JPH0675240B2 - 信号をコーディングし、デコードし、分析し、そして合成するための装置と方法 - Google Patents

信号をコーディングし、デコードし、分析し、そして合成するための装置と方法

Info

Publication number
JPH0675240B2
JPH0675240B2 JP5057308A JP5730893A JPH0675240B2 JP H0675240 B2 JPH0675240 B2 JP H0675240B2 JP 5057308 A JP5057308 A JP 5057308A JP 5730893 A JP5730893 A JP 5730893A JP H0675240 B2 JPH0675240 B2 JP H0675240B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
waveform
distortion
data
coding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5057308A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0683392A (ja
Inventor
ブ・チン・ワーング
シャンカー・エス・ナーラーヤン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advanced Micro Devices Inc
Original Assignee
Advanced Micro Devices Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advanced Micro Devices Inc filed Critical Advanced Micro Devices Inc
Publication of JPH0683392A publication Critical patent/JPH0683392A/ja
Publication of JPH0675240B2 publication Critical patent/JPH0675240B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/66Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission for reducing bandwidth of signals; for improving efficiency of transmission
    • H04B1/667Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission for reducing bandwidth of signals; for improving efficiency of transmission using a division in frequency subbands
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L25/00Speech or voice analysis techniques not restricted to a single one of groups G10L15/00 - G10L21/00
    • G10L25/27Speech or voice analysis techniques not restricted to a single one of groups G10L15/00 - G10L21/00 characterised by the analysis technique

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は一般に信号をコ―ディングしデ
コ―ドするための装置と方法に関し、特にアナログ音声
信号を分析して合成するための装置と方法に関するもの
である。
【0002】
【先行技術と背景の議論】信号、特にアナログ音声信号
は、種々の利用のためにコ―ド化される。たとえば、多
くの応用において、音声信号処理はバンド幅制限プロセ
スである。したがって、元のアナログ音声信号は通常は
その信号を圧縮するためにコ―ド化され、すなわち高品
質の信号を再構成するためには処理される必要のない元
の音声信号中の冗長情報を除去するためにコ―ド化され
る。圧縮された信号は次にたとえばバンド幅制限された
通信デ―タリンクへ伝送されるか、または制限された記
憶容量のメモリ内へストアされて、そして最後に信号を
再構成するためにデコ―ドされ得る。一般に、信号分析
は全体的なプロセスであり、そのプロセスによって元の
信号はその元の信号によって運ばれるほとんどの情報を
有する圧縮された信号へ変換される。信号合成は、圧縮
された信号から元の信号を再構成するために用いられる
全体的なプロセスである。
【0003】アナログ音声信号の圧縮のために一般に用
いられる2つのディジタルコ―ディング技術は、(1)
パラメトリックコ―ディングと(2)波形コ―ディング
である。パラメトリックコ―ディング技術の1つの例は
線形予測コ―ディングであり、アナログ音声信号の波形
はフィルタの出力として形成され、そのフィルタはピッ
チパルスとして知られる疑似周期的列のインパルスと
“ホワイトノイズ”シ―ケンスとの線形結合によって励
起される。すなわち、アナログ音声信号を表わすために
用いられるパラメ―タはフィルタの係数,ピッチパルス
の周期,ピッチパルスの振幅,およびホワイトノイズの
エネルギなどの値であって、それらはすべて伝送される
かまたはディジタル的にストアされ得る。音声信号を表
わすためにこれらのパラメ―タを用いることによって、
音声処理に必要なデ―タ速度または秒あたりのビット数
(bps )、すなわちバンド幅は著しく減少され得る。た
とえば、800bps 〜2400bps のような低いデ―タ
速度が線形予測コ―ディング機構を用いて達成され得
る。しかしながら、デ―タ速度は遅いが、これらのパラ
メ―タから再構成された音声信号も好ましからざるほど
遅い。再構成された音声は明瞭であるが自然な響きでは
ない。
【0004】波形コ―ディングは、信号を圧縮するため
に数サンプル離れた音声サンプル間のみならず波形の近
接する音声サンプル間の相互関係を利用する。一般に、
波形コ―ディングはアナログ音声信号のサンプリング,
サンプルされた信号の量子化とアナログディジタル(A
/D)変換,およびそれらのA/D変換された信号を互
いに相関させることを含み、それによって、冗長情報を
持たないそれらのA/D変換された信号のみを伝送また
はストアする。約3.4 kHz の最大周波数を有する音
声信号のために、サンプリングは通常は8 kHz の速度
で起こる。知られているように、信号の量子化と変換は
たとえば秒あたり16〜32k ビットの高ビット速度で
動作する波形コ―ダを用いて行なわれ、変換された信号
の波形内への“量子化ノイズ”または歪の導入を最小に
する。多くの異なった波形コ―ディングシステムが存在
し、デルタ変調(DM),適応デルタ変調(ADM),
差動パルスコ―ド変調(DPCM),適応差動パルスコ
―ド変調(ADPCM),およびベクトル量子化(V
Q)などを採用した波形コ―ダを有するシステムがあ
る。波形コ―ディングは高品質の音声を再構成できる利
点を有しているが、秒あたり16〜32k ビットまたは
それより高い範囲におけるバンド幅を犠牲にしている。
秒あたり16k ビット以下のデ―タ速度において、再構
成された音声信号の品質は低いものである。これは、ア
ナログ信号を量子化して変換するために遅いビット速度
で動作する波形コ―ダから生じ、それはA/D変換され
