JPH0675168U - 両軸受リール - Google Patents

両軸受リール

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JPH0675168U
JPH0675168U JP1766693U JP1766693U JPH0675168U JP H0675168 U JPH0675168 U JP H0675168U JP 1766693 U JP1766693 U JP 1766693U JP 1766693 U JP1766693 U JP 1766693U JP H0675168 U JPH0675168 U JP H0675168U
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JP
Japan
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support rod
brake
reel
spool
spool shaft
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昭彦 佐藤
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Ryobi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 両軸受リールのスプールの回転力に掛けられ
る制動力の微調整を行なうことができるようにする。 【構成】 リール本体部を構成する蓋体15にはブレー
キ調整ねじ16が回転可能に設けられている。このブレ
ーキ調整ねじ16には円弧孔16bが形成され、この円
弧孔16bの奥端部にはカム面16aが形成されてい
る。制動板支持部材5には孔5bが穿設され、スライド
カム12の突起12aが貫通されている。スライドカム
12の内周面には制動板13が設けられている。スプー
ル11を備えたスプール軸7には第一支持杆18,第二
支持杆20が、スプール軸7の軸方向位置を変えて固定
されており、この第一支持杆18,第二支持杆20には
それぞれブレーキシュー19,21がそれぞれ支持杆の
軸方向に移動可能に設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は両軸受リールに係り、特に遠心ブレーキの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、スプール軸を両端で支持するようにした両軸受リールが広く知られて いる。この両軸受リールにあっては、スプール軸の回転を制動してバックラッシ ュを防止すべく、遠心ブレーキ装置が設けられている。
【0003】 この遠心ブレーキ装置のブレーキ力を調節することのできる機構については、 従来より提案されている(実開平3−79665号)。この実開平3−7966 5号に記載のものは、スプール軸の軸方向に位置変更可能に構成したブレーキド ラムの制動面を、テーパあるいは階段状に拡径して形成し、回転中心から制動面 への距離を変化させることにより制動力を調整するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述のようにブレーキドラムの制動面をテーパ状に形成すると、ブ レーキシューの当接面もテーパ状に形成する必要があり、組立時に方向性が必要 となり、組立及びその後の調整が困難であるといった問題点を有する。また、ブ レーキドラムの制動面を階段状に形成すると、制動力の微調整を行うことができ ないといった問題点を有する。
【0005】 本考案は、上述のような問題点に鑑みてなされたものであり、組立が容易でし かも制動力の微調整を行なうことのできる両軸受リールを提供することを目的と する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、リールの外郭を構成するリール本体部と、このリール本体部に両端 が軸支されたスプール軸と、このスプール軸に固定されたスプールとを備えた両 軸受リールにおいて、上記リール本体部にはこのリール本体部に形成された孔を 貫通する突起部を有するとともに、上記リール本体部に形成されたボス部にガイ ドされつつ、上記スプール軸の軸方向移動可能にスライド部材が設けられ、この スライド部材には制動板が設けられ、上記リール本体部には上記突起部が挿入さ れるとともに、上記突起部の先端が当接し、上記スライド部材を移動させるカム 面を有する孔が穿設されたブレーキ調整部材が設けられ、上記スプール軸にはこ のスプール軸の軸方向の異なる位置に放射状に少なくとも1本の支持杆が設けら れ、この支持杆にはこの支持杆の軸方向移動可能に上記制動板に当接して制動す る制動部材が設けられていることを特徴とする。
