JPH0674879U - 熱交換器の伝熱管と管板の取付構造 - Google Patents

熱交換器の伝熱管と管板の取付構造

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JPH0674879U
JPH0674879U JP1401093U JP1401093U JPH0674879U JP H0674879 U JPH0674879 U JP H0674879U JP 1401093 U JP1401093 U JP 1401093U JP 1401093 U JP1401093 U JP 1401093U JP H0674879 U JPH0674879 U JP H0674879U
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JP
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tube
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Application number
JP1401093U
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Inventor
孝雄 野本
治彦 名矢
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝熱管と管板の取付溶接部の健全性。 【構成】 管板3の管孔12穿設部の端部前面を伝熱管
2が延在しない側へ向け突き出して伝熱管2の肉厚aと
略等しい肉厚bを有する突き出し部14を形成し、管孔
12に内嵌した伝熱管2と突き出し部14の先端部を略
面一にして該先端部を溶接15接合する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は石油、化学、原子力等エネルギー分野で使用される熱交換器の伝熱管 と管板の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の熱交換器の伝熱管と管板の取付構造の一例を図3及び図4により説明す ると、1は円筒状のシェル、2はシェル1内に配置された多数の伝熱管でシェル 1の前後両端部に取り付けられた管板3に固定されている。4,5はシェル1の 両側に配置され且つフランジ4a,5aを介して管板3に接続されたチャンネル カバー、6はチャンネルカバー4内に配設された仕切板、7はチャンネルカバー 4に取付けられた管内流体入口、8は仕切板6を基準として管内流体入口7とは 反対側に位置するようチャンネルカバー4に取付けられた管内流体出口、9はシ ェル1の一端側に取付けられた管外流体入口、10はシェル1の他端に取付けら れた管外流体出口、11は管外流体が伝熱管2の径方向へも流れるようシェル1 内に配設された邪魔板である。
【0003】 而して、上記熱交換器では管内流体と管外流体の2つの流体は夫々伝熱管2内 およびシェル1内を流れて熱交換を行なう。
【0004】 伝熱管2と管板3の取付部は熱交換器で最も重要な部分であって、一般には管 板3に穿設した管孔12に伝熱管2の先端部を内嵌すると共に該先端部を管孔1 2に対して若干引込め、管板3の管孔12内周と伝熱管2の先端部をすみ肉溶接 13している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の熱交換器においては、 i)厚さが厚くてヒートマスの大きい管板3に厚さが薄くてヒートマスの小さ い伝熱管2をすみ肉溶接13するため管板3と十分融合するのが困難で強固な接 合を得ることができない。 ii)すみ肉溶接13で伝熱管2の先端部が間隔αだけ引込んだ構成であるた め表面の検査しかできず、内在の可能性がある欠陥等は検査できない。 iii)溶接部ののど厚βが十分に得られず、すみ肉部のせん断力が働くため 継手効率が低下し、母材並みの強度を得ることができない。 等の問題がある。
【0006】 本考案は上述の実情に鑑み、良好な溶接接合を可能とし溶接品質を向上し得る ようにした熱交換器の伝熱管と管板の取付構造を提供することを目的としたもの である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本手段のうち第1の手段は管板の管孔穿設部の端部前面を伝熱管が延在しない 側へ向け突き出して伝熱管の肉厚と略等しい肉厚を有する突き出し部を形成し、 管孔に内嵌した伝熱管と突き出し部の先端部を略面一にして該先端部を溶接接合 したものであり、第2の手段は管板に穿設した管孔と同心状に前記管板に環状の 溝を設け、かつ管板の溶接側の面から前記溝の管板溶接側の端部までの肉厚を伝 熱管の肉厚と略等しくし、前記管孔内に内嵌した伝熱管の先端部を前記管板の溶 接される面とを略面一にして伝熱管先端部と管板を溶接接合したものである。
【0008】
【作用】
第1の手段で、管板の突き出し部の肉厚と伝熱管の肉厚は略等しいため、両者 の溶接部のヒートマスは略等しくなり、良好な溶接接合が可能となる。
【0009】 第2の手段で、管板の管孔に溝を設け熱を管板内に逃げにくくして管板のヒー トマスを小さくし管板と伝熱管の溶接部のヒートマスの差を小さくすることがで き強固な溶接接合が可能である。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0011】 図1は本考案の一実施例、図2は本考案の他の実施例であり、図1及び図2に おいて上記図3及び図4に示す従来のものと同一構成部分については同一符号が 付してある。
【0012】 先ず図1に示す本考案の一実施例について説明する。
【0013】 管板3の管孔12穿設部の端部前面を伝熱管2が延在しない側へ向け突き出し て伝熱管2の肉厚aと略等しい肉厚bを有する突き出し部14を形成し、管孔1 2に内嵌した伝熱管2と突き出し部14の先端部を略面一にして先端部を溶接1 5して接合する。
【0014】 而して、本実施例では伝熱管2の肉厚aと突き出し部14の肉厚bが略等しい ため両者の溶接部のヒートマスは略等しくなって良好な溶接15し接合すること ができ放射線透過試験も可能となり継手の信頼性向上が計れる。 また、伝熱管2の交換が容易にできる。
【0015】 次に図2に示す本考案の他の実施例について説明する。
【0016】 管板3に穿設した管孔12と同心状に管板3に環状の溝16を設け、管板3の 溶接側の面から溝16の管板3溶接側の端部までの肉厚cを伝熱管2の肉厚aと 略等しくし、管孔12内に内嵌した伝熱管2の先端部を管板3の溶接される面と 略面一にして伝熱管2の先端部と管板3を溶接17して接合する。
【0017】 なお、dは溝16の軸線方向への長さ、eは溝16の外径から管孔12の径を 引き1/2した深さを表わし、溝16はc≒a,d≧c,e≧aの寸法条件を満 たすよう形成されている。
【0018】 而して、本実施例では管板3の管孔12に溝16を設けることにより熱を管板 3内に逃げにくくして管板3のヒートマスを小さくし伝熱管2と管板3のヒート マスの差を小さくすることができるため、管板3と伝熱管2を強固な溶接17に より接合することができる。
【0019】 特に溶接17し接合した箇所A部及びB部はヒートマスのバランスが良くとれ て良好な溶接が得られる。
【0020】 なお、本考案の熱交換器の伝熱管と管板の取付構造は、上述の実施例のみに限 定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るこ と、等は勿論である。
【0021】
【考案の効果】
本考案の熱交換器の伝熱管と管板の取付構造によれば、請求項1、2の何れに おいても管板と伝熱管の溶接部のヒートマスは略等しくなり良好な溶接ができる という優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の熱交換器の伝熱管と管板の取付構造の
一実施例を示す縦断面図である。
【図2】本考案の熱交換器の伝熱管と管板の取付構造の
他の実施例を示す縦断面図である。
【図3】従来の熱交換器の伝熱管と管板の取付構造の一
例を示す縦断面図である。
【図4】図3のIV部拡大図である。
【符号の説明】
2 伝熱管 3 管板 12 管孔 14 突き出し部 15 溶接 a 伝熱管の肉厚 b 突き出し部の肉厚 16 溝 17 溶接 c 肉厚 d 溝の軸線方向への長さ e 溝の外径から管孔の径を引き1/2した深さ A 接合した箇所 B 接合した箇所

