JPH0674408B2 - 航空機用除氷および着氷防止組成物 - Google Patents

航空機用除氷および着氷防止組成物

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JPH0674408B2
JPH0674408B2 JP62211533A JP21153387A JPH0674408B2 JP H0674408 B2 JPH0674408 B2 JP H0674408B2 JP 62211533 A JP62211533 A JP 62211533A JP 21153387 A JP21153387 A JP 21153387A JP H0674408 B2 JPH0674408 B2 JP H0674408B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、表面に施こした場合に、除氷および着氷防止
の両特性を示す水/グリコール組成物に関する。さらに
具体的には、本発明は、航空機の表面に施こされて、そ
の表面から氷および/または雪を除去することができ、
かつその表面上に残存して、氷および/または雪が蓄積
するのを防ぐことができ、さらに、航空機が離陸する間
に発生する力によってその表面から容易に除去される組
成物に関する。
[発明の背景] 航空機には、それらが比較的高い湿度、雨および/また
は雪の寒い天候の中で地上にある間に、それらの表面に
氷、霜および/または雪が蓄積しがちである。これらの
航空機の表面に氷、霜および/または雪が蓄積すると、
航空機の機能に悪影響を与えることになるので、その様
な蓄積物は離陸する前に航空機から除去すべきである。
エチレングリコール及び水を基剤とした物のような除氷
溶液が航空機の表面から氷、霜および/または雪を除去
するために従来から使用されてきた。これらの除氷組成
物はそれらの表面から蓄積された氷、霜および/雪を効
果的に除去することができるが、粘度が低いので、航空
機の表面からすぐに流れ落ちてしまう。したがって、こ
れらの除氷組成物は、航空機の表面にさらに霜および氷
が形成され、または雪が蓄積されるのを防ぐのに限りが
ある。
着氷防止液は、長時間にわたって表面上の霜および氷の
形成または雪の蓄積を防止するものである。着氷防止剤
は、一晩中霜の形成を防止するため、かつ悪天候での運
航中に、航空機がターミナルを出て離陸するまでにかな
りの時間的なずれを可能にする用途に用いるのが特に望
ましい。
着氷防止液を製造する一つの試みは、増粘剤を除氷液に
加えることである。増粘剤は着氷防止剤の粘度を増加さ
せるために意図され、それによって航空機の表面から流
れ落ちようとする除氷液の性向を抑える。多くの増粘剤
が世界中で市場に出されている。これらには、ヘキスト
社の「Kill−frost Anti-icing Barrier Compound」、
並びに「Aircraft De-icing Fluid 1704」および「SPCA
Aircraft De-icer 84」がある。ユニオンカーバイド社
は1968年にポリアクリレートを含有するエチレングリコ
ール系液、「UCON(TM)Antiicing Fluid E」を提案し
た。1969年に、ユニオンカーバイドヨーロッパは、増粘
剤として架橋ポリアクリル酸を含有する非ニュートン液
である、プロピレングリコール系製品、「Aircraft De-
icing Fluid 251」を開発した。
着氷防止液は多くの基準に適わなければならない。最も
重要な基準の一つは、着氷防止液が航空機の離陸中にそ
の表面から容易に除去されることである。この着氷防止
液を付与した後に沈澱が生じることなくかつ防止液のあ
る成分が蒸発する場合でさえ、航空機表面から除去され
るこの着氷防止液の能力は存在しなければならない。さ
らに、この液は、航空機の表面に保持されるに十分な粘
度を有しているにもかかわらず、なおその表面から除去
されるためにほとんど力を必要としないという点で異常
