JPH0674392A - 給油潤滑装置の点検予測方法 - Google Patents

給油潤滑装置の点検予測方法

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JPH0674392A
JPH0674392A JP22991092A JP22991092A JPH0674392A JP H0674392 A JPH0674392 A JP H0674392A JP 22991092 A JP22991092 A JP 22991092A JP 22991092 A JP22991092 A JP 22991092A JP H0674392 A JPH0674392 A JP H0674392A
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JP
Japan
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oil
amount
tank
inspection
discharge
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JP22991092A
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English (en)
Inventor
Nobuhiko Takubo
宣彦 田窪
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FUOOGERU JAPAN KK
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FUOOGERU JAPAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給油用潤滑ユニットの油漏れや配管詰りの点
検時期を正確に知ることができるようにする。 【構成】 オイルタンク21に油量の上限と下限を検出
するフロートスイッチA、Bを設け、両フロートスイッ
チA、B間の有効油量全量の吐出回数を計数し、1回目
の吐出回数を初期値とし、2回目以後の各回ごとの吐出
回数を初期値と比較することにより、吐出回数に増減が
生じれば、油漏れや配管詰りの点検時期を予測すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工作機械に潤滑油を
間歇給油する給油潤滑装置の点検予測方法に関する。
【0002】
【従来の技術】各種工作機械の回転部分や摺動部分に対
する潤滑は、適当な間隔で潤滑油を定量供給する間歇給
油システムが経済的に優れている。
【0003】上記のような間欠給油に使用されている従
来の給油用潤滑ユニットは、図5に示すように、潤滑油
を収納するオイルタンク1の上部開口を機器搭載用のケ
ーシング2で閉鎖し、このケーシング2の下面側にポン
プ3をオイルタンク1内の下部に位置するようフランジ
チューブ4を介して取付け、ケーシング2の上面にポン
プ3を駆動するモータ5を固定している。
【0004】上記フランジチューブ4の油路の途中に、
潤滑油吐出を制御するのに必要な過圧安全弁6、脱圧弁
7、圧力スイッチ8が設けられ、この油路の端部とケー
シング2の上面外周に設けた吐出口9とを合成樹脂管1
0で接続し、この合成樹脂管10をオイルタンク1内に
収納している。
【0005】また、ケーシング2の上面に、各機器を電
気的に制御して間欠給油の吐出及び休止をコントロール
するコントローラ11が固定され、このコントローラ1
1と圧力スイッチ8がコード12で接続され、更にケー
シング2の外側面に設けた電線接続口13とコントロー
ラ11が配線によって電気的に接続され、ケーシング2
の上面に取付けた機器やコントローラ11は、ケーシン
グ2に着脱可能となるよう取付けたキャップ14によっ
て覆われている。
【0006】なお、ケーシング2には、給油口キャップ
15や図示省略したが油面検出用のフロートスイッチ、
圧力計等が取付けられる。
【0007】上記のような潤滑ユニットは、コントロー
ラ11に設定した休止時間の経過ごとにモータ5を一定
時間駆動し、ポンプ3で潤滑油を吸い上げて吐出口9に
送り出す間歇給油を行うものである。
【0008】ところで、工作機械の回転部分や摺動部分
に対する潤滑油の給油量は常に一定量を確保しなければ
ならないが、潤滑システムにおいてはその使用中に油漏
れや配管目詰まり等が発生することがあり、このような
事態が生じると潤滑が十分に行なえなくなり、工作機械
の損傷をまねくため、潤滑システムの定期的な点検が必
要になる。
【0009】従来、潤滑ユニット全体の点検は、配管の
