JPH0674438A - 煤吹装置 - Google Patents

煤吹装置

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JPH0674438A
JPH0674438A JP23170792A JP23170792A JPH0674438A JP H0674438 A JPH0674438 A JP H0674438A JP 23170792 A JP23170792 A JP 23170792A JP 23170792 A JP23170792 A JP 23170792A JP H0674438 A JPH0674438 A JP H0674438A
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JP
Japan
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pipe
lance
feed pipe
supply pipe
head valve
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP23170792A
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English (en)
Inventor
Yasushi Okuda
康史 奥田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 抜差型煤吹装置のランス管(3)と供給管
(2)との間のシール性を高めるとともに、供給管
(2)の局所的摩耗や変形を防止すること。 【構成】 供給管(2)の基端部とヘッドバルブ(1)
との接続部に回転継手(18)を設ける。そうすると、
供給管(2)はランス管(3)と共に回転するので、供
給管(2)の管全周が平均して軸方向の摩擦を受け、下
側だけが摩損することはなくなる。こうしてシール部材
(23)のシール性能が向上し、寿命も延びる。また供
給管(2)内のドレンは管を平均して冷却するから、温
度不均一による管の変形もない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抜差型煤吹装置の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】抜差型煤吹装置は、図2にその全体構成
を示すように、回転しながら横移動するランス管(3)
の先端の噴孔(4)から蒸気などの高温高圧の噴射媒体
を噴射して、熱交換器(12)内のチューブ群の表面に
付着または堆積した煤類を吹き落し、熱効率を向上させ
るようにする装置である。
【0003】図示するように、煤吹装置の先端側は、熱
交換器(12)の外壁(15)に固定されたウォールボ
ックス(16)に取付けられ、後部側は支持枠(17)
によって支持されている。ランス管(3)は、ケーシン
グ(8)内に横置きの状態で設置され、またその内部に
は、ヘッドバルブ(1)を介して噴射媒体をランス管
(3)に供給する供給管(2)がゆるく嵌入されてい
る。そしてランス管(3)と供給管(2)の嵌合部に
は、供給された噴射媒体の漏洩を防ぐためシール部材
(図示せず)が嵌合されている。
【0004】ランス管(3)は、その先端部を支持ロー
ラ(9)によって支持され、後部をランス管(3)と一
体に取付けられた歯車箱(5)を介して、ガイドローラ
(7)によって支持されている。歯車箱(5)の上部に
はピニオン(6)が設けられていて、ケーシング(8)
の上壁に取付けられたラック(11)と噛合っている。
したがって、モータ(10)の回転が歯車箱(5)を介
し減速されてピニオン(6)に伝達されると、歯車箱
(5)はランス管(3)を伴ない、ラック(11)に沿
って移動するが、同時にモータ(10)の回転はランス
管(3)に対して軸まわりの回転を与えるようになって
いる。つまり、ランス管(3)は、回転しながら長手方
向に移動するようになっている。
【0005】一方、供給管(2)に噴射媒体を供給また
は供給停止するためのヘッドバルブ(1)の開閉は、移
動する歯車箱(5)を介して、バルブ開閉装置(図示せ
ず)を作動させることにより行なう。また、ケーシング
(8)には後退用リミットスイッチ(13)及び停止用
リミットスイッチ(14)が設けられており、歯車箱
(5)すなわちランス管(3)の移動範囲を規制すると
ともに前進・後退動作を制御するようになっている。
【0006】なお図2において、A点は最も後退した起
動前(または動作終了時)のランス管(3)先端の位置
(歯車箱(5)のD点に相当)を、B点は噴射媒体の噴
射開始(または噴射停止)位置を、またC点は、ランス
管(3)の伸切り位置(歯車箱(5)のE点に相当)を
それそれ意味する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の煤吹装置に
おいては、供給管(2)はヘッドバルブ(1)に固定状
態で取付けられており、前記したようにランス管(3)
は、この供給管(2)に対して回転しながら、かつ軸方
向に往復移動しながら、噴射媒体を噴射する。したがっ
て両者の嵌合部に嵌合されているシール部材は回転作用
と軸方向移動作用を同時に受け、しかもそのシール位置
が刻々変わることになり、このため高温高圧の噴射媒体
の外部への漏洩を完全にシールするのが非常に難しい。
【0008】またヘッドバルブに基端を固定された供給
管は、先端が図3に示すように自重によってたわんで、
その下面側が常時ランス管(3)内面と接触するので、
下面側のみ摩耗する。そこでこの摩耗を全周に平均化さ
せるよう、供給管(2)の取付位置を定期的に変化させ
る等の作業が必要であった。更に、供給管(2)内に出
来たドレンは常時管の下側を流れるので下面側が冷却さ
れ、温度不均一に基づいて管全体に曲がり変形が生じる
などの問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の課
題を解決するために、先端に噴孔を有するランス管を回
転させながら長手方向に往復移動させて熱交換器の内部
に出し入れし、上記ランス管内にゆるく嵌入した供給管
を経由して供給される噴射媒体を上記噴孔から噴射する
ようにした煤吹装置において、上記供給管と上記噴射媒
体の供給を制御するヘッドバルブとを回転継手を介して
連結したことを特徴とする煤吹装置を提案するものであ
る。
【0010】
【作用】本発明においては、供給管とヘッドバルブとを
回転継手を介して連結したので、ランス管が作動(回転
および水平移動)すると、供給管はその嵌合部に挿着し
たシール部材との間に発生する摩擦抵抗を受け、ランス
管に伴なわれて自由に回転するようになる。したがっ
て、シール部材に回転摩擦は作用せず、また、自重によ
ってたわんだ下面とランス管内面との接触面が軸方向と
周方向に絶えず変化する。更に、管内を流れるドレンに
