JPH0674969B2 - 枚葉印刷機の用紙重複検出方法 - Google Patents

枚葉印刷機の用紙重複検出方法

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JPH0674969B2
JPH0674969B2 JP62125749A JP12574987A JPH0674969B2 JP H0674969 B2 JPH0674969 B2 JP H0674969B2 JP 62125749 A JP62125749 A JP 62125749A JP 12574987 A JP12574987 A JP 12574987A JP H0674969 B2 JPH0674969 B2 JP H0674969B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、枚葉印刷機へ供給する枚葉紙と称される用紙
の重複を光電的に検出する方法に関するものである。
〔従来の技術〕
枚葉印刷機へ給紙装置から用紙を供給する際には、給紙
台の印刷機側先端部に設けら前当と称するストツパへ用
紙の前縁を当接させてから、用紙を印刷機へ供給するも
のとなつており、この際、用紙が2枚以上同時に重複し
て供給されるのを防止するため、通常は給紙台の前当近
傍裏面側に投光器を設けると共に、これと対向する給紙
台の部位へ透孔を穿設し、更に、この透孔の給紙台上面
側へ受光器を設けておき、用紙を透過した投光器からの
光線を受光器により受光して電気信号へ変換し、この出
力レベルとあらかじめ設定した判別レベルとを比較し、
この結果に応じて用紙の重複を検出するものとなつてい
る。
たゞし、投光器の発光々量と判別レベルとは、用紙の厚
さ、色別等に応じ最適に設定する必要があり、第1の手
法としては、判別レベルを一定とし、用紙が1枚のとき
受光器から得られる出力レベルと、用紙が2枚のときに
受光器から得られる出力レベルとに対し、判別レベルが
ほゞ中間になるものとして投光器の供給電力を調整し、
これにより投光器の発光々量を設定しており、第2の手
法としては、投光器への供給電力を定め、これにより発
光々量を一定に設定し、用紙が1枚のときと用紙が2枚
のときのとの受光器の各出力レベルに対し、ほゞ中間と
なる値に判別レベルを設定するものとなつている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、投光器の供給電力と発光々量との関係は、投光
器に電球を用いると、発光々量が大または小の範囲では
直線上となつているが、中程度の部分において非直線的
となつており、第1の手法では、薄紙または厚紙の場
合、用紙が1枚と2枚との出力レベルに対し、判別レベ
ルをほゞ中間になる関係として設定できるが、通常用い
る中厚紙では、供給電力と発光々量との関係上、非直線
部を用いるものとなり、判別レベルが中間とはならず、
用紙の“すきむら”等に基づく光線透過量の変化に対
し、検出状況が不安定となる問題を生ずる。
また、第2の手法においては、受光器の受光々量と出力
レベルとの関係上、大光量の範囲が飽和状態となつてい
るため、厚紙および中厚紙では問題を生じないが、薄紙
の場合非直線部を用いるものとなり、用紙が1枚と2枚
との出力レベル差が小となるため、判別レベルとの差も
小となり、検出には高精度を必要とし、アナログ回路を
用いて検出を行なう場合は高安定度を要すると共に、デ
イジタル回路を用いる場合には、受光器の出力をデイジ
タル信号へ変換する際の分解能に高精度を要し、いずれ
も回路構成が高価となる問題を生じている。
〔問題点を解決するための手段〕
前述の問題を解説するため、本発明はつぎの手段により
構成するものとなつている。
すなわち、上述の用紙重複を検出する方法において、受
光器の受光々量と出力レベルとの関係が直線的となる範
囲に対応する受光器の出力レベルに応じて基準レベルを
設定し、用紙が1枚のときの受光器の出力レベルと基準
レベルとがほゞ等しくなる投光器の供給電力を求めこの
供給電力により投光器の発光々量を設定すると共に、用
紙が2枚のときの受光器の出力レベルと基準レベルとの
中間の値を求めこの中間値により判別レベルを設定する
ものとしている。
〔作用〕
したがつて、用紙が1枚のときに受光器から得られる出
