JPH0675504U - 回路クランプ駆動制御装置 - Google Patents

回路クランプ駆動制御装置

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JPH0675504U
JPH0675504U JP1567193U JP1567193U JPH0675504U JP H0675504 U JPH0675504 U JP H0675504U JP 1567193 U JP1567193 U JP 1567193U JP 1567193 U JP1567193 U JP 1567193U JP H0675504 U JPH0675504 U JP H0675504U
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clamp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路クランプを閉塞駆動させる状態になった
ときに回路クランプを確実に動作させる。 【構成】 体外に血液を取出して所定の処理を行なった
後血液を体内に戻すものであって、体外循環血液の循環
を閉塞停止できる回路クランプ11を備えた体外循環血
液処理装置を前提とする。そして、異常発生監視手段8
〜10が、回路クランプを閉塞させることが必要な異常
状態を検出すると、第1の駆動制御手段20、22が回
路クランプの閉塞動作を起動させる。この起動によって
も、なんらかの異常のために回路クランプが閉塞しない
ことも生じる。このことを、第2の駆動制御手段30、
33は、異常発生監視手段が異常状態を検出した時点か
ら所定時間以内に、回路クランプ作動状態検出手段32
から閉塞状態を示す信号が与えられないことで認識し、
回路クランプの閉塞動作を起動させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は回路クランプ駆動制御装置に関し、例えば、人工透析装置や成分献血 装置等の体外に血液を取り出して所定の処理を行なった後血液を体内に戻す体外 循環血液処理装置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、人工透析装置は、人工腎臓として、透析膜による体外瀘過を利用して 本来の腎臓に代って血液中の老廃物や過剰水分などを除去するものであり、人工 透析は、腎不全に陥った患者が定期的に受ける医療措置として定着している。
【0003】 このような人工透析装置の血液回路は、従来においては、例えば図2に示すよ うに構成されていた。
【0004】 図2において、血液ポンプ2によって、患者動脈1より血液体外循環路(チュ ーブに)引き出された血液はダイアライザ3に供給される。このダイアライザ3 には透析液回路4によって透析液も供給されている。ダイアライザ3内において は透析膜を介して血液及び透析液が逆方向に流れており、これにより、血液中の 老廃物や過剰水分などが透析液側に移行する。老廃物や過剰水分などが除去され た血液は、ドリップチャンバ5に供給されてチャンバ上面から内部に滴下され、 このドリップチャンバ5に収容された透析後血液がドリップチャンバ5の下端か ら血液体外循環路(チューブ)に排出されて患者静脈6に戻る。
【0005】 ドリップチャンバ5は、当該ドリップチャンバ5の上部気体の圧力変化によっ て静脈圧センサ7が静脈圧を検出できるように設けられているものである。
【0006】 また、ドリップチャンバ5は、透析後血液を通じて患者に気泡が供給されるこ とを防止することを考慮して設けられている。人間の血液内部に気泡が入り込む ことは、人命にも影響を及ぼす危険なことであり、絶対に回避しなければならな い。
【0007】 例えば、ダイアライザ3と血液体外循環路としてのチューブとの接続異常によ って透析後血液に気泡が入り込むと、ドリップチャンバ5によってその気泡はド リップチャンバ5の上部室に吸収される。しかし、吸収気泡の増大によって、ド リップチャンバ5が収容している血液量が減少し、このままでは気泡が患者静脈 6に入り込む。そのため、超音波発信器8、超音波受信器9及び気泡検出回路1 0でなる、ドリップチャンバ5の液面位置を監視する液面監視装置が設けられて おり、この液面監視装置8〜10が、ドリップチャンバ5の液面の所定位置から の低下を検出したときには(気泡が患者体内に入り込む恐れを検出したときには )、図示しない制御構成がドリップチャンバ5の下側に設けられている、例えば ソレノイド駆動方式の回路クランプ11を閉塞駆動させて、患者静脈6への戻り 用血液体外循環路(チューブ)を閉塞して気泡が体内に入り込むことを防止する ようになされている。