より下部のみが冷却されても、回転するので管としては
全周が平均して冷却されるようになり、温度不均一に基
づく供給管全体の曲げ変形が生じなくなる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す縦断側面図で
ある。この図において、前記図2および図3により説明
した従来技術と同様の部分については、冗長になるのを
避けるため、同一符号を付け詳しい説明を省く。
【0012】先端部に噴孔(4)を有するランス管
(3)の基端部にはスピンドル(22)が一体に固定さ
れており、そのスピンドル(22)内部には供給管
(2)がゆるく嵌入されている。そしてその両者の嵌合
部には、ブッシュ(24)および複数のシール部材(2
3)が嵌着され、押込リング(27)を介してボルト
(28)により強く締付けられている。供給管(2)の
基端は、回転継手(18)を介してヘッドバルブ(1)
に回転自在に連結されている。
【0013】上記スピンドル(22)には従動歯車(2
6)が嵌合され、その外周を蔽って歯車箱(5)が設け
られているが、この歯車箱(5)内にはモータ(図示せ
ず)によって駆動される駆動歯車(25)が設けられて
いて、上記従動歯車(26)と噛合っている。そこで同
駆動歯車(25)を駆動することにより、従動歯車(2
6)を介してスピンドル(22)すなわちランス管
(3)を回転するようになっている。更に、歯車箱
(5)の上部には、モータ(図示せず)によって駆動さ
れるピニオン(6)が設けられ、このピニオン(6)は
装置上壁に設けられたラック(11)と噛合っている。
したがってピニオン(6)を駆動することにより、ラン
ス管(3)は歯車箱(5)とともにラック(11)に沿
って水平に移動する。
【0014】以下に本実施例の作用を説明する。ランス
管(3)が最も後退した起動前の位置で煤吹装置が起動
され、駆動歯車(25)が駆動されると、従動歯車(2
6)を介してスピンドル(22)とランス管(3)が回
転し、同時にピニオン(6)が駆動されて歯車箱(5)
を介しスピンドル(22)とランス管(3)が軸方向に
前進する。この時、供給管(2)とスピンドル(22)
間に嵌着されたシール部材(23)の摩擦抵抗を受け
て、供給管(2)は回転継手(18)を介しランス管
(3)とともに回転するので、供給管(2)表面には回
転摩擦は作用せず、シール部材(23)を介して軸方向
摩擦のみ作用する。またその時、シール部材(23)を
介してスピンドル(22)と接触する供給管(2)表面
の位置が刻々変わり、管全周が平均して摩擦を受けるよ
うになる。
【0015】噴孔(4)が熱交換器内に達すると、ヘッ
ドバルブ(1)が開いて噴射媒体が供給管(2)を経由
してランス管(3)へ供給され、噴孔(4)から噴射さ
れて煤吹作業が開始される。こうして作業が続行され、
ランス管(3)が完全に伸切ると、ランス管(3)は後
退動作に移る。そして噴口(4)が再び熱交換器内の端
部に戻ると、ヘッドバルブ(1)が閉じて噴射は停止
し、更に最も後退する位置まで戻ると装置は停止され、
煤吹動作が完了する。
【0016】このように、煤吹きの1サイクル動作を通
じて、供給管(2)表面には回転摩擦は作用せず、管全
周が平均して軸方向摩擦を受ける。したがって表面の摩
耗は平均化して極めて小さく、シール部材のシール性能
が向上するとともにそのシール効果も長期に亘って良好
に保持される。また、供給管(2)がランス管(3)と
ともに回転するので、管内を流れるドレンにより管は平
均して冷却され、温度不均一による管全体の曲げ変形が
生じなくなる。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の煤
吹装置によれば、供給管とヘッドバルブとを回転継手を
介して回転自在に連結したので、煤吹動作時にランス管
が回転および軸方向移動をすると、供給管がシール部材
の摩擦抵抗によって連動して回転する。したがって供給
管表面には回転摩擦は作用せず、管全周が平均して軸方
向摩擦を受けるので、表面の摩耗が平均化して極めて小
さくなり、シール部材のシール性能が向上するととも
に、そのシール効果も長期に亘って良好に保持される。
また供給管内を流れるドレンにより管は平均して冷却さ
れ、温度不均一に基づく管全体の曲げ変形が生じなくな
るなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係る煤吹装置の要部
を示す縦断側面図である。
【図2】図2は従来の煤吹装置の一例を示す全体構成図
である。
【図3】図3は上記従来の煤吹装置におけるランス管と
供給管を示す縦断面図である。
【符号の説明】
(1) ヘッドバルブ (2) 供給管 (3) ランス管 (4) 噴孔 (5) 歯車箱 (6) ピニオン (11) ラック (12) 熱交換器 (13),(14) リミットスイッチ (18) 回転継手 (22) スピンドル (23) シール部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に噴孔を有するランス管を回転させ
    ながら長手方向に往復移動させて熱交換器の内部に出し
    入れし、上記ランス管内にゆるく嵌入した供給管を経由
    して供給される噴射媒体を上記噴孔から噴射するように
    した煤吹装置において、上記供給管と上記噴射媒体の供
    給を制御するヘッドバルブとを回転継手を介して連結し
    たことを特徴とする煤吹装置。
JP23170792A 1992-08-31 1992-08-31 煤吹装置 Withdrawn JPH0674438A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23170792A JPH0674438A (ja) 1992-08-31 1992-08-31 煤吹装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23170792A JPH0674438A (ja) 1992-08-31 1992-08-31 煤吹装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0674438A true JPH0674438A (ja) 1994-03-15

Family

ID=16927751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23170792A Withdrawn JPH0674438A (ja) 1992-08-31 1992-08-31 煤吹装置

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JP (1) JPH0674438A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991102