JP2001061958A - 体液処理用回路 - Google Patents

体液処理用回路

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JP2001061958A
JP2001061958A JP33203299A JP33203299A JP2001061958A JP 2001061958 A JP2001061958 A JP 2001061958A JP 33203299 A JP33203299 A JP 33203299A JP 33203299 A JP33203299 A JP 33203299A JP 2001061958 A JP2001061958 A JP 2001061958A
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sensor
body fluid
blood
drip chamber
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Application number
JP33203299A
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English (en)
Inventor
Shigeru Ito
茂 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PARU MEDICAL KK
Forte Grow Medical Co Ltd
Original Assignee
PARU MEDICAL KK
Forte Grow Medical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力センサー等の透析装置の部品が血液にて
汚染されることを未然に防止し、患者の安全性が確保で
きるようにした体外血液回路を提供する。 【解決手段】 体液を体外循環させて体液中の不要物を
分離するための体液処理装置15と、これに接続(モニ
ターラインを介して)したセンサー9との間に、体液を
捕捉できるフィルターユニット12を備えたことを特徴
とし、処理中の体液が何らかの理由でセンサー等の部品
側へ進入したとしてもその手前(モニターライン途中)
において体液を確実に捕捉できるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、腎不全の治療等
に用いる体液処理用回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、腎不全の治療等に用いる体液処
理用回路は、図3に示す如く、ポンプ32の作動により
カニューレ31を通して体外に取り出した体液を主装置
(例:ダイアライザー)34に導いて処理(除水)し、
処理後の体液をドリップチャンバー34を経て、カニュ
ーレ35を通して体内に戻すようになっている。
【0003】前記体液処理用回路における主装置の処理
能力(例:除水量)は、前記ドリップチャンバー34の
内圧を検知することにより確認できる。従って、従来よ
りドリップチャンバー34の内圧をモニターラインを介
して連繋したセンサー36により検知し、その検出値を
基準値と比較して患者監視装置37を作動させるように
なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記体
液処理用回路内の圧力に何らかの異常が生じた場合に、
前記ドリップチャンバー34からモニターラインに血液
が流入し、前記センサー36や患者監視装置37の部品
が血液により汚染されるおそれがあり、患者に対する安
全性、例えば、透析装置の血液の交叉汚染により血液に
由来する病原体が患者から患者へ移動し得る可能性が問
題になっていた。
【0005】本発明は、上記の問題を解消するためのも
ので、その目的とするところは、センサー等の透析装置
の部品が血液にて汚染されることを未然に防止し、患者
の安全性が確保できるようにした体液処理用回路を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る体液処理用回路は、体液を体外循環さ
せて体液中の不要物を分離する体液処理装置と、これに
接続したセンサーとの間に、体液を捕捉できるフィルタ
ーユニットを備えたことを特徴とし、センサー等の部品
がその手前において体液を確実に捕捉できるように構成
した。
【0007】また、請求項2に記載の発明に係る体外血
液回路は、前記フィルターユニットが、フィルター付き
メスコネクターであることを特徴とし、前記フィルター
ユニットの設置を簡易にしかも安価にできるように構成
した。
【0008】
【発明の実施の態様】以下、本発明の実施の態様を添付
した図1〜図2に基づいて説明する。図において,1は
体液処理用回路である。該体液処理用回路1は、ポンプ
3の作動によりカニューレ2を通して体外に取り出した
体液を体外循環させて体液中の不要物を分離する体液処
理装置15を備えている。該体液処理装置15にて不要
物を分離した後の体液はカニューレ7を通して体内に戻
される。
【0009】前記体液処理装置15は、第1ドリップチ
ャンバー4、主装置5、第2ドリップチャンバー6を含
む。この主装置5がダイアライザーであるときには、前
記ポンプ3の作動によりカニューレ2を通して人体Jよ
り取り出した血液を、限外濾過膜(図示せず)を介して
透析液に接触させて除水するようになっている。
【0010】前記第1ドリップチャンバー4は、ポンプ
3から送出された血液を受領し、内蔵した濾過膜4aに
より濾過して前記主装置5内の血液路に導入する。ま
た、第2ドリップチャンバー6は、前記主装置5で除水
された後の血液を濾過膜6aにより濾過して体内に導入
する。
【0011】前記ドリップチャンバー4又は6の上部空
間にはモニターライン8を介してセンサー9が接続され
ている(図面ではドリップチャンバー6にのみであ
る)。該センサー9はドリップチャンバー4又は6の内
圧を検知し、その検出値を基準値と比較して患者監視装
置10を作動させるようになっている。
【0012】前記患者監視装置10は、例えば、前記第
2ドリップチャンバー6の下流に設けた圧力調節手段1
1を制御して前記主装置5内の血液路を陽圧にするなど
によって除水量を調整する機能を有している。
【0013】前記第2ドリップチャンバー6と前記セン
サー9との間(モニターライン8の途中)にはフィルタ
ーユニット12が備えられている。このフィルターユニ
