JPH0675187U - 電子レンジ用菓子焼成器 - Google Patents

電子レンジ用菓子焼成器

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JPH0675187U
JPH0675187U JP017652U JP1765293U JPH0675187U JP H0675187 U JPH0675187 U JP H0675187U JP 017652 U JP017652 U JP 017652U JP 1765293 U JP1765293 U JP 1765293U JP H0675187 U JPH0675187 U JP H0675187U
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microwave oven
confectionery
dough
microwave
baking
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JP017652U
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Inventor
真知子 千葉
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千葉真知子クッキングスタジオ有限会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子レンジにより、バターケーキ等の円環状
洋菓子を全域に亘ってむらなく焼く。 【構成】 菓子生地bの収容用凹部2を円環状に形成
し、その収容用凹部2の裏面全周に突起4を形成する。
凹部2に菓子生地bを入れ、その器Aを電子レンジ焼成
室の中央に置く。この状態で、マイクロウェーブ加熱を
行うと、凹部2は焼成室中央の周りに位置してマイクロ
ウェーブの均一なエリアにあって、その生地bは均一に
焼かれる。また、突起4の存在により、凹部2は浮いた
状態となるため、その底面の熱は有効に放散されて強熱
されない。このため、生地bは底面がかたくなったり、
変色することがなく、美しいドーナツ状の菓子を得るこ
とができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、バターケーキ、スポンジケーキ等の洋菓子を電子レンジにより焼 成するための器に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
従来、電子レンジによれば、菓子類は簡単に調理できると考えられていた。こ のため、電子レンジによりバターケーキ等の洋菓子を焼き上げるための容器の開 発はなされておらず、このような菓子を焼く場合、適当な容器に生地を入れ、無 造作にレンジ内に置き、マイクロウェーブを照射していた。
【0003】 しかしながら、電子レンジ加熱の特性として、その焼成室内の中央部はマイク ロウェーブのデッドゾーンとなり、周囲に比べ、加熱度合が低い。例えば、30 度程度も低い。このため、前述のように、各容器を無造作に置けば、中央部とそ の周囲とはその焼き具合が均一でなくなり、焼成後の菓子は美味しくなかった。
【0004】 また、電子レンジ加熱の場合、そのマイクロウェーブは、調理品の表面から1 .9〜3.8cm程の深さまであらゆる方向から入り込み、その範囲内で、調理品 の分子を振動させて加熱し、この熱は中心部に徐々に伝わり、調理品全体が加熱 調理される。このとき、調理品の水分は次第に表面側(容器の底面側も含む)に 移行する。これらの水分等はマイクロウェーブを吸収し易いため、より加熱され ることとなる。このため、容器底面がレンジの焼成室内面に接していると、その 底面の熱が有効に放散されず、底部は他に比べて強熱されることとなり、調理品 のその底面部分が茶色に変色したり、かたくなって、美味しくなかった。
【0005】 さらに、前述の表面に移行した水分はその周囲の外気中に蒸発する。このため 、電子レンジ加熱においては、調理品中の水分量が調理度合に微妙に影響するが 、前述の中央部とその周辺部のようにマイクロウェーブの照射量が異なると、調 理品全体の水分蒸発量が均一でなくなり、やはり美味しくないものとなっていた 。
【0006】 この考案は、以上の点に鑑み、菓子生地全体に均一な加熱及び放熱を行い得る 焼成器を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この考案にあっては、菓子生地の収容用凹部を円 環状に形成し、その収容用凹部の裏面全周に突起を形成してなる構成としたので ある。
【0008】
【作用】
このように構成するこの考案に係る電子レンジ用焼成器は、その凹部に菓子生 地を入れた後、電子レンジの焼成室に、中心が同じとなるように置いて、マイク ロウェーブによる焼成を行う。
【0009】 このとき、凹部は焼成室中央の周りに位置してマイクロウェーブの均一なエリ アに位置するため、各菓子生地は均一に焼かれる。また、突起の存在により、凹 部は焼成室底面から浮いているため、その底面の熱は有効に放散される。このた め、菓子生地全体の放熱度合の差も減少する。
【0010】
【実施例】
