定したまま、回転
中心切替え装置7により、上記バッキングプレート17
の回転中心OS を第2研削位置に切替え操作する。これ
により、バッキングプレート17の回転中心OS は、工
作物Wの外径面Wo が一対のシュー3,3に支持された
状態で、工作物Wの軸心OW に対して第2偏心位置
S2、つまり工作物Wと内径研削砥石車5の接触点X2
に対して反対側下方に位置する。
【0028】 回転方向切替え装置8により駆動モー
タ6の回転方向を上記と逆方向へ切り替え操作した後、
駆動モータ6の回転駆動により、主軸1と一体に、バッ
キングプレート17さらには工作物Wを内径面研削方向
N方向へ回転させながら、これと順方向(矢符A方向)
へ回転する内径研削砥石車5により工作物Wの内径面W
i をダウン研削する。
【0029】 以上のように、工作物Wの内外両径面
o ,Wi をワンチャック状態で順次連続して研削した
後、図示しないスイッチ装置により、上記バッキングプ
レート17の吸着面7aの磁性を逆転させて、工作物W
を吸着面17aから取り外し、必要に応じて脱磁処理を
施す。なお、上記と逆に、まず内径面研削工程を行った
後、続いて外径面研削工程を行ってもよい。
【0030】実施例2 本例は図3に示し、実施例1における回転中心切替え装
置7の構造を変更したもので、主軸台9全体を直線状に
摺動させる摺動案内台22を備える。
【0031】この摺動案内台22は主軸台9の底面9a
が摺動する摺動面22aを備え、この摺動面22aの案
内方向Cは、図示のように、上記バッキングプレート1
7の回転中心OS の第1研削位置(第1偏心位置OS1
と第2研削位置(第2偏心位置OS2)を結ぶ直線に平行
となるように設定されている。なお、図示しないが、摺
動案内台22の上記両研削位置間の切替え動作は、実施
例1と同様、従来周知の駆動機構が適用される。その他
の構成および作用は実施例1と同様である。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
工作物を正逆へ回転可能として、シューによる工作物の
支持状態を固定したまま、上記バッキングプレートつま
りは主軸の回転中心を動かし、これにより、外径面研削
と内径面研削とで自動的に工作物の軸心に対するオフセ
ット(偏心)を変えて、シューに工作物の外径面が沿っ
て支持されながら回転するようにしたから、以下に列挙
するようなすぐれた効果が得られる。
【0033】(1) 内外両径面の連続研削が1台の工作機
械で可能となり、しかも工作物の位置は変えずに第1径
面研削から第2径面研削へ移ることができ、研削工程の
大幅な時間短縮が図れる。
【0034】(2) 工作物の内外両径面をワンチャックで
加工するため、外径面研削と内径面研削双方の研削工程
における工作物の支持状態が一定で、寸法バラツキが生
じにくい。これにより、内外両径面の同心度等の均一な
加工精度が得られ、高精度な研削加工が可能となる。
【0035】(3) しかも、内外両径面研削のいずれもダ
ウン研削となるため、フェライト等弱磁性体からなる工
作物のように磁力の効きにくい工作物であっても、安定
した回転状態が得られ、この点からも高精度な研削可能
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1である環状工作物の内外
径面研削装置を一部断面で示す概略側面図である。
【図2】同内外径面研削装置の要部を示す正面図であ
り、実線は工作物の外径面研削状態を示し、二点鎖線は
工作物の内径面研削状態を示す。
【図3】本発明に係る実施例2である環状工作物の内外
径面研削装置の要部を示す正面図であり、実線は工作物
の外径面研削状態を示し、二点鎖線は工作物の内径面研
削状態を示す。
【図4】従来の電磁チャックを備えたシュータイプ心な
し研削盤における環状工作物の研削状態を示す正面図
で、図4(a) は工作物の外径面研削状態を示し、図4
(b)は工作物の内径面研削状態を示す。
【符号の説明】
1 主軸 2 電磁チャック 3 シュー 4 外径研削砥石車(第1砥石車) 5 内径研削砥石車(第2砥石車) 6 駆動モータ 7 回転中心切替え装置 8 回転方向切替え装置 9 主軸台 17 バッキングプレート 17a バッキングプレートの先端面(環状吸着
面) 21 回転方向切替え装置の揺動台 22 回転方向切替え装置の摺動案内台 A 砥石車の回転方向 M 工作物の外径面研削方向 N 工作物の内径面研削方向 OS1 バッキングプレートの第1偏心位置 OS2 バッキングプレートの第2偏心位置 OW 工作物の軸心 W 工作物 Wo 工作物の外径面 Wi 工作物の内径面 α,β バッキングプレートの微小偏心距離 X1 工作物と外径研削砥石車の接触点 X2 工作物と内径研削砥石車の接触点