た音声信号内へ量子化ノイズを導入する。
【0005】
【発明の概要】本発明の目的は元の信号をコ―ディング
してデコ―ドするための新規な装置と方法を提供するこ
とである。
【0006】本発明のもう1つの目的は元の信号を分析
して構成するための新規な装置と方法を提供することで
ある。
【0007】本発明のさらにもう1つの方法は元の信号
をかなり圧縮することであり、一方、その圧縮された信
号から元の信号が高品質で再構成される。
【0008】本発明の付加的な目的,利点,および新規
な特徴は一部が以下の記述において説明され、一部は以
下を調べることによって当該分野に習熟した人達に明ら
かとなり、または発明の実行によって知ることができよ
う。本発明の目的や利点は、添付された請求の範囲に特
に指摘された手段と組合せによって実現されて得られよ
う。
【0009】
【発明の説明】本発明の目的と一致する前述のおよび他
の目的を達成するために、ここで実施されかつ概略述べ
られるように、本発明の1つの態様は或る波形を有する
元の信号をコ―ディングするための装置であって、その
装置は歪を有するコ―ド化された信号を生じるように或
る速度で波形をコ―ド化するための手段,そのコ―ド化
された信号に応答して歪を減衰させる手段,第1のデ―
タを有する波形コ―ディング手段,および元の信号を再
構成するために第2のデ―タを有する減衰手段を備えて
いる。
【0010】好ましくは、減衰手段はフィルタを含んで
いて、そのフィルタが有するフィルタ係数の値は第2の
デ―タである。また好ましくは、波形をコ―ディングす
る手段は低ビット速度で動作する波形コ―ダであって、
それはコ―ド化された信号内に量子化ノイズまたは歪を
導入する。
【0011】もう1つの態様において、本発明は或る波
形を有する元の信号をコ―ディングするための方法であ
って、歪を有するコ―ド化された信号を生じる或る速度
で波形をコ―ディングすることと、そのコ―ディングに
応答して第1の波形コ―ディングデ―タを与えること
と、そのコ―ド化された信号の歪を減衰させることと、
さらにその減衰に応答して第2の減衰デ―タを与えるこ
とを含み、第1の波形コ―ディングデ―タと第2の減衰
デ―タは元の信号を再構成するための情報を有してい
る。好ましくは、減衰のステップはコ―ド化された信号
をフィルタでフィルタリングすることを含み、コ―ディ
ングのステップは低ビット速度で波形をコ―ディングす
ることを含む。
【0012】本発明のその他の態様は、元の信号を再構
成するために上述のデ―タをデコ―ドするための装置と
方法を含む。本発明のさらに他の態様は、元の信号を分
析して合成するために上述のコ―ディングとデコ―ディ
ングの原理を実行する全体的な装置を含む。
【0013】
【得られる利益と利点の説明】本発明は元の信号をかな
り圧縮するために波形コ―ディングとパラメトリックコ
―ディングの特徴を組合わせ、それによってバンド幅要
件を減少させ、一方、元の信号を高品質で再構成するこ
とができる。
【0014】
【好ましい実施例の説明】ここで、本発明の好ましい実
施例が詳細に参照され、一例が添付された図面に図解さ
れている。
【0015】図1(A)は、波形W1 を有する元の入力
信号SN をコ―ディングする一般的な原理を説明するた
めに、信号を圧縮する装置10を図解している。本発明
のコ―ディング原理は種々の入力信号SN へ適用し得る
が、本発明はたとえば3.4kHz の最大周波数を有す
るアナログ音声信号SN に関連して述べられる。装置1
0は、波形W2 を有するコ―ド化された信号YN を生じ
るために、音声信号S N の波形W1 をコ―ディングする
手段12を含む。波形コ―ディング手段12は従来の波
形コ―ダ14を含み、それはデルタ変調(DM),適応
デルタ変調(ADM),差動パルスコ―ド変調(DPC
M),適応差動パルスコ―ド変調(ADPCM),およ
びベクトル量子化(VQ)のような多くの波形コ―ディ
ング技術の任意の1つを利用することができる。
【0016】通常、波形コ―ダ14は、それが秒あたり
16〜32k ビットの範囲内で動作するときには、コ―
ド化された信号YN 内へ量子化ノイズまたは歪をかなり
導入することなく音声信号SN をエンコ―ドすることが
できる。しかし、本発明によれば、音声信号SN は秒あ
たり4.4k または8.7k のような秒あたり16kビ
ット以下の低ビット速度で波形コ―ダ14を動作させる
ことによって信号YNを生じるようにエンコ―ドされ
る。低ビット速度でのこのエンコ―ディングの結果、コ
―ド化された信号YN の波形W2 は信号SN の波形W1
の周期性についての情報を有しているが、コ―ド化され
た信号YN の波形W2 の短時間のスペクトルは波形コ―
ダ14によって導入された量子化ノイズによる歪を有し
ている。好ましくは、波形コ―ダ14はADPCM方法
と、それぞれのフレ―ム時間の音声信号SN のサンプル
のA/D変換ブロックとを用い、これはさらに述べられ
る。たとえば、8 kHz でのA/Dサンプリングにおい
て、30ミリ秒のフレ―ム時間内にサンプルあたり12
ビットで240サンプルが存在し得る。
【0017】装置10は波形コ―ダ14によってコ―ド
化された信号YN 内へ導入される歪を減衰させる手段1
6をも含む。減衰手段16はM+1のフィルタ係数を有
するスペクトル整形フィルタ18を含み、それは好まし
くは適応性あるものであり、これはさらに述べられる。
1つの特定的な例として、適応フィルタ18は従来の有
限インパルス応答(FIR)フィルタでよい。
【0018】適応スペクトル整形フィルタ18の出力は
減衰させられた音声信号/SN であり、それは1つの入
力として加算器20へ供給され、その加算器はもう1つ
の入力として元の音声信号SN を受取る。信号SN と信
号/SN 間の差であるエラ―信号EN は加算器20の出
力に発生し、次にそれは平均化されたエラ―信号/E 2
N を生じるために平均化回路24へ供給される。オンオ
フスイッチ26はたとえば30ミリ秒のフレ―ム時間で
その平均化されたエラ―信号/E2 N をサンプルするよ
うに動作させられる。サンプルされた平均エラ―信号/
2 N は次に適応スペクトル整形フィルタ18へ供給さ
れる。サンプルされた平均エラ―信号/E2 N に応答し
て、適応スペクトル整形フィルタ18のM+1のフィル
タ係数は、信号YN 中の歪をさらにフィルタしてエラ―
信号ENを最小にする目的のために変えられる。
【0019】数学的に、装置10は以下の式に従って動
作する。エラ―信号EN は次のように定義される。
【0020】EN =SN −/SN …(1) ここで/SN は次のように定義される。
【0021】
【数1】
【0022】1フレ―ム時間のエラ―信号EN の全体平
均は次式に等しい。
【0023】
【数2】
【0024】ここで、AK (K=0,1,2,…M)は
K番目のフィルタ係数の値であり、M+1はフィルタ1
8のフィルタ係数の数である。
【0025】したがって、たとえば上述のような240
サンプルの1フレ―ム時間におけるエラ―信号EN の全
体平均は次のようである。
【0026】
【数3】
【0027】そして、信号/E2 N を最小にするため
に、フィルタ係数に関する信号/E2 N の導関数は次の
ようにとられる。
【0028】 δ(/E2 N )/δAK =0; K=0,1,…M …(5) この最小化において、すべてのフィルタ係数は適応スペ
クトル整形フィルタ18がコ―ド化された信号YN 内の
歪をほとんどフィルタするようなそれぞれの値A0 , A
1 , A2 , …AM を持つ。
【0029】さらに、従来のフィルタ設計のように、適
応スペクトル整形フィルタ18のフィルタ係数のすべて
の値A0 , A1 , A2 , …AM は次式で示され得る。
【0030】RYYA=RYS …(6) ここで、RYYは自己相関成分であって、RYSは相互相関