ット12は、空気(エア)は通すが、血液等の体液を通
させないフィルター13が内装されている。即ち、平時
はセンサー9の機能を阻害せず、モニターライン8に体
液が進入するという異常時には体液を確実に捕捉できる
機能(阻水性)を有するものである。加えて、雑菌等を
も捕捉できればより好ましい。
【0014】前記フィルター13は上記機能を備えれ
ば、特に、その材質及び形体は問わないが、焼結ナイロ
ンよりなる板状体、短繊維を圧縮して固めた板状体、織
目の微細な布帛、一本又は数本の連続した繊維を収束し
てなる繊維塊、その他のフィルタ素材で構成して満足で
きる。
【0015】前記フィルターユニット12は、図2の如
く、メスコネクター14の内部に前記フィルター13を
装填したものであってもよい。即ち、前記ドリップチャ
ンバー4又は6に連繋したチューブ8aの先端に接続し
たメスコネクター14の内部に前記フィルター13を装
填し、該メスコネクター14に、前記センサー9に連繋
したチューブ8bの先端に接続したオスコネクター1
4′を結合できるように構成してもよい。このようにす
ることにより前記モニターライン8の途中に前記フィル
ターユニット12の設置を簡易に、しかも安価にできる
ものである。
【0016】次に、本願の体液処理用回路1の作用を説
明すると、まず、回路内を整理食塩水あるいはブドウ糖
液で満たし、回路端の第1カニューレ2及び第2カニュ
ーレ7を人体Jと接続してからポンプ3を作動する。こ
れにより体外に取出された体液(血液)は、第1ドリッ
プチャンバー4、主装置5及び第2ドリップチャンバー
6を通って体内に戻るように循環する。
【0017】前記循環中、主装置(ダイヤライザー)5
内において、血液は限外濾過膜を介して透析液に接触し
て除水される。この除水量は、ドリップチャンバー4又
は6に接続したセンサー9により検知され、その検出値
を基準値と比較して患者監視装置10により制御され
る。
【0018】そして、いま、体液処理用回路1内の圧力
に何らかの異常が生じた場合において、前記ドリップチ
ャンバー6からモニターライン8に血液が流入したとき
は、該モニターライン8の途中に備えたフィルターユニ
ット12が機能し、前記センサー9及び患者監視装置1
0の部品が血液により汚染されることを未然に防止する
ことが可能となる。
【0019】なお、上記実施態様ではフィルターユニッ
ト12は第2ドリップチャンバー6に連通したモニター
ライン8の途中に設けた場合を示したが、第1ドリップ
チャンバー4にモニターラインを介して圧力センサーを
設ける場合には、そのモニターラインの途中にも備える
ことがあることは勿論である。
【0020】また、上記実施態様では腎不全の治療を目
的とした体外血液回路について説明したが、これに限ら
ず、心不全或いは肺不全の治療その他を目的とした体液
処理用回路にも応用できることは勿論である。
【0021】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る体液処理用回
路は体液を体外循環させて体液中の不要物を分離する体
液処理装置と、これに接続したセンサーとの間に、体液
を捕捉できるフィルターユニットを備えたことを特徴と
しているから、体液処理装置から体液がセンサー側に進
入する事故が生じた場合において、該センサーに至る前
に体液はフィルターユニットにより確実に捕捉すること
ができる。従って、センサー及び患者監視装置等の部品
が血液の交叉汚染により血液に由来する病原体が患者か
ら患者へ移動し得る可能性を確実に遮断できるという優
れた効果を奏するものである。
【0022】また、請求項2に記載の発明に係る体液処
理用回路は、前記フィルターユニットが、フィルター付
きメスコネクターであることを特徴としているから、前
記ドリップチャンバーと圧力センサーとを結ぶモニター
ラインの途中に前記機能を有するフィルターユニットの
設置を簡易にしかも安価にできるという優れた効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の体液処理用回路の略示的説明図である。
【図2 】フィルター付きメスコネクターの拡大図であ
る。
【図3】従来の体液処理用回路の略示的説明図である.
【符号の説明】
1 体液処理用回路 2 第1カニューレ 3 ポンプ 4 第1ドリップチャンバー 5 主装置(例:ダイアライザー) 6 第2ドリップチャンバー 7 第2カニューレ 8 モニターライン 8a ドリップチャンバーに連繋したチューブ 8b センサーに連繋したチューブ 9 センサー 10 患者監視装置 11 圧力調節手段 12 フィルターユニット 13 フィルター 14 メスコネクター 14′ オスコネクター 15 体液処理装置 J 人体 31 カニューレ 32 ポンプ 33 主装置 34 ドリップチャンバー 35 カニューレ 36 センサー 37 患者監視装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊東 茂 栃木県佐野市大橋町1647番地 フォルテ グロウ メディカル株式会社内 Fターム(参考) 4C077 AA05 BB01 DD13 DD21 DD30 EE01 HH03 HH13 KK09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体液を体外循環させて体液中の不要物を
    分離する体液処理装置と、これに接続したセンサーとの
    間に、体液を捕捉できるフィルターユニットを備えたこ
    とを特徴とする体液処理用回路。
  2. 【請求項2】 前記フィルターユニットが、フィルター
    付きメスコネクターであることを特徴とする請求項1に
    記載の体外血液回路。
JP33203299A 1999-08-30 1999-11-22 体液処理用回路 Pending JP2001061958A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012526627A (ja) * 2009-05-13 2012-11-01 ヘモネティクス・コーポレーション 流体カセット中の圧力モニタリング

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012526627A (ja) * 2009-05-13 2012-11-01 ヘモネティクス・コーポレーション 流体カセット中の圧力モニタリング

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