JPH067357Y2 - 油サンプルの注入装置 - Google Patents

油サンプルの注入装置

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JPH067357Y2
JPH067357Y2 JP4408387U JP4408387U JPH067357Y2 JP H067357 Y2 JPH067357 Y2 JP H067357Y2 JP 4408387 U JP4408387 U JP 4408387U JP 4408387 U JP4408387 U JP 4408387U JP H067357 Y2 JPH067357 Y2 JP H067357Y2
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JP
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carrier gas
oil
combustion
oil sample
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JP4408387U
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弘 吉田
清 笠鳥
秋一 林
周一 本田
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Chubu Electric Power Co Inc
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Chubu Electric Power Co Inc
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は油サンプルの注入装置、特に油中N分の連続
分析計における燃焼管へのサンプル注入装置に関するも
のである。
従来の技術 燃料油等のN分分析においては、その一方法として燃焼
管を用い、その燃焼排ガスを、例えば化学発光検出器に
おいて分析、検出することが行われる。この場合、連続
分析では燃焼管への油サンプルの注入、加熱のサイクル
を頻繁に繰り返さなければならないため、試料ボートや
シリンジ注入のような実験室的方法による試料導入では
非能率である。したがって油中N分の連続分析の場合に
おいては、サンプリング系統に接続した注入機構により
圧力を加えて滴下するか、又はノズルより放出する方式
が推奨される。
考案が解決しようとする問題点 上記のような油サンプルの滴下又は放出のための圧力
は、十分大きくしなければ滴下又は放出流路にサンプル
が付着して分析に悪影響を与えることになる。しかしな
がら、逆に油サンプルを高圧で注入しようとして計量バ
ルブを高圧ガス源に接続しても、概してサンプルは微量
であるため、サンプル注入系統及び燃焼管の条件を乱し
てしまうという問題があった。
又、シリンジ状のノズルを用いて注入する方式では、燃
焼管内におけるその針先が油サンプルの注入放出後も液
滴を付着していることがあり、それが緩まんな燃焼にも
とづくテーリング等により分析値を混乱させる原因とも
なる。
本考案はこれらの問題を解決して油中N分の連続分析計
における燃焼管への正確かつ効果的な注入機構を提供し
ようとするものである。
問題点を解決するための手段 本考案は上記のような問題点に鑑み、燃焼管内へ最適圧
による試料導入を行うため、被検油流路より採取・計量
した油サンプルをキャリヤーガスにより押し出すための
サンプリングバルブと、前記サンプリングバルブより押
出された油サンプルの注入を受け、これを燃焼させるた
めの燃焼管とを備え、前記燃焼管から排出される燃焼ガ
スを分析することにより、油中のN分を測定するように
した分析計において、 前記サンプリングバルブのキャリヤーガス入口に接続さ
れたキャリヤーガス流路中に、キャリヤーガス源側から
順次入口側開閉弁、充填タンク、及び出口側開閉弁を配
置してなるキャリヤーガス充填部を設け、 前記キャリヤーガス充填部は、前記入口側開閉弁及び
出口側開閉弁がそれぞれ“開”及び“閉”状態である
時、前記充填タンク内にキャリヤーガスを所定圧まで充
填し、逆に“閉”及び“開”状態である時、この充填
したキャリヤーガスによって前記サンプリングバルブ内
に計量した油サンプルを押し出し、前記燃焼管内に注入
させるように構成されたものであることを特徴とする。
作用 本考案によれば、上述した基本構成において、充填タン
ク部の設定に応じた最も好ましい圧力のキャリヤーガス
により、注入流路にサンプル油を付着及び残留させるこ
となく、燃焼管内への的確なサンプル注入を行うことが
できる。
実施例 第1図は本考案の流路構成の実施例を示すもので、(1)
はサンプリングバルブ、(2)は燃焼管である。サンプリ
ングバルブの油サンプル入口(a)には適当な被検油流路
(7)が接続され、これに対応する油排出流路(b)には適当
なドレイン流路(3)が接続される。又、サンプリングバ
ルブ(1)のキャリヤーガス入口(c)にはキャリヤーガス源
(4)より二方電磁弁(V1)、加圧タンク(5)、第2の二方電
磁弁(V2)からなるキャリヤーガス充填流路における前記
電磁弁(V2)の出口側が接続される。電磁弁(V1)と加圧タ
ンク(5)との間には圧力計(6)が挿入されている。サンプ
リングバルブ(1)の計量出口(d)は、直立した燃焼管(2)
の上端より摺動可能に挿入されたサンプル放出用ノズル
(8)の後端に連結される。ノズル(8)はサンプリングバル
ブ(1)に固定支持されており、その燃焼管(2)内における
昇降動作はサンプリングバルブ(1)自体の昇降動作によ
り達成されるが、その機構については第2図を参照して
次に説明する。
第2図において、サンプリングバルブ(1)はエアシリン
ダ(9)により昇降可能に支持されている。すなわちエア
シリンダ(9)は適当な機台上に支持され、その機台から
下向きに突出したピストンロッド(10)がエアシリンダ
(9)の駆動に応じて昇降するものであり、サンプリング
バルブ(1)はピストンロッド(10)の先端面に取り付けら
れたL型取付け板(11)の下向き折曲げ片に固定されてい
る。エアシリンダ(9)は図示の突出駆動用空気圧ライン
(12)及び後退駆動用空気圧ライン(13)から選択的に供給
される圧縮空気によりサンプリングバルブ(1)に支持さ
れたノズル(8)を燃焼管(2)内の最後退位置(実線で図示
した最上端位置)と、突出位置(仮想線で示した下端位
置)との間において移動させるものである。燃焼管(2)
内において、その下端に近接した位置にはメザラ(14)が
配置され、この上に石英ウールなどの難燃性綿状体から
なる油含浸及び支持材(15)が充填される。この含浸及び
支持材(15)は、突出したノズル(8)の先端がやや突入す
る程度まで充填され、その上端をカンタル線などのスプ
リング(16)により押えられている。燃焼管(2)の外周に
おいて、含浸及び支持材(15)に対応する外周にはフラッ
シュヒータ(17)が嵌着されている。
上記の構成によれば、まず第1図において被検油流路
(7)よりサンプリングバルブ(1)内に所定量の油サンプル
が計量されると、充填タンク(5)にはその出口側電磁弁
(V2)を閉じた状態において入口側電磁弁(V1)を介してキ
ャリヤーガス源(4)からのキャリヤーガスが充填され
る。充填タンク(5)が例えば数kg/cm2の圧力になると、
入口側電磁弁(V1)が閉じられる。サンプリングバルブ
(1)はこのようなキャリヤーガス充填工程の終了後、出
口側電磁弁(V2)が開かれるまでに第2図に仮想線で示し
たノズル突出位置となるように下降している。加圧タン
ク(5)の出口側電磁弁(V2)はこのようなノズル(8)の突出
状態において開放され、サンプリングバルブ(1)内に計
量された油サンプルを押し出し、ノズル(8)より含浸及
び支持材(15)の充填部、すなわち燃焼室内に放出され
る。このようにして燃焼室内への油サンプルの注入が終
わると、サンプリングバルブ(1)がエアシリンダ(9)によ
り持ち上げられ、その際、ノズル(8)の先端は含浸及び
支持材(15)により油サンプルを拭い去られた状態におい
て、実線で示す上端位置まで後退することになる。ここ
でフラッシュヒータ(17)が付勢され、含浸及び支持材(1
5)中に滲み亘った油サンプルを迅速かつ効果的に燃焼さ
せる。燃焼室内には含浸及び支持材(15)が充填されてい
るため、この部分のみが効果的に加熱され、燃焼管(2)
の上部空間にはフラッシュヒータ(17)の熱がそれ程強く
は伝達されず、ノズル(8)は加熱による影響を殆ど受け
ないことが明らかである。燃焼室内において燃焼した油
サンプルの燃焼ガスは、化学発光検出器などにより検出
され、そのN分量を正確に測定されることになる。
考案の効果 この考案の構成によれば、上記のように適正なキャリヤ
ーガス圧によりサンプル注入ノズルなどに油サンプルを
殆ど付着及び残留させることなく、燃焼管内に正確に注
入することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の流路構成の全体を示す線図、第2図は
ノズル駆動機構及び燃焼管の内部構造を示す一部破断側
面図である。 (1)……サンプリングバルブ (2)……燃焼管 (3)……ドレイン流路 (4)……キャリヤーガス源 (5)……充填タンク (6)……圧力計 (7)……被検油流路 (8)……ノズル (9)……エアシリンダ (10)……ピストンロッド (11)……L型取付け板 (12)(13)……空気圧ライン (14)……メザラ (15)……含浸及び支持材 (16)……スプリング (17)……フラッシュヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 林 秋一 滋賀県草津市草津町1911番地の7 (72)考案者 本田 周一 京都府京都市左京区松ヶ崎中町17番地