な流動学的特性を有すべきである。着氷防止液を提供す
るに当たり考慮すべき他の重要な点は、着氷防止液は通
常の噴霧装置を用いて付与することができるべきである
ということである。これらの噴霧装置は増粘された液に
圧力をかけるので、この液は過度の剪断不安定性であっ
てはならず、また付与手段によって粘性を失ってはなら
ない。流動学的特性の喪失は架橋ポリアクリレート増粘
剤を用いる着氷防止液を噴霧によって付与する間にしば
しば経験される。着氷防止液として増粘された液を使用
する場合の重要な点は液の貯蔵安定性である。例えば、
着氷防止液が貯蔵中にゲル化する傾向にある場合、この
着氷防止液を付与した時に、この防止液は航空機から効
果的に除去するには余りにも粘性過ぎ、またゲル化の結
果相分離を起こす場合、この着氷防止液は粘性を失い、
したがって所望の着氷防止特性をもたないかもしれな
い。
上記要求に加えて、良好な着氷防止剤は、特にアルミニ
ウム、非鉄金属、鋼、ガラスおよびアクリルシートに対
して多少の浸蝕または腐蝕活性も誘発すべきでない。着
氷防止液は氷、雪及び霜を早急かつ完全に溶解する結果
となる効果的な除氷剤でもあるべきであり、かつ航空機
の表面に付与された後密着した液膜をもたらすべき、す
なわち、着氷防止液は、それが接触する表面を濡らすべ
きである。最も有利なことには、着氷防止液は環境的に
受け入れられべきであり、植物および動物に最少限の害
しか与えてはならずかつ引火する危険性もほとんど持つ
べきではない。
模擬航空機翼に対する市販の着氷防止液を用いた最近の
試験によって、これらの着氷防止液が除氷(増粘されて
いない)液に比べてかなりの揚力損失を生じることが示
された。したがって、航空機用の着氷防止液にかなりの
改良する余地がある。
ウエスト(West)等の米国特許第2,373,727号は航空機
表面の氷の形成および/または蓄積を防止または減少す
る組成物を開示している。この組成物はゼラチン状物質
から成るゼリー基剤およびグリコール、グリセリンもし
くはそれらの類似物またはポリグリコールもしくはポリ
グリセリン、例えば、ジエチレングリコールまたはトリ
エチレングリコールならびに氷または水と不混和性であ
りかつ温度が10°F(約−12℃)に下がっても液体のま
まである。5〜20重量%の液体から成る。この不混和性
液は、石油潤滑油、ひまし油、松根油、合成油、水不混
和性アルコールおよび類似液のような精油を含む、鉱
油、植物油および動物油であると開示されている。ウエ
スト等は、アルカリ金属石鹸もしくは有機系石鹸、脂肪
酸、すなわちオレイン酸、ナフテネート、スルホン酸
塩、市販石鹸または一価アルコールのような分散剤を添
加することが必要であると述べている。ゼリー基剤は、
グリコールまたはグリセリンと熱可塑性ゼリー状物を形
成するゼラチン、グルー、石鹸またはガムのようないか
なる適切な物質からも製造できる。
ケーニッヒ−ルンマー(Koenig-Lummer)等の米国特許
第4,358,389号は、0.05〜1.5重量%の特定の架橋ポリア
クリレート、グリコール、水、パラフィン系炭化水素類
およびナフテン類を含有する混合基鉱油から成る0.05〜
1重量%の水不混和性成分、アルカリ金属アルキルアリ
ールスルホン酸塩から成る0.05〜1重量%の界面活性
剤、腐蝕防止剤および組成物のpHが約7.5〜10であるよ
うに、アルカリ金属炭酸塩、重炭酸塩および水酸化物な
らびにアミンから成る群から選択される少量の少なくと
も1種のアルカリ性化合物を含有する着氷防止組成物を
開示している。ケーニッヒ−ルンマー等は第5欄、第54
行で、次のように開示している。
「上記成分に加えて・・・、この剤は・・・適当な添加
剤、好ましくは酸化防止剤および有効量の多糖類、すな
わちガム(ガムはさらに別の増粘剤である)も含むこと
ができる。・・・多糖類は架橋ポリアクリレート、特に
上記した粘度限界の約1000〜5000mPasの範囲内である低
い方の範囲の粘度を有するものの流動学的特性に有利な