成分であり、それぞれ次のように定義される。
【0031】RYY(K)=E(YN N-K ) …
(7) RYS(K)=E(SN N-K ) …(8) フィルタ係数のすべての値A0 , A1 , A2 , …AM
次のようなマトリックスで与えられる。
【0032】A=[A0 1 …AM T …(9) ここで、Tは転置を意味する。
【0033】また、自己相関成分RYYも次のマトリクス
形式で与えられる。
【0034】
【数4】
【0035】同様に、相互相関成分RYSは次のように与
えられる。 RYS=[RYS(0)RYS(1)…RYS(M)]T …(11) さらに述べられるように、波形コ―ダ14は或る波形コ
―ディングデ―タを有しており、フィルタ18はフィル
タ係数デ―タ、すなわちM+1のフィルタ係数の値
0 , A1 ,…AM を有しており、それらは高品質で音
声信号SN の再構成において用いるために伝送されまた
はメモリ(図示せず)内へストアされ、一方、低ビット
速度でバンド幅制限されたシステムが用いられる。フィ
ルタ係数デ―タを伝送またはストアする代わりとして、
相互相関成分の値RYS(0),RYS(1),…R
YS(M)は後述されるように伝送またはストアされ得
る。これも後述されるように、装置10で実施化された
本発明のコ―ディング原理は、全体的な音声信号の分析
と合成の装置を実施するために用いることができる。
【0036】図1(B)は元の信号SN を再構成するた
めの本発明の一般的なデコ―ディング原理を説明する1
つの装置28を図解している。装置28は、歪を有する
コ―ド化された信号YN を生じるために、上述の波形コ
―ディングデ―タを反転波形コ―ディングする手段30
を含んでいる。手段30は好ましくは秒あたり4.4k
または8.7k ビットのような秒あたり16k ビット以
下の低ビット速度で動作する反転ADPCM波形コ―ダ
32を含んでいる。装置10は、たとえば上述のフィル
タ係数デ―タのような或るデ―タに応答して、コ―ド化
された信号YN中の歪を減衰させる手段34を含んでい
る。減衰手段34の出力は再構成された元の信号SN
ある。好ましくは、手段34は適応スペクトル整形フィ
ルタ36を含んでいる。
【0037】図2は図1(A)に示されたコ―ディング
装置10と関連して述べられた原理を用いてアナログ音
声信号SN を分析する全体的な装置38を図解してい
る。装置38は全体として40で示された手段を含んで
おり、それはライン44上に信号S′N を生ずるため
に、入力ライン42上に受取られるアナログ音声信号S
Nを低周波フィルタリングする。手段40は0〜4 kHz
の範囲内で信号SN をフィルタするロ―パスフィルタ
45を含んでいる。アナログディジタル(A/D)コン
バ―タ46はフィルタされたアナログ信号をライン48
で受取り、たとえば8 kHz のサンプリング周波数f S
のディジタル信号をライン50へ出力する。0〜2 kH
z の範囲内のベ―スバンドフィルタ52はライン50上
のディジタル信号をフィルタしてこれらの信号をライン
54上へ出力する。周波数f S /2で動作するオンオフ
スイッチ56はライン44上に信号S′N を生じるため
にライン54上のディジタル信号の交互のサンプルを選
択し、それによって、処理されるべきディジタル信号は
少なくなる。
【0038】装置38は全体として58で示された手段
をも含み、それはライン60上の信号S″N を生じるた
めにライン42上のアナログ音声信号SN を高周波フィ
ルタリングする。手段58はロ―パスフィルタ45とA
/Dコンバ―タ46を含むとともに、ライン50上のデ
ィジタル信号をフィルタリングしてこれらの信号をライ
ン62上に出力するために2〜4 kHz の範囲の高周波
バンドフィルタ61をも含んでいる。周波数f S /2で
動作するオンオフスイッチ64はライン60上に信号
S″N を生じるためにライン62上のディジタル信号の
交互のサンプルを選択し、それによって、さらに処理さ
れるべきディジタル信号が少なくなる。
【0039】装置38は図1(A)に関連して述べられ
た波形コ―ディング手段12をも有し、それはライン6
6上にコ―ド化された信号YN を生じるためにライン4
4上の信号S′N に応答する。波形コ―ディング手段1
2はたとえばADPCM波形コ―ダ14であってもよ
く、それは量子化器68とフィルタ係数を有するフィル
タ70を用いてコ―ド化された信号YN を生じる。ま
た、ADPCM波形コ―ダ14は、ライン72,ライン
74,およびライン76上にそれぞれ上述の波形コ―デ
ィングデ―タを出力する。ライン72上のデ―タはフィ
ルタ70のフィルタ係数の値Ci を識別し、ライン74
上のデ―タは信号S′N の量子化のための量子化値QN
を識別し、そしてライン76上のデ―タは1フレ―ム時
間の信号S′ N を量子化するための量子化ステップサイ
ズσである。本発明によるADPCM波形コ―ダ14は
たとえば秒あたり4.4k または8.7k ビットのよう
な低ビット速度で動作し、ライン66上のコ―ド化され
た信号YN 内に量子化ノイズまたは歪を導入する。
【0040】装置38は図1に関連して述べられたよう
にライン44上の信号S′N とライン66上のコ―ド化
された信号YN に応答して上述のフィルタ係数デ―タを
決定する手段78を有している。決定手段78は計算器
80を含んでおり、それは式6を用いてフィルタ係数値
K を計算するが、ここでRYSは信号SN に対応するR
YSで置換えられる。すなわち、計算器80はライン66
上のコ―ド化された信号YN の自己相関成分RYYを決定
するとともに、ライン66上のコ―ド化された信号YN
とライン44上の信号S′N の相互相関成分RYS′を決
定して値AK を計算し、次にそれはライン82上に出力
される。
【0041】同様に、装置38はライン60上の信号
S″N とライン66上のコ―ド化された信号YN に応答
して式6に従ってフィルタ係数デ―タを決定する手段8
4を有している。決定手段84は計算器86を含んでお
り、それは式6を用いて(AKの代わりに)フィルタ係
数値BK を計算し、ここでRYSは信号S″N に対応して
YS″で置換えられる。すなわち、計算器86はライン
66上のコ―ド化された信号YN の自己相関成分RYY
決定するとともにライン66上のコ―ド化された信号Y
N とライン60上の信号SN ″との相互相関成分RYS
を決定して値BKを計算し、それは次にライン88上に
出力される。
【0042】好ましくは、次にディジタルコ―ダ90は
ライン72上のフィルタ係数値Ci,ライン74上の量
子化デ―タQN , ライン76上の量子化ステップサイズ
σ,ライン82上のフィルタ係数値AK ,およびライン
88上のフィルタ係数値BKをコ―ド化し、そしてこれ
らすべてのコ―ド化されたデ―タをデ―タライン91上
に出力する。ライン91上のこの点において、それらの
デ―タは元の信号SNの後ほどの再構成のためにメモリ
(図示せず)内へストアすることができ、または元の信
号SN の現在の再構成のために通信リンクによってレシ
―バ(図示せず)へ伝送することができる。
【0043】コ―ダ90はライン82上のフィルタ係数
値AK とライン88上のフィルタ係数値BK を異なった
数のビットでエンコ―ドすることができる。たとえば、
ライン82上のデ―タは10ビットでコ―ド化され、一
方、ライン88上のデ―タは16ビットでコ―ド化され
る。これは、ライン44上のベ―スバンドフィルタされ
た信号S′N が互いに高度に相関されたサンプルを有す
るのに対して、ライン60上の高周波フィルタされた信
号SN ″は低度に相関されたサンプルを有するからであ
る。したがって、ライン82上のフィルタ係数値AK
コ―ド化するために必要とされるビットは、ライン88
上のフィルタ係数値BK の場合より少ない。ライン91
