JPH0673643B2 - 不導電性かつ空隙性を有する被塗物への粉体の静電塗布方法とその装置 - Google Patents
不導電性かつ空隙性を有する被塗物への粉体の静電塗布方法とその装置Info
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- JPH0673643B2 JPH0673643B2 JP61028463A JP2846386A JPH0673643B2 JP H0673643 B2 JPH0673643 B2 JP H0673643B2 JP 61028463 A JP61028463 A JP 61028463A JP 2846386 A JP2846386 A JP 2846386A JP H0673643 B2 JPH0673643 B2 JP H0673643B2
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- Y10T156/1712—Indefinite or running length work
- Y10T156/1722—Means applying fluent adhesive or adhesive activator material between layers
- Y10T156/1724—At spaced areas
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は不導電性かつ空隙性を有する被塗物への粉体の
静電塗布方法及びその装置に係る。
静電塗布方法及びその装置に係る。
従来技術 一般に粉体の静電塗装というのは、導電性である被塗物
に対して用いられ、不導電性である被塗物に対しては勿
論、不導電性かつ空隙性を有する被塗物に対しても非静
電式の一般の塗装方式が用いられてきたのである。
に対して用いられ、不導電性である被塗物に対しては勿
論、不導電性かつ空隙性を有する被塗物に対しても非静
電式の一般の塗装方式が用いられてきたのである。
もっとも、不導電性の被塗物に対しては、事前に導電性
化の前処理を行って静電塗布を行ってきたが、その分、
工数と経費とを浪費したのである。また最近では、上記
の前処理なしに静電塗布式により、不導電性又はそれの
空隙性を有する被塗物に塗布することが一部に行われて
いるが、それらの塗布パターンの輪郭は依然として不鮮
明であるのが実情であった。
化の前処理を行って静電塗布を行ってきたが、その分、
工数と経費とを浪費したのである。また最近では、上記
の前処理なしに静電塗布式により、不導電性又はそれの
空隙性を有する被塗物に塗布することが一部に行われて
いるが、それらの塗布パターンの輪郭は依然として不鮮
明であるのが実情であった。
解決しようとする問題点 静電塗布における従来の方式は、塗布ガンノズルの先端
部に取付けられたコロナピンと、その対向電極として
は、殆んどが面的形状のものであった。むしろ面的に均
一に塗布するというのが従来の粉体塗布の唯一の目的で
あったのである。よって直接に小さな点状に塗布すると
か、細い線状に塗布するとか、又は面的塗布パターンに
おいて輪郭を鮮明に塗布することとかには関心が及ばな
かったのである。その必要な場合には、ステンシル板を
使用して行えばよかったのである。しかし、その場合に
は、大半の粉体はステンシル板に堆積し、ステンシル塗
布後のそれらの後始末には多大の手間を要し、不経済極
まるものであった。
部に取付けられたコロナピンと、その対向電極として
は、殆んどが面的形状のものであった。むしろ面的に均
一に塗布するというのが従来の粉体塗布の唯一の目的で
あったのである。よって直接に小さな点状に塗布すると
か、細い線状に塗布するとか、又は面的塗布パターンに
おいて輪郭を鮮明に塗布することとかには関心が及ばな
かったのである。その必要な場合には、ステンシル板を
使用して行えばよかったのである。しかし、その場合に
は、大半の粉体はステンシル板に堆積し、ステンシル塗
布後のそれらの後始末には多大の手間を要し、不経済極
まるものであった。
本発明の目的は、ミリメートル単位の点状又は線状塗布
は勿論、面的塗布パターンの輪郭の直線部をも鮮明に塗