効果をもたらすことがわかった。好ましい多糖類は高分
子キサンタンガムのようなものである。」 ケーニッヒ−ルンマー等は、無機金属塩、脂肪酸のアル
カリ金属塩、所望によってアルコキシ化されたモノアル
キルアミンおよびジアルキルアミンならびにそれらの
塩、所望によってアルコキシ化されたアルカノールアミ
ンおよびそれらの塩、亜燐酸または燐酸のエステル、な
らびにトリアゾールから成る群に属するものを包含する
適切な腐蝕防止剤を開示している。
1983年5月5日に公開されたドイツ公開特許第3,143,05
9号は、20℃で100〜5000mPasの粘度を有する溶液を得る
ためにセルロースからなる増粘剤を用いる着氷防止組成
物を開示している。この組成物はアルカリアルカリール
スルホネートまたはオキシアルキル化脂肪アルコールで
ある界面活性剤、腐蝕防止剤および7.5〜10のpHにする
ための炭酸アルカリ、水酸化アルカリまたはアミンを含
んでいる。この特許は、この組成物が他の増粘剤、特に
ポリアクリレートまたはキサンタンガムを含んでもよい
と述べている。
Research Disclosure、1985、No.25246において、「航
空機用除氷剤(Aircraft De-icer)」と言う標題の寄稿
者が特定されていない報文は、水および/またはグリコ
ールを添加することができる航空機用濃縮着氷防止剤を
記載している。この濃縮着氷防止剤は二主成分としての
水及び凍結防止剤;アルキル、ヒドロキシアルキルおよ
びカルボキシアルキルのようなセルロース誘導体、セル
ロースエーテルおよびセルロースの混合エーテル、架橋
および未架橋ポリアクリレート、キサンタンガム、デン
プンおよびデンプン誘導体ならびにグアーから成る群か
ら選択される、5重量%までの増粘剤(これらの増粘剤
のうちポリアクリレートを除くすべてが補助増粘剤とし
ても作用することが可能である);所望によって水不混
和性化合物と併用される活性量の界面活性剤;例えば、
カーボネート、ホスフェート、シリケート、アミン、エ
タノールアミンおよびベンゾトリアゾールのような通常
の腐蝕防止剤;ならびにこの着氷防止剤のpH値が所望の
アルカリ範囲内であるに十分なアルカリから成る。上記
の界面活性剤はポリアルキレングルコール、アルコール
のポリアルキルしゅう酸エステル、カルボン酸、アミン
およびアミド、オレフィン界面活性剤、脂肪アルコール
硫酸エステルならびにアルキルベンゼンスルホネートか
ら成る群から選択され、かつ上記水不混和性化合物は脂
肪アルコール、脂肪酸エステル、脂肪酸アルカノールア
ミド、鉱油、アルキルフェノールおよびアルキルベンゼ
ンから成る群から選択される。
キサンタンガムの剪断安定特性は公知のポリマーが持っ
ている最も良好な剪断安定特性に匹敵する。しかしなが
ら、キサンタンガムは、着氷防止液においては望ましく
ないゲル化を非常に生じやすい。例えば、向上された原
油回収分野において、キサンタンガム溶液のゲル化は破
砕液として使用するためにある種の金属イオンを用いる
ことによって容易に誘発することができる。ゆえに、キ
サンタンガムを着氷防止液中で使用するのに適するよう
にするために、キサンタンガムがかなりの貯蔵安定性を
有する液組成物が実際に使用する際に必要である。
[発明の概要] 本発明の除氷および着氷防止組成物は連続相と不連続相
を有する微細乳濁液と組成物の残分とから成る。前記連
続相は (a)前記組成物の全重量に基づいて5〜85重量%のグ
リコールと (b)前記組成物の全重量に基づいて5〜95重量%の水
とから成る。
前記不連続相は前記組成物の全重量に基づいて0.1〜2.5
重量%の10〜18個の炭素原子を有するカルボン酸から成
る水不溶性油からなり、しかしてこの水不溶性油は、少
なくとも1種の他の水不溶性油が存在する場合には、前
記組成物の全重量に基づいて5.0重量%までであってよ
い。前記組成物残分は (c)天然および合成ガム、セルロースエーテル、カル
ボキシメチルセルロース並びにヒドロキシエチルセルロ