上のデ―タ速度はたとえば秒あたり4.8k または9.
6k ビットであり得る。
【0044】図3は図2の装置38を用いて分析された
アナログ音声信号SN を合成する装置92を示してい
る。デコ―ダ94はライン91上のデ―タを受取ってデ
コ―ドし、ライン96上のフィルタ係数値Ci ,ライン
98上の量子化デ―タQN ,ライン100上の量子化器
ステップサイズσ,ライン102上のフィルタ係数値A
K ,およびライン104上のフィルタ係数値BK を生じ
る。反転波形コ―ディング手段105は、ライン96上
のフィルタ係数値Ci ,ライン98上の量子化値QN
およびライン100上の量子化器ステップサイズσに応
答して、ライン106上にコ―ド化された信号YN を生
じる。手段105は、好ましくはたとえば秒あたり4.
4k または8.7k ビットの低ビット速度で動作する反
転ADPCM波形コ―ダ108である。ライン106上
のコ―ド化された信号YN は上述の量子化ノイズまたは
歪を有している。
【0045】合成装置92は、ライン110上に歪のな
い出力信号を生じるために、ライン106上のコ―ド化
された信号YN 中の量子化ノイズまたは歪を減衰させる
手段109をも含んでいる。手段109は適応低バンド
スペクトル整形フィルタ112を含んでおり、そのフィ
ルタ係数はライン102上のフィルタ係数値AK と適応
するようにセットされる。もう1つの手段114はライ
ン106上のコ―ド化された信号YN 中の歪を減衰させ
て、ライン116上に歪のない出力信号を生じる。手段
114は適応高バンドスペクトル整形フィルタ118を
含み、そのフィルタ係数はライン104上のフィルタ係
数BK に適応するようにセットされる。
【0046】また、全体として120で示されているの
はライン110上の出力信号とライン116上の出力信
号を組合わせる手段であって、出力ライン122上に元
のアナログ音声信号SN を生じる。手段120は、ライ
ン110上の信号とライン116上の信号を交互にライ
ン126上に出力する手段124,ライン126上の信
号に応答してライン130上にアナログ信号を生じるD
/Aコンバ―タ128,およびライン122上に元の音
声信号SN を生じるためにライン130上のアナログ信
号をフィルタするロ―パスフィルタ132を含んでい
る。上述のように、音声分析器装置38と音声合成器装
置92は、アナログ音声信号SN を再構成するために、
波形デ―タCi ,QN , およびσに加えてフィルタ係数
デ―タAK ,BK を用いる。ここで、図4と図5の実施
例と関連して述べられるように、フィルタ係数デ―タA
K , BK を伝送またはストアする代わりとして、相互相
関成分RYS(式11参照)はアナログ音声信号SN の分
析と合成のために伝送またはストアされる。
【0047】図4はアナログ音声信号SN を分析する装
置134を示している。装置134は、ライン138上
にフィルタされた出力信号S′N を生じるために、信号
NをフィルタしてA/D変換する手段136を含んで
いる。手段136は対偽信号フィルタ140とA/Dコ
ンバ―タ142を含んでおり、そのコンバ―タはライン
144上のフィルタされた信号を変換してライン138
上に信号S′N を生じる。次に、図1(A)に関連して
述べられた波形コ―ディング手段12は、ライン138
上の信号S′N に応答して、歪を有するコ―ド化された
信号YN をライン146上に生じる。前述のように、手
段12はADPCM波形コ―ダ14であってもよく、そ
れは波形コ―ディングデ―タ、すなわちフィルタ係数値
i ,量子化値QN ,および量子化ステップサイズσを
全体として148で示されたそれぞれの3つのライン上
に出力する。
【0048】装置134はライン138上の信号S′N
とライン146上のコ―ド化された信号YN を相互相関
させる手段150をも含んでいる。手段150は、ライ
ン154上にディジタル的に出力される相互相関成分R
YS′の値を生じる相互相関器152を含んでいる。した
がって、装置134はアナログ音声信号SN を分析し
て、波形コ―ディングデ―タの形のデ―タCi ,QN
およびσと、相互相関成分RYS′の値の形のデ―タを生
じて、信号SN を再構成する。ライン148とライン1
54上のデ―タは後の使用のためにメモリ(図示せず)
内にストアすることができ、またはレシ―バ(図示せ
ず)による合成のために通信リンク(図示せず)へ伝送
することができる。
【0049】図5はアナログ音声信号SN を合成する装
置156を図解している。合成装置156は、歪を有す
るコ―ド化された信号YN をライン160上に生じるた
めに、ライン148上の波形コ―ディングデ―タCi ,
N , およびσを反転波形コ―ディングする手段158
を含んでいる。手段158は好ましくは反転ADPCM
波形コ―ダ162である。ライン160上のコ―ド化さ
れた信号YN を自己相関させる手段164は、自己相関
成分RYYの値をディジタル的にライン166上に出力す
る。合成装置156は、ライン154上の相互相関成分
YS′の値とライン166上の自己相関成分RYYとに応
答して、フィルタ係数の値AK を決定する手段168を
も含んでいる。手段168は式6に従って値AK を計算
する計算器170を含んでおり、ここでRYSは信号S′
N に対応するようにRYS′で置換えられ、ライン172
上に値AK を出力する。
【0050】装置156は、ライン176上に合成され
たアナログ音声信号SN を出力するために、ライン16
0上のコ―ド化された信号YN 中の歪をフィルタする適
応フィルタ手段174をも含んでいる。手段174は適
応スペクトル整形フィルタ176を含んでおり、そのフ
ィルタ係数はコ―ド化された信号YN をフィルタするた
めにライン172上の値AK に適応するようにセットさ
れる。
【0051】本発明の好ましい実施例の先の記述は、説
明の目的のために示されたものである。開示された正確
な形態に本発明を限定することは意図されておらず、種
々の変更や修正が上記の教示に照らして可能であること
は明らかである。実施例は、種々の実施において、また
実行される特定の使用に適するような種々の変更ととも
に、当業者が本発明を最良に利用し得るように本発明の
原理と実際的応用を最もよく説明するために選ばれて述
べられたものである。発明の範囲は添付された請求の範
囲によって規定されるよう意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の信号コーディングと信号デコーディン
グの原理を説明するために用いられる簡略化されたブロ
ック図である。
【図2】本発明の信号分析器の一実施例のブロック図で
ある。
【図3】本発明の信号合成器の一実施例のブロック図で
ある。
【図4】本発明の信号分析器のもう1つの実施例のブロ
ック図である。
【図5】本発明の信号合成器のもう1つの実施例のブロ
ック図である。
【符号の説明】
N 元の信号 14 波形コーダ YN コード化された信号 16 歪を減衰させる手段 /SN 減衰された信号 EN ,/EN 2 エラー 18 スペクトルフィルタ 20 加算器 24 平均化回路 32 反転ADPCM波形コーダ 36 適応スペクトルフィルタ 140 対偽信号フィルタ 142 A/Dコンバータ 152 相互相関器 162 反転ADPCM波形コーダ 164 自己相関させる手段 170 計算機 AK フィルタ係数データ RYS 相互相関データ RYY 自己相関データ 176 適応スペクトルフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シャンカー・エス・ナーラーヤン アメリカ合衆国、91367 カリフォルニア 州、ウッドランド・ヒルズ、アーウィン・ ストリート、22121、アパートメント・エ ム・206