布することである。
は勿論、面的塗布パターンの輪郭の直線部をも鮮明に塗
布することである。
問題点を解決するための手段 本発明の要旨は、粉体噴出ガンノズル上のコロナピン
と、それに対向する電極として同じくコロナピンとを設
け、両コロナピン間に発生する電気力線束を横断して不
導電性かつ空隙性ある被塗物面上に、上記電気力線束の
直径に相当する粉体塗布を行う方法とその装置とであ
る。
と、それに対向する電極として同じくコロナピンとを設
け、両コロナピン間に発生する電気力線束を横断して不
導電性かつ空隙性ある被塗物面上に、上記電気力線束の
直径に相当する粉体塗布を行う方法とその装置とであ
る。
先ず、方法について説明する。第1図を参照されたい。
ガンノズル側のコロナピン(1)とその対向電極である
コロナピン(2)との間にはコロナ放電により電気力線
(EF)が発生する。上記ノズル(3)から噴出しイオン
を帯びた粉体(P)は上記電気力線(EF)にのって、不
導電性かつ空隙性を有する被塗物例えば布(以下単に布
(W)と略称する)面上に到達し付着(P′)する。こ
の場合、電気力線(EF)の筒状の直径(D)は最小1mm
φ前後までに縮小される(第2図)。従ってその電気力
線(EF)にのって移動してくる荷電した粉体の微粒子
(P)群も同面積内に集束され、ほぼ上記の断面積と同
じ位になって、該布面上に到達し付着(P′)するので
ある。
ガンノズル側のコロナピン(1)とその対向電極である
コロナピン(2)との間にはコロナ放電により電気力線
(EF)が発生する。上記ノズル(3)から噴出しイオン
を帯びた粉体(P)は上記電気力線(EF)にのって、不
導電性かつ空隙性を有する被塗物例えば布(以下単に布
(W)と略称する)面上に到達し付着(P′)する。こ
の場合、電気力線(EF)の筒状の直径(D)は最小1mm
φ前後までに縮小される(第2図)。従ってその電気力
線(EF)にのって移動してくる荷電した粉体の微粒子
(P)群も同面積内に集束され、ほぼ上記の断面積と同
じ位になって、該布面上に到達し付着(P′)するので
ある。
次にその方法に基く装置の基本構造について説明する。
同じく第1図を参照されたい。ガン(5)ノズル(3)
側のコロナピン(1)とその対向電極であるコロナピン
(2)とは同一軸線上にあり、またガン(5)と対向電
極のコロナピン(2)の固定具(6)とは、それぞれの
アーム(7,8)を介し、保持枠(9)上に、また、これ
らはスライド式の調整装置(70)上に取付けられる。
同じく第1図を参照されたい。ガン(5)ノズル(3)
側のコロナピン(1)とその対向電極であるコロナピン
(2)とは同一軸線上にあり、またガン(5)と対向電
極のコロナピン(2)の固定具(6)とは、それぞれの
アーム(7,8)を介し、保持枠(9)上に、また、これ
らはスライド式の調整装置(70)上に取付けられる。
更に上記両コロナピン(61,62)の軸線上の中間部を横
断して、不導電性かつ空隙性を有する被塗物をセットす
る、同じく不導電性かつ空隙性を有する、例えばネット
製テーブル(125)又はコンベアベルト(79)が設けら
れる。
断して、不導電性かつ空隙性を有する被塗物をセットす
る、同じく不導電性かつ空隙性を有する、例えばネット
製テーブル(125)又はコンベアベルト(79)が設けら
れる。
また、上記上下のコロナピン(61又は62)には、その何
れかに正の高電圧が印加されるので、その高電圧発生装
置(70又は72)も、それら何れかのコロナピン(61又は
62)に接続される。
れかに正の高電圧が印加されるので、その高電圧発生装
置(70又は72)も、それら何れかのコロナピン(61又は
62)に接続される。
作用 再び第1図を参照されたい。ガンノズル側のコロナピン
(1)の下方かつ同一軸線上に、対向電極として設けら
れたコロナピン(2)との間に発生するコロナ放電によ
り電気力線(EF)が発生する。そして上記両コロナピン
の先端が尖鋭であるほど、また、両コロナピン(1,2)
間隔が小であるほど電気力線の束は縮少される(第2
図)。それらの必要とする状態において、上記ガンノズ
ル(3)から粉体が噴出すると、それらの微粒子(P)
群は、上記電気力線(EF)に誘導され、集束された小径