ースから成る群から選択される、前記組成物の全重量に
基づいて0.05〜10.0重量%の増粘剤、 (d)前記水不溶性油の濃度の0.1〜100倍の量で存在す
る、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤およびそ
れらの混合物から成る群から選択される乳化剤、および (e)前記組成物の全重量に基づいて0.1〜2.5重量%の
アルカノールアミン類から成る。前記組成物は6〜10の
pHを有する。
[発明の詳細な説明] 本発明の組成物は微細乳濁液状である。「微細乳濁液」
と言う用語は、組成物が透明に見えるが、閉塞された相
(すなわち、不連続相)がなお光を屈折すると確言する
ことができるエマルジョンを意味する。一般に、閉塞さ
れた相は0.5ミクロン以下の液滴径を有し、たいがいの
場合、この閉塞相はミセルから成る。
本発明の有益な組成物は優れた除氷および着氷防止特
性、剪断安定性ならびに0℃以下、例えば、−20℃の温
度でさえ航空機が離陸している間に航空機の表面から容
易に除去される流動学的特性を有する。さらに、この組
成物は表面に施こされた後の水の良好な耐蒸発性、およ
び、特にキサンタンガムから成る増粘剤を使用する組成
物での、良好な貯蔵安定性を示す。
本発明の組成物は水とグリコールとから成る連続相を特
徴としている。この連続相は水/グリコール相が連続し
て微細乳濁液のすべての部分にわたって延在しているこ
とを意味する。この水とグリコールとの組合せは組成物
の全重量に基づいて25〜95重量%の水濃度で変えること
ができる。本発明の除氷および着氷防止組成物の好まし
い水の濃度範囲は全組成物の40〜50重量%である。
本発明の組成物に有効なグリコール類は除氷用に以前か
ら提案されたものを含む。代表的には、それらにはエチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、プロピレングリコール(1,2−プロパンジ
オールおよび1,3−プロパンジオール)、ジプロピレン
グリコール、グリセリンおよびそれらの混合物がある。
例えば、米国特許第2,373,727号、第3,940,389号および
第4,358,389号を参照せよ。
本発明の組成物の不連続相を形成する油には、それらに
限定されないが、鉱油のような非極性および部分的に極
性の脂肪族および芳香族油、パラフィン油、シリコン
油、プロピレンオキサイド/エチレンオキサイド共重合
体ならびに硫酸化、スルホン化、燐酸化およびホスホン
酸化油等がある。ゆえに、これらの油には10〜18個の炭
素原子を有するもののような部分的に極性のカルボン酸
が含まれる。これらのカルボン酸は本発明の水不溶性油
の少なくとも一部を成しており、全組成物に基づいて約
0.1〜2.5重量%の量で供給される。このカルボン酸は通
常ミセルの微細乳濁液を構成している。さらに別の水不
溶性油を添加すると、一般的には、ミセルの大きさを増
大することになる。この水不溶性油は合計で全組成物に
基づいて約5重量%までの量である。しかして、カルボ
ン酸以外の油を使用する場合、それらは全組成物の少な
くとも約0.01重量%の量で存在するのが好ましい。本発
明の組成物の連続相成分との微細乳濁液中に存在するこ
の様な油の量は組成物の全重量に基づいて0.01〜5.0重
量%の範囲であるべきである。好ましい範囲は組成物の
全重量に基づいて0.1〜1.0重量%である。
本発明の組成物の着氷防止特性を改良するために本発明
で有効な水溶性増粘剤には、デンプン類、変性デンプン
類、デンプン誘導体、並びに天然および合成ガム、セル
ロースエーテル、カルボキシメチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、メチルセルロースおよびそれら
の誘導体、エチレンオキサイド/プロピレンオキサイド
共重合体、ポリビニルアルコールならびにそれらの関連
生成物がある。キサンタンガムは好ましい増粘剤であ
る。この様な増粘剤の量は組成物の全重量に基づいて0.