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 或る波形を有する元の信号をコーディン
    グするための装置であって、前記装置は、 (a) エンコーディング歪を有するコード化された信
    号を生じるように或る速度で元の信号の波形をコーディ
    ングするための波形コーディング手段を備え、前記エン
    コーディング歪は元の信号の波形と前記コーディング速
    度に依存する前記コード化された信号によって表わされ
    た波形との間の差を表わし、 (b) 前記エンコーディング歪を適切に減衰させて減
    衰された歪を有する減衰化された信号を生じるための歪
    減衰手段をも備え、前記歪減衰手段は元の信号の波形と
    前記減衰された信号の波形との間のエラーに応答して前
    記エラーを減少させるためのエラー減少手段を含み、前
    記波形コーディング手段は前記エンコーディング歪を有
    するコード化された信号を表わす第1のデータを生じ、
    前記減衰手段は前記コード化されたれ信号内の歪を減衰
    させるために適切に生ぜられた係数を表わす第2のデー
    タを生じ、 (c) 前記元の信号が再構成ユニット内で実質的に再
    構成されるように前記第1と第2のデータを前記再構成
    ユニットへ出力するためのデータ出力手段をさらに備え
    ていることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 前記減衰手段は前記エラーに応答して前
    記コード化された信号を適切にフィルタリングするため
    のスペクトルフィルタリング手段を含み、前記第2のデ
    ータは前記フィルタリング手段によって適切に生ぜられ
    たフィルタ係数を含むことを特徴とする請求項1に記載
    の装置。
  3. 【請求項3】 前記減衰手段は、 (a) 前記第2のデータとして働くように適切に形成
    されたフィルタ係数を有する適応フィルタを含み、前記
    適応フィルタは前記コード化された信号に応答して前記
    減衰化された信号を出力し、 (b) 前記元の信号と前記減衰化された信号との間の
    差を表わすエラー信号を生じるためのエラー判定手段を
    さらに含み、前記適切に形成されたフィルタ係数は前記
    エラー信号を最小にするように前記エラー信号に応答し
    て変化させられることを特徴とする請求項1に記載の装
    置。
  4. 【請求項4】 前記波形コーディング手段は、元の信号
    の通常の波形コーディングに用いられる通常のビット速
    度より実質的に低い歪生成ビット速度で動作する波形コ
    ーダを含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記波形コーダはパルスコード変調シス
    テムであることを特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記パルスコード変調は適応差動パルス
    コード変調システムであることを特徴とする請求項5に
    記載の装置。
  7. 【請求項7】 与えられるコード化されたデータ信号を
    デコードする装置であって、前記コード化されたデータ
    信号は元の信号から得られてその元の信号を再構成する
    ための第1のデータと第2のデータを含み、前記装置
    は、 (a) 歪を有するコード化された信号を生じるように
    前記第1のデータを反転波形コーディングするための反
    転波形コーディング手段を備え、前記反転波形コーディ
    ングの機能は歪を導入する順コーディング機能の逆であ
    り、その順コーディング機能は元の信号を前記コード化
    された信号に変換するとともに前記コード化された信号
    がビット速度に依存する歪を有することになるようなビ
    ット速度で動作し、 (b) 前記歪を減衰させて、歪を有する前記コード化
    された信号から前記元の信号を実質的に再構成するため
    に前記第2のデータに応答する減衰手段をさらに備えた
    ことを特徴とする装置。
  8. 【請求項8】 前記減衰手段は、前記第2のデータに応
    答して変化させられるフィルタ係数を有する適応フィル
    タを含むことを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記反転波形コーディング手段は、本質
    的に歪のない順波形コーディング機能によって用いられ
    る通常のビット速度より実質的に低いビット速度で動作
    する反転波形コーダを含み、本質的に歪のない順波形コ
    ーディング機能は、その本質的に歪のない順波形コーデ
    ィング機能が前記元の信号を本質的に歪を有しないコー
    ド化された信号へ変換することを除けば前記歪導入順コ
    ーディング機能と同様であることを特徴とする請求項7
    に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記反転波形コーダはパルスコード変
    調システムであることを特徴とする請求項9に記載の装
    置。
  11. 【請求項11】 元のアナログ信号を実質的に再構成す
    るために用いられ得る第1と第2のデータ信号へ前記元
    の信号を分解するための装置であって、 (a) ある歪を有するデジタル化されてフィルタされ
    た信号を生じるように前記元の信号をフィルタリングし
    てアナログディジタル変換するための手段と、 (b) 歪を有するコード化された信号を生じるように
    異常に低いコーディング速度で波形をコーディングする
    手段を備え、前記歪は主に異常に低いコード化速度の結
    果であって、前記波形コーディング手段は歪を有するコ
    ード化された信号の波形を表わす波形データを生じ、 (c) 相互相関データを生じるために前記ディジタル
    化されてフィルタされた信号と前記コード化された信号
    を相互相関させる手段と、 (d) 前記波形データと前記相互相関データをそれぞ
    れ前記第1と第2のデータ信号として出力する手段をさ
    らに備えたことを特徴とする装置。
  12. 【請求項12】 前記フィルタリング手段は、 (a) 前記元の信号をフィルタリングするための対偽
    信号フィルタと、 (b) ディジタル化されてフィルタされた信号を生じ
    るために前記対偽信号フィルタへ動作的に結合されたア
    ナログディジタルコンバータを含むことを特徴とする請
    求項11に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記第1と第2のデータ信号に応答し
    て前記元の信号のレプリカを合成するための手段をさら
    に備えたことを特徴とする請求項11に記載の装置。
  14. 【請求項14】 元の信号の分解から得られた波形デー
    タと相互相関データに応答して前記元の信号のレプリカ
    を合成する装置であって、その合成装置は、 (a) 歪を有するコード化された信号を生じるように
    波形データを反転波形コーディングする手段を備え、前
    記反転波形コーディングの機能は前記元の信号を前記コ
    ード化された信号に変換しかつそのコード化された信号
    がビット速度に依存する歪を有するようなビット速度で
    動作する歪導入順コーディング機能の反転であり、さら
    に、 (b) 自己相関データを生じるように前記コード化さ
    れた信号を自己相関させる手段と、 (c) 前記相互相関データと前記自己相関データに応
    答してフィルタ係数データを生じる手段と、 (d) 前記コード化された信号の歪を減衰させて元の