【0008】 なお、液面監視装置8〜10の検出時には、図示しない制御構成は血液ポンプ 2も停止させる。
【0009】 また、実際上、このような気泡の体内流入を防止する構成に加えて、気泡の体 内流入を防止する他の構成も設けられている。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
上述のように、気泡が体内に流入することを複数種類の構成によって防止する ようにして、人工透析装置としての安全性を高めているが、気泡が体内に流入す ることを防止する各種類の構成は共に、その構成単体での信頼性も高いことが望 まれている。
【0011】 しかしながら、回路クランプ11を閉塞動作させて気泡の体内流入を防止する 上述の構成は、必ずしも信頼性が高いものと言うことはできない。すなわち、図 示しない制御構成が回路クランプ11の閉塞動作を起動しても回路クランプ11 が動作しないことも生じる。このような不都合を解決するため、回路クランプ1 1の作動を検出するセンサを設けて、回路クランプ11の駆動指示時にこのセン サが検出動作しないときには再度回路クランプ11に駆動を指示することも考え られる。しかし、回路クランプ11の駆動を指示する制御構成側に異常が生じて いる場合には、このような対策は意味をなさない。
【0012】 上述のような課題は、人工透析装置だけでなく、体外に血液を取り出して所定 の処理を行なった後血液を体内に戻す他の装置(例えば成分献血装置)において も同様に生じている。
【0013】 また、実際上、回路クランプ11を閉塞駆動させる場合は、液面監視装置8〜 10がドリップチャンバ5内の液面位置の低下(気泡の増大)を検出したときに 限られるものではなく、静脈圧センサ7や図示しない漏血センサが異常を検出し たとき等にも回路クランプ11を閉塞駆動する。このような場合にも、上記と同 様な課題が生じている。
【0014】 本考案は、以上の点を考慮してなされたものであり、回路クランプを閉塞駆動 させる異常状態になったときに回路クランプを確実に駆動できる回路クランプ駆 動制御装置を提供しようとしたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため、本考案においては、体外に血液を取り出して所定 の処理を行なった後血液を体内に戻すものであって、体外循環血液の循環を、閉 塞して停止させることができる回路クランプを備えた体外循環血液処理装置にお いて、(1) 回路クランプを閉塞させることが必要な異常状態を検出する異常発生 監視手段と、(2) この異常発生監視手段が異常状態を検出したときに、回路クラ ンプの閉塞動作を起動させる第1の駆動制御手段と、(3) 回路クランプが閉塞し ているか否かを検出する回路クランプ作動状態検出手段と、(4) 異常発生監視手 段が異常状態を検出した時点から所定時間以内に、回路クランプ作動状態検出手 段から閉塞状態を示す信号が与えられない場合に、回路クランプの閉塞動作を起 動させる第2の駆動制御手段とを設けた。
【0016】 ここで、回路クランプとして少なくとも2個設け、第1及び第2の駆動制御手 段が閉塞動作を起動させる回路クランプを異なるようにすることは好ましい一態 様である。
【0017】
【作用】
本考案は、体外に血液を取り出して所定の処理を行なった後血液を体内に戻す ものであって、体外循環血液の循環を、閉塞して停止させることができる回路ク ランプを備えた体外循環血液処理装置を前提とする。
【0018】 そして、異常発生監視手段が、回路クランプを閉塞させることが必要な異常状 態を検出すると、第1の駆動制御手段が回路クランプの閉塞動作を起動させる。 しかし、この起動によっても、なんらかの異常のために、回路クランプが閉塞し ないことも生じる。このようなことを、第2の駆動制御手段は、異常発生監視手 段が異常状態を検出した時点から所定時間以内に、回路クランプ作動状態検出手 段から閉塞状態を示す信号が与えられないことで認識し、回路クランプの閉塞動 作を起動させる。
【0019】 このようにして回路クランプの閉塞動作の信頼性を高めることができる。
【0020】 ここで、回路クランプとして少なくとも2個設け、第1及び第2の駆動制御手 段が閉塞動作を起動させる回路クランプを異なるようにすると、最初の閉塞駆動 が起動された回路クランプ自体に異常が生じていてもより確実に体外循環血液の 循環を停止できるようになる。
【0021】
【実施例】
