JPH0674371U - 計測記録用紙の収納ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立が簡単にでき、記録用
紙を収納する作業も容易にでき、ほこり等の汚れから守
り、且つ、用紙の種類を透視できる収納ケースであっ
て、使用時には、記録用紙を一枚ずつ容易に取り出すこ
とができ、使用後は、用紙の形状に関わらず、そのま
ま、記録紙の種類を特定してファイルして保存しておく
ことができる。 【構成】 裏枠３と表枠４を一辺枠５
を介して連結したケース本体２に、所定枚数の記録用紙
１を収納し、外周部を少なくとも一部が透孔、透明もし
くは半透明の透視可能部からなるカバー部材８で被覆し
てなる計測記録用紙の収納ケース。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、自記温度計、湿度計、気圧計等に使用する計測記録用紙等の収納ケ ースに関する。

【従来の技術】

自記温度計、湿度計、気圧計等の計測記録用紙等は、１年分等の一定計測期間 に必要な枚数を一括して束ねて販売し、使用するとき一枚ずつ記録計に装着して 使用して、使用後には一枚ずつファイルして保存するものであるから、従来は、 １年分等の用紙を箱型のケースに収納して販売していた。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題】

従来の箱型の収納ケースは、その製造、加工、組立が面倒であるのみならず、 箱内に数十枚の記録用紙を収納する作業も容易でない課題があり、且つ、自記温 度計、湿度計、気圧計等の計測記録用紙等は、形状が多様、独特であるため市販 の規格化されたファイル等に納まらないので、１年間の記録用紙は専用のファイ ルを個々別々に用意して保存し、提出しなければならない課題があった。

【課題を解決するための手段】

そこで、本考案は、裏枠と表枠を一辺枠を介して連結したケース本体に、所定 枚数の記録用紙を収納し、その外周部を少なくとも一部が透孔、透明もしくは半 透明の合成樹脂フィルム、ビニール袋、セロファン紙、合成樹脂製又は紙製の網 又は帯等の透視可能部からなるカバー部材で被覆してなる計測記録用紙の収納ケ ースを提供しようとするものである。

【０００３】

【作用】

本考案に係るケース本体は、裏枠と表枠を一辺枠を介して連結した構造である から、その製造、加工、組立が簡単にでき、その間に記録用紙を収納する作業も 容易にでき、且つ、その外周部を少なくとも一部が透孔、透明もしくは半透明の 透視可能部からなるカバー部材で被覆することによって、簡単に、記録紙をほこ り等の汚れから守り、且つ、用紙の種類を透視できる販売、展示に適した計測記 録用紙の収納ケースを完成することができると共に、使用時には、カバー部材を 取り去れば、表枠を開いて記録用紙を一枚ずつ容易に取り出すことができ、使用 後の記録用紙は、用紙の形状が特殊であったとしても、そのまま、ケース本体に 収納することで、記録紙の種類を特定してファイルして保存しておくことができ る。

【０００４】

【実施例】

以下図示する実施例により本考案に係る計測記録用紙の収納ケースを詳細に説 明すると、１は、自記温度計、湿度計、気圧計等の計測記録用紙であり、その形 状、即ち、幅と長さは計測目的によって様々である。一般には、１枚一週間で１ 年分であれば、５０数枚を一括して、また、１枚一日で１月分であれば、３０数 枚を一括してケース本体２に収納して販売することとなる。ケース本体２は、実 施例の場合、記録用紙の大きさと同等もしくはやや大きい腰の強い厚紙等からな る裏枠３と表枠４を一辺枠５を介して連結した構造からなる。実施例の場合、裏 枠３及び表枠４と一辺枠５との境界には折曲げ線部６が設けてあると共に、一辺 枠５の近傍の裏枠３及び表枠４には、容易に孔開けができるように切取線を施し たファイル孔７が一定間隔で設けてある。ケース本体２には、収納する計測記録 用紙に対応した文字、模様、色彩等が適宜施してある。記録用紙１を収納した後 のケース本体２は、図２のように薄い箱型になるが、その外周部は、少なくとも 一部が透孔、透明もしくは半透明の透視可能部からなるカバー部材８で被覆して ある。実施例の場合、カバー部材８は、全体が透明又は半透明の合成樹脂フィル ム、セロハン紙、ビニール袋等からなるが、前述の如く、ケース本体２の文字、 模様又は色彩が外部から一目で分かるような透視窓等からなる透視可能部を有す る包装材であればよい。また、ケース本体２の表面が一部露出する網状又は帯状 のものであっても本考案のカバー部材８に含まれることとなる。

【０００５】 上記の構成からなる本考案に係る計測記録用紙の収納ケースによれば、ケース 本体２の内側に、図３のように記録用紙１を載置し、図２のように、閉じてその 外周部にカバー部材８を被覆することによって、簡単に、収納ケースが完成する 。また、使用する際には、カバー部材８を取り除けば、図３のように、表枠４を 開いて一枚ずつ取ることができ、記録用紙の使用後は、図３のように、ケース本 体２をファイル部材としてそのまま閉じ込むことができる。９は、記録用紙１に 適宜に設けたファイル用の孔である。

【０００６】

【効果】

以上の通り、本考案に係る計測記録用紙の収納ケースによれば、裏枠と表枠を 一辺枠を介して連結したケース本体に、所定枚数の記録用紙を収納し、外周部を 少なくとも一部が透孔、透明もしくは半透明の透視可能部からなるカバー部材で 被覆してなる構成を有するから、本考案に係るケース本体は、裏枠と表枠を一辺 枠を介して連結した構造であるから、その製造、加工、組立が簡単にでき、その 間に記録用紙を収納する作業も容易にできる効果があり、且つ、その外周部を少 なくとも一部が透孔、透明もしくは半透明の透視可能部からなるカバー部材で被 覆することによって、簡単に、記録紙をほこり等の汚れから守り、且つ、用紙の 種類を透視できる販売、展示に適した計測記録用紙の収納ケースを完成すること ができる効果があると共に、使用時には、カバー部材を取り去れば、表枠を開い て記録用紙を一枚ずつ容易に取り出すことができ、使用後の記録用紙は、用紙の 形状が特殊であったとしても、そのまま、ケース本体に収納することで、記録紙 の種類を特定してファイルして保存しておくことができる等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る記録用紙の収納ケースの一実施例
の分解斜面図。

【図２】本考案に係る記録用紙の収納ケースの一実施例
の要部の組立斜面図。

【図３】本考案に係る記録用紙の収納ケースの一実施例
の要部の一使用態様を示す斜面図。

【符号の説明】

１・・・記録用紙 ２・・・ケース本体 ３・・・裏枠 ４・・・表枠 ５・・・一辺枠 ６・・・折曲げ線部 ７・・・ファイル孔 ８・・・カバー部材 ９・・・ファイル用の孔

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 裏枠と表枠を一辺枠を介して連
   結したケース本体に、所定枚数の記録用紙を収納し、外
   周部を少なくとも一部が透孔、透明もしくは半透明の透
   視可能部からなるカバー部材で被覆してなる計測記録用
   紙の収納ケース