    信号のレプリカを生じるように、前記反転波形コーディ
    ング手段によって生ぜられるような歪を有するコード化
    された信号をフィルタリングするために前記フィルタ係
    数データに応答するフィルタ手段を備えたことを特徴と
    する装置。
  15. 【請求項15】 前記反転波形コーディング手段は、反
    転適応差動パルスコード変調システムを含むことを特徴
    とする請求項14に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記フィルタ係数データを生じる手段
    は、 RYYA=RYS の式に従って前記フィルタ係数データを計算する手段を
    含み、RYYは前記コード化された信号の自己相関成分で
    あり、RYSは前記相互相関データであり、そしてAは前
    記フィルタ係数データの値であることを特徴とする請求
    項14に記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記フィルタ手段は、前記フィルタ係
    数データに応答して変化させられるフィルタ係数を有す
    る適応フィルタを含むことを特徴とする請求項14に記
    載の装置。
  18. 【請求項18】 ある波形を有する元の信号をコーディ
    ングする方法であって、 (a) エンコーディング歪を有するコード化された信
    号を生じるようにある速度で元の信号の波形をコーディ
    ングし、前記エンコーディング歪は元の信号の波形とコ
    ーディング速度に依存するコード化された信号によって
    表わされた波形との間の差を表わし、 (b) 前記コーディングの一部として前記コード化さ
    れた信号の波形を表わす波形コーディングデータを出力
    し、 (c) 前記コード化された信号の歪を減衰させ、そし
    て、 (d) 歪を減衰させる前記ステップにおいて用いられ
    るプロセスを表わす減衰データを出力し、 その出力された波形コーディングデータと減衰データは
    元の信号を実質的に再構成するための情報を与えること
    を特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 減衰させるステップはフィルタによる
    コード化された信号のフィルタリングを含むことを特徴
    とする請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記フィルタリングステップは適応性
    あることを特徴とする請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記減衰データは前記フィルタのフィ
    ルタ係数を含むことを特徴とする請求項19に記載の方
    法。
  22. 【請求項22】 前記コーディングするステップは元の
    信号の波形コーディングのために通常用いられる通常の
    ビット速度より実質的に低い歪生成ビット速度で行なわ
    れることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  23. 【請求項23】 コード化されたデータ信号をデコーデ
    ィングする方法であって、前記コード化されたデータ信
    号は元の信号から得られて、その元の信号を再構成する
    ための第1のデータと第2のデータを含み、前記方法
    は、 (a) 歪を有するコード化された信号を生じるように
    前記第1のデータを反転波形コーディングし、前記反転
    波形コーディングステップは歪を有する前記コード化さ
    れた信号へ前記元の信号を変換する歪導入順コーディン
    グステップの反転であり、 (b) 元の信号の実質的なレプリカを再構成するよう
    に前記第2のデータに応答して前記コード化された信号
    の歪を減衰させるステップを含むことを特徴とする方
    法。
  24. 【請求項24】 ある波形を有する元の信号の実質的な
    レプリカを再構成するために用いられるべき複数のコー
    ド化された信号を生じるためのデータエンコーディング
    装置であって、 (a) 元の信号の通常のエンコーディングのために用
    いられる通常のスループット速度より実質的に低い歪生
    成スループット速度において元の信号の波形をエンコー
    ディングするための波形エンコーディング手段を備え、
    そのエンコーディングは歪生成スループット速度に依存
    する実質的なエンコーディング歪を有するエンコード化
    された信号を生じ、そのエンコーディング歪は元の信号
    の波形とエンコード化された信号によって表わされる波
    形との実質的な差を表わし、 (b) 歪を定量するために用いられるエラー表示信号
    を生じるためと元の信号の実質的なレプリカを再構成す
    るためのエラー定量手段とを備え、その再構成は歪を有
    する前記エンコード化された信号と前記エラー表示信号
    との組合わせによって行なわれ、 (c) 前記エンコードされた信号と前記エラー表示信
    号を出力するためのデータ出力手段をさらに備えたこと
    を特徴とするデータエンコーディング装置。
  25. 【請求項25】 前記エラー表示信号はエンコードされ
    た信号と元の信号のフィルタされたものとの間の相互相
    関の関数であることを特徴とする請求項24に記載のデ
    ータエンコーディング装置。
  26. 【請求項26】 前記エラー定量手段は、適応フィルタ
    手段に与えられるフィルタ係数制御信号に従って前記歪
    を有するエンコードされた信号をフィルタリングするた
    めの前記適応フィルタ手段を含み、前記適応フィルタ手
    段はエンコードされた信号とフィルタ係数制御信号とに
    応答して元の信号のフィルタされたものを出力し、 元の信号の前記フィルタされたものをその元の信号と比
    較しかつ前記フィルタされた信号と前記元の信号との間
    の差を表わすエラー信号を生じるための比較手段をも備
    え、 前記フィルタ係数制御信号として前記エラー信号を前記
    適応フィルタ手段へ供給するフィードバック手段をさら
    に備え、 前記適応フィルタ手段は前記エラー信号を最小にするよ
    うに動作することを特徴とする請求項24に記載のデー
    タエンコーディング装置。
  27. 【請求項27】 前記波形コーディング手段は適応差動
    パルスコード変調ユニットを含むこと特徴とする請求項
    24に記載のデータエンコーディング装置。
  28. 【請求項28】 前記元の信号は8kHzのサンプル速
    度で前記適応差動パルスコード変調(ADPCM)ユニ
    ットに与えられ、前記ADPCMユニットは実質的に秒
    当り16kビット以下の歪生成スループット速度で動作
    することを特徴とする請求項27に記載のデータエンコ
    ーディング装置。
  29. 【請求項29】 前記ADPCMユニットは秒当り4.
    4kビットまたは8.7kビットのいずれかの歪生成ス
    ループット速度で動作することを特徴とする請求項28
    に記載のデータエンコーディング装置。
  30. 【請求項30】 或る波形を有する元の信号の実質的な
    レプリカを構成する目的のためにその元の信号から得ら
    れた第1と第2のコード化された信号を受取るための信
    号再構成装置であって、前記第1のコード化された信号
    は異常に低いエンコーディング速度で元の信号の波形を
    順エンコーディングすることによって得られる歪まされ
    た波形を表わし、前記エンコーディング速度は元の信号
    の波形に対して実質的に歪まされた歪波形を生じ、前記