目視検査による油漏れの検出以外に有効な手段はなかっ
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来の潤滑
システムにおいては、油漏れや配管の目詰まり等を確実
に予測することができず、工作機械への給油不足が発生
するという問題がある。
【0011】そこでこの発明は、潤滑システムの油漏れ
や配管の目詰まり等を簡単かつ正確に予測することがで
き、工作機械への給油不足の発生を未然に防止すること
ができる潤滑給油装置の点検予測方法を提供することを
課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、潤滑部分へ間歇的に定時間給油
するオイルを収納するオイルタンクに、タンク内油量の
上限と下限を検出する検出器を設け、オイルタンク内油
量の上限と下限の間を有効油量とし、この有効油量の全
量を吐出するように要した初回の間歇吐出回数を計数し
てこれを初期値として記憶し、2回目以後の各回におけ
る有効油量の吐出回数を初期値と比較することにより配
管ラインの点検時期を予測する構成を採用したものであ
る。
【0013】
【作用】オイルタンク内に充填したオイル量の上限と下
限を検出器によって検出し、この上限と下限の間の油量
を有効油量とし、初回の給油において、有効油量の全量
を吐出するに要した吐出回数を計数し、これを初期値と
して記憶し、2回目以後の各回におけるタンク内へのオ
イル充填と吐出を行なうときに有効油量の吐出回数を検
出し、各回の吐出回数を初期値と比較し、初期値に対し
て吐出回数に増減が生じれば、油漏れや配管目詰まりが
発生したことがわかる。
【0014】
【実施例】以下この発明の実施例を添付図面の図1乃至
図4に基づいて説明する。
【0015】図1は潤滑給油装置の概略構造を示し、オ
イルタンク21の上部開口を閉鎖するケーシング22に
ポンプを駆動するモータ27と、コントローラ37と、
タンク内油量の上限を検出する上限フロートスイッチA
と、タンク内油量の下限を検出する下限フロートスイッ
チBと、タンク21内にオイルを充填するための給油口
キャップ29とが設けられ、ポンプの吸い込み口23a
は下限フロートスイッチBよりも下方に位置し、ポンプ
で吸引されたオイルは配管51と分配器52を会して工
作機械に分配吐出される。
【0016】前記タンク21内の油量において、上限フ
ロートスイッチAの作動高さと下限フロートスイッチB
の警報信号発生高さの範囲が有効油量となり、下限フロ
ートスイッチBは警報信号発生位置から更に油面が下降
すると潤滑給油装置と機械を非常停止させることにな
る。
【0017】潤滑給油装置において、全体の油漏れや配
管目詰まり等を予測するために、前記有効油量の全量を
吐出するに要した間歇吐出回数を計数及び比較すること
によって行なわれ、吐出回数は、ポンプ運転回数、圧力
センサによる昇圧回数、流量センサによるオイル流動回
数等によって検出でき、吐出回数はコントローラ37に
入力され、有効油量の各回の全量吐出ごとに計数積算さ
れ、コントローラ37の画面上に現在の回数値が表示さ
れる。
【0018】図2乃至図4は潤滑給油装置の具体的な構
造を示している。
【0019】図2と図3のように、オイルタンク21の
上部開口を機器搭載用のケーシング22で閉鎖し、この
ケーシング22の下面側にポンプ23とフロートスイッ
チ24、脱圧弁25、過圧安全弁26を設け、上面には
ポンプ23を駆動するモータ27と圧力スイッチ28、
給油口キャップ29、圧力計30等が取付けられ、モー
タ27や圧力スイッチ28等はケーシング22上に着脱
可能となるよう取付けたキャップ31内に納まってい
る。
【0020】上記ポンプ23は、ギアポンプを用い、オ
イルタンク21内の下部に位置するようフランジチュー
ブ32を介してケーシング22の下部に取付けられ、こ
のフランジチューブ32には図示省略したが、モータ2
7によってポンプ23を駆動するための回転軸が収納さ
れ、更にポンプ23で吸い上げた潤滑油の通路33が形
成されている。
【0021】前記ケーシング22には図4に示すよう
に、両端が吐出口34、34となる油路35が設けら
れ、この油路35とフランジチューブ32の通路33を
つなぐ接続用油路36の途中に脱圧弁25と過圧安全弁
26が設けられ、圧力スイッチ28と圧力計30はケー
シング22の油路35と接続されている。
【0022】上記のように、ポンプ23と吐出口34、
34を接続する油路35及び接続用油路36をケーシン
グ22に直接設けることにより、油路の構成がパイプレ
スとなる。
【0023】前記キャップ31の上部にコントローラ3
7が設けられ、キャップ31の外面に位置する操作パネ