05〜10.0重量%の間で変えることができる。好ましい範
囲は組成物の全重量に基づいて0.05〜5重量%である。
本発明の組成物に使用される乳化剤には、オルガノホス
フェート、ホスホネート、サルフェート、及びスルホネ
ート、並びに脂肪酸塩のような陰イオン界面活性剤並び
にアルコール、フェノール、アミン、脂肪酸およびそれ
らのアルコキシル化誘導体のような非イオン界面活性剤
等がある。上記陰イオンおよび非イオン界面活性剤は単
独でまたは好ましくは少なくとも2種の界面活性剤を組
み合わせて使用して、微細乳濁液の形成を促進すること
ができる。所望の微細乳濁液を形成するための乳化剤の
量は重量濃度で組成物中に存在する水不溶性油の0.1〜
約100倍である。好ましい範囲は重量濃度で油の約2〜2
0倍である。
本発明の組成物は、この除氷および着氷防止組成物が冬
期の数か月間北の地方の格納庫ではどこでも経験する凍
結温度下で貯蔵された場合でさえ貯蔵安定性、透明性お
よび流動特性を保持するように、ブレンドされて、微細
乳濁液となる。微細乳濁液は油を水溶液中に微細液滴状
に分散させることを特徴としているので、これらの液滴
は可視光の波長より小さく、したがってこの微細乳濁液
は透明に見える。微細乳濁液を製造する方法は、教本
「微細乳濁液の理論および実践(Microemulsion Theory
and Practice)」、レオン・エム・プリンス(Leon M
Prince)編集(アカデミック・プレス社発行、1977)に
おいて十分に記載されている。
本発明の除氷および着氷防止組成物は、6〜10のpHを有
しているべきであるが、好ましい範囲は7〜9である。
このpHにするために緩衝液を組成物中に入れることがで
きる。それらに限定するものではないが、適切な緩衝液
としては、ボレート、ホスフェート、カーボネート、ベ
ンゾエートおよびそれらの混合物がある。使用する場
合、その様な緩衝液は全組成物の0.1〜2.0重量%の量で
使用される。
特に望ましい少量の添加剤の一つは組成物中に使用され
たかなりの量の乳化剤に鑑みて脱泡剤である。任意市販
の脱泡剤または消泡剤を使用することができるが、特に
好ましい脱泡剤は「SAG」の商標名で販売されているユ
ニオンカーバイド社のシリコーン系脱泡剤である。この
脱泡剤の使用量は全組成物に基づいて0.05〜0.5重量%
の範囲であるのが好ましい。
本発明の組成物の着氷防止特性は次の手順を用いて測定
することができる。88:12の比率のエチレングリコール
と水との混合物を、その公知着氷防止特性の理由により
参照材料として使用する。−8℃の固化条件および1.08
mm/時の降水量で、参照材料を測定して、15分間の着氷
防止時間を得た。
実際に比較するために、上記参照材料および本発明の組
成物の両方を−20℃に冷却した2枚の別々のアルミニウ
ム板の表面に施こした。次に、霧状の凍結用水を、霜の
形成が両方に生じるまで両表面に噴霧した。その経過時
間を記録した。参照材料の15分間の着氷防止時間に基づ
いて、本発明の組成物の防止時間を計算することができ
た。
いかなる組成物の着氷防止時間も温度および降水量の関
数として変化したが、1dyne/cm2の降伏値の除氷および
着氷防止液は上記した温度および降水量下で約2時間の
着氷防止時間を得ることが概算された。降伏値はその静
止状態から液の流れを開始するのに必要な最小量の力と
して定義される。一般に、それはブルックフィールドLV
T粘度を用いることによって概算することができる。
次に、本発明の除氷および着氷防止組成物を実施例を挙
げて説明するが、これらは本発明の範囲を限定するため
のものではない。
実施例1 除氷および着氷防止組成物を製造するためにエチレング
リコール、水および鉱油を他の成分と共に70℃までの温
度で激しく混合することによって、本発明の微細乳濁液
組成物を調製した。微細乳濁液を室温(25℃)までゆっ
くり放冷した。得られた生成物は透明で鮮やかな外観を
有し、組成物の全重量に基づいて次の重量%で各成分を
含有していた。