    第2のコード化された信号は歪波形の歪を減衰させるた
    めの修正情報を表わし、前記信号再構成装置は、 (a) 前記歪を有するデコードされた信号を生じるよ
    うに、前記第1のコード化された信号を反転波形コーデ
    ィングするために前記第1のコード化された信号に応答
    する波形デコーディング手段を備え、前記反転波形コー
    ディングの機能は歪導入順コーディング機能の反転であ
    り、 (b) 前記デコードされた信号内の歪を減衰させて、
    歪を有するデコードされた信号から前記元の信号を実質
    的に再構成するために第2のコード化された信号に応答
    する歪減衰手段をさらに備えたことを特徴とする信号再
    構成装置。
JP5057308A 1983-07-26 1993-03-17 信号をコーディングし、デコードし、分析し、そして合成するための装置と方法 Expired - Fee Related JPH0675240B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/517,537 US4672670A (en) 1983-07-26 1983-07-26 Apparatus and methods for coding, decoding, analyzing and synthesizing a signal
US517537 1983-07-26

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59502944A Division JPH0632036B2 (ja) 1983-07-26 1984-07-23 信号をコーディングし,デコードし,分析し,そして合成するための装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0683392A JPH0683392A (ja) 1994-03-25
JPH0675240B2 true JPH0675240B2 (ja) 1994-09-21

Family

ID=24060212

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59502944A Expired - Lifetime JPH0632036B2 (ja) 1983-07-26 1984-07-23 信号をコーディングし,デコードし,分析し,そして合成するための装置
JP5057308A Expired - Fee Related JPH0675240B2 (ja) 1983-07-26 1993-03-17 信号をコーディングし、デコードし、分析し、そして合成するための装置と方法

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59502944A Expired - Lifetime JPH0632036B2 (ja) 1983-07-26 1984-07-23 信号をコーディングし,デコードし,分析し,そして合成するための装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US4672670A (ja)
EP (1) EP0152430B1 (ja)
JP (2) JPH0632036B2 (ja)
DE (1) DE3482763D1 (ja)
WO (1) WO1985000686A1 (ja)

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0139803B1 (fr) * 1983-10-28 1987-10-14 International Business Machines Corporation Procédé de reconstitution d'informations perdues dans un système de transmission numérique de la voix et système de transmission utilisant ledit procédé
EP0163829B1 (en) * 1984-03-21 1989-08-23 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Speech signal processing system
JPS61134000A (ja) * 1984-12-05 1986-06-21 株式会社日立製作所 音声分析合成方式
IT1184023B (it) * 1985-12-17 1987-10-22 Cselt Centro Studi Lab Telecom Procedimento e dispositivo per la codifica e decodifica del segnale vocale mediante analisi a sottobande e quantizzazione vettorariale con allocazione dinamica dei bit di codifica
EP0243562B1 (en) * 1986-04-30 1992-01-29 International Business Machines Corporation Improved voice coding process and device for implementing said process
US4797925A (en) * 1986-09-26 1989-01-10 Bell Communications Research, Inc. Method for coding speech at low bit rates
GB8628046D0 (en) * 1986-11-24 1986-12-31 British Telecomm Transmission system
US5045327A (en) * 1987-06-24 1991-09-03 Sound Memory Corporation Digital recording and playback module system
AU1998488A (en) * 1987-06-24 1989-01-19 Sound Memory Corporation Digital recording and playback module system
JPH03504897A (ja) * 1987-10-09 1991-10-24 サウンド エンタテインメント インコーポレーテッド デジタル的に記憶され調音された言語セグメントからの言語の発生
JPH01177227A (ja) * 1988-01-05 1989-07-13 Toshiba Corp 音声コーデック
US5611038A (en) * 1991-04-17 1997-03-11 Shaw; Venson M. Audio/video transceiver provided with a device for reconfiguration of incompatibly received or transmitted video and audio information
AU639646B2 (en) * 1991-05-28 1993-07-29 Sound Memory Corporation Digital recording and playback module system
ES2225321T3 (es) * 1991-06-11 2005-03-16 Qualcomm Incorporated Aparaato y procedimiento para el enmascaramiento de errores en tramas de datos.