以下、本考案を人工透析装置に適用した一実施例を図面を参照しながら詳述す る。ここで、図1が実施例の人工透析装置の要部構成を示すものであり、図2と の同一、対応部分には同一符号を付して示している。
【0022】 図1に示すように、この実施例の血液回路自体は、従来の人工透析装置の血液 回路と同様である。すなわち、患者動脈1から体外に引き出された血液が、血液 ポンプ2、ダイアライザ3、ドリップチャンバ5を順次介して患者静脈6に戻る ようになされている。
【0023】 また、ドリップチャンバ5の上部室の圧力から静脈圧を検出する静脈圧センサ 7や、ドリップチャンバ5を挾んで対向している超音波送信器8及び超音波受信 器9や、超音波送信器8の発信を制御したり超音波受信器9の受信出力を取込ん で気泡を検出したりする気泡検出回路10が設けられている点は、従来と同様で ある。
【0024】 しかし、気泡の体内流入を防止するための監視構成や回路クランプ11の駆動 制御構成等が、従来とは異なっている。また、回路クランプ11が閉塞動作して いるか否かを検出するマイクロスイッチ12が設けられている点も従来とは異な っている。
【0025】 図1の血液回路以外の構成部分は、血液内気泡に関連する処理構成部分を中心 に示している。
【0026】 この実施例に係る人工透析装置は、システム制御を行なうCPUとして、メイ ンCPU20と、サブCPU30とを備えている。メインCPU20は、当該シ ステム全体のシーケンス制御を実行するものであり、サブCPU30は、主とし て監視や自己診断などの機能を実行するものである。メインCPU20及びサブ CPU30は、電源やシステムバスや各種入出力ポート等が完全に切り離されて いる。
【0027】 気泡処理との関係では、メインCPU20に関連して、気泡アラーム監視部2 1、気泡アラーム処理部22及び気泡オーバライドスイッチ読込部23が設けら れている。これら各部21、22、23はそれぞれ機能的に示したものであり、 実際上は、当該機能を担う入出力ポートやROM内のプログラム等によって構成 されているものである。
【0028】 気泡アラーム監視部21は、上述した気泡検出回路10が超音波受信器9の出 力に基づいて透析後血液に気泡が混入されていることを検出したか否かを監視す るものであり、この気泡アラーム監視部21は気泡検出回路10が検出動作した ときにメインCPU20に通知して気泡アラーム処理部22を起動させるもので ある。
【0029】 気泡アラーム処理部22は、メインCPU20によって処理が起動されたとき に、図示しない回路クランプ11の駆動回路を動作させて回路クランプ11を閉 塞動作させると共に、図示しない血液ポンプ2の駆動回路を停止動作させて血液 ポンプ2の動作を停止させるものである。
【0030】 気泡オーバライドスイッチ読込部23は、気泡オーバライドスイッチ13が押 下されたことを検出してメインCPU20に通知するものである。メインCPU 20は、気泡オーバライドスイッチ13が押下された後所定時間(例えば2分間 )の間は、気泡アラーム監視部21から気泡アラーム通知が与えられてもそれを キャンセルし、気泡アラーム処理部22を起動させることはない。このような処 理は、気泡発生等によってシステムがダウンした後復旧させる際にも気泡アラー ム処理が実行されれば復旧動作を実行できないことを考慮して設けられている。
【0031】 一方、気泡処理との関係では、サブCPU30に関連して、気泡アラーム監視 部31、回路クランプ作動監視部32、回路クランプ作動部33、自己診断コン トロール部34及び気泡オーバライドスイッチ読込部35が設けられている。こ れら各部31、32、33、34、35もそれぞれ機能的に示したものであり、 実際上は、当該機能を担う入出力ポートやROM内のプログラム等によって構成 されているものである。
【0032】 サブCPU30に関連する気泡アラーム監視部31及び気泡オーバライドスイ ッチ読込部34も、メインCPU20に関連する気泡アラーム監視部21及び気 泡オーバライドスイッチ読込部23と同様な機能を担うものであり、その説明は 省略する。
【0033】 回路クランプ作動監視部32は、回路クランプ11の作動状態を検出するマイ クロスイッチ12からの出力信号に基づいて、回路クランプ11の作動状態を監 視し、回路クランプ11が血液体外循環路を閉塞しているか否かをサブCPU3 0に通知するものである。