図1、図2に一実施例を示し、この実施例は、ポリプロピレン等の耐熱プラス チックによる成形品であって、外径T:180mm、内径D:60mm、深さL:5 0mmの円環状菓子生地収容用凹部2を形成するとともに、中央を透孔3としたも のである。凹部2の裏面全周には突起4が形成されており、この突起4によって 、図4に示すように電子レンジの焼成室Bに置いた際、凹部2の裏面が浮いた状 態(間隙t)となる。突起4は全周に連続している必要はなく、不連続でもよい 。要は、この焼成器Aが焼成室B内に水平にすわればよい。
【0011】 凹部2の内面にはその凹部2に見合う生地量の目印となる突条5又は溝が形成 してある。その高さは底面から23mmである。
【0012】 図3に示す実施例は、外径T:90mm、内径D:25mm、深さL:25mmの凹 部2のものであって、突起4及び突条5を有し、突条5の高さは底面から14mm である。但し、透孔3はない。
【0013】 つぎに、前記焼成器Aによるバターケーキの焼成について説明する。
【0014】 まず、下記の原料を用意した。 記 小麦粉(薄力粉) : 80g 製菓用マーガリン : 80g グラニュー糖 : 80g 卵 : 2個 ベーキングパウダー: 小さじ1杯 塩 : 少々 牛乳 : 大さじ2杯 。
【0015】 上記小麦粉及びベーキングパウダーは、約30cm程の高さから3回ふるいを かけたものとし、マーガリンも電子レンジ加熱により溶かしておく。高いところ からふるうことにより、小麦粉に空気が含まれ、ふくらみ(発酵)易くなる。
【0016】 この原料により下記i)、ii)のごとくしてバターケーキを作る。
【0017】 i)水分の全くついていないボールに卵を入れ、湯煎にかけながら泡立てし、グ ラニュー糖を入れてさらに白っぽくなるまで泡立てる。この後、湯煎からはずし 、ボールが冷えるまで泡立てを続ける。泡立てには電動ハンドミキサーを使用す るとよい。
【0018】 ii)前記i)終了後のボール内に、上記小麦粉、マーガリン等の残りの原料を入 れてよく混ぜて生地bとする。
【0019】 この生地bを、各実施例の焼成器Aの各凹部2の突条(目印)5の高さまで入 れ、図4に示すように、その器Aを電子レンジに入れて、500w〜600wで 、図1のもの:2分程、図3のもの:30〜40秒、加熱したところ、ドーナツ 状の美味しいバターケーキを焼くことができた。
【0020】 なお、焼成器Aは上記生地組成の焼成の他、他の菓子の焼成にも適して、この 考案の効果を発揮することは勿論である。因みに、スポンジケーキは下記の原料 により、上述と同様の手順によって生地bを作り、500w〜600wで、図1 のもの:3分程、図3のもの:50〜60秒、加熱する。
【0021】 記 小麦粉(薄力粉) : 110g 製菓用マーガリン : 20g〜30g 卵(Lサイズ) : 2個 牛乳 : 60cc グラニュー糖 : 90g ベーキングパウダー: 5cc(小さじ1杯) 。
【0022】 また、焼成器Aの大きさ、その各寸法T、D、L等は実施例のものに限定され ないことは勿論であり、好みに応じて適宜に設定する。
【0023】
【考案の効果】
この考案は以上のように構成したので、電子レンジにより、菓子をむらなく焼 くことができ、美味しく食べることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の斜視図
【図2】同実施例の断面図
【図3】他の実施例の斜視図
【図4】電子レンジによる焼成説明図
【符号の説明】
A 焼成器 B 電子レンジの焼成室 b 菓子生地 2 菓子生地の収容用凹部 3 透孔 4 突起 5 突条

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 菓子生地bの収容用凹部2を円環状に形
    成し、その収容用凹部2の裏面全周に突起4を形成して
    成る電子レンジ用菓子焼成器。
JP1993017652U 1993-04-08 1993-04-08 電子レンジ用菓子焼成器 Expired - Lifetime JP2543422Y2 (ja)

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JPH0675187U true JPH0675187U (ja) 1994-10-25
JP2543422Y2 JP2543422Y2 (ja) 1997-08-06

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Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5386497U (ja) * 1976-12-17 1978-07-15
JPS5388597U (ja) * 1976-12-21 1978-07-20
JPS6348477U (ja) * 1986-09-16 1988-04-01
JPS63134493U (ja) * 1987-02-26 1988-09-02
JPH01145325U (ja) * 1988-03-23 1989-10-05
JP3038020U (ja) * 1996-11-20 1997-06-06 均 山口 振動式ランマー

Patent Citations (6)

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