力レベルと、用紙が2枚のときの同様な出力レベルと
が、いずれも、受光器の受光々量と出力レベルとの関係
上、直線的となる範囲へ収ると共に、これらの中間とし
て判別レベルが設定されるため、実際に用いる用紙に応
じて発光々量および判別レベルが最適に定まる。
〔実施例〕
以下、実施例を示す図によつて本発明の詳細を説明す
る。
第2図は、構成を示すブロツク図であり、マイクロプロ
セツサ等のプロセツサ(以下、CPU)およびメモリ等に
よる処理部(以下、PRS)1を設けてあると共に、これ
に対して指令を与えるキーボード(以下、KB)2、およ
び、デイジタルスイツチ等を用いた基準レベル設定器
(以下、FLS)3が設けてあり、PRS1は、カウンタ(以
下、CUT)4に対しパルスを送出して登算を行なわせ、
これのカウント値を最終的に光量メモリ(以下、MV)5
により記憶させると共に、これの内容をデイジタル・ア
ナログ変換器(以下、DAC)6によりアナログ信号へ変
換させてから増幅器(以下、A)7へ送出させ、これに
より増幅した出力により投光器8を駆動し、これの発光
々量を定める一方、用紙9を透過した投光器8からの光
線を受光する受光器10の電気的出力レベルを、A11によ
り増幅した出力をアナログ・デイジタル変換器(以下、
ADC)12によりデイジタル信号へ変換させ、このデータ
を読取つてFLS3からの基準レベルと比較し、更に所定の
演算を行ない、この演算によつて求めた判別レベルをレ
ベルメモリ(以下、ML)13へ格納のうえ、これ以降は、
ML13中の判別レベルとADC12からのデータとを比較し、
用紙9が1枚か2枚以上の重複状態かの検出を行ない、
重複を検出すれば、出力部(以下、OPD)14を介して検
出情報を送出し、給紙装置および印刷機の停止制御等を
行なうものとなつている。
なお、PRS1とCPUは、PRS1中のメモリへ格納されている
命令を実行し、必要とするデータをメモリに対しアクセ
スしながら前述の比較、演算、制御等の処理を行なう。
第1図は、PRS1中CPUによる処理状況のフローチヤート
であり、第3図に示す受光器10の受光々量Vと出力レベ
ルLとの関係を前提として行なわれる。
すなわち、まず、用紙9を1枚挿入し、この旨をKB2の
操作により指令すると、「用紙1枚?」101がY(YES)
となり、これに応じてCUT4のカウント値「C=0」102
によりCUT4をクリアした後、CUT4へカウント用のパルス
を送出して「C=C+1」103により登算を行なわせる
と共に、DAC6を制御してMV5を介するCUT4のカウント値
を「D/A変換」111によりデイジタル信号へ変換させ、こ
れをA7へ与える。
すると、A7の出力は、CUT4のカウント値に応じた電圧ま
たは電流の電力として投光器8へ供給され、これが供給
電力に応じた発光々量により発光し、この発光々線が用
紙9を透過して受光器10により受光され、受光光量に応
じた出力レベルの電気信号となり、A11により増幅され
てからADC12へ与えられる。
ACD12においては、PRS1の制御に応じ、A11の出力が「A/
D変換」112によりデイジタル信号のデータD1へ変換され
るため、PRS1のCPUがこのデータ「D1リード」113により
読込みを行なうと共に、FLS3による基準レベルのデータ
「DFリード」114を同様に行ない、「D1≒DF?」121の比
較を行なつたうえ、これがN(NO)の間はステツプ103
以降を反復し、ステツプ121がYとなれば、「MV←C」1
22により、CUT4のカウント値CをMV5へ格納する。
なお、FLS3による基準レベルのデータDFは、第3図のと
おり、受光々量Vと出力レベルLとの関係が受光々量V
の大きな部分において飽和し、非直線状となつており、
この部分を除いた直線的な範囲と対応する受光器10の出
力レベルLに応じ、例えば、出力レベルL1と対応のうえ
設定してある。
したがつて、ステツプ121がYとなつたとき、データD1
は出力レベルL1と対応し、かつ、カウンタ4のカウント
値Cが第3図の受光々量V1と対応する投光器8の供給電
力を示すものとなり、これ以降は、このカウント値Cに
応じて投光器8の発光々量が設定される。
ついで、用紙9を2枚とし、この旨をステツプ101と同
様に指令すると、「用紙2枚?」131がYとなり、「A/D