【0007】
【作用】
釣糸を放出する際には、スプールの回転に制動を掛けるべく、ブレーキ調整部 材を操作する。このブレーキ調整部材のカム面に当接されたスライド部材がカム 面に従って、スプール軸の軸方向に移動される。制動板と制動部材との当接面積 が変化することとなる。このため、制動力の微調整を行うことができる。すなわ ち、制動力を大きくしたい場合には、当接面積が大きくなるようにし、制動力を 小さくしたい場合には当接面積が小さくなるようにすれば良い。
【0008】
【実施例】
以下、添付図面を参照して本考案の一実施例について説明する。 図1は本考案における両軸受リールの正面断面図である。図中符号1はリール 本体であり、このリール本体1の図中右側にはハンドル軸2が回転可能に設けら れている。このハンドル軸2にはハンドル3が固定されている。また、このハン ドル軸2には歯車4が固定されている。一方、リール本体1の図中左側には制動 板支持部材5が取付けられており、この制動板支持部材5のボス部5aに設けら れた軸受6を介してスプール軸7の一端が支持されている。このスプール軸7は リール本体1の仕切部1aに設けられた軸受8を貫通し、さらにリール本体1の 図中右側部に設けられた軸受9にその他端が支持されている。このスプール軸7 の軸受8と軸受9との間にはピニオン10が設けられており、このピニオン10 は、上記歯車4に噛合されている。さらに、スプール軸7には釣糸を捲回するス プール11が固定され、スプール軸7の回転に伴ない一体回転しうるように構成 されている。
【0009】 一方、制動板支持部材5には2つの孔5b,5bが穿設されている。また、制 動板支持部材5の内部にはスライドカム12がスプール軸7の軸方向(図中左右 方向)にスライド可能に設けられている。このスライドカム12には突起12a ,12aが形成されており、上記孔5b,5bを貫通している。そして、この突 起12aは図中左方に突出する。また、スライドカム12の図中右側内周壁には 制動板13が固定されている。さらに、ボス部5aの先端部(図中右端部)に形 成されたフランジ部5cとスライドカム12との間にばね14が設けられており 、スライドカム12を常時図中左方に付勢している。また、リール本体1の図中 左方には、蓋体15が取付けられており、この蓋体15にはブレーキ調整ねじ1 6が回転可能に設けられている。このブレーキ調整ねじ16には、奥端部にカム 面16aが形成された円弧孔16bが形成されている。この円弧孔16bに上記 スライドカム12の突起12aが挿入され、この突起12aの先端部が上記カム 面16aに当接されている。また、蓋体15の内部には鳴き爪17が固着されて おり、ブレーキ調整ねじ16の位置決めがなされるように構成されている。
【0010】 図2において、スプール軸7には図中上下方向に第一支持杆18,18が設け られており、この第一支持杆18,18のそれぞれにはブレーキシュー19,1 9が第一支持杆18の軸方向に移動可能に設けられている。さらに、図2中左右 方向であって図1において上記第一支持杆18よりも図1中左方には第二支持杆 20,20がスプール軸7に固定されている。図2において、この第二支持杆2 0,20のそれぞれにはブレーキシュー21,21が第二支持杆20の軸方向に 移動可能に設けられている。ここで、この第二支持杆20の先端部にはストッパ ー部20aが形成されており、ブレーキシュー21の係合部21aに係合するこ とにより、ブレーキシュー21が第二支持杆20から外れるのを防止している。 また、ブレーキシュー19には、図1において、フランジ部19aが形成されて おり、このフランジ部19aがスプール11の凹部11a内に位置せしめられて いる。このため、フランジ部19aが凹部11aの端面11bに係止することに より、ブレーキシュー19が第一支持杆18より抜け止めされている。
【0011】 このように構成された両軸受リールの作用について以下に説明する。 スプール11の回転に掛かる制動力を調整するような場合には、図1において 、ブレーキ調整ねじ16を回転させる。このとき鳴き爪17と係合歯16cとの 係合により、ブレーキ調整ねじ16の回転位置を確認することができるとともに 、回転位置を微妙に調整することができる。すると、スライドカム12の突起1 2aの先端が当接するカム面16aの位置が変わる。このためスライドカム12 は制動板支持部材5のボス部5aにガイドされつつ、図中左右方向に移動する。 すると、このスライドカム12に設けられた制動板13もまた、図中左右方向に 移動することとなり、ブレーキシュー19,21が制動板13に当接する当接面 積が変化する。すなわち、スプール11の回転力の制動を大きくとる際には、制 動板13とブレーキシュー19,21との当接面積を大きくとるべく、スライド カム12を、上述の操作により図1中右方に移動させる。また、回転力の制動を 小さくしたい場合には、制動板13と、ブレーキシュー19,21との当接面積 を小さくすべく、スライドカム12を、上述の操作により図1中左方に移動させ る。