の電気力線にのって、即ち小径の束となつて対向するコ
ロナピン(2)の方に突進する。その突進路上に不導電
性の、かつ上記電気力線を通過せしめる空隙を有する被
塗物例えば布等をおくと、該布上には上記粉体の微粒子
(P)群が集積し点状に付着(P′)する。上記布等を
移動すれば、上記粉体はその移動の軌跡に沿って線状
(S)に塗布される(第3図)のである。
(1)の下方かつ同一軸線上に、対向電極として設けら
れたコロナピン(2)との間に発生するコロナ放電によ
り電気力線(EF)が発生する。そして上記両コロナピン
の先端が尖鋭であるほど、また、両コロナピン(1,2)
間隔が小であるほど電気力線の束は縮少される(第2
図)。それらの必要とする状態において、上記ガンノズ
ル(3)から粉体が噴出すると、それらの微粒子(P)
群は、上記電気力線(EF)に誘導され、集束された小径
の電気力線にのって、即ち小径の束となつて対向するコ
ロナピン(2)の方に突進する。その突進路上に不導電
性の、かつ上記電気力線を通過せしめる空隙を有する被
塗物例えば布等をおくと、該布上には上記粉体の微粒子
(P)群が集積し点状に付着(P′)する。上記布等を
移動すれば、上記粉体はその移動の軌跡に沿って線状
(S)に塗布される(第3図)のである。
実験上その直径は、粉体の材質ポリアミド、コロナピン
の太さ0.5mmφ、両コロナピンの間隔6mm、高電圧40KV、
塗布時間5ミリ秒下にて、最小約1mmφ、また最大径
は、コロナピン間隔10mm、高電圧40KV、塗布時間5ミリ
秒にて約4mmφであった。また上記条件下において被塗
物(W)を横移動することによって、同じく幅1mm〜4mm
の紐上塗布が得られた。
の太さ0.5mmφ、両コロナピンの間隔6mm、高電圧40KV、
塗布時間5ミリ秒下にて、最小約1mmφ、また最大径
は、コロナピン間隔10mm、高電圧40KV、塗布時間5ミリ
秒にて約4mmφであった。また上記条件下において被塗
物(W)を横移動することによって、同じく幅1mm〜4mm
の紐上塗布が得られた。
実施例 第1実施例 第1図参照。下向きの粉体噴出ガンノズル
(3)上のコロナピン(1)に相対向する下方のコロナ
ピン(2)との間の放電により、上記ノズル(3)から
噴出する粉体(P)は電荷され、同じく放電により発生
する電気力線(EF)に誘導され、下方のコロナピン
(2)側に飛行する粉体(P)が、上記電気力線(EF)
を横断する不導電性かつ空隙性を有する被塗物例えば布
等の面上に衝突し、該電気力線束の断面とほぼ同面積即
ち小円形に塗布(第2図)するのである。
(3)上のコロナピン(1)に相対向する下方のコロナ
ピン(2)との間の放電により、上記ノズル(3)から
噴出する粉体(P)は電荷され、同じく放電により発生
する電気力線(EF)に誘導され、下方のコロナピン
(2)側に飛行する粉体(P)が、上記電気力線(EF)
を横断する不導電性かつ空隙性を有する被塗物例えば布
等の面上に衝突し、該電気力線束の断面とほぼ同面積即
ち小円形に塗布(第2図)するのである。
なお、上述にては、1対のコロナピンにより1個の点状
塗布又は1本の紐状塗布を行ったが、これを複数個の点
状塗布又は複数本の紐状塗布を同時に行う場合には、第
4図に示すように、複数個の粉体噴出ガンノズル(53A,
53B,53C,…)上におけるそれぞれの複数対のコロナピン
(51A,52A;51B,52B;51C,52C,…)により、被塗物(W1)
面上に、同時に複数箇の点状塗布又は第5図に示すよう
に複数本の紐状(S5a,S5b,S5c,…)塗布を行うことが
できる。
塗布又は1本の紐状塗布を行ったが、これを複数個の点
状塗布又は複数本の紐状塗布を同時に行う場合には、第
4図に示すように、複数個の粉体噴出ガンノズル(53A,
53B,53C,…)上におけるそれぞれの複数対のコロナピン
(51A,52A;51B,52B;51C,52C,…)により、被塗物(W1)
面上に、同時に複数箇の点状塗布又は第5図に示すよう
に複数本の紐状(S5a,S5b,S5c,…)塗布を行うことが
できる。
第2実施例 第6図参照されたい。粉体噴出ガンノズル
をファン状スプレイノズル(43)とし、該ノズルより噴
