JPH06735U

JPH06735U - 紙製パレットの組立装置

Info

Publication number: JPH06735U
Application number: JP3998692U
Authority: JP
Inventors: 好宏佐藤; 誠池田
Original assignee: 本州製紙株式会社
Priority date: 1992-06-11
Filing date: 1992-06-11
Publication date: 1994-01-11

Abstract

(57)【要約】【目的】組立作業性を向上する。【構成】テーブルの下方にステープル封函機を上向き
に設け、テーブルの上方に押え台及び押え台用シリンダ
を設け、押え台で桁材をデッキプレートに押え、封函機
によりデッキプレートと桁材とをステープルで止着す
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、紙製桁材を紙製デッキプレートに取付ける紙製パレットの組立装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、桁材のデッキプレートへの取付けは、公知のステープル封函機により手動で行っていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この種の作業に用いるステープル封函機は、比較的大型で、かつ、一般的に圧縮エアで作動するエアシリンダを備えているので重い。したがって、手動による組立作業は非常に困難で、作業性が悪い。

【０００４】本考案は、組立作業性を向上した紙製パレットの組立装置を提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案によれば、紙製桁材を紙製デッキプレートに取付ける紙製パレットの組立装置において、ベースフレームのテーブル下方に上向きに設けられたステープル封函機と、該封函機に対向して前記テーブル上方に設けられた押え台及び該押え台を前記封函機側に付勢するシリンダとを設けている。

【０００６】上記ステープル封函機及びシリンダの操作は、フットスイッチにより行うのが好ましい。

【０００７】

【作用】

上記のように構成された紙製パレットの組立装置においては、テーブル上にデッキプレートを置き、所定位置に桁材を位置決めして止着位置を封函機のセンタに位置させる。次いで、シリンダを伸長し押え台で桁材を押えたのち、ステープル封函機を作動し、デッキプレートと桁材とをステープルで止着する。

【０００８】

【実施例】

以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。

【０００９】図１及び図２において、ベースフレーム１の上面には、隙間２を設けて１対のテーブル３が配設されている。この隙間２の下方には、公知のステープル封函機４がフレーム１に固設され、そのヘッド５は、上方に向けられ、テーブル３の上面と面一に形成されている。

【００１０】他方、フレーム１の一側には、隙間２の上方に延びるアーム１０が設けられている。そのアーム１０の上面には、前記ヘッド５の中心線上にエアシリンダ１１が立設されている。このシリンダ１１のピストンロッド１２は、アーム１０を貫通してヘッド５側に延ばされ、その下端部には押え台１３が固設されている。そして、エアシリンダ１１と封函機４のエアシリンダ１１とは、それぞれ図示しないエアコンプレッサからのエアパイプに接続され、これらエアパイプの途中に設けられた図示しないコントロールバルブは、それぞれコネクタボックス１４を介して押え台用フットスイッチ１５、封函機用フットスイッチ１６に接続されている。なお、封函機４及びシリンダ１１は、隙間２の長手方向にスライド自在に構成してもよい。

【００１１】図３には、組立てられる紙製パレットの一例が示されている。この紙製パレット２０の紙製デッキプレート２１の下面には、複数（図示の例では２個）の紙製桁材２２の角筒部２３が図４に示すように、ステープル６によりそれぞれ止着されている。

【００１２】次に、作動を説明する。

【００１３】まず、紙製桁材２２を折り曲げて角筒部２３を作るが、その際に下記のデッキプレートと同様に止着作業をすることができるが、例えば接着により図３の如く構成してもよい。

【００１４】次いで、テーブル３の上にデッキプレート２１を載置し、そのデッキプレート２１の所定位置に桁材２２を置き、角筒部２３の止着位置を封函機４のセンタに一致させる。次いで、押え台用フットスイッチ１５を踏み、ピストンロッド１２を伸長し押え台１３で角筒部２３を押える。次いで、封函機用フットスイッチ１６を踏み、エアシリンダ１１を作動し、ヘッド５によりステープル６でデッキプレート２１と桁材２２とを止着する。

【００１５】

【考案の効果】

本考案は、以上説明したように構成されているので、テーブルの上に紙製デッキプレート及び桁材を置き、フットスイッチを操作して両者をステープルで止着し、組立作業性を向上することができる。すなわち、止着しようとする部材を上方からはシリンダで、そして下方からステーブル封函機のヘッドでおさえて作業するので、従来のように手で部材を押える必要がなく、作業がやりやすい。そしてデッキプレートは先において桁材をその上におくので、位置決めが容易である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す斜視図。

【図２】図１の正面図。

【図３】紙製パレットの一例を示す斜視図。

【図４】図３の要部を示す断面図。

【符号の説明】１・・・ベースフレーム２・・・隙間３・・・テーブル４・・・ステープル封函機５・・・ヘッド６・・・ステープル１０・・・アーム１１・・・エアシリンダ１２・・・ピストンロッド１３・・・押え台１４・・・コネクタボックス１５・・・押え台用フットスイッチ１６・・・封函機用フットスイッチ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】紙製桁材を紙製デッキプレートに取付け
る紙製パレットの組立装置において、ベースフレームの
テーブル下方に上向きに設けられたステープル封函機
と、該封函機に対向して前記テーブル上方に設けられた
押え台及び該押え台を前記封函機側に付勢するシリンダ
とを設けたことを特徴とする紙製パレットの組立装置。