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管板の管孔穿設部の端部前面を伝熱管が
    延在しない側へ向け突き出して伝熱管の肉厚と略等しい
    肉厚を有する突き出し部を形成し、管孔に内嵌した伝熱
    管と突き出し部の先端部を略面一にして該先端部を溶接
    接合したことを特徴とする熱交換器の伝熱管と管板の取
    付構造。
  2. 【請求項2】 管板に穿設した管孔と同心状に前記管板
    に環状の溝を設け、かつ管板の溶接側の面から前記溝の
    管板溶接側の端部までの肉厚を伝熱管の肉厚と略等しく
    し、前記管孔内に内嵌した伝熱管の先端部を前記管板の
    溶接される面とを略面一にして伝熱管先端部と管板を溶
    接接合したことを特徴とする熱交換器の伝熱管と管板の
    取付構造。
JP1401093U 1993-03-02 1993-03-02 熱交換器の伝熱管と管板の取付構造 Pending JPH0674879U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2677368A1 (es) * 2017-01-31 2018-08-01 Valeo Térmico, S. A. Método para la fabricación de un intercambiador de calor para gases e intercambiador de calor para gases fabricado con el método

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2677368A1 (es) * 2017-01-31 2018-08-01 Valeo Térmico, S. A. Método para la fabricación de un intercambiador de calor para gases e intercambiador de calor para gases fabricado con el método

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