出するファン状スプレイパターン(SP)の両側部に対
し、上下のコロナピン(41A,42A;41B,42B,…)により電
気力線(EF3a,EF3b)を発生させ、これらによってファ
ン状スプレイパターン(SP)の両側部を飛行する粉体を
補足制限して、第7図に示すような帯状塗布パターンの
両端部の見切り線を鮮明にするものである。
をファン状スプレイノズル(43)とし、該ノズルより噴
出するファン状スプレイパターン(SP)の両側部に対
し、上下のコロナピン(41A,42A;41B,42B,…)により電
気力線(EF3a,EF3b)を発生させ、これらによってファ
ン状スプレイパターン(SP)の両側部を飛行する粉体を
補足制限して、第7図に示すような帯状塗布パターンの
両端部の見切り線を鮮明にするものである。
なお、ファン状スプレイパターンのより広い幅のものを
得る場合には、第8図に示すように、複数個のファン状
スプレイノズル(63A,63B,63C,63D)よりのファン状ス
プレイパターン(SP1,SP2,SP3,SP4)の両側部のファン
状スプレイ(SP1及びSP4)の外方側部を、同部発生する
電気力線(EF3a及びEF3b)により、噴出する粉体を補足
制限すればよい。そして第9図に示すような、広幅帯状
の両側縁(S3a,S3b)の見切線の鮮明なる塗布パターン
(S3)が得られるのである。
得る場合には、第8図に示すように、複数個のファン状
スプレイノズル(63A,63B,63C,63D)よりのファン状ス
プレイパターン(SP1,SP2,SP3,SP4)の両側部のファン
状スプレイ(SP1及びSP4)の外方側部を、同部発生する
電気力線(EF3a及びEF3b)により、噴出する粉体を補足
制限すればよい。そして第9図に示すような、広幅帯状
の両側縁(S3a,S3b)の見切線の鮮明なる塗布パターン
(S3)が得られるのである。
第3実施例 第10図ご参照。同図は、本発明の装置全体
構成図を示す。本発明の装置の構成はガン(65)及びそ
れに取付けられるノズル(63)コロナピン(61)、その
対向電極であるコロナピン(62)、上記ガンノズル側の
コロナピン(61)を高電圧発生装置(71)に、場合によ
っては下方のコロナピン(62)を高電圧発生装置(72)
に接続する。上記ガン(65)のボデイと対向電極コロナ
ピン(62)取付具(66)とに、それぞれアーム(67,6
8)を取付け、これらを又、スライド式調整具(70)又
はスクリュナット式調整具(図上不示)上に取付け、更
に上記二本のコロナピン(61,62)の間を走行するコン
ベアベルト(79)は不導電体かつ空隙性を有するベルト
例えばネット(メッシュ)型ベルトが適している。該ベ
ルト(79)上に被塗物の布W4等が載せられて移動する。
ネット型ベルトは上記コロナピン(61,62)間に発生す
る電気力線(EF4)を横断せしめるものである。
構成図を示す。本発明の装置の構成はガン(65)及びそ
れに取付けられるノズル(63)コロナピン(61)、その
対向電極であるコロナピン(62)、上記ガンノズル側の
コロナピン(61)を高電圧発生装置(71)に、場合によ
っては下方のコロナピン(62)を高電圧発生装置(72)
に接続する。上記ガン(65)のボデイと対向電極コロナ
ピン(62)取付具(66)とに、それぞれアーム(67,6
8)を取付け、これらを又、スライド式調整具(70)又
はスクリュナット式調整具(図上不示)上に取付け、更
に上記二本のコロナピン(61,62)の間を走行するコン
ベアベルト(79)は不導電体かつ空隙性を有するベルト
例えばネット(メッシュ)型ベルトが適している。該ベ
ルト(79)上に被塗物の布W4等が載せられて移動する。
ネット型ベルトは上記コロナピン(61,62)間に発生す
る電気力線(EF4)を横断せしめるものである。
上記以外の構成については従来のものとほヾ同様である
が、それらを構成する機器類をあげると、粉粒体供給装
置として粉体タンク(73)、パウダポンプ(エアエジェ
クタ)(74)、分配器(75)、ガン操作用エア装置とし
てエアコンプレッサ(76)、エア圧縮タンク(77)、エ
ア断続開閉バルブ(78)、タイマ(79)及び粉体回収装