【0034】 回路クランプ作動部33は、サブCPU30から駆動を指示されたときに、図 示しない回路クランプ11の駆動回路を動作させて回路クランプ11を閉塞作動 させるものである。サブCPU30は、気泡アラーム監視部31から気泡アラー ムの通知を受けた後、所定時間(気泡検出回路10が気泡発生を検出した時点か ら気泡が患者体内静脈6に至るまでの時間より十分に短い時間)内に、回路クラ ンプ作動監視部32から回路クランプ11が作動したという通知が得られない場 合に、回路クランプ作動部33に閉塞駆動を指示する。すなわち、メインCPU 20からの指示によっては回路クランプ11が閉塞動作しなかった場合に、サブ CPU30が再度閉塞動作の起動を指示する。
【0035】 自己診断コントロール部34は、サブCPU30からの指示により、気泡検出 回路10を制御して、2種類の自己診断動作を実行させる。
【0036】 第1の自己診断動作は、透析を開始する前に実行されるものである。第1の自 己診断動作は、超音波発信器8の発信動作を停止させることで、超音波受信器9 からの出力信号を気泡検出時と同様なものとし、このような擬似的な気泡検出状 態で気泡検出回路10から気泡アラームを出力させて、メインCPU20側の気 泡アラーム処理部22による処理が正常に実行されるかを確認するものである。 サブCPU30は、回路クランプ作動監視部32からの出力に基づいて、診断結 果を確認する。
【0037】 第2の自己診断動作は、透析中に一定時間毎で実行されるものである。第2の 自己診断動作は、超音波発信器8の発信動作を所定周期(20msec)毎に減衰さ せることで超音波受信器9からの出力信号を気泡検出時と同様なものとし、気泡 検出回路10が、気泡検出を意味する超音波受信器9の出力信号がその周期より 僅かに長い時間(30msec)の間連続して到来しないことを検出した場合に、シ ステム異常通知を気泡アラーム監視部31を介してサブCPU30に与えて、シ ステム異常処理を実行させる。
【0038】 以上のような各部構成を備えた人工透析装置においては、気泡が患者体内に入 り込むことを防止するために、以下のような動作を行なう。
【0039】 透析前においては、サブCPU30の制御下で、自己診断コントロール部34 が上述した第1の自己診断動作を実行させて、透析中における気泡発生時に動作 すべき各部が正常に動作することを確認する。
【0040】 また、透析中においても、サブCPU30の制御下で、自己診断コントロール 部34が上述した第2の自己診断動作を実行させて、超音波送信器8や超音波受 信器9や気泡検出回路10の気泡監視装置(ハードウェア)が気泡発生を検出で きる正常な状態にあることを繰返し確認する。
【0041】 このようにして気泡監視装置8〜10が正常動作できることが確認できている 透析中において、透析後血液に気泡が生じてドリップチャンバ5の液面が低下す ると、超音波受信器9の出力が小さくなり、気泡検出回路10は気泡アラームを 出力し、気泡アラーム監視部21及び31はこれを認識する。
【0042】 かくして、メインCPU20は気泡アラーム処理部22を起動し、血液ポンプ 2の回転を停止させると共に、回路クランプ11を閉塞動作させようとする。
【0043】 ここで、なんらかの異常のために、回路クランプ11が閉塞動作しなかったと する。このときには、マイクロスイッチ12からの検出信号は回路クランプ11 が閉塞していないことを表すものであり、回路クランプ作動監視部32は、回路 クランプ11が閉塞作動していないことをサブCPU30に通知する。
【0044】 サブCPU30は、気泡アラーム監視部31から気泡アラームの通知を受けた 後、所定時間内に、回路クランプ作動監視部32から回路クランプ11が作動し たという通知が得られないので、回路クランプ作動部33に駆動を指示する。回 路クランプ作動部33は、回路クランプ11を閉塞駆動させる。
【0045】 なお、実際上、回路クランプ11が閉塞駆動した場合には、ハードウェア構成 によって血液ポンプ2の駆動部が回転を停止するようになされている。
【0046】 また、メインCPU20が気泡アラーム処理部22を起動して回路クランプ1 1を閉塞動作させようとしても回路クランプ11が作動しないことは、装置自体 に何らかの不具合が発生している可能性が非常に高く、そのため、例えば、サブ CPU30は図示しない表示部によってマシントラブルを表示させた後、装置全 体の動作を停止させる。
【0047】 従って、上記実施例によれば、回路クランプ11に対して閉塞駆動を起動して も駆動されない場合に、再度、閉塞駆動を起動するようにしたので、回路クラン プ11を従来より確実に閉塞動作させることができる。また、1回目の閉塞駆動 を起動させるCPUと、1回目の起動で閉塞しない場合に行なう2回目の閉塞駆 動を起動させるCPUとを変えるようにしたので、この点からも回路クランプ1 1を従来より確実に閉塞動作させることができる。