(a) エチレングリコール 84.0% (b) 燐酸水素二カリウム 2.0% (c) キサンタンガム 0.1% (d) 水 6.9% (e) 白色鉱油(10cst) 1.0% (f) 10〜18個の炭素原子を有するカルボン酸 1.5% (g) トリエタノールアミン 1.5% (h) HLB5〜14の非イオン界面活性剤混合物 3.0% 実施例2 次の各成分の相乗性を実証するために微細乳化剤を調製
した。表示されたパーセントは組成物の全重量に基づく
重量%である。
(a) エチレングリコール 40.0% (b) ジエチレングリコール 14.0% (c) 水 41.7% (d) 燐酸水素二カリウム 2.0% (e) キサンタンガム 0.1% (f) 鉱油 0.25% (g) 10〜18個の炭素原子を有するカルボン酸 1.0% (h) トリエタノールアミン 0.7% (i) HLB5〜14の非イオン界面活性剤混合物 0.25% (f)〜(i)の成分を含まない除氷および着氷防止剤
の−5℃での降伏値は0.14dyne/cm2であったが、上記成
分をすべて含有する組成物は同一温度条件で1.0dyne/cm
2の降伏値を得た。このことはキサンタンガムと微細乳
濁液との相乗効果によって流動学的特性がかなり改善さ
れたことを意味する。
実施例3 シリコーン油を含有する除氷および着氷防止組成物を次
の成分を混合して微細乳濁液にすることによって製造し
た。ここに表示した量も組成物の全重量に基づく重量%
である。
(a) エチレングリコール 40.0% (b) ジエチレングリコール 14.0% (c) 水 41.4% (d) キサンタンガム 0.1% (e) トリルトリアゾール 0.2% (f) 10〜18個の炭素原子を有するカルボン酸 1.0% (g) トリエタノールアミン 1.0% (h) HLB5〜14の非イオン界面活性剤混合物 1.0% (i) 水酸化カリウム 0.3% (i) ジメチルポリシロキサン(10〜20cst)1.0% この組成物は実施例2におけるのと実質的に同様な降伏
値を有していた。
実施例4 ジメチルポリシロキサンの代りに、0.25重量%の300SUS
粘度を有するプロピレンオキサイドをベースとする合成
油を使用することによって、実施例3で調製した試料と
同様な除氷および着氷防止組成物を得ることができた。
この組成物は実施例2におけると同程度の相乗的増粘性
を得た。
実施例5 陰イオン界面活性剤を含有する他の組成物を次の成分を
混合して微細乳濁液にすることによって製造した。
(a) エチレングリコール 36.0% (b) ジエチレングリコール 18.0% (c) 水 42.27% (d) 水酸化カリウム 0.3% (e) トリルトリアゾール 0.2% (f) キサンタンガム 0.13% (g) 10〜18個の炭素原子を有するカルボン酸 1.0% (h) トリエタノールアミン 1.0% (i) アリールアリキルスルホン酸ナトリウム 0.5% (j) 燐酸エステル600陰イオン界面活性剤 0.5% (k) 鉱油 0.1% −5℃でブルックフィールド粘度に基づいて計算した降
伏値は1.26dyne/cm2であった。
実施例6 微細乳濁液の剪断安定性が増大することを実証するため
に、組成物の全重量に基づいて次の重量%の各成分を用
いて17.0dyne/cm2の比較的高い降伏値を有する除氷およ
び着氷防止組成物を製造することができた。
(a) エチレングリコール 36.0% (b) ジエチレングリコール 18.0% (c) 水 41.95% (d) 水酸化カリウム 0.3% (e) トリルトリアゾール 0.2% (f) キサンタンガム 0.3% (g) 10〜18個の炭素原子を有するカルボン酸 1.0% (h) トリエタノールアミン 1.0% (i) HLB5〜14の非イオン界面活性剤混合物 1.0% (j) 鉱油 0.25% ブルックフィールド反転ミキサーを用いて、3500rpmで
5分間剪断した場合、この組成物の降伏値は14.4dyne/c
m2に下がったが、微細乳濁化されていない組成物は僅か
に12dyne/cm2の降伏値しか得られなかった。
実施例7 キサンタンガム以外の水溶性重合体を用いる相乗的増粘
性を実証するために、組成物の全重量に基づいて次の重