置(80)等である。
が、それらを構成する機器類をあげると、粉粒体供給装
置として粉体タンク(73)、パウダポンプ(エアエジェ
クタ)(74)、分配器(75)、ガン操作用エア装置とし
てエアコンプレッサ(76)、エア圧縮タンク(77)、エ
ア断続開閉バルブ(78)、タイマ(79)及び粉体回収装
置(80)等である。
第4実施例 上記第3実施例におけるネット型ベルトの
代わりに不導電性ソリッド型ベルト(85)を用い、その
かわりに第12図にその断面を示すような、電気力線の通
路としての欠虚部例えば穴(86)又は多条ベルトの相互
間の間隔を設けたものである。上記欠虚部の大きさはそ
の対向電極の面積に応じて決められるものとする。
代わりに不導電性ソリッド型ベルト(85)を用い、その
かわりに第12図にその断面を示すような、電気力線の通
路としての欠虚部例えば穴(86)又は多条ベルトの相互
間の間隔を設けたものである。上記欠虚部の大きさはそ
の対向電極の面積に応じて決められるものとする。
第5実施例 前述した諸形式のコンベアベルトに代わ
り、固定式の不導電性のテーブル(115)を用い、該テ
ーブル上に電気力線通路としての穴(116)の設けられ
たものである(第13図)。該テーブル上、布W7等を移動
させて該布上に粉体を塗布するのである。
り、固定式の不導電性のテーブル(115)を用い、該テ
ーブル上に電気力線通路としての穴(116)の設けられ
たものである(第13図)。該テーブル上、布W7等を移動
させて該布上に粉体を塗布するのである。
第6実施例 上記第5実施例における固定式の不導電性
のテーブルに代わり、固定式の不導電性かつ空隙性更に
剛性を有するネット(メッシュ)板(125)を用いたも
のである。(第11図) なお、上述の固定式の不導電性ネット(メッシュ)板を
可動式としたものである。(第14図)塗布する布W8を上
記ネット板(135)上にのせ、それらを一緒に動かして
該布上に粉体を塗布するものである。
のテーブルに代わり、固定式の不導電性かつ空隙性更に
剛性を有するネット(メッシュ)板(125)を用いたも
のである。(第11図) なお、上述の固定式の不導電性ネット(メッシュ)板を
可動式としたものである。(第14図)塗布する布W8を上
記ネット板(135)上にのせ、それらを一緒に動かして
該布上に粉体を塗布するものである。
第7実施例 上述の諸実施例においてはすべてコロナピ
ン及びその対向電極の縦軸線は不動のものとしたが、本
実施例にてはそれらを横方向に可動式のものとなしたも
のである。その可動は第15図に示す如く、手動又はロボ
ットRによって操作されるものとする。
ン及びその対向電極の縦軸線は不動のものとしたが、本
実施例にてはそれらを横方向に可動式のものとなしたも
のである。その可動は第15図に示す如く、手動又はロボ
ットRによって操作されるものとする。
発明の効果 本発明の方法とその装置によれば、不導電性かつ空隙性
を有する被塗物例えば織布、不織布、紙などに対し、導
電性化の前処理を施すことなしに、粉体の静電塗布が可
能であり、特に直径1mm前後の比較的小さな点状塗布や
細い線状塗布などの際には、従来のようにステンシル板
を用いることもなく、即ち使用時にステンシル板上に堆
積する多量の粉体を処理することなしに、直接に境界線
の明っきりした小さな点や細い線を塗布することがで
き、また、幅の比較的広い塗布帯に対しても、それらの
両側縁の見切線をも鮮明に塗布することができるのであ
る。
を有する被塗物例えば織布、不織布、紙などに対し、導
電性化の前処理を施すことなしに、粉体の静電塗布が可
能であり、特に直径1mm前後の比較的小さな点状塗布や
細い線状塗布などの際には、従来のようにステンシル板
を用いることもなく、即ち使用時にステンシル板上に堆
積する多量の粉体を処理することなしに、直接に境界線
の明っきりした小さな点や細い線を塗布することがで
き、また、幅の比較的広い塗布帯に対しても、それらの
両側縁の見切線をも鮮明に塗布することができるのであ
る。
第1図は本発明の方法及びその基本構造による装置とそ