【0048】 その結果、気泡が患者体内に入り込むことを有効、確実に防止することができ る。
【0049】 なお、上記実施例においては、回路クランプ11が1個のものを示したが、2 個以上有する人工透析装置に対しても本考案を適用できる。例えば、2個の回路 クランプを設けた場合において、1回目の閉塞起動を第1のCPUが第1の回路 クランプに対して行ない2回目の閉塞起動を第2のCPUが第2の回路クランプ に対して行なうようにしても良く、1回目の閉塞起動を第1のCPUが第1の回 路クランプに対して行ない2回目の閉塞起動を第1のCPUが第2の回路クラン プに対して行ない3回目の閉塞起動を第2のCPUが第2又は第1の回路クラン プに対して行なようにしても良く、種々の制御方法が可能である。
【0050】 また、上記実施例においては、回路クランプ11を閉塞駆動させる原因が透析 後血液に気泡が混入していることであったが、本考案は、回路クランプ11の閉 塞駆動制御に特徴を有するものであり、その起動原因は上記実施例のものに限定 されない。例えば、静脈圧センサ7が静脈圧の異常を検出したときや、図示しな い漏血センサが透析液回路側に血液回路の血液が漏れていることを検出したとき に行なう、回路クランプ11の閉塞駆動制御に対しても本考案の制御方法を適用 することができる。
【0051】 さらに、本考案の適用対象装置は人工透析装置に限定されるものではなく、体 外に血液を取り出して所定の処理を行なった後血液を体内に戻す体外循環血液処 理装置であれば広く適用することができる。
【0052】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、体外循環血液処理装置において、回路クラン プを閉塞させることが必要な異常状態を検出する異常発生監視手段と、この異常 発生監視手段が異常状態を検出したときに、回路クランプの閉塞動作を起動させ る第1の駆動制御手段と、回路クランプが閉塞しているか否かを検出する回路ク ランプ作動状態検出手段と、異常発生監視手段が異常状態を検出した時点から所 定時間以内に、回路クランプ作動状態検出手段から閉塞状態を示す信号が与えら れない場合に、回路クランプの閉塞動作を起動させる第2の駆動制御手段とを設 けたので、回路クランプを閉塞駆動させる異常状態になったときに回路クランプ を確実に駆動させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の人工透析装置の要部構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】人工透析装置の血液回路回りの構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
5…ドリップチャンバ、8…超音波発信器、9…超音波
受信器、10…気泡検出回路、11…回路クランプ、1
2…マイクロスイッチ、20…メインCPU、21…気
泡アラーム監視部、22…気泡アラーム処理部、30…
サブCPU、31…気泡アラーム監視部、32…回路ク
ランプ作動監視部、33…回路クランプ作動部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体外に血液を取り出して所定の処理を行
    なった後血液を体内に戻すものであって、体外循環血液
    の循環を、閉塞して停止させることができる回路クラン
    プを備えた体外循環血液処理装置において、 上記回路クランプを閉塞させることが必要な異常状態を
    検出する異常発生監視手段と、 この異常発生監視手段が異常状態を検出したときに、上
    記回路クランプの閉塞動作を起動させる第1の駆動制御
    手段と、 上記回路クランプが閉塞しているか否かを検出する回路
    クランプ作動状態検出手段と、 上記異常発生監視手段が異常状態を検出した時点から所
    定時間以内に、上記回路クランプ作動状態検出手段から
    閉塞状態を示す信号が与えられない場合に、上記回路ク
    ランプの閉塞動作を起動させる第2の駆動制御手段とを
    備えたことを特徴とする回路クランプ駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 上記回路クランプとして少なくとも2個
    設け、上記第1及び第2の駆動制御手段が閉塞動作を起
    動させる回路クランプを異なるようにしたことを特徴と
    する請求項1に記載の回路クランプ駆動制御装置。
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