量%の各成分を微細乳濁化することによっても、同様な
組成物を製造することができた。
(a) エチレングリコール 40.0% (b) ジエチレングリコール 14.0% (c) 水 41.65% (d) 水酸化カリウム 0.3% (e) ベンゾトリアゾール 0.2% (f) カルボキシメチルセルロース 0.5% (g) 10〜18個の炭素原子を有するカルボン酸 1.0% (h) トリエタノールアミン 1.0% (i) HLB5〜14の非イオン界面活性剤混合物 1.0% (j) 鉱油 0.35% (g)〜(j)の成分を含有しない組成物の−18℃での
降伏値は0であった。一方、(g)〜(j)の成分を含
有する組成物は0.40dyne/cm2の降伏値を得た。要する
に、鉱油、カルボン酸および他の成分を有する微細乳濁
液を使用することによって、水/グリコール溶液中の重
合体に所望の流動学的特性を与えることになる。
次の表は、所望の除氷および着氷防止特性ならびに剪断
安定性および貯蔵安定性をともなう有利な流動学的特性
を有する本発明のさらに別の組成物を示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続相と不連続相を有する微細乳濁液と組
    成物の残分とから成る除氷および着氷防止組成物であっ
    て、前記連続相が (a)エチレングリコール、ジエチレングリコール、ト
    リエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロ
    ピレングリコール、グリセリンおよびそれらの混合物か
    ら成る群から選択される、前記組成物の全重量に基づい
    て5〜85重量%のグリコールと (b)前記組成物の全重量に基づいて5〜95重量%の水
    とから成り、 前記不連続相が前記組成物の全重量に基づいて0.1〜2.5
    重量%の10〜18個の炭素原子を有するカルボン酸より成
    る、前記組成物の全重量に基づいて5.0重量%までの水
    不溶性油からなり、 前記組成物の残分が (c)天然および合成ガム、セルロースエーテル、カル
    ボキシメチルセルロース並びにヒドロキシエチルセルロ
    ースから成る群から選択される、前記組成物の全重量に
    基づいて0.05〜10.0重量%の増粘剤、 (d)前記水不溶性油の濃度の0.1〜100倍の量で存在す
    る、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤およびそ
    れらの混合物から成る群から選択される乳化剤、および (e)前記組成物の全重量に基づいて0.1〜2.5重量%の
    アルカノールアミン類から成り、かつ前記組成物が6〜
    10のpHを有することを特徴とする組成物。
  2. 【請求項2】(a)前記グリコールが前記組成物の全重
    量に基づいて40〜60重量%の量で存在し、 (b)前記水が40〜50重量%の量で存在し、前記水不溶
    性油が0.1〜1.0重量%の量で存在し、 (c)前記増粘剤が0.1〜5.0重量%の量で存在し、かつ (d)前記乳化剤が前記水不溶性油の重量の2.0〜20.0
    倍の濃度で存在する特許請求の範囲第1項記載の組成
    物。
  3. 【請求項3】前記水不溶性油が鉱油から成る特許請求の
    範囲第2項記載の組成物。
  4. 【請求項4】前記増粘剤がキサンタンガムから成る特許
    請求の範囲第2項または第3項記載の組成物。
  5. 【請求項5】前記乳化剤が非イオン界面活性剤から成る
    前記特許請求の範囲のいずれか1項に記載の組成物。
  6. 【請求項6】前記非イオン界面活性剤が5〜14のHLBを
    有している特許請求の範囲第5項記載の組成物。
  7. 【請求項7】7〜9のpHを有する前記特許請求の範囲の
    いずれか1項に記載の組成物。
  8. 【請求項8】脱泡剤をさらに含有する前記特許請求の範
    囲のいずれか1項に記載の組成物。
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