変換」132により、A11の出力をADC12においてステツプ1
12と同様に変換させ、このデータ「D2リード」133およ
びFLS3からの基準レベルデータ「DFリード」134をステ
ツプ113,114と同様に行ない、これらを用いる「DS=(D
F+D2)/2」141の演算により、基準レベルのデータD
Fと、用紙9が2枚のときの出力レベルL2と対応するデ
ータD2との中間値DSを求め、これを「ML←DS」142によ
りML13へ格納し、これを内容を第3図の判別レベルLS
して以後用いるものとする。
すなわち、第3図(A)に示す薄紙の場合、および、同
図(B)に示す厚紙の場合いずれにおいても、用紙9が
1枚のときに、出力レベルがL1となる受光々量V1が透過
光として生ずる投光器8の発光々量が設定されると共
に、用紙9が2枚のときには、同一の発光々量において
透過光が減少し、受光器10の受光々量がV2となり、これ
に応じて出力レベルはL2となるが、ステツプ141の演算
により求めた判別レベルLSは、出力レベルL1とL2との中
間値となるため、判別レベルLSと出力レベルL1,L2との
差がほゞ等しく、かつ、十分な差の値を保つものとな
り、出力レベルLが判別レベルLS以上であれば用紙9が
1枚、出力レベルLが判別レベルLS未満であれば用紙9
が2枚以上として安定に検出を行なうことができる。
なお、中厚紙を用いる場合も同様であり、用紙9の厚
さ、色別等にかゝわらず、投光器8の発光々量および判
別レベルLSが常に最適として自動的に設定される。
したがつて、ADC12の分解能を特に高精度とする必要が
なく、デイジタル信号のビツト数を減少させることがで
きるため、全般的に構成の簡略化により安価にすること
ができると共に、用紙9の重複を確実にかつ安定に検出
することができる。
たゞし、投光器8には電球のほか、各種の発光素子を用
いてもよく、受光器10には各種の受光素子を用いればよ
く、この特性に応じて基準レベルLSを定めればよい。
また、MV5にはラツチ回路等を用いてもよく、あるい
は、CUT4の出力を直接DAC6へ与え、MV5およびML13とし
てPRS1中のメモリを用いてもよいと共に、場合によつて
はOPD14を省略することも任意である等、種々の変形が
自在である。
〔発明の効果〕
以上の説明により明らかなとおり本発明によれば、投光
器の発光々量および受光器の出力レベルに対する判別レ
ベルが最適として自動的に設定されるため、用紙重複の
検出状況が安定かつ確実となり、枚葉印刷機の用紙重複
検出において顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を示し、第1図は処理状況を示すフ
ローチヤート、第2図は構成を示すブロツク図、第3図
は受光器の受光々量と出力レベルとの関係を示す図であ
る。 1……PRS(処理部)、2……KB(キーボード)、3…
…FLS(基準レベル設定器)、4……CUT(カウンタ)、
5……MV(光量メモリ)、6……DAC(デイジタル・ア
ナログ変換器)、8……投光器、9……用紙、10……受
光器、12……ADC(アナログ・デイジタル変換器)、13
……ML(レベルメモリ)、V……受光々量、L……出力
レベル、LS……判別レベル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】投光器と、用紙を透過した前記投光器から
    の光線を受光し電気信号へ変換する受光器とを備え、該
    受光器の出力レベルとあらかじめ設定した判別レベルと
    を比較し該比較結果に応じて用紙の重複を検出する方法
    において、前記受光器の受光々量と出力レベルとの関係
    が直線的となる範囲に対応する前記受光器の出力レベル
    に応じて基準レベルを設定し、前記用紙が1枚のときの
    前記受光器の出力レベルと前記基準レベルとがほゞ等し
    くなる前記投光器の供給電力を求め該供給電力により前
    記投光器の発光々量を設定すると共に、前記用紙が2枚
    のときの前記受光器の出力レベルと前記基準レベルとの
    中間の値を求め該中間値により前記判別レベルを設定す
    ることを特徴とした枚葉印刷機の用紙重複検出方法。
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