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検油流路より採取・計量した油サンプル
    をキャリヤーガスにより押し出すためのサンプリングバ
    ルブと、前記サンプリングバルブより押し出された油サ
    ンプルの注入を受け、これを燃焼させるための燃焼管と
    を備え、前記燃焼管から排出される燃焼ガスを分析する
    ことにより、油中のN分を測定するようにした分析計に
    おいて、 前記サンプリングバルブのキャリヤーガス入口に接続さ
    れたキャリヤーガス流路中に、キャリヤーガス源側から
    順次入口側開閉弁、充填タンク、及び出口側開閉弁を配
    置してなるキャリヤーガス充填部を設け、 前記キャリヤーガス充填部は、前記入口側開閉弁及び
    出口側開閉弁がそれぞれ“開”及び“閉”状態である
    時、前記充填タンク内にキャリヤーガスを所定圧まで充
    填し、逆に“閉”及び“開”状態である時、この充填
    したキャリヤーガスによって前記サンプリングバルブ内
    に計量した油サンプルを押し出し、前記燃焼管内に注入
    させるように構成されたものであることを特徴とする油
    サンプルの注入装置。
JP4408387U 1987-03-24 1987-03-24 油サンプルの注入装置 Expired - Lifetime JPH067357Y2 (ja)

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JPS63150373U JPS63150373U (ja) 1988-10-04
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8905977B2 (en) 2004-07-28 2014-12-09 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Surgical stapling instrument having an electroactive polymer actuated medical substance dispenser

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JP6609108B2 (ja) * 2015-04-14 2019-11-20 東レエンジニアリング株式会社 液体試料注入方法

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US8905977B2 (en) 2004-07-28 2014-12-09 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Surgical stapling instrument having an electroactive polymer actuated medical substance dispenser

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JPS63150373U (ja) 1988-10-04

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