ル38には、間欠給油の休止時間をディジタル表示する
表示部39と、休止時間を調整する設定つまみと、制御
に必要なスイッチや表示灯類が取付けられ、キャップ3
1を外すことなく間欠給油の条件が確認及び設定でき
る。
【0024】上記コントローラ37とケーシング22の
一方端部に設けた電線接続口40とを電気的に接続する
ため、ケーシング22上でキャップ31により覆われた
位置に、両者を接続するコネクター41、42の一方が
設置され、コネクター41、42の接続を分離すること
によりキャップ31の取外しを可能にしている。
【0025】前記吐出口34、34に機械への給油配管
を接続し、かつ電線接続口40に電源を接続した状態で
コントローラ37の始動スイッチをオンすれば、予め設
定した休止時間の経過ごとにモータ27が一定時間起動
し、ポンプ23で吸い上げた潤滑油を吐出口34又は3
4へ圧送し、機械の回転部分や摺動部分に潤滑油を間欠
給油する。
【0026】このような具体的な構造を採用すると、オ
イルタンクの上部開口を閉鎖するケーシングに、ポンプ
と吐出口をつなぐ油路をパイプレスに形成したので、油
路の形成に合成樹脂管の使用が省け、オイルタンク内の
合成樹脂管によって生じた問題をことごとく解消するこ
とができる。
【0027】また、キャップにコントローラを取付けた
ので、給油条件の確認や設定がキャップを取外すことな
く行えるようになる。
【0028】上記潤滑油装置の点検予測を行なうには、
タンク21内にオイルを上限フロート作動高さ以上に充
填した状態で間歇給油を繰返し行ない、数回の吐出後に
油面が上限フロート作動位置まで降下した時点から吐出
回数の計数を開始し、吐出の繰返しによって油面が下限
フロートスイッチBの警報信号位置まで降下した時点で
計数を終了する。
【0029】従って、有効油量の全量を吐出するに要す
る吐出回数を計数し、これをコントローラ37に記憶す
る。
【0030】潤滑給油装置において、第1回目の有効油
量の全量吐出に要した吐出回数を初期値として記憶す
る。なぜならば、第1回目の吐出は、配管に油漏れや目
詰まりのない状態で給油が行なわれていると判断する。
【0031】2回目以後の吐出については、その都度タ
ンク21内にオイルを補充すると共に、2回目以後も各
回ごとに有効油量の吐出回数を計数してコントローラ3
7に記憶し、セレクトボタンを押すか、自動的に1サイ
クルごとに初期値との比較を行なう。
【0032】2回目以後の吐出回数が初期値の吐出回数
に対して増減していれば、1回の吐出ごとに量的に変化
が生じていたことになり、このことは油漏れや配管詰り
が発生したことになり、従って2回目以後の吐出回数が
初期値と異なれば、油漏れや配管目詰まり等の点検時期
を予測できる。
【0033】なお、コントローラ37は、初期値と2回
目以後の吐出回数との比較において、許容範囲を越える
差が生じた場合、潤滑点検信号又は異常信号を発生させ
るようになっている。
【0034】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、給油
用潤滑ユニットの油漏れや配管の目詰まりを確実に検出
し、ユニットの点検時期を予測することができ、従っ
て、工作機械に対する潤滑油供給の不足発生を未然に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】給油潤滑ユニットの概略構造を示す正面図
【図2】給油用潤滑ユニットの具体的な構造を示す要部
切欠正面図
【図3】キャップを除いた同上の平面図
【図4】図3の矢印IV−IVに沿う要部の拡大断面図
【図5】従来の給油用潤滑ユニットを示す縦断面図
【符号の説明】
21 オイルタンク 22 ケーシング 23 ポンプ 27 モータ 31 キャップ 35 油路 37 コントローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潤滑部分へ間歇的に定時間給油するオイ
    ルを収納するオイルタンクに、タンク内油量の上限と下
    限を検出する検出器を設け、オイルタンク内油量の上限
    と下限の間を有効油量とし、この有効油量の全量を吐出
    するように要した初回の間歇吐出回数を計数してこれを
    初期値として記憶し、2回目以後の各回における有効油
    量の吐出回数を初期値と比較することにより配管ライン
    の点検時期を予測することを特徴とする給油潤滑装置の
    点検予測方法。
JP22991092A 1992-08-28 1992-08-28 給油潤滑装置の点検予測方法 Pending JPH0674392A (ja)

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