JPH0673386A - コークス炉ガスの冷却方法 - Google Patents

コークス炉ガスの冷却方法

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JPH0673386A
JPH0673386A JP22716392A JP22716392A JPH0673386A JP H0673386 A JPH0673386 A JP H0673386A JP 22716392 A JP22716392 A JP 22716392A JP 22716392 A JP22716392 A JP 22716392A JP H0673386 A JPH0673386 A JP H0673386A
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Masaaki Ito
伊藤正昭
Seiji Watari
清爾 渡
Kenichi Yamada
山田健一
Tadaaki Mizojiri
溝尻忠秋
Shoichi Yamaguchi
山口彰一
Nobuyuki Saito
斉藤伸幸
Sakae Nakamura
栄 中村
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Nippon Steel Corp
Nippon Steel Plant Designing Corp
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Nittetsu Plant Designing Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コークス炉のドライ・メーンを出たコークス
炉ガスを冷却するプライマリー・ガス・クーラーにおい
て、塔内に充填物を充填し、塔内を閉塞させることなく
コークス炉ガスを冷却させる。 【構成】 コークス炉のドライ・メーンを出たコークス
炉ガスを冷却する直接式プライマリー・ガス・クーラー
においてコールタールを1〜6%添加した冷却媒体とし
ての凝縮水を用い、かつ、塔内を閉塞させることなくガ
スを冷却させるために塔内に充填物を充填したコークス
炉ガスの冷却方法。 【効果】 コークス炉のドライ・メーンを出たコークス
炉ガスを冷却するプライマリー・ガス・クーラーにおい
て、塔内に充填物を充填しかつ冷却媒体としての凝縮水
にコールタールを添加することにより、塔内を閉塞させ
ることなくコークス炉ガスを冷却させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコークス炉のドライ・メ
ーンを出たコークス炉ガスの冷却方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、排ガスの冷却や吸収等において比
較的クリーンなガスを取扱う冷却塔や吸収塔等には塔内
での閉塞の心配がないために効率が良い充填塔方式が用
いられている。
【0003】しかし、ダーティなガスの場合には充填物
にスラッジや結晶物の付着によるトラブルがあるために
空塔式が採用されている。
【0004】一方、コークス炉のドライ・メーンを出た
コークス炉ガス中(80〜85℃)にはナフタリンが含
まれておりガスクーラーによるガスの冷却によりナフタ
リンが析出しガスクーラーの塔内を閉塞させる。
【0005】このため従来はコークス炉ガスを冷却する
方法としては図5に示す様に空塔式のプライマリー・ガ
ス・クーラーに例えばコークス炉ガス中の水分の凝縮水
を冷却媒体としてスプレー・ノズルによりスプレーし冷
却する方法が用いられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記に述べた従来の空
塔式プライマリー・ガス・クーラーではコークス炉ガス
と冷却媒体との接触効率が悪いため冷却効率が低い。こ
の結果、塔の高さは高くなり冷却媒体量も多く必要とな
る。冷却媒体量が多くなれば循環水クーラーの入出口の
温度差が小さくなり循環水クーラーの伝熱面積が多く必
要となる。建設費及びエネルギーコストが高くなる。
【0007】本発明はこれらを解決するシステムを提供
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めにコークス炉のドライ・メーンを出たコークス炉ガス
を冷却する直接式プライマリー・ガス・クーラーにおい
て、前記ガスクーラの塔の中へ充填物を充填し、かつ、
前記ガスクーラーへコールタールを1〜6%添加した冷
却用凝縮水を循環させることを特徴とするコークス炉ガ
スの冷却方法にある。
【0009】
【作用】空塔式プライマリー・ガス・クーラーの冷却媒
体にタールを添加し、更に、塔内に充填物を充填するこ
とにより、塔内の閉塞もなく、かつ塔の高さを低くし、
循環水クーラーの伝熱面積も少なく、循環水ポンプの電
気消費量も少なく出来る。
【0010】
【実施例】本発明を実機のコークス炉のドライ・メーン
を出たコークス炉ガスを冷却するプライマリー・ガス・
クーラーにおいて適用した。
【0011】図1に本発明を実施した設備フローを示
す。コークス炉1を出たコークス炉ガスはドライ・メー
ン2で循環凝縮水で80〜85℃に冷却され、間接式プ
ライマリー・ガス・クーラー8に入りコークス炉ガス中
のナフタリンが析出しない温度の約50℃まで冷却後、
直接式プライマリー・ガス・クーラー4に入り、塔の上
部から循環冷却水6をスプレーしコークス炉ガスを30
〜35℃まで冷却する。塔内にはコークス炉ガスの冷却
を効果的に行なわせるために充填物を充填した。循環冷
却水6にはコークス炉ガス中のナフタリンを吸収させる
ことで充填物層内のナフタリンによる閉塞を防止するた
めにタール7を添加する。コークス炉ガス中に含まれて
いるナフタリンはスプレーされる循環冷却水6中のコー
ルタールによって吸収溶解され凝縮水と共に安水デカン
ター3に抜出される。
【0012】本発明を実施した結果、従来の様な充填物
への閉塞もなく、冷却効果が良くなった結果、図3及び
表1に示す様に塔の高さを示す総括移動高さ(HOG)
は従来より低くなり、冷却水スプレー量も少なく出来る
ことにより、循環水クーラーの面積も小さく出来て、電
力消費量も少なくなり、建設費を大幅に節減出来た。
【0013】
【表1】
【0014】更に本願のプライマリー・ガス・クーラー
へ循環させる循環冷却水へのコールタールの添加量は、
1〜6%が望ましい。
【0015】これは、図4に示すように1%以下だとタ
ールの添加効果が低くナフタリンが洗浄されずそのため
長期運転により充填層の圧損が上昇する。又6%以上に
なるとタールの効果がなく逆に充填物へのコールタール
の付着が発生し圧損が上昇する。
【0016】また、直接式プライマリークーラー出口で
のコールタール中のナフタリン濃度は13%であり、タ
ールへのナフタリン溶解度25%に対し、ナフタリン吸
収に充分余裕があると言える。
【0017】図2は本発明の別の実施例で、間接式プラ
イマリークーラーを使用せずにドライ・メーンからのコ
ークス炉ガスを直接式プライマリー・ガス・クーラーで
冷却した場合を示す。
【0018】図5は従来の空塔式直接式プライマリーク
ーラーのフロー図を示す。
【0019】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏する。直
接式プライマリー・ガス・クーラーに充填物を充填し、
更に、冷却水にタールを添加する方法を組合せることに
よって、 直接式プライマリー・ガス・クーラーの高さを低く出
来る。 循環水クーラーの伝熱面積を少なく出来る。 循環水ポンプの電力消費量を節約出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を直接式プライマリー・ガス・クーラー
の冷却法に適用したシステムの説明図。
【図2】本発明をコークス炉出のドライ・メーンからコ
ークス炉ガスを直接式プライマリー・ガス・クーラーに
入れた場合のシステム図。
【図3】総括移動高さHOGの比較を示す図。
【図4】コールタール添加による効果を示す図。
【図5】従来法の説明図。
【符号の説明】
1…コークス炉 2…ドライ・メー
ン 3…安水デカンター 4…直接式プライマリー・ガス・クーラー 5…循環水クーラー 6…循環水 7…コールタール 8…間接式プライマリー・ガス・クーラー
フロントページの続き (72)発明者 山田健一 北九州市戸畑区大字中原46番地の59 日鐵 プラント設計株式会社内 (72)発明者 溝尻忠秋 北九州市戸畑区大字中原46番地の59 日鐵 プラント設計株式会社内 (72)発明者 山口彰一 東海市東海町5−3 新日本製鐵株式会社 名古屋製鐵所内 (72)発明者 斉藤伸幸 東海市東海町5−3 新日本製鐵株式会社 名古屋製鐵所内 (72)発明者 中村 栄 東海市東海町5−3 新日本製鐵株式会社 名古屋製鐵所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コークス炉のドライ・メーンを出たコー
    クス炉ガスを冷却する直接式プライマリー・ガス・クー
    ラーにおいて、前記ガスクーラの塔の中へ充填物を充填
    し、かつ、前記ガスクーラーへコールタールを1〜6%
    添加した冷却用凝縮水を循環させることを特徴とするコ
    ークス炉ガスの冷却方法。
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