DK0640265T3 (da) * 1992-05-12 1998-09-28 Nokia Deutschland Gmbh Transmissionsanordning til transmission af et nyttesignal, som er moduleret på en bærebølgesvingning
JPH06197084A (ja) * 1992-12-25 1994-07-15 Takayama:Kk 音声転送方法
TW271524B (ja) 1994-08-05 1996-03-01 Qualcomm Inc
US5742734A (en) * 1994-08-10 1998-04-21 Qualcomm Incorporated Encoding rate selection in a variable rate vocoder
JP2940464B2 (ja) * 1996-03-27 1999-08-25 日本電気株式会社 音声復号化装置
US5751901A (en) * 1996-07-31 1998-05-12 Qualcomm Incorporated Method for searching an excitation codebook in a code excited linear prediction (CELP) coder
US6021325A (en) * 1997-03-10 2000-02-01 Ericsson Inc. Mobile telephone having continuous recording capability
US6691084B2 (en) 1998-12-21 2004-02-10 Qualcomm Incorporated Multiple mode variable rate speech coding
SE9903553D0 (sv) 1999-01-27 1999-10-01 Lars Liljeryd Enhancing percepptual performance of SBR and related coding methods by adaptive noise addition (ANA) and noise substitution limiting (NSL)
US7039581B1 (en) * 1999-09-22 2006-05-02 Texas Instruments Incorporated Hybrid speed coding and system
SE0001926D0 (sv) 2000-05-23 2000-05-23 Lars Liljeryd Improved spectral translation/folding in the subband domain
SE0202159D0 (sv) 2001-07-10 2002-07-09 Coding Technologies Sweden Ab Efficientand scalable parametric stereo coding for low bitrate applications
US8605911B2 (en) 2001-07-10 2013-12-10 Dolby International Ab Efficient and scalable parametric stereo coding for low bitrate audio coding applications
JP3870193B2 (ja) 2001-11-29 2007-01-17 コーディング テクノロジーズ アクチボラゲット 高周波再構成に用いる符号器、復号器、方法及びコンピュータプログラム
SE0202770D0 (sv) 2002-09-18 2002-09-18 Coding Technologies Sweden Ab Method for reduction of aliasing introduces by spectral envelope adjustment in real-valued filterbanks
US7369603B2 (en) * 2003-05-28 2008-05-06 Intel Corporation Compensating for spectral attenuation
PL3443557T3 (pl) * 2016-04-12 2020-11-16 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Koder audio do kodowania sygnału audio, sposób kodowania sygnału audio i program komputerowy, z uwzględnieniem wykrytego regionu widmowego pełnego w wyższym pasmie częstotliwości

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3071652A (en) * 1959-05-08 1963-01-01 Bell Telephone Labor Inc Time domain vocoder
US3750024A (en) * 1971-06-16 1973-07-31 Itt Corp Nutley Narrow band digital speech communication system
NL7410763A (nl) * 1974-08-12 1976-02-16 Philips Nv Digitaal transmissiestelsel voor het met een lage pulsfrequentie(bit-rate)overdragen van gespreks- signalen en een zender voor toepassing in zulk een stelsel.
NL7503176A (nl) * 1975-03-18 1976-09-21 Philips Nv Overdrachtsstelsel voor gesprekssignalen.
US4038495A (en) * 1975-11-14 1977-07-26 Rockwell International Corporation Speech analyzer/synthesizer using recursive filters
DE2855395C2 (de) * 1978-12-21 1980-03-13 Siemens Ag, 1000 Berlin Und 8000 Muenchen Nachrichtenübertragungssystem
JPS5921039B2 (ja) * 1981-11-04 1984-05-17 日本電信電話株式会社 適応予測符号化方式

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0632036B2 (ja) 1994-04-27
JPS60501918A (ja) 1985-11-07
DE3482763D1 (de) 1990-08-23
WO1985000686A1 (en) 1985-02-14
EP0152430A1 (en) 1985-08-28
EP0152430A4 (en) 1986-11-21
EP0152430B1 (en) 1990-07-18
US4672670A (en) 1987-06-09
JPH0683392A (ja) 1994-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0675240B2 (ja) 信号をコーディングし、デコードし、分析し、そして合成するための装置と方法
RU2214048C2 (ru) Способ кодирования речи (варианты), кодирующее и декодирующее устройство
US6263312B1 (en) Audio compression and decompression employing subband decomposition of residual signal and distortion reduction
US5794186A (en) Method and apparatus for encoding speech excitation waveforms through analysis of derivative discontinues
EP0154381B1 (en) Digital speech coder with baseband residual coding
EP0966793A1 (en) Audio coding method and apparatus
JPH0395600A (ja) 音声コーディング装置及び音声エンコーディング方法
GB2357231A (en) Encoding and decoding speech signals
KR20060135699A (ko) 신호 복호화 장치 및 신호 복호화 방법
US5673364A (en) System and method for compression and decompression of audio signals
US4991215A (en) Multi-pulse coding apparatus with a reduced bit rate
JP2002372996A5 (ja)
US5321729A (en) Method for transmitting a signal
WO1995015549B1 (en) A system and method for compression and decompression of audio signals
CA1334688C (en) Multi-pulse type encoder having a low transmission rate
US6792402B1 (en) Method and device for defining table of bit allocation in processing audio signals
JP2796408B2 (ja) 音声情報圧縮装置
Rebolledo et al. A multirate voice digitizer based upon vector quantization
JP3827720B2 (ja) 差分コーディング原理を用いる送信システム
JPH08129400A (ja) 音声符号化方式
JPS6134697B2 (ja)
JPS5852239B2 (ja) 線型予測型音声分析合成系のパラメ−タの符号化方式
KR940008741B1 (ko) 음성부호/복호화 방법
JPH04249300A (ja) 音声符復号化方法及びその装置
JP3266920B2 (ja) 音声符号化装置及び音声復号化装置並びに音声符号化復号化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19950314

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees