JPH067442A - 翼状針 - Google Patents

翼状針

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JPH067442A
JPH067442A JP4190016A JP19001692A JPH067442A JP H067442 A JPH067442 A JP H067442A JP 4190016 A JP4190016 A JP 4190016A JP 19001692 A JP19001692 A JP 19001692A JP H067442 A JPH067442 A JP H067442A
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JP
Japan
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needle
needle tip
protective plate
substrate
side edge
Prior art date
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Pending
Application number
JP4190016A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Takemori
和正 竹森
Yoshiko Nagano
喜子 永野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 翼状の基板と、基板の一側縁から突出する針
先を有した翼状針において、使用後の刺入事故を防止す
る。 【構成】 基板1の一側縁3に針先4の突出寸法より長
い防護板5を、一側縁3および幅方向の中央に沿って折
曲げ自在に設けておく。刺入の際は防護板5を基板1側
に折曲げておき、抜針後は針先4の上方に被せた防護板
5を針先4に沿う方向に中央から折曲げる。引き続いて
防護板5で針先4を両側から挟み込み、防護板5の下面
の両側に設けた突起15を掛止孔16と嵌合させて内側
に針先4を閉じ込める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療の分野において点
滴や採血などの際に広く使用されている翼状針に関し、
医師や看護婦など医療業務に携わる者や、医療機器を回
収処理する者が使用後の翼状針による刺入事故を原因と
して特殊のウイルスに感染するのを防止する場合に好適
に利用される。
【0002】
【従来の技術】翼状針は、図10に示すごとく翼状の基
板1と、基板1の一側縁3から針先4を突出させた状態
で基板1の中央に沿って設けられた針本体2を備えてお
り、針先4に円筒形の細長いキャップ12が装着されて
いる。針本体2は直径が1mm前後の太さであり、キャッ
プ12は直径が約3mmの大きさである。翼状針は、一方
の手の指先で図11に示すごとく基板1を上面側に折曲
げて摘み、他方の手の指先でキャップ12を外して針先
4を皮膚に刺入する。使用後は、基板1を二つ折状態で
摘んで抜針した後、針先4にキャップ12を再装着して
回収容器に投棄するか、又は針先4を露出させたまま回
収容器に投棄している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、キャップ1
2は直径が約3mmと極めて小さいため、針先4にキャッ
プ12を再装着する際の刺入事故が後を断たない。特
に、患者数が多くて忙しい時や緊急の点滴処置などを必
要とする場合に刺入事故が発生している。針先4を露出
させたまま翼状針を回収容器に投棄すると、何らかの弾
みで翼状針が回収容器から飛び出した場合や後の回収作
業時に刺入事故が起こっている。本発明の目的は、刺入
事故に対する格別な工夫が施されていない翼状針を工夫
改良することにより、刺入時には邪魔にならず、抜針後
には針先にキャップを装着せずとも、針先を確実かつ簡
単に遮蔽できる翼状針を得ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る翼状針は、
図1に示すごとく幅方向の中央に沿って折曲げ自在な翼
状の基板1と、基板1の一側縁3から針先4を突出させ
て基板1の中央に沿って設けられた針本体2とを備えた
翼状針において、基板1の一側縁3に針先4の突出寸法
よりも針先4の突出方向に長い防護板5が設けられてい
ること、その防護板5は、幅方向の中央および基板1の
一側縁3に沿って折曲げ自在であって、針先4に接する
側の面に中央を挟む両側の面同士を相互に接合させる接
合手段6を有していることに特徴を有する。接合手段6
としては、ホック形式や粘着方式などがある。キャップ
12は廃止してもよいが、使用前に針先4に触れないよ