の作用の説明図 第2図は同上図“X"−“X"の断面図 第3図は同上方法による塗布パターンの平面図 第4図は第1実施例における方法の作用説明図 第5図は同上方法による塗布パターンの平面図 第6図は第2実施例における方法の作用説明図 第7図は同上方法による塗布パターンの平面図 第8図は第2実施例の方法における作用説明図 第9図は同上方法による塗布パターンの平面図 第10図は第3実施例における本発明による装置の全体構
成図 第11図は第6実施例における固定式不導電性ネット型テ
ーブルの断面図 第12図は第4実施例におけるソリッド型コンベアベルト
上に欠虚部を設けたものの断面図 第13図は第5実施例における固定式不導電性テーブル上
に電気力線通過用穴の設けられたものの断面図 第14図は第6実施例においてテーブルをネット板とした
ものの断面図 第15図は第7実施例におけるガンノズル及びコロナピン
部を1体化として横方向に移動せしめる手動又はロボッ
トアームに取り付けたものの側面図 主な符号の説明 1…コロナピン、2…(対向電極の)コロナピン、3…
ノズル、EF…電気力線、W,W1,W2,〜W9…不導電性かつ空
隙性を有する被塗物
の作用の説明図 第2図は同上図“X"−“X"の断面図 第3図は同上方法による塗布パターンの平面図 第4図は第1実施例における方法の作用説明図 第5図は同上方法による塗布パターンの平面図 第6図は第2実施例における方法の作用説明図 第7図は同上方法による塗布パターンの平面図 第8図は第2実施例の方法における作用説明図 第9図は同上方法による塗布パターンの平面図 第10図は第3実施例における本発明による装置の全体構
成図 第11図は第6実施例における固定式不導電性ネット型テ
ーブルの断面図 第12図は第4実施例におけるソリッド型コンベアベルト
上に欠虚部を設けたものの断面図 第13図は第5実施例における固定式不導電性テーブル上
に電気力線通過用穴の設けられたものの断面図 第14図は第6実施例においてテーブルをネット板とした
ものの断面図 第15図は第7実施例におけるガンノズル及びコロナピン
部を1体化として横方向に移動せしめる手動又はロボッ
トアームに取り付けたものの側面図 主な符号の説明 1…コロナピン、2…(対向電極の)コロナピン、3…
ノズル、EF…電気力線、W,W1,W2,〜W9…不導電性かつ空
隙性を有する被塗物
Claims (5)
- 【請求項1】粉体噴出ガンノズル(3)上のコロナピン
(1)と、それに対向するコロナピン(2)との間隔を
調整することによって、コロナ放電により発生する電気
力線(EF)束の直径(D)を選定し、該束を横断する不
導電性かつ空隙性を有する被塗物(W)面上に点状又は
線状に塗布することを特徴とする不導電性かつ空隙性を
有する被塗物への粉体の静電塗布方法。 - 【請求項2】粉体噴出ガンノズル(43)より噴出される
スプレイパターン(SP)がファン状であり、該パターン
の両側部に向けて、上下に設けられた各対のコロナピン
(41A,42A及び41B,42B)より、それぞれ発生する電気力
線(EF2a,EF2b)により、ファン状スプレイパターンの
両側における粉体の流れを制限する特許請求の範囲第1
項記載の不導電性かつ空隙性を有する被塗物への粉体の
静電塗布方法。 - 【請求項3】静電塗布式粉体噴出ガンノズル(63)上の
コロナピン(61)と、それに対向するコロナピン(62)
とが設けられ、かつこれらの間隔調整装置(70)が設け
られ、更に上記対のコロナピン(61,62)の間の軸線を
横断して不導電性かつ空隙性を有する被塗物用セッティ
ングテーブル(125)又はコンベアベルト(79)の設け
られることを特徴とする不導電性かつ空隙性を有する被
塗物への粉体の静電塗布装置。 - 【請求項4】セッティングテーブル又はコンベアベルト
が、不導電性のソリッド体であり、かつ電気力線(E
F4)の通過部が欠虚されている特許請求の範囲第3項記
載の不導電性かつ空隙性を有する被塗物への粉体の静電
塗布装置。 - 【請求項5】ガンノズル(63)上のコロナピン(61)に
は、正又は負の高電圧の印加される特許請求の範囲第3
項記載の不導電性かつ空隙性を有する被塗物への粉体の
静電塗布装置。
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