【0012】 このようにして、所望の制動力に微調整した後に、釣糸を放出すべく放出動作 を行なう。これによりスプール軸7及びスプール11が回転し、釣糸が順次繰り 出される。一方、スプール軸7の回転により第一支持杆18,第二支持杆20も また回転し、この回転により第一支持杆18、第二支持杆20に設けられたブレ ーキシュー19,ブレーキシュー21は遠心力により、遠心方向に移動するため 、図2において制動板13に押圧される。これにより、スプール軸7の回転、ひ いてはスプール11の回転に制動が掛けられる。また、釣糸放出時に釣糸の繰出 量よりもスプール11が回転してしまうのを防止することができ、ひいてはバッ クラッシュの防止をすることができる。なお、図1において、ブレーキシュー1 9はフランジ部19aがスプール11の端面11bに当接することにより第一支 持杆18からの抜け止めが防止される。また、図2において、ブレーキシュー2 1は係合部21aが第二支持杆20のストッパー部20aに係合することにより 、第二支持杆20からの抜け止めが防止される。
【0013】 なお、上述実施例にあっては支持杆が2本の場合について説明したが、必らず しも2本である必要はなく、図3に示す如く、第三支持杆31を第一支持杆18 、第二支持杆20とともにスプール軸7の軸方向の異なる位置に設けるようにし ても良い。また、支持杆を1本として、ブレーキシューをスプール軸の軸方向長 さを長くとることによっても、上述と同様の作用効果を得ることができる。
【0014】
【考案の効果】
本考案は上述のように構成したことにより、スプールに掛ける制動力を適宜所 望に応じて微調整することができ、バックラッシュを有効に防止することができ る。また、調整作業はブレーキ調整部材を操作することにより容易に行なうこと ができる。さらに、組立作業を容易に行なうことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における両軸受リールの正面断面図であ
る。
【図2】本考案における両軸受リールの側面断面図であ
る。
【図3】本考案における両軸受リールの他の実施例の正
面断面図である。
【符号の説明】
1…リール本体(リール本体部) 5…制動板支持部材(リール本体部) 5a…ボス部 5b…孔 7…スプール軸 11…スプール 12…スライドカム(スライド部材) 12a…突起(突起部) 13…制動板 15…蓋体(リール本体部) 16…ブレーキ調整ねじ(ブレーキ調整部材) 16a…カム面 16b…円弧孔(孔) 18…第一支持杆(支持杆) 19…ブレーキシュー(制動部材) 20…第二支持杆(支持杆) 21…ブレーキシュー(制動部材) 31…第三支持杆(支持杆)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リールの外郭を構成するリール本体部
    と、このリール本体部に両端が軸支されたスプール軸
    と、このスプール軸に固定されたスプールとを備えた両
    軸受リールにおいて、上記リール本体部にはこのリール
    本体部に形成された孔を貫通する突起部を有するととも
    に、上記リール本体部に形成されたボス部にガイドされ
    つつ、上記スプール軸の軸方向移動可能にスライド部材
    が設けられ、このスライド部材には制動板が設けられ、
    上記リール本体部には上記突起部が挿入されるととも
    に、上記突起部の先端が当接し、上記スライド部材を移
    動させるカム面を有する孔が穿設されたブレーキ調整部
    材が設けられ、上記スプール軸にはこのスプール軸の軸
    方向の異なる位置に放射状に少なくとも1本の支持杆が
    設けられ、この支持杆にはこの支持杆の軸方向移動可能
    に上記制動板に当接して制動する制動部材が設けられて
    いることを特徴とする両軸受リール。
JP1993017666U 1993-04-08 1993-04-08 両軸受リール Expired - Lifetime JP2588000Y2 (ja)

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JP2588000Y2 JP2588000Y2 (ja) 1998-12-24

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