うにするには装着しておくのが好ましい。
【0005】
【作用】刺入の際は、防護板5を一側縁3に沿って基板
1の上面側に折曲げた後、防護板5が基板1の内側にな
るように双方を中央に沿って上面側に折込む。防護板5
は滅菌ケースに封入する際に前もって基板1の上面側に
折込んでもよい。キャップが装着してある場合は、基板
1側を一方の手の指先で摘んで他方の指先でキャップ1
2を外して刺入する。防護板5は基板1の内側に折込ん
であるので、従来の翼状針と全く同様に刺入が行える。
刺入中は防護板5を針先4に接する側に折返してこれで
針先4の挿入された皮膚を覆っておくこともできる。そ
うすると、脱脂綿でのみ押さえて置く場合に比べて安定
性がよく、針先4が血管から外れ難い。
【0006】抜針の際は、一方の手の指先で基板1を摘
んで針先4を皮膚から引き抜く。続いて、針先4に被せ
た防護板5をその手の指先で中央に沿って針先4の側面
側に折り込み、そのまま防護板5の面同士を接合手段6
で接合する。以上の折込み動作は、針先4の刺入方向に
対しては一切行わないので、刺入の恐れがない。防護板
5は基板1と一体化されているので、針先4から抜け落
ちない。
【0007】
【発明の効果】翼状針の基板1の一側縁3に針先4の突
出寸法よりも長い防護板5を折曲げ自在に設けて、その
防護板5で針先4を両側面側から挟んだ状態で内側に閉
じ込めるので、刺入事故の恐れがない安全性に優れた翼
状針が提供できる。
【0008】
【実施例】
(実施例1)図1ないし図7は本発明に係る翼状針の実
施例1を示しており、これは翼状の基板1と、基板1の
幅方向中央に沿って設けた針本体2と、基板1の一側縁
3に沿って針先4の上方に連設した防護板5と、防護板
5の下面側に設けたホック形式の接合手段6とを備えて
いる。
【0009】基板1は、全体が軟質・透明の合成樹脂か
らなり、図3に示すように幅方向の中央に形成された折
込み溝9に沿って上面側と下面側に自在に折曲げること
ができる。針本体2は、直径が0.8mmの太さであり、針
先4を基板1の一側縁3から約20mm突出させた状態
で、基端側を基板1の中央に設けたボス部10に埋設し
てある。ボス部10の基端には透明のホース11が接続
されており、そのホース11が点滴用又は採血用の容器
に接続される。ボス部10の先端には直径が3mm、長さ
が約30mmの細長い透明のキャップ12を着脱自在に装
着した。
【0010】防護板5は、全体が軟質・透明の合成樹脂
からなり、幅方向の中央に設けた折込み溝13に沿って
上面側と下面側に自在に折込めるとともに、基板1の一
側縁3に沿ってその上面側に折曲げ自在である。防護板
5の大きさは、幅を基板1の幅と同じ30mm、針先4の
突出方向の長さを28mmにそれぞれ設定した。
【0011】接合手段6は、防護板5の下面の片側に形
成した突起15と、折込み溝13を隔てて他方に形成し
た掛止孔16からなり、防護板5を下面側に折曲げて突
起15と掛止孔16とを裏側から指先で押さえると、突
起15が掛止孔16を貫通状態で両側の面同士が接合す
る。
【0012】この翼状針は下記の態様で使用する。刺入
の際は、図4に示すごとく防護板5を一側縁3に沿って
基板1の上面側に折曲げた後、図5に示すごとく防護板
5が基板1の内側になるように双方を折込み溝9・13
に沿って折込む。防護板5は滅菌ケースヘ封入する際に
前もって基板1の上面側に折込んでおけば、使用時の折
込み手順が省略できる。
【0013】次に防護板5を内側に挟んだ状態で基板1
を摘み、他方の手の指先でキャップ12を外して刺入す
るが、防護板5が基板1の内側になるので、通常の翼状
針と同様に針先4が基板1の下面側に位置できる。した
がって、針先4を皮膚に対して浅い角度で、換言すれば
血管に沿う方向に刺入できる。刺入した位置で図4に示
すように基板1と防護板5を折返して拡げた後、図1に
示すごとく防護板5を針先4の上方に折返してこれをテ
ープで皮膚に固定する。針先4は脱脂面で押さえてもよ
いが、透明の防護板5で押さえておくと、防護板5を通
じて何時でも刺入箇所の確認が行えるだけでなく、患者
が腕を動かしても針先4が血管や皮膚を損傷し難い。
【0014】使用後は基板1のみを二つ折状態で摘んで
針先4を皮膚から引き抜き、針先4上に被さった状態に
ある防護板5を他方の手の指先で摘んでそのまま折込み
溝13に沿って下面側に折り込む。引き続いてその指先
で突起15と掛止孔16の裏側を相寄る方向に押さえて
両者を嵌合させた後(図6と図7参照)、その翼状針を
所定の回収容器に投棄する。
【0015】上記のように、翼状針を使用した後は、針
先4上に被せた防護板5を針先4に沿う方向に折曲げて
これで針先4を両側面から挟み、そのまま突起15を掛
止孔16に嵌合させるだけで安全かつ簡単に針先4を防
護板5内に閉じ込めることができるので、刺入事故が確