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状工作物を電磁チャックにより吸着す
    るとともに、該工作物の外径面を一対のシューにて支持
    し、前記電磁チャックの回転により前記工作物を回転さ
    せながら、該工作物の内外両径面を工作物と順方向へ回
    転する砥石車にて順次研削する方法であって、 前記工作物の第1径面を研削するに際して、前記一対の
    シューに工作物の外径面を支持させるとともに、該工作
    物の軸心に対して前記電磁チャックの回転中心を第1偏
    心位置に位置させて、前記工作物を支持回転させながら
    第1砥石車による研削工程を行い、 続いて、前記工作物の第2径面を研削するに際して、前
    記一対のシューによる工作物の外径面の支持状態をその
    まま維持するとともに、該工作物の軸心に対して前記電
    磁チャックの回転中心を第2偏心位置に位置させて、前
    記工作物を支持回転させながら第2砥石車による研削工
    程を行うようにしたことを特徴とする環状工作物の内外
    径面研削方法。
  2. 【請求項2】 前記第1径面が工作物の外径面であり、
    前記第2径面が工作物の内径面である請求項1に記載の
    環状工作物の内外径面研削方法。
  3. 【請求項3】 前記第1径面が工作物の内径面であり、
    前記第2径面が工作物の外径面である請求項1に記載の
    環状工作物の内外径面研削方法。
  4. 【請求項4】 前記工作物の外径面研削時、該工作物の
    軸心に対する前記電磁チャックの回転中心の偏心位置
    は、工作物と外径研削砥石車の接触点に対して反対側上
    方位置であり、 前記工作物の内径面研削時、該工作物の軸心に対する前
    記電磁チャックの回転中心の偏心位置は、工作物と内径
    研削砥石車の接触点に対して反対側下方位置である請求
    項2または3に記載の環状工作物の内外径面研削方法。
  5. 【請求項5】 主軸先端に装置されて、環状工作物を磁
    気的に吸着支持する電磁チャックと、該工作物の外径面
    を回転可能に支持する一対のシューと、前記工作物の第
    1径面を研削する第1砥石車と、前記工作物の第2径面
    を研削する第2砥石車と、前記電磁チャックの回転中心
    を第1研削位置と第2研削位置に選択的に切り替える回
    転中心切替え装置と、前記主軸の回転方向を切り替える
    回転方向切替え装置とを備えてなり、 前記工作物の外径面が前記一対のシューに支持された状
    態において、前記電磁チャックの回転中心が第1研削位
    置にあるとき、該回転中心は前記工作物の軸心に対して
    第1偏心位置に位置し、一方、前記電磁チャックの回転
    中心が第2研削位置にあるとき、該回転中心は前記工作
    物の軸心に対して第2偏心位置に位置するように設定さ
    れていることを特徴とする環状工作物の内外径面研削装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第1径面が工作物の外径面であり、
    前記第2径面が工作物の内径面である請求項5に記載の
    環状工作物の内外径面研削方法。
  7. 【請求項7】 前記第1径面が工作物の内径面であり、
    前記第2径面が工作物の外径面である請求項5に記載の
    環状工作物の内外径面研削方法。
  8. 【請求項8】 前記工作物の外径面研削時、該工作物の
    軸心に対する前記電磁チャックの回転中心の偏心位置
    は、工作物と外径研削砥石車の接触点に対して反対側上
    方位置であり、 前記工作物の内径面研削時、該工作物の軸心に対する前
    記電磁チャックの回転中心の偏心位置は、工作物と内径
    研削砥石車の接触点に対して反対側下方位置である請求
    項6または7に記載の環状工作物の内外径面研削方法。
JP18872492A 1992-06-22 1992-06-22 環状工作物の内外径面研削方法およびその装置 Withdrawn JPH06755A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008307619A (ja) * 2007-06-12 2008-12-25 Toyo Advanced Technologies Co Ltd 研削装置
CN114888661B (zh) * 2022-04-26 2023-10-03 上海瀛鑫金属制品有限公司 一种金属加工设备及其加工工艺

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