実に防止できる。キャップ12は再装着しても抜け落ち
ることがあるが、この翼状針の防護板5は基板1と一体
であり、抜け落ちることがないので、使用現場だけでな
く回収処分する際にも安全である。
【0016】(実施例2)図8は、基板1の一側縁3に
基板1と面一に防護板5を設けて、これを針先4の下方
側に配置してなる翼状針を示している。この場合は、防
護板5を基板1の下面側に折曲げて刺入し、抜針後に再
び針先4の下方に防護板5を折り返す。引き続いて防護
板5の両側を中央に沿って上面側に折曲げ、針先4を内
側に挟んだ状態で突起15を掛止孔16に嵌合させて針
先4を防護板5内に閉じ込める。
【0017】(実施例3)図9は、接合手段6の別実施
例を示している。これは、防護板5の中央を挟む両側の
面に突条20と凹溝21を交互に連続して形成し、対向
する突条20と凹溝21とを相互に嵌合させて両側の面
同士を接合させる場合である。
【0018】(別実施態様例)防護板5は、針先4を両
側から挟み込んで閉じ込める幅であればよいので、基板
1より小さくしてもよい。接合手段6は、針先4が接す
る面側に付着した接着テープなどの類でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】翼状針の斜視図である。
【図2】翼状針の縦断正面図である。
【図3】翼状針の横断正面図である。
【図4】翼状針の使用態様を示す斜視図である。
【図5】翼状針の使用態様を示す斜視図である。
【図6】翼状針の使用態様を示す横断正面図である。
【図7】翼状針の使用態様を示す斜視図である。
【図8】翼状針の別実施例を示す斜視図である。
【図9】接合手段の別実施例を示す左側面図である。
【図10】従来の翼状針を示す斜視図である。
【図11】従来の翼状針の使用態様を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 基板 2 針本体 3 一側縁 4 針先 5 防護板 6 接合手段 15 突起 16 掛止孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅方向の中央に沿って折曲げ自在な翼状
    の基板1と、基板1の一側縁3から針先4を突出させて
    基板1の中央に沿って設けられた針本体2とを備えた翼
    状針において、 基板1の一側縁3には、針先4の突出寸法よりも針先4
    の突出方向に長い防護板5が設けられており、 防護板5は、幅方向の中央および基板1の一側縁3に沿
    って折り曲げ自在であって、針先4に接する側の面に中
    央を挟む両側の面同士を相互に接合させる接合手段6を
    有していることを特徴とする翼状針。
JP4190016A 1992-06-23 1992-06-23 翼状針 Pending JPH067442A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4190016A JPH067442A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 翼状針

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JP4190016A JPH067442A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 翼状針

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JPH067442A true JPH067442A (ja) 1994-01-18

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ID=16250970

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JP4190016A Pending JPH067442A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 翼状針

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JP (1) JPH067442A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001023021A1 (fr) * 1999-09-27 2001-04-05 Jms Co., Ltd. Aiguille a injection a ailettes pourvue d